JP3582450B2 - へミング装置およびへミング方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、板状のワークに対して縁曲げを行うへミング装置およびへミング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車のパネル部品であるバックドアのインナパネルとアウタパネルとを組み付けた状態で、アウタパネルの周縁を縁曲げしてインナパネルの周縁に重ね合わせるへミング加工は、図9に側面図で示すようなへミング装置によってなされている。
【0003】
このへミング装置では、ベース1上に設置されているヘムダイ3上に、アウタパネル5が下部でインナパネル7が上部となる状態で、ワークWが位置決めセットされている。インナパネル7は、その上方位置にてシリンダ8によって上下動する位置決め治具9によって位置決め固定されている。このように位置決めされたワークWに対し、ワークWの周囲に複数設置されているプリヘムパンチ11により予備のへミング加工を行った後、各プリヘムパンチ11にそれぞれ対応して設置されているヘムパンチ13により最終的なへミング加工を行う。
【0004】
ヘムパンチ13およびプリヘムパンチ11は、ベース1に固定してあるブラケット15に回動支持軸17を介して回動可能に支持されている油圧シリンダ19によって作動する。つまり、油圧シリンダ19の駆動によりそのピストンロッド21が前進し、ヘムパンチ13を先端に備えているパンチ保持具23が、ベース1上のブラケット25に対し、回動支持軸27を中心として矢印A方向に回動することで、ヘムパンチ13により最終的なへミング加工を行う。
【0005】
一方、プリヘムパンチ11は、上記したヘムパンチ13のへミング加工に先だって、パンチ保持具23の矢印A方向の回動動作により、ワークWに対して進出して予備のへミング加工を行った後、後退移動する。すなわち、一つの油圧シリンダ19によって、プリヘムパンチ11による予備のへミング加工およびヘムパンチ13による最終的なへミング加工が連続してなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来のへミング装置は、インナパネル7を位置決めする際に位置決め治具9を使用しているが、この位置決め治具9は、上下のストロークが比較的長いことから、精度悪化を招くとともに大型化するうえ、ワークWをヘムダイ3にセットするには、この位置決め治具9とは別の、例えばベルトコンベアなどのワーク搬送専用の搬送装置が必要であり、全体の設備が大掛かりになるという問題がある。
【0007】
そこで、この発明は、ワークの位置決め精度を向上させるとともに、ワーク搬送専用の搬送装置を不要にして全体の設備を小型化することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、ワークがセットされる下型と、この下型の上方に配置された上型とで、前記ワークの周縁に対してヘミング加工を行うヘミング装置において、前記下型側に設置されるハンド置き台と、前記ワークを位置決め把持するとともに、前記ハンド置き台上に位置決め載置された状態でワークが前記下型上に位置決めセットされるワーク把持ハンドと、このワーク把持ハンドを着脱可能に保持してヘミング加工動作時に前記ワーク把持ハンドに対する保持を解除するハンド搬送手段とを備え、前記上型は、装置本体に対して固定され、前記下型は、上下動可能なリフタベース上に、前記ハンド置き台とともに設置されている構成としてある。
【0009】
このような構成のへミング装置によれば、ワークを位置決め把持しているワーク把持ハンドを、ハンド搬送手段により保持しつつハンド置き台上に位置決め載置する。このときワークは下型上にセットされ、ハンド搬送手段によるワーク把持ハンドの保持を解除した状態で、リフタベースの上昇により、ワークがセットされている下型およびハンド置き台が、ワークを把持しているワーク把持ハンドとともに上昇し、上部で待機している上型との間でワークをへミング加工する。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成において、ワークは、下型上にセットされるアウタパネルと、アウタパネルの周縁をヘミング加工して周縁に重ね合わされるインナパネルとからなる自動車のパネル材であり、ワーク把持ハンドは、前記インナパネルを位置決め把持する位置決め治具を備えている。
【0013】
上記構成によれば、ワーク把持ハンドは、ワークを把持する際に、位置決め治具がインナパネルに対して位置決めを行う。
【0014】
請求項3の発明は、請求項2の発明の構成において、自動車のパネル材は、ドアパネルであり、位置決め治具は、前記ドアパネルにおけるインナパネルのヒンジ取付面を位置決めする構成を備えている構成としてある。
【0015】
上記構成によれば、ヒンジ取付面が位置決めされることで、ドアの車体への建て付け面精度が向上する。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明の構成において、ハンド置き台上に位置決め載置されたワーク把持ハンドを固定する固定手段を設けた構成としてある。
【0017】
上記構成によれば、ハンド置き台上に位置決め載置されたワーク把持ハンドは、固定手段によってハンド置き台に対して固定される。
【0018】
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明の構成において、ハンド搬送手段は、ロボットで構成されている。
【0019】
上記構成によれば、ロボットにより、ワークを位置決め把持しているワーク把持ハンドを保持して搬送しハンド置き台に位置決め載置する。
【0020】
請求項6の発明は、ワークを位置決め把持したワーク把持ハンドを、ハンド搬送手段により保持しつつ搬送して、前記ワークが下型上にセットされるようハンド置き台に載置し、前記ハンド搬送手段が前記ワーク把持ハンドに対する保持を解除した状態で、リフタベースの上昇により前記下型および前記ハンド置き台が上昇して前記下型の上方に位置する装置本体に固定した上型と前記下型とで前記ワークに対してヘミング加工を行う。
【0021】
上記ヘミング方法によれば、ハンド搬送手段により保持されているワーク把持ハンドが、ワークに対する位置決め把持と、ワークの搬送とを兼用する。
【0022】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、ハンド搬送手段により、ワーク把持ハンドを介してワークの位置決めを行うとともにワークの搬送も行うので、専用のワーク搬送装置が不要となって全体の設備の小型化を達成でき、またワーク把持ハンドをハンド置き台に位置決め載置するので、ワークに対する位置決め精度が向上する。
また、ワークを位置決めする機構を備えたワーク把持ハンドが、下型とともにリフタベース上に設置されているハンド置き台上に位置決め載置されるので、下型とワーク把持ハンドの位置決め機構との精度保証が容易になる。
【0024】
請求項2の発明によれば、ワーク把持ハンドは、ワークを把持する際に、位置決め治具によってインナパネルに対して位置決めを行うので、ワークの把持搬送と位置決めとを兼用することができる。
【0025】
請求項3の発明によれば、位置決め治具は、ドアパネルにおけるインナパネルのヒンジ取付面を位置決めする構成を備えているので、ドアの車体への建て付け面精度を向上させることができる。
【0026】
請求項4の発明によれば、ハンド置き台上に位置決め載置されたワーク把持ハンドは、固定手段によって固定されるので、ワーク把持ハンドのハンド置き台に対する位置決め状態が確実に維持でき、加工精度が向上する。
【0027】
請求項5の発明によれば、ハンド搬送手段は、ロボットで構成されているので、このロボットにより、ワークの搬送および位置決めを行うことができる。
【0028】
請求項6の発明によれば、ハンド搬送手段により、ワーク把持ハンドを介してワークの位置決めを行うとともにワークの搬送も行うので、専用のワーク搬送装置が不要となって全体の設備の小型化を達成でき、またワーク把持ハンドをハンド置き台に位置決め載置するので、ワークに対する位置決め精度が向上する。
また、ワークを位置決めする機構を備えたワーク把持ハンドが、下型とともにリフタベース上に設置されているハンド置き台上に位置決め載置されるので、下型とワーク把持ハンドの位置決め機構との精度保証が容易になる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0030】
図1は、この発明の実施の一形態を示すへミング装置の側面断面図、図2は同へミング装置の平面図である。このへミング装置によってへミング加工を行うワークWは、自動車のリアドアである。このワークWの周囲に対し、四つの加工ユニットU1,U2,U3,U4によってへミング加工を行う。
【0031】
図1に示すように、ベース29上に立設されたリフタガイド31には、リフタベース33が上下動可能に設けられ、リフタベース33の上面には、下型となるヘムダイ35が設置されている。このヘムダイ35上に、アウタパネルWoが下部側でその上にインナパネルWiがあらかじめ組み付けられた状態のワークWが、ワーク把持ハンド37によって位置決め把持されつつセットされる。
【0032】
ただし、図1で示してあるワーク把持ハンド37は、フレーム39のみを図示してあり、このフレーム39に取り付けられてワークWを位置決め把持する機構は省略してある。この位置決め把持機構を備えたワーク把持ハンド37の詳細は、図1のB矢視図である図3、図3の左側面図である図4および、図3の上面図である図5に示してある。このワーク把持ハンド37は、ハンド搬送手段としてのロボット41によりハンドチェンジャ43を介して着脱可能に保持され、このロボット41によってワークWとともに搬送される。
【0033】
前記図1に示したリフタベース33上のヘムダイ35より外側には、ハンド置き台としての3本のハンド載置ポスト45が立設されており、このハンド載置ポスト45上に、ワーク把持ハンド37が、ロボット41により保持されつつ搬送されて位置決め載置される。
【0034】
ワーク把持ハンド37のフレーム39は、図1,図4および図5に示すように、ハンドチェンジャ43側の上段部分47とワークW側の下段部分49とが、4本の連結部材51によって相互に連結された構成であり、上段部分47にハンドチェンジャ43が装着される。
【0035】
上段部分47は、図3に示すように、図3中で上下方向に延長される第1の上段部分47aと、第1の上段部分47aの上下方向中央よりやや上部側に一端が連結されて他端が左下部方向に延長される第2の上段部分47bと、第1の上段部分47aの上下方向中央よりやや下部側に一端が連結されて途中で第2の上端部分47bと交差連結し、他端が左上部方向に延長される第3の上段部分47cとを備えている。
【0036】
一方下段部分49は、全体としてほぼ台形形状となるように、第1,第2,第3および第4の各下段部分49a,49b,49c,49dの端部相互が連結されて構成されている。
【0037】
ワーク把持ハンド37が、3本のハンド載置ポスト45に位置決め載置される際には、第1の上段部分47aの両端付近および、第2の上段部分47bの他端付近が、ハンド載置ポスト45上に位置決め載置される。このうち2本のハンド載置ポスト45(図2中で下部および左上部)の上端には、図4に示すように、位置決めピン53がそれぞれ突出して設けられており、ワーク把持ハンド37がハンド載置ポスト45に載置され状態で、この位置決めピン53が、これに対応して設けられた第1の上段部分47aの図3中で上部および第2の上段部分47bの図3中で左下部にそれぞれ設けた位置決め穴54に挿入されて位置決めされる。
【0038】
また、図3中で上部(図2中では下部)に位置するハンド載置ポスト45と、同左下部(図2中では左上部)に位置するハンド載置ポスト45の側面には、ブラケット55を介してハンドクランプシリンダ57が取り付けられている。ハンドクランプシリンダ57は、回動支持軸59を介してブラケット55に対して回動可能であり、そのピストンロッド61の先端に、回動支持ピン63を介して固定手段としてのクランプアーム65が回動可能に支持されている。上記ブラケット55の側部には、連結アーム67の先端が回動支持ピン69を介してクランプアーム65側の支持片71に回動可能に連結されている。すなわち、クランプシリンダ57の駆動により、クランプアーム65が回動支持ピン69を中心として回動して、上段部分47をハンド載置ポスト45との間でクランプ固定する。
【0039】
なお、上記したようなクランプアーム65により上段部分47をクランプしてワーク把持ハンド37をハンド載置ポスト45に固定する機構は、必ずしも必要ではない。これは、ワーク把持ハンド37がかなりの重量物であることから、ハンド載置ポスト45に載せただけで、位置ずれなどの不具合の発生がないからである。
【0040】
ワークWは、前述したように、アウタパネルWoとインナパネルWiとがあらかじめ組み付けられた状態でワーク把持ハンド37で位置決め把持されるが、その際に、アウタパネルWoは、下段部分49に装着された複数のバキュームカップ73により、インナパネルWiの開口72を通して中央部付近が保持されるとともに、アウタ落下防止クランプ74およびアウタクランプ75により保持される一方、インナパネルWiは、下段部分49に装着された複数のロケートピン77が中央部付近に形成したロケート穴に挿入されて位置決めされるとともに、複数のインナクランプ79でクランプ把持され、かつヒンジ面ロケートクランプ80によってインナパネルWiのヒンジ取付面が位置決め保持される。
【0041】
上記したロケートピン77,インナクランプ79およびヒンジ面ロケートクランプ80により、インナパネルWiを位置決め把持する位置決め治具を構成している。なお、図5にて符号78で示すものは、インナパネルWiを押さえるパッドである。
【0042】
アウタ落下防止クランプ74は、図5に示されているように、ワーク把持ハンド37のフレーム39の下段部分49に取り付けられたブラケット82に、クランプシリンダ84が回動支持軸86を介して回動可能に支持されるとともに、クランプアーム88が回動支持軸90を介して回動可能に支持されている。クランプシリンダ84のピストンロッド92の先端は、クランプアーム88に回動支持ピン94を介して回動可能に連結されている。すなわち、クランプシリンダ84の駆動により、クランプアーム88が二点鎖線位置から実線位置に回動変位し、図5中で下端位置にあるクランプ部88aでアウタパネルWoの表面(下面)を保持して、ワークWの落下を防止する。
【0043】
図4中で上部に示されているアウタクランプ75は、図6に示すように、メインシリンダ81と、このメインシリンダ81によって実線位置と二点鎖線位置との間を移動するサブシリンダ83とを備えている。メインシリンダ81は、下段部分49に固定されたメインシリンダ支持ブラケット85の先端に、回動支持軸87を介して回動可能に支持され、そのピストンロッド89の先端が回動支持ピン91を介してサブシリンダ支持ブラケット93に回動可能に連結されている。サブシリンダ支持ブラケット93は、図6中で右側下部に、サブシリンダ83を実線位置まで移動させた状態で、インナパネルWiの内面を押さえる押さえ部93aを備えている。
【0044】
サブシリンダ支持ブラケット93は、一端が前記下段部分49に回動支持軸95を介して回動可能に支持され、他端にはサブシリンダ83が回動支持軸97を介して回動可能に連結されている。サブシリンダ83のピストンロッド99の先端は、ワーク把持治具101に回動支持ピン103を介して回動可能に連結されている。このワーク把持治具101は、サブシリンダ支持ブラケット93に対し回動支持ピン105を介して回動可能に支持されている。すなわち、サブシリンダ83の駆動により、ワーク把持治具101が回動支持ピン105を中心として回動して、ワークWのアウタパネルWoの表面側の周縁を押さえ、これ対向して、サブシリンダ支持ブラケット93の前記ワーク押さえ部93aによりインナパネルWiの内面を押さえることになる。
【0045】
図4中で下部に示されているアウタクランプ75は、図7に示すようにヒンジ面ロケートクランプ80と一体となっている。ヒンジ面ロケートクランプ80は、インナパネルWiのヒンジ取付面Hを押さえ付けて位置決めするヒンジ面位置決め部107aが、回動アーム107に形成されている。
【0046】
回動アーム107は、図7中で左側の端部が、フレーム39の下段部分49に装着されているメインシリンダ支持ブラケット109に、回動支持軸111を介して回動可能に支持されている。メインシリンダ支持ブラケット109の先端には、メインシリンダ113が回動支持軸115を介して回動可能支持され、このメインシリンダ113のピストンロッド117の先端は、前記した回動アーム107に回動支持ピン119を介して回動可能に連結されている。
【0047】
回動アーム107の図中で下部側に突出する突出部107bの先端には、サブシリンダ121が回動支持ピン123を介して回動可能に連結されている。サブシリンダ121のピストンロッド125の先端は、ワーク把持治具127に回動支持ピン129を介して回動可能に連結されている。ワーク把持治具127は、ヒンジ面位置決め部107aがインナパネルWiのヒンジ取付面Hを押し付けている状態で、サブシリンダ121の駆動により、アウタパネルWoの表面の周縁を押さえ付ける。すなわち、メインシリンダ113の駆動により、サブシリンダ121が二点鎖線位置から実線位置に移動することで、ヒンジ面位置決め部107aがヒンジ取付面Hに接触し、この状態で、サブシリンダ121が駆動することでワーク把持治具127がアウタパネルWoに接触する。
【0048】
インナクランプ79は、図8に示すように、フレーム39における上段部分47の下段部分49側に立設されたワーク受け131の図中で右側の先端面131aが、インナパネルWiに接触した状態で、この先端面131aとワーク把持治具133との間でインナパネルWiをクランプ把持する。
【0049】
ワーク把持治具133は、ワーク受け131側に対し回動支持軸135を介して回動可能に支持されている。一方、ワーク受け131の図8中で下部に突出した突出部131bの先端には、回動支持軸137を介してクランプシリンダ139が回動可能に支持され、クランプシリンダ139のピストンロッド141の先端は、回動支持ピン143を介して前記ワーク把持治具133に回動可能に連結されている。すなわち、このクランプシリンダ139の駆動により、ワーク把持治具133が、回動支持軸143を中心に回動して二点鎖線位置から実線位置に移動することで、インナパネルWiがクランプされる。
【0050】
前記図2に示した四つの加工ユニットU1〜U4は、基本的な構成は互いに同一であり、ここでは図1にて左側に位置している加工ユニットU1を用いて説明する。
【0051】
リフタベース33周囲のベース29上には、C形フレーム147がガイドレール149を介してヘムダイ35に対して接近離反(図1中で左右方向に)移動可能に設けられている。このC形フレーム147はガイドレール149側の下部151と、下部151から上方に延長される主部153と、主部153の上端から右方向に伸びる上部155とから主として構成されている。図1に示してあるC形フレーム147の位置は、前進限位置であり、この前進限位置がヘム加工位置に相当し、ヘム加工位置から図1中で左方向に後退した位置が待機位置となる。
【0052】
上記したC形フレーム147は、図2に示すように、一つの加工ユニットにおいて複数(ここでは二つ)設けられており、この二つのC形フレーム147相互が、水平板157および鉛直板159からなる連結具によって連結されている。
【0053】
二つのC形フレーム147相互間のベース29上には、ブラケット161を介してスライドシリンダ163が設置され、スライドシリンダ163のピストンロッド165の先端が、二つのC形フレーム147の下部相互を連結する連結板167に連結されている。すなわち、スライドシリンダ163の駆動により、C形フレーム147がガイドレール149に沿ってベース29上をスライド移動する。
【0054】
C形フレーム147の下部151の上面には、図1中で紙面に直交する方向に延長されるシリンダ支持板169を介して複数のリフタ用油圧シリンダ171が設置されている。リフタ用油圧シリンダ171のピストンロッド172は上方に伸びており、その先端はリフタベース33の下面に対し、図1中で左右方向に摺動可能に連結されている。すなわち、上記リフタ用油圧シリンダ171の駆動により、リフタベース33とともにヘムダイ35およびハンド載置ポスト45が上下動する。
【0055】
C形フレーム147の上部155の図中で右側の先端面には、図1中で紙面に直交する方向に延長される上型となるヘムパンチ173が図示しないボルトにより固定されている。上部155の先端面には、下部側が切り欠かれた段部155aが形成され、この段部155aの下面にヘムパンチ173の上面が当接して上方への移動が規制される。
【0056】
上記ヘムパンチ173によって最終的なへミング加工を行うに先立って、予備のヘミング加工を行うためのプリヘムパンチ175は、スイングアーム177の上端に図示しないボルトにより取り付けられている。スイングアーム177は、二つのC形フレーム147相互間に位置して、図1中で紙面に直交する方向に二つ配置されており、下端がC形フレーム147の下部151に回動支持軸179を中心として回動可能となっている。
【0057】
スイングアーム177は、図1中の実線で示す位置にあるときは、プリヘムパンチ175の先端がヘムダイ35とヘムパンチ173との間にあってワークWに対して予備のへミング加工を行う状態であり、この予備加工位置と二点鎖線で示す位置との間を移動可能である。
【0058】
上記スイングアーム177の回動動作は、スイングシリンダ181によってなされる。スイングシリンダ181は、鉛直板159に取り付けられたシリンダ取付ブラケット183に回動支持軸185を介して回動可能に支持されている。スイングシリンダ181のピストンロッド187の先端は、二つのスイングアーム177相互を連結する連結部材188に連結軸189を介して回転可能に連結されている。
【0059】
次に、上記した構成のへミング装置の動作を説明する。まず、図4および図5に示すように、ロボット41がハンドチェンジャ43を介して保持しているワーク把持ハンド37により、図示しないワーク置き台上に配置してあるワークWを把持する。このときワークWは、図1中のヘムダイ33上のワークWと同様に、アウタパネルWo上にインナパネルWiが位置して両者があらかじめ組み付けられている。
【0060】
この状態で、ワーク把持ハンド37は、インナパネルWiに対し、図4に示してあるロケートピン77が中央部付近に形成されているロケート穴に挿入されて位置決めするとともに、図8に示してあるインナクランプ79でクランプ把持し、かつ図7に示してあるヒンジ面ロケートクランプ80によってヒンジ取付面Hが位置決めされる。一方、アウタパネルWoに対しては、図4、図5に示してあるバキュームカップ73により中央部付近を保持するとともに、図5に示してあるアウタ落下防止クランプ74および、図6、図7のアウタクランプ75により外周縁部を把持する。
【0061】
このように、インナパネルWiに対して位置決めを行った状態でワークWを把持したワーク把持ハンド37を、ロボット41は、図1に示してあるヘムダイ35上に搬送し、ワークWをヘムダイ35上にセットする。ワークWをヘムダイ35上にセットする際には、スライドシリンダ163の駆動によりC形フレーム147を後退させておく。また、ワークWをヘムダイ35上にセットする直前に、アウタ落下防止クランプ74およびアウタクランプ75によるアウタパネルWoに対する把持を解除して、へミンク加工時にヘムダイ35と干渉しないようにしておく。
【0062】
ワークWがヘムダイ35上にセットされる際には、ワーク把持ハンド37は、そのフレーム39の上段部分47の3カ所が、3本のハンド載置ポスト45の上端に載置され、このうち2本の上端に設けてある図4に示されている位置決めピン53が、上段部分47側の位置決め穴に挿入されて位置決めされる。そして、位置決めピン53が設けられている2本のハンド載置ポスト45上に位置決め載置された上段部分47に対し、ハンドクランプシリンダ57の駆動によりクランプアーム65が回動して、上段部分47がクランプ固定される。つまり、ワーク把持ハンド37が、ハンド載置ポスト45に対し位置決め載置された状態で固定される。
【0063】
その後ロボット41は、ハンドチェンジャ43によりワーク把持ハンド37に対する保持を解除し、この状態で、ヘミング加工動作に移行する。このヘミング加工動作は、全ての加工ユニットU1〜U4において同時になされるものとする。後退しているC形フレーム147が前進してヘムパンチ173がヘムダイ35の上方に位置した状態で、かつプリヘムパンチ175が実線で示す位置に前進移動している状態で、リフタ用油圧シリンダ171が駆動すると、リフタベース33が上昇して、ハンド載置ポスト45とともにヘムダイ35が上昇する。
【0064】
このときアウタパネルWoは、外周縁部が、インナパネルWi側にほぼ90度の角度で、図1中で上方に向けて曲げ加工されてフランジが形成されているものとする。ヘムダイ35の上昇により、アウタパネルWoの上記したフランジが約45度に曲げ加工される。
【0065】
次に、リフタ用油圧シリンダ171の駆動により、リフタベース33を下降させてヘムダイ35をワークWとともに下降させた後、スイングシリンダ181により、プリヘムパンチ175を二点鎖線位置に後退させる。その後、リフタ用油圧シリンダ171の駆動により、リフタベース33を上昇させてヘムダイ35を上昇させ、約45度に予備加工されているアウタパネルWoのフランジを、ヘムパンチ173に当接させることにより、最終的なへミング加工が完了する。
【0066】
ヘミング加工完了後は、クランプアーム65を解除してワーク把持ハンド37に対する固定を解除するとともに、C形フレーム147を後退させた状態で、ロボット41により、ハンドチェンジャ43を介してワーク把持ハンド37を保持し、ワークWを次の工程へ搬送する。なお、ワークWを次の工程へ搬送する際には、別のロボットを用いてもよい。
【0067】
上記したようなヘミング装置においては、ロボット41により、ワーク把持ハンド37を介して、インナパネルWiの位置決めを行うとともに、ワークWを把持して搬送も行うので、ワークWを搬送する際のコンベアなどの専用の搬送装置が不要であり、全体の設備の小型化および簡略化が達成される。そして、インナパネルWiに対する位置決めは、図7に示したヒンジ面ロケートクランプ80により、ヒンジ取付面Hに対して行っているので、ドアの車体への建て付け面精度を向上させることができる。
【0068】
また、ワークWを位置決め把持しているワーク把持ハンド37を、ハンド載置ポスト45上に位置決め載置するので、ワークWに対する位置決め精度が向上し、しかもハンド載置ポスト45は、ヘムダイ35が設置されているリフタベース33上に設置されているので、ヘムダイ35とワーク把持ハンド37(インナパネルWiに対する位置決め機構)との精度保証が容易となり、高精度な加工が容易にできる。
【0069】
さらに、ヘムダイ35との間でヘム圧を受けるヘムパンチ173およびプリヘムパンチ175は、ベース29上に設置してあるC形フレーム147に装着されていて、インナパネルWiの位置決めを行うワーク把持ハンド37とは分離されているので、ヘミング加工時でのヘム圧を受けることがなく、高精度な加工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示すへミング装置の側面断面図である。
【図2】図1のへミング装置の平面図である。
【図3】図1のB矢視図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】図3の上面図である。
【図6】ワーク把持ハンドに設けてあるアウタクランプの詳細図である。
【図7】ワーク把持ハンドに設けてあるアウタクランプおよびヒンジ面ロケートクランプの詳細図である。
【図8】ワーク把持ハンドに設けてあるインナクランプの詳細図である。
【図9】従来例を示すへミング装置の側面図である。
【符号の説明】
33 リフタベース(ベース)
35 ヘムダイ(下型)
37 ワーク把持ハンド
41 ロボット(ハンド搬送手段)
45 ハンド載置ポスト(ハンド置き台)
65 クランプアーム(固定手段)
77 ロケートピン (位置決め治具)
79 インナクランプ(位置決め治具)
80 ヒンジ面ロケートクランプ(位置決め治具)
173 ヘムパンチ(下型)
W ワーク
Wi インナパネル
Wo アウタパネル
H ヒンジ取付面
Claims (6)
- ワークがセットされる下型と、この下型の上方に配置された上型とで、前記ワークの周縁に対してヘミング加工を行うヘミング装置において、前記下型側に設置されるハンド置き台と、前記ワークを位置決め把持するとともに、前記ハンド置き台上に位置決め載置された状態でワークが前記下型上に位置決めセットされるワーク把持ハンドと、このワーク把持ハンドを着脱可能に保持してヘミング加工動作時に前記ワーク把持ハンドに対する保持を解除するハンド搬送手段とを備え、前記上型は、装置本体に対して固定され、前記下型は、上下動可能なリフタベース上に、前記ハンド置き台とともに設置されていることを特徴とするへミング装置。
- ワークは、下型上にセットされるアウタパネルと、アウタパネルの周縁をヘミング加工して周縁に重ね合わされるインナパネルとからなる自動車のパネル材であり、ワーク把持ハンドは、前記インナパネルを位置決め把持する位置決め治具を備えていることを特徴とする請求項1記載のへミング装置。
- 自動車のパネル材は、ドアパネルであり、位置決め治具は、前記ドアパネルにおけるインナパネルのヒンジ取付面を位置決めする構成を備えていることを特徴とする請求項2記載のへミング装置。
- ハンド置き台上に位置決め載置されたワーク把持ハンドを固定する固定手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のへミング装置。
- ハンド搬送手段は、ロボットで構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のへミング装置。
- ワークを位置決め把持したワーク把持ハンドを、ハンド搬送手段により保持しつつ搬送して、前記ワークが下型上にセットされるようハンド置き台に載置し、前記ハンド搬送手段が前記ワーク把持ハンドに対する保持を解除した状態で、リフタベースの上昇により前記下型および前記ハンド置き台が上昇して前記下型の上方に位置する装置本体に固定した上型と前記下型とで前記ワークに対してヘミング加工を行うことを特徴とするヘミング方法。
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