JPWO2004021343A1 - 光ディスク - Google Patents

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Abstract

本発明は、光ディスク装置の記録媒体として用いられる光ディスクであり、ディスク基板(110)の一方の面に設けた記録層(112)上に形成した透明保護膜(120)と膜質及び膜構造をほぼ共通にする印刷ラベル膜(130)をディスク基板の他方の面に設けた。印刷ラベル膜は、透明保護膜と同様のポリカーボネートを主体とする合成樹脂膜よりなり、スクリーン印刷等によってディスク基板に印刷されて形成される。これにより、光ディスクは、一方及び他方の面側で膜質及び膜構造が共通の構造とされ、光ディスクの厚さ方向の構造の非対称性によって生じる反りに起因するスキューの発生を抑制できる。光ディスクは、ディスク基板の他方の面に設けられる印刷ラベル膜によって、記録された情報の内容を表示する表示機能を得る。

Description

本発明は、光ディスク装置等の情報処理装置の記録媒体として用いられるDVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)等の光ディスクに関し、特に、半径方向に亘る反りの発生を防止し、この光ディスクに入射される光ビームの光軸に対する傾きであるスキュー(Skew)の発生を抑えるようにした光ディスクに関する。
本出願は、日本国において2002年8月30日に出願された日本特許出願番号2002−254989を基礎として優先権を主張するものであり、この出願は参照することにより、本出願に援用される。
従来、光ディスク装置等の情報処理装置の記録媒体として用いられる光ディスクとして、図1に示すように構成されたものが知られている。図1に示す光ディスク11は、一方の面に記録層12を形成したディスク基板10を有し、このディスク基板10の記録層12上に透明保護膜20を設けている。光ディスク11を構成するディスク基板10は、中心部にセンタ穴14が設けられてる。センタ穴14は、光ディスク11を光ディスク装置側に設けられるディスク回転駆動機構に装着したとき、ディスク回転駆動機構に設けたセンタリング部材に係合し、光ディスク11の回転中心をディスク回転駆動機構の回転中心に一致させるように機能する。
光ディスク11に設けられる記録層12としては、種々の方式が実用されているが、例えば同心円状又はスパイラル状の記録トラックに沿って情報ピット列を形成し、その上に反射膜を設けたものである。なお、ディスク基板10の膜厚は例えば1.1mm程度であり、透明保護膜20の膜厚は例えば0.1mm程度である。
このような光ディスク11は、図示しない光ディスク装置のターンテーブルに芯出しが図られて装着されて高速で回転駆動され、光学ピックアップから出射された光ビームLが透明保護膜20を通して記録層12に照射され、記録層12に対する情報の記録又は再生が実行される。
このような光ディスクを光ディスク装置のターンテーブルに装着して高速回転しながら光学ピックアップによって正確な情報の記録又は再生を実現するためには、記録層12の平坦性を良好に維持することが必要となる。特に、高記録密度化を図り、さらには記録再生される信号の転送レートの高速化を図るため、伝送信号の高周波数化を図るには、種々の要因で生じる光ディスクに入射される光ビームの光軸に対する傾きであるスキューを抑える必要がある。そのためには、光ディスクの半径方向に亘る反りを防止することが要求される。
例えば、国際公開WO99/00794には、光ディスクのある面に防水膜を設けることにより、ディスク基板内への水の浸入を防止し、光ディスクに反りが発生することを防止するようにしている。
光ディスクに反りが発生する原因としては、水の浸入以外にも、例えば図1に示すように、光ディスク11の一方の面側と他方の面側とで層構造や材質が異なり、ディスク基板10の厚さ方向で非対称の構造を有することによる影響が大きいものと考えられる。
本発明の目的は、上述したような従来の光ディスクが有する問題点を解消することができる新規な光ディスクを提供することにある。
本発明の他の目的は、光ディスクの一方の面側と他方の面側とで層構造を異にすることに起因する反りの発生を防止し、光ディスク装置に装着したときにスキューが発生することを防止できる光ディスクを提供することにある。
上述した目的を達成するための提案される本発明に係る光ディスクは、一方の面に記録層を形成したディスク基板と、ディスク基板の一方の面に形成した記録層上に設けられた透明保護膜と、ディスク基板の他方の面に設けられ、透明保護膜に対応する膜質及び膜構造によるスキュー低減機能とラベル印刷による表示機能とを具備した印刷ラベル膜とを有する。
本発明に係る光ディスクは、一方の面に形成した記録層上に透明保護膜が設けられたディスク基板の他方の面に設けた印刷ラベル膜によって光ディスクの一方の面側と他方の面側との非対称性が緩和される。
本発明に係る光ディスクは、ディスク基板の厚さ方向に亘る層構造の非対称性によって生じるスキューを有効に防止することが可能となり、記録層の平坦性を良好な状態に維持でき、常に安定した記録再生動作を実現できる。
この結果、記録情報の高密度化や転送速度の高速化に対応した光ディスク媒体を実現することができる。
本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下において図面を参照して説明される実施の形態の説明から一層明らかにされるであろう。
図1は、従来の光ディスクを示す断面図である。
図2は、本発明に係る光ディスクの第1の例を示す断面図である。
図3は、本発明に係る光ディスクの第2の例を示す断面図である。
図4は、本発明に係る光ディスクの第3の例を示す断面図である。
図5は、本発明に係る光ディスクの第4の例を示す断面図である。
図6は、本発明に係る光ディスクの第5の例を示す断面図である。
図7は、本発明に係るに係る光ディスクと従来の光ディスクのスキュー値の径時変化を示す図である。
以下、本発明に係る光ディスクを図面を参照して説明する。なお、本発明に係る光ディスクは、光ディスク装置等の情報処理装置の記録媒体として用いられる。
図2は、本発明に係る光ディスク媒体の第1の例を示す断面図である。
図2に示す光ディスク111は、例えばアクリル系の合成樹脂より形成されたディスク基板110を有し、このディスク基板110の一方の面に記録層112を形成し、この記録層112上に透明保護膜120を形成している。ディスク基板110の他方の面側には、印刷ラベル膜130が形成されている。
なお、ディスク基板110の中心部には、センタ穴114が設けられてる。センタ穴114は、光ディスク111を光ディスク装置側に設けられるディスク回転駆動機構に装着したとき、ディスク回転駆動機構に設けたセンタリング部材に係合し、光ディスク111の回転中心をディスク回転駆動機構の回転中心に一致させるように機能する。
ディスク基板110の一方の面に形成される記録層112は、例えば記録トラックに沿って凹凸のピットパターンからなる情報ピット列を形成し、その上に反射膜を設けたものである。
記録層112上に形成される透明保護膜120は、光透過性を有する熱可塑性の合成樹脂、例えばポリカーボネート等を主体とする合成樹脂膜よりなり、ディスク基板110の記録層112に埋め込まれる状態で形成されている。
ディスク基板110の他方の面側に形成される印刷ラベル膜130は、例えば透明保護膜120と同様の透過性を有する熱可塑性の合成樹脂、例えばポリカーボネート等を主体とする合成樹脂により形成される。更に具体的には、印刷ラベル膜130は、ペースト状とされたポリカーボネートにインクを添加した着色ポリカーボネートをスクリーン印刷法等を用いてディスク基板110の他方の面に印刷することによって形成される。印刷ラベル膜130は、1の又は複数の着色されたペースト状の着色ポリカーボネートが印刷されて形成されることにより、光ディスク111に記録されたコンテンツの内容や作品名、レーベル名等の識別情報を示す情報表示部として機能する。
なお、ディスク基板110の他方の面に形成される印刷ラベル膜130の形成領域は、ディスク基板110の一方の面に形成される透明保護膜120の形成領域にほぼ一致し、通常はディスク基板110の他方の面の全体に形成されている。
ところで、本発明に係る光ディスク111は、直径をほぼ120mmとして形成され、この光ディスク111を構成するディスク基板110は、その厚さDをほぼ1.1mm程度として形成されている。また、記録層112上に形成される透明保護膜120は、その厚さDをほぼ0.1mmとして形成され、ディスク基板110の他方の面に形成される印刷ラベル膜130は、その膜厚Dをほぼ0.1mmとして形成されている。すなわち、本発明に係る光ディスク111は、全体の厚さをほぼ1.2mm〜1.3mmとして形成されている。
本発明に係る光ディスク111は、透明保護膜120が形成されたディスク基板110の一方の面側から光ビームが照射され記録層112に記録された情報の読出し又は記録層112への情報の書込みが行われる。
図2に示すように構成された本発明に係る光ディスク111は、ディスク基板110の記録層112が形成される面とは反対側の面に、透明保護膜120を構成する材料と同様の合成樹脂を主体とし、透明保護膜120とほぼ等しい厚さの印刷ラベル膜130を設けたことから、光ディスク111の構成が表裏両面でほぼ対称の構造とされている。すなわち、光ディスク111は、ディスク基板110の厚さ方向の構造の非対称性が緩和されたことから、反り、特に半径方向の反りの発生を抑えることができる。このように反りの発生が抑えられることから、本発明に係る光ディスク111を光ディスク装置に装着して情報の記録又は再生を行うとき、光ディスク装置側の光ピックアップから出射され光ビームの光ディスク111に対する入射角度を垂直に維持できスキューの発生を抑えることができる。
上述した光ディスク111は、透明保護膜120及び印刷ラベル膜130をポリカーボネート等の熱硬化性を有する合成樹脂材料を用いて形成したが、他の材材料、例えば紫外線硬化樹脂を用いて形成してもよく、また、必ずしも透明保護膜120と印刷ラベル膜130とを共通の合成樹脂材料を用いて形成する必要はなく、一定の範囲で特性の類似した合成樹脂材料を用いて形成してもよい。
次に、本発明に係る光ディスクの第2の例を図3を参照して説明する。
なお、図3において、図2に示す構成と共通する構成については、共通を符号を付して説明する。
図3に示す光ディスク121は、ディスク基板110の一方の面に形成した記録層112上に接着剤210を介して透明保護膜220が設けられ、ディスク基板110の他方の面に接着剤230を介して印刷ラベル膜240を設けたものである。
透明保護膜220及び印刷ラベル膜240は、例えばポリカーボネート等を主体とする合成樹脂フィルムよりなり、これらをぞれぞれ接着剤210,230を介してディスク基板110の一方の面及び他方の面に貼り付けたものである。
印刷ラベル膜240の表面には、光ディスク111に記録されたコンテンツの内容や作品名、レーベル名等の識別情報が印刷によって設けられている。
図3に示す光ディスク121も、図1に示す光ディスク111と同様に、直径をほぼ120mmとし、透明保護膜220及び印刷ラベル膜240の厚さをそれぞれ0.1mmとし、全体の厚さをほぼ1.2mm〜1.3mmとして形成されている。
なお、この光ディスク121も、透明保護膜220が設けられた面側を光ビームが入射する記録再生面としている。
図3に示す光ディスク121も、ディスク基板110の各面に同一の材料からなり、ほぼ同一の厚さを有する透明保護膜220及び印刷ラベル膜240をそれぞれ接着剤210,230により接合してなることから、ディスク基板110の表裏両面にほぼ等しい構成の膜が形成されものとなる。したがって、図3に示す光ディスク121も、表裏両面でほぼ対称の構造とされている。すなわち、光ディスク121は、ディスク基板110の厚さ方向の構造の非対称性が緩和されたことから、反り、特に半径方向の反りの発生を抑えることができる。このように反りの発生が抑えられることから、本発明に係る光ディスク121を光ディスク装置に装着して情報の記録又は再生を行うとき、光ディスク装置側の光ピックアップから出射され光ビームの光ディスク121に対する入射角度を垂直に維持できスキューの発生を抑えることができる。
本例の光ディスク121においても、透明保護膜220及び印刷ラベル膜240をポリカーボネート等の熱硬化性を有する合成樹脂材料を用いて形成したが、他の材材料、例えば紫外線硬化樹脂を用いて形成してもよく、また、必ずしも透明保護膜220と印刷ラベル膜240とを共通の合成樹脂材料を用いて形成する必要はなく、一定の範囲で特性の類似した合成樹脂材料を用いて形成してもよい。
次に、本発明に係る光ディスクの第3の例を図4を参照して説明する。
なお、図4において、図2に示す構成と共通する構成については、共通を符号を付して詳細な説明は省略する。
図4に示す光ディスク131は、図2に示す光ディスク111において、ディスク基板110の他方の面と印刷ラベル膜130との間に防湿膜310を更に設けたものである。この防湿膜310は、Al、Au、Ag、Ni、Cr、Cu、Pt、Ti等の金属やこれら金属の合金、ステンレススチール合金等の合金やSiN、SiO、SiN、SiC等の誘電体材料や有機材料により形成される。防湿膜310は、Al等の金属により形成される場合には、蒸着法を用いて形成される。
図4に示す光ディスク131は、防湿膜310が設けられることにより、ディスク基板110の内部への湿気の浸入を防止でき、反りの発生を防止できる。
ところで、図4に示す光ディスク131において、防湿膜310は、記録層120を構成する反射膜と同一の材料により形成されることが望ましい。ここで、防湿膜310及び記録層120の反射膜は、共にAlにより形成している。反射膜と防湿膜310を同一の材料を用いて形成することにより、ディスク基板110の表裏両面にほぼ等しい構成の膜が形成されものとなる。したがって、図4に示す光ディスク131も、表裏両面でほぼ対称の構造とされ、一層確実に反りの発生が抑えられることから、本発明に係る光ディスク121を光ディスク装置に装着して情報の記録又は再生を行うとき、光ディスク装置側の光ピックアップから出射され光ビームの光ディスク121に対する入射角度を垂直に維持できスキューの発生を抑えることができる。
次に、本発明に係る光ディスクの第4の例を図5を参照して説明する。
なお、図5において、図3に示す構成と共通する構成については、共通を符号を付して詳細な説明は省略する。
図5に示す光ディスク141は、図3に示す光ディスク121において、ディスク基板110の他方の面と接着剤230との間に防湿膜410を設けたものである。この防湿膜410は、Al、Au、Ag、Ni、Cr、Cu、Pt、Ti等の金属やこれら金属の合金、ステンレススチール合金等の合金やSiN、SiO、SiN、SiC等の誘電体材料や有機材料により形成されている。
この光ディスク141も、防湿膜410が設けられることにより、ディスク基板110の内部への湿気の浸入が防止でき、反りの発生を防止できる。
図5に示す光ディスク141においても、防湿膜310は、記録層120を構成する反射膜と同一の材料により形成されることが望ましい。ここで、防湿膜310及び記録層120の反射膜は、共にAlにより形成している。反射膜と防湿膜310を同一の材料を用いて形成することにより、ディスク基板110の表裏両面にほぼ等しい構成の膜が形成されものとなる。したがって、図4に示す光ディスク131も、表裏両面でほぼ対称の構造とされ、一層確実に反りの発生が抑えられることから、本発明に係る光ディスク121を光ディスク装置に装着して情報の記録又は再生を行うとき、光ディスク装置側の光ピックアップから出射され光ビームの光ディスク121に対する入射角度を垂直に維持できスキューの発生を抑えることができる。
上述した光ディスク131,141において、防湿膜310,410と印刷ラベル膜130,240とをそれぞれ設けているが、防湿膜310,410のみを設け、これら防湿膜310,410に印刷を施して印刷ラベル膜と兼用するようにしてもよい。
次に、本発明に係る光ディスクの第5の例を図6を参照して説明する。
なお、図6において、図2に示す構成と共通する構成については、共通を符号を付して詳細な説明は省略する。
図6に示す光ディスク151は、図2に示した構成の光ディスク111において、ディスク基板110の内部に透水率の低い透水防止層510を設けたものである。このディスク基板110は、例えば、2色成形技術等を用いて形成されたものであって、ディスク基板110の内部に透水率の低い材料を設け、ディスク基板110の内部への水の浸入を低減し、光ディスク151の反りの発生を抑えたものである。
図6に示す光ディスク151において、ディスク基板110の内部に設けられる透水防止層510中に、金属箔等の混合物を混入することにより、ディスク基板110の外観をマーブル模様等を呈するように構成でき、光ディスク151の美観を向上することもできる。
このような透水防止層510は、図3に示す光ディスク121におけるディスク基板110の内部に設けるようにしてもよい。
次に、本発明に係る光ディスクと従来の光ディスクのスキュー値の変化を測定した結果を以下に示す。
ここで、図1に示すとおりの構成を備えた光ディスク11と、本発明に係る図2に示す光ディスク111と、同じく本発明に係る図4に示す光ディスク131を用いて測定した。
スキュー値の測定は、基準となるターンテーブルに光ディスクを装着し、光ディスクを一定速度で回転させた状態で、ディスク基板の透明保護膜が形成された面側から記録層に対し光ビームが垂直に入射している状態をスキュー値の基準とし、光ディスクが光ビームの入射方向に向かって半径方向に反った状態、すなわち、光ビームの入射側とは逆側に傾斜した状態の値を「+」とし、光ビームの入射側に向かって半径方向に反った状態、すなわち、光ビームの入射側に反った状態を「−」とする。
スキュー値の測定に当たっては、まず、温度25℃、湿度50%の環境(恒温恒湿槽)下で、測定する各光ディスク11,111,131の両面が互いに平行な状態になるまで一定期間放置する。通常、この期間は、3日程度である。
その後、両面が互いに平行となった各光ディスク11,111,131を、温度25℃で、湿度90%の環境(恒温恒湿槽)下に移し、測定開始時点のスキュー値を「0」として経時的なスキュー値の変化を測定した。その測定した結果を図7に示す。
なお、スキュー値の測定は、直径を120mmとする各光ディスク11,111,131の中心から55mm離間した位置で行った。
図7において、横軸は、経過時間を示し、縦軸は、光ディスクに入射される光ビームの光軸に対する光ディスクの傾斜角であるスキュー値である。
図7中Aは、図1に示す従来の光ディスク11のスキュー値の変化を示し、図7中Bは、ディスク基板110の他方の面に印刷ラベル膜130を設けた図2に示す光ディスク111のスキュー値の変化を示し、図7中Cは、ディスク基板110と印刷ラベル膜130との間に防湿膜310を設けた光ディスク131のスキュー値の変化を示す。
図7からも明らかなように、従来の光ディスク11は、環境が変化した後、一定時間経過した後も、スキューは残ってしまっているが、ディスク基板110の他方の面側に、ディスク基板110の一方の面に形成される透明保護膜120と膜質及び膜構造の印刷ラベル膜130を設けた本発明に係る光ディスク111,131は、環境が変化した後、一定時間経過すると、スキュー値はほぼ「0」となる。特に、印刷ラベル膜130とともに記録層112を構成する反射膜と同様の材料からなる防湿膜310を設けた本発明に係る光ディスク131は、環境が変化しても、スキュー値の変化が最も少ない。本発明に係る光ディスク111,131は、環境の変化があっても、一定時間経過すると、半径方向の反りをなくすることができる。
上述したように、一方の面に形成した記録層上に透明保護膜が設けられたディスク基板の他方の面に、透明保護膜と膜質及び膜構造をほぼ共通にする印刷ラベル膜を設け、厚さ方向で対称の構造とされた本発明に係る光ディスクは、スキューの発生を抑え、高記録密度化、転送速度の向上に寄与できる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施例に限定されるものではなく、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な変更、置換又はその同等のものを行うことができることは当業者にとって明らかである。
本発明に係る光ディスクは、一方の面に形成した記録層上に透明保護膜が設けられたディスク基板の他方の面に、透明保護膜と膜質及び膜構造を共通にし、スキュー低減機能とラベル印刷による表示機能とを具備した印刷ラベル膜を設けたことにより、光ディスクの両面における構成の非対称性を緩和して、スキューを有効に防止でき、記録層の平坦性を良好な状態に維持でき、常に安定した記録、再生動作を行うことができる。したがって、本発明に係る光ディスクは、記録情報の高記録密度化や転送速度の向上に対応できる。

Claims (8)

  1. 一方の面に記録層を形成したディスク基板と、
    前記ディスク基板の一方の面に形成された記録層上に設けられた透明保護膜と、
    前記ディスク基板の他方の面に設けられ、前記透明保護膜と膜質及び膜構造をほぼ共通にするスキュー低減機能とラベル印刷による表示機能とを具備した印刷ラベル膜と
    を有することを特徴とする光ディスク。
  2. 前記透明保護膜は接着剤を介して前記ディスク基板の一方の面に貼り付けられた合成樹脂シートよりなり、前記印刷ラベル膜は接着剤を介して前記ディスク基板の他方の面に貼り付けられた合成樹脂シートよりなることを特徴とする請求の範囲第1項記載の光ディスク。
  3. 前記合成樹脂シートは、熱可塑性を有し光透過性を有するポリマを主体とするシートであることを特徴とする請求の範囲第2項記載の光ディスク。
  4. 前記透明保護膜は、前記ディスク基板の記録層上に直接積層された合成樹脂層よりなり、前記印刷ラベル膜は前記ディスク基板の他方の面に印刷された合成樹脂層よりなることを特徴とする請求の範囲第1項記載の光ディスク。
  5. 前記合成樹脂層は、熱可塑性を有し光透過性を有するポリマを主体とする層であることを特徴とする請求の範囲第4項記載の光ディスク。
  6. 前記ディスク基板の他方の面に設けられる印刷ラベル膜の形成領域は、前記ディスク基板の一方の面に形成される透明保護膜の形成領域に対応していることを特徴とする請求の範囲第1項記載の光ディスク。
  7. 前記ディスク基板の他方の面と前記印刷ラベル膜との間に、更に防湿膜が設けられている特徴とする請求の範囲第1項記載の光ディスク。
  8. 前記ディスク基板の内部に、透水率の低い透水防止層が設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項記載の光ディスク。
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