JPH0551582U - ロボットハンド - Google Patents
ロボットハンドInfo
- Publication number
- JPH0551582U JPH0551582U JP11008691U JP11008691U JPH0551582U JP H0551582 U JPH0551582 U JP H0551582U JP 11008691 U JP11008691 U JP 11008691U JP 11008691 U JP11008691 U JP 11008691U JP H0551582 U JPH0551582 U JP H0551582U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- robot hand
- work
- actuator
- robot
- links
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 1つのアクチュエータによりワークの把持と
昇降移動を行なうようにする。 【構成】 ハンド台座部20に2つのリンク21、22
を、支持軸23、24を中心に回動自在に設ける。各リ
ンク21、22を、1つのアクチュエータに連結された
駆動ロッド30に、ピン28により連結する。爪部材3
1、32を、ピン33、34により各リンク21、22
に回動自在に取付ける。各爪部材31、32を、トーシ
ョンばね35により閉方向のばね力を付勢させる。爪部
材31、32のリンク21、22に対する閉方向の開閉
角度をストッパ37、38により規制する。
昇降移動を行なうようにする。 【構成】 ハンド台座部20に2つのリンク21、22
を、支持軸23、24を中心に回動自在に設ける。各リ
ンク21、22を、1つのアクチュエータに連結された
駆動ロッド30に、ピン28により連結する。爪部材3
1、32を、ピン33、34により各リンク21、22
に回動自在に取付ける。各爪部材31、32を、トーシ
ョンばね35により閉方向のばね力を付勢させる。爪部
材31、32のリンク21、22に対する閉方向の開閉
角度をストッパ37、38により規制する。
Description
【0001】
本考案は、物品を搬送するための産業用ロボットに用いられるロボットハンド に関する。
【0002】
従来、例えばパレットに載置された多量の物品を、産業用ロボットにより1つ ずつ取り出して別に設けられたコンベア等に供給する移載装置が知られている。 このような産業用ロボットとして、従来特開昭60−228090号公報に開示 されるようなものが提案されている。このロボットは、上下方向および水平方向 に移動自在であるロボットハンドを有し、このロボットハンドには、物品を把持 する一対の爪部材が設けられる。
【0003】
ところが従来のロボットにおいては、一対の爪部材を開閉させるためのシリン ダと、ロボットハンド自体を上下動させるためのシリンダとの2つのアクチュエ ータを設ける必要があり、ロボットハンドの構造が複雑となるという問題点があ る。また物品をロボットハンドにより把持してから搬送する際には、まず爪部材 開閉用のシリンダにより物品を把持した後に、ロボットハンドを上昇移動させる ためのシリンダを駆動させる必要があり、物品の把持動作と上昇動作とが二段階 となり、物品の搬送動作が円滑とならないという問題点がある。 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、爪部材の開閉動作 と上昇動作とを1つのアクチュエータにより行なうことによって、簡単な構造に より円滑に物品の搬送を行なうことを目的としてなされたものである。
【0004】
本考案に係るロボットハンドは、1つのアクチュエータにより上下方向に駆動 される駆動ロッドに、リンクを結合し、このリンクにワーク把持用の爪部材をば ね部材を介して回動自在に設け、ワークの把持動作と持ち上げ動作とを上記1つ のアクチュエータにより行なうように構成したことを特徴としている。
【0005】
駆動ロッドがアクチュエータにより上昇されると、駆動ロッドに連結されたリ ンクが回動し、ワークはリンクに設けられた爪部材により把持される。さらに駆 動ロッドが上昇移動すると、爪部材がワークを把持した状態でリンクのみが回動 することになり爪部材は上昇移動する。これによりワークは持ち上げられる。
【0006】
以下図示実施例により本考案を説明する。 図1はワークを搬送するための産業ロボット全体を示す図であり、載置台10 上には多数のワークWが載置され、載置台10の横にはコンベア11が設けられ る。固定レール12は、載置台10を跨いで水平方向に延び、コンベア11の上 方まで達しており、この固定レール12には、ロボット本体13が走行自在に設 置されている。このロボット本体13には、下端にロボットハンド14が取付け られている。ロボットハンド14により把持されたワークWは、載置台10から コンベア11まで搬送される。
【0007】 図2に示されるように、ロボットハンド14の上部には支持部材15が設けら れ、ロボットハンド14はこの支持部材15を介してロボット本体13に取付け られる。支持部材15に固定されたハンド台座部20には、第1リンク21と第 2リンクとがそれぞれの一端部で支持軸23、24により回動自在に取付けられ る。それぞれのリンク21、22の他端部には長穴25、26が形成され、連結 部材27に固着されたピン28が長穴25、26に嵌合される。連結部材27は ピン29により駆動ロッド30に連結される。この駆動ロッド30は支持部材1 5およびロボット本体13を貫通して延び、図1に示されるように、ロボット本 体13の上端部に設けられたアクチュエータ31に連結される。このアクチュエ ータ31の駆動により駆動ロッド30が軸方向に昇降移動する。
【0008】 各リンク21、22には、第1爪部材31と第2爪部材32が、リンク21、 22に固着されたピン33、34を中心に回動自在に取付けられる。図3は第1 リンク21とこれに取付けられた第1爪部材31との連結部を示す図である。図 示されるように、ピン33の外側にまきつけられたトーションばね、つまり捩り コイルばね35の一端が、ピン33の端部に固着された止め金具36に係合され 、他端が爪部材31に係合されている。これにより爪部材31には閉じる方向、 すなわち図2において左方向のばね力が作用している。この第1爪部材31と対 をなす第2爪部材32も、第1爪部材31と同様な構造を有する。
【0009】 両方の爪部材31、32のリンク21、22に対する閉じる方向の角度を規正 するために、それぞれのリンク21、22には、爪部材31、32の内側に係合 するストッパ37、38が突設される。
【0010】 上述したロボットハンド14が装着された産業用ロボットを使用して、載置台 10上に支持ブロック16を介して載置されたワークWをコンベア11まで搬送 する手順について説明する。
【0011】 図1において、ロボット本体13が固定レール12に沿って水平方向に移動す ることにより、ロボットハンド14はワークWの上方位置まで移動する。この状 態は図2に相当し、爪部材31、32がワークWの両側を囲むことになる。この 状態で、アクチュエータ18を駆動することにより駆動ロッド30を引き上げる と、それぞれのリンク21、22は支持軸23、24を中心として矢印で示す方 向に回動し、各爪部材31、32がワークWに向けて移動する。これにより、図 4に示されるように、ワークの把持動作が完了する。
【0012】 この把持状態において、各爪部材31、32はストッパ37、38から離間し ており、ワークWはばね35、35’の弾発力によって把持されている。
【0013】 アクチュエータ18により、駆動ロッド30をさらに引き上げると、各リンク 21、22がさらに回動し、ワークWを把持した状態の爪部材31、32は、そ のまま上方へ移動する。この移動過程では、ストッパ37、38が爪部材31、 32からさらに離れることになり、これらの爪部材31、32がワークWを把持 するばね35の弾発力は増加していく。
【0014】 このようにしてワークWをロボットハンド14が把持した状態で、ロボット本 体13を固定レール12に沿ってコンベア11に向けて移動させる。コンベア1 1の上方までワークWが搬送されると、アクチュエータ18を上述と逆の方向に 駆動すると、ロボットハンド14が下降し、ワークWはコンベア15上に載置さ れる。さらにアクチュエータ18を駆動して駆動ロッド30を下降させると、各 リンク21、22は、支持軸23、24を中心として図2の矢印とは反対方向に 回動し、ワークWを解放する。そしてロボットハンド14はそのまま水平方向に 移動し、載置台10上の次のワークWの位置で停止する。以後、上述した動作が 繰り返される。
【0015】 図示実施例では、ロボット本体13が固定レール11に沿って水平方向に走行 自在となっているが、この方向の走行移動に合せてこれと直角の方向にも水平移 動自在としても良い。
【0016】
以上のように本考案によれば、1つのアクチュエータによりワークの把持と昇 降移動を行なうことが可能となり、構造の簡単なロボットハンドが得られる。ま た、ワークの把持動作と昇降動作とが連続してなされるので、ワークは滑らかな 動作で搬送される。
【図1】本考案の一実施例に係るロボットハンドが装着
された産業用ロボットを示す側面図である。
された産業用ロボットを示す側面図である。
【図2】図1に示されたロボットハンドを示す正面図で
ある。
ある。
【図3】ロボットハンドに設けられた爪部材を示す斜視
図である。
図である。
【図4】ロボットハンドがワークを把持した状態を示す
正面図である。
正面図である。
14 ロボットハンド 18 アクチュエータ 21、22 リンク 23、24 支持軸 30 駆動ロッド 31、32 爪部材 35、35’ ばね W ワーク
Claims (1)
- 【請求項1】 1つのアクチュエータにより上下方向に
駆動される駆動ロッドに、リンクを結合し、このリンク
にワーク把持用の爪部材をばね部材を介して回動自在に
設け、ワークの把持動作と持ち上げ動作とを上記1つの
アクチュエータにより行なうように構成したことを特徴
とするロボットハンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11008691U JPH0551582U (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | ロボットハンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11008691U JPH0551582U (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | ロボットハンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0551582U true JPH0551582U (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=14526674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11008691U Pending JPH0551582U (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | ロボットハンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0551582U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000084883A (ja) * | 1998-09-16 | 2000-03-28 | N Ke Kk | チャッキング装置 |
JP2011161577A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Seiko Epson Corp | ロボットハンド及びロボット装置 |
JP2014528364A (ja) * | 2011-10-07 | 2014-10-27 | シュンク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト スパン−ウント グライフテクニック | 把持装置またはクランプ装置 |
CN114211471A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-03-22 | 江苏汇博机器人技术股份有限公司 | 一种机器人复合夹具 |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP11008691U patent/JPH0551582U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000084883A (ja) * | 1998-09-16 | 2000-03-28 | N Ke Kk | チャッキング装置 |
JP2011161577A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Seiko Epson Corp | ロボットハンド及びロボット装置 |
JP2014528364A (ja) * | 2011-10-07 | 2014-10-27 | シュンク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト スパン−ウント グライフテクニック | 把持装置またはクランプ装置 |
CN114211471A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-03-22 | 江苏汇博机器人技术股份有限公司 | 一种机器人复合夹具 |
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