JPH039960Y2 - - Google Patents

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JPH039960Y2
JPH039960Y2 JP17327886U JP17327886U JPH039960Y2 JP H039960 Y2 JPH039960 Y2 JP H039960Y2 JP 17327886 U JP17327886 U JP 17327886U JP 17327886 U JP17327886 U JP 17327886U JP H039960 Y2 JPH039960 Y2 JP H039960Y2
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chuck
workpiece
lever
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falling
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JP17327886U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動機などでテーブル上に載置され
たワークを把持して持ち上げるために使用される
ハンドリング用チヤツクに関するもので、特に持
ち上げたワークがハンドリング用チヤツクから脱
落することを防止するための機構に係る。
(従来の技術) 自動機のワーク搬送用として使用されるハンド
リング用チヤツクには、種々のものが従来から知
られているが、その一つに第3図に示す様に対向
して設けられた一対のチヤツク1,1を駆動機構
2によつて開閉することにより、その間にワーク
Wを把持するものがある。この種のハンドリング
用チヤツクは、ワークWとチヤツク1,1内面と
の摩擦力によつてワークWを把持するものである
から、ハンドリングの間継続してチヤツク1,1
からワークWに把持力が加えておく必要がある。
ところが、何等かの事故によりチヤツク1,1
の把持力が弱くなると、自重によりワークWは摩
擦力に打ち勝つて脱落してしまう恐れがある。特
に、チヤツク1,1の駆動機構がエアー駆動或い
は油圧駆動の場合は、駆動源の故障がそのままチ
ヤツク1,1の把持力低下に繋がり、ワークWの
脱落が起こりやすい。また、チヤツク1,1の把
持力に変化がなくても、外部からの振動衝撃によ
りワークWが脱落する恐れがあつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように従来のハンドリング用チヤツク
は、ワークWを摩擦力だけで把持していたので、
故障その他の原因でワークが脱落する恐れがあつ
た。
本考案は、上記のような従来の問題点を解消す
るために提案されたもので、その目的は、チヤツ
クの把持力が失われた場合にもワークの脱落を防
止することのできるワーク脱落防止機構を提供す
ることにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案のワーク脱落防止機構は、ハンドリング
用チヤツクの外側にスプリングによつて常時チヤ
ツク側に付勢されたワーク脱落防止用レバーを支
軸を介して回動自在に取り付け、このワーク脱落
防止用レバー先端の脱落防止爪をチヤツクの下端
部内面よりも突出させるようにしたものである。
また、ワーク脱落防止用レバーの脱落防止爪よ
りも下方で支軸よりも外側の位置には、ローラを
回転自在に設けたものである。
(作用) 上記のような構成を有する本考案のワーク脱落
防止機構においては、対向するチヤツクによつて
把持されたワークをハンドリング用チヤツクの外
側に設けたワーク脱落防止用レバーの脱落防止爪
が下方から支持するので、たとえチヤツクの把持
力が失われてもワークは脱落防止爪によつて保持
されチヤツクの間から脱落することがない。
また、脱落防止爪の開閉は、ワーク脱落防止用
レバーに設けたローラをワークを載置したテーブ
ルの表面に押し付けることにより、ワーク脱落防
止用レバーがスプリングに逆らつて外側に回動す
るので、特にワーク脱落防止用レバー開閉用の駆
動機構を設ける必要がない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
より具体的に説明する。
*実施例の構成 図面は片側のチヤツクのみを示したもので、現
実の使用に当たつては、第3図の従来型と同様
に、駆動機構に対して図示の実施例のチヤツクを
2個向い合せに取り付ける。
本実施例において、チヤツク10は、駆動機構
に対する取付け部10aとワークW載置用のテー
ブルTに対して垂直に形成された把持部10bと
から構成されている。把持部10bの内面にはワ
ークWとの摩擦力を確保するために、ゴムなどの
摩擦部材11が設けられている。このチヤツク1
0の外側には、チヤツク10を抱え込むようにワ
ーク脱落防止用レバー12が設けられている。こ
のワーク脱落防止用レバー12の上端は、チヤツ
ク10の上部に設けられた支軸13に対して回動
自在に取り付けられている。また、ワーク脱落防
止用レバー12の中央部とチヤツク10の中央部
との間には、ワーク脱落防止用レバー12をチヤ
ツク10側に牽引するスプリング14が取り付け
られている。
ワーク脱落防止用レバー12の下部はチヤツク
10の下端よりも突出しており、その先端部には
チヤツク10内面よりも内側に突出した脱落防止
爪15が形成されている。この脱落防止爪15
は、第1図に示す様にチヤツク10がワークWを
把持した場合に、その底部を下方から支持するも
のである。
ワーク脱落防止用レバー12の下部には、前記
脱落防止爪15の下面よりも下方に突出したロー
ラ16が設けられている。このローラ16の支軸
16aは、前記ワーク脱落防止用レバー12の支
軸13よりもチヤツク10の外側に位置してい
る。
*実施例の作用 上記のような構成を有する本実施例の機構にお
いては、チヤツク10がその内側にワークWを把
持して持ち上げている状態では、ワーク脱落防止
用レバー12は特に外力を受けていないので、ス
プリング14の力でチヤツク10側に牽引されて
いる。そのため、脱落防止爪15がチヤツク10
の内面よりも内側に突出して、チヤツク10内の
ワークWを下から支持している。その結果、何等
かの原因でチヤツク10の把持力が失われても、
ワークWは脱落防止爪15によつて支持され、チ
ヤツク10内から脱落することがない。
一方、チヤツク10で保持したワークWをテー
ブルT上に載置するには、第1図の状態のチヤツ
クを第2図に示す様にテーブルT上に降下させ
る。すると、まずチヤツク下部に突出しているロ
ーラ16がテーブルT表面に接触するが、更にチ
ヤツク10が下降すると、ローラ16の支軸16
aはワーク脱落防止用レバー12の支軸13より
も外側に設けられているので、下降力によりワー
ク脱落防止用レバー12はスプリング14の力に
逆らつて外側に押しやれらる。その結果、ワーク
Wの底部から脱落防止爪15が外れるので、その
後チヤツク10を開けばチヤツク内のワークWを
テーブルT上に載置することができる。
なお、テーブルT上のワークWを把持するに
は、第2図の様にワーク脱落防止用レバー12が
外側に開いた状態で、チヤツク10を持ち上げれ
ば、ワーク脱落防止用レバー12はスプリング1
4の力でチヤツク10側に牽引され、それに伴な
い脱落防止爪15がワークWの下面に入り込み、
ワークWを支持する。
*他の実施例 本考案は上記の実施例に限定されるものではな
く、ワーク脱落防止用レバーをその中央部でチヤ
ツクに回動自在に取り付け、ワーク脱落防止用レ
バーの上部に伸長方向に作用するスプリングを設
けることも可能である。
[考案の効果] 以上の通り、本考案のワーク脱落防止機構は、
チヤツクをテーブル上から上昇させるだけで、後
はスプリングの力で自動的に脱落防止爪がワーク
を支持することができるものであり、特に脱落防
止爪の開閉のための駆動力を必要としないので、
簡単な構成で確実にワークの脱落を防止できる。
特に、チヤツクからのワークの脱落は、駆動源
の故障などが原因となることが多いが、仮に脱落
防止爪を駆動力で開閉させるようにしていると、
駆動源の故障でチヤツクと脱落防止爪とが同時に
外れてしまいワークが脱落する恐れがあるが、本
考案のように脱落防止爪がスプリングによつて開
閉するものであると、駆動源の故障の際にもワー
クの脱落が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案によるワーク脱落防
止機構の一実施例を示す側面図で、第1図はワー
クの把持状態、第2図はワークをテーブル上に載
置する状態を示す。第3図は従来のハンドリング
用チヤツクの構成を示す側面図である。 10……チヤツク、11……摩擦部材、12…
…ワーク脱落防止用レバー、13……支軸、14
……スプリング、15……脱落防止爪、16……
ローラ、16a……ローラの支軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 a 対向して設けられた一対のハンドリング用チ
    ヤツクの外側にそれぞれワーク脱落防止用レバ
    ーを配設する。 b このワーク脱落防止用レバーの上端をハンド
    リング用チヤツクに支軸を介して回動自在に取
    付ける。 c ワーク脱落防止用レバーとハンドリング用チ
    ヤツクとの間に、ワーク脱落防止用レバーをハ
    ンドリング用チヤツク側に向かつて付勢するス
    プリングを設ける。 d ワーク脱落防止用レバーの先端に、該レバー
    がハンドリング用チヤツク側に回動した際に、
    ハンドリング用チヤツクの下端部内面よりも内
    側に突出する脱落防止爪を設ける。 e ワーク脱落防止用レバーの脱落防止爪よりも
    下方で前記支軸よりも外側の位置にローラを回
    転可能に取り付ける。 以上a〜eの構成要件を備えていることを特徴と
    するワーク脱落防止機構。
JP17327886U 1986-11-13 1986-11-13 Expired JPH039960Y2 (ja)

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JP17327886U JPH039960Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13

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JPS6379136U JPS6379136U (ja) 1988-05-25
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JP2764144B2 (ja) * 1988-10-20 1998-06-11 株式会社妙徳 被加工物の搬送装置
FR2993194B1 (fr) * 2012-07-13 2014-08-22 Areva Nc Dispositif de manutention d'etuis contenant des objets
JP6584100B2 (ja) * 2015-03-11 2019-10-02 株式会社Fuji ワーク保持用ブラケット
JP7173754B2 (ja) * 2018-05-07 2022-11-16 株式会社Fuji ワーク保持用ブラケット

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