JPWO2006011520A1 - セラミックヒーター及びそれを用いた加熱用コテ - Google Patents

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Abstract

高温や振動や排気ガス雰囲気などの過酷な条件下でも耐久性に優れ、急速な加熱冷却に対して高い信頼性を有する耐久性の高いセラミックヒーターを提供するために、そのセラミックヒーターは、内蔵された導体とその導体と導通するメタライズ層とを有するセラミック体と、前記メタライズ層にロウ材で接合されたリード部材とを備え、前記ロウ材の前記リード部材を覆う被覆領域が、前記リード部材における前記メタライズ層に最も近い近接端と前記メタライズ層から最も離れた上端までの距離の40〜99%の範囲に設定されている。

Description

本発明は、セラミックヒーターとそれを用いて構成した加熱コテに関するものである。
従来から、セラミックヒーターは、半導体加熱用ヒーター、半田ごて、ヘアーごて、石油ファンヒーター等の石油気化器用熱源等として、またはグローシステム等における発熱源として広範囲に使用されている。また、近年では、空燃比検知センサ(酸素センサー)加熱用など、特に車載向けのセラミックヒーターの用途が増大している。
このセラミックヒーターには、平板状・円柱状・円筒状など種々の形状のものがあるが、いずれも、例えば、アルミナを主成分とするセラミック基体中に、W、Re、Mo等の高融点金属からなる導体を埋設することにより構成されている。図11には、その一例として、円柱形状のセラミックヒーターを示す。このセラミックヒーターは、導体が埋設されたセラミック体とその表面に設けられた端子取付電極部106とその表面にロウ材111により接合されたリード部材110からなっている。この端子電極部106は、メタライズ層とNiメッキ層からなっており、埋設された導体に電力を供給する為に、埋設された導体とメタライズ層が接続されている(特許文献1)。
また、近年では、信頼性を向上させるために、ロウ材外縁のロウ材端部における接線と、電極外縁のロウ材端点と接する点における接線とのなす角度の範囲規定したセラミックヒーターも提案されている(特許文献2)。
特開平8−109063号公報 特開2000−286047号公報
しかしながら、近年、需要が増大している車載向けのセラミックヒーターにおいては、高温や振動や廃棄ガス雰囲気などの過酷な使用環境下にあるため、信頼性、特にリード部材を固定している接合部において高い信頼性が求められるようになってきている。
また、最近、セラミックヒーターを用いて構成した装置において、早い立ち上がり特性が要求されるようになっており、このような早い立ち上がりが要求されるセラミックヒーターでは接合部における温度変化も激しく、接合部において高い信頼性が求められる。すなわち、リード部材を端子取付電極部に固定するためのロウ材とセラミック基体との熱膨張差によりこのロウ付け部に応力が集中し、セラミックヒーターの耐久性が低下するという問題が発生してきている。
特に、例えばヘアアイロンのように、発熱領域が広くセラミックヒーター全体が保持部材に挟持されるようなセラミックヒーターにおいては、加熱と同時に電極取出部が急速加熱されるため、耐久性の向上が重要な課題となってきている。
そこで、本発明は、高温や振動や排気ガス雰囲気などの過酷な条件下でも耐久性に優れ、急速な加熱冷却に対して高い信頼性を有する耐久性の高いセラミックヒーターを提供することを目的とする。
本発明は、また、高い耐久性を有する加熱コテを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、本発明に係る第1のセラミックヒーターは、内蔵された導体とその導体と導通するメタライズ層とを有するセラミック体と、前記メタライズ層にロウ材で接合されたリード部材とを備え、前記ロウ材の前記リード部材を覆う被覆領域が、前記リード部材における前記メタライズ層に最も近い近接端と前記メタライズ層から最も離れた上端までの距離の40〜99%の範囲に設定されていることを特徴とする。
また、本発明に係る第2のセラミックヒーターは、内蔵された導体とその導体と導通するメタライズ層とを有するセラミック体と、前記メタライズ層にロウ材で接合されたリード部材とを備え、前記ロウ材が2種類以上の金属を含有してなり、該2種類以上の金属が前記ロウ材において識別可能に各々存在することを特徴とする。
尚、本発明における識別可能とは、2種類以上の金属が固溶体となることなく入り混じっていることをいい、例えば、ロウ付け部の断面を走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、反射電子像(BEI)を見ることで各金属相が確認できることをいう。観察時の倍率は、例えば、50倍以上である。
さらに、本発明に係る加熱用ゴテは、本発明に係る第1又は第2のセラミックヒーターを発熱手段として用いたことを特徴とする。
以上のように構成された本発明に係る第1のセラミックヒーターは、接合部においてリード部材へのロウ材の被覆領域範囲を決めることによりリード線とロウ材の接合面積を確保し、熱サイクルで発生する応力を少なくすることができる。
従って、本発明に係る第1のセラミックヒーターによれば、耐久性に優れた高信頼性の接合が形成でき、耐久性の高いセラミックヒーターを提供することが可能になる。
また、本発明に係る第2のセラミックヒーターは、ロウ材として2種類以上の金属を含有させ、この2種類以上の金属を識別可能な状態で存在させることにより、ロウ材を構成する2種類以上の金属のより低抵抗側の組成部分が通電に関わるため、電気的抵抗値を低減させることが可能となる。これにより、ロウ材における発熱量を低減し、ロウ材とメタライズ層およびリード部材との接合の信頼性を向上させることができ、耐久性の高いセラミックヒーターを提供できる。
本発明に係る実施の形態1のセラミックヒーターの斜視図である。 実施の形態1のセラミックヒーターの断面図である。 実施の形態1のセラミックヒーターにおけるリード部材10の接合部を示すための断面図である。 実施の形態1のセラミックヒーターの製造工程における、第1工程を示す斜視図である。 実施の形態1のセラミックヒーターの製造工程における、第2工程を示す斜視図である。 実施の形態1のセラミックヒーターの製造工程における、第3工程を示す斜視図である。 実施の形態1のセラミックヒーターの製造工程における、第4工程を示す斜視図である。 本発明に係る実施の形態2のセラミックヒーター100の斜視図である。 図4に示すセラミックヒーター100のロウ付け部の断面模式図ある。 実施の形態2のセラミックヒーター100のロウ付け部断面の一例を示す断面写真である。 図6に示す領域Eの拡大写真である。 図6に示す領域Dの拡大写真である。 図6に示す領域Cの拡大写真である。 本発明の一実施形態にかかる加熱用コテを示す斜視図である。 従来のセラミックヒーターの斜視図である。 従来のセラミックヒーターのロウ付け部の断面写真である。
符号の説明
1、100:セラミックヒーター、
2:セラミック芯材、
3:セラミックシート、
4:導体、
5:リード引出部、
6:端子取り出し電極、
6a:メタライズ層、
6b:メッキ層、
7:ビアホール、
8:接着層、
9:セラミック体、
10:リード部材、
11:ロウ材、
12:電極取出部、
13:ボイド、
14:リード部材の成分のロウ材への拡散層、
16:近位端、
17:遠位端、
18:被覆領域の被覆高さ
22:セラミック芯材、
23:セラミックグリーンシート、
24:導体、
25:リード引出部、
26:メタライズ層、
27:ビアホール用の貫通孔、
28:電極取出部。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1Aは、本発明に係る実施の形態1のセラミックヒーターを模式的に示した斜視図であり、図1Bは、図1AにおけるA−A線についての断面図、図2は、接合部の詳細構造を示す断面図である。
本実施の形態1のセラミックヒーター1は、図1A、図1Bに示すように、円柱形状のセラミック芯材2とこのセラミック芯材2に接着層8を介して巻き付けられたセラミックシート3とからなり、セラミック芯材2とセラミックシート3の間に、導体4とリード引出部5と電極取出部12が埋設されている。そして、この電極取出部12は、セラミックシート3の外側に設けられたメタライズ層6aと接続されている。また、メタライズ層6aの表面にはNiからなるメッキ層6bが形成されており、メタライズ層6aとメッキ層6bとによって端子取り出し電極6が構成され、この端子取り出し電極6とリード部材10がロウ材11により、接合固定されている。また、電極取出部12とメタライズ層6aとは、図1Bに示すように、セラミックシート3のメタライズ層6aの下に設けられたビアホール7を介して接続されている。このように構成されたセラミックヒーター1では、メタライズ層6aにリード部材10を介して通電することによって、導体4が発熱する結果、ヒーターとして機能する。
そして、本実施の形態1のセラミックヒーターでは、ロウ材11がリード部材10を覆っている領域である被覆領域の被覆高さ18が、リード部材10における端子取り付け電極6に最も近い近接端と、リード部材10の端子取り付け電極6から最も離れた上端との間の距離の40〜99%の範囲に設定されていることを特徴としている。
すなわち、端子取り付け電極6とリード部材10の接合部において、リード部材10の横断面における被覆高さ18が、端子取り付け電極6に最も近い近接端16から端子取り付け電極6から遠い上端17までの距離(以下、この距離を本明細書においてリード高さと呼ぶ)の40%未満であると、リード部材10とロウ材11との接合界面の面積が小さいために初期のリード接合強度が低く、ばらつきが大きくなってしまう。しかしながら、本実施の形態1のように、ロウ材11の被覆高さがリード高さの40%〜99%である場合には、接合面積を十分確保することができるために、初期のリード接合強度を高くでき、かつばらつきを小さくできる。
尚、図2に示すように、リード部材10が円形の断面を有する線材である場合には、リード高さは、リード部材10の円形断面の直径となる。
また、ロウ材11がリード部材10を覆う被覆高さ18が、リード高さの99%を超えてロウ材に覆われているものでは、熱サイクル試験を行った場合、リード部材10とロウ材11の界面にクラックが発生し易く、リード接合強度が低下してしまう。
すなわち、リード部材10が、被覆高さ18に対してリード高さが99%を超えるような範囲までロウ材に覆われていると、リード部材10とロウ材11の線熱膨張差によってリード部材とロウ材の界面に応力が発生し、応力の逃げ場がないために界面にクラックが発生してしまう。尚、リード部材10とロウ材11の線熱膨張の値を比較すると、リード部材10<ロウ材11となる。具体的には、リード部材がロウ材に全周方向を覆われているもので熱サイクル試験を行った場合、リード部材とロウ材の界面にクラックが発生してしまう。
これに対して、リード高さに対する被覆高さ18を40%〜99%の範囲に設定すると、リード部材10の一部がロウ材11に覆われていないことから、熱サイクル試験を行った場合に、リード部材10とロウ材11の熱膨張差によって発生する応力を緩和することでき、熱サイクル試験でリード部材とロウ材の界面にクラックが発生しなくなる。
本セラミックヒーターにおいては、熱サイクル試験におけるリード部材とロウ材の界面でのクラックの発生をより効果的に防止するために、リード高さに対して被覆高さ18を好ましくは60%〜99%の範囲に設定する。
リード高さに対する被覆高さ18の範囲は、リード部材10とロウ材のぬれ性によって制御することができ、より具体的には、リード部材10の材質及び表面粗さ、ロウ材の材質、接合時の温度、雰囲気により制御される。本実施の形態1では、特にリード部材10の表面粗さで制御するのが好ましく、これにより制御すると比較的簡単にかつ確実に被覆高さを所定の範囲に設定できる。
また、本実施の形態1では、リード部材10とロウ材の界面にボイド13があることが好ましい。リード部材10とロウ材の界面にボイドが無い場合には、セラミックヒーター1の発熱時に、セラミック体9からリード部材10への熱伝導がよく、リード部材表面温度が高くなってしまうが、界面にボイド13が存在する場合には、セラミック体9からリード部材10への熱伝導が阻害され、リード部材表面温度はボイドが無い場合よりも低下する。従って、リード部材10とロウ材の界面にボイド13があると、接合部の熱ストレスが減少し、熱サイクル試験後のリード接合強度の劣化を少なくすることができる。
ボイド13の大きさと初期のリード接合強度を確認したところ、ボイド13が0.1〜200μmでは初期と熱サイクル試験後のリード接合強度が高く、差がほとんど無いが、200μmより大きいボイド13の場合には初期と熱サイクル試験後のリード接合強度が低く、0.1μm未満のボイド13の場合にはリード部材11の表面温度が高いために初期のリード接合強度は高いのだが、熱サイクル試験後のリード接合強度は低下してしまう結果となった。
また、ボイド13が界面の40%より広い範囲に発生している場合には初期のリード接合強度が低くなった。これらのことから、リード部材の表面温度を低下させ、初期と熱サイクル試験後のリード接合強度を高くするために、界面の20〜40%の範囲に0.1〜200μmのボイド13が存在するのがより好ましい。
さらに、本実施の形態1において、リード部材10の成分のロウ材11への拡散層14が無い場合には、初期と熱サイクル後のリード接合強度が低く、界面に拡散層14が有る場合に、初期のリード接合強度が高くなる。これは、リード部材10の成分がロウ材11へ拡散することで界面の一部が物理接合から、化学接合へ変化してリード接合強度が高くなったと考えられる。
したがって、本発明において、リード部材10の成分がロウ材11に拡散していることが好ましい。
リード接合強度を効果的に高くするために、界面における拡散層14の距離(厚さ)が0.1〜30μmが好ましく、3〜30μmがより好ましい。拡散層14が0.1μm未満の場合にはリード接合強度を向上させる効果が小さく、拡散層が30μmより大きい場合には、リード部材10の成分が多量にロウ材11に拡散することになるためにロウ材11の硬度が高くなってしまい、熱サイクル試験後にロウ材11にクラックが発生し易くなりリード接合強度を低下させる虞がある。
さらに、拡散層14を安定して生成させ、効果的なアンカー効果を得てリード接合強度を高くするために、リード部材10の表面における算術平均表面粗さRaが0.05〜5μmの範囲内であることが好ましい。リード部材10の表面における算術平均表面粗さRaが0.05μm未満であると拡散層14が0.05μmしか生成しない場合があり、熱サイクル後のリード接合強度を向上させる効果が小さく、算術平均表面粗さRaが5μmより大きいと熱サイクル後のリード接合強度を測定した場合、熱サイクルによりリード表面からクラックが進展しリード線切れを起こすおそれがある。
次に本実施の形態1のセラミックヒーター1の製法を説明する。
セラミックヒーター1を製造する際には、図3A〜図3Dに示したような工程を含む方法を用いる。
まず、セラミックグリーンシート23を作製した後、このセラミックグリーンシート23にビアホール用の貫通孔27を形成する(図3A参照)。
続いて、この貫通孔27に導体ペーストを充填した後、導体24とリード引出部25となる導体ペースト層を形成して乾燥を行う(図3B参照)。
続いてセラミックグリーンシート23を反転させて裏面にメタライズ層26となる導体ペースト層を形成する(図3C参照)。
さらにもう一度反転させてセラミック芯材22にセラミックグリーンシート23を巻き付けることにより、焼結前の原料からなる生成形体を作製する(図3D参照)。
このようにして成形された生成形体を1500〜1650℃の還元雰囲気中で焼成することによりセラミック体9を得て、その後図1に示すように、メタライズ層6aの表面にNiからなるメッキ層6bを形成した後、リード部材10をロウ材11により固定することによりセラミックヒーター1を得る。
セラミックヒーター1の材質としては、アルミナ、窒化珪素、窒化アルミニウム、炭化珪素、ムライト等を使用することが可能である。
例えば、アルミナとしては、Al88〜95重量%、SiO2〜7重量%、CaO0.5〜3重量%、MgO0.5〜3重量%、ZrO0〜3重量%からなるものを使用することができる。Al含有量をこれより少なくすると、ガラス質が多くなるため通電時のマイグレーションが大きくなるので好ましくない。また、逆にAl含有量をこれより増やすと、内蔵する発熱抵抗体4の金属層内に拡散するガラス量が減少し、セラミックヒーター1の耐久性が劣化するので好ましくない。
窒化珪素としては、Si85〜95重量%、YやYb、Erのような希土類元素酸化物2〜12重量%、Al0.3〜2.0重量%、これに加えて酸素をSiO換算で0.5〜3重量%含有するようなものを使用することが可能である。窒化アルミニウムとしては、AlN85〜97重量%、YやYb、Erのような希土類元素酸化物2〜8重量%、CaO0〜5重量%、これに不純物として酸素をAl換算で0〜1重量%含有するものを使用することが可能である。ムライトとしては、Al58〜75重量%、SiO25〜42重量%と、1重量%以下の不可避不純物からなるものを使用することが可能である。
また、セラミックヒーター1の形状としては、円筒および円柱状に加え、板状のものであっても構わない。
本発明のセラミックヒーターは、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。
実施の形態2.
次に、本発明に係る実施の形態2のセラミックヒーター100について図面を参照しながら説明する。
図4及び図5に示す本実施の形態2のセラミックヒーター100は、実施の形態1と同様、セラミック基体9の内部に導体4が内蔵されてなり、セラミック基体9の表面まで延びる電極取出部12の上にその電極取出部12に接続されたメタライズ層6aが形成され、そのメタライズ層6aによって構成される端子取り付け電極6にリード部材10がロウ材11でロウ付けされた構造となっている。なお、メタライズ層6aには必要に応じてメッキ層が形成されて(図示しない)メタライズ層6aとメッキ層とによって、端子取り付け電極6が構成される。
また、セラミック基体9は、例えばドクターブレード法によりグリーンシート(焼成後はシート3となる部分)を作製し、押し出し成形法により円筒状のセラミック芯材2となる成形体を作製し、これらを一体化させることにより得ることができる。セラミック基体9の材質としては、アルミナ、ムライト、フォルステライト等の酸化物セラミックスや、窒化珪素、窒化アルミニウム等の非酸化物セラミックス等を使用可能であるが、中でも酸化物セラミックスを使用することが好ましい。例えば、セラミック基体9の材質としてアルミナ質セラミックスを用いる場合は、Al 88〜95重量%、SiO 2〜7重量%、CaO 0.5〜3重量%、MgO 0.5〜3重量%、ZrO 1〜3重量%からなる組成が採用される。なお、アルミナ質セラミックスに限定されることはなく、窒化珪素質セラミックス、窒化アルミニウム質セラミックス、炭化珪素質セラミックス等も採用できる。
このとき、グリーンシート上にはスクリーン印刷法により導体4が印刷され、グリーンシート上の所定の位置に打ち抜き等により予め形成されたスルーホールに電極取出部12が形成される。導体4および電極取出部12の材質は、W、Mo、Reの単体を主成分とし、これらの合金、もしくはTiN、WC等の金属珪化物、金属炭化物が添加される。導体4と電極取出部12は、これらの材料を、導体4の抵抗は高めとなり、電極取出部12の抵抗は低めとなるように調整し、別々にスクリーン印刷されることが望ましい。
ここで、グリーンシートと導体4との段差を解消し、円筒状の成形体にグリーンシートを密着させるために、導体4の上にAlを主成分とし、SiO、MgO等を加えたものにバインダーを加え、有機溶剤でペースト状にしたものをスクリーン印刷等により塗布するのが好ましい。
そして、一体化された成形体は、1500℃〜1650℃の還元雰囲気中で焼成することで、所望の焼結体を得ることができる。
得られた焼結体の電極取出部12にWを主成分とするペーストを塗布し、真空中で焼き付け、メタライズ層6aが形成される。メタライズ層6aの材質としては、導電成分として、高融点金属であるW、Mo、Re及びこれらの合金からなるものを含有することが好ましい。メタライズ層6aの厚みについては、10μm以上とすることが好ましい。厚みが10μm未満では、電極取出部4のセラミック基体9との密着強度が低く、使用中の熱サイクルに対するリード部材10の引張強度の耐久性が低下するので好ましくない。さらに好ましくは厚みを15μm以上、理想的には20μm以上とすることが好ましい。メタライズ層6aの厚みがリード部材10の引張強度に影響する理由は、メタライズ層6aはW、Mo、Re等からなる高融点金属の多孔質焼結体であり、この孔にセラミック基体9から粒界のガラス成分が拡散し、このアンカー効果で強度が増加するからである。したがって、メタライズ層6aの厚みが増すほど、接合されたリード部材10の引張強度が増す。
なお、メタライズ層6aを形成した後、メタライズ層6aにメッキを施してもよく、このメッキは、Niを主成分としたものが好ましい。
そして、真空ロウ付けにより、メタライズ層6aにリード部材10が取り付けられる。
リード部材10の材質としては、耐熱性良好なNi系やFe−Ni系合金等を使用することが好ましい。導体4からの熱伝達により、使用中にリード部材10の温度が上昇し、劣化する可能性があるからである。中でも、リード部材10の材質としてNiやFe−Ni合金を使用する場合、その平均結晶粒径を400μm以下とすることが好ましい。前記平均粒径が400μmを越えると、使用時の振動および熱サイクルにより、ロウ付け部近傍のリード部材が疲労し、クラックが発生するので好ましくない。他の材質についても、例えばリード部材10の粒径がリード部材10の厚みより大きくなると、ロウ材11とリード部材10の境界付近の粒に応力が集中して、クラックが発生するので好ましくない。リード部材10の平均結晶粒径を400μm以下と小さくするためには、ロウ付けの際の温度をできるだけ下げ、処理時間を短くすればよい。
そして、本発明の特徴はロウ材11の中の構造にある。すなわち、図6〜9に示すように、ロウ材は2種類以上の金属、好ましくは2種類の金属を含有し、この金属が斑に存在する構造ないし点在する構造となっている。ここで、本明細書において、「斑に存在する」、「点在する」とは、それらの2種類以上の金属が、例えば、顕微鏡などを用いてそれぞれ識別可能な状態で存在することをいう。また、図6は、断面が矩形のリード部材10aを用いた例により示している。また、この斑状となる金属ないし点在する金属は、主成分として少なくとも10族(Ni、Pd、Pt等)または、11族(Cu、Ag、Au等)の元素から2つ選ばれることが望ましい。これは、10族および11族の元素は、拡散係数が比較的小さく金属の拡散が抑制されることから均一な相を形成し難いからであり、また、固有電気抵抗も小さく導電性にも優れているからである。
このようなロウ材11としては、Ag−Cuロウ、Au−Cuロウ等が挙げられるが、Ag−Cuロウを採用することがより好ましい。
このようにメタライズ層6aにリード部材10をロウ付けした後にロウ材11内部で2種類以上の金属(例えばAgとCu)を斑に存在ないし点在させるためには、ロウ材11のロウ付け時の保持時間を調整する必要がある。例えば、Ag−CuロウのうちBAg−8(JIS Z3261)を用いる場合、BAg−8の溶解温度(融点)が約780℃であるため、ロウ付け温度780℃から800℃で保持時間を5〜40分とすることが好ましく、この範囲内において設定することにより、ロウ材11内部においてAgとCuを斑に存在ないし点在させることができる。
AgとCuからなるロウ材11はロウ付け温度において60分以上保持されるとお互いの拡散が起こり、AgとCuが均一に溶融しあった合金となりやすい。均一に溶融してしまうと、より抵抗値の低いAgを選択的に通電できる斑組織と比較し、ロウ材内部での抵抗値は高めとなり、ロウ材内部での発熱を伴うため、耐久後の接合強度に問題が残る。このため、ロウ材中でAgとCuの斑組織を形成するためには前記ロウ付け温度での保持時間を60分未満とすることが望ましい。なお、前記ロウ付け温度における保持時間は、ロウ材の十分な溶解のために、少なくとも5分は必要である。
従来は保持時間の調整がされておらず、上記の範囲から外れていたため、均一に溶融していた。図12は、図11に示すセラミックヒーターにおいて、ロウ材111によるロウ付け部を示す断面写真である。ロウ材111としては、2種類以上の金属で構成されるAg−Cu系、Au−Cu系のロウ材が用いられる。ロウ付け後のロウ材部の断面は、図12に示す通り、構成される金属組成の偏析はなく均一な金属として存在している。一方、本発明は保持時間を上記範囲内で調整して均一に溶融する前に前記ロウ付け温度未満に下げることにより、斑組織を得ることができたものである。
さらに、ロウ材中でAgとCuの斑組織を形成するためにはロウ付け温度での保持時間を60分未満とした上で、Ag含有量を60〜90重量%とするのが好ましく、さらに好ましくはAg含有量を70〜75重量%とするのがよい。これにより、Ag−Cuロウの溶解温度が共晶点(AgとCuが溶け合い、どちらか一方が固体として存在しない温度)に近づき、AgとCuが互いに液相となる温度が低くなるため、ロウ付け温度を下げることができ、ロウ付け後の残留応力も低減される。
このように、ロウ材11内部に斑組織が形成されることにより、セラミックヒーター100にリード部材10から給電する場合、より抵抗値の低いAg側に選択的に通電されることになるので、ロウ材11の抵抗値が低減され、ロウ材11の温度上昇が抑制され、接合の信頼性は向上する。
また、図6中の領域E(ロウ材とメタライズ層の界面付近)の拡大写真である図7、図6中の領域D(ロウ材とメタライズ層及びロウ材とリード部材の界面付近)の拡大写真である図8、図6中の領域C(ロウ材とリード部材の界面付近)の拡大写真である図9に示すように、ロウ材11とメタライズ層6aとの界面、ロウ材11とリード部材10との界面の少なくともいずれか一方に隣接する部位では、斑状ではなく、ヤング率が180GPa以下である金属層、例えばAgおよびCuからなるロウ材11においては、Cu層6cが形成されるのが好ましい。このロウ材11とメタライズ層6aの界面に隣接するCu層6cは、ロウ付け後の残留応力に対して応力緩和層として機能するために、この部分の残留応力が低減され、ロウ付けによるリード部材7の接合強度が向上するとともに、耐久後の接合強度が向上する。
このCu層6cを形成するためには、あらかじめ、メタライズ層6aおよびリード部材10がロウ付けによりロウ材11と接触する部分にCuメッキを施しておくことが効果的である。AgとCuでは、Cuのほうが表面張力が小さいためにロウ付け時にロウ材11が溶融して接触する部分には、Cuが選択的に濡れやすい。これを利用し、ロウ材と接触するメタライズ層6aおよびリード部材との界面に隣接する部位にCu層6cを形成することができる。
そして、このCu層6cはメタライズ層6aとの界面と反対側に凹凸を有しており、この凸部の厚みは10μm以下であるのが好ましく、凸部を含めたCu層6c全体の厚みが20μm以下であるのが好ましい。Cu層6cはこれと接する異種材との界面に凹凸を形成し、凹凸であることが応力緩和層として機能するため、耐久後の接合強度が向上する。
尚、ここでは、好ましい例として、Cu層6cの凹凸面について説明したが、本発明はCuに限られるものではなく、高さが10μm以下の凸部を有し該凸部を含む層全体の厚みが20μm以下であるCu以外の金属層が界面に存在する場合であっても、界面における密着強度を向上させることができ、信頼性・耐久性を向上させることができる。
しかしながら、Cu層の凸部の厚みが10μm以上、凸部を含めた厚みが20μm以上となるとロウ材の密着強度が低下するので好ましくない。この場合、ロウ材の溶解温度での保持時間は、5〜20分とすることが好ましい。
メタライズ層6aは、セラミック基体9に真空中で焼き付けられるが、セラミック基体9との熱膨張差による残留応力を低減するために、熱膨張率の小さい導電材料を用いることが好ましい。メタライズ層6aの主成分は、熱膨張率で言うと、5.5×10−6/℃以下であることがさらに望ましい。具体的には、上記物性を持つWまたは、Moを主成分とすることが好ましい。これにより、セラミック基体9とメタライズ層6aの界面に発生するメタライズ層6aの焼き付け時の残留応力は緩和される。すなわち、そのような金属がロウ材中に拡散していることにより、ロウ材の熱膨張率が低減し、メタライズ層との界面に発生するロウ付け後の残留応力も低減され、電極取出部とロウ材およびリード部材との接合の信頼性が向上し、よりセラミックヒーターの信頼性・耐久性を向上させることができる。
しかしながら、メタライズ層6aとロウ材11においては、熱膨張率の差が極めて大きいために、ロウ付け後に大きな残留応力が発生する。したがって、ロウ材の熱膨張率を低減させる必要がある。ロウ材の熱膨張率を低減させるためには、熱膨張率の小さなメタライズ層6aの主成分をロウ材中に拡散させればよい。これは、ロウ付け後に熱処理を行うことで可能となる。この熱処理は、水素ガス等を含む還元雰囲気中でロウ材の溶解温度以下で行うことが好ましく、700℃から750℃で行うことがさらに好ましい。この熱処理により、熱膨張率が5.5×10−6/℃以下の金属または、合金がロウ材中に拡散し、ロウ材の熱膨張率を低減させ、ロウ付け部の耐久後の強度が向上する。
また、ロウ材11の表面には、高温耐久性向上及び腐食からロウ材11を保護するためにNiからなるメッキ層を形成することが好ましい。このNiメッキ層を保護層として機能させるためには、メッキ層を構成する結晶の粒径を10μm以下にするとよく、ロウ付け部の表面に緻密で、密度の高いメッキ層として存在させることができる。この粒径を5μm以下にすると表面のメッキ層はさらに緻密化すると同時に、ロウ材11の内部へNiを拡散させることができる。Niはヤング率が250MPaと硬いため、ロウ材11の内部へ拡散したNiは、ロウ材11の内部の硬度をあげ、ロウ材11の内部の強度が向上するため、電極取出部とロウ材およびリード部材との初期接合強度と耐久後の接合強度を向上させることができる。これにより、セラミックヒーターの信頼性・耐久性を向上させることができる。
なお、メッキ層としては、硼素系の無電解Niメッキを用いることが好ましい。無電解メッキの種類は硼素系の無電解メッキの他にリン系の無電解メッキ層被覆する事も可能であるが、高温環境下で使用される可能性があるときは、通常硼素系無電解Niメッキを施すのが一般的である。
また、図10は、本発明のセラミックヒーター1またはセラミックヒーター100を用いた加熱用コテの一例を示す斜視図である。この加熱用コテは、先端のアーム32の間に髪毛を挿入し、取手31を掴むことにより、髪毛を加熱しながら加圧して髪毛を加工する。アーム32の内部には、セラミックヒーター1またはセラミックヒーター100が挿入されており、髪毛と直接触れる部分には、アルミニウム等の金属板33、表面をコーティングした金属板、セラミックス板などが設置されている。また、アーム32の外側には火傷防止のために耐熱プラスチック製のカバーを装着した構造となっている。
次に示す方法により、本発明のセラミックヒーターを作製した。
まず、アルミナを主成分とし、焼結助剤として、6重量%のSiO、2重量%のMgO、2重量%のCaO、1.5重量%のZrOを含有する原料を調製した。この調整された原料を用いて、外径15mmのセラミック芯材2および厚み800μmのセラミックグリーンシート23を、押出成形およびテープキャスティング法により準備した。
次に、セラミックグリーンシート23の一方の主面にタングステン(W)からなる導体24とリード引出部25と電極取出部28をプリントした。そして、電極取出部28の端部の裏面にメタライズ層26をプリントし、さらに、メタライズ層26にビアホール用貫通穴を形成した。さらに、貫通穴にタングステン(W)からなるペーストを埋めこむことにより、ビアホール7を形成し電極取出部28とメタライズ層26とを接続した。
こうして準備した生のセラミック体9を還元雰囲気中1600℃で焼成して焼結させて、メタライズ層6aの表面にNiからなる無電界メッキによりメッキ層6bを5μm形成した。
以上のようにして得られた試料の端子取り付け電極6の上に、リード部材10をロウ付けするが、この実施例1では、Agロウからなるロウ材11の量を変えてリード部材10の接合を行い、リード部材10の表面へのロウ材の被覆高さ18が、リード高さの20〜100%の範囲内で異なる評価用サンプルを作製した。そして、これらの評価用サンプルについてそれぞれ、初期のリード接合強度、熱サイクル試験(25℃・3分−400℃・3分)3,000サイクル試験後のリード接合強度および、界面のクラック発生割合を確認した。
リード接合強度の測定は、端子取り付け電極6に対して垂直な方向へリード部材10を引っ張り測定を行った。
表1にリード部材10の表面への被覆領域18と初期のリード接合強度および、熱サイクル試験(3000サイクル)後のリード接合強度の判定結果を示した。
(表1)
Figure 2006011520
No.1,6は、本発明の範囲外のものである。また、表中の熱サイクル試験後のデータは、熱サイクル試験を3000サイクル繰り返した後のデータである。なお、表1中の「リード高さに対する被覆高さ」の値は、リード部材の長さ方向において、リード高さに対する被覆高さが最も高い部分を測定した値である。
初期リード接合強度は85N以上かつ、熱サイクル試験後のリード接合強度が35〜50Nが△、50〜60Nが○、60N以上が◎と判定した。
表1から明らかなように、本発明の実施例1の範囲内である、No2〜5のリード部材10の表面への被覆領域18が40〜99%のものが、初期と熱サイクル試験後のリード接合強度の平均値が高く良好な結果が得られた。中でもNo3〜5リード部材10の表面への被覆領域18が60〜99%のものが大変良好な結果が得られた。
しかし、比較例であるNo1のリード部材10の表面への被覆領域18が20%のものは初期と熱サイクル試験後のリード接合強度が低くなり、No6リード部材10の表面への被覆領域18が100%のものは、初期のリード接合強度は高いのだが、熱サイクル試験後のリード接合強度が低くなった。
本発明の実施例1である、No2〜5のリード部材10の表面への被覆領域18が40〜99%のものが、界面へのクラックが無いために、リード接合強度の低下が少なくなったと考えられる。
しかし、比較例であるNo6の被覆領域18が100%のものには、界面へのクラックが発生しているために、リード接合強度低くなったと考えられる。
界面に発生するクラックは、リード部材10とロウ材11の熱膨張率の違いによって発生すると考えられる。そのため、被覆領域18が100%のものは熱膨張差によって発生する応力を緩和しにくく、界面へのクラックが発生し易いと考えられる。
また、界面に発生するボイド13の大きさ・界面のボイド占有率と初期と熱サイクル試験後のリード接合強度とセラミックヒーターが800℃発熱時のリード部材表面温度の関係を確認した。初期リード接合強度は85N以上かつ、熱サイクル試験後のリード接合強度が35〜50Nが△、50〜60Nが○、60N以上が◎と判定した結果を表2に示した。
(表2)
Figure 2006011520
いずれも被覆高さ60%のサンプルである。
本発明の実施例1である、No13〜15と17〜19の界面に発生するボイド13の大きさが0.1〜200μmで、界面のボイド13の占有率が20〜40%の範囲が、熱サイクル試験後のリード接合強度が60N以上と大変良好な結果が得られた。
またNo9〜11の界面に発生するボイド13の大きさが0.1〜200μmで界面のボイド13の占有率が0.1〜20%の範囲が、熱サイクル試験後のリード接合強度が50〜60Nと良好な結果が得られた。これは、界面にあるボイド13がセラミック体9からの熱伝導を阻害し、リード部材表面温度が低下したためと考えられる。
しかし、No7はリード部材表面温度が高いために熱サイクル試験後のリード接合強度が低下し、No20〜23は界面中のボイド13の占有率が50%と大きいために、リード部材表面温度は−20℃以下になるが接合強度が低く、No12、16はボイド13のサイズが250μmと大きいためにリード接合強度が低くなったと考えられる。
また、接合の温度および、時間を変えて界面から拡散層14の距離を変えたサンプルを作製し、初期と熱サイクル試験後のリード接合強度を測定し、初期リード接合強度が85N以上かつ、熱サイクル試験後のリード接合強度が35〜50Nが△、50〜60Nが○、60N以上が◎と判定した結果を表3に示した。
(表3)
Figure 2006011520
本発明の実施例1である、No26〜29の界面からの拡散層14の距離が3〜30μmの範囲が、熱サイクル試験後のリード接合強度が60N以上と高く大変良好な結果が得られた。また、No25の界面からの拡散層14の距離が0.1μmは熱サイクル試験後のリード接合強度が50〜60Nとなり良好な結果が得られた。これは、リード部材の成分がロウ材へ拡散することで界面が物理接合から、化学接合へ変わったためにリード接合強度が高くなったと考えられる。
しかし、拡散層が全くないNo24は、初期および、熱サイクル試験後のリード接合強度が低く、拡散層14が45μmあるNo30は、ロウ材11へリード部材の成分が多量に拡散してしまったためにのロウ材11の硬度が高くなってしまい、熱サイクル試験後にロウ材11にクラックが発生しリード接合強度が低くなった。
また接合に使用するリード部材10の算術平均表面粗さRaと初期と熱サイクル試験後のリード接合強度を測定し、初期リード接合強度が85N以上で、熱サイクル試験後のリード接合強度が35〜50Nが△、50〜60Nが○、60N以上が◎と判定した結果を表4に示した。
(表4)
Figure 2006011520
熱サイクル後とは、熱サイクル試験を3000サイクル行った後のデータである。
本発明の実施例1である、No32〜37のリード部材10の算術平均表面粗さRaが0.05〜5μmの範囲が、熱サイクル試験後のリード接合強度が60N以上と高く大変良好な結果が得られた。評価結果よりリード部材10の算術平均表面粗さRaが大きくなるに従い、界面からの拡散層14が生成し易すくなる傾向があり、リード部材10の算術平均表面粗さRaが大きくなるに従い、熱サイクル試験後のリード接合強度がアンカー効果で高くなる傾向がある。
しかし、No31は界面からの拡散層14の距離が少なく、リード部材10の算術平均表面粗さRaが小さいために十分なアンカー効果が得られなかったため熱サイクル試験後のリード接合強度が低かったと考えられ、No38は界面からの拡散層の距離が9μmありリード接合強度は十分あるのだが、リード部材10の算術平均表面粗さRaが7μmあるために、熱サイクル試験によりリード部材10の表面からクラックが進展したために、36Nでリード切れのモードで破壊してしまった。
Alを主成分とし、SiO2、CaO、MgO、ZrOを合計10重量%以内になるように調整し、ドクターブレード法にてセラミックシートを作製し、該セラミックシートの表面にWからなるペーストをプリントして導体4と電極取出部12を形成した。
また、押し出し成形法により、円柱状の成形体を作製し、導体4を印刷したセラミックシートを円柱状の成形体に巻き付け密着させ、1600℃の還元雰囲気中で焼成しセラミックヒーター100を各20本準備した。
そして、電極取出部12の表面に厚み5μmの無電界Niメッキを施し、さらに、Wを主成分としたペーストを電極取出部12に塗布し、真空炉中で焼き付けた。
その後、リード部材としてφ1.0mmのNi線をAg−Cuロウ(BAg−8)を用いてロウ付けした。
この時にロウ付けの条件を、それぞれロウ付け温度780℃、800℃、820℃、保持時間を5分、10分、40分、60分と振ってロウ付けを実施した。
そして、連続使用における耐久性確認のため、初期の引張強度と400℃×800時間連続通電後の引張強度を測定した。引張試験は、リード部材4の端部をセラミックヒーター100の主面に垂直な方向に引っ張ってその剥離強度を測定した。また、各ロット2個ずつ断面を電子顕微鏡にて観察し、ロウ材内部の組織を確認した。その結果を表5に示す。
(表5)
Figure 2006011520
ここで、ロウ材界面の層とは、メタライズ層とロウ材の間の界面及びリード部材とロウ材の間の界面にある層をいう。
また、*印の試料は、本発明の範囲外のものである。
表5からわかるように、ロウ材内部に、図7〜9に示すような斑組織が見られないNo.39、42、43、46、47、50は、耐久試験後の引張強度が200N以下と低下した。これに対し、図7〜9に示すような斑組織が認められたNo.40、41、44、45、48、49は、300N以上と高い引張強度が得られた。

Claims (12)

  1. 内蔵された導体とその導体と導通するメタライズ層とを有するセラミック体と、前記メタライズ層にロウ材で接合されたリード部材とを備え、
    前記ロウ材の前記リード部材を覆う被覆領域が、前記リード部材における前記メタライズ層に最も近い近接端と前記メタライズ層から最も離れた上端までの距離の40〜99%の範囲に設定されていることを特徴とするセラミックヒーター。
  2. 前記リード部材と前記ロウ材の界面に、直径0.1〜200μmのボイドが存在することを特徴とする請求項1記載のセラミックヒーター。
  3. 前記ボイドによって、前記リード部材と前記ロウ材との接触面積が前記界面全体の60〜99%になっていることを特徴とする請求項2記載のセラミックヒーター。
  4. 前記リード部材の成分が前記ロウ材に拡散しており、その拡散深さが前記界面から0.1μm〜30μmの範囲にあることを特徴とする請求項2または3に記載のセラミックヒーター。
  5. 前記リード部材の算術平均表面粗さRaが0.05〜5μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のセラミックヒーター。
  6. 内蔵された導体とその導体と導通するメタライズ層とを有するセラミック体と、前記メタライズ層にロウ材で接合されたリード部材とを備え、
    前記ロウ材が2種類以上の金属を含有してなり、該2種類以上の金属が前記ロウ材において識別可能な状態で各々存在することを特徴とするセラミックヒーター。
  7. 前記2種類以上の金属が周期律表第10族金属及び11族の金属からなる群から選ばれたことを特徴とする請求項6記載のセラミックヒーター。
  8. 前記2種類以上の金属のうちの1つがヤング率180GPa以下の第1金属であり、該第1金属が前記ロウ材と前記リード部材の境界部及び前記ロウ材と前記メタライズ層の境界部の少なくとも一方の境界部に在ることを特徴とする請求項6または7記載のセラミックヒーター。
  9. 前記第1金属は、前記リード部材との界面、又は前記メタライズ層との界面との反対側に凹凸を有し、該凸部の高さが10μm以下であって該凸部を含む層全体の厚みが20μm以下であることを特徴とする請求項8に記載のセラミックヒーター。
  10. 前記メタライズ層が主成分として熱膨張率5.5×10−6/℃以下の金属を含有してなり、該金属がロウ材中に拡散していることを特徴とする請求項6〜9のうちのいずれか1つに記載のセラミックヒーター。
  11. 前記ロウ材中にNiが拡散していることを特徴とする請求項6〜10のうちのいずれか1つに記載のセラミックヒーター。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載セラミックヒーターを発熱手段として用いたことを特徴とする加熱用コテ。
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