JPS6131836Y2 - - Google Patents

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JPS6131836Y2
JPS6131836Y2 JP13578983U JP13578983U JPS6131836Y2 JP S6131836 Y2 JPS6131836 Y2 JP S6131836Y2 JP 13578983 U JP13578983 U JP 13578983U JP 13578983 U JP13578983 U JP 13578983U JP S6131836 Y2 JPS6131836 Y2 JP S6131836Y2
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JP
Japan
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brick
grip
movable
pinion gear
swing
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JP13578983U
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JPS6042591U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば未焼成レンガ等の、衝撃に
よつて形状の崩れやすい部品を、姿勢を変えて移
載する場合に好適するロボツトハンドに関する。
上記未焼成レンガは、焼成のために炉に送入す
る際には、収容率を高め能率を上げるために、台
車T上へ直立して並置する(第4図ロ)。
また、上記台車Tへ載置する前の準備段階で
は、未焼成レンガGは、コンベアC上に倒伏した
状態で載置されて移送されてくる(第4図イ)。
そして、この考案は上記第4図イの状態のレン
ガを第4図ロの状態へと移載する作業を、ロボツ
トによつて行わせる際に好適するロボツトハンド
を提供しようとするものであるが、上記作業には
次のような問題があつた。
すなわち、上記移送用コンベアの停止位置精度
は通常±1.5mm程度と低いものであるので(第4
図イのdx)、テイーチングした正規の位置でロボ
ツトハンドのグリツプ爪を閉じレンガを把持せし
めると、レンガは停止位置のズレ量(dx))だけ
グリツプ爪によつて横にずらされながら把持され
ることとなる。この横ずりされながらの把持は、
被把持物品が通常の金属ワーク等の剛体の場合に
はそれほど問題にならないが、上例の未焼成レン
ガ等の場合には該物品の形態をくずしてしまうお
それがあり、特に未焼成レンガの場合には横ずり
によつて底面がコンベア表面にこすられて荒らさ
れ、商品価値を著しく損なつてしまうおそれがあ
る。
また、コンベアC上でのコンベア幅方向のレン
ガ載置位置にもズレ(第4図イのdy)があり、
該ズレを残したままレンガを直立して台車T上へ
移載した際には、該ズレは上下方向に変わるの
で、レンガが台車上へ圧接されたり、台車上に浮
いた状態でグリツプが解除されてレンガが台車上
へ落下して衝撃を受けたりし、やはり形崩れを生
じる結果となつていたのである。
この考案は、上記未焼成レンガ等の被把持物品
に若干のセツテイング位置ズレがあつても該被把
持物品をずらすことなく把持でき、把持した後姿
勢を変更して直立状態で受渡し載置する際にも、
被把持物品に大きな衝撃を与えることなく移載で
き、特に上記のような型崩れしやすい物品の移載
作業に好適するロボツトハンドを提供しようとす
るものである。
以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明
する。
第1,第2図において、1はロボツトアーム2
先端に旋回自在に支持されたハンド支持枠であ
り、該ハンド支持枠1は、その旋回軸1aがアー
ム2上のヨー用揺動モータ3に連結されて、該揺
動モータ3により旋回動され、かつ、任意の角度
位置で停止されるようになつている。4は該揺動
モータ3のサーボバルブである。そして、この支
持枠1の先端には、両端の揺動アーム5と該揺動
アーム5間架設した2本の水平ガイドシヤフト6
とからなる揺動枠7を揺動自在に軸支8してある
と共に、一方の支軸8をベント用揺動モータ9に
連結してあり、該揺動モータ9によつて、第2図
実線図示レンガ載置位置(略垂直状態)と鎖線図
示のレンガ取上位置(略水平状態)との間で揺動
されかつ停止されるようになつていて、該揺動枠
7は、結局上記揺動モータ3および9により2方
向の自由度を付与されているが、上記2本のガイ
ドシヤフト6に次のようにしてグリツプ爪11,
12を設けてある。
すなわち、上記ガイドシヤフト6には、それぞ
れスライド軸受部13a,14aを介して、正面
L字状の移動部材13,14を摺動自在に支持せ
しめてあり、該一対の移動部材13,14は、そ
れぞれのスライド軸受部13a,14a間に設け
たラツク15,16および該ラツク15,16に
噛合うピニオンギヤ17により連動連結されると
共に、先端部にそれぞれクツシヨン材18付きの
グリツプ爪11,12を設けてあるのであつて、
ピニオンギヤ17に直結した爪開閉用の揺動モー
タ19を適宣正逆転させれば、グリツプ爪11,
12が互いに接近離反して被把持物品のレンガG
を把持あるいは解放動作するが、上記ピニオンギ
ヤ17および揺動モータ19は、次のようにして
グリツプ爪11,12の開閉方向に沿い移動自在
になされている。
すなわち、揺動モータ19およびピニオンギヤ
17を支持しているベース板21が移動部材1
3,14と同様に前記ガイドシヤフト6に摺動自
在に支持されているのであつて、該ベース板21
が摺動移動することによつてグリツプ爪11,1
2の把持中心が変位するようになつている。ま
た、上記ベース板21の背面にはテーパー状凹孔
22を形成してあり、該凹孔22内に前記アーム
5の横梁部に支持された流体シリンダ23のロツ
ド23a先端が突入すると、ベース板21は揺動
枠7に対して摺動不能に固定されるようになつて
いる。すなわち、上記テーパー状凹孔22と流体
シリンダ23のテーパー状ロツド23aとでもつ
て位置決め固定装置を構成する。
次に、上記各移動部材13,14へのグリツプ
爪11,12の取付構造を設明する。
すなわち、第3図に拡大図示したように移動部
材13,14先端には前記ガイドシヤフト6に直
交するガイドシヤフト25を設けて、該ガイドシ
ヤフト25にスライド軸受部11a,12aを介
してグリツプ爪11,12を摺動自在に支持せし
めてあり、該ガイドシヤフト25にはグリツプ爪
11,12を第2,3図上方へと付勢する(つま
り、前記揺動枠7が垂直状態の時に上方へ付勢す
る)圧縮ばね26を介装すると共に、グリツプ爪
11,12の下方位置を規制するストツパー27
が設けてあり、この例ではグリツプ爪11,12
はガイドシヤフト25にそつて30mmのストローク
Sだけ移動自在であり、常時は前記ばね26によ
つてストロークの上限位置に位置決めされている
が、レンガ(約20Kg)Gを把持せしめると、ばね
26が30mmだけ圧縮されて第3図イの下限位置に
位置した状態となるようになつている。
この例のロボツトハンドは以上のようになつて
いるので、次のようにしてコンベアC上の未焼成
レンガGを台車T上へと衝撃なく移載しうる。
すなわち、第4図イに示したようにコンベアC
上のレンガGは、正規の位置からx,y方向にそ
れぞれdx,dy(共に1〜3mm程度)のズレを有
して載置されているとし、把持動作に先立つて前
記流体シリンダ23のロツド23aを後退してベ
ース板21の固定を解除しておいたとすると、ロ
ボツトハンドを正規のテイーチング位置に持たら
した上前記揺動モータ19を回転してグリツプ爪
11,12を閉動作すれば、グリツプ爪11,1
2はレンガGの載置位置に倣つてその把持中心を
ズレdx量だけ移動しつつ閉動作するので、レン
ガGを横にズラすことなく把持する。
すなわち、閉動作に伴つてグリツプ爪11,1
2のいずれか一方がレンガG側面に当接すると、
移動部材13または14の移動が停止し、その間
もピニオンギヤ17は回転し続けるので該停止し
た移動部材13または14のラツク15または1
6を蹴つてベース板21が移動し、他方の移動部
材14または13およびグリツプ爪12または1
1が倍の速度でレンガGを接近し把持するのであ
る。
尚、この際、ハンドは揺動モータ9を回転して
第2図鎖線の水平状態にあり、レンガGのy方向
へのズレはグリツプ爪11,12の長手方向であ
るので、レンガは横ずりれされることなく何ら支
障なく把持され、y方向においてはテイーチング
位置からのズレ量dyを保有したままハンドに把
持される。
そして、次に揺動モータ9を逆転してハンドを
第2図実線図示の略垂直状態になした上、ロボツ
トアーム2を旋回してレンガGを直立状態になし
たまま台車T上へ移動するが、該移動の間にある
いは移動に先立つては、前記ロツド23aを再び
凹孔22内へ嵌入させベース板21を揺動枠7に
対し摺動不能に固定する。そしてロツド23a先
端が凹孔22と同様のテーパー状をなしているこ
とから、上記操作によつてベース板21が原点位
置へ戻され、ズレdxは解消されてレンガGはハ
ンド上において正規のテイーチング位置に把持さ
れた状態となる。
したがつて、上記操作の後、台車T上の正規の
テイーチング位置にハンドを位置決めして載置動
作すれば、(第4図ロ)、x方向においてはレンガ
Gは正確な所望の載置位置に載置されることにな
るが、y方向におけるズレdy(載置行程ではハ
ンドが下方へベンドされているため上下方向のズ
レになつている。)は以下のようにして解消され
て載置される。
すなわち、前述のようにレンガGを把持したグ
リツプ爪11,12は、第3図イのようにストロ
ークSだけばね26を圧縮した状態でハンドに支
持されているので、ハンドの台車T上におけるレ
ンガ解放高さ、つまり上下方向のテイーチング位
置を、ハンド上におけるレンガのズレdyが零で
ある場合にレンガG下端が台車T上面にちようど
当接する高さよりも若干(但し、少なくともズレ
量dyよりも大きな値でストロークSよりも小さ
な値例えば20mm程度)下方へ寄せて設定しておけ
ば、実際にハンドが下降してレンガを載置する際
には、第3図ロ図示のように、ばね26の撓みが
減少しつつレンガが着床され、しかも着床後はレ
ンガGの底面が確実に台車T上面へ密着した状態
であつて、かつグリツプ爪11,12はストロー
クSの中間にありハンドによつて強制的に下方へ
押さえ付けられてはおらず。ばね26によつて弾
性的に支持された状態でレンガGが何ら衝撃ある
いは荷重を受けることなく載置される。
上記載置動作の後、モータ19を回転してグリ
ツプ爪11,12を開き、レンガGを解放する
が、その際にもレンガGは解放直前までばね26
によつて弾性的に支持されるので、レンガ重量は
台車T上およびハンドへと分散してかかつてお
り、解放後にレンガ全重量が台車T上にかかる過
程での圧力変化がきわめて少なく、レンガに形状
を損なう程度の過大な負荷や偏荷重がかかること
がない。
なお、第4図イ,ロは台形状のレンガGを扱つ
た場合の行程を示したものであるが、台形状レン
ガの場合も上記と同様の操作をなせばよく、ただ
レンガ把持時とレンガの載置時における揺動枠7
のモータ9によるベント角度をレンガの形状に合
わせて調整する必要がある。
以上の説明で明らかなように、この考案のロボ
ツトハンドを用いれば、上記未焼成レンガのよう
に衝撃にもろい物品であつて、しかもセツテイン
グ位置に若干のズレがあつても、形崩れを起こす
ことなく把持でき、把持した後姿勢を変更して直
立した状態で受渡しする際にも、衝撃を与えるこ
となく移載できる。
したがつて、特に上記未焼成レンガの移載作業
に好適する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るロボツトハンドの正面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図イ
はレンガ保持時のグリツプ爪部分の状態を示した
拡大側面図、第3図ロは同じくレンガ載置時のグ
リツプ爪部分の状態を示した拡大側面図、第4図
イ,ロはレンガの移載行程を示した説明図であ
る。 1……ハンド支持枠、2……ロボツトアーム、
5……揺動アーム、6……ガイドシヤフト、8…
…支軸、11,12……グリツプ爪、13,14
……移動部材、15,16……ラツク、17……
ピニオンギヤ、22……テーパ状凹孔、23……
流体シリンダ、23a……テーパ状ロツド、25
……ガイドシヤフト、26……圧縮ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロボツトアーム端に設けた支持枠に、水平な支
    軸まわりで略水平状態と略垂直状態との間にわた
    つて揺動する一対の揺動アームを連結し、該一対
    の揺動アーム間に架設した水平ガイドシヤフト
    に、ラツクとピニオンギヤを介して連動連結され
    て互いに接近離反する一対の移動部材を支持せし
    め、該移動部材上にグリツプ爪を設けたロボツト
    ハンドであり、上記ピニオンギヤを移動部材の接
    近離反方向に沿つて移動自在になすと共に、該ピ
    ニオンギヤの位置を原点位置に復帰して固定する
    ピニオンギヤ側のテーパ状凹孔と揺動アーム側の
    進退動するテーパ状ロツドとから成る位置決め固
    定装置を設け、さらに上記移動部材上のグリツプ
    爪は、移動部材に対し、上記接近離反方向に直交
    する方向に沿つて移動自在に設けると共に、該グ
    リツプ爪と移動部材間には、上記揺動アームが略
    垂直状態において、グリツプ爪を上方へ付勢する
    ばねを介装してあることを特徴とするレンガ等の
    移載用ロボツトハンド。
JP13578983U 1983-08-31 1983-08-31 レンガ等の移載用ロボットハンド Granted JPS6042591U (ja)

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JP13578983U JPS6042591U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 レンガ等の移載用ロボットハンド

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JP13578983U JPS6042591U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 レンガ等の移載用ロボットハンド

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Publication Number Publication Date
JPS6042591U JPS6042591U (ja) 1985-03-26
JPS6131836Y2 true JPS6131836Y2 (ja) 1986-09-16

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ID=30305518

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JP13578983U Granted JPS6042591U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 レンガ等の移載用ロボットハンド

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