JP3801477B2 - 同期誘導電動機のロータ及び同期誘導電動機及びファンモータ及び圧縮機及び空気調和機及び冷蔵庫 - Google Patents
同期誘導電動機のロータ及び同期誘導電動機及びファンモータ及び圧縮機及び空気調和機及び冷蔵庫 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、誘導トルクを利用して起動し、リラクタンストルクを利用して同期運転をする同期誘導電動機のロータ及びそれを用いた機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11〜13は従来の同期電動機(4極)を示す図で、図11は同期電動機の出力軸側から見た断面図、図12は同期電動機の出力軸横側から見た断面図、図13は同期電動機のロータの断面図である。図において、1はロータで出力軸3に圧入等により固定され軸方向に積層されている。12は中心側に凸となるように半径方向に列設されたスリットで、ロータ1のある磁極から隣合う磁極へ磁気的に導通させるために磁気的に絶縁している。
【0003】
9はステータで軸方向に電磁鋼板を積層して構成されている。10はステータ9に巻回された巻線で、巻線10に電流を流すことにより回転磁界を発生させる。図13のB部は薄肉連結部でスリット12によってロータ1の各部が分離しないように、ロータ外周部で部分的にお互いに接続されており、ロータの強度を保持している。これらの薄肉連結部におる部分的な接続は、電動機としての磁気的特性を阻害しない範囲でロータ1の補強のため各部に設けることができる。
【0004】
上記のように構成された同期電動機は、ロータ1の界磁磁極の方向へ起磁力が働くようにステータ9の巻線10へ励磁電流を流すことにより、ロータ1に回転力を発生させることができる。図11に示す電動機の場合、リラクタンストルクが働いてステータ9の巻線10によって作られた回転磁界に追従(同期)してロータが回転する。
【0005】
また、ロータ1の回転位置を回転位置検出器などで検出すれば、界磁磁束とトルク電流とを任意にかつ正確に制御できるので、高効率電動機である永久磁石型同期電動機と同様に、制御性の優れた電動機といえる。また、一般に使用されている誘導電動機と比較すると、図11に示す同期電動機はロータに流れる2次電流が不要であり、2次銅損がないためロータの損失が小さく、高効率な電動機となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の同期電動機は以上のように構成されているので、以下に示す問題点があった。
図11に示す同期電動機のロータ1は、上記の性能を出すためにスリット2を設けてリラクタンストルクを発生させている。このため、ロータ形状を保つためにスリット12の両端部に薄肉連結部を設けて機械的に固定し、それなりの強度を保つようにしているが、高速回転時の遠心力に耐えられる強度を持たせるためには、薄肉連結部を厚くしたり、本数を増したりする必要がある。
【0007】
また、図11に示す同期電動機のロータ1における各薄肉連結部は、機能的には不要な磁束が誘起されるため、発生トルクの低減や効率の低下などの問題が発生する。
【0008】
図11に示す同期電動機のロータに高速回転時の遠心力に耐えられる強度を持たせるための方策が種々提案されている。
例えば、特開平9−191618号公報ではスリットに非磁性体で電気的にも不導体の物質を充填し、固化する方法が述べられているが充填物質によって多少強度は増す可能性はあるが、充填物を固化しただけではロータと充填物質との間の結合力は完全とは言えず量産時のバラツキによっては結合力より充填物の重量増加による遠心力の増加の方が大きくなり逆に強度を増す必要が出てくるという問題がある。
【0009】
また、図14、15は実開昭61-199177号公報、実開昭61-19917815号公報に開示された誘導電動機のアルミバーの側面に凹凸部を設けた方法を示す図である。これらのものは、アルミニウムとロータとの隙間をなくしてアルミバーの振動による破損防止には効果があるが、凹凸部が受ける遠心力は凹凸部の有無にかかわらず薄肉連結部で受けることになるため応力集中の緩和にはならない。
【0010】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、簡単な構造で電動機特性を阻害することなく高速回転の遠心力に耐えることができる同期誘導電動機のロータ及びそれを用いた機器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る同期誘導電動機のロータは、アルミニウムが充填され、誘導トルクを発生させるためのスロットと、リラクタンストルクを発生させるためのスリットとを有し、スロットのアルミニウム内にSUS又は銅で構成された支持部材を挿入し、支持部材はロータの回転により発生し前記スリットより外側のロータ部分及び充填物質をロータ中心側から外側に突出させるように働く遠心力を受けるように構成し、ロータは軸方向両端部にスロットのアルミニウムを短絡するエンドリングを備え、エンドリングで支持部材を支持することを特徴とする。
【0012】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、遠心力によるロータの膨らみが最も大きい部分に位置するスロットに、支持部材を挿入したことを特徴とする。
【0013】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、複数のスロットに、支持部材を挿入したことを特徴とする。
【0014】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、支持部材をスロットの中心付近に挿入したことを特徴とする。
【0015】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、支持部材をスロットに接するように挿入したことを特徴とする。
【0016】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、支持部材の挿入穴を有する固定部材をロータの所定の位置に設け、支持部材を挿入穴に挿入固定したことを特徴とする。
【0017】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、固定部材をロータの軸方向両端部に設けたことを特徴とする。
【0018】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、固定部材をロータの軸方向内部に設けたことを特徴とする。
【0019】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、固定部材の支持部材の挿入穴を設けない部分を削除したことを特徴とする。
【0020】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、固定部材は出力軸挿入穴を備え、出力軸挿入穴に出力軸を固定することを特徴とする。
【0021】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、誘導トルクを発生させるためのスロットと、リラクタンストルクを発生させるためのスリットとを有し、スリットに充填物質を充填し、スリットに凸部及び凹部の少なくとも何れか一方を設け、ロータの回転により発生しスリットより外側のロータ部分及び充填物質をロータ中心側から外側に突出させるように働く遠心力を、充填物質とロータコアとの機械的結合により受けることができるように凸部及び凹部を構成し、スリットの一辺に複数の凸部又は凹部を設けたことを特徴とする。
【0028】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、スロットによってロータコアが分離しないようにスロットとロータ外周部との間を連結部で連結し、ロータの回転により発生しスリットより外側のロータ部分をロータ中心側から外側に突出させるように働く遠心力により応力が集中する連結部を厚くし、応力集中が最も小さい連結部に向かって徐々に連結部を薄くしたことを特徴とする。
【0029】
この発明に係る同期誘導電動機は、請求項1〜請求項12の何れかに記載の同期誘導電動機のロータを用いたことを特徴とする。
【0030】
この発明に係るファンモータは、請求項13記載の同期誘導電動機を用いたことを特徴とする。
【0031】
この発明に係る圧縮機は、請求項13記載の同期誘導電動機を用いたことを特徴とする。
【0032】
この発明に係る空気調和機は、請求項13記載の同期誘導電動機を用いたファンモータと、請求項13記載の同期誘導電動機を用いた圧縮機とを搭載したことを特徴とする。
【0033】
この発明に係る冷蔵庫は、請求項13記載の同期誘導電動機を用いたファンモータと、請求項13記載の同期誘導電動機を用いた圧縮機とを搭載したことを特徴とする。
【0034】
この発明に係る同期誘導電動機のロータは、ロータの内周の中心より最も外側にスロットを設け、該スロットと同じかスロットの内側にスリットを設けたことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜3は実施の形態1を示す図で、図1は同期誘導電動機のロータの断面図、図2はスリットに凸部を設けた場合の図1A部の拡大図、図3はスリットに凹部を設けた場合の図1A相当部分の拡大図である。図1、2において、1はロータで出力軸3に圧入等により固定され軸方向に積層されている。13はスロットでアルミニウムなどの非磁性体で導電性の物質を充填し、ロータ1の内周でロータ1の中心よりも最も遠い位置に配置し起動時や非同期時に誘導トルクを発生させるための2次電流が流れる。必要な誘導トルクが発生する形状であれば、どんな形状でもよく、使用する同期誘導電動機の仕様に合わせて任意の形状で良い。2はスリットでロータ1のある磁極から隣合う磁極へ磁気的に導通させるために磁気的に絶縁しており、スロット13と同じようにアルミニウムなどの非磁性体で導電性の物質を充填している。スロット13と同じか、スロット13より内側に配置され、必要なリラクタンストルクを発生させることができる形状であれば、例えば、図1に示すような直線的でなくても、使用する同期誘導電動機の仕様に合わせたけ形状であればどんな形状でもよい。また、スリット2とスロット13を連続した曲線で連結することにより、それぞれの機能を補強することができる。5は凸部で、スリット2に充填された物質と機械的に結合し、凸部5が立設する方向の力に対しても機械的に結合するように、根元よりも先端の幅が広い楔状をしている。
【0036】
図2において、出力軸3に最も近いスリットを第1のスリット2aとし、その外側のスリットを第2のスリット2b、第3のスリット2cとする。また、夫々のスリット両端に連結または近傍にあるスロット13も同様に第1スロット、第2スロットとする。スリット2やスロット13によってロータ1の各部分が分離しないように、ロータ外周部の連結部により、ロータ1の各部分が部分的に互いに連結しており、ロータ強度を保持している。
【0037】
ロータ1が回転すると、ロータ1に遠心力が働く。ロータ1は、スリット2やスロット13によりロータ1が分離されているため、それぞれのスリット2やスロット13より外側のロータ1の部分に働いた遠心力は、ロータ1の中心から外側に向かって分離する方向に力が働くことになる。このため、スリット2やスロット13によりロータ1が分離しないように連結しているロータ1外周部の連結部に応力が集中することになる。さらに、スリット2やスロット13に挿入されたアルミニウムに働いた遠心力はそれぞれのロータ中心から見て外側に働くため、その外側のスリット2やスロット13間のストリップで受けることになる。このため、スリット2、またはスロット13の両端の連結部にはさらに大きな応力が働くことになる(図1のロータ1の中心と凸部5を結ぶ方向)。このため最も中心に近い第1スリット2a、またはスロット13の両端に設けてある連結部に大きな応力が働くことになる。ロータ1の回転数が高速になるにつれて遠心力が大きくなるため連結部に掛かる応力も大きくなる。
【0038】
スリット2にアルミニウムなどを充填すればアルミニウムとロータの結合により上記遠心力による応力はこの結合部分にもかかるため連結部の応力は緩和される可能性はある。しかし、量産時のバラツキにより必ずしも連結しているとは限らない。
【0039】
そこで、アルミニウムとロータの結合を確実にするために、第1のスリット2aにスリット2が遠心力方向に対してロータ1に引っかかるような楔状の凸部5を設け、機械的に結合するようにする。このようにすることにより今まで第1のスリット2aの外側のストリップで受けていた遠心力を第1のスリット2aの内側にある凸部5でも受けることになる。
【0040】
このようにすることで、今まで第1スリット2aのアルミニウムの遠心力を、第1のスリット2a、またはスロット13の両端の連結部だけで受けていたのが連結部と凸部5で受けることになるため、同じ厚さの連結部でもロータの回転をあげることができる。同じ回転数であれば、連結部を薄くすることができるため電動機の特性を向上することが可能となる。
【0041】
アルミニウムの充填は、ダイカスト法や溶湯鍛造法などにより注入すればスリットに凹凸部を設けてあっても充填する事は容易であり、そのための金型を変更する必要はない。
【0042】
また、スリット2の凸部5はロータ1の金型を変えるだけでよく、製造工程を代える必要がないため従来と同じコストでできる。
【0043】
また、本実施の形態では、スリット2に凸部5を設けるものを説明したが、図3に示すようにスリット2に凹部6を設けても同様の効果を奏する。凹部6もその立設する方向の力に対しても機械的に結合するように、根元よりも先端の幅が広い楔状をしている。
【0044】
また、本実施の形態では、充填物質にアルミニウムを使用しているが、銅などの別の物質でもよく、非磁性体で導電性の物質であれば同様の効果を奏する。
【0045】
また、本実施の形態では、スリット2とスロット13に同じアルミニウムを充填するようにしているが別々の物質を充填しても同様の効果を奏する。例えばスロット13にアルミニウムをダイカスト法などにより充填し、スリット2には別の例えば銅などをダイカスト法などにより充填してもよい。この場合、スリット2にスロット13の充填物質が入らないようにカバーをしてからスロット13に充填すれば、確実にスリット2とスロット13の充填物質を分離することができる。但し、スリット2に充填する物質は必ずしも導電性の物質にする必要はない。
【0046】
また、本実施の形態では、充填物質に非磁性体として説明したが、透磁率の低いマグネット等を挿入しても同様の効果を奏する。予め、マグネットを挿入できるように充填物質をあけておき、スリットに挿入するマグネットをスリットの凹凸の形状に加工しておき挿入すれば容易に装着できる。
【0047】
また、本実施の形態では、スリット2に凹凸部を1個しか設けてないが、2個以上設けても同様の効果を奏する。ロータ1の運転回転数や電動機の特性に合わせて凹凸部の数や形状を変えても問題はない。
【0048】
また、本実施の形態では、誘導トルクを発生させるためにスロット13に流れる2次電流の一部をスリット2にも流せるようにすることで2次抵抗も下げるようにし、また、リラクタンストルクを発生させるためのスリット2の働きをスロット13にも持たせるようにすることによりリラクタンストルクを大きくできるようにするためにスリット2とスロット13を連続した曲線で連結してあるが、スリットとスロットの間にくびれを設けたり、図1(b)のように分離したりしても同様の効果を奏する。この場合、スロット13の連結部だけで受けていたものが、分離した部分でも受けることができるため、更にロータ強度を増すことができる。
【0049】
なお、本実施の形態では、ロータの打ち抜き鋼板の形状を全て同じにしているが、ロータの任意の部分の打ち抜き鋼板だけを上記形状にしても同様の効果を奏する。この場合、ロータの運転回転数や電動機の特性に合わせて挿入位置を代える必要がある。
【0050】
なお、本実施の形態の同期誘導電動機は、マグネットを使用しないためリサイクル性がよい。
【0051】
なお、このようなロータを用いた同期誘導電動機は、同期運転時は回転子の2次銅損が発生せず高効率運転が可能となるので、ファンモータ、圧縮機、エアコン、冷蔵庫等に用いるのに適している。
【0052】
実施の形態2.
図4、5は実施の形態2を示す図である。図に示した符号が実施の形態1で説明したものと同じものは同じ機能を有するので説明は省略する。図4は複数のスリットに凸部または凹部を設けた場合の図1A相当部分の拡大図、図5はスリットに設けた凸部または凹部の形状を楔形以外のものにした場合の図1A相当部分の拡大図である。
図4(a)において、実施の形態1と同様に第1のスリット2aにスリットが遠心力方向に対してロータ1に引っかかるような楔状の凸部を設け、ロータ1とスリットへの充填物質であるアルミニウムとを機械的に結合し、さらに第1のスリット2aの反対側の辺にも同様の楔状の凹部を設ける。同じように第2のスリット2b、第3のスリット2cにも凸部と凹部を設ける
【0053】
このようにすることにより、第1スリット2aの凹凸部は第1のスリット2aのアルミニウムと第1スリット2aより外側の遠心力を受けるようになる。同様に第2スリット2bの凹凸部は第2スリット2bのアルミニウムと第2スリット2bより外側の遠心力を受けることになる。
【0054】
このような構造にすることで、今までスリット2、スロット13の連結部だけで遠心力を受けていたものが各スリットの凹凸部で受けることができるため連結部の応力が緩和して回転数を上げることができる。
【0055】
スリット2によって分断された磁束の通るロータ部分の面積は、スリット一辺を凸にし反対の辺を凹にすることにより今までと同等の磁路を確保することができるため、電動機の性能が劣化することはない。
【0056】
アルミニウムの充填は、ダイカスト法や溶湯鍛造法などにより注入すればスリットに凹凸部を設けてあっても充填する事は容易である。
【0057】
また、同じ回転数であれば薄肉連結部の厚みを薄くすることができるため電動機の特性を向上することができる。
【0058】
また、図4(B)のように凹凸部の配置を変えても同様の効果を奏する。
【0059】
また、本実施の形態では、凹凸部の向きを同一方向にしてあるが、スリットの形状や電動機の特性向上に合わせて任意の形状、方向でも問題はない。
【0060】
また、本実施の形態では、スリットの凹凸部は1辺に1個にしてあるが、図4(C)のように、1辺に数個の凹凸部を設けても同様の効果を奏する。ロータ1の運転回転数や電動機の特性に合わせて凹凸部の数や形状を変えても問題はない。
【0061】
また、スリット2の凸部はロータの金型を変えるだけでよく、製造工程やコストに関しては従来と同じでできる。
【0062】
また、本実施の形態の凸凹部は三角形のような楔形のものを示したが、図5の(a)乃至(c)のように、丸型、T型、L型など遠心力に対してロータとスリット内の充填物質であるアルミニウムとの結合力が働く形状であればどのような形状であっても同様の効果を奏する。
【0063】
また、本実施の形態では、充填物質にアルミニウムを使用しているが銅などの別の非磁性体で導電性の物質であれば同様の効果を奏する。
【0064】
また、本実施の形態では、スリット2とスロット13に同じアルミニウムを充填するようにしているが、夫々別の物質を充填しても同様の効果を奏する。スロット13に例えばアルミニウムをダイカスト法などにより充填し、スリット2には別の例えば銅などをダイカスト法などにより充填してもよい。この場合、スリット2にスロット13の充填物質が入らないようにカバーをしてからスロット13に充填すれば、確実にスリット2とスロット13の充填物質を分離することができる。但し、スリット2に充填する物質は必ずしも導電性の物質にする必要はない。
【0065】
また、本実施の形態では、充填物質に非磁性体として説明したが、透磁率の低いマグネット等を挿入しても同様の効果を奏する。スリットに挿入するマグネットをスリットの凹凸の形状に加工しておき挿入すれば容易に装着できる。
【0066】
また、本実施の形態では、スリットとスロットを連続した曲線で連結してあるが、スリットとスロットの間にくびれを設けたり分離したりしても同様の効果を奏する。
【0067】
なお、本実施の形態では、ロータの打ち抜き鋼板の形状を全て同じにしているが、ロータの任意の部分の打ち抜き鋼板だけを上記形状にしても同様の効果を奏する。この場合、ロータ1の運転回転数や電動機の特性に合わせて挿入位置を代える必要がある。
【0068】
なお、このようなロータを用いた同期誘導電動機は、同期運転時は回転子の2次銅損が発生せず高効率運転が可能となるのでファンモータ、圧縮機、エアコン、冷蔵庫等に用いるのに適している。
【0069】
実施の形態3.
図6〜9は実施の形態3を示す図である。図に示した符号が実施の形態1で説明したものと同じものは同じ機能を有するので説明は省略する。図6は同期誘導電動機のロータの断面図、図7は複数のスロットに支持部材を挿入した同期誘導電動機のロータの断面図、図8は固定部材を示す図、図9はロータに固定部材を取付けた状態を示す図である。
【0070】
図6において、14はSUS等の材質の支持部材で、スロット13に挿入されている。ロータ1が回転するとロータ1に遠心力が発生し各連結部に応力が働く。このとき薄い連結部に多少の歪が発生し、ロータ1全体としては図6(a)の上下方向に膨らもうとする。
【0071】
図6に示すように、遠心力により膨らみが最も大きくなる部分に位置するスロット13に支持部材14を挿入することにより、コアの膨らみをスロット13に充填されているアルミニウムが受け、さらにこのアルミニウムの中に挿入された支持部材14で受けることになる。支持部材14は上下のエンドリング11が受け、エンドリング11が受けた力はエンドリング11全体に分散するため、コアで支えていた遠心力を、支持部材14を介してロータ全体で遠心力による膨らみを押えることができる。
【0072】
支持部材14はロータ1に挿入し、その後通常のダイカスト法等によりアルミニウム等の充填物質を充填すればよく、従来の工程で行うことができる。
【0073】
なお、本実施の形態は、実施の形態1、2と組み合わせることにより更に効果を増す。
【0074】
また、遠心力が大きく図6のように支持部材14が1本では耐えられない場合には、図7のように別のスロット13にも同じように支持部材14を挿入しても良い。ロータ1の運転回転数や電動機の特性に合わせて支持部材14の本数や太さ挿入位置を変えても問題はない。
【0075】
また、本実施の形態では、支持部材14をスロット13に挿入しただけであるが、図8(a)のように支持部材を圧入などによって結合するための支持部材挿入穴17を設けた固定部材を、図9のようにロータの両端部に設け支持部材14を固定しても良く、このようにすることにより更に強度を増すことができる。固定部材15を出力軸挿入穴18に出力軸を圧入などにより固定すればさらに強度を増すことができる。
【0076】
固定部材15は、ロータの両端部だけでなく、図9(b)のようにロータの軸方向内部に設置しても同様の効果を奏する。この場合、ロータ1の打ち抜き鋼板の一部を固定部材15となるようにしても問題はない。
【0077】
ロータコアを積層した後に、支持部材14と固定部材15を固定しダイカスト法などにより充填すればよく今までの工程を大きく変更することなく生産することができる。
【0078】
また、図8(b)のように支持部材挿入穴17のないところを削除することにより、ダイカスト法によるアルミニウムなどの充填を容易にすることもできる。
【0079】
なお、本実施の形態では、支持部材14をSUSとして説明したが、遠心力に耐えるものであれば銅等のSUS以外の物質でも同様の効果を奏する。また、支持部材14は導電性でも非導電性でも同様の効果を奏するため、使用する電動機の特性に合わせて決めて問題はない。
【0080】
なお、本実施の形態では、支持部材14をスロット13の中心に設けるような図になっているが、上記説明のように支持部材14の材料は遠心力に耐える強度があれば、導電性等の特性を問わないため、スロット13に接していても同様の効果を奏する。
【0081】
また、本実施の形態では、誘導トルクを発生させるためにスロット13に流れる2次電流の一部をスリット2にも流せるようにすることで2次抵抗も下げるようにし、また、リラクタンストルクを発生させるためのスリット2の働きをスロット13にも持たせるようにすることによりリラクタンストルクを大きくできるようにするためにスリットとスロットを連続した曲線で連結してあるが、スリットとスロットの間にくびれを設けたり分離したりしても同様の効果を奏する。この場合、スロット13の連結部だけで受けていたものが、分離した部分でも受けることができるため、更にロータ強度を増すことができる。
【0082】
なお、このようなロータを用いた同期誘導電動機は、同期運転時は回転子の2次銅損が発生せず高効率運転が可能となるのでファンモータ、圧縮機、エアコン、冷蔵庫等に用いるのに適している。
【0083】
実施の形態4.
図10は実施の形態4を示す図で、ロータの断面図である。図に示した符号が実施の形態1で説明したものと同じものは同じ機能を有するので説明は省略する。図に示すように、スリット2やスロット13によってロータが分離しないようにスリット2やスロット13の両端を連結部で連結している。ロータ1が回転することによって発生する遠心力は、構造上この連結部で受けることになる。
【0084】
遠心力によってロータ1が歪まないようにするために、連結部を厚くする必要がある。しかし、連結部を厚くすると、ロータ1のある磁極から隣合う磁極へスリット間を通って流れていたものが連結部にも流れるようになるため、モータとしての性能が悪くなる。
【0085】
そこで、連結部を全て厚くするのではなく、遠心力の影響が最も小さい図10A部の連結部を遠心力に耐えることができる最も薄い幅δ1とし、遠心力の影響が最も大きい図10B部の連結部を遠心力に耐えることができる幅δ2(δ2>δ1)とし、δ1とδ2を通る楕円状の連結幅とする。A部の連結部はA部近傍のスロット13のアルミニウムによる遠心力に耐えるだけでよいため非常に薄くすることができる。このため、ここを通る磁束も従来と同じ量にすることができる。
【0086】
このため、図10B部の連結部を厚くしても、連結部に流れる磁束の量は連結部全体を厚くしたときに比べて非常に少なくすることができ、かつ遠心力による膨らみを押えることができる。
【0087】
また、本実施の形態の形状はロータの金型を変えるだけでよく、製造工程やコストに関しては従来と同じでできる。
【0088】
なお、本実施の形態は、実施の形態1乃至3と組み合わせることにより更に効果を増す。
【0089】
なお、本実施の形態では、ロータの打ち抜き鋼板の形状を全て同じにしているが、ロータの任意の部分の打ち抜き鋼板だけを上記形状にしても同様の効果を奏する。この場合、ロータ1の運転回転数や電動機の特性に合わせて挿入位置や枚数を代える必要がある。
【0090】
また、本実施の形態では、充填物質にアルミニウムを使用しているが銅などの別の非磁性体で導電性の物質であれば同様の効果を奏する。
【0091】
また、本実施の形態では、誘導トルクを発生させるためにスロット13に流れる2次電流の一部をスリット2にも流せるようにすることで2次抵抗も下げるようにし、また、リラクタンストルクを発生させるためのスリット2の働きをスロット13にも持たせるようにすることによりリラクタンストルクを大きくできるようにするためにスリットとスロットを連続した曲線で連結してあるが、スリットとスロットの間にくびれを設けたり図1(b)のように分離したりしても同様の効果を奏する。この場合、分離した部分の外側部分を円形にし内側部分を楕円状に変えても同様の効果を奏する。また、外側と内側で形状の異なる楕円状にしても同様の効果を奏する。また、スロット13の連結部だけで受けていたものが、分離した部分でも受けることができるため、更にロータ強度を増すことができる。
【0092】
また、本実施の形態では、連結部を楕円形状としたが、図10(b)のように最も内側のC部の連結部だけを他の連結部より厚いδ3にしてもよく、最も内側だけでなくその次の連結部を同じように厚くしてもよい。この場合、少なくとも一ヶ所の連結部は電動機の特性を維持するために最小の厚みにしておく必要がある。
【0093】
なお、このようなロータを用いた同期誘導電動機は、同期運転時は回転子の2次銅損が発生せず高効率運転が可能となるのでファンモータ、圧縮機、エアコン、冷蔵庫等に用いるのに適している。
【0094】
【発明の効果】
この発明に係る同期誘導電動機のロータは、スロットのアルミニウム内にSUS又は銅で構成された支持部材を挿入し、支持部材はロータの回転により発生しスリットより外側のロータ部分及び充填物質をロータ中心側から外側に突出させるように働く遠心力を受けるように構成し、ロータは軸方向両端部にスロットのアルミニウムを短絡するエンドリングを備え、エンドリングで支持部材を支持することにより、遠心力によるロータの膨らみを押えることができる。また、ロータ全体で遠心力によるロータの膨らみを押えることができる。
【0095】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、遠心力によるロータの膨らみが最も大きい部分に位置するスロットに支持部材を挿入したことにより、遠心力によるロータの膨らみを押える効果が大きい。
【0096】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、複数のスロットに支持部材を挿入したことにより、より一層遠心力によるロータの膨らみを押えることができる。
【0097】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、支持部材をスロットの中心付近に挿入したことにより、スロットの導電性物質の遠心力による膨らみを受け止めることができる。
【0098】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、支持部材をスロットに接するように挿入したことにより、遠心力による膨らみを受け止めることができる。
【0099】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、支持部材の挿入穴を有する固定部材をロータの所定の位置に設け、支持部材を挿入穴に挿入固定したことにより、ロータの強度を増すことができる。
【0100】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、固定部材をロータの軸方向両端部に設けたことにより、ロータの強度を増すことができる。
【0101】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、固定部材をロータの軸方向内部に設けたことにより、ロータコアの一部を固定部材とすることもできる。
【0102】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、固定部材の支持部材の挿入穴を設けない部分を削除したことにより、ダイカスト法による導電物質の充填を容易にすることができる。
【0103】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、固定部材は出力軸挿入穴を備え、出力軸挿入穴に出力軸を固定することにより、ロータの強度をさらに増すことができる。
【0104】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、スロットのアルミニウム内にSUS又は銅で構成された支持部材を挿入し、支持部材はロータの回転により発生しスリットより外側のロータ部分及び充填物質をロータ中心側から外側に突出させるように働く遠心力を受けるように構成し、ロータは軸方向両端部にスロットのアルミニウムを短絡するエンドリングを備え、エンドリングで支持部材を支持すると共に、スリットに充填物質を充填し、スリットに凸部及び凹部の少なくとも何れか一方を設け、ロータの回転により発生しスリットより外側のロータ部分及び充填物質をロータ中心側から外側に突出させるように働く遠心力を、充填物質とロータコアとの機械的結合により受けることができるように凸部及び凹部を構成し、スリットの一辺に複数の凸部又は凹部を設けることにより、スリットまたはスロット端部のロータコア連結部の応力集中を緩和できるとともに、遠心力によるロータの膨らみを押えることができる。
【0111】
また、この発明に係る同期誘導電動機のロータは、スロットのアルミニウム内にSUS又は銅で構成された支持部材を挿入し、支持部材はロータの回転により発生しスリットより外側のロータ部分及び充填物質をロータ中心側から外側に突出させるように働く遠心力を受けるように構成し、ロータは軸方向両端部にスロットのアルミニウムを短絡するエンドリングを備え、エンドリングで支持部材を支持すると共に、スリットに充填物質を充填し、スリットに凸部及び凹部の少なくとも何れか一方を設け、ロータの回転により発生しスリットより外側のロータ部分及び充填物質をロータ中心側から外側に突出させるように働く遠心力を、充填物質とロータコアとの機械的結合により受けることができるように凸部及び凹部を構成し、スリットの一辺に複数の凸部又は凹部を設け、スロットによってロータコアが分離しないようにスロットとロータ外周部との間を連結部で連結し、ロータの回転により発生しスリットより外側のロータ部分及び充填物質をロータ中心側から外側に突出させるように働く遠心力により応力が集中する連結部を厚くし、応力集中が小さい連結部に向かって徐々に連結部を薄くしたことにより、より一層遠心力によるロータの膨らみを押えることができる。
【0112】
この発明に係る同期誘導電動機は、請求項1〜請求項12の何れかに記載の同期誘導電動機のロータを用いたことにより、高速回転に耐えることができる。
【0113】
この発明に係るファンモータは、請求項13記載の同期誘導電動機を用いたことにより、高速回転に耐えることができる。
【0114】
この発明に係る圧縮機は、請求項13記載の同期誘導電動機を用いたことにより、高速回転に耐えることができる。
【0115】
この発明に係る空気調和機は、請求項13記載の同期誘導電動機を用いたファンモータと、請求項13記載の同期誘導電動機を用いた圧縮機とを搭載したことにより、夫々を高速で運転することができる。
【0116】
この発明に係る冷蔵庫は、請求項13記載の同期誘導電動機を用いたファンモータと、請求項13記載の同期誘導電動機を用いた圧縮機とを搭載したことにより、夫々を高速で運転することができる。
【0117】
この発明に係る同期誘導電動機のロータは、ロータの内周の中心より最も外側にスロットを設け、スロットと同じかスロットの内側にスリットを設けたことにより、誘導トルク及びリラクタンストルクを有効に発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、同期誘導電動機のロータの断面図である。
【図2】 実施の形態1を示す図で、スリットに凸部を設けた場合の図1A部の拡大図である。
【図3】 実施の形態1を示す図で、スリットに凹部を設けた場合の図1A相当部分の拡大図である。
【図4】 実施の形態2を示す図で、複数のスリットに凸部または凹部を設けた場合の図1A相当部分の拡大図である。
【図5】 実施の形態2を示す図で、スリットに設けた凸部または凹部の形状を楔形以外のものにした場合の図1A相当部分の拡大図である。
【図6】 実施の形態3を示す図で、同期誘導電動機のロータの断面図である。
【図7】 実施の形態3を示す図で、複数のスロットに支持部材を挿入した同期誘導電動機のロータの断面図である。
【図8】 実施の形態3を示す図で、固定部材を示す図である。
【図9】 実施の形態3を示す図で、ロータに固定部材を取付けた状態を示す図である。
【図10】 実施の形態4を示す図で、ロータの断面図である。
【図11】 従来の同期電動機の出力軸側から見た断面図である。
【図12】 従来の同期電動機の出力軸横側から見た断面図である。
【図13】 従来の同期電動機のロータを示す断面図である。
【図14】 従来の誘導電動機のスロット部分を示す断面図である。
【図15】 従来の誘導電動機のスロット部分を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ロータ、2 スリット、3 出力軸、4 開口部、5 凸部、6 凹部、11 エンドリング、13 スロット、14 支持部材、15 固定部材、17 支持部材挿入穴、18 出力軸挿入穴。
Claims (18)
- アルミニュウムが充填され、誘導トルクを発生させるためのスロットと、リラクタンストルクを発生させるためのスリットとを有し、前記スロットの前記アルミニュウム内にSUS又は銅で構成された支持部材を挿入し、前記支持部材は前記ロータの回転により発生し前記スリットより外側のロータ部分及び充填物質をロータ中心側から外側に突出させるように働く遠心力を受けるように構成し、ロータは軸方向両端部にスロットのアルミニュウムを短絡するエンドリングを備え、前記エンドリングで前記支持部材を支持することを特徴とする同期誘導電動機のロータ。
- 前記遠心力によるロータの膨らみが最も大きい部分に位置するスロットに、前記支持部材を挿入したことを特徴とする請求項1記載の同期誘導電動機のロータ。
- 複数のスロットに、前記支持部材を挿入したことを特徴とする請求項1記載の同期誘導電動機のロータ。
- 前記支持部材を前記スロットの中心付近に挿入したことを特徴とする請求項1記載の同期誘導電動機のロータ。
- 前記支持部材を前記スロットに接するように挿入したことを特徴とする請求項1記載の同期誘導電動機のロータ。
- 前記支持部材の挿入穴を有する固定部材を前記ロータの所定の位置に設け、前記支持部材を前記挿入穴に挿入固定したことを特徴とする請求項1記載の同期誘導電動機のロータ。
- 前記固定部材を前記ロータの軸方向両端部に設けたことを特徴とする請求項6記載の同期誘導電動機のロータ。
- 前記固定部材を前記ロータの軸方向内部に設けたことを特徴とする請求項6記載の同期誘導電動機のロータ。
- 前記固定部材の前記支持部材の挿入穴を設けない部分を削除したことを特徴とする請求項8記載の同期誘導電動機のロータ。
- 前記固定部材は出力軸挿入穴を備え、前記出力軸挿入穴に出力軸を固定することを特徴とする請求項8記載の同期誘導電動機のロータ。
- 誘導トルクを発生させるためのスロットと、リラクタンストルクを発生させるためのスリットとを有し、前記スリットに充填物質を充填し、前記スリットに凸部及び凹部の少なくとも何れか一方を設け、前記ロータの回転により発生し前記スリットより外側のロータ部分及び充填物質をロータ中心側から外側に突出させるように働く遠心力を、前記充填物質とロータコアとの機械的結合により受けることができるように前記凸部及び凹部を構成し、スリットの一辺に複数の凸部又は凹部を設けたことを特徴とする請求項1記載の同期誘導電動機のロータ。
- 前記スロットによってロータコアが分離しないように前記スロットとロータ外周部との間を連結部で連結し、前記ロータの回転により発生し前記スリットより外側のロータ部分をロータ中心側から外側に突出させるように働く遠心力により応力が集中する連結部を厚くし、前記応力集中が最も小さい連結部に向かって徐々に連結部を薄くしたことを特徴とする請求項11記載の同期誘導電動機のロータ。
- 請求項1〜請求項12の何れかに記載の同期誘導電動機のロータを用いたことを特徴とする同期誘導電動機。
- 請求項13記載の同期誘導電動機を用いたことを特徴とするファンモータ。
- 請求項13記載の同期誘導電動機を用いたことを特徴とする圧縮機。
- 請求項13記載の同期誘導電動機を用いたファンモータと、請求項13記載の同期誘導電動機を用いた圧縮機とを搭載したことを特徴とする空気調和機。
- 請求項13記載の同期誘導電動機を用いたファンモータと、請求項13記載の同期誘導電動機を用いた圧縮機とを搭載したことを特徴とする冷蔵庫。
- ロータの内周の中心より最も外側にスロットを設け、該スロットと同じか該スロットの内側にスリットを設けたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の同期誘導電動機のロータ。
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