JPH0723189Y2 - カートンケース吊持機器 - Google Patents

カートンケース吊持機器

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JPH0723189Y2
JPH0723189Y2 JP1988157571U JP15757188U JPH0723189Y2 JP H0723189 Y2 JPH0723189 Y2 JP H0723189Y2 JP 1988157571 U JP1988157571 U JP 1988157571U JP 15757188 U JP15757188 U JP 15757188U JP H0723189 Y2 JPH0723189 Y2 JP H0723189Y2
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JP
Japan
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carton case
suction
case
carton
suction pad
Prior art date
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JP1988157571U
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JPH0278286U (ja
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忠 江角
隆 岡本
充 本田
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、内容物を有するカートンケースを吊持移動
させる搬送装置の付属機器として用いられるカートンケ
ース吊持機器に関する。
〔従来の技術〕
重要物運搬の際の搬送装置の1つとして、たとえば、運
搬物の重量を自動的に感知して同運搬物と均衡を保つた
めのバランスモーメントを吊持アームに対して働かせる
ようにした制御回路を有するもの(以下「バランスアー
ム装置」と略称する)がある。このバランスアーム装置
を使えば、作業者は、重量運搬物を、いわゆる無重力状
態で空間移動させて軽快に作業できるようになる。この
バランスアーム装置は、通常、比較的近い距離間の運搬
に使用され、吊持アームの先端には、運搬物を吊持する
ための付属機器が、アタッチメント型式で取付けられて
搬送装置全体を構成するようになっている。
ロールフィルム等の内容物を中に入れたカートンケース
も、このような搬送装置で運搬される。カートンケース
は、機械的な力が掛かると損傷しやすいので、前記付属
機器には、真空吸引力を利用する吸着パッドが適切であ
る。前記吸着パッドを備えた従来の吊持機器の1つが第
8図に示されている。同機器は、複数の吸着パッド1…
と、これらの吸着パッドを、それぞれの吸着面が下方に
向くようにして搬送装置方向の吊持アーム2に取付ける
ための取付部3を備えている。作業者は、吊持アーム2
を無負荷状態で下げてきて、内容物を有するカートンケ
ースCの天面に前記吸着パッド1…を当てがい、同パッ
ド1…内を真空状態にすることでカートンケースCに吸
着させたのち、吊持アーム2を持ち上げて旋回等の動作
を行うことによって、カートンケースCを吊持移動させ
て目的場所に運搬するのである。これらの操作は、手動
で簡単にすることができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記真空吸着式の付属機器は、吸着パッド1…のみでカ
ートンケースCを吊持するようにしているので、第8図
にみるようにカートンケースCの吸着部分(図では天
面)が脹らみ状に変形し傷むと言う不都合があった。カ
ートンケースCは、変形し易い天面において保持される
ようになるので、揺れ動きが起きやすいとともに、前記
変形により外れやすい状態にもなる。その結果、カート
ンケースCが不測にも落ちることがあった。そこで、吸
着力を大きくしたり吸着パッドの吸着面に吸着力を強め
るための溝条等を付して対処するようにすることが考え
られるが、それにより却って、カートンケースCの表面
が傷むおそれがある。カートンケースCを厚手の素材で
作製すれば前記変形を抑えることができる。そこで、従
来は、そのようにしていたが、そのため、包装費用が極
めて高価になっていた。
前記事情に鑑みて、この考案の課題とするところは、従
来より薄手の素材によって安価に作製したカートンケー
スでも、傷めず安定した状態で能率的に運搬できるよう
にした、カートンケース吊持機器を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、この考案は、内容物を有する
カートンケースを吊持移動させる搬送装置の付属機器と
して搬送装置本体に取付けられるようになっているカー
トンケース吊持機器であって、前記カートンケースの天
面および/または側面に吸着する吸着パッドと、前記カ
ートンケースの底面を引っ掛ける受爪とを備え、前記受
爪は、前記吸着パッドに対する高さ調節が可能になって
いるとともに、前記吸着パッドの吸着時には、前記カー
トンケースの底面を引っ掛けた状態での高さ位置でロッ
クされるようになっている。
〔作用〕
内容物を有するカートンケースの天面および/または側
面に吸着する吸着パッドのほかに、カートンケースの底
面を引っ掛ける受爪を備えていると、カートンケースが
受爪により下から受け止められた状態で吸着パッドで吊
持されるようになるので、同ケースの吸着部分の脹らみ
変形が抑えられる。また、同ケースが下部においても保
持されるようになるので、カートンケースの揺れ動きも
小さく抑えられるようになる。これにより、カートンケ
ースを揺れ動きなく移動でき、吸着部分の外れもなくな
るとともに、同ケースを薄手の素材によって製作しても
傷むようなことがなくなる。他方、前記受爪が、前記吸
着パッドに対する高さ調節が可能になっているととも
に、前記吸着パッドの吸着時には、前記カートンケース
の底面を引っ掛けた状態での高さ位置でロックされるよ
うになっていると、高さ寸法の異なるカートンケースに
対しても同じ機器でもって対応することが出来るように
なる。
〔実施例〕
以下に、この考案を、その実施例をあらわす図面を参照
しつつ詳しく説明する。
第1図ないし第7図は、この考案にかかるカートンケー
ス吊持機器の一実施例をあらわしている。同機器Aは、
標準タイプのバランスアーム装置の本体Bにアタッチメ
ント形式で取付けられるようにしたものである。前記装
置本体Bは、昇降ならびに旋回の可能な吊持アーム10の
先端に支持部11を備え、同支持部11は、アーム10の動き
に対してその軸中心が常に垂直に向くようになってい
る。この軸中心上には回転支軸12が設けられ、同支軸12
により前記カートンケース吊持機器Aが回転し得るよう
に取付けられている。同機器Aは、主フレーム13を備
え。同フレーム13は、左右1対の側板13a,13aを有して
いて、これらの前部一端間に、装置本体Bへの取付部13
bが設けられている。この取付部13bは、前記回転支軸12
の下端に取付けられるようになっている。主フレーム13
の先端には前フレーム14が張り出し状に取付けられてい
る。前フレーム14は、左右1対の側板14a,14aの先端間
に通気ボックス14bを有するとともに、同ボックス14b内
に連通するように一時側真空ホースの接続パイプ14cを
有している。前フレーム14の両側には突出部材14d,14d
が取付けられ、これらの突出部材14d,14dの底部を通る
ように取付けられた保持部材15により4個の吸着パッド
16…が前後にスイングし得るように装着されている。こ
れら吸着パッド16…は左右にもスイングし得るようにな
っている。前記取付部13bの底部にも他の吸着パッド16
が装着されている。主フレーム13の後端両側には縦板2
0,20が取付けられている。これら縦板20,20のそれぞれ
外側に向く面には上下に複数個のローラー22…が配列さ
れている。受爪21は、側方からみてL字形をした折曲板
からなっていて、その先端部分のみが実質的な受部にな
っている。この受爪21からは、溝形の支持部材23,23が
各溝を外向きにして左右に対向するように立設されてい
るとともに、同部材23,23の一方には昇降用のハンドル2
4が突出している。各支持部材23の内側には、前記ロー
ラー22…に外側から嵌まり込んで、受爪21を備えた両支
持部材23,23を上下に案内するガイド部材25が取付けら
れている。主フレーム13の後部には縦向きにエアーシリ
ンダ26が突出して備え付けられている。同シリンダ26か
ら突出するロッド27の先端は受爪21上に取付けられてい
て、通常は無負荷で伸縮させることができ前記吸着時に
は、その伸縮状態をロックし得るようにもなっている。
なお、主フレーム13には、吸着パッド16…用真空センサ
ー(エアー式)の圧力設定つまみ30、真空圧力計31およ
び真空センサー(電気式)32が備え付けられているとと
もに、パイロット真空圧用配管ブロック33、電源ボタン
34ならびに吸着・解除ボタン35、アーム上下動スイッチ
36等が設けられている。前記シリンダ26用として、シリ
ンダ動作切換インジケータ37や、同シリンダ26を前記吸
着時にロックするボタン38が設けられている他に、前記
シリンダ26が無負荷時に上下する際のバランス圧力を設
定するつまみ39も設けられている。同つまみ39は右に回
すと昇圧し左に回すと降圧になるようにされているとと
もに、同つまみ39の上方には、エアー接続口40が設けら
れている。前記吸着パッド16…には真空用コック41,41
が設けられている。
このカートンケース吊持機器Aは、たとえば、次のよう
に操作される。カートンケースC内には、たとえば、ロ
ールフィルムが入っている。機器Aに設けられた電源ボ
タン34が押したのち、ハンドル24を把持して無負荷状態
のシリンダ26が伸縮させることで、第4図にみるよう
に、受爪21をカートンケースCの底面高さにもってく
る。アーム上下動スイッチ36を操作して受爪21を前記高
さにもってくるようにしてもよい。同高さに位置する受
爪21は、第5図にみるように、前進によりカートンケー
スCと同ケースCを受ける面との間に差し込まれる。こ
の状態を保ったまま、上下動スイッチ36を下げ方向に操
作することで、第6図にみるように、吸着パッド16…を
下げてカートンケースCの天面に押し当てる。同吸着パ
ッド16…の下降動作は、シリンダ26が無負荷状態にある
ため、受爪21側に動きを与えることなく行なわれる。こ
のとき、吸着パッド16…はカートンケースCに余り強く
押し付けないようにする。ここで、吸着・解除ボタン35
を吸着のために押し操作して吸着パッド16…をカートン
ケースCの天面に吸着させるようにする。シリンダロッ
クボタン38が押されているので、前記吸着と同時にシリ
ンダ26がロックされるようになる。吸着OKランプが点灯
しているか否かを確認し、かつ、前記受爪21がカートン
ケースCの底面に引っ掛かっているかを確認してのち、
アーム上下動スイッチ36を上げ方向に操作する。これに
より、吊持アーム10が上昇し、カートンケースCは、下
方から受爪21で受け持たれた状態で上方から吸着パッド
16…で持ち上げられた状態になる。この状態で吊持アー
ム10を旋回させたりして目的とする場所へカートンケー
スCを移載する。そののち、吸着・解除ボタン35を操作
して吸着(真空)状態を解除すると、吸着パッド16…は
カートンケースCから離れるとともに、シリンダ26も無
負荷状態に戻されるが、受爪21の方は、移載によりカー
トンケースCの底面とその下の面間にまだ入り込んだま
まになっている。カートンケースCの内容物がロールフ
ィルムであるときのように内容物とカートンケースCの
内周壁間に空間が空いている場合には、受爪21が内容物
により余り強く押し付けられていないので、第7図にみ
るように、同爪21を抜き出すのが容易である。これは前
記ハンドル24を操作して行なわれる。同爪21は倍力機構
で抜き出されるように構成してもよい。受爪21は、シリ
ンダ26が無負荷状態になっているので、ハンドル24の操
作で自由に上下でき、これにより、次の移載のための作
業に移ることができる。
この考案にかかるカートンケース吊持機器は、以上のよ
うになっており、カートンケースが下から受け止められ
た状態で吸着パッドで持ち上げ保持されるようになっ
て、同ケースの吸着部分の脹らみ変形が僅かに抑えられ
るようになるとともに、同ケースが下部においても保持
されるので、カートンケースの揺れ動きも小さく抑えら
れるようになる。これにより、カートンケースを揺れ動
きなく移動でき、吸着部分の外れもなくなるとともに、
同ケースをより薄い素材によって製作しても傷むような
ことがなくなる。その結果、カートンケースを傷めず安
定した状態で能率的に運搬できるようになるとともに、
同ケースをより薄い素材、たとえば、2〜3ランク下の
薄さの素材を用いて安価に作製できるようになる。
なお、上記実施例では、吸着パッドは、カートンケース
の天面に対してのみ吸着するようになっていたが、同ケ
ースの側面あるいは同側面と天面双方に吸着するように
構成されていてもよい。受爪は、シリンダにより垂直に
上下するようになっていたが、たとえば、吸着パッド側
と受爪間が、シリンダと屈折リンクにより屈曲自在にな
っていてもよい。この場合、屈折方向は機器の前後方向
であったり左右方向であったりすることがある。さら
に、吸着パッド側が吊持アームに取付けられているので
なく、たとえば、受爪の支持部材側がアームに取付けら
れていてもよい。搬送装置は、バランスアーム装置でな
く、天井クレーンやホイスト等であることもある。
〔考案の効果〕
この考案にかかるカートンケース吊持機器は、以上のよ
うに構成されているため、薄い素材のカートンケースで
も、傷めず安定した状態で能率的に運搬できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるカートンケース吊持機器を搬
送装置本体に取り付けた状態の側面図、第2図はその平
面図、第3図はその背面図、第4図ないし第7図は搬送
の要領をあらわした説明図、第8図は吸着パッドのみを
備えた従来の吊持機器をあらわした斜視図である。 A…カートンケース吊持機器、B…バランスアーム装置
本体(搬送装置本体)、C…カートンケース、16…吸着
パッド、21…受爪
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−283885(JP,A) 実開 昭61−163184(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内容物を有するカートンケースを吊持移動
    させる搬送装置の付属機器として搬送装置本体に取付け
    られるようになっているカートンケース吊持機器であっ
    て、前記カートンケースの天面および/または側面に吸
    着する吸着パッドと、前記カートンケースの底面を引っ
    掛ける受爪とを備え、前記受爪は、前記吸着パッドに対
    する高さ調節が可能になっているとともに、前記吸着パ
    ッドの吸着時には、前記カートンケースの底面を引っ掛
    けた状態での高さ位置でロックされるようになっている
    カートンケース吊持機器。
JP1988157571U 1988-12-01 1988-12-01 カートンケース吊持機器 Expired - Lifetime JPH0723189Y2 (ja)

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JP1988157571U JPH0723189Y2 (ja) 1988-12-01 1988-12-01 カートンケース吊持機器

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JPH0278286U JPH0278286U (ja) 1990-06-15
JPH0723189Y2 true JPH0723189Y2 (ja) 1995-05-31

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ID=31437128

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JP1988157571U Expired - Lifetime JPH0723189Y2 (ja) 1988-12-01 1988-12-01 カートンケース吊持機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61163184U (ja) * 1985-03-29 1986-10-09
JPH0794117B2 (ja) * 1987-05-15 1995-10-11 三菱電機株式会社 物品搬送ロボットのハンド装置

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JPH0278286U (ja) 1990-06-15

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