JP2555085Y2 - フードアウタ搬送装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は例えば自動車等の車両
用のフードアウタパネルを搬送する吊下げ式のフードア
ウタ搬送装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、自動車等の車両の車体組み立て
ラインではコンベア上で各種の作業が行なわれる。この
場合、車両の各構成部材はそれぞれ車体組み立てライン
とは別の各部品収容部に収容されている。そして、この
部品収容部内の構成部材は車体組み立てライン上の車体
の送り動作に合わせて適宜のタイミングで取り出され、
搬送装置を介して車体組み立てライン側に供給されるよ
うになっている。

【０００３】図７は車体部品であるフードアウタパネル
１を車体組み立てライン側に搬送する従来のフードアウ
タ搬送装置２の概略構成を示すものである。図７中で、
３は複数のフードアウタパネル１…を収容する部品収容
部としてのフードアウタパレット、４はフードアウタ搬
送装置２の搬送装置本体である。この場合、フードアウ
タパレット３内には複数のフードアウタパネル１…が横
置き状態で積層されている。

【０００４】また、搬送装置本体４は図示しない搬送路
に沿ってフードアウタ取出し部とフードアウタ搬入部と
の間で走行可能になっている。この場合、搬送装置本体
４には昇降動作可能な複数の吊下げアーム５…が設けら
れており、各吊下げアーム５の下端部には吸着パッド６
がそれぞれ装着されている。

【０００５】そして、搬送装置の動作時には搬送装置本
体４が搬送路のフードアウタ取出し部に位置している状
態でこの搬送装置本体４の吊下げアーム５…が下降し、
各吊下げアーム５の吸着パッド６によってフードアウタ
パレット３内の最上部のフードアウタパネル１が吸着さ
れるようになっている。さらに、この状態で搬送装置本
体４の吊下げアーム５…が上昇することにより、フード
アウタパレット３内の最上部のフードアウタパネル１が
取り出されるようになっている。

【０００６】また、取り出されフードアウタパネル１は
搬送装置本体４の吊下げアーム５…に吊下げられた状態
で搬送路における車体組み立てライン側のフードアウタ
搬入部まで搬送され、車体組み立てライン側に供給され
るようになっている。

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】上記従来構成のものに
あっては搬送装置本体４によるフードアウタパネル１の
取出し作業時には搬送装置本体４の吊下げアーム５…を
下降し、各吊下げアーム５の吸着パッド６をフードアウ
タパレット３内に横置き状態で積層されている複数のフ
ードアウタパネル１…の最上部のフードアウタパネル１
に上から押し付けた状態で吸着して取り出すようにして
いるので、フードアウタパネル１に上から押し付ける力
が作用してフードアウタパネル１に歪みが発生する問題
があった。

【０００８】さらに、搬送装置本体４によるフードアウ
タパネル１の搬送動作中はフードアウタパネル１が横置
きのまま複数の吊下げアーム５…によって吊下げられた
状態で搬送されるので、搬送動作中、フードアウタパネ
ル１には自重によって歪みが発生し、フードアウタパネ
ル１の組立て精度が低下するおそれがあった。

【０００９】この考案は上記事情に着目してなされたも
ので、フードアウタパネルの取出し作業時や搬送動作中
にフードアウタパネルに歪みが発生することを防止する
ことができ、フードアウタパネルの組立て精度の向上を
図ることができるフードアウタ搬送装置を提供すること
を目的とするものである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この考案はフードアウタ
の先端部に形成されたヘミング加工用のヘムフランジに
引っ掛けるフック部を備えた吊下げ部材と、この吊下げ
部材によって吊下げられたフードアウタの板面を吸着保
持する吸着パッドと、この吸着パッドを前記フードアウ
タの板面に対して接離する方向に移動操作するパッド駆
動機構と、フードアウタ取出し部とフードアウタ搬入部
との間の搬送路に沿って移動する搬送装置本体と、この
搬送装置本体に装着され、前記吊下げ部材および前記パ
ッド駆動機構をそれぞれ昇降駆動する昇降機構を備え、
前記フードアウタ取出し部で前記吊下げ部材に吊下げた
前記フードアウタの板面を前記吸着パッドによって吸着
保持させ、前記搬送装置本体の搬送動作にともない前記
フードアウタ搬入部まで搬送する吊下げ操作ユニットと
を具備したものである。

【００１１】

【作用】上記の構成において、フードアウタパネルの取
出し作業時には吊下げ部材のフック部をフードアウタの
先端部のヘムフランジに引っ掛け、吸着パッドによって
フードアウタの板面を吸着保持させた状態でフードアウ
タパネルを吊下げ、このままの状態で、搬送装置本体が
フードアウタ取出し部からフードアウタ搬入部まで搬送
路に沿って移動する動作にともないフードアウタパネル
を搬送することにより、フードアウタパネルの取出し作
業時や搬送動作中にフードアウタパネルに歪みが発生す
ることを防止するようにしたものである。

【００１２】

【実施例】以下、この考案の一実施例を図１乃至図６を
参照して説明する。図１および図２はこの考案の一実施
例のフードアウタ搬送装置の概略構成を示すもので、１
１は搬送装置本体、１２はこの搬送装置本体１１の搬送
路を形成する左右一対のガイドレールである。

【００１３】ガイドレール１２は床板上に略直角に立脚
された複数の支持脚１３…上に敷設されている。この場
合、ガイドレール１２の一端部側にはフードアウタ取出
し部１４、他端部側には車体組み立てライン側に接続さ
れるフードアウタ搬入部１５がそれぞれ設けられてい
る。

【００１４】さらに、フードアウタ取出し部１４には自
動車等の車体部品であるフードアウタパネル１６を縦置
き状態で複数収容する縦置き型のフードアウタパレット
１７が複数配設されている。この場合、フードアウタパ
ネル１６には図４に示すように先端部側に図示しないフ
ードインナパネルの先端部との接合部分に使用されるヘ
ミング加工用のヘムフランジ１６ａが形成されている。

【００１５】このヘムフランジ１６ａはフードアウタパ
ネル１６の先端部を所定角度θ₁ 屈曲させたものであ
る。このヘムフランジ１６ａの屈曲角度θ₁ は例えば９
０°に設定されており、例えば１１０°程度の従来のフ
ードアウタパネル１６の屈曲角度θ₂ よりも小さい値に
設定されている。

【００１６】さらに、フードアウタパレット１７内では
図１に示すように各フードアウタパネル１６のヘムフラ
ンジ１６ａが上部側に配置される状態で縦置きされてい
る。そして、各フードアウタパネル１６のヘムフランジ
１６ａの周囲には各フードアウタパネル１６に他のフー
ドアウタパネル１６のヘムフランジ１６ａの部分が接触
することを防止する例えばゴム等の弾性材料によって形
成されたパッド部材１８が取り外し可能に装着されてい
る。

【００１７】また、搬送装置本体１１には図２に示すよ
うに左右のガイドレール１２，１２間に架設され、これ
らのガイドレール１２，１２に沿って移動する台座部１
９が設けられている。この台座部１９にはフードアウタ
パネル１６の吊下げ操作ユニット２０が装着されてい
る。

【００１８】この吊下げ操作ユニット２０には第１の昇
降機構２１および第２の昇降機構２２がそれぞれ設けら
れている。第１の昇降機構２１には台座部１９側に固定
された第１の駆動シリンダ２３が設けられている。この
第１の駆動シリンダ２３のピストンロッド２３ａは台座
部１９の下方に突出されており、このピストンロッド２
３ａの下端部に吊下げ部材２４が取付けられている。

【００１９】この吊下げ部材２４にはフードアウタパネ
ル１６のヘムフランジ１６ａに引っ掛ける一対のフック
部２５，２５が取付けられている。さらに、この吊下げ
部材２４の両端には台座部１９側に固定されたガイドロ
ッド２６に案内されて昇降するスライダ２７が設けられ
ている。

【００２０】また、第２の昇降機構２２には台座部１９
側に固定された第２の駆動シリンダ２８が設けられてい
る。この第２の駆動シリンダ２８のピストンロッド２８
ａは台座部１９の下方に突出されており、このピストン
ロッド２８ａの下端部にパッド支持部材２９が取付けら
れている。

【００２１】このパッド支持部材２９には吊下げ部材２
４によって吊下げられたフードアウタパネル１６の板面
を吸着保持する左右一対の吸着パッド３０，３０と、各
吸着パッド３０，３０をフードアウタパネル１６の板面
に対して接離する方向に移動操作するパッド駆動機構３
１とが設けられている。

【００２２】このパッド駆動機構３１にはパッド支持部
材２９に固定されたパッド駆動シリンダ３２が設けられ
ている。このパッド駆動シリンダ３２のピストンロッド
３２ａは前方に突出されており、このピストンロッド３
２ａの前端部に前後方向に移動する移動部材３３が取付
けられている。そして、この移動部材３３に左右一対の
吸着パッド３０，３０がそれぞればね等の弾性部材を介
して弾性的に支持されている。

【００２３】なお、各吸着パッド３０は図示しないバキ
ューム式の吸引機構に連結されている。そして、この吸
引機構の真空吸引作用にともない各吸着パッド３０にフ
ードアウタパネル１６の板面が吸着されるようになって
いる。

【００２４】そして、搬送装置本体１１の動作時には吊
下げ操作ユニット２０によってフードアウタ取出し部１
４で吊下げ部材２４に吊下げたフードアウタパネル１６
の板面を吸着パッド３０，３０によって吸着保持させる
ようになっており、この状態で搬送装置本体１１の搬送
動作にともないフードアウタパネル１６をフードアウタ
搬入部１５まで搬送するようになっている。

【００２５】また、フードアウタ搬入部１５には搬送装
置本体１１の吊下げ操作ユニット２０によって吊下げ状
態で搬送されたフードアウタパネル１６を受け取るワー
ク反転機３４が設けられている。このワーク反転機３４
は回動軸３５を中心に回動可能に支持されている。そし
て、搬送装置本体１１によって搬送されたフードアウタ
パネル１６の受け渡し作業時にはこのワーク反転機３４
を略鉛直方向に沿って立脚させた状態でフードアウタパ
ネル１６を受け取ったのち、このワーク反転機３４を略
水平方向に横倒しさせることにより、車体組み立てライ
ン側の搬送機３６に供給するようになっている。

【００２６】次に、上記構成の作用について説明する。
搬送装置の動作時にはまず、吊下げ部材２４にフードア
ウタパネル１６が吊下げられていない空の搬送装置本体
１１がガイドレール１２に沿ってフードアウタ取出し部
１４の所定のフードアウタパレット１７の上方位置まで
搬送される。ここで、フードアウタパレット１７内のフ
ードアウタパネル１６を１枚取出すフードアウタパネル
１６の取出し作業が行なわれる。

【００２７】このフードアウタパネル１６の取出し作業
時にはまず、吊下げ操作ユニット２０の第２の昇降機構
２２の第２の駆動シリンダ２８が駆動される。そして、
この第２の駆動シリンダ２８によってパッド支持部材２
９が下方向の取出し位置まで下降操作され、図５（Ａ）
に示すように吸着パッド３０，３０がフードアウタパネ
ル１６の板面に対して離間対向配置される。

【００２８】次に、この状態でパッド駆動シリンダ３２
が駆動され、吸着パッド３０，３０が前方向に前進操作
されてフードアウタパレット１７内の最前部のフードア
ウタパネル１６の板面に吸着パッド３０，３０が接近さ
れる。続いて、各吸着パッド３０に連結された吸引機構
が駆動され、この吸引機構の真空吸引作用にともない各
吸着パッド３０にフードアウタパネル１６の板面が吸着
される。

【００２９】さらに、フードアウタパネル１６の吸着
後、パッド駆動シリンダ３２の駆動にともない吸着パッ
ド３０，３０が後退操作され、図５（Ｂ）に示すように
吸着されたフードアウタパネル１６が略垂直に直立され
た所定の取出し作業位置まで起こされる。なお、フード
アウタパレット１７内で縦置き状態で収容されているフ
ードアウタパネル１６…は若干斜めに傾けた状態で立て
掛けられており、このときの吸着パッド３０，３０の後
退操作にともない取出し位置まで移動操作されるように
なっている。

【００３０】次に、吊下げ操作ユニット２０の第１の昇
降機構２１の第１の駆動シリンダ２３が駆動され、この
第１の駆動シリンダ２３によって吊下げ部材２４が下降
操作される。そして、この吊下げ部材２４のフック部２
５，２５が取出し位置のフードアウタパネル１６の上端
のヘムフランジ１６ａに引っ掛けられる。

【００３１】さらに、フードアウタパネル１６のヘムフ
ランジ１６ａに吊下げ部材２４のフック部２５，２５が
引っ掛けられた状態で第１の駆動シリンダ２３および第
２の駆動シリンダ２８によって吊下げ部材２４およびパ
ッド支持部材２９が上昇操作される。

【００３２】そして、図６に示すように吊下げ部材２４
のフック部２５をフードアウタパネル１６の先端部のヘ
ムフランジ１６ａに引っ掛けてフードアウタパネル１６
を吊下げ、吸着パッド３０によってフードアウタパネル
１６の板面を吸着保持させたままの状態で、搬送装置本
体１１によってフードアウタパネル１６が搬送される。
このとき、搬送装置本体１１はフードアウタ取出し部１
４からフードアウタ搬入部１５までガイドレール１２に
沿って移動する。

【００３３】また、搬送装置本体１１がフードアウタ搬
入部１５まで移動すると、第１の駆動シリンダ２３およ
び第２の駆動シリンダ２８によって吊下げ部材２４およ
びパッド支持部材２９が下降操作され、吊下げ状態で搬
送されたフードアウタパネル１６がワーク反転機３４に
受け渡される。なお、フードアウタパネル１６のヘムフ
ランジ１６ａの周囲に装着されたパッド部材１８はこの
フードアウタパネル１６の受け渡し作業時に取り外され
るようになっている。

【００３４】このフードアウタパネル１６の受け渡し作
業時にはワーク反転機３４は略鉛直方向に沿って立脚さ
れている。そして、このワーク反転機３４はフードアウ
タパネル１６を受け取ったのち、略水平方向に横倒し状
態に回動操作され、フードアウタパネル１６が車体組み
立てライン側の搬送機３６に供給される。

【００３５】そこで、上記構成のものにあっては複数の
フードアウタパネル１６…が縦置き状態で収容されフー
ドアウタパレット１７を設け、フードアウタパネル１６
の取出し作業時にはフードアウタパレット１７内で縦置
き状態で収容されているフードアウタパネル１６の板面
を各吸着パッド３０に吸着させた状態で、フードアウタ
パネル１６を略垂直に直立された所定の取出し作業位置
まで起こしたのち、吊下げ部材２４のフック部２５をフ
ードアウタパネル１６の先端部のヘムフランジ１６ａに
引っ掛けてフードアウタパネル１６を吊下げて取出すよ
うにしたので、従来のようにフードアウタパネル１６の
取出し作業時にフードアウタパネル１６に押し付け力が
作用するおそれがなく、フードアウタパネル１６に歪み
が発生することを防止することができる。

【００３６】さらに、フードアウタパネル１６の搬送作
業時には吊下げ部材２４のフック部２５をフードアウタ
パネル１６の先端部のヘムフランジ１６ａに引っ掛けて
フードアウタパネル１６を吊下げ、吸着パッド３０によ
ってフードアウタパネル１６の板面を吸着保持させたま
まの状態で、搬送装置本体１１がフードアウタ取出し部
１４からフードアウタ搬入部１５までガイドレール１２
に沿って移動する動作にともないフードアウタパネル１
６を搬送するようにしたので、従来のように搬送動作中
にフードアウタパネル１６の板面に自重によって曲げ応
力が作用することを防止することができ、フードアウタ
パネル１６に歪みが発生することを防止することができ
る。

【００３７】したがって、フードアウタパネル１６の取
出し作業時や搬送動作中にフードアウタパネル１６に歪
みが発生することを防止することができ、フードアウタ
パネル１６の組立て精度の向上を図ることができる。

【００３８】また、フードアウタパネル１６のヘムフラ
ンジ１６ａの屈曲角度θ₁ を例えば９０°に設定し、例
えば１１０°程度の従来のフードアウタパネル１６の屈
曲角度θ₂ よりも小さい値に設定したので、フードアウ
タパネル１６の取出し作業時や搬送動作時に吊下げ部材
２４のフック部２５によってフードアウタパネル１６の
ヘムフランジ１６ａを引っ掛けて吊下げる動作を確実に
行なわせることができる。なお、この考案は上記実施例
に限定されるものではなく、この考案の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形実施できることは勿論である。

【００３９】

【考案の効果】この考案によればフードアウタの先端部
に形成されたヘミング加工用のヘムフランジに引っ掛け
るフック部を備えた吊下げ部材およびこの吊下げ部材に
よって吊下げられたフードアウタの板面を吸着保持する
吸着パッドを設けるとともに、吊下げ部材に吊下げたフ
ードアウタの板面を吸着パッドによって吸着保持させ、
搬送装置本体の搬送動作にともないフードアウタを吊下
げ状態で搬送する吊下げ操作ユニットを設けたので、フ
ードアウタパネルの取出し作業時や搬送動作中にフード
アウタパネルに歪みが発生することを防止することがで
き、フードアウタパネルの組立て精度の向上を図ること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例のフードアウタ搬送装置の概
略構成を示す側面図。

【図２】フードアウタ搬送装置の正面図。

【図３】フードアウタ搬送装置の吊下げ操作ユニットを
示す側面図。

【図４】フードアウタパネルのヘムフランジを示す要部
の縦断面図。

【図５】吊下げ操作ユニットの動作を示すもので、
（Ａ）は吸着パッドを取出し位置まで下降させた状態を
示す要部の縦断面図、（Ｂ）は吸着パッドによるフード
アウタパネルの吸着状態を示す要部の縦断面図。

【図６】フードアウタパネルのヘムフランジを吊下げ部
材のフック部に引っ掛けた吊下げ状態を示す要部の縦断
面図。

【図７】従来のフードアウタ搬送装置の概略構成を示す
縦断面図。

【符号の説明】

１１…搬送装置本体，１２…ガイドレール（搬送路），
１４…フードアウタ取出し部，１５…フードアウタ搬入
部，１６…フードアウタパネル，１６ａ…ヘムフラン
ジ，２０…吊下げ操作ユニット，２１…第１の昇降機
構，２２…第２の昇降機構，２４…吊下げ部材，２５…
フック部，３０…吸着パッド，３１…パッド駆動機構。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 フードアウタの先端部に形成されたヘミ
   ング加工用のヘムフランジに引っ掛けるフック部を備え
   た吊下げ部材と、この吊下げ部材によって吊下げられた
   フードアウタの板面を吸着保持する吸着パッドと、この
   吸着パッドを前記フードアウタの板面に対して接離する
   方向に移動操作するパッド駆動機構と、フードアウタ取
   出し部とフードアウタ搬入部との間の搬送路に沿って移
   動する搬送装置本体と、この搬送装置本体に装着され、
   前記吊下げ部材および前記パッド駆動機構をそれぞれ昇
   降駆動する昇降機構を備え、前記フードアウタ取出し部
   で前記吊下げ部材に吊下げた前記フードアウタの板面を
   前記吸着パッドによって吸着保持させ、前記搬送装置本
   体の搬送動作にともない前記フードアウタ搬入部まで搬
   送する吊下げ操作ユニットとを具備したことを特徴とす
   るフードアウタ搬送装置。