JPS638084A - 車体の位置決め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車製造ラインで使用される車体の位置決
め装置に関する。

（従来の技術） 従来、ハンガーにより搬送される車体に自動機による作
業を施す場合、特開昭６１−２１８７３号公報に見られ
るように、視覚センサを用いて車体の位置ずれを検出し
この位置ずれに合わせて自ｏｎ側の位置制御を行なうよ
うにしたものは知られる。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のものでは、装置が複雑高価となり、車体を定位置
に正確に位置決めし得るようにして、車体の位置検出や
それに合わせた自動機の位置制御を不要にすることが望
まれる。ところで、車体をハンガーで搬送する場合、ハ
ンガーを定位置で停止させた後、車体を位置決め部材を
備えるリフタによりハンガーから持上げて位置決めする
ことが考えられるが、ハンガーに対する車体の位置ずれ
やハンガーの停止位置のずれにより車体が大きく位置ず
れして、位置決め部材による位置決めが不能になること
があり、これを如何に解決するかが問題となる。

本発明は、ハンガーに対する車体の位置ずれ及びハンガ
ーの停止位置のずれを防止して上記の問題点を解決した
装置を１２供することをその目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上記目的を達成すべく、ハンガーの車体載置
部に車体に係合するロケートピンと、下方に突出する基
準ピンとを設けると共に、該ハンガーの停止位置の下側
に設けた目金上に該基準ピンを把持して該ハンガーを定
位置に位置決めするクランプ装置を設けたことを特徴と
する。

（作　用） ハンガーを機台の上方位置で停止させた後、基準ピンを
クランプ装置で把持するもので、これによればハンガー
は定位置に位置決めされ、該ハンガーに対しロケートピ
ンにより位置決めされる車体も定位置に位置決めされる
。

（実施例） 第１図乃至第３図を参照して、（１）は車体Ｗをサイド
シル部分において支承する下部両側の車体載置部（１ａ
）を有するハンガー、（２）は該ハンガー（１）の停止
位置の下側に設けた殿舎を示し、該償金（２）上に前後
１対のりフタ（４１）　（４２）を設け、該両リフタ（
４＋）　（４２）により車体Ｗを該ハンガー（１）から
持上げて最終的な位置決めを行なうようにした。

該各リフタ（４１）　（４２）は、該機台（２）に固定
のガイドスリーブ（５８Ｈ５ａ）に垂直方向のガイドロ
ッド（５ｂ）（５ｂ）において挿通支持されてシリンダ
（５Ｃ）により昇降動される昇降台（５）に、車体Ｗを
支承する車体受け（６）と、車体Ｗの位置決め部材（７
）とを設けて成るもので、該車体受け（６）は、該昇降
台（５）上にフラットベアリング（８ａ）を介して水平
方向に遊動自在に設けた遊動台（８）に左右１対に立設
されるものとし、又前側のりフタ（４１）に設ける位置
決め部材（υは、車体〜■の下面前端に取付けたピッチ
部材Ｈａを両側から把持するシリンダ（７ａ）により開
閉自在な１対のクランプ台（７ｂ）（７ｂ）で構成され
るものとし、後側のりフタ（４２）に設ける位置決め部
材（７）は、車体Ｗの下面の左右１対のフレーム部材−
す、　Ｗｂにその外側から当接するシリンダ（１ａ′）
（７ａ′）により開閉自在な１対のクランプ片（７ｂ′
）（７ｂ′）と、一方のフレーム部材柿に係合する位置
決めピン（７ｃ′）とで構成されるものとし、該両リフ
タ（４＋）　（４２）の昇降台（５）の上昇により該車
体受け（６）に車体Ｗを支承させた状態で車体Ｗをハン
ガー（１）から持上げて高さ方向の位置決めを行ない、
次いで該クランプ片（７ｂＨ７ｂ）、（７ｂ′）（７ｂ
′）を閉じて車体Ｗの横方向の位置決めと、該位置決め
ピン（７ｃ’）の係合により前後方向の位置決めとを行
なうようにした。

又、車体Ｗを該両リフタ（４１）　（４２）に対し位置
決めし得るよう、前記ハンガー（１）の各車体載置部（
１ａ）に車体Ｗに係合するロケートピン（９）と、下方
に突出する基準ピン（１Ｇとを設けると共に、前記機台
（２）上に該各塁準ピン（１０を把持するクランプ装置
（１１）を左右１対に設けるものとした。

その詳細は第４図乃至第６図に明示する通りであり、該
機台（２）上に立設した機枠（２ａ）にこれに固定のガ
イドレール（１２ａ　）に沿ってシリンダ（１２ｂ）に
より昇降される横方向に長手の昇降枠ｌ′１つを設け、
該昇降枠（′ｌｚの左右両側に該各クランプ装置（Ｉｔ
）を搭載するものとし、ここで該各クランプ装置（Ｉｖ
は、該昇降枠（＋２１上の垂直軸（４１８）に平面視円
弧状の前後１対のクランプ片（１１ｂ　）　（１１ｂ′
）をその根部のアーム（１１ｃ　）　（１１ｃ′）にお
いて枢着し、該両アーム（１１Ｃ）　（１１Ｃ”）にリ
ンク（１１ｄ　）　（１１ｆ）を介して連結されるシリ
ンダ（１１ｅ　）により該両クランプ片（１１ｂ　）（
１１ｂ′）を開閉自在として成るもので、その開状態で
は第７図に示す如く該両クランプ片（１１ｂ　）　（１
１ｂ’）により基準ピン（′ＩＯに比しかなり大径の円
環が形成されるようにし１．ハンガー（１）の停止位置
がずれていても該昇降枠０の上昇で該両クランプ片（１
１ｂ　）　（１１ｂ′）間に該基準ピン（１０ｂ＜挿入
されるようにし、次いで該両クランプ片（１１ｂ　）　
（１１ｂ′）を閉じれば、該基準ピン（’１Ｇが該両ク
ランプ片（１１ｂ　）　（４１ｂ’）に第４図示の如く
挟まれて定位置に位置決めされるようにした。

尚、このままでは該旦準ピン（［）に対する前後方向の
クランプ力は充分に得られても、横方向のクランプ力が
不足するため、図示のものでは後側のクランプ片（１１
ｂ′）に前側のクランプ片（１１ｂ）により外方から押
されて該基準ピン（′ｌＧの横側面に当接する小クラン
プ片（１Ｎ）を枢着した。

図面で（ＩＩ　ｇ）（１１ｈ　）は該小クランプ片（Ｉ
Ｎ）の付勢ばねとストッパ、（１１ｉ）は基準ピン（１
０の前記両クランプ片ｆｉｌ　ｂ　）　（１１１）′）
間への挿入を該ピン（１０に当接するクッションコンド
（１１ｊ）の下動で検出する近接スイッチを示す。

次に上記実施例の作用を説明するに、ハンガー（１）を
停止させた後、昇降枠ｌ′ｌｂを上界させてクランプ８
ｉ置（１１）のクランプ片（１１ｂ　）　Ｔ１１ｂ’）
を閉じ、該ハンガー（１）に突設した位置決めピン（Ｉ
Ｏを該クランプ片（１１ｂ　）　（１１ｂ）により把持
して該ピンＧＧ、従って該ハンガー（１）を定位置に位
置決めする。

かくするときは、該ハンガー（１）に対しロケートピン
（９）により位置決めされる車体Ｗも定位置に位置決め
されることになり、次いでリフタ（４１）　（４２）を
作動させて該ハンガー（１）から車体Ｗを持上げ最終的
な位置決めを行なう。

（発明の効果） 以上の如く本発明によるときは、ハンガーに突設した基
準ピンをクランプ装置により把持してハンガーの位置決
めを行なうだけで、車体を定位置に位置決めでき、リフ
タ等による最終的な位置決めを簡単且つ円滑に行ない得
られると共に、装置自体も構造簡単で安価に１！ｌられ
、設備費の削減を図れる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の１例の側面図、第２図はその正面
図、第３図はその背面図、第４図はその要部の拡大平面
図、第５図はその側面図、第６図は第４図のＶｌ−Ｍｌ
線断面図、第７図はクランプ装買の開状態の平面図であ
る。 Ｗ・・・車体　　　　　　　（１）・・・ハンガー（１
ａ）・・・車体載置部　　　　（２）・・・灘台（９）
・・・ロケートピン　　　（１Ｇ・・・基準ピン１１つ
・・・クランプ装置 外２（ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ハンガーにより搬送される車体の位置決め装置であって
   、該ハンガーの車体載置部に車体に係合するロケートピ
   ンと、下方に突出する基準ピンとを設けると共に、該ハ
   ンガーの停止位置の下側に設けた機台上に該基準ピンを
   把持して該ハンガーを定位置に位置決めするクランプ装
   置を設けたことを特徴とする車体の位置決め装置。