JP3893483B2 - 巻取りウェブの運搬装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、合成樹脂フィルム、紙、フィルムラミネート紙などのシートを巻取軸に巻き取った巻取りウェブを運搬する巻取りウェブの運搬装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パレット上に搭載されている巻取りウェブを巻き戻し機や、他の位置にあるパレット上に移動する場合には、巻取りウェブの運搬装置が使用されており、本願発明者は、運搬台車上に巻取りウェブの周面に対向される巻取りウェブ受けが昇降可能かつ旋回可能に設置され、更に、当該巻取りウェブ受けが水平状態と垂直状態との間で傾動自在とされている巻取りウェブの運搬装置を提案している(特開平7−157155号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記本願発明者が提案した巻取りウェブの運搬装置によって、重量のかさむ巻取りウェブを容易かつ安全に取り扱うことができるという大きな効果が発揮されたが、この従来の装置においては、巻取りウェブの巻取り、ウェブ受けへの受入れ、巻取りウェブのパレット中央からの持ち上げ、パレットの中央部(端縁から離れた内側)への搭載等々の場面において、以下に述べるように、更に改善すべき点があった。
【0004】
第一に、前記従来の巻取りウェブの運搬装置によって、パレットの中央に(パレットの端縁から離れてパレット中央側に)配置されている巻取りウェブを運搬する場合には、巻取りウェブの運搬装置を構成する運搬台車のパレット側の前端側(前車輪)が伸縮不能であることに起因して、すなわち巻取りウェブ受けの位置をパレットの中央側まで移動させることが困難であることに起因して、以下のような問題点があった。パレットの中央に配置されている巻取りウェブを持ち上げたり、パレットの中央に巻取りウェブを搭載するためには、図10に示すように、パレット16の横幅よりも広い幅を有する運搬台車を備えた巻取りウェブの運搬装置42を用意し、前記横幅の広い台車によってパレットを跨ぐようにして、巻取りウェブの運搬装置の巻取りウェブ受けの位置をパレットの中央側まで移動させる必要があった。この場合には、パレットの横幅に対応して運搬台車の横幅を広くする必要があるので、使用しにくいという問題点があった。
【0005】
前記のように運搬台車の横幅を広くしない場合には、巻取りウェブの運搬装置(を構成する運搬台車)が近付く側のパレット側壁に運搬台車の前車輪が挿通可能な開口を有する特殊なパレットを準備し、運搬台車の前車輪が当該開口に入っていくことによって、巻取りウェブの運搬装置の巻取りウェブ受けの位置をパレットの中央側まで移動させ、パレットの中央に配置されている巻取りウェブを持ち上げたり、パレットの中央に巻取りウェブを搭載する方法が採用されていた。しかし、プラスチックパレットが普及することによって、このような特殊なパレットが提供されなくなってきたので、この方法を採用することも困難になってきた。
【0006】
一方、巻取りウェブの運搬装置ではないが、フォークリフトにおいて、運搬台車の前車輪は前後に伸縮しないが、パレット等から荷物を取り出す爪が前後に伸縮する構成が採用されている。フォークリフトにおいては運搬台車ではなく自動車等によって荷物等を取り出す爪が支持されているため問題とならないが、巻取りウェブの運搬装置のように運搬台車の上に巻取りウェブ受けが設置されているにすぎない構成の場合には、前記フォークリフトに採用されているような構成を採用することは困難である。すなわち、巻取りウェブの運搬装置において、運搬台車の前車輪は前後伸縮しないが、巻取りウェブを受ける爪が前後方向に伸縮できる構成を採用して、パレットの中央に配置されている巻取りウェブを持ち上げたり、パレットの中央に巻取りウェブを搭載するためには、運搬台車の前車輪を短くし、前記爪をパレットの中央側まで(長く延ばして)巻取りウェブを持ち上げ、あるいは載置する必要がある。この場合、しばしば500kg等の重量にもなる巻取りウェブを持ち上げ、支持するためには、図10中、符号43で示されるような運搬台車後ろ側の位置に重りを取り付けてバランスを取る必要があり、取扱いが困難であるという問題点がある。
【0007】
第二に、巻取りウェブを巻取りウェブ受けに受け入れるために、受け爪を、パレット上に垂直状態に配置されている巻取りウェブの下端面と、パレット上面との間に挿入する際に困難が生じるという問題点があった。すなわち、従来の巻取りウェブの運搬装置においては、重量がかさむ巻取りウェブを人力で傾け、これによって巻取りウェブの下端面とパレット上面との間にスペースを設け、この間に受け爪を挿入していたので、危険が伴うという問題点があり、また、図9(a)に示すように、受け爪は、ウェブ受けの側面側からウェブ受け前面(巻取りウェブの周面に対向する面)側に回動されることによって、巻取りウェブの下端面とパレット上面との間に挿入されるので、この際に、受け爪が、運搬することを目的としている巻取りウェブ41bの両隣に位置する巻取りウェブ41a、41cの下端に衝突するのを防止するべく、両隣に位置する巻取りウェブ41a、41cをも人力によって傾けなければならないという問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、巻取りウェブの周面に対向される巻取りウェブ受けが、運搬台車上に設置されている巻取りウェブの運搬装置において、運搬台車のパレット側に向かう前端側を、パレット側に向かう方向及びパレット側から離れる方向に伸縮自在に構成することによって、また前記巻取りウェブ受けをその下端側を支点として前方側(巻取りウェブ側)へ傾動自在とすることによって、更には、巻取りウェブ受けの巻取りウェブ受け爪を巻取りウェブ受けの側面側に位置する一端部を支点として、前記巻取りウェブ受けの中央側に位置する他端部を、巻取りウェブ受けの前方に回動させて突出させる構成を採用することによって前記問題点を解決したものである。
【0010】
すなわち、本願が提案する発明は、巻取りウェブ17の周面に対向される巻取りウェブ受け3が運搬台車2上に設置されている巻き取りウェブの運搬装置1であって、運搬台車2の下端側に支持腕8aが配備されており、当該支持腕8aに挿脱可能になっている前輪支持杆8bが、運搬すべき巻取りウェブ17に向かう側である前端側に運搬台車2の前輪7を支持し、支持腕8aへの前輪支持杆8bの挿脱により、前記支持腕8aの運搬すべき巻取りウェブ17に向かう側である前端側から、前記前輪7が運搬すべき巻取りウェブ17に向かう側の方向である前方方向に移動し、また、前記前輪7が前方方向に移動した状態から、運搬すべき巻取りウェブ17から離れる側の方向である後方方向に移動し、運搬すべき巻取りウェブ17に向かう側である前端側に移動手段を有する支持部材9の運搬すべき巻取りウェブ17から離れる側である後端側が、前記運搬台車2の下端側に配備されている前記支持腕8aの前記前端側上面に固定されていることを特徴とする巻取りウェブの運搬装置である。これによって、運搬台車をパレットに近付ける際に、運搬台車のパレット側に向かう前端側を縮めることができ、パレットより横幅の大きい運搬台車を用いることなしに、また運搬台車の前車輪挿入用の開口を有する特殊なパレットを用いることなしに、巻取りウェブ受けの位置をパレットの中央側まで移動させることができる。また、運搬台車のパレット側に向かう前端側を縮めて運搬台車をパレットに近付けた際に(この際、運搬台車の前後方向長さは短くなっている)、前記支持部材の前端側に備えられている移動手段はパレットの上面に当接しつつパレット上面上を移動するので、重量のかさむ巻取りウェブを支持(運搬)し続ける、また持ち上げる場合であっても、前記当接している支持部材の前端側を支点として重量が支えられるのでバランスが保たれ、運搬台車のパレット側に向かう前端側を縮めている(運搬台車の前後方向長さを短くしている)にもかかわらず、運搬台車の後端側にバランスを取るための重りを搭載する等の対策を講じる必要がない。
【0011】
さらに、前記支持部材9の前記前端側には、補助支持部材13の後端側が回動自在に取り付けられており、当該補助支持部材13の前端側に車輪14が回動自在に取り付けられている構成を採用すれば、前記補助支持部材を、前記支持部材のパレット側に向かう前端側との間における取り付け部を支点として、前記支持部材がパレットの上面に当接しつつパレット上面上を移動している状態(当該補助支持部材もパレット上面上を移動する)と、(運搬台車がパレットから離れて、前記支持部材のパレット側に向かう前端側もパレットから離れて、)前記前端側に回動自在に取り付けられている車輪が運搬台車の車輪と同じく床あるいは地面に当接している状態との間で、回転移動させることができる。これによって、運搬台車のパレット側に向かう前端側を縮めたままにしておいても、運搬台車がパレットから離れた時(前記支持部材のパレット側に向かう前端側もパレットから離れた時)に、前記支持部材のパレット側に向かう前端側、すなわち、運搬台車のパレット側に向かう前端側は、前記補助支持部材によって床あるいは地面の上に支持されているので、全体のバランスを保つことができる。
【0012】
また、本願が提案する他の発明は、前述した本発明のいずれかの巻取りウェブの運搬装置において、巻取りウェブ受け3は、巻取りウェブ17の周面に対向する側に受け部材18を備えており、当該受け部材18は、運搬台車2に前記支持腕8aが配備されている側に対応する当該受け部材18の下端側を支点として、当該受け部材18の前記下端側に対向する上端側が、運搬すべき巻取りウェブ17に向かう側である前方側に傾くように、前記受け部材18が、その下端側を支点として、前方へ傾動自在に構成されていることを特徴とするものである。巻取りウェブ受け3は、巻取りウェブ17の周面に対向する側に受け部材18を備えており、当該受け部材18は、運搬台車2に前記支持腕8aが配備されている側に対応する当該受け部材18の下端側を支点として、当該受け部材18の前記下端側に対向する上端側が、運搬すべき巻取りウェブ17に向かう側である前方側に傾くように、前記受け部材18が、その下端側を支点として、前方へ傾動自在に構成されていることによって、垂直状態に配置されている巻取りウェブの周面に、巻取りウェブ受けを対向させた後、巻取りウェブ受けをその下端側を支点として前方側(巻取りウェブ側)へ傾け、これによって巻取りウェブの前記巻取りウェブ受け側の下端面とパレット上面との間にスペースを設けることができるので、人力によって、このような巻取りウェブの傾動を行わせる場合の労力の負担を軽減し、危険性を少なくさせることができる。
【0013】
本願が提案する更に他の発明は、前述した本発明のいずれかの巻取りウェブの運搬装置において、巻取りウェブ受け3は、搬台車2に前記支持腕8aが配備されている側に対応する当該巻取りウェブ受け3の下端側に巻取りウェブ受け爪を供えており、当該巻取りウェブ受け爪は、巻取りウェブ受け3の運搬すべき巻取りウェブ17の中心に対応する中央側から離れた、運搬すべき巻取りウェブ17の外周側に対応する巻取りウェブ受け3の側面側に位置する一端部を支点として、前記巻取りウェブ受けの中央側に位置する他端部を、運搬すべき巻取りウェブ17に向かう側である前方側に回動させて突出させるように構成されていることを特徴とするものである。これにより、容易に巻取りウェブ受け爪を、前記巻取りウェブの下端面とパレット上面との間のスペースに挿脱することができる。
【0014】
以下、添付図面を用いて本発明の好ましい実施例を説明する。
【0015】
【実施例1】
図1は、この発明の巻取りウェブ運搬装置1の第一の実施例を表す側面図である。巻取りウェブ17の周面に対向される巻取りウェブ受け3が、流体圧シリンダー4a、4b、リンク杆5a、5b、腕片6によって構成されるリンク機構を介して運搬台車2の上に、昇降可能かつ旋回可能であって、更に、水平状態と垂直状態との間で傾動自在に、設置されている。
【0016】
巻取りウェブ受け3は巻取りウェブ17の周面に対向する側に受け部材18を備えていると共に、巻取りウェブ受け3の一端側に(図1では、下端側に)ウェブ受け爪15a、15bを備えている。巻取りウェブ受け3で巻取りウェブ17を水平方向に保持した際に、ハンドル24を操作して、巻取りウェブ受け3の長さを調節し、当該保持している巻取りウェブ17の一方の端面にウェブ受け爪15a、15bを当接させ、また、回転レバー25を操作することによって、ウェブ受け爪15a、15bを巻取りウェブ受け3の側面方向に突出している状態と、巻取りウェブ受け3の前面(運搬すべき巻取りウェブ17に向かう方向)方向に突出している状態(図3)との間で回動させ、垂直方向になっている運搬すべき巻取りウェブ17の下端面の支持、解除(パレット等の上面に下ろす等)の操作を行うものである。
【0017】
運搬台車2の前車輪7は、公知の流体圧シリンダー(例えば油圧シリンダー)23によって運搬台車2の支持腕8a内に挿脱可能となっている前車輪支持杆8bによって支持されている(図1、図4)。すなわち、流体圧シリンダー23のロッドを伸縮させることによって、前車輪支持杆8bは支持腕8a内に挿脱され、運搬台車2の巻取りウェブ17(パレット16)側に向かう前端側(前車輪7)が、巻取りウェブ17(パレット16)側に向かう方向及び巻取りウェブ17(パレット16)側から離れる方向に伸縮自在に構成されている。
【0018】
支持腕8aの前端側上面には支持部材9の後端側が固定されている。支持部材9の前端側には、移動手段10が取り付けられている。移動手段10は、パレット16の表面上を移動することができるように、支持部材9の前端側に回動自在に取り付けられている車輪11a、11bを無端ベルト12で連結した構成となっている(図5)。更に、支持部材9の前端側には、先端側に車輪14が回動自在に取り付けられている補助支持部材13の後端側が回動自在に取り付けられている。
【0019】
前記のように構成されている巻取りウェブの運搬装置1を用いて、巻取りウェブ17をパレット16の中央側に運搬する場合について図1、図2(a)(b)(c)、図3を用いて説明する。
【0020】
巻取りウェブ17をウェブ受け爪15a、15bで下から支えると共に、巻取りウェブ受け3の受部材18で垂直位置を保ちながら、運搬台車2の前車輪7がパレット16の側壁に当接する位置にまで運搬してくる(図1)。本発明においては、前車輪7は運搬台車2の支持腕8a内に挿脱可能に構成されている前車輪支持杆8bによって支持されているので、図1、図2(a)、図3(a)図示の位置から、矢示19のように、運搬台車2(巻取りウェブ運搬装置1)をパレット16の方向に移動(前進)させると、前車輪7、支持杆8bは矢示20のように支持腕8a内に押し込められる(図2(a))。同時に、補助支持部材13はその後端側を支点として矢示21のように支持部材9と並行な位置にまで回転し、車輪14、移動手段10をパレット16の上面に当接させつつ、支持部材9、補助支持部材13はパレット16上面上を矢示19方向に移動する(図2(b)、図3(b))。これによって、支持部材9の前端側と同等の位置にあるウェブ受け3はウェブ受け爪15a、15bと共に巻取りウェブ17を保持しつつ、運搬台車2(巻取りウェブ運搬装置1)と同じく矢示19方向に移動(パレット16の中央側へ前進)するので、巻取りウェブ17は矢示22のようにパレット16の中央側へ運搬される。ついで、ウェブ受け爪15a、15bを、巻取りウェブ17を下から支えている位置(図2(a)、(b))から、ウェブ受け3の側面側に回動させ、巻取りウェブ17をパレット16の端縁から離れた中央部側に下ろす(図2(c))。
【0021】
前記のようにして運搬することによって、図1において支持腕8a、支持杆8bによって構成されていた運搬台車2の前後方向長さは、図2(c)のように支持腕8aの前後方向長さのみによって構成されるようになり、しかも、巻取りウェブ17の位置は、図2(a)の位置から図2(b)の位置へと前進するわけであるが、本発明においては、前述したように、支持腕8aの前端側上面にその後端側が固定されている支持部材9の前端側に位置する移動手段10がパレット16の上面に当接しつつパレット16上を移動するので図2(b)、これによって、巻取りウェブ17の重量を支え、運搬台車2(巻取りウェブ運搬装置1)全体のバランスを保つことができる。
【0022】
次に図5を用いて、支持部材9、補助支持部材13の動作、役割を詳述する。補助支持部材13の後端側は、支持部材9の先端側に回動自在に取り付けられているので、図1、図2(a)図示の状態から、運搬台車2(巻取りウェブ運搬装置1)が矢示19の方向に前進すると、パレット16の側壁上端縁に押され、その後端側を支点として矢示21方向に回動し、図2(b)図示のように支持部材9と並行な状態になる。一方、この補助支持部材13の後端側には、後端側が支持部材9に固定されている弾性部材(例えば、バネ)28の先端が取り付けられているので、運搬台車2(巻取りウェブ運搬装置1)が矢示19と反対方向に後進し、パレット16から離れ始めると、当該弾性部材(例えば、バネ)28の引っ張り力によって、その後端側を支点として矢示26方向に回動し、図2(a)図示の状態に戻って、その車輪14を、前車輪7と同じ高さにて、床(あるいは地面)に当接させる。
【0023】
通常、運搬台車2(巻取りウェブ運搬装置1)が矢示19と反対方向に後進し、図2(c)図示の状態から図2(a)図示の状態に戻った時には、前車輪支持杆8bは、支持腕8a内から抜き出されて矢示27(図5)のように図1、図2(a)の状態に復帰するが、この際に、図6図示のように、前車輪支持杆8bを支持腕8a内に止めておくこともできる。このようにして運搬台車2(巻取りウェブ運搬装置1)が、更に、矢示19と反対方向に後進して、支持部材9先端の移動手段10がパレット16上面から離れた時であっても、図6図示のように、運搬台車2(巻取りウェブ運搬装置1)の最も先端側にあたる支持部材9の前端側は、前端側の車輪14を前車輪7と同じ高さにて床(あるいは地面)に当接させている補助支持部材13によって支えられているので、運搬台車2(巻取りウェブ運搬装置1)はバランスを保つことができる。したがって、常に前車輪支持杆8bを支持腕8a内に挿入しておき、図6図示の状態にしておく方が、運搬する巻取りウェブの重量が比較的軽い場合には、効果的である。
【0024】
すなわち、運搬する巻取りウェブの重量が比較的軽い場合には、運搬台車2の前後方向長さを最初から支持腕8a程度の短い長さに固定しておき、当該支持腕8aの前端上面にこの実施例で説明している補助支持部材13付の支持部材9を取り付ける構成とすることもできる。
【0025】
支持部材9の前端側に取り付けられている移動手段10は、前述したように、支持部材9の前端側に回動自在に取り付けられている前後方向の車輪11a、11bを無端ベルト12で連結したものである(図5)。このように二つの車輪を用い、これを無端ベルトで連結する構成としたのは、パレット16の上面に凹凸が存在するため、移動できなくなることを防止するためである。
【0026】
なおこの移動手段10は、運搬台車2(巻取りウェブ運搬装置1)がパレット16方向に前進して図2(a)(b)図示の状態になった時に、ウェブ受け爪15a、15bで支えている巻取りウェブ17の重量によって運搬台車2(巻取りウェブ運搬装置1)のバランスが崩れることのないように、支持支点としての役割を果たすと共に、運搬台車2(巻取りウェブ運搬装置1)の前後方向移動に応じてスムーズにパレット16上を移動できればよいので、1個の車輪あるいは2個の車輪のみで構成する、あるいは、パレット16上を滑動できる平滑面に構成するなど、種々の構成によって移動手段10を構成することができる。ただし、前記の役割を果たすため、少なくとも支持部材9の高さは、その底面が床(あるいは地面)からパレット16の上面までの高さに対応する位置になるように構成する必要がある。
【0027】
なお、この実施例においては、前車輪支持杆8bを支持腕8a内に挿脱自在にするために流体圧シリンダー23を用いたが、本発明は、このような構成に限定されるものではない。運搬台車2のパレット16側に向かう前端側(前車輪7)が、パレット16側に向かう方向及びパレット16側から離れる方向(すなわち、前後方向)に伸縮自在とすることができるならば、流体圧シリンダーなどのシリンダー機構に限らず、バネなどの弾性部材や、ラックとピニオンを組み合わせての機械的な構成など、種々の構成を採用することができる。
【0028】
また、この実施例においては、巻取りウェブ受け3が、運搬台車2上に、昇降可能かつ旋回可能であって、更に、水平状態と垂直状態との間で傾動自在に、設置されている構成を説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。運搬台車上に巻取りウェブ受け(ロール受け)が設置されている、巻取りウェブ等のロール物、原反を運搬するための運搬装置であって、運搬台車のパレット側に向かう前端側(前車輪)が、パレット側に向かう方向及びパレット側から離れる方向(すなわち、前後方向)に伸縮自在に構成されている運搬装置は、すべて本願発明の技術的思想の範囲に含まれる。
【0029】
【実施例2】
次に図7、8、9を用いて、本発明の他の好ましい実施例を説明する。図7に図示した巻取りウェブの運搬装置28は、前記実施例1で説明した巻取りウェブの運搬装置1において、巻取りウェブ17の巻取りウェブ受け3側の下端面とパレット16上面との間にウェブ受け爪38a、38bを容易に挿脱することができるようにしたものである。
【0030】
すなわち、この実施例においては、受け部材18がその下端側において軸34を介して巻取りウェブ受け3に回動自在に取り付けられており、更に、巻取りウェブ受け3と受け部材18との間には流体圧シリンダー(例えば、油圧シリンダー)29が備えられ、流体圧シリンダー29の先端側はピン30、リンク杆32、ピン33を介して受け部材18の上端側と連結されている。
【0031】
図7(a)図示のように巻取りウェブの運搬装置28における巻取りウェブ受け3の受け部材18をパレット16上の巻取りウェブ17の周面に当接させた後、流体圧シリンダー29を作動させてそのロッドを矢示36方向へ上昇させれば、受け部材18は、軸34を中心(支点)として矢示37方向へ回動する(傾く)。これによって、巻取りウェブ17もその右側の下端を支点(中心)として矢示37方向へ回動する(傾く)ので、巻取りウェブ17のウェブ受け3側の下端面とパレット16上面との間に空間35が形成される。そこで、この空間35内へのウェブ受け爪38a、38bの挿脱を簡単に行うことができる(パレット16上に搭載されていた巻取りウェブ17を持ち上げて他の場所へ運搬していく場合には、ウェブ受け爪38a、38bを挿入し、他の場所から運搬してきた巻取りウェブ17をパレット16上に下ろす場合には、ウェブ受け爪38a、38bを抜き取る。)。
【0032】
なお、本発明においては、ウェブ受け爪38a、38bは、図8に示すように配置されている。従来の巻取りウェブの運搬装置におけるウェブ受け爪15a、15bは、図9に示すように、回転レバー25を操作することによって、ウェブ受け3の側面方向に突出している状態と、巻取りウェブ受け3の前面(運搬すべき巻取りウェブ41bに向かう方向)方向に突出している状態との間で回動されていた。しかしこれでは、矢示40、40のように回転された際に、ウェブ受け爪15a、15bが、運搬対象たる巻取りウェブ41bの両隣に位置しているウェブ41a、41bの下端側に衝突してしまうことがあり、これを防止するために、運搬対象たる巻取りウェブ41bの両隣に位置しているウェブ41a、41bをも、人力によって傾けねばならないという不都合があった。
【0033】
しかし、図8(a)に示したように、本発明においては、ウェブ受け爪38a、38bが、巻取りウェブ受け3の下側で、巻取りウェブ受け3の側面側に位置する端部を中心として、回転レバー25により、回動自在とされている。この結果、図7(b)図示のようにして巻取りウェブ17を傾けた後、ウェブ受け爪38a、38bを矢示39、39のように回転させて(図8(a))、巻取りウェブ17のウェブ受け3側の下端面とパレット16上面との間に形成された空間35内に、挿入することができる。これによって、運搬対象たる巻取りウェブの両隣に位置しているウェブをも、傾けねばならないという不都合を防止し、労力の削減、効率化を図ることができる。
【0034】
この実施例の巻取りウェブの運搬装置28の前記で説明した構成以外の構成、作用・効果は、実施例1で説明した巻取りウェブの運搬装置1の構成、作用・効果と同一であるので、説明を省略する。
【0035】
なお、この実施例で説明した受け部材18を傾動させる構成、ウェブ受け爪38a、38bの構成は、実施例1で説明した本発明の巻取りウェブの運搬装置1以外の、従来の巻取りウェブの運搬装置にも採用することが可能であり、その場合にも、前述したのと同様の作用・効果を発揮することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、巻取りウェブの運搬装置(運搬台車)をパレットに近付ける際に、運搬台車のパレット側に向かう前端側を縮めることができ、またこの縮めている時に、運搬台車の最前端側となる支持部材の前端側移動手段をパレット上面に当接させて移動させ、重量を支持する役割を果たさせるので、パレットより横幅の大きい運搬台車を用いることなしに、また運搬台車の前車輪挿入用の開口を有する特殊なパレットを用いることなしに、巻取りウェブの運搬装置(運搬台車)のバランスを保ちながら、巻取りウェブ受けの位置をパレットの(側壁端縁から中央側に入り込んだ)中央側まで移動させることができ、これによって、容易に、パレット中央側に巻取りウェブを運搬したり、パレット中央側に配置されている巻取りウェブを持ち上げて他の場所に運搬することができる。
【0037】
また、補助支持部材13を採用することによって、運搬する巻取りウェブの重量が比較的軽い場合には、前車輪支持杆8bを支持腕8a内に挿入した状態、あるいは運搬台車2の前後方向長さを支持腕8aの長さのみに固定されている状態においても、当該補助支持部材13の働きによって巻取りウェブ運搬装置1(運搬台車2)のバランスを保つことができる。
【0038】
更に、パレット16上に置かれている巻取りウェブ17を持ち上げたり、巻取りウェブ17をパレット16上に下ろす際に、人力によらないで、巻取りウェブを傾けて、巻取りウェブの巻取りウェブ受け側の下端面とパレット上面との間にスペースを設けることができるので、危険を少なくし、労力を削減できると共に、巻取りウェブ下面とパレット16上面との間へのウェブ受け爪の挿脱を効率よく、簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の好ましい実施例の側面図。
【図2】 (a)は、運搬台車の前端がパレット側面に当接した状態を説明する一部を省略した側面図、(b)は、運搬台車が(a)の状態から更にパレット方向に前進した状態を説明する一部を省略した側面図、(c)は、巻取りウェブをパレット上に下ろした状態を説明する一部を省略した側面図。
【図3】 運搬台車の前端とパレットとの位置関係を説明する一部を省略した平面図であって、(a)は運搬台車の前端がパレット側面に当接した状態を表す一部を省略した平面図、(b)は、運搬台車が(a)の状態から更にパレット方向に前進した状態を表す一部を省略した平面図。
【図4】 運搬台車の前端の動きを説明する一部を省略した側面図。
【図5】 補助支持部材の動きを説明する一部を省略した側面図。
【図6】 運搬台車の前端を縮めたまま、運搬台車の前端がパレット側面から離れた状態を説明する一部を省略した側面図。
【図7】 この発明の他の好ましい実施例を説明する図であって、(a)は、巻取りウェブ受け面が巻取りウェブ周面に当接した状態を説明する一部を省略した側面図、(b)は、巻取りウェブ受け面を傾けた状態を説明する一部を省略した側面図。
【図8】 この発明の他の好ましい実施例のウェブ受け爪の動きを説明する図であって、(a)は、受け爪が巻取りウェブ受けの下側に配置されている状態を表す一部を省略した平面図、(b)は、受け爪が巻取りウェブ受け面から突出している状態を表す一部を省略した平面図。
【図9】 従来のウェブ受け爪の動きを説明する図であって、(a)は、受け爪が巻取りウェブ受け側面に突出している状態を表す一部を省略した平面図、(b)は、受け爪が巻取りウェブ受け面から突出している状態を表す一部を省略した平面図。
【図10】 従来の巻き取りウェブの運搬装置を説明する斜視図。

Claims (4)

  1. 巻取りウェブ(17)の周面に対向される巻取りウェブ受け(3)が運搬台車(2)上に設置されている巻き取りウェブの運搬装置(1)であって、
    運搬台車(2)の下端側に支持腕(8a)が配備されており、
    当該支持腕(8a)に挿脱可能になっている前輪支持杆(8b)が、運搬すべき巻取りウェブ(17)に向かう側である前端側に運搬台車(2)の前輪(7)を支持し、支持腕(8a)への前輪支持杆(8b)の挿脱により、前記支持腕(8a)の運搬すべき巻取りウェブ(17)に向かう側である前端側から、前記前輪(7)が運搬すべき巻取りウェブ(17)に向かう側の方向である前方方向に移動し、また、前記前輪(7)が前方方向に移動した状態から、運搬すべき巻取りウェブ(17)から離れる側の方向である後方方向に移動し、
    運搬すべき巻取りウェブ(17)に向かう側である前端側に移動手段を有する支持部材(9)の運搬すべき巻取りウェブ(17)から離れる側である後端側が、前記運搬台車(2)の下端側に配備されている前記支持腕(8a)の前記前端側上面に固定されていることを特徴とする巻取りウェブの運搬装置。
  2. 支持部材(9)の前記前端側には、補助支持部材(13)の後端側が回動自在に取り付けられており、当該補助支持部材(13)の前端側に車輪(14)が回動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の巻取りウェブの運搬装置。
  3. 巻取りウェブ受け(3)は、巻取りウェブ(17)の周面に対向する側に受け部材(18)を備えており、
    当該受け部材(18)は、運搬台車(2)に前記支持腕(8a)が配備されている側に対応する当該受け部材(18)の下端側を支点として、当該受け部材(18)の前記下端側に対向する上端側が、運搬すべき巻取りウェブ(17)に向かう側である前方側に傾くように、前記受け部材(18)が、その下端側を支点として、前方へ傾動自在に構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の巻取りウェブの運搬装置。
  4. 巻取りウェブ受け(3)は、搬台車(2)に前記支持腕(8a)が配備されている側に対応する当該巻取りウェブ受け(3)の下端側に巻取りウェブ受け爪を供えており、
    当該巻取りウェブ受け爪は、巻取りウェブ受け(3)の運搬すべき巻取りウェブ(17)の中心に対応する中央側から離れた、運搬すべき巻取りウェブ(17)の外周側に対応する巻取りウェブ受け(3)の側面側に位置する一端部を支点として、前記巻取りウェブ受けの中央側に位置する他端部を、運搬すべき巻取りウェブ(17)に向かう側である前方側に回動させて突出させるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の巻取りウェブの運搬装置。
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