JPH0423896Y2 - - Google Patents

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JPH0423896Y2
JPH0423896Y2 JP1986013455U JP1345586U JPH0423896Y2 JP H0423896 Y2 JPH0423896 Y2 JP H0423896Y2 JP 1986013455 U JP1986013455 U JP 1986013455U JP 1345586 U JP1345586 U JP 1345586U JP H0423896 Y2 JPH0423896 Y2 JP H0423896Y2
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JP
Japan
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hanger
arms
attachment
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arm
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JP1986013455U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ボデーハンガーに関し、特に自動
車製造工場等の現場でボデーをハンガーにより吊
り上げるのに好適なボデーハンガーの改良にかか
るものである。
〔従来の技術〕
従来、ボデーワークをハンガーに載せたりハン
ガーから降ろしたりする際、ボデーハンガーのア
タツチメントがボデーワーマと干渉するのを防止
するため、アタツチメントの作動軌跡に大きな制
約を受ける場合が多かつた。
そして、従来はその作動軌跡を実現するために
ボデーハンガーのアームの開閉と上昇・下降動作
を同時に実施したり、あるいは作動軌跡に十分な
精度出しをする必要があつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の方法の中ではハンガーア
ームの開閉・昇降を同時に制御しなければなら
ず、システムが複雑となりコストが上がるととも
に、信頼性が低下し、さらにシステムの保守点検
も容易でないという問題があつた。
また、ハンガー及び移載先の十分な精度出しが
必要となり、やはりコストが上がると共に、保守
点検が頻繁に必要となるという問題があつた。
従つて、本考案の目的は、ボデーワークをハン
ガーに載せたりハンガーから降ろしたりする際、
ボデーハンガーのアタツチメントがボデーワーク
と干渉するのを防止することにある。
〔課題を解決するための手段〕
このため、本考案は、駆動機構によりハンガー
フレーム2を昇降可能とし、該ハンガーフレーム
2にボデーワークWの上端左右に設けられたハン
ガー受け部12との当接により開閉する一対のア
ーム3,4を設け、該アーム3,4にハンガー受
け部12を介してボテーワークWを係脱可能とし
たボデーハンガー1において、 前記アーム3,4の先端に、基部から上端が上
方に向かうにしたがつてアーム3,4の相対向す
る幅方向に狭く傾斜された案内部62と、該案内
部62の基部に案内部62の相対向する幅方向に
狭められて立設された係止爪部68と、からなる
釣針形のアタツチメント6,8が設けられてお
り、該アタツチメント6,8はクツシヨン材62
2により被覆されていることを特徴とするもので
ある。
〔作用〕
上記の構成にかかる本考案の作用を説明する
と、まずボデーワークをハンガーに載せるとき
は、ハンガーを下降させ、閉状態とされている一
対のアームをボデーワークのハンガー受け部と当
接させることにより、一対のアームを閉状態から
押し開かせ、ボデーワークのハンガー受け部が釣
針形アタツチメントの案内部と当接した時点で下
降を停止する。その後、ハンガーを上昇させるこ
とにより、一対のアームに設けられた釣針形アタ
ツチメントの案内部をボデーワークの外形形状に
略倣わせ、一対のアームが閉じるにつれて、釣針
形アタツチメントの係止爪部にハンガー受け部を
係合する。
また、ボデーワークをハンガーから降ろすとき
は上記と逆に作用させ、ハンガーを下降させるこ
とにより、アタツチメントの係止爪部がハンガー
受け部から外れ、ボデーワークの外形形状に案内
部が略倣うことにより、アームが開かれる。その
後、ハンガーの昇降方向に対して直交する水平方
向にボデーワークを引き出すことにより、ボデー
ワークをアームのアタツチメントから離脱する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は本考案にかかるボデーハンガーの全体
構成を概略的に示す正面図、第2図はハンガーの
アームに取り付けられたアタツチメントの部分を
拡大して示す正面図、第3図乃至第6図はアタツ
チメントの異なる作動状態を示す正面図である。
ボデーハンガー1は、ハンガーフレーム2と、
一対のアーム3,4と、アタツチメント6,8か
ら構成されている。
そして、ボデーハンガー1は駆動機構(図示し
ない)により昇降可能とされている。
ハンガーフレーム2はボデーワークWを吊るた
めの部分で、その両端には一対のアーム3,4が
それぞれピン22,24を介して取り付けられて
いる。
一対のアーム3,4は、所定以上に間隔が狭く
なることが規制されており、自重によつて所定間
隔の閉状態に保持されている。
即ち、一対のアーム3,4は、ボデーワークW
のハンガー受け部12にアーム3,4が当接する
と、ピン22,24を支点として一対のアーム
3,4に、そのアーム3,4を押し開くモーメン
ト力が使用する閉状態に保持されている。
そして、一対のアーム3,4の先端にはそれぞ
れ釣針形のアタツチメント6,8が相対向するよ
うに取り付けられている。
アーム3の釣針形アタツチメント6についてさ
らに詳細に説明すると、アタツチメント6は、第
2図に示すように基部64から上端が上方に向か
うにしたがつてアーム3,4の相対向する幅方向
に狭く傾斜された案内部62と、その案内部62
の基部64に案内部62の相対向する幅方向に狭
められて立設された係止爪部68と、からなつて
いる。
そして、案内部62にはボデーワークWを傷付
けないためのフエルト製のクツシヨン材622が
被覆されている。
なお、628および648はそれぞれ案内部6
2および基部64の剛性を増すための補強部材で
ある。
上記の構成にかかる実施例の作用をアーム3の
作用を中心に説明すると、ボデーワークWをボデ
ーハンガー1に載せるときは、ハンガー1を下降
させ、閉状態とされている一対のアーム3をボデ
ーワークWのハンガー受け部12と当接させるこ
とにより、一対のアーム3を閉状態から押し開か
せ、ボデーワークWのハンガー受け部12が釣針
形アタツチメントの6の案内部62と接触した時
点で下降を停止する。この状態を示したものが第
3図である。
そして、この状態からハンガー1を上昇させて
いくと、釣針形アタツチメント6の案内部62を
構成する直線部624もハンガー受け部12の外
側に接触しながら上昇するため、徐々にアーム3
も自重により閉じていく。この状態を示したもの
が第4図である。
この状態からさらにボデーハンガー1を上昇さ
せていくと、ハンガー受け部12の外側は案内部
62の傾斜部626と接触するようになり、アー
ム3はさらに閉じていく。この状態を示したもの
が第5図である。
そして、さらにボデーハンガー1を上昇させて
いくとアーム3はさらに閉じていき、今度はアタ
ツチメント6の係止爪部68がハンガー受け部1
2の内側にはまりこむ。この状態を示したものが
第6図である。
このようにして、ボデーワークWをボデーハン
ガー1を載せる作業が完了する。
また、ボデーワークWをボデーハンガー1から
降ろすときは上記の逆にボデーハンガー1を下降
させることにより、アタツチメントの係止爪部6
8がハンガー受け部12から外れ、ボデーワーク
Wのハンガー受け部12に案内部62の傾斜部6
26、直線部624が略倣うことにより、アーム
が開かれる。その後、ハンガー受け部12と案内
部62の直線部624と接触した状態で、ハンガ
ーの昇降方向に対して直交する水平方向にボデー
ワークを引き出すことにより、ボデーワークをア
ームのアタツチメントから離脱する。
すなわち、第6図→第5図→第4図→第3図の
順序で作用がなされ、その後、第3図の状態から
ハンガーの昇降方向に対して直交する水平方向に
ボデーワークを引き出すことにより、ボデーワー
クをアームのアタツチメントから離脱する。
このようにして、ボデーハンガー1からボデー
ワークWを降ろす作業が完了する。
以上、本考案を特定の実施例に基づいて説明し
たがこれに限定されるものではなく、実用新案登
録登録請求の範囲に記載した範囲内で当業者が実
施可能な種々の別な態様が考えられる。
例えば、上記の実施例においてはアタツチメン
トの形状を略釣針形形状としたが、釣針形でなく
てもクの字形状等としてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案にかかるボデーハ
ンガーは、アームの先端に、基部から上端が上方
に向かうにしたがつてアームの相対向する幅方向
に狭く傾斜された案内部と、その案内部の基部に
案内部の相対向する幅方向に狭められて立設され
た係止爪部と、からなる釣針形のアタツチメント
が設けられており、そのアタツチメントはクツシ
ヨン材により被覆されているため、ボデーハンガ
ーの装置の複雑化及び重量の増加を招来すること
なく、アタツチメントがボデーワワークのハンガ
ー受け部とのみ係合し、ボデーワークのハンガー
受け部以外とは干渉しない軌跡をとりながら作動
することとなり、ボデーワークをハンガーに載せ
たりハンガーから降ろしたりする際、ボデーハン
ガーのアタツチメントがボデーワークと干渉する
のを防止することができるという優れた効果を奏
する。
また、本考案にかかるボデーハンガーは、アタ
ツチメントがクツシヨン材により被覆されている
ことにより、ボデーワークを係脱する際の異音を
防止でき、作業環境の向上を図ることができる。
更に、本考案にかかるボデーハンガーは、アー
ムをそれ自信の自重により閉状態に保持可能とさ
れていることにより、アームのアタツチメントが
ボデーワークの外形形状に略倣いながらハンガー
受け部に係合することとなるため、ボデーハンガ
ーに対して左右に多少の位置ズレを生じているボ
デーワークであつても、ボデーハンガーで係脱可
能とすることができ、ボデーワークの位置決めに
複雑な機構を用いる必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるボデーハンガーの全体
構成を概略的に示す正面図、第2図はハンガーの
アームに取り付けられたアタツチメントの部分を
拡大して示す正面図、第3図乃至第6図はアタツ
チメントの異なる作動状態を示す正面図である。 1……ボデーハンガー、2……ハンガーフレー
ム、3,4……アーム、6,8……アタツチメン
ト、12……ハンガー受け部、W……ボデーワー
ク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 駆動機構によりハンガーフレーム2を昇降可能
    とし、該ハンガーフレーム2に、ボデーワークW
    の上端左右に設けられたハンガー受け部12との
    当接により開閉する一対のアーム3,4を設け、
    該アーム3,4にハンガー受け部12を介してボ
    デーワークWを係脱可能としたボデーハンガー1
    において、 前記アーム3,4の先端に、基部から上端が上
    方に向かうにしたがつてアーム3,4の相対向す
    る幅方向に狭く傾斜された案内部62と、該案内
    部62の基部に案内部62の相対向する幅方向に
    狭められて立設された係止爪部68と、からなる
    釣針形のアタツチメント6,8が設けられてお
    り、該アタツチメント6,8はクツシヨン材62
    2により被覆されていることを特徴とするボデー
    ハンガー。
JP1986013455U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0423896Y2 (ja)

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JP1986013455U JPH0423896Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

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JP1986013455U JPH0423896Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

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Publication Number Publication Date
JPS62124981U JPS62124981U (ja) 1987-08-08
JPH0423896Y2 true JPH0423896Y2 (ja) 1992-06-04

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JP1986013455U Expired JPH0423896Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5859904B2 (ja) * 2012-04-13 2016-02-16 株式会社日立製作所 吊り具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135304A (ja) * 1974-09-20 1976-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Bideodeisukukaatoritsuji

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JPS62124981U (ja) 1987-08-08

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