JPH08212595A - 光学式ディスクレコ−ド - Google Patents

光学式ディスクレコ−ド

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JPH08212595A
JPH08212595A JP7317089A JP31708995A JPH08212595A JP H08212595 A JPH08212595 A JP H08212595A JP 7317089 A JP7317089 A JP 7317089A JP 31708995 A JP31708995 A JP 31708995A JP H08212595 A JPH08212595 A JP H08212595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical disc
viscoelastic substance
sheet
thin film
disc record
Prior art date
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Pending
Application number
JP7317089A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Kasahara
章裕 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7317089A priority Critical patent/JPH08212595A/ja
Publication of JPH08212595A publication Critical patent/JPH08212595A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からの衝撃、振動に対して安定で、かつ
常に安定したフォーカシングサーボを可能とし、記録再
生時のエラー率が低い高精度な光学的記録再生が可能
で、しかも、製作が容易な光学式ディスクレコードの提
供。 【解決手段】 透明基板6上に設けられた薄膜7を光学
的反射面とする光学式ディスクレコードであって、常温
で転移域にある粘弾性物質8を間にはさむ三層構造を含
んでなることを特徴とする光学式ディスクレコード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光学式ディスク
レコードの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、音響機器の分野では、可及的に高
忠実度化を図るためPCM(パルスコートモジューレー
ション)技術を利用したデジタル記録再生方式が出現し
普及しつつある。つまり、これはデジタルオーディオ化
と称されているもので、オーディオ特性が記録媒体の特
性に依存することなく在来のアナログ式によるものに比
して格段にすぐれたものとすることが原理的に確立され
ているからである。この場合、記録媒体として、ディス
ク(円盤)を対象とするものは、DADシステムと称さ
れており高度な性能を満足し得るものであることが要求
される。
【0003】それは、例えば光学式再生方式のうちでC
D(コンパクトディスク)においては、透明樹脂円盤に
対しデジタル(PCM)化データに対応したビット(反
射率の異なる凹凸)を形成する金属薄膜を被着してなる
直径12cm、厚さ1.2mmの光学式ディスクをCLV
(線速度一定)方式により約200〜500r・p・m
の可変回転速度で駆動させる。この場合、このディスク
はトラックのピッチが1.6μmであって片面でも約1
時間のステレオ再生をなし得る膨大な情報量が記録され
ている。
【0004】そして、上記光学式ディスクレコード再生
装置において要請されることは、いかなる使用状態にお
いても正常に動作することである。
【0005】ところで、このような要請の具体的な対象
の一つとして、ディスクの構造が挙げられる。
【0006】従来のディスクの構造は、図1に示すよう
に透明基板1に反射面となる金属薄膜2が蒸着され、そ
の上に保護膜となる樹脂層3をコーティングし、その上
にラベル4を印刷している。このような構造をした直径
12cm、厚さ1.2mmのディスクのクランピングエリア
5をクランプして回転させることが通常の使用法である
がクランピングエリア5をクランプして強制変位加振し
た場合のディスク先端の振動周波数特性を図2の破線で
示す。この図よりディスクにはほとんど減衰がなく、各
モードのQ値が大きく共振しやすいことがわかる。この
ような共振は信号を読みとるための光を常にディスク面
上のピットに焦点を結ばせるフォーカシングサーボ系に
対して極めて有害で、わずかな振動やショックなどの外
乱が加わるとフォーカシングサーボがはずれる原因とな
る。特に周波数の高い領域ではゲインマージンが少ない
ため、高次の鋭い共振はサーボがはずれる原因となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、かかる問
題点に対処すべくなされたものであり、その目的とする
ところは、外部からの衝撃、振動に対して安定で、かつ
常に安定したフォーカシングサーボを可能とし、記録再
生時のエラー率が低い高精度な光学的記録再生が可能
で、しかも、製作が容易な光学式ディスクレコードを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、透
明基板上に設けられた薄膜を光学的反射面とする光学式
ディスクレコードであって、常温で転移域にある粘弾性
物質を間にはさむ三層構造を含んでなることを特徴とす
るものである。ここで、粘弾性物質としては、例えば、
アクリル系やシリコン系の化合物等が用いられる。
【0009】尚、前記三層構造は、前記薄膜が設けられ
た前記透明基板と、前記粘弾性物質と、表面にラベルを
印刷することが可能なシートとから構成されていてもよ
く、または、前記薄膜の光学的反射面と反対側の表面に
設けられる保護膜と、前記粘弾性物質と、表面にラベル
を印刷することが可能なシートとから構成されていても
よい。また、前記粘弾性物質が前記シートと接するよう
にしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳述する。
【0011】図3は本発明の第1の実施形態を示すディ
スクの断面図である。
【0012】透明基板6の上に反射面となる金属薄膜7
が蒸着されその上に常温で転移域にある粘弾性物質8を
固着させ制振材として使用する。その上にラベルが印刷
されたシート9を固着させている。ここで、粘弾性物質
としては、例えば、アクリル系やシリコン系の化合物等
が用いられる。
【0013】このように制振材となる粘弾性物質8をシ
ート9と透明基板6及び金属薄膜7がはさむ三層構造に
なっているため強い制振効果が得られる。即ち、常温で
転移域にある粘弾性物質を間にはさむ三層構造を含む構
成によれば、ディスクが振動するさい粘弾性物質が引
張、圧縮及びせん断で歪み、その時のエネルギロスによ
り大きな減衰効果が生まれるため、各モード特に高次の
モードの共振を押えることができる。
【0014】また、粘弾性物質8にシート9が接するよ
うに配置することにより、光学的ディスクレコード表面
の保護膜の形成を容易に行うことができるとともに、制
振材となる粘弾性物質8がシート9により保護され、空
気中の酸素及び光による劣化するのを妨ぐことができ
る。
【0015】図4は、本発明の第2の実施形態を示すデ
ィスクの断面図である。図に示すように、金属薄膜7と
粘弾性物質8の間に保護膜11が介在している。このよ
うな構成によっても、上記第1の実施形態と同様に強い
制振効果を得ることができる。 尚、本発明は、CDの
ほか光ディスク装置に用いられる光ディスク等の光学式
ディスクレコード一般に適用が可能である。
【0016】
【実施例】直径12cm、厚さ1.2mmのディスクに、粘
弾性物質8及びシート9として、住友スリーエム株式会
社製のVEM製品(商品名)を貼付し、このディスクの
クランピングエリア10をクランプして、クランピング
エリア10を強制変位加振した場合のディスク先端にお
ける振動周波数特性を図2の実線で示す。従来のディス
ク先端における振動周波数特性(図2の破線)と比較す
ると、明らかに高次の共振が押えられていることがわか
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、常温で転移域にある粘
弾性物質を間にはさむ三層構造を含んだ構成により、強
い制振効果が得られる。
【0018】また、粘弾性物質にシートが接するように
配置とすることにより、光学的ディスクレコード表面の
保護膜の形成を容易に行うことができるとともに、制振
材となる粘弾性物質がシートにより保護され、空気中の
酸素及び光による劣化するのを妨ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来提案されている光学式ディスクの断面
図。
【図2】 従来提案されている光学式ディスク及び本発
明による光学式ディスクの振動特性を示す線図。
【図3】 本発明の第1の実施形態を示す光学式ディス
クの断面図。
【図4】 本発明の第2の実施形態を示す光学式ディス
クの断面図。
【符号の説明】
1,6…透明基板 2,7…金属薄膜 3,11…樹脂層(保護膜) 4…ラベル 5,10…クランピングエリア 8…常温で転移域にある粘弾性物質 9…シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に設けられた薄膜を光学的反
    射面とする光学式ディスクレコードであって、常温で転
    移域にある粘弾性物質を間にはさむ三層構造を含んでな
    ることを特徴とする光学式ディスクレコード。
  2. 【請求項2】 前記三層構造は、前記薄膜が設けられた
    前記透明基板と、前記粘弾性物質と、表面にラベルを印
    刷することが可能なシートとから構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の光学式ディスクレコード。
  3. 【請求項3】 前記三層構造は、前記薄膜の光学的反射
    面と反対側の表面に設けられる保護膜と、前記粘弾性物
    質と、表面にラベルを印刷することが可能なシートとか
    ら構成されていることを特徴とする請求項1記載の光学
    式ディスクレコード。
  4. 【請求項4】 前記粘弾性物質は前記シートと接してい
    ることを特徴とする請求項2または請求項3記載の光学
    式ディスクレコード。
JP7317089A 1995-11-13 1995-11-13 光学式ディスクレコ−ド Pending JPH08212595A (ja)

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JP59042928A Division JPH0687319B2 (ja) 1984-03-08 1984-03-08 光学式デイスクレコ−ド

Publications (1)

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JPH08212595A true JPH08212595A (ja) 1996-08-20

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ID=18084316

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EP1079380A2 (en) * 1999-08-20 2001-02-28 Ricoh Company, Ltd. Information recording medium
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