JPWO2002067702A1 - 炭酸飲料 - Google Patents

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Abstract

果汁等の植物成分の豊かな味わいと炭酸の刺激的なさわやかさを兼ね備えた炭酸飲料を提供する。炭酸飲料中、植物成分を10〜80重量%含み、炭酸ガスを2容量%より多く含み、可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で8度以下であり、高甘味度甘味料を含み、それによって付与される甘味が全甘味の25重量%以上(砂糖甘味換算)であり、全甘味量が砂糖甘味換算で8〜14重量%である。更には、高甘味度甘味料として少なくともスクラロースを含み、高甘味度甘味料によって付与される甘味のうちスクラロースが50%以上(砂糖甘味換算)の甘味を構成する。

Description

技術分野
本発明は果汁等の植物成分を含有する炭酸飲料に関する。より詳細には、本発明は植物成分を10〜80重量%、及び炭酸ガスを2容量%より多く含む炭酸飲料に関する。さらに本発明は、上記のように植物成分と炭酸ガスを比較的多く含みながらも、植物成分の豊かな味わいと炭酸ガスの爽快感を兼ね備え、バランスのよい風味を有した炭酸飲料の調製方法に関する。さらに本発明は、植物成分と炭酸ガスを比較的多く含む炭酸飲料において、該植物成分由来の重い口当たりと炭酸ガスに起因する苦味や刺激を軽減する方法に関する。
背景技術
従来から、口当たりや風味の改善を目的として種々の果汁入り炭酸飲料が提案されている。通常、果汁入り飲料には、果汁の酸味を抑えて味をまろやかにするために多量の糖類が配合されるが、特開昭63−207367号公報には、果汁入り飲料に炭酸ガスを0.5〜1.5容量%入れることによって、多量の糖類を配合しなくても、果汁の爽やかな味覚を備えながらも酸味が抑制きれた果汁入り炭酸飲料が得られることが記載されている。また、特開昭57−110178号公報には、炭酸飲料に柑橘系果汁とレモン果汁を総量で50重量%以下の割合で配合することによって清涼感と風味が良好な果汁入り炭酸飲料が得られることが記載されている。
また、特開昭60−259169号公報には、甘味成分として高甘味度甘味料(アスパルテーム)を用い、炭酸ガスをガス圧が2.5kg/cm以下となるように混入した果汁入り炭酸飲料が、また特開2000−4852号公報には甘味成分として呈苦味性低カロリー甘味料を用い、炭酸ガスを1〜2容量%混入した果汁入り炭酸飲料が、さらに特開平10−136952号公報及び特開平10−136953号公報には、甘味成分としてエリスリトールと高甘味度甘味料を組み合わせて使用した果汁入り炭酸飲料が記載されている。
このように従来から、果汁の風味を活かし清涼感や爽快感を出すために種々工夫された果汁入り炭酸飲料が提案されているが、いずれの炭酸飲料も上記所期の目的を達成するために、炭酸ガスまたは果汁のいずれか一方の配合量を少なくするか、または両方とも少ない処方となっている。又は、炭酸ガス容量或いは果汁のいずれかの配合量について明確な記載がない(特開昭57−110178号公報)。
発明の開示
従来、果汁と炭酸ガスの両方とも多く含む炭酸飲料が提案されていなかった理由については定かではない。しかし、後述の比較例に示すように、炭酸飲料に果汁を配合すると、当該果汁に含まれる糖類の割合分、糖類の添加量を減らして通常の炭酸飲料と同等の甘味量(砂糖換算で8〜14重量%程度)になるように調整した場合であっても、口当たりが重くなり炭酸飲料本来の爽快感が消失してしまうこと(比較例1)、一方、果汁の配合量を減らすと、甘味量は同じにもかかわらず炭酸の刺激が突出してしまう(比較例2)などという具合に、果汁と炭酸ガスの両者を配合して味や風味のバランスを図ることは極めて難しいことがわかった。
本発明の目的は、果汁等の植物成分と炭酸ガスの両者を含有する飲料であって、植物成分の豊かな味わいと炭酸ガスの爽やかな刺激感(爽快感)をバランス良く備えた植物成分含有炭酸飲料を提供することである。
また本発明の目的は、野菜や果物の搾汁等の植物成分によるボディー感、又は/及び、炭酸ガスの刺激感が互いに突出せずに、植物成分の豊かな味わいと炭酸ガスの爽やかな刺激感(爽快感)をバランス良く備えた植物成分含有炭酸飲料の製造方法を提供することである。
さらに本発明の目的は、果汁等の植物成分と炭酸ガスを比較的多く含有する炭酸飲料において、該植物成分に起因して生じる強すぎるボディー感(重い口当たり)と炭酸ガスに起因して生じる刺激感を軽減する方法を提供することである。
本発明者らは、植物成分に由来する豊かな味わいと炭酸ガスによる刺激を有しながらも爽やかさで清涼感を備えた炭酸飲料を開発するために種々試行した結果、10〜80重量%の植物成分と2容量%より多い炭酸ガスを含む処方において、高甘味度甘味料、特に好ましくはスクラロースを特定の割合で配合して可溶性固形分含量を特定量以下に抑えることにより、口当たりが重くなりすぎず、また刺激が強くなりすぎずに、所期の目的が達成できることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は下記に掲げる炭酸飲料である。
1. 下記の処方を有することを特徴とする炭酸飲料:
(1)植物成分を10〜80重量%の割合で含む、
(2)炭酸ガスを2容量%より多く含む、
(3)可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で8度以下である、
(4)全甘味量が砂糖甘味換算で8〜14重量%である
(5)高甘味度甘味料を含む
(6)高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が、全甘味量100重量%あたり、砂糖甘味換算で25重量%以上を占める。
2. 植物成分が、果物又は野菜の搾汁である項1記載の炭酸飲料。
3. 植物成分が、果汁である項1または2に記載の炭酸飲料。
4. 植物成分を30〜70重量%の割合で含む項1乃至3のいずれかに記載の炭酸飲料。
5. 炭酸ガスを2〜4容量%の割合で含む項1乃至4のいずれかに記載の炭酸飲料。
6. 可溶性固形分含量が2〜8度である項1乃至5のいずれかに記載の炭酸飲料。
7. 高甘味度甘味料が、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム、アリテーム、サッカリンナトリウム、ステビア甘味料、及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種である項1乃至6のいずれかに記載の炭酸飲料。
8. 高甘味度甘味料が、少なくともスクラロースを含むものであって、全ての高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量100重量%のうち、スクラロースによって付与される甘味の量が、砂糖甘味換算量で50重量%以上である、項1乃至7のいずれかに記載の炭酸飲料。
9. 高甘味度甘味料が、スクラロースと、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム、アリテーム、サッカリンナトリウム、ステビア甘味料、及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種との混合物である項1乃至8のいずれかに記載の炭酸飲料。
10.炭酸飲料に含まれる全甘味量が砂糖甘味換算量で8〜12重量%である項1乃至9のいずれかに記載の炭酸飲料。
11.高甘味度甘味料によって付与される甘味量が、砂糖甘味換算量で、全甘味量100重量%のうち25〜85重量%を占めるものである項1乃至10のいずれかに記載の炭酸飲料。
12.高甘味度甘味料によって付与される甘味量が、砂糖甘味換算量で、全甘味量100重量%のうち35重量%以上を占めるものである項1乃至11のいずれかに記載の炭酸飲料。
13.アルコールを1〜15重量%含む項1乃至12のいずれかに記載の炭酸飲料。
また本発明は下記に掲げる炭酸飲料の製造方法である:
14.実質的に下記の工程を有することを特徴とする炭酸飲料の製造方法:
(1)最終炭酸飲料中に植物成分が10〜80重量%の割合で含まれるように植物成分を配合する、
(2)最終炭酸飲料中の全甘味量が砂糖甘味換算量で8〜14重量%となるように甘味料を配合する、
(3)甘味料として少なくとも1種の高甘味度甘味料を、最終炭酸飲料の全甘味量100重量%あたり、上記高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が砂糖換甘味換算量で25重量%以上となるような割合で配合する、
(4)最終炭酸飲料の可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で8度以下となるように調整する、
(5)最終炭酸飲料のガス容量が2容量%より多くなるように炭酸ガスを封入する。
なお、本発明の炭酸飲料の製造方法には下記の態様が含まれる。
〈14−1〉 植物成分として果物又は野菜の搾汁を用いる項14に記載の製造方法。
〈14−2〉 植物成分として果汁を用いる項14に記載の製造方法。
〈14−3〉 植物成分を、最終炭酸飲料中30〜70重量%の割合で含まれるように配合する項14に記載の製造方法。
〈14−4〉 炭酸ガスを2〜4容量%の割合で封入する項14に記載の製造方法。
〈14−5〉 最終炭酸飲料の可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で2〜8度となるように調整する項14に記載の製造方法。
〈14−6〉 高甘味度甘味料として、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム、アリテーム、サッカリンナトリウム、ステビア甘味料、及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種を用いる項14に記載の製造方法。
〈14−7〉 高甘味度甘味料として、少なくともスクラロースを、全ての高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量100重量%のうち、スクラロースによって付与される甘味の量が、砂糖甘味換算量で50重量%以上の割合で用いる、項14に記載の製造方法。
〈14−8〉 高甘味度甘味料として、スクラロースと、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム、アリテーム、サッカリンナトリウム、ステビア甘味料、及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種との混合物を用いる項14に記載の製造方法。
〈14−9〉 最終炭酸飲料中の全甘味量が砂糖甘味換算量で8〜12重量%となるように甘味料を配合する項14に記載の製造方法。
〈14−10〉 甘味料として少なくとも1種の高甘味度甘味料を、最終炭酸飲料の全甘味量100重量%あたり、上記高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が砂糖換甘味換算量で25〜85重量%となるような割合で配合する項14に記載の製造方法。
〈14−11〉 甘味料として少なくとも1種の高甘味度甘味料を、最終炭酸飲料の全甘味量100重量%あたり、上記高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が砂糖換甘味換算量で35重量%以上となるような割合で配合する項14に記載の製造方法。
〈14−12〉 アルコールを1〜15重量%含む項14に記載の製造方法。
さらに本発明は下記に掲げる炭酸飲料のボディー感と刺激感を低減する方法である:
15.植物成分を10〜80重量%、及び炭酸ガスを2容量%より多く含むことを基本処方とする炭酸飲料において、植物成分と炭酸ガスを上記の割合で配合することによって生じるボディー感と刺激感を低減する方法であって、上記成分に加えて高甘味度甘味料を配合し、下記(1)〜(3)の特性:
(1)可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で8度以下、
(2)全甘味量が砂糖換算量で8〜14重量%、
(3)高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が、砂糖甘味換算で全甘味量100重量%あたり25重量%以上を占める、
を備えるように炭酸飲料を調製することを特徴とする方法。
なお、本発明の上記低減方法には下記の態様が含まれる。
〈15−1〉炭酸飲料が植物成分として果物又は野菜の搾汁を含むものである項15に記載の低減方法。
〈15−2〉炭酸飲料が植物成分として果汁を含むものである項15に記載の低減方法。
〈15−3〉炭酸飲料が植物成分を30〜70重量%の割合で含むものである項15に記載の低減方法。
〈15−4〉炭酸飲料が炭酸ガスを2〜4容量%の割合で含むものである項15に記載の低減方法。
〈15−5〉可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で2〜8度となるように炭酸飲料を調製する項15に記載の低減方法。
〈15−6〉高甘味度甘味料として、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム、アリテーム、サッカリンナトリウム、ステビア甘味料、及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種を用いる項15に記載の低減方法。
〈15−7〉高甘味度甘味料として、スクラロースと、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム、アリテーム、サッカリンナトリウム、ステビア甘味料、及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種との混合物を用いる項15に記載の低減方法。
〈15−7〉高甘味度甘味料として少なくともスクラロースを用い、全ての高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量100重量%のうち、スクラロースによって付与される甘味の量が、砂糖甘味換算量で50重量%以上となるように炭酸飲料を調製する、項15に記載の低減方法。
〈15−8〉最終炭酸飲料中の全甘味量が砂糖甘味換算量で8〜12重量%となるように甘味料を配合する項15に記載の低減方法。
〈15−9〉甘味料として少なくとも1種の高甘味度甘味料を用い、最終炭酸飲料の全甘味量100重量%あたり、上記高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が砂糖換甘味換算量で25〜85重量%となるような割合に調製する項15に記載の低減方法。
〈15−10〉甘味料として少なくとも1種の高甘味度甘味料を用い、最終炭酸飲料の全甘味量100重量%あたり、上記高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が砂糖換甘味換算量で35重量%以上となるような割合に調製する項15に記載の低減方法。
さらに本発明は下記に掲げる炭酸飲料のボディー感と刺激感及びアルコール飲料のバーニング感を低減する方法である:
16.植物成分を10〜80重量%含み、炭酸ガスを2容量%より多く含み、アルコールを1〜15重量%含むことを基本処方とする炭酸飲料において、植物成分と炭酸ガスを上記の割合で配合することによって生じるボディー感と刺激感及びアルコールを上記の割合で配合することによって生じるバーニング感を低減する方法であって、上記成分に加えて高甘味度甘味料を配合し、下記(1)〜(3)の特性:
(1)可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で8度以下、
(2)全甘味量が砂糖換算量で8〜14重量%、
(3)高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が、砂糖甘味換算で全甘味量100重量%あたり25重量%以上を占める、
を備えるように炭酸飲料を調製することを特徴とする方法。
なお、本発明の上記低減方法には下記の態様が含まれる。
〈16−1〉炭酸飲料が植物成分として果物又は野菜の搾汁を含むものである項14に記載の低減方法。
〈16−2〉炭酸飲料が植物成分として果汁を含むものである項16に記載の低減方法。
〈16−3〉炭酸飲料が植物成分を30〜70重量%の割合で含むものである項16に記載の低減方法。
〈16−4〉炭酸飲料が炭酸ガスを2〜4容量%の割合で含むものである項16に記載の低減方法。
〈16−5〉可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で2〜8度となるように炭酸飲料を調製する項16に記載の低減方法。
〈16−6〉高甘味度甘味料として、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム、アリテーム、サッカリンナトリウム、ステビア甘味料、及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種を用いる項16に記載の低減方法。
〈16−7〉高甘味度甘味料として、スクラロースと、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム、アリテーム、サッカリンナトリウム、ステビア甘味料、及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種との混合物を用いる項16に記載の低減方法。
〈16−7〉高甘味度甘味料として少なくともスクラロースを用い、全ての高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量100重量%のうち、スクラロースによって付与される甘味の量が、砂糖甘味換算量で50重量%以上となるように炭酸飲料を調製する、項16に記載の低減方法。
〈16−8〉最終炭酸飲料中の全甘味量が砂糖甘味換算量で8〜12重量%となるように甘味料を配合する項16に記載の低減方法。
〈16−9〉甘味料として少なくとも1種の高甘味度甘味料を用い、最終炭酸飲料の全甘味量100重量%あたり、上記高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が砂糖換甘味換算量で25〜85重量%となるような割合に調製する項16に記載の低減方法。
〈16−10〉甘味料として少なくとも1種の高甘味度甘味料を用い、最終炭酸飲料の全甘味量100重量%あたり、上記高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が砂糖換甘味換算量で35重量%以上となるような割合に調製する項16に記載の低減方法。
発明を実施するための最良の形態
本発明に係る炭酸飲料は、下記の構成を備えることを特徴とするものである:
(1) 植物成分を10〜80重量%の割合で含む、
(2) 炭酸ガスを2容量%より多く含む、
(3) 可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で8度以下である、
(4) 全甘味量が砂糖甘味換算で8〜14重量%である、
(5) 高甘味度甘味料を含む、
(6) 全甘味量100重量%(砂糖甘味換算量)中、上記高甘味度甘味料によって付与される甘味量が25重量%以上(砂糖甘味換算量)である。
ここで「砂糖甘味換算」とは、甘味成分の量を、砂糖の甘味1に対する当該甘味成分の甘味の相対比に基づいて、砂糖の量に換算することを意味する。また「砂糖甘味換算量」とは、そのようにして砂糖の量に換算した甘味成分の量を示す。具体的には、公知の砂糖甘味換算表等から求めることができる(詳細は後述する)。
なお、本発明の炭酸飲料は、上記各種の成分を上記特定の割合で含むことによって、植物成分(例えば果汁)に起因する良好な風味を有し、かつ炭酸ガスによる適度な刺激によって爽やかな口当たりを備えた全体的にバランスのとれた呈味(風味、口当たり)を有するものである。従って、本発明が対象とする炭酸飲料は、飲用時に上記成分を上記割合で含むものであればよく、その限りにおいて市場に流通される際の形態や、それに含まれる各成分の配合割合を特に制限するものではない。具体的には、本発明の炭酸飲料には、そのまま飲用に供されるもののほか(ストレート飲料)、飲用時に希釈(例えば、濃縮飲料、カップベンダーのような、シロップと炭酸水を別々の溶液として飲用時に合わせるタイプのもの等)、溶解(例えば、粉末飲料等)、浸出(例えば、茶葉またはティーバック等)して飲用されるものが含まれる。好ましくは、飲用時に希釈や溶解等の処理をすることなくそのまま飲用されるものであり、かかるものとしては缶、瓶またはペットボトルなどの密閉容器に充填してなる炭酸飲料を例示することができる。
以下、本発明の炭酸飲料の各構成について説明する。
(1)植物成分を10〜80重量%の割合で含む:
ここで植物成分とは、果実や野菜等の農作物等の植物体に含まれる食用部位(果実、種実、葉、樹皮、根茎、花弁等)を原料として任意の処理によって得られる成分を広く意味するものであり、例えば上記所望の植物の食用部位から得られる滲出液(樹液など)、または食用部位の搾汁、破砕物(ピューレ、ペースト、細断物)、抽出物(抽出液)などを挙げることができる。
搾汁としては具体的には、ミカン、オレンジ、レモン、ライム、シトロン、グレープフルーツ、ブンタン、夏みかん、はっさく、ゆず、すだち、かぼす、キンカン等の柑橘類、リンゴ、ブドウ、モモ、メロン、スイカ、梨、イチゴ、パインアップル、バナナ、漿果類、アンズ、ウメ、サクランボ、グァバ、プルーン、ラズベリー、ブルーベリー、クランベリー、コケモモ(カウベリー)、グミ(シルバーベリー)、桑(マルベリー)、グーズベリー、カーラント、ブラックベリー、ライチ、マンゴー、パパイヤ、パッションフルーツ、スターフルーツ、ドリアン、マンゴスチン等のトロピカルフルーツ、アロニアなどの各種果物の搾汁(果汁);並びにトマト、ニンジン、キャベツ、オニオン、シナモン、モロヘイヤ、ケール、ほうれん草、ブロッコリー、カボチャ、セロリー、パセリ、ネギ、ゴボウ、シイタケ、マツタケ、ミツバ、ハクサイ、豆などの各種野菜の搾汁(野菜汁)を挙げることができる。
これらは1種の果物または野菜の搾汁であってもよいが、2種以上の果物の搾汁の混合液、2種以上の野菜の搾汁の混合液、または1種または2種以上の果物と野菜の搾汁の混合液であってもよい。好ましくは果汁、または果汁を含む野菜の搾汁である。なお、これらの果物や野菜の搾汁は、果実や野菜の破砕物(果肉等)や砂のう等の組織や繊維素等の不溶性の固形分を含んでいてもよい。
また、破砕物としては、上記の各種果物や野菜を破砕して得られる果肉や野菜の細断物、またはその細断物を裏ごしして濃縮したピューレやペーストを挙げることができる。
更に、抽出物としては、コーラ、ガラナ、コーヒーなどの植物の種実の抽出液;または生姜(ジンジャー)、サッサフラス、サーサパリラなどの植物の根茎の抽出液;カモミール、エルダーフラワー、レモンバーム、ラベンダー、クローブ、ガーリック、カプシカム、ペパー、マスタード、サンショウ、ワサビ、ローレル、クローブ、タイム、セージ、ナツメグ、メース、カルダモン、キャラウエイ、アニス、バジル、フェンネル、クミン、ターメリック、パプリカ、サフラン、バジル、ベイリーブス、マジョラム、オレガノ、ローズマリー、セージ、タラゴン、タイム、コリアンダー、クミン、デイル等のハーブやスパイス等の抽出物を挙げることができる。
また、本発明では植物成分として、上記の滲出液、搾汁、破砕物(ピューレ、ペースト、パルプ)、抽出物(抽出液)等を更に処理して、糖分、酸または不溶成分などを低減ないし除去したものを用いても良い。また、濃縮果汁のように搾汁した果汁を4〜5倍等に濃縮したものや、濃縮還元果汁のように濃縮果汁を濃縮倍率で希釈したもの、或いは濃縮によって蒸散した水分のうち揮発性香気成分を多く含有する部分をカットバックしたものを使用することもできる。
なお、本発明の炭酸飲料ではこれらの植物成分を10〜80重量%の割合で含むことを特徴とするが、植物成分として濃縮果汁のように水分を除去して濃縮された搾汁を用いる場合、搾汁直後(濃縮前)の濃度に戻した量が植物成分の含量となる。好ましい植物成分の含有量は30〜70重量%、より好ましくは40〜60重量%である。
炭酸飲料に配合する植物成分は、好ましくは搾汁または抽出液であり、より好ましくは果汁(果物の搾汁)である。特に果汁の含有量が30〜70重量%である炭酸飲料において、本発明の効果が最も発揮される。
植物成分が10重量%より著しく少なくなると、果汁等の植物成分の呈味が乏しくなるため、植物成分の豊かな味わい(風味)を有する炭酸飲料を提供するという所期の目的が達成できず、また植物成分を80重量%を著しく超えて配合すると、飲用感が重くなりすぎて爽快感のある炭酸飲料を提供するという所期の目的が達成できない。
(2)炭酸ガスを2容量%より多く含む:
好ましいガス容量としては2〜4容量%、より好ましくは2.5〜3.5容量%である。なお、これは20℃での飲料の炭酸ガス内圧に換算すると約1.4kg/cm以上、好ましくは1.4〜3.7kg/cm、より好ましくは2〜3kg/cmに相当する。
ガス容量が2容量%に満たないと、植物成分を10〜80重量%の割合で配合した場合に炭酸飲料本来の好ましい刺激感が得られず、植物成分の豊かな味わい(風味)を有し爽快感のある炭酸飲料を提供するという所期の目的が達成できない。
(3)可溶性固形分含量が8度以下である:
可溶性固形分含量とは一般には飲料等の液状食品100g中に溶解している水溶性成分、具体的には糖類や有機酸などの不揮発性物質の総重量(g)であるが、通常は液状食品、特に果実飲料の糖含有量を示す指標(Brix)として用いられる。可溶性固形分含量(Brix)は通常、屈折糖度計示度で表すことができる。すなわち、本発明が対象とする炭酸飲料は、屈折糖度計示度が8度以下であるような割合で可溶性固形分を含むことを特徴とするものである。
可溶性固形分含量(屈折糖度計示度)が8度を著しく超えると、可溶性固形分によるボディー感が最終的に調製される炭酸飲料の味に過剰に表出し、所望の嗜好性を得ることができない。
好ましい炭酸飲料は、可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で2〜8度、より好ましくは4〜6度の範囲にあるものである。
(4)全甘味量が、砂糖甘味換算で8〜14重量%である:
すなわち、本発明の炭酸飲料は、砂糖甘味換算で8〜14重量%の割合で甘味成分を含むものである。かかる割合で甘味成分を含むことにより、前述する割合で含まれる植物成分による風味と炭酸ガスによる刺激のバランスを図ることができ、所期の目的である、風味が良く清涼感並びに爽快な飲用感を有する飲料を調製することができる。好ましい甘味成分の総量(全甘味量)は、砂糖甘味換算で8〜12重量%、より好ましくは9〜11重量%である。
なお、全甘味量が砂糖甘味換算で8重量%より著しく少ないと、炭酸ガスの苦味や刺激が強く感じられる傾向があり、また、全甘味量が砂糖甘味換算で14重量%を著しく超えると、甘味がしつこく感じられ、爽快感が損なわれる傾向にある。
本発明で用いられる甘味成分としては、従来公知若しくは将来知られ得る甘味成分を広く挙げることができる。具体的には、アセスルファムカリウム、アラビノース、アリテーム、イソトレハロース、イソマルチトール、イソマルトオリゴ糖(イソマルトース、イソマルトトリオース、パノース等)、エリスリトール、オリゴ−N−アセチルグルコサミン、ガラクトース、ガラクトシルスクロース、ガラクトシルラクトース、カンゾウ抽出物(グリチルリチン)、キシリトール、キシロース、キシロオリゴ糖(キシロトリオース、キシロビオース等)、グリセロール、クルクリン、グルコース、ゲンチオオリゴ糖(ゲンチオビオース、ゲンチオトリオース、ゲンチオテトラオース等)、サッカリン、サッカリンナトリウム、シクラメート、スタキオース、ズルチン、ソルボース、タウマチン、ステビア抽出物、テアンデオリゴ糖、トレハロース、ナイゼリアベリー抽出物、ニゲロオリゴ糖(ニゲロース等)、ネオテーム、ネオトレハロース、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、パラチニット、パラチノース、フラクトオリゴ糖(ケストース、ニストース等)、フルクトース、ポリデキストロース、マルチトール、マルトース、マルトオリゴ糖(マルトトリオース、テトラオース、ペンタオース、ヘキサオース、ヘプタオース等)、マンニトール、ミラクルフルーツ抽出物、ラカンカ抽出物、ラクチトール、ラクトース、ラフィノース、ラムノース、リボース、異性化液糖、還元イソマルトオリゴ糖、還元キシロオリゴ糖、還元ゲンチオオリゴ糖、還元水飴、酵素処理カンゾウ、酵素処理ステビア、酵素分解カンゾウ、砂糖結合水飴(カップリングシュガー)、大豆オリゴ糖、転化糖、水飴、蜂蜜等の甘味成分が例示できる。
中でも、好適には、砂糖、ブドウ糖、果糖、果糖ブドウ糖液糖等の液糖、水飴、還元水飴、蜂蜜、イソマルトオリゴ糖、乳果オリゴ糖等のオリゴ糖などの糖類;ソルビトール、マルチトール、マンニトール、エリスリトール、キシリトール等の糖アルコール;α−グルコシルトランスフェラーゼ処理ステビア、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、アリテーム、サッカリン、サッカリンナトリウム、シクラメート、ステビア抽出物、ステビア末、スクラロース、タウマチン(ソーマチン)、ネオテーム等の高甘味度甘味料を例示することができる。なお、本発明の炭酸飲料の甘味を構成する成分には、前述の甘味成分の他に、植物の組織成分に含まれる甘味成分(果汁由来の果糖等)も含まれる。
なお、炭酸飲料に含まれる全甘味量は、当該炭酸飲料に含まれる各甘味成分の量(重量濃度)を、砂糖の甘味1に対する当該甘味成分の甘味の相対比に基づいて、砂糖の相当量に換算して(砂糖甘味換算)、次いで当該炭酸飲料に含まれる全ての甘味成分の砂糖甘味換算量(重量濃度)を総計することによって求めることができる。
なお、砂糖の甘味1に対する各種甘味成分の甘味の相対比は、公知の砂糖甘味換算表等から求めることができる。例えば、ビバレッジジャパン社「飲料用語事典」(平成11年6月25日発行)資料11頁によると、砂糖(ショ糖、スクロース)の甘味度1に対する各種の甘味成分の甘味相対比は下記表に示す通りであり、これらを参考にして各甘味成分について上記の砂糖甘味換算量を算出することができる。
Figure 2002067702
Figure 2002067702
なお、本発明の炭酸飲料は、1種の甘味成分を含むものであってもまた2種以上の甘味成分を含むものであってもよいが、後述するように甘味成分として少なくとも1種の高甘味度甘味料を含むことが必要である。
(5)高甘味度甘味料を含む:
ここで本発明の炭酸飲料に必須成分として配合される高甘味度甘味料としては、前述するものを広く例示することができる。好ましくはスクラロース(砂糖の約600倍の甘味、以下、括弧内は砂糖の甘味に対する相対比率を示す)、アスパルテーム(約200倍)、アセスルファムカリウム(約200倍)、ネオテーム(約8000倍)、アリテーム(約2000倍)、サッカリンナトリウム(約300倍)、ステビア甘味料(約100〜300倍;原料、製法により異なる)、及びソーマチン(約3000倍)を挙げることができる。これらの高甘味度甘味料は1種単独で使用することもできるが2種以上組み合わせて使用してもよい。上記の中でも、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウム及びネオテームよりなる群から選ばれる1種以上を用いることが好ましい。更に好ましくは、スクラロースを必須成分として使用することである。この場合、スクラロースを単独で使用してもよいし、スクラロースに加えて上記の少なくとも1種の高甘味度甘味料(アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム、アリテーム、サッカリンナトリウム、ステビア甘味料、またはソーマチン)を含んでもよい。かかる好ましい組み合わせとしては、高甘味度甘味料によって付与される甘味量の総計100重量%(砂糖甘味換算量)のうち、スクラロースによって付与される甘味量が50重量%以上(砂糖甘味換算量)を占めるような組み合わせである。
(6)全甘味量100重量%(砂糖甘味換算量)中、高甘味度甘味料によって付与される甘味量が25重量%以上(砂糖甘味換算量)である:
高甘味度甘味料によって付与される甘味量は、全甘味量100重量%(砂糖甘味換算量)中、好ましくは35重量%以上、より好ましくは45重量%以上である。なお、上限は特に制限されない。例えば果汁由来の甘味以外の甘味成分をすべて高甘味度甘味料で置換することもでき、この場合、高甘味度甘味料で置換する量として、砂糖甘味換算量で上限85重量%を例示することができる。
なお、ここでいう高甘味度甘味料としては、前述する高甘味度甘味料を挙げることができる。好ましくは、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム、アリテーム、サッカリンナトリウム、ステビア甘味料及びソーマチンから選ばれる1種又は2種以上の組み合わせである。これらの高甘味度甘味料を2種以上組み合わせて使用する場合は、これら各甘味料の甘味量の総計として求められる。
高甘味度甘味料によって付与される甘味量の総量(砂糖甘味換算量)が25重量%より著しく少ない場合は、甘味がしつこく感じられたり、果汁等の植物成分由来のフレッシュ感や炭酸ガス由来の爽快感に欠けて、風味が重たく感じられるなど、所期の目的を達せられない。
本発明では、更にアルコールを添加して、酎ハイ、カクテルソーダ等のアルコール入り炭酸飲料としてもよい。アルコールの添加量は、通常飲用に供する範囲であれば特に制限はないが、好ましくは1〜15%を例示することができる。本発明により、果汁等の植物成分と炭酸ガスを比較的多く含有するアルコール飲料も製造することが可能となり、該植物成分と炭酸ガスに起因して生じる強すぎるボディー感(重い口当たり)と刺激感を軽減する効果に加えて、アルコールに起因するバーニング感も軽減することができたものである。
本発明の炭酸飲料には、本発明の効果に影響を与えない限りにおいて、他の成分、例えば乳成分、着色料、着香料、酸味料及び風味調整剤などを含むことができ、これにより炭酸飲料に所望の風味、色、香り並びに味を付与することができる。また、必要に応じて、ビタミン類(ビタミンB群、ビタミンC等)、カルシウム類(乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウム等)、ミネラル類(鉄、マグネシウム、リン、カリウム等)、食物繊維などを添加してもよい。さらに、炭酸飲料の品質を保持する目的で、保存料、酸化防止剤、退色防止剤などを配合することもできる。
本発明の炭酸飲料は、
(1)最終炭酸飲料中に植物成分が10〜80重量%の割合で含まれるように植物成分を配合する、
(2)最終炭酸飲料中の全甘味量が砂糖甘味換算で8〜14重量%となるように、甘味成分を配合する、
(3)甘味成分として少なくとも1種の高甘味度甘味料を、最終炭酸飲料の全甘味量100重量%(砂糖甘味換算量)あたり、上記高甘味度甘味料によって付与される甘味量の総量が25重量%以上(砂糖甘味換算量)となる割合で用いる、
(4)最終炭酸飲料の可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で8度以下となるようにする、
(5)最終炭酸飲料のガス容量が2容量%より多くなるように炭酸ガスを混入する、
という操作を実質的に備えた方法で製造することができ、他の工程は炭酸飲料の一般的な製造工程に従って調製することができる。
具体的には、下記の製造工程を例示することができる。まず、飲料水に適した水に植物成分及び甘味成分を上記の配合割合となるように、また必要に応じて、アルコール、酸味料、ミネラル類、ビタミン類、香料、着色料、保存料、酸化防止剤または退色防止剤などを適量、順次加えて、飲料原液を作成する。次いで、必要に応じて脱気、殺菌処理を行って、冷却し、これに所定のガス容量となるように常法により炭酸ガスを封入した後、容器に充填する。
斯くして得られる植物成分含有炭酸飲料は、比較的多くの植物成分と炭酸ガスを含有しながらも、口当たりが重たくなりすぎず、また刺激が強くなりすぎずに、植物成分の豊かな味わいと炭酸ガスによる適度な刺激によって爽やかで清涼感のある飲み心地を有している。
また、本発明は、植物成分を10〜80重量%、及び炭酸ガスを2容量%より多く含むことを基本処方とする炭酸飲料において、植物成分と炭酸ガスを上記の割合で配合することによって生じるボディー感と刺激感を低減する方法を提供するものである。
なお、本発明が対象とする炭酸飲料は、上記範囲で植物成分と炭酸ガスを含有するものであればよく、特に制限されるものではない。好ましくは植物成分を30〜70重量%、より好ましくは40〜60重量%の割合で含む炭酸飲料、または炭酸ガスを好ましくは2〜4容量%、より好ましくは2.5〜3.5容量%の割合で含む炭酸飲料である。配合する植物成分は、前述の通りであり、好ましくは果汁、または果汁を含む野菜の搾汁である。
本発明は、上記の炭酸飲料の成分として、高甘味度甘味料を配合し、かつ下記(1)〜(3)の特性:
(1)可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で8度以下、
(2)全甘味量が砂糖換算量で8〜14重量%、
(3)高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が、砂糖甘味換算で全甘味量100重量%あたり25重量%以上を占める、
を備えるように炭酸飲料を調製することによって実施することができる。
なお、ここで用いられる高甘味度甘味料の種類及びその割合、可溶性固形分含量、使用される甘味料の種類や配合割合などについては、本発明の炭酸飲料に関する先述の記載をそのまま援用することができる。
本発明の方法によれば、植物成分を10〜80重量%、炭酸ガスを2容量%より多く含む炭酸飲料において、ボディー感または刺激感の突出を抑制して呈味のバランスを図ることによって、口当たりが重くなりすぎず、また刺激が強くなりすぎずに、当該炭酸飲料に、植物成分の豊かな味わいと炭酸ガスによる適度な刺激によって爽やかで清涼感のある飲み心地を付与することができる。
また、本発明は植物成分を10〜80重量%含み、炭酸ガスを2容量%より多く含み、アルコールを1〜15重量%含むことを基本処方とする炭酸飲料において、植物成分と炭酸ガスを上記の割合で配合することによって生じるボディー感と刺激感及びアルコールを上記の割合で配合することによって生じるバーニング感を低減する方法を提供するものである。
なお、本発明が対象とする炭酸飲料は、上記範囲で植物成分、炭酸ガス及びアルコールを含有するものであればよく、特に制限されるものではない。好ましくは植物成分を30〜70重量%、より好ましくは40〜60重量%の割合で含む炭酸飲料、または炭酸ガスを好ましくは2〜4容量%、より好ましくは2.5〜3.5容量%の割合で含む炭酸飲料、またはアルコールを1〜15重量%の割合で含む炭酸飲料である。配合する植物成分は、前述の通りであり、好ましくは果汁、または果汁を含む野菜の搾汁である。
本発明は、上記の炭酸飲料の成分として、高甘味度甘味料を配合し、かつ下記(1)〜(3)の特性:
(2)可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で8度以下、
(2)全甘味量が砂糖換算量で8〜14重量%、
(3)高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が、砂糖甘味換算で全甘味量100重量%あたり25重量%以上を占める、
を備えるように炭酸飲料を調製することによって実施することができる。
なお、ここで用いられる高甘味度甘味料の種類及びその割合、可溶性固形分含量、使用される甘味料の種類や配合割合などについては、本発明の炭酸飲料に関する先述の記載をそのまま援用することができる。
本発明の方法によれば、植物成分を10〜80重量%含み、炭酸ガスを2容量%より多く含み、アルコールを1〜15重量%含む炭酸飲料において、ボディー感または刺激感の突出を抑制して呈味のバランスを図ることによって、口当たりが重くなりすぎず、また刺激が強くなりすぎずに、当該炭酸飲料に、植物成分の豊かな味わいと炭酸ガスによる適度な刺激があり、加えてアルコールを配合することにより生じるバーニング感を低減され、爽やかで清涼感のある飲み心地を付与することができた。
実施例
以下、本発明の内容を以下の実施例を用いて具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。尚、文中「*」印は、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社の製品であることを意味する。
実施例1、比較例1〜3
表1に示す処方からなる各種の炭酸飲料(実施例1、比較例1〜3)を、下記の製法に従って調製した。
<製法>
調合タンク中に表1に示す処方からなる調合液を調製し、得られた調合液にカーボネーター(armfield社製Carbo Fill FT103G)を常法にて使用することにより炭酸ガスを3容量%となるように封入した。これを200mlのガラス瓶に充填し、70℃で20分間殺菌を行って、グレープ炭酸飲料を調製した。
各炭酸飲料の植物成分含有量(重量%)、ガス容量(容量%)、可溶性固形分含量(屈折糖度計示度)、全甘味量(砂糖甘味換算量)、及び全甘味量に占める高甘味度甘味料の割合(砂糖甘味換算量)を併せて表1に示す。
なお、全甘味量及び全甘味量に占める高甘味度甘味料の割合は、実施例1の炭酸飲料を例に説明すれば、次の通りである。すなわち、実施例1の炭酸飲料の場合、甘味成分としてスクラロース0.0065重量%(砂糖甘味換算量:0.0065重量%×600注1)=3.9重量%)、と5倍濃縮ブドウ果汁(果糖50重量%含有)10重量%(砂糖甘味換算量:10重量%×0.5×1.3注2)=6.5重量%)を含むので、全甘味量は砂糖換算量で10.4重量%(3.9重量%+6.5重量%=10.4重量%)となり、また全甘味量に占めるスクラロースの割合は37.5重量%(3.9重量%÷10.4重量%=0.375となり全甘味に占めるスクラロースの割合は37.5重量%)となる。
注1):スクラロースは砂糖の600倍の甘味という計算。
注2):果糖は砂糖の1.3倍の甘味という計算。
上記で調製した各種のグレープ炭酸飲料をパネラー5名に飲んでもらい、口当たり、爽快感、及びフルーツの風味感について評価してもらった。なお、これらの各項目の評価は、それぞれパネラー5名に下記の基準に従って5段階評価を行ってもらい、5名の平均値から求めた。
<評価基準>
段階 評価
5 非常に良い
4 やや良い
3 普通
2 やや悪い
1 非常に悪い
結果を表1に併せて示す。また表1には併せて口当たりに関するパネラーの総合的な意見も示す。
【表1】
Figure 2002067702
注3):果糖ブドウ糖液糖は、果糖55%、固形分75%のものを使用。
注4):可溶性固形分含量は、屈折糖度計示度の値で示す。
注5):全甘味量は、砂糖甘味換算した甘味成分の合計量で示す。
注6):高甘味度甘味料の割合は、全ての甘味成分中に含まれる高甘味度甘味料の割合を砂糖甘味換算量に換算して示す。
表1からわかるように、実施例1の処方により、ブドウの風味が強く表れ、またみずみずしさと炭酸の刺激がマッチした爽快感のあるおいしい炭酸飲料が調製できた。それに対して、比較例1の処方によると、可溶性固形分含量(糖分)が多いため重い口当たりとなって爽快感に欠け、比較例2の処方によると、植物成分(果汁)の含有量が少ないためにフルーツ感が弱く、水っぽく炭酸の苦味や過剰な刺激が目立つ飲料となった。更に、比較例3は、炭酸ガスの容量が少ないため、炭酸のさわやかな刺激に欠けた飲料になった。
この結果から、フルーツ感と炭酸感の両方を兼ね備えた飲料を調製するためには、高甘味度甘味料を使用しながら、可溶性固形分含量(Brix)、植物成分含量、ガス容量をそれそれバランスよく調整する必要があることがわかった。
実施例2
下記の処方からなる果汁入り飲料に炭酸ガスをガス容量2.5容量%となるようにガスを封入して果汁入り炭酸飲料を調製した。
<処方>
5倍濃縮透明りんご果汁(果糖50重量%含有) 4 (重量%)
透明レモン果汁 1
人参の搾汁(除パルプしたもの) 10
スクラロース* 0.0075
アセスルファムカリウム 0.0035
果糖ぶどう糖液糖 2.5
(果糖55%、固形分75%、砂糖甘味換算0.8)
クエン酸(無水)* 0.02
アップルフレーバー* 0.1
水 残 部
合 計 100重量%
得られた炭酸飲料は、植物成分(果汁、野菜搾汁)の含有量が31重量%、可溶性固形分含量(屈折糖度計示度)が4.5度であった。
また、実施例2の炭酸飲料は、甘味成分としてスクラロース0.0075重量%(砂糖甘味換算量:0.0075重量%×600注7)=4.5重量%)、アセスルファムカリウム0.0035重量%(砂糖甘味換算量:0.0035重量%×200注8)=0.7重量%)、5倍濃縮りんご果汁4重量%(果糖50重量%含有、砂糖甘味換算量:4重量%×0.50(果糖50重量%)×1.3=3.38重量%)と果糖ブドウ糖液糖2.5重量%(砂糖甘味換算量:2.5重量%×0.8(砂糖甘味換算)×2.0重量%)とを含むので、全甘味量が砂糖甘味換算量で9.8重量%となった。
注7):スクラロースは砂糖の600倍の甘味を有する。
注8):アセスルファムカリウムは砂糖の200倍の甘味を有する。
高甘味度甘味料(スクラロース及びアセスルファムカリウム)によって付与される甘味の総量が砂糖甘味換算量で全甘味量の53.1重量%、スクラロースによって付与される甘味の量が砂糖甘味換算量で高甘味度甘味料中(100重量%)の86.5重量%となった。
この飲料の飲み心地を実施例1と同様にパネラーに評価してもらった結果、口当たり:4.8、爽快感:4.6、フルーツの風味感:4.4であり、「みずみずしいフルーツ風味と炭酸の刺激感がマッチしている」、「人参の臭みが感じられない」といった意見が得られた。
実施例3 ティーソーダ飲料
下記の処方からなる紅茶抽出物入り調合液に炭酸ガスをガス容量2.2容量%となるようにガスを封入してティーソーダ飲料を調製した。
<処方>
紅茶抽出物(Brix1.2) 25 (重量%)
スクラロース* 0.008
エリスリトール 2
5倍濃縮りんご果汁(透明)(果糖50%含有) 4
クエン酸(無水)* 0.03
ビタミンC 0.02
アップルフレーバー* 0.1
紅茶フレーバー* 0.05
水 残 部
合 計 100重量%
得られた炭酸飲料は、植物成分(果汁、紅茶抽出物)の含有量が45重量%、可溶性固形分含量(屈折糖度計示度)が4.6度であった。
なお、実施例3のティーソーダ飲料は、甘味成分としてスクラロース0.008重量%(砂糖甘味換算量:0.008重量%×600注9)=4.8重量%)、エリスリトール2重量%(砂糖甘味換算量:2重量%×0.8注10)=1.6重量%)と5倍濃縮りんご果汁4重量%(果糖50重量%含有、砂糖甘味換算量:4重量%×0.50(果糖50重量%)×1.3=2.6重量%)を含むので、全甘味量が砂糖甘味換算量で9.0重量%となる。高甘味度甘味料(スクラロース)によって付与される甘味の量が砂糖甘味換算量で全甘味量(100量%)の53.3重量%となった。
注9) :スクラロースは砂糖の600倍の甘味を有する。
注10):エリスリトールは砂糖の0.8倍の甘味を有する。
この飲料の飲み心地を実施例1と同様にパネラーに評価してもらった結果、口当たり:4.7、爽快感:4.2、フルーツの風味感:4.3であり、この飲料は、口当たりもよく、紅茶風味やりんご果汁由来のフルーツの呈味感が良好で、炭酸ガス由来の爽快感もあり、呈味感と爽快感のマッチした良好な飲料となった。
実施例4 アップル炭酸アルコール飲料
焼酎に、下記に示す処方に従ってスクラロース、5倍濃縮リンゴ透明濃縮果汁、クエン酸及び香料を加えて溶解し、水にて全量40重量部とする。瓶にこの液を80ml入れ、炭酸水(ガス圧:196kPa(2.0kg/cm)→2.6容量%)にて全量を200mlとし、70℃20分間加熱殺菌して、アップル炭酸アルコール飲料を調製した(アルコール分:6.0%)。
<処方例>
1 焼酎(35°) 17.5
2 スクラロース 0.0067
3 5倍リンゴ透明濃縮果汁(果糖50%) 6.6
4 クエン酸(無水)N* 0.1
5 アップルフレーバーNO.64625* 0.2
水にて合計 40重量部
得られたアルコール飲料は、植物成分(果汁)の含有量が33%重量%で可溶性固形分含量が6.0度であった。また、甘味成分としてスクラロース0.0067重量%(砂糖甘味換算量0.0067重量%×600=4重量%)、5倍リンゴ果汁6.6重量%(果糖50重量%含有、砂糖甘味換算量:6.6重量%×0.50(果糖50重量%×1.3=4.3)とを含むので全甘味料が砂糖甘味換算量で8.3重量%となった。また、高甘味度甘味料(スクラロース)によって付与される甘味の総量が砂糖甘味換算で全甘味料の48.2重量%となった。
これらの飲料(実施例4、比較例4)の飲み心地を実施例1と同様にパネラーに評価してもらった結果、実施例4の飲料については、口当たり:4.6、爽快感:4.8、フルーツの風味感:4.7であり、「果汁感と炭酸感、アルコール感の刺激が非常によくマッチしている」「口当たりが非常にまろやかになり、かつ、アルコール感が和らぐので飲みやすい」と言った意見が得られた。
産業上の利用可能性
本発明によれば、フルーツの豊かな味わいと炭酸の刺激的なさわやかさを兼ね備えた果汁等の植物の組織成分を含有する風味・呈味の良好な炭酸飲料を提供できる。特に本発明によれば、果汁や野菜の搾汁等の植物成分を10〜80重量%、及び炭酸ガスを2容量%より多く含む炭酸飲料において、口当たりが重くなりすぎずに、また刺激が強くなりすぎずに、植物成分の豊かな味わいと炭酸の刺激的なさわやかさを兼ね備えた飲料を提供することができる。

Claims (16)

  1. 下記の処方を有することを特徴とする炭酸飲料:
    (1)植物成分を10〜80重量%の割合で含む、
    (2)炭酸ガスを2容量%より多く含む、
    (3)可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で8度以下である、
    (4)全甘味量が砂糖甘味換算で8〜14重量%である
    (5)高甘味度甘味料を含む
    (6)高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が、全甘味量100重量%あたり、砂糖甘味換算で25重量%以上を占める。
  2. 植物成分が、果物又は野菜の搾汁である請求項1に記載の炭酸飲料。
  3. 植物成分が、果汁である請求項1又は2に記載の炭酸飲料。
  4. 植物成分を30〜70重量%の割合で含む請求項1乃至3に記載の炭酸飲料。
  5. 炭酸ガスを2〜4容量%の割合で含む請求項1乃至4に記載の炭酸飲料。
  6. 可溶性固形分含量が2〜8度である請求項1乃至5に記載の炭酸飲料。
  7. 高甘味度甘味料が、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム、アリテーム、サッカリンナトリウム、ステビア甘味料、及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種である請求項1乃至6に記載の炭酸飲料。
  8. 高甘味度甘味料が、少なくともスクラロースを含むものであって、全ての高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量100重量%のうち、スクラロースによって付与される甘味量が、砂糖甘味換算量で50重量%以上である、請求項1乃至7に記載の炭酸飲料。
  9. 高甘味度甘味料が、スクラロースと、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム、アリテーム、サッカリンナトリウム、ステビア甘味料、及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種との混合物である請求項1乃至8に記載の炭酸飲料。
  10. 炭酸飲料に含まれる全甘味量が砂糖甘味換算量で8〜12重量%である請求項1乃至9に記載の炭酸飲料。
  11. 高甘味度甘味料によって付与される甘味量が、砂糖甘味換算量で、全甘味量100重量%のうち25〜85重量%を占めるものである請求項1乃至10に記載の炭酸飲料。
  12. 高甘味度甘味料によって付与される甘味量が、砂糖甘味換算量で、全甘味量100重量%のうち35重量%以上を占めるものである請求項1乃至11に記載の炭酸飲料。
  13. アルコールを1〜15重量%含む請求項1乃至12のいずれかに記載の炭酸飲料。
  14. 実質的に下記の工程を有することを特徴とする炭酸飲料の製造方法:
    (1)最終炭酸飲料中に植物成分が10〜80重量%の割合で含まれるように植物成分を配合する、
    (2)最終炭酸飲料中の全甘味量が砂糖甘味換算量で8〜14重量%となるように甘味料を配合する、
    (3)甘味料として少なくとも1種の高甘味度甘味料を、最終炭酸飲料の全甘味量100重量%あたり、上記高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が砂糖換甘味換算量で25重量%以上となるような割合で配合する、
    (4)最終炭酸飲料の可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で8度以下となるように調整する、
    (5)最終炭酸飲料のガス容量が2容量%より多くなるように炭酸ガスを封入する。
  15. 植物成分を10〜80重量%、及び炭酸ガスを2容量%より多く含むことを基本処方とする炭酸飲料において、植物成分と炭酸ガスを上記の割合で配合することによって生じるボディー感と刺激感を低減する方法であって、上記成分に加えて高甘味度甘味料を配合し、下記(1)〜(3)の特性:
    (1)可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で8度以下、
    (2)全甘味量が砂糖換算量で8〜14重量%、
    (3)高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が、砂糖甘味換算で全甘味量100重量%あたり25重量%以上を占める、
    を備えるように炭酸飲料を調製することを特徴とする方法。
  16. 植物成分を10〜80重量%含み、炭酸ガスを2容量%より多く含み、アルコールを1〜15重量%含むことを基本処方とする炭酸飲料において、植物成分と炭酸ガスを上記の割合で配合することによって生じるボディー感と刺激感及びアルコールを上記の割合で配合することによって生じるバーニング感を低減する方法であって、上記成分に加えて高甘味度甘味料を配合し、下記(1)〜(3)の特性:
    (1)可溶性固形分含量が屈折糖度計示度で8度以下、
    (2)全甘味量が砂糖換算量で8〜14重量%、
    (3)高甘味度甘味料によって付与される甘味の全量が、砂糖甘味換算で全甘味量100重量%あたり25重量%以上を占める、
    を備えるように炭酸飲料を調製することを特徴とする方法。
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