JPH0611135Y2 - ローディング装置 - Google Patents

ローディング装置

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JPH0611135Y2
JPH0611135Y2 JP2291889U JP2291889U JPH0611135Y2 JP H0611135 Y2 JPH0611135 Y2 JP H0611135Y2 JP 2291889 U JP2291889 U JP 2291889U JP 2291889 U JP2291889 U JP 2291889U JP H0611135 Y2 JPH0611135 Y2 JP H0611135Y2
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JP
Japan
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chuck
holding
metal fitting
positioning pin
mold
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JP2291889U
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光一 浅井
一造 大野
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Sumitomo Riko Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、金具付防振ゴム製品の成形型の所定位置に
金具をセットするためのローディング装置に関し、特に
金具を保持したチャックがこれを成形型にセットすると
きの位置決め手段に特徴を有する装置に関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 金具付の防振ゴム製品を成形する場合、一般に成形型に
金具をセットし、その状態でゴム材料を供給して所定形
状に成形する。
ところでこの金具を成形型にセットするための装置とし
てロボットハンドを用い、これを金具の保持位置から成
形型へのセット位置まで三次元的に移動させ且つその移
動制御を行うようにすれば、金具の保持作業,成形型へ
のセット作業を正確に行い得て望ましいが、装置が高価
になってしまう。
そこでこのような比較的単純な動作の場合、通常、簡易
的なローディング装置を用いて金具のセット作業が行わ
れる。
この場合ローディング装置の動作は、一般に、チャック
を昇降させる動作と水平方向に移動させる動作とを含む
ものとなるが、チャックにより保持した金具を成形型の
所定位置に正確にセットすること、即ちチャックを成形
型上の所定位置に正確に位置決めした状態に停止させる
ことが難しく、また例えこれを行い得たとしても、金具
の種類が異なったり、防振ゴム製品の形状,種類が異な
ったりして金具のセット位置が変化したとき、その対応
が困難である。
(課題を解決するための手段) 本考案の装置はこのような課題を解決するために案出さ
れたものであり、その要旨は、金具付防振ゴム製品の成
形型の所定位置に金具をセットするローディング装置で
あって、(イ)該成形型に形成された位置決め穴と、(ロ)金
具を保持・開放するチャックと、(ハ)該チャックを保持
する支持体と、(ニ)該チャックに対して、前記成形型に
おける金具のセット位置と位置決め穴との位置関係と同
じ位置関係をもって該支持体に固定された、先端部にテ
ーパ状部を有する位置決めピンと、(ホ)該支持体を保持
する保持本体と、(ヘ)それら支持体と保持本体との間に
設けられ、該支持体を直交する2軸方向にスライド可能
となすスライド機構と、(ト)スライド移動した支持体を
当初の位置に戻すための付勢手段と、(チ)前記保持本体
を昇降させるとともに、前記チャックが前記金具を保持
する保持位置と、保持した金具を成形型上にセットする
セット位置との間で水平移動させる移送手段と、を含む
ことにある。
(作用及び考案の効果) 本考案の装置においては、金具保持位置でチャックが金
具を保持すると、保持本体が昇降して移送手段により水
平移動させられ、そして金具セット位置に至ったところ
で、チャックにより保持した金具を成形型上にセットす
べく下降させられる。このとき支持体に固定された位置
決めピンもチャックと一体に下降し、そして一定位置ま
で下降すると先端のテーパ状部が先ず位置決め穴に係合
する。そして更に位置決めピン及び支持体が下降する
と、そのテーパ面の案内作用で位置決めピンの芯出しが
行われて、位置決めピンが成形型の位置決め穴に合致さ
せられる。即ち位置決めピンと位置決めピンの固定され
ている支持体が、ピン先端のテーパ面の作用で、位置決
めピン及び位置決め穴の各軸心が合致する位置まで互い
に直交する水平な2軸方向にスライド移動させられるの
である。このとき支持体に固定されているチャックも一
体に水平移動し、そして位置決めピンと位置決め穴との
軸心が合致したとき、チャックが成形型への金具のセッ
ト位置上方に正確に位置した状態となる。位置決めピン
とチャックとの相対位置関係が、成形型における金具の
セット位置と位置決め穴との位置関係と同じとされてい
るからである。
従って引き続いて保持体が下降させられれば、チャック
により保持された金具は成形型上の正確なセット位置に
載置され、そこでチャックによる保持を開放して保持本
体を上昇させれば、金具は成形型上に正しくセットされ
た状態となる。
一方上昇した保持本体は、金具保持位置まで水平移動し
て下降後再び金具を保持し、上記と同様の動作を行う。
このように本考案の装置においては、位置決めピン,位
置決め穴及び位置決めピン先端のテーパ面がチャックの
正確な位置制御を行うため、ローディング装置全体を簡
易な構成とすることができる。
またこの装置は、これら位置決めピン,位置決め穴,テ
ーパ面の位置制御作用に基づいて、金具のセット位置が
変化した場合にも容易に対応することができる特長を有
する。
例えばインナー金具,アウター金具を有するブッシュ形
態の防振ゴム製品の場合には、製品の種類,ゴム形状の
変化に伴なってインナー金具の相対位置が変わってくる
場合があるが、このような場合において、成形型におけ
る位置決め穴の形成位置を金具のセット位置変化に対応
して位置変化させることにより、チャック,保持本体,
移送手段等の装置構成沃素を何等変更しなくても、或い
はチャックの取付位置を変化させたりしなくても、金具
のセット位置変化に対して容易に対応できるのである。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第1図は本例のローディング装置による金具の移送経路
を示したものであって、図示のようにこの装置は、コン
ベヤ10により搬送されて来たインナー金具12をチャ
ック14により把持して持ち上げ、更に水平移動させて
後下降させ、インナー金具12を金型16上所定位置に
セットするものである。その際、位置決めピン18が金
型16に形成してある位置決め穴20に嵌合してチャッ
ク14の位置決めを行い、また位置決めピン18先端の
テーパ面22が位置決めピン18の芯出し作用を行う。
第2図はその金型16の構成を示したものである。この
金型16は防振ゴムブッシュを成形するためのものであ
って、図示のように大径の成形凹所24と、位置決め穴
20とを2組有している。成形凹所24には、アウター
金具26がその内周面に密着する状態にセット・嵌合さ
れるようになっており、また中央部寄りの位置にはピン
28が立設されていて、このピン28にインナー金具1
2が嵌め込まれてセットされ、これらインナー金具12
とアウター金具26との間にゴム材料が供給されて所定
形状に成形されるようになっている。
第3図乃至第10図に、本例のローディング装置の具体
的構成が示されている。第3図及び第4図において32
は装置フレームであって、このフレーム32上端部にレ
ール板34が設けられている。そしてこのレール板34
の前面側には2条のガイドレール36が水平方向に2段
に設けられており、これらガイドレール36に対して移
送板38が後面側の嵌合溝において摺動可能に嵌合され
ている。またこの移送板38には、フレーム32側に位
置固定に設けられた進退シリンダ39のロッドが連結部
材41を介して連結され、かかる進退シリンダ39によ
って、移送板38が水平方向に進退駆動されるようにな
っている。
移送板38の前面側には、一対のガイド筒40が固設さ
れており、これらガイド筒40にガイドロッド42が摺
動可能に嵌合されている。各ガイドロッド42の下端は
連結プレート44により互いに連結されており、またそ
の連結プレート44に対して、移送板38に固定の昇降
シリンダ46のロッド先端が固定され、かかる昇降シリ
ンダ46によって連結プレート44が昇降させられるよ
うになっている。
第5図,第6図に詳しく示しているように、連結プレー
ト44の下面側には吊持部材48を介して昇降プレート
50が固定されている。また更にその下側には、一対の
第一スライド板52,54が配置されている。これら第
一スライド板52,54は、夫々上面側の嵌合ブロック
56及びガイドレール60を介して、昇降プレート50
により水平方向に移動可能に支持されている。また各第
一スライド板52,54の前部又は後部には、第7図に
も示しているようにロッド64が固設されていて、これ
らロッド64に一対のスプリング68,70が嵌装さ
れ、これら一対のスプリング68,70の逆向きの付勢
作用と中間の当接板72(昇降プレート50に固定)と
により、これら第一スライド板52,54がスプリング
68,70のばね力の釣合う位置に保持されるようにな
っている。
一対の第一スライド板52,54の夫々の下側には、第
6図に最も明らかに示されているように、第二のスライ
ド板74,76が配置されている。これら第二スライド
板74,76は、上面側に固定された嵌合ブロック77
と第一スライド板52,54の下面側に固定されたガイ
ドレール78との嵌合に基づいて、第一スライド板5
2,54とは直角な水平方向にスライド可能に支持され
ている。また各第二スライド板74,76の側部には、
第8図にも示しているようにロッド80が固定されてい
て、これらロッド80に各一対のスプリング82,84
が嵌装され、これらスプリング82,84の付勢作用と
中間の当接板86とにより、各第二スライド板74,7
6がスプリング82,84の釣合い位置に保持されるよ
うになっている。
各第二スライド板74,76の下面側には、位置決めピ
ン90とチャック92とが設けられている。この位置決
めピン90の先端はテーパ状部91とされ、またチャッ
ク92は、支持片94を介して支持されたシリンダ96
(第9図参照)と、長短一対のL字状の可動片98,9
9を介して取り付けられた爪100とを有して成り、第
10図に示しているようにそれら爪100に形成された
把持凹所102において、前記インナー金具12を把持
し得るようになっている。
次に本例の装置の作用を説明する。
コンベヤ10によって運ばれて来たインナー金具12が
所定位置に停止させられると、その上方に待機していた
チャック92が昇降プレート50と共に下降し、そして
その下降端において、チャック92の一対の爪100が
インナー金具12を把持する。爪100がインナー金具
12を把持すると昇降プレート50が上昇させられ、こ
れにともに進退シリンダ39が作動して移送板38を水
平方向に前進させ、連結プレート44及びそれより下側
のユニット全体を水平方向に移動させる。而してチャッ
ク92により保持したインナー金具12が、金型16の
上方所定位置に到ると移送板38の移動が停止し、次い
で昇降シリンダ46により昇降プレート50が下降させ
られる。このとき位置決めピン90は金型16に形成さ
れている位置決め穴20のほぼ上方位置にあるが、通
常、それらの軸心は正確には合致していない。而して昇
降プレート50が一定位置まで下降すると、位置決めピ
ン90の先端のテーパ部91が位置決め穴20の周縁に
係合し、更に位置決めピン90が下降させられるのに伴
って、テーパ部91の案内作用に基づき、第一スライド
板52,54及び第二スライド板74,76が夫々互い
に直交する2軸方向にスライド移動させられて、位置決
めピン90の芯出しが行われる。即ち位置決めピン90
と位置決め穴20との軸心が合致させられ、位置決めピ
ン90が位置決め穴20に嵌合・挿入される。このとき
チャック92もまた位置決めピン90と一体に移動し、
位置決めピン90が位置決め穴20に挿入された時点
で、金型16への金具12のセット位置上方に正確に位
置させられる。位置決めピン90とチャック92の爪1
00との位置関係が、金型16における金具12のセッ
ト位置と位置決め穴20との位置関係に予め正確に対応
させられているからである。
従ってこのままチャック92を下降させてインナー金具
12の把持を解除すれば、インナー金具12は金型16
上のピン28に嵌め込まれてセット状態となる。
以上の動作を終えたローディング装置は、連結プレート
44以下の全体のユニットを再び当初の位置へと戻し、
続いてインナー金具12のセット作業を繰り返して行
う。
このように本例の装置においては、位置決めピン90と
位置決め穴20の位置決め作用及びピン先端のテーパ部
91の案内作用で、インナー金具12を金型16へのセ
ット位置に正確に且つ自動的に位置決めし得るため、チ
ャック92の移動動作を厳密に制御する必要がない。こ
のため装置構成が簡素化し、装置コストも安価となる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はその主旨を
逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき種々変
更を加えた形態で構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるローディング装置によ
るインナー金具の移送経路を示す説明図であり、第2図
は第1図における金型の構成を示す一部切欠平面図であ
る。第3図及び第4図は夫々同ローディング装置の正面
図及び側面図であり、第5図及び第6図は同装置の要部
正面図及び要部側面図である。第7図は第6図のVII−V
II断面図であり、第8図は第6図のVIII−VIII断面図で
ある。第9図は同ローディング装置におけるチャックの
要部斜視図であり、第10図は同チャック及び位置決め
ピン周辺部の一部切欠底面図である。 12:インナー金具、16:金型 20:位置決め穴、39:水平シリンダ 46:昇降シリンダ、50:昇降プレート 52,54:第一スライド板 56,77:嵌合ブロック 60,78:レール 68,70,82,84:スプリング 74,76:第二スライド板 90:位置決めピン、91:テーパ状部 92:チャック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金具付防振ゴム製品の成形型の所定位置に
    金具をセットするローディング装置であって、 (イ)該成形型に形成された位置決め穴と、 (ロ)金具を保持・開放するチャックと、 (ハ)該チャックを保持する支持体と、 (ニ)該チャックに対して、前記成形型における金具のセ
    ット位置と位置決め穴との位置関係と同じ位置関係をも
    って該支持体に固定された、先端部にテーパ状部を有す
    る位置決めピンと、 (ホ)該支持体を保持する保持本体と、 (ヘ)それら支持体と保持本体との間に設けられ、該支持
    体を直交する2軸方向にスライド可能となすスライド機
    構と、 (ト)スライド移動した支持体を当初の位置に戻すための
    付勢手段と、 (チ)前記保持本体を昇降させるとともに、前記チャック
    が前記金具を保持する保持位置と、保持した金具を成形
    型上にセットするセット位置との間で水平移動させる移
    送手段と、 を含むことを特徴とするローディング装置。
JP2291889U 1989-02-28 1989-02-28 ローディング装置 Expired - Lifetime JPH0611135Y2 (ja)

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JP2291889U JPH0611135Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 ローディング装置

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Publication Number Publication Date
JPH02112408U JPH02112408U (ja) 1990-09-07
JPH0611135Y2 true JPH0611135Y2 (ja) 1994-03-23

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ID=31241463

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JP2291889U Expired - Lifetime JPH0611135Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 ローディング装置

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