JP5133160B2 - メチル化処理ヘスペリジン混合成分を含有する発泡性アルコール飲料 - Google Patents

メチル化処理ヘスペリジン混合成分を含有する発泡性アルコール飲料 Download PDF

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本発明は、天然ヘスペリジンをメチル化処理して得られる混合成分を含有する発泡性アルコール飲料に関する。より詳しくは、本発明は、天然ヘスペリジンをメチル化処理して得られる混合成分を含有し、のど越し感及び/又は口中清涼感が改善された発泡性アルコール飲料に関する。
天然ヘスペリジンはビタミンPともいわれ、かんきつ類、特にみかん、レモンなどに多量に含まれている。ヘスペリジンは、毛細血管の強化、血中中性脂肪の分解などいわゆる生活習慣病の予防に有益な働きをするほかに、ビタミンCの働きを助けたり、他の抗酸化物質を安定化させるなど、健康に役立つさまざまな効果を有し、食品や飲料へ添加することが期待されている天然ポリフェノールである。しかしながら、ヘスペリジンそのものは水への溶解性が低いため、ヘスペリジンを添加した飲料では沈殿を生じたり、また食品へのヘスペリジン添加は、その製造において乳化や混合を著しく困難にする。そのため、ヘスペリジンの使用用途は限られていた。
その欠点を克服するため、例えば、特開平7−241181号公報、特開平11−318379号公報には、ヘスペリジンを酵素で処理し、可溶化した水溶性ヘスペリジンが提案されている。この水溶性ヘスペリジンは、ヘスペリジンのグルコースの4位にグルコースがα−1,4結合で結合した化合物、及びそのグルコースの4位にさらにグルコースがα−1,4結合で1〜20個結合した化合物である。しかしながら、酵素反応を用いるため、この水溶性ヘスペリジンの製造コストは高いという問題がある。
また、特開2006−67946号公報によると、酵素処理された水溶性ヘスペリジンは特有の臭いを有するという欠点が指摘されている。臭いを抑制するために、さらなるコストアップとなる。
特開2007−159460号公報には、フラボノイド配糖体を液体調味料(醤油)に混合し、加熱処理を行うことにより、風味や香りを改善することが開示されている。その段落[0015]には、フラボノイド配糖体として、ヘスペリジン、メチルヘスペリジン、これらの糖付加物などが挙げられ、風味、水への溶解性の点から、ヘスペリジンのグルコース付加物(αG−ヘスペリジンPA−T、東洋精糖製)が好ましいことが開示されている。ヘスペリジンのグルコース付加物は、上述した酵素処理された水溶性ヘスペリジンと同じものである。具体的に用いられたのは、ヘスペリジンのグルコース付加物(αG−ヘスペリジンPA−T、東洋精糖製)のみである。
特開2008−61511号公報には、ヘスペリジン、ヘスペリジン誘導体などを風味改善剤として飲食品に添加することが開示されている。その段落[0027]には、ヘスペリジン誘導体として、メチルヘスペリジン、糖転移酵素によるヘスペリジンの糖付加物が開示されている。ヘスペリジン誘導体として、具体的に用いられたのは、糖転移ヘスペリジン(αG−ヘスペリジンPA、東洋精糖製)のみである。
特開平7−241181号公報 特開平11−318379号公報 特開2006−67946号公報 特開2007−159460号公報 特開2008−61511号公報
本発明の目的は、のど越し感が改良され、口中清涼感が改善された発泡性アルコール飲料を提供することにある。
本発明者らは、天然ヘスペリジンをメチル化処理して得られる混合成分を発泡性アルコール飲料に添加することにより、アルコール飲料ののど越し感、口中清涼感が改善されることを見いだした。
本発明には以下の発明が含まれる。
(1) ヘスペリジンをメチル化処理して得られる混合成分(以下、「メチル化処理ヘスペリジン混合成分」ということもある)を0.002〜0. 5重量%の範囲で含む発泡性アルコール飲料であって、
前記メチル化処理ヘスペリジン混合成分は、メチル化カルコン体(C)及びメチル化フラバノン体(F)を含んでいる発泡性アルコール飲料。
(2) 前記メチル化処理ヘスペリジン混合成分において、前記カルコン体(C)の総和と前記フラバノン体(F)の総和との吸光度に基づく比C/Fは、50/50〜10/90の範囲である、上記(1) に記載の発泡性アルコール飲料。
(3) 前記発泡性アルコール飲料のアルコール含量は2%〜10%である、上記(1) 又は(2) に記載の発泡性アルコール飲料。
(4) 前記発泡性アルコール飲料が、ビールである、上記(1) 〜(3) のうちのいずれかに記載の発泡性アルコール飲料。
(5) 前記発泡性アルコール飲料が、発泡性焼酎である、上記(1) 〜(3) のうちのいずれかに記載の発泡性アルコール飲料。
(6) 発泡性アルコール飲料に、ヘスペリジンをメチル化処理して得られる混合成分(メチル化処理ヘスペリジン混合成分)を0.002〜0. 5重量%の範囲となるように添加することを含む、発泡性アルコール飲料ののど越し感及び/又は口中清涼感を改善する方法であって、
前記メチル化処理ヘスペリジン混合成分は、メチル化カルコン体(C)及びメチル化フラバノン体(F)を含んでいる方法。
本発明によれば、ヘスペリジンをメチル化処理して得られる混合成分を0.002〜0. 5重量%の範囲で含有させることにより、発泡性アルコール飲料の喉越し感や口中清涼感が改善される。メチル化処理ヘスペリジン混合成分の含有は、発泡性アルコール飲料への添加という簡単な操作のみで行うことができる。
本発明において、発泡性アルコール飲料ののど越し感や口中清涼感を改善するために、ヘスペリジンをメチル化処理して得られる混合成分を用いる。この「メチル化処理ヘスペリジン混合成分」は、天然のヘスペリジンをジメチル硫酸で処理したものであり、毒性も低く(マウス経口毒性LD50>7g/kg:日薬理誌56巻、1369ページ、1960年)、さらに亜急性毒性や発がん性も認められていない(Food Chem Toxicol. 28, 613 (1990), Toxicol Lett. 69, 37 (1993))。
天然ヘスペリジンとしては、主に摘果みかんから抽出精製したヘスペリジンを用いるとよい。もちろん、他のヘスペリジンを用いてもよい。
ヘスペリジンをジメチル硫酸で処理すると、処理物は多数の成分の混合物として得られる。混合物の各成分は、構造的にはカルコン体(C)とフラバノン体(F)に大別される。カルコン体(C)とフラバノン体(F)のそれぞれについて、3つのフェノール性OH基に対してメチル化が起こり得るので、メチル化カルコン体(C)には6種の化合物が考えられ、同様にメチル化フラバノン体(F)にも6種の化合物が考えられる。これらの成分ははいずれも水に易溶である。天然ヘスペリジンとは異なり、メチル化処理ヘスペリジン混合成分を、ビールあるいは発泡性焼酎に1重量%程度添加しても、にごりを全く生じない。
ヘスペリジンのジメチル硫酸での処理は、塩基存在下にヘスペリジンにジメチル硫酸を反応させることにより行うことができる。例えば、ヘスペリジンを水酸化ナトリウム水溶液に溶解し、そのアルカリ溶液にジメチル硫酸を添加し、反応させる。その後、反応液を塩酸でpH5〜6にし、メチル化処理ヘスペリジン混合成分を得る。
メチル化処理ヘスペリジン混合成分において、前記カルコン体(C)の総和と前記フラバノン体(F)の総和との吸光度(水溶液中)に基づく比C/Fは、例えば50/50〜10/90の範囲であることがよく、40/60〜15/85の範囲であることが更によい。カルコン体(C)は、およそ350nmに極大吸収(水溶液中)を有し、フラバノン体(F)は、およそ280nmに極大吸収(水溶液中)を有する。カルコン体(C)の極大吸収(水溶液中)における吸光度IC として、フラバノン体(F)の極大吸収(水溶液中)における吸光度IF とすると、両者の極大吸収における吸光度IC 、IF の比IC /IF が比C/Fとなる。
なお、カルコン体(C)及びフラバノン体(F)の水溶液中の極大吸収波長は、それぞれ5%エタノール含有水溶液中の極大吸収波長とほぼ同じであり、また、水溶液中で測定した比IC /IF は、5%エタノール含有水溶液中で測定した比I’C /I' F と同じである。
上記比C/Fが50/50〜10/90の範囲内であれば、メチル化処理ヘスペリジン混合成分の苦味は十分許容されたものとなり、のど越し感及び口中清涼感の改善効果が得られる。C/Fが40/60〜15/85の範囲内であれば、メチル化処理ヘスペリジン混合成分の苦味はさらに低減されたものとなり、のど越し感及び口中清涼感の改善効果がより大きくなる。C/Fが50/50〜10/90の範囲を外れても、のど越し感及び口中清涼感の改善効果は得られるが、苦味が増加する傾向にある。C/Fについては、ヘスペリジンのジメチル硫酸での処理条件を適宜変更することにより、調整することができる。例えば、ヘスペリジンに対して、水酸化ナトリウムやジメチル硫酸の使用モル比を多くすると、カルコン体(C)の生成率が高くなる。
なお、ヘスペリジンのメチル化については、
英国特許第858,784号明細書、
「ヘスペリジンのメチル誘導体の研究、ヘスペリジンのメチル化」日本化学雑誌、第80巻、第4号(1959)
などを参照することができる。
本発明において、発泡性アルコール飲料のアルコール含量は、例えば、2%〜10%である。発泡性アルコール飲料は、具体的には、ビール、発泡酒、発泡性焼酎、発泡ワイン等が挙げられるが、メチル化処理ヘスペリジン混合成分の添加は、特に、ビール、発泡酒、発泡性焼酎に対して、喉越し感や口中清涼感の改善効果が大きい。
本発明において、発泡性アルコール飲料へのメチル化処理ヘスペリジン混合成分の添加量は、0.002〜0. 5重量%の範囲とする。なお、この添加量は、メチル化処理ヘスペリジン混合成分の乾燥重量に基づく。この範囲の添加量とすることにより、適切な喉越し感や口中清涼感の改善効果が得られる。添加量が0.002重量%未満であると、前記の改善効果は少ない。一方、添加量が0.5重量%を超えると、におい試験において、においが検知されることがある。また、0.5重量%までの添加量で、適切な喉越し感や口中清涼感の改善効果が得られる。発泡性アルコール飲料へのメチル化処理ヘスペリジン混合成分の好ましい添加量は、0.005〜0. 1重量%の範囲である。発泡性アルコール飲料の種類に応じて、また、そのアルコール含量に応じて、最適な添加量は異なるであろう。例えば、ビールについては、メチル化処理ヘスペリジン混合成分のより好ましい添加量は、0.01〜0.5重量%の範囲であり、さらに好ましい添加量は、0.03〜0.5重量%の範囲である。発泡性焼酎については、メチル化処理ヘスペリジン混合成分のより好ましい添加量は、0.01〜0.5重量%の範囲であり、さらに好ましい添加量は、0.03〜0.5重量%の範囲である。また、喉越し感改善、口中清涼感改善のどちらに商品設計の重きを置くかによっても、最適な添加量は変わり得るであろう。
また、発泡性アルコール飲料へのメチル化処理ヘスペリジン混合成分の添加のタイミングは適宜決定するとよい。前記混合成分は水に易溶であり、添加操作は容易である。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
ヘスペリジン(アルプス薬品工業製)200gを7%水酸化ナトリウム水溶液750mLに溶解し、そのアルカリ溶液にジメチル硫酸(辻本化学工業製)140gを添加し、反応させた。その後、反応液を塩酸でpH5〜6にし、精製処理を行い、乾燥して、メチル化処理ヘスペリジン混合成分を得た。乾燥含量:98重量%、水溶液中で測定したカルコン体/フラバノン体の吸光度比=1/2.7であった。
[実施例1]
本実験ではアルプス薬品工業製のメチル化処理ヘスペリジン混合成分(乾燥含量:98重量%、カルコン体/フラバノン体の吸光度比=1/2.7)を用いた。前記メチル化処理ヘスペリジン混合成分を市販の3種のビールに表1、表2に示す重量%(混合成分の不揮発成分量として)となるように添加した。このビールについて、成人男女10人(25歳から55歳)に対して、のど越し感、口中清涼感に関する官能試験を実施した。市販ビールA社のアルコール含量5%、市販ビールB社のアルコール含量5%、市販ビールC社のアルコール含量5%であった。比較用の市販清涼飲料D社、市販清涼飲料E社のアルコール含量は共に0%であった。
のど越し感の改善効果についての評価は、次の評価基準に基づいて行った。
(評価)
3 :のど越しが十分に改善された
2 :のど越しが改善された
1 :のど越しがやや改善された
0 :のど越しに変化はない
−1 :のど越しが悪化した
口中清涼感の改善効果についての評価は、次の評価基準に基づいて行った。
(評価)
3 :口中清涼感が十分に改善された
2 :口中清涼感が改善された
1 :口中清涼感がやや改善された
0 :口中清涼感に変化はない
−1 :口中清涼感が悪化した
Figure 0005133160
表1のように、A社、B社、C社いずれの市販ビールについても、メチル化処理ヘスペリジン混合成分を0.005重量%から0.1重量%の量で添加すると、顕著にのど越し改善効果が見られた。またアルコールを含有しない清涼飲料水にはその効果は見られず、かえって高濃度では苦味などが増した。従って、こののど越し改善効果はアルコー性飲料にのみ見られる効果であることがわかる。
Figure 0005133160
表2のように、A社、B社、C社いずれの市販ビールについても、メチル化処理ヘスペリジン混合成分を0.005重量%から0.1重量%の量で添加すると、顕著に口中清涼感改善効果が見られた。またアルコールを含有しない清涼飲料水にはその効果は見られなかった。
[実施例2]
本実験ではアルプス薬品工業製のメチル化処理ヘスペリジン混合成分(乾燥含量:98重量%、カルコン体/フラバノン体の吸光度比=1/2.7)を用いた。前記メチル化処理ヘスペリジン混合成分を市販の2種の発泡焼酎に表3、表4に示す重量%(混合成分の不揮発成分量として)となるように添加した。この発泡焼酎について、成人男女10人(25歳から55歳)に対して、のど越し感、口中清涼感に関する官能試験を実施した。市販発泡焼酎F社のアルコール含量4.5%、市販発泡焼酎G社のアルコール含量5.0%であった。比較用の(発泡性ではない)市販焼酎H社のアルコール含量20%、(発泡性ではない)市販焼酎I社のアルコール含量25%であった。
のど越し感の改善効果についての評価、及び口中清涼感の改善効果についての評価は、上記と同じ評価基準に基づいて行った。
Figure 0005133160
表3のように、F社、G社いずれの市販発泡焼酎についても、メチル化処理ヘスペリジン混合成分を0.01重量%から0.1重量%の量で添加すると、顕著にのど越し改善効果が見られた。また発泡性ではない焼酎にはその効果は見られず、かえって高濃度では苦味などが増した。従って、こののど越し改善効果は発泡性アルコー性飲料にのみ見られる効果であることがわかる。
Figure 0005133160
表4のように、F社、G社いずれの市販発泡焼酎についても、メチル化処理ヘスペリジン混合成分を0.005重量%から0.1重量%の量で添加すると、顕著に口中清涼感改善効果が見られた。発泡性ではない焼酎にはその効果は見られなかった。
[比較例1]
本実験では前記メチル化処理ヘスペリジン混合成分の代わりに、酵素処理された水溶性ヘスペリジン(東洋精糖製、αG−ヘスペリジンPA−T)を用いた以外は、実施例2と同様にして、口中清涼感に関する官能試験を実施した。
Figure 0005133160
表5のように、F社、G社いずれの市販発泡焼酎についても、酵素処理水溶性ヘスペリジン0.005〜0.05重量%の低濃度では、前記メチル化処理ヘスペリジン混合成分に比べ口中清涼感改善効果は劣っていた。酵素処理水溶性ヘスペリジン0.1重量%では、苦味が増してしまった。

Claims (6)

  1. ヘスペリジンをメチル化処理して得られる混合成分(以下、メチル化処理ヘスペリジン混合成分)を0.002〜0. 5重量%の範囲で含む発泡性アルコール飲料であって、
    前記メチル化処理ヘスペリジン混合成分は、メチル化カルコン体(C)及びメチル化フラバノン体(F)を含んでいる発泡性アルコール飲料。
  2. 前記メチル化処理ヘスペリジン混合成分において、前記カルコン体(C)の総和と前記フラバノン体(F)の総和との吸光度に基づく比C/Fは、50/50〜10/90の範囲である、請求項に記載の発泡性アルコール飲料。
  3. 前記発泡性アルコール飲料のアルコール含量は2%〜10%である、請求項1又は2に記載の発泡性アルコール飲料。
  4. 前記発泡性アルコール飲料が、ビールである、請求項1〜のうちのいずれか1項に記載の発泡性アルコール飲料。
  5. 前記発泡性アルコール飲料が、発泡性焼酎である、請求項1〜のうちのいずれか1項に記載の発泡性アルコール飲料。
  6. 発泡性アルコール飲料に、ヘスペリジンをメチル化処理して得られる混合成分(メチル化処理ヘスペリジン混合成分)を0.002〜0. 5重量%の範囲となるように添加することを含む、発泡性アルコール飲料ののど越し感及び/又は口中清涼感を改善する方法であって、
    前記メチル化処理ヘスペリジン混合成分は、メチル化カルコン体(C)及びメチル化フラバノン体(F)を含んでいる方法。
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