JPH0213385Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0213385Y2 JPH0213385Y2 JP1982135695U JP13569582U JPH0213385Y2 JP H0213385 Y2 JPH0213385 Y2 JP H0213385Y2 JP 1982135695 U JP1982135695 U JP 1982135695U JP 13569582 U JP13569582 U JP 13569582U JP H0213385 Y2 JPH0213385 Y2 JP H0213385Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- swing frame
- pallet
- slide
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、プレス製品の取出し装置、例えば
2種類のプレス製品を立積用パレツトおよび平積
用パレツトに別々に積載する場合、その積載の都
合の良いように製品を水平姿勢および垂直姿勢と
なるように取出す装置に関する。
2種類のプレス製品を立積用パレツトおよび平積
用パレツトに別々に積載する場合、その積載の都
合の良いように製品を水平姿勢および垂直姿勢と
なるように取出す装置に関する。
従来の技術
この種の装置としては、例えば、実開昭53−
113579号公報に開示されているように、産業用ロ
ボツトのようなものであつて、水平移動自在なキ
ヤリヤに、人間の腕の肘のような関節をもつたア
ームを取付けるとともに、アームの先端に人間の
手首のような関節を介して製品吸着部材を取付
け、各関節を曲げることにより、製品を水平姿勢
および垂直姿勢のいずれにも取り出せるようにし
たものが知られている。
113579号公報に開示されているように、産業用ロ
ボツトのようなものであつて、水平移動自在なキ
ヤリヤに、人間の腕の肘のような関節をもつたア
ームを取付けるとともに、アームの先端に人間の
手首のような関節を介して製品吸着部材を取付
け、各関節を曲げることにより、製品を水平姿勢
および垂直姿勢のいずれにも取り出せるようにし
たものが知られている。
考案が解決しようとする課題
上記従来の装置では、各関節を曲げることを含
め各動作はそれぞれ別々の油圧サーボモータを駆
動することにより行われており、1つの動作を行
なうのにも駆動系の複雑な制御を必要とする。
め各動作はそれぞれ別々の油圧サーボモータを駆
動することにより行われており、1つの動作を行
なうのにも駆動系の複雑な制御を必要とする。
この考案の目的は、駆動系の複雑な制御を必要
としないで、プレス製品を水平姿勢で、あるいは
垂直姿勢で取り出すことのできるプレス製品の取
出し装置を提供することにある。
としないで、プレス製品を水平姿勢で、あるいは
垂直姿勢で取り出すことのできるプレス製品の取
出し装置を提供することにある。
課題を解決するための手段
この考案によるプレス製品の取出し装置は、プ
レスから前方に向かつて2種類の製品をそれぞれ
水平姿勢で搬出する製品搬出装置の前方に、2種
類の製品のうち、一方の製品は水平姿勢のままで
降下させるが、他方の製品は水平姿勢から垂直姿
勢となるように回転させる製品降下回転装置が配
置され、製品降下回転装置が、装置フレームに昇
降自在に支持されているスライドと、スライドの
下方に間隔をおいて配置されかつ製品吸着部材が
下向きに取付けられている昇降スイングフレーム
と、スライドと昇降スイングフレームを連結して
いる連結ロツドと、昇降スイングフレームの前縁
部に設けられた左右方向水平受筒内に対し進退し
うるように装置フレームに軸方向に移動自在に支
持されている連結ピンとを備えているものであ
る。
レスから前方に向かつて2種類の製品をそれぞれ
水平姿勢で搬出する製品搬出装置の前方に、2種
類の製品のうち、一方の製品は水平姿勢のままで
降下させるが、他方の製品は水平姿勢から垂直姿
勢となるように回転させる製品降下回転装置が配
置され、製品降下回転装置が、装置フレームに昇
降自在に支持されているスライドと、スライドの
下方に間隔をおいて配置されかつ製品吸着部材が
下向きに取付けられている昇降スイングフレーム
と、スライドと昇降スイングフレームを連結して
いる連結ロツドと、昇降スイングフレームの前縁
部に設けられた左右方向水平受筒内に対し進退し
うるように装置フレームに軸方向に移動自在に支
持されている連結ピンとを備えているものであ
る。
作 用
プレスから製品搬出装置で搬出された2種類の
製品は、製品降下回転装置の昇降スイングフレー
ムに吸着されて、2種類の製品のうち、一方の製
品は水平姿勢のままで降下させられるが、他方の
製品は水平姿勢から垂直姿勢となるように回転さ
せられる。
製品は、製品降下回転装置の昇降スイングフレー
ムに吸着されて、2種類の製品のうち、一方の製
品は水平姿勢のままで降下させられるが、他方の
製品は水平姿勢から垂直姿勢となるように回転さ
せられる。
製品を降下または回転させるに際し、昇降スイ
ングフレームの前縁部に設けられた左右方向水平
受筒内に対し連結ピンが進退させられるが、受筒
内から連結ピンが退出した状態でスライドが昇降
すると、昇降スイングフレームが昇降し、受筒内
に連結ピンが進入した状態でスライドが昇降する
と、連結ピンを中心として昇降スイングフレーム
が揺動する。
ングフレームの前縁部に設けられた左右方向水平
受筒内に対し連結ピンが進退させられるが、受筒
内から連結ピンが退出した状態でスライドが昇降
すると、昇降スイングフレームが昇降し、受筒内
に連結ピンが進入した状態でスライドが昇降する
と、連結ピンを中心として昇降スイングフレーム
が揺動する。
実施例
この考案の実施例を図面を参照してつぎに説明
する。
する。
この明細書において、前後とは、プレスから製
品が搬出される方向(第1図に矢印Aで示す)を
基準として、製品が送られて進む側を前、これと
反対側を後といい、左右とは前に向かつていう。
品が搬出される方向(第1図に矢印Aで示す)を
基準として、製品が送られて進む側を前、これと
反対側を後といい、左右とは前に向かつていう。
プレス製品の取出し装置は、図示しないプレス
から前方に向かつてプレス製品Mを搬出する製品
搬出装置11と、製品搬出装置11の前方に配置
されかつ製品Mを降下または回転させる製品降下
回転装置12と、製品搬出装置11と製品降下回
転装置12にまたがつて配置されかつ製品搬出装
置11から製品Mを受け取り、これを水平姿勢の
ままで製品降下回転装置12に渡す製品受け渡し
装置13と、製品降下回転装置12の下方に配置
されかつ製品降下回転装置12で降下された製品
Mを順次上下方向に所定間隔をおいて保持する製
品スタツカ14と、製品スタツカ14の前方に配
置された製品吊掛装置15とからなる。
から前方に向かつてプレス製品Mを搬出する製品
搬出装置11と、製品搬出装置11の前方に配置
されかつ製品Mを降下または回転させる製品降下
回転装置12と、製品搬出装置11と製品降下回
転装置12にまたがつて配置されかつ製品搬出装
置11から製品Mを受け取り、これを水平姿勢の
ままで製品降下回転装置12に渡す製品受け渡し
装置13と、製品降下回転装置12の下方に配置
されかつ製品降下回転装置12で降下された製品
Mを順次上下方向に所定間隔をおいて保持する製
品スタツカ14と、製品スタツカ14の前方に配
置された製品吊掛装置15とからなる。
製品Mは、種類が2つあり、その1つは自動車
のルーフパネルM1であり、いま1つはサイドパ
ネルM2であるる。ルーフパネルM1には平積み
用パレツトP1が、サイドパネルM2には立て積
み用パレツトP2がそれぞれ用意されている。
のルーフパネルM1であり、いま1つはサイドパ
ネルM2であるる。ルーフパネルM1には平積み
用パレツトP1が、サイドパネルM2には立て積
み用パレツトP2がそれぞれ用意されている。
製品搬出装置11の前方の床16には左右方向
にのびたピツト17が形成されている。ピツト1
7内にはパレツトリフタ18が配置されており、
その上に平積み用パレツトP1がのせられてい
る。ピツト17前方の床18には前後方向にのび
たローラコンベヤ19が配置され、その上に立積
み用パレツトP2がのせられている。両パレツト
P1,P2はいずれも柱付ボツクスパレツトであ
る。平積み用パレツトP1は前後および左右に間
隔をおいて立てられた4つの柱21を有してい
る。各柱21には、第12図に示すように、複数
の製品支持爪12が取付けられている。支持爪2
2は起伏自在であり、その尾部をノツクアウトプ
レート23で押圧すると、その先端部が柱21よ
り内方に突出し、ノツクアウトプレート23によ
る押圧を解除すると、自重によりり支持爪22が
復帰してその先端部が柱21の内に隠れるように
なつている。立積み用パレツトP2は、その前縁
部を立てられた2つの柱24を有している。各柱
24の上端部にはそこから後向きにのびた水平棒
状製品吊掛用ハンガ25が設けられている。
にのびたピツト17が形成されている。ピツト1
7内にはパレツトリフタ18が配置されており、
その上に平積み用パレツトP1がのせられてい
る。ピツト17前方の床18には前後方向にのび
たローラコンベヤ19が配置され、その上に立積
み用パレツトP2がのせられている。両パレツト
P1,P2はいずれも柱付ボツクスパレツトであ
る。平積み用パレツトP1は前後および左右に間
隔をおいて立てられた4つの柱21を有してい
る。各柱21には、第12図に示すように、複数
の製品支持爪12が取付けられている。支持爪2
2は起伏自在であり、その尾部をノツクアウトプ
レート23で押圧すると、その先端部が柱21よ
り内方に突出し、ノツクアウトプレート23によ
る押圧を解除すると、自重によりり支持爪22が
復帰してその先端部が柱21の内に隠れるように
なつている。立積み用パレツトP2は、その前縁
部を立てられた2つの柱24を有している。各柱
24の上端部にはそこから後向きにのびた水平棒
状製品吊掛用ハンガ25が設けられている。
ピツト17前後の床16上には左右方向に間隔
をおいて全部で4つの支柱31が立てられてい
る。左右で対をなす支柱31の上端には前後の梁
32がそれぞれ渡され、これらの梁32にブラケ
ツト33を介して下方開口箱形フレーム34が支
持されている。箱形フレーム34の前後両側壁外
面には後方突出状後ルーフフレーム35および前
方突出状前ルーフフレーム36がそれぞれ設けら
れている。
をおいて全部で4つの支柱31が立てられてい
る。左右で対をなす支柱31の上端には前後の梁
32がそれぞれ渡され、これらの梁32にブラケ
ツト33を介して下方開口箱形フレーム34が支
持されている。箱形フレーム34の前後両側壁外
面には後方突出状後ルーフフレーム35および前
方突出状前ルーフフレーム36がそれぞれ設けら
れている。
製品搬出装置
製品搬出装置11は、床16から所定高さのと
ころに設置されたベルトコンベアであつて、その
前端部は後部左右支柱31の間に入り込んでい
る。
ころに設置されたベルトコンベアであつて、その
前端部は後部左右支柱31の間に入り込んでい
る。
製品搬出装置11の前端部下方には製品保持装
置37が配置されている。製品保持装置37は、
製品スタツカ14を用いることなく、製品降下回
転装置12から直接に製品M1を平積みパレツト
P1に積載する場合に用いられるものであり、パ
レツトP1を交換する際に製品M1を一時受けて
おくための前後方向に進退自在な可動フオーク3
8を備えている。
置37が配置されている。製品保持装置37は、
製品スタツカ14を用いることなく、製品降下回
転装置12から直接に製品M1を平積みパレツト
P1に積載する場合に用いられるものであり、パ
レツトP1を交換する際に製品M1を一時受けて
おくための前後方向に進退自在な可動フオーク3
8を備えている。
製品降下回転装置
製品降下回転装置12は、主に第4図から第8
図に示すように、箱形フレーム34内の上部に装
備されかつ左右方向にのびたクランク軸41と、
クランク軸41にコネクタテイングロツド42に
より連結されたスライド43と、スライド43の
下方に配置されかつスライド43により作動され
る枠組状昇降スイングフレーム45と、昇降スイ
ングフレーム45の下面に取付けられている複数
の下向きバキユムカツプ46とを備えている。ク
ランク軸41は、前ルーフフレーム36上に取付
けられているモータ47およびブレーキ付クラツ
チ48により駆動される。箱形フレーム34の前
壁には前斜め下に突出した左右の二又状支持ブラ
ケツト49が設けられ、これらに昇降スイングフ
レーム45がその前縁部において着脱自在に連結
されている。その連結構造が第6図に示されてい
る。昇降スイングフレーム45には前方突出状受
筒50が設けられ、これが支持ブラケツト49の
下端間にはさまれ、受筒50および支持ブラケツ
ト49の同端部を第1連結ピン51がブツシユ5
2を介して貫通している。第1連結ピン51はそ
の軸方向に移動自在である。支持ブラケツト49
の同端部内面がわには筒状取付部材53を介して
第1流体圧シリンダ54が取付けられ、そのピス
トンロツド55が第1連結ピン51に連結されて
いる。スライド43と昇降スイングフレーム45
は互いに前後の連結ロツド56,57により連結
されている。昇降スイングフレーム45と前後の
連結ロツド56,57の連結部のうち、昇降スイ
ングフレーム45と後連結ロツド57の下端部の
連結部は、上述した第1連結ピン51によるもの
と同様に、第2連結ピン58により着脱自在に連
結され、それ以外の連結部は通常の水平ピンによ
る連結である。すなわち、昇降スイングフレーム
45の後連結ロツド57との連結部には、上方突
出耳59が設けられ、これを後連結ロツド57の
二又状下端部がはさみ付けた状態で同耳59およ
び下端部を第2連結ピン58が貫通している。第
2連結ピン58の移動は第2流体圧シリンダ60
による。
図に示すように、箱形フレーム34内の上部に装
備されかつ左右方向にのびたクランク軸41と、
クランク軸41にコネクタテイングロツド42に
より連結されたスライド43と、スライド43の
下方に配置されかつスライド43により作動され
る枠組状昇降スイングフレーム45と、昇降スイ
ングフレーム45の下面に取付けられている複数
の下向きバキユムカツプ46とを備えている。ク
ランク軸41は、前ルーフフレーム36上に取付
けられているモータ47およびブレーキ付クラツ
チ48により駆動される。箱形フレーム34の前
壁には前斜め下に突出した左右の二又状支持ブラ
ケツト49が設けられ、これらに昇降スイングフ
レーム45がその前縁部において着脱自在に連結
されている。その連結構造が第6図に示されてい
る。昇降スイングフレーム45には前方突出状受
筒50が設けられ、これが支持ブラケツト49の
下端間にはさまれ、受筒50および支持ブラケツ
ト49の同端部を第1連結ピン51がブツシユ5
2を介して貫通している。第1連結ピン51はそ
の軸方向に移動自在である。支持ブラケツト49
の同端部内面がわには筒状取付部材53を介して
第1流体圧シリンダ54が取付けられ、そのピス
トンロツド55が第1連結ピン51に連結されて
いる。スライド43と昇降スイングフレーム45
は互いに前後の連結ロツド56,57により連結
されている。昇降スイングフレーム45と前後の
連結ロツド56,57の連結部のうち、昇降スイ
ングフレーム45と後連結ロツド57の下端部の
連結部は、上述した第1連結ピン51によるもの
と同様に、第2連結ピン58により着脱自在に連
結され、それ以外の連結部は通常の水平ピンによ
る連結である。すなわち、昇降スイングフレーム
45の後連結ロツド57との連結部には、上方突
出耳59が設けられ、これを後連結ロツド57の
二又状下端部がはさみ付けた状態で同耳59およ
び下端部を第2連結ピン58が貫通している。第
2連結ピン58の移動は第2流体圧シリンダ60
による。
第1連結ピン51による連結状態を解除し、か
つ第2連結ピン58による連結状態を保持した状
態でスライド43が昇降すると、これにしたがつ
て昇降スイングフレーム45が昇降する。一方、
第1連結ピン51による連結状態を保持し、かつ
第2連結ピン58による連結状態を解除した状態
でスライド43が昇降すると、昇降スイングフレ
ーム45は第1連結ピン51を支点として回転す
る。このように両連結ピン51,58の着脱によ
り、製品降下回転装置12の作動が平積用から立
積用に、またこの逆に切換えられる。
つ第2連結ピン58による連結状態を保持した状
態でスライド43が昇降すると、これにしたがつ
て昇降スイングフレーム45が昇降する。一方、
第1連結ピン51による連結状態を保持し、かつ
第2連結ピン58による連結状態を解除した状態
でスライド43が昇降すると、昇降スイングフレ
ーム45は第1連結ピン51を支点として回転す
る。このように両連結ピン51,58の着脱によ
り、製品降下回転装置12の作動が平積用から立
積用に、またこの逆に切換えられる。
製品受け渡し装置
製品受け渡し装置13は、主に第1図および第
2図を参照して、箱形フレーム34の左右両側壁
外面に設けられた案内レール61にそつて移動す
る左右の昇降体62と、各昇降体62に2つずつ
吊り下げられかつ下端に内方突出状水平部63が
設けられている前後2対のスイングアーム64
と、前後で対をなすスイングアーム64の水平部
63にまたがつてのせられている左右の製品引取
りコンベヤ65と、製品搬出装置11から製品引
取りコンベヤ65まで製品Mを完全に浮き上がら
せることなく吊り上げながら搬送するサブキヤリ
ア66とを備えている。箱形フレーム34の左右
両側壁外面における昇降体62の下方には昇降体
作動用流体圧シリンダ67が垂直上向きに取付け
られている。昇降体62の下面には左右方向にの
びた水平レール68が設けられ、これに摺動部材
69が取付けられている。揺動部材69には前後
方向にのびた水平吊下げ軸70が設けられ、これ
にスイングアーム64の上端が取付けられてい
る。摺動部材69にはアーム作動用流体圧シリン
ダ71が取付けられている。製品引取りコンベヤ
65は電動式スチールベルトコンベヤである。昇
降体62がその昇降ストロークの下限に位置する
ときに、引取りコンベヤ65の搬送面は製品搬出
装置11のそれと面一である。引取りコンベヤ6
5周囲の複数適所には整列位置決め用流体圧シリ
ンダ72が取付けられている。サブキヤリヤ66
は、第1図、第7図および第8図を参照して、箱
形フレーム34中央部下方および後ルーフフレー
ム35の後端部下方にそれぞれ配置された前後ス
プロケツト73,74と、これらのスプロケツト
73,74に掛けられたチエーン75と、チエー
ン75に取付けられているキヤリヤ本体76と、
キヤリヤ本体76に垂直下向きに取付けられかつ
ロツドの下端にバキユームカツプ77が下向きに
取付けられている製品吊り上げ用流体圧シリンダ
78とからなる。キヤリヤ本体76の上面には案
内溝79が設けられ、これに後ルーフフレーム3
5の下面に設けられた案内レール80がはめ入れ
られている。
2図を参照して、箱形フレーム34の左右両側壁
外面に設けられた案内レール61にそつて移動す
る左右の昇降体62と、各昇降体62に2つずつ
吊り下げられかつ下端に内方突出状水平部63が
設けられている前後2対のスイングアーム64
と、前後で対をなすスイングアーム64の水平部
63にまたがつてのせられている左右の製品引取
りコンベヤ65と、製品搬出装置11から製品引
取りコンベヤ65まで製品Mを完全に浮き上がら
せることなく吊り上げながら搬送するサブキヤリ
ア66とを備えている。箱形フレーム34の左右
両側壁外面における昇降体62の下方には昇降体
作動用流体圧シリンダ67が垂直上向きに取付け
られている。昇降体62の下面には左右方向にの
びた水平レール68が設けられ、これに摺動部材
69が取付けられている。揺動部材69には前後
方向にのびた水平吊下げ軸70が設けられ、これ
にスイングアーム64の上端が取付けられてい
る。摺動部材69にはアーム作動用流体圧シリン
ダ71が取付けられている。製品引取りコンベヤ
65は電動式スチールベルトコンベヤである。昇
降体62がその昇降ストロークの下限に位置する
ときに、引取りコンベヤ65の搬送面は製品搬出
装置11のそれと面一である。引取りコンベヤ6
5周囲の複数適所には整列位置決め用流体圧シリ
ンダ72が取付けられている。サブキヤリヤ66
は、第1図、第7図および第8図を参照して、箱
形フレーム34中央部下方および後ルーフフレー
ム35の後端部下方にそれぞれ配置された前後ス
プロケツト73,74と、これらのスプロケツト
73,74に掛けられたチエーン75と、チエー
ン75に取付けられているキヤリヤ本体76と、
キヤリヤ本体76に垂直下向きに取付けられかつ
ロツドの下端にバキユームカツプ77が下向きに
取付けられている製品吊り上げ用流体圧シリンダ
78とからなる。キヤリヤ本体76の上面には案
内溝79が設けられ、これに後ルーフフレーム3
5の下面に設けられた案内レール80がはめ入れ
られている。
製品スタツカ
製品スタツカ14は、第1図および第2図に示
すように、左右の垂直状支持部材81を備えてい
る。支持部材81はその高さの中程において台車
82に取付けられており、その下半部はピツト1
7の内に入り込んでいる。台車82はピツト17
の開口前後両縁部に敷設された左右方向にのびて
いるレール83にのせられている。支持部材81
対向面の上端に上駆動スプロケツト84が、その
高さの中程よりやや上に上従動スプロケツト85
およびその横に並んで下駆動スプロケツト86
が、その下端に下従動スプロケツト87がそれぞ
れ2つずつ前後方向に間隔をおいて取付けられて
いる。上駆動スプロケツト84および上従動スプ
ロケツト85には上チエーン88が、下駆動スプ
ロケツト86および下従動スプロケツト87には
下チエーン89がそれぞれ掛けられている。上お
よび下駆動スプロケツト84,86は、支持部材
81の外面がわに取付けられたモータ90によつ
て上下の減速付クラツチ91,92を介して個別
に駆動される。そして、上下のチエーン88,8
9には多数の製品支持爪93が取付けられてい
る。製品支持爪93は、第12図に示すように、
起伏自在であり、支持爪93がチエーン88,8
9の下向き移動経路にあるときは、支持爪93は
その自重により、図中鎖線で示すように、傾倒し
ている。1つの支持爪93が起立すると、起立し
た支持爪93がその1つ上位の支持爪93を押圧
して起立させるようになつていて、起立した支持
爪93の先端部で製品Mの左右両縁部を支持する
ようになつている。
すように、左右の垂直状支持部材81を備えてい
る。支持部材81はその高さの中程において台車
82に取付けられており、その下半部はピツト1
7の内に入り込んでいる。台車82はピツト17
の開口前後両縁部に敷設された左右方向にのびて
いるレール83にのせられている。支持部材81
対向面の上端に上駆動スプロケツト84が、その
高さの中程よりやや上に上従動スプロケツト85
およびその横に並んで下駆動スプロケツト86
が、その下端に下従動スプロケツト87がそれぞ
れ2つずつ前後方向に間隔をおいて取付けられて
いる。上駆動スプロケツト84および上従動スプ
ロケツト85には上チエーン88が、下駆動スプ
ロケツト86および下従動スプロケツト87には
下チエーン89がそれぞれ掛けられている。上お
よび下駆動スプロケツト84,86は、支持部材
81の外面がわに取付けられたモータ90によつ
て上下の減速付クラツチ91,92を介して個別
に駆動される。そして、上下のチエーン88,8
9には多数の製品支持爪93が取付けられてい
る。製品支持爪93は、第12図に示すように、
起伏自在であり、支持爪93がチエーン88,8
9の下向き移動経路にあるときは、支持爪93は
その自重により、図中鎖線で示すように、傾倒し
ている。1つの支持爪93が起立すると、起立し
た支持爪93がその1つ上位の支持爪93を押圧
して起立させるようになつていて、起立した支持
爪93の先端部で製品Mの左右両縁部を支持する
ようになつている。
製品吊掛装置
製品吊掛装置15は、第1図および第3図に示
すように、前ルーフフレーム36の下面に左右方
向に移動自在に設けられた左右の可動体101
と、各可動体101に左右方向に間隔をおいて1
つずつ設けられている第1および第2フツクキヤ
リヤ102,103と、第1および第2フツクキ
ヤリヤ102,103にそれぞれ上下方向に揺動
自在に取付けられている第1および第2吊掛フツ
ク10,105とを備えている。さらに、左右の
可動体101にはサブスタツカ106がそれぞれ
装備されている。左右の可動体101は、前ルー
フフレーム36の下面に設けられた左右方向にの
びている3条のレール107に案内されて移動す
るようになつており、製品の大きさにあわせて左
右の可動体101の間隔が調整される。2つの第
1フツクキヤリヤ102は2つの第2フツクキヤ
リヤ103の左右方向いずれも外側にあり、かつ
いずれも可動体101の下面に設けられた前後方
向にのびているレール108に案内されて移動す
る。両フツクキヤリヤ102,103の構造はほ
ぼ同一であり、両者を代表するものとして、第1
0図および第11図を参照して、第1フツクキヤ
リヤ102およびこれに関連するものについて説
明するとと、同フツクキヤリヤ102は中空箱形
のものであり、その中空内部にはチエーン109
が挿通され、その下側移動経路にフツクキヤリヤ
102が取付けられている。チエーン109は、
前ルーフフレーム36の下面に取付けられた後部
従動スプロケツト110および前部駆動スプロケ
ツト111に掛けられている。両フツクキヤリヤ
102,103がそれぞれ取付けられている全部
で4つのチエーン109は、第3図に示すよう
に、4つのパルスモータ112によりそれぞれ個
別に駆動されれる。フツクキヤリヤ102の後部
下端には水平軸113が設けられ、これにフツク
104がその上端近くにおいて前向きに取付けら
れており、フツク104の上端にはフツクキヤリ
ヤ102に後向きに取付けられている流体圧シリ
ンダ114が連結されている。
すように、前ルーフフレーム36の下面に左右方
向に移動自在に設けられた左右の可動体101
と、各可動体101に左右方向に間隔をおいて1
つずつ設けられている第1および第2フツクキヤ
リヤ102,103と、第1および第2フツクキ
ヤリヤ102,103にそれぞれ上下方向に揺動
自在に取付けられている第1および第2吊掛フツ
ク10,105とを備えている。さらに、左右の
可動体101にはサブスタツカ106がそれぞれ
装備されている。左右の可動体101は、前ルー
フフレーム36の下面に設けられた左右方向にの
びている3条のレール107に案内されて移動す
るようになつており、製品の大きさにあわせて左
右の可動体101の間隔が調整される。2つの第
1フツクキヤリヤ102は2つの第2フツクキヤ
リヤ103の左右方向いずれも外側にあり、かつ
いずれも可動体101の下面に設けられた前後方
向にのびているレール108に案内されて移動す
る。両フツクキヤリヤ102,103の構造はほ
ぼ同一であり、両者を代表するものとして、第1
0図および第11図を参照して、第1フツクキヤ
リヤ102およびこれに関連するものについて説
明するとと、同フツクキヤリヤ102は中空箱形
のものであり、その中空内部にはチエーン109
が挿通され、その下側移動経路にフツクキヤリヤ
102が取付けられている。チエーン109は、
前ルーフフレーム36の下面に取付けられた後部
従動スプロケツト110および前部駆動スプロケ
ツト111に掛けられている。両フツクキヤリヤ
102,103がそれぞれ取付けられている全部
で4つのチエーン109は、第3図に示すよう
に、4つのパルスモータ112によりそれぞれ個
別に駆動されれる。フツクキヤリヤ102の後部
下端には水平軸113が設けられ、これにフツク
104がその上端近くにおいて前向きに取付けら
れており、フツク104の上端にはフツクキヤリ
ヤ102に後向きに取付けられている流体圧シリ
ンダ114が連結されている。
サブスタツカ106は、第11図に示すよう
に、第1および第2フツクキヤリヤ102,10
3の間に配置されている左右のアームキヤリヤ1
15と、これらに後向きに取付けられている左右
の製品支持アーム116とを備えている。アーム
キヤリヤ115は、フツクキヤリヤ102,10
3と同様に前後方向に移動自在であり、かつチエ
ーン117、従動および駆動スプロケツト11
8,119並びにパルスモータ120により駆動
される。アームキヤリヤ115の後部下端に上水
平軸121が回転自在に設けられている。一方、
アーム116の基部には下水平軸122が固定さ
れている。同水平軸121,122にはボス12
3,124がはめ被せられ、両ボス123,12
4はロツド125により連結されている。さら
に、両水平軸121,122の両端部にはスプロ
ケツト126,127がそれぞれ取付けられ、両
スプロケツト126,127の上下で対をなすも
の同志にはチエーン128が掛けられている。そ
して、下ボス124にはアームキヤリヤ115の
前部に前向きに取付けられている流体圧シリンダ
129が連結されている。この流体圧シリンダ1
29を作動させると、ロツド125が上水平軸1
21を支点として揺動し、これにしたがつてアー
ム116が移動するが、ロツド125の揺動にと
もなつて上水平軸121が回転し、その回転がス
プロケツト126,127およびチエーン128
より下水平軸122に回転伝達されて、これとと
もにアーム116が回転する。したがつて、第9
図に示すように、アーム116が実線で示される
位置と鎖線で示される位置の間を移動する間、ア
ーム116は常に水平姿勢に保持される。
に、第1および第2フツクキヤリヤ102,10
3の間に配置されている左右のアームキヤリヤ1
15と、これらに後向きに取付けられている左右
の製品支持アーム116とを備えている。アーム
キヤリヤ115は、フツクキヤリヤ102,10
3と同様に前後方向に移動自在であり、かつチエ
ーン117、従動および駆動スプロケツト11
8,119並びにパルスモータ120により駆動
される。アームキヤリヤ115の後部下端に上水
平軸121が回転自在に設けられている。一方、
アーム116の基部には下水平軸122が固定さ
れている。同水平軸121,122にはボス12
3,124がはめ被せられ、両ボス123,12
4はロツド125により連結されている。さら
に、両水平軸121,122の両端部にはスプロ
ケツト126,127がそれぞれ取付けられ、両
スプロケツト126,127の上下で対をなすも
の同志にはチエーン128が掛けられている。そ
して、下ボス124にはアームキヤリヤ115の
前部に前向きに取付けられている流体圧シリンダ
129が連結されている。この流体圧シリンダ1
29を作動させると、ロツド125が上水平軸1
21を支点として揺動し、これにしたがつてアー
ム116が移動するが、ロツド125の揺動にと
もなつて上水平軸121が回転し、その回転がス
プロケツト126,127およびチエーン128
より下水平軸122に回転伝達されて、これとと
もにアーム116が回転する。したがつて、第9
図に示すように、アーム116が実線で示される
位置と鎖線で示される位置の間を移動する間、ア
ーム116は常に水平姿勢に保持される。
パレツト積載作業
つぎに、製品Mのパレツト積載作業について説
明する。
明する。
製品搬出装置11は、プレスの加工動作に呼応
して間欠的に駆動される。製品搬出装置11の前
端部まで運ばれてきた製品Mは、サブキヤリヤ6
6の吊上用シリンダ78により、その所要部分が
吸着されて吊上げられる。この吊上げにより、製
品Mの変型が防止される。ついで、製品搬出装置
11が駆動されるとともに、これに同期してサブ
キヤリヤ66が駆動されると、製品Mは前方に運
ばれて、製品搬出装置1から引取りコンベヤ65
に乗り移る。このとき昇降体62は下限位置にあ
る。そして、引取りコンベヤ65上において、製
品Mが位置決めシリンダ72によつて所定位置に
位置決めされる。なお、引取りコンベヤ65は、
常時駆動されており、位置決め時には、そのスチ
ールベルトと製品Mとの間にスリツプが生じる。
ついで、昇降体62が上昇することにより、スイ
ングアーム64を介して引取りコンベヤ65が持
上げられ、その上限位置で製品降下回転装置12
の昇降スイングフレーム45の下面に取付けられ
た複数個のバキユームカツプ46によつて製品M
が吸着される。このとき、昇降スイングフレーム
45は下限位置に位置し、これへの受渡しが完了
すると、昇降体62は直ちに下降するとともに、
スイングアーム64が外方に回転することによ
り、昇降スイングフレーム45に吸着された製品
Mの下降または回転動作の支障にならないよう
に、その下方から引取りコンベヤ65が退避する
(第2図に鎖線で示す)。
して間欠的に駆動される。製品搬出装置11の前
端部まで運ばれてきた製品Mは、サブキヤリヤ6
6の吊上用シリンダ78により、その所要部分が
吸着されて吊上げられる。この吊上げにより、製
品Mの変型が防止される。ついで、製品搬出装置
11が駆動されるとともに、これに同期してサブ
キヤリヤ66が駆動されると、製品Mは前方に運
ばれて、製品搬出装置1から引取りコンベヤ65
に乗り移る。このとき昇降体62は下限位置にあ
る。そして、引取りコンベヤ65上において、製
品Mが位置決めシリンダ72によつて所定位置に
位置決めされる。なお、引取りコンベヤ65は、
常時駆動されており、位置決め時には、そのスチ
ールベルトと製品Mとの間にスリツプが生じる。
ついで、昇降体62が上昇することにより、スイ
ングアーム64を介して引取りコンベヤ65が持
上げられ、その上限位置で製品降下回転装置12
の昇降スイングフレーム45の下面に取付けられ
た複数個のバキユームカツプ46によつて製品M
が吸着される。このとき、昇降スイングフレーム
45は下限位置に位置し、これへの受渡しが完了
すると、昇降体62は直ちに下降するとともに、
スイングアーム64が外方に回転することによ
り、昇降スイングフレーム45に吸着された製品
Mの下降または回転動作の支障にならないよう
に、その下方から引取りコンベヤ65が退避する
(第2図に鎖線で示す)。
さて、こうして製品降下回転装置12に受渡し
された製品Mは、下降または回転させられること
になるが、製品降下回転装置12の作動は、あら
かじめ製品Mの形状に応じて、上述したようにし
て切換えられる。
された製品Mは、下降または回転させられること
になるが、製品降下回転装置12の作動は、あら
かじめ製品Mの形状に応じて、上述したようにし
て切換えられる。
平積み用パレツトへの積載作業
まず、製品MがルーフパルM1で、平積み用パ
レツトP1に積載される場合について説明する。
昇降スイングフレーム45は、ルーフパネルM1
を吸着したまま下降する。製品スタツカ14は、
そのチエーン88,89がルーフパネルM1の左
右両側部に位置するように台車82が配備されて
おり、昇降スイングフレーム45がその下限位置
においてルーフパネルM1の吸着を解除すると、
上チエーン88の爪93上に同ルーフパネルM1
がのせられる。こうして爪93がルーフパネルM
1を受取ると、これを支持したまま上チエーン8
8がその送り側を下向きに移動させるように1回
転駆動される。これにより、ルーフパネルM1
は、上チエーン88の下端部から下チエーン89
の上端部に位置する爪93で支持される。ルーフ
パネルM1を受取つた下チエーン89は、その爪
93の1ピツチ分だけ駆動される。これにより、
ルーフパネルM1を支持している爪93は、これ
を支持したまま上端部から1ピツチ分下方に移動
する。この爪93の1ピツチ分上方には、上駆動
スプロケツト84を乗り越えてきた別の爪93が
出現し、この爪93に、つぎのルーフパネルM1
が支持される。こうして、製品降下回転装置12
によつて順次送られてきたルーフパネルM1は、
つぎつぎとスタツカ14に積載されていく。そし
て、このスタツカ14に規定枚数のルーフパネル
M1が積載されると、ルーフパネルM1は平積パ
レツトP1に移し替えられる。
レツトP1に積載される場合について説明する。
昇降スイングフレーム45は、ルーフパネルM1
を吸着したまま下降する。製品スタツカ14は、
そのチエーン88,89がルーフパネルM1の左
右両側部に位置するように台車82が配備されて
おり、昇降スイングフレーム45がその下限位置
においてルーフパネルM1の吸着を解除すると、
上チエーン88の爪93上に同ルーフパネルM1
がのせられる。こうして爪93がルーフパネルM
1を受取ると、これを支持したまま上チエーン8
8がその送り側を下向きに移動させるように1回
転駆動される。これにより、ルーフパネルM1
は、上チエーン88の下端部から下チエーン89
の上端部に位置する爪93で支持される。ルーフ
パネルM1を受取つた下チエーン89は、その爪
93の1ピツチ分だけ駆動される。これにより、
ルーフパネルM1を支持している爪93は、これ
を支持したまま上端部から1ピツチ分下方に移動
する。この爪93の1ピツチ分上方には、上駆動
スプロケツト84を乗り越えてきた別の爪93が
出現し、この爪93に、つぎのルーフパネルM1
が支持される。こうして、製品降下回転装置12
によつて順次送られてきたルーフパネルM1は、
つぎつぎとスタツカ14に積載されていく。そし
て、このスタツカ14に規定枚数のルーフパネル
M1が積載されると、ルーフパネルM1は平積パ
レツトP1に移し替えられる。
この移し替えは、つぎのようにして行なわれ
る。平積み用パレツトP1は、リフタ18に載せ
られて持上げられる。パレツトP1の上昇時に
は、製品支持爪22を傾倒状態にして、その先端
を柱21内に隠しておく。そして、パレツトP1
が所定の高さまで持上げられると、爪22にこれ
の背後からノツクアウトプレート23を押し当て
ることにより、爪22を一斉に起立させて、その
先端を柱21から内方に向かつて突出させる。こ
うして爪22を起立させたときに、その先端部が
下チエーン89の爪93によつて支持されたルー
フパネルM1相互の間に入り込むようにパレツト
P1の持上げ高さが調整されている。さて、この
状態で下チエーン89を爪93が下方に移動する
ように回転駆動すると、ルーフパネルM1が下チ
エーン89の爪93から柱21の爪22へと乗り
移る。下チエーン89の爪93は、柱21の爪2
2にルーフパネルM1を引渡した後に、自重また
はルーフパネルM1に当つて傾倒する。こうし
て、スタツカ14からパレツトP1へルーフパネ
ルM1が移し替えられると、リフタ18を下降さ
せて、そのパレツトP1を空のものと交換する。
る。平積み用パレツトP1は、リフタ18に載せ
られて持上げられる。パレツトP1の上昇時に
は、製品支持爪22を傾倒状態にして、その先端
を柱21内に隠しておく。そして、パレツトP1
が所定の高さまで持上げられると、爪22にこれ
の背後からノツクアウトプレート23を押し当て
ることにより、爪22を一斉に起立させて、その
先端を柱21から内方に向かつて突出させる。こ
うして爪22を起立させたときに、その先端部が
下チエーン89の爪93によつて支持されたルー
フパネルM1相互の間に入り込むようにパレツト
P1の持上げ高さが調整されている。さて、この
状態で下チエーン89を爪93が下方に移動する
ように回転駆動すると、ルーフパネルM1が下チ
エーン89の爪93から柱21の爪22へと乗り
移る。下チエーン89の爪93は、柱21の爪2
2にルーフパネルM1を引渡した後に、自重また
はルーフパネルM1に当つて傾倒する。こうし
て、スタツカ14からパレツトP1へルーフパネ
ルM1が移し替えられると、リフタ18を下降さ
せて、そのパレツトP1を空のものと交換する。
このパレツト交換時においても、ルーパネルM
1は中断されることなくスタツカ14に送り込ま
れてくる。このときに、一時的に上チエーン88
を連続駆動から下チエーン89と同様の間欠ピツ
チ駆動に切換えて、上チエーン88にルーフパネ
ルM1を保持させる。これにより、パレツト積載
作業が中断することなく、連続して行なわれる。
1は中断されることなくスタツカ14に送り込ま
れてくる。このときに、一時的に上チエーン88
を連続駆動から下チエーン89と同様の間欠ピツ
チ駆動に切換えて、上チエーン88にルーフパネ
ルM1を保持させる。これにより、パレツト積載
作業が中断することなく、連続して行なわれる。
立積み用パレツトへの積載作業
つぎに、製品MがサイドパネルM2の場合につ
いて説明する。サイドパネルM2は、昇降スイン
グフレーム45に吸着されて90度回転下降して、
水平姿勢から垂直姿勢になる。こうして垂直に向
きを変えられたサイドパネルM2の上方には、製
品吊掛装置15のフツクキヤリヤ102,103
が待機している。そして、吊掛用フツク104,
105を水平から垂直にすると、その下端部がサ
イドパネルM2にあけられた窓に引掛けられる。
こうして、サイドパネルM2をフツク104,1
05から吊り下げ状態にしてフツクキヤリヤ10
2,103を前進させると、その下方に配備され
た立積み用パレツトP2上にサイドパネルM2が
運び込まれ、サイドパネルM2の窓に吊掛用ハン
ガ25が挿通される。フツクキヤリヤ104,1
05が停止したところで、フツク104,105
を水平姿勢に戻すことにより、吊掛用ハンガ25
にサイドパネルM2が吊掛積載される。フツクキ
ヤリヤ102,103の移動距離は、パルスモー
タ112により、1つのパレツトP2に対し漸次
小さくなるように設定され、サイドパネルM2は
ハンガ25上に、その基端部から先端部にかけて
一定間隔で順次積載されていく。また、吊掛用フ
ツク104,105は2対あるから、対をなすも
のによつて、吊掛積載作業が交互に行なわれる。
いて説明する。サイドパネルM2は、昇降スイン
グフレーム45に吸着されて90度回転下降して、
水平姿勢から垂直姿勢になる。こうして垂直に向
きを変えられたサイドパネルM2の上方には、製
品吊掛装置15のフツクキヤリヤ102,103
が待機している。そして、吊掛用フツク104,
105を水平から垂直にすると、その下端部がサ
イドパネルM2にあけられた窓に引掛けられる。
こうして、サイドパネルM2をフツク104,1
05から吊り下げ状態にしてフツクキヤリヤ10
2,103を前進させると、その下方に配備され
た立積み用パレツトP2上にサイドパネルM2が
運び込まれ、サイドパネルM2の窓に吊掛用ハン
ガ25が挿通される。フツクキヤリヤ104,1
05が停止したところで、フツク104,105
を水平姿勢に戻すことにより、吊掛用ハンガ25
にサイドパネルM2が吊掛積載される。フツクキ
ヤリヤ102,103の移動距離は、パルスモー
タ112により、1つのパレツトP2に対し漸次
小さくなるように設定され、サイドパネルM2は
ハンガ25上に、その基端部から先端部にかけて
一定間隔で順次積載されていく。また、吊掛用フ
ツク104,105は2対あるから、対をなすも
のによつて、吊掛積載作業が交互に行なわれる。
パレツトP2に規定枚数のパネルM2が積載さ
れると、パレツト交換が行なわれる。この交換時
に、フツク104,105で吊掛けられて運ばれ
てくるサイドパネルM2をサブスタツカ106の
アーム116で支持しておき、空のパレツトP2
が所定位置に設置されると、これにアーム116
で支持されているパネルM2を移し替える。
れると、パレツト交換が行なわれる。この交換時
に、フツク104,105で吊掛けられて運ばれ
てくるサイドパネルM2をサブスタツカ106の
アーム116で支持しておき、空のパレツトP2
が所定位置に設置されると、これにアーム116
で支持されているパネルM2を移し替える。
考案の効果
この考案によれば、受筒内から連結ピンが退出
した状態でスライドが昇降すると、昇降スイング
フレームが昇降し、受筒内に連結ピンが進入した
状態でスライドが昇降すると、連結ピンを中心と
して昇降スイングフレームが揺動するから、受筒
内に対し連結ピンを進退させるだけの簡単な操作
により、しかもスライドだけの1つの駆動源によ
り複雑な制御を必要とすることなく、製品を降下
および回転させることができる。
した状態でスライドが昇降すると、昇降スイング
フレームが昇降し、受筒内に連結ピンが進入した
状態でスライドが昇降すると、連結ピンを中心と
して昇降スイングフレームが揺動するから、受筒
内に対し連結ピンを進退させるだけの簡単な操作
により、しかもスライドだけの1つの駆動源によ
り複雑な制御を必要とすることなく、製品を降下
および回転させることができる。
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は側面
図、第2図および第3図は、それぞれ第1図の
−線および−線矢視図、第4図から第6図
は、製品降下回転装置を示すもので、第4図は正
面図、第5図は第4図の−線にそう断面図、
第6図は第5図の−線にそう断面図、第7図
および第8図は、受渡し装置のサブキヤリヤを示
すもので、第7図は第4図の−線にそう断面
図、第8図は第7図の−線にそう断面図、第
9図はサブスタツカの側面図、第10図は吊掛装
置の側面図、第11図はサブスタツカおよび吊掛
装置の垂直縦断面図、第12図はパレツト積載作
業の説明図である。 11……製品搬出装置、12……製品降下回転
装置、34……装置フレーム、43……スライ
ド、45……昇降スイングフレーム、46……吸
着部材、50……受筒、51……連結ピン、5
6,57……連結ロツド、M1,M2……製品。
図、第2図および第3図は、それぞれ第1図の
−線および−線矢視図、第4図から第6図
は、製品降下回転装置を示すもので、第4図は正
面図、第5図は第4図の−線にそう断面図、
第6図は第5図の−線にそう断面図、第7図
および第8図は、受渡し装置のサブキヤリヤを示
すもので、第7図は第4図の−線にそう断面
図、第8図は第7図の−線にそう断面図、第
9図はサブスタツカの側面図、第10図は吊掛装
置の側面図、第11図はサブスタツカおよび吊掛
装置の垂直縦断面図、第12図はパレツト積載作
業の説明図である。 11……製品搬出装置、12……製品降下回転
装置、34……装置フレーム、43……スライ
ド、45……昇降スイングフレーム、46……吸
着部材、50……受筒、51……連結ピン、5
6,57……連結ロツド、M1,M2……製品。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 プレスから前方に向かつて2種類の製品M1,
M2をそれぞれ水平姿勢で搬出する製品搬出装置
11の前方に、2種類の製品M1,M2のうち、
一方の製品M1は水平姿勢のままで降下させる
が、他方の製品M2は水平姿勢から垂直姿勢とな
るように回転させる製品降下回転装置12が配置
され、 製品降下回転装置12が、装置フレーム34に
昇降自在に支持されているスライド43と、スラ
イド43の下方に間隔をおいて配置されかつ製品
吸着部材46が下向きに取付けられている昇降ス
イングフレーム45と、スライド43と昇降スイ
ングフレーム45を連結している連結ロツド5
6,57と、昇降スイングフレーム45の前縁部
に設けられた左右方向水平受筒50内に対し進退
しうるように装置フレーム34に軸方向に移動自
在に支持されている連結ピン51とを備えてい
る、プレス製品の取出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13569582U JPS5939040U (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | プレス製品の取出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13569582U JPS5939040U (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | プレス製品の取出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5939040U JPS5939040U (ja) | 1984-03-12 |
JPH0213385Y2 true JPH0213385Y2 (ja) | 1990-04-13 |
Family
ID=30305345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13569582U Granted JPS5939040U (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | プレス製品の取出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5939040U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6339795A (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-20 | 株式会社 ニユ−コン工業 | 穿孔機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53113579U (ja) * | 1977-02-17 | 1978-09-09 |
-
1982
- 1982-09-06 JP JP13569582U patent/JPS5939040U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5939040U (ja) | 1984-03-12 |
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