JP3330515B2 - 板状体のハンドリング装置 - Google Patents

板状体のハンドリング装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複層ガラスなどの板
状体を吸着して移動するハンドリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】板ガラスを吸着して移動するハンドリン
グ装置として、例えば特開平1−162649号公報
「板ガラスの吸着受渡し装置」がある。この装置は、同
公報の第1図に示されるとおり、パレット100上の5
〜10度傾いた板ガラスGを吸着盤18で吸着する。反
転アーム11を軸10を中心に180゜反時計方向に回
す。板ガラスGを受取り装置200に受け渡すというも
のである。この装置は板ガラスGを軸10を中心に反対
側に単純に移動するだけのものであり、ガラス工場など
の量産ラインには適している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガラス戸に
使用する板ガラスは縦横比が2:1の長方形板であり、
前記パレット100の形式によっては長辺が底になって
搬入される場合と、短辺が底になって搬入される場合と
がある。同様に、受取り装置200の形式によっては長
辺が底になった状態で受取る場合と、短辺が底になった
状態で受取る場合とがある。
【0004】量産ラインでは板ガラスの向きを固定する
ことが可能であるが、少量生産ライン、ガラス店、サッ
シュ店などでは板ガラスの向きを固定することはできな
い。そこで、本発明の目的は長方形の板状体を縦横気に
せずに取扱えるハンドリング装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、台車又はクレーンなどの移動手段に取付
ける機枠と、この機枠に水平軸回りに旋回可能に取付け
ロータリドラムと、このロータリドラムを前記機枠に
対して旋回自在/旋回不能にすることのできるブレーキ
機構と、前記ロータリドラムに取付けた旋回板と、この
旋回板にスイング可能に取付けたスイング部材と、この
スイング部材が第1軸回りにスイングするとき、この第
1軸に直交する第2軸回りにスイングするようにスイン
グ部材に取付けた吸盤支持枠と、この吸盤支持枠に取付
けた吸盤と、この吸盤を吸着状態にする真空発生器と
前記吸盤支持枠のスイング角度を制限するストッパと、
このストッパに吸盤支持枠を押しつけることで吸盤支持
枠のスイングを制限する枠押出し具と、からなり、この
枠押出し具でスイングを制限したときに前記吸盤支持枠
はほぼ鉛直になり、スイング自在にしたときに前記吸盤
支持枠はその下部が機枠に接近して5°程度傾斜するよ
うに、前記スイング部材並びに吸盤支持枠を第1軸並び
に第2軸に取付けたことを特徴とする板状体のハンドリ
ング装置である。
【0006】第1軸若しくは第2軸回りに吸盤支持枠を
スイングさせて傾けることによりパレット(入口側の運
搬具)上の傾斜板状体を吸盤で吸着する。吸盤支持枠を
水平軸回りに回すことにより板状体を自在に回わし、必
要により板状体に加工を施す。必要なら板状体を水平軸
回りに回したのち出口側の運搬具に受け渡せばよい。長
方形の板状体を縦横気にせずに自由に取扱うことができ
るから本発明のハンドリング装置は少量生産ラインに好
適である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る板状体のハンドリング
装置の正面図であり、板状体のハンドリング装置1は、
門型若しくは口型の機枠2と、この機枠2に立てたガイ
ドロッド3,3と、これらのガイドロッド3,3でガイ
ドされつつ昇降する昇降板4と、この昇降板4に水平軸
回りに旋回可能に取付けたロータリドラム5と、このロ
ータリドラム5に取付けた旋回板6と、この旋回板6に
枠首振り機構30(詳細は後述)を介して取付けた吸盤
支持枠8と、この吸盤支持枠8に取付けた5個の吸盤9
・・・とからなる。これらの吸盤9・・・はバキュームカップ
である。
【0008】吸盤支持枠8は、左右の縦枠8a,8b、
中間枠8c,8d、上下の横枠8e,8f及びその他の
補強材からなる。ただし、この吸盤支持枠8は旋回可能
であるため、左右上下は便宜上の呼称である。
【0009】図2は本発明に係る板状体のハンドリング
装置の側面図であり、前記機枠2を、移動手段13(例
えば、小径輪11及びキャスター12を備えた台車1
3)に取付けたことを示す。14はハンドルであり、作
業者がハンドル14を握って押し引きすることで機枠2
を自在に水平移動できることを示す。
【0010】図3は本発明に係る板状体のハンドリング
装置の背面図であり、機枠2の縦枠に沿って昇降手段と
してのロッドレス型エアシリンダ15,15を配置し、
シリンダアタッチメント16,16で昇降板4を支え、
且つスライドブロック17・・・を介して昇降板4をガイ
ドロッド3,3に連結したことを示す。ロッドレス型エ
アシリンダ15,15へ圧縮空気を供給し、又は排出す
ることにより、昇降板4を自在に昇降させることができ
る。
【0011】さらに、この昇降板4に取付けたロータリ
ドラム5にブレーキ機構20を取付ける。ブレーキ機構
20は、例えばロータリドラム5と、ブレーキシュー2
1,21と、これらのブレーキシュー21,21を移動
するためのリンクプレート22,22と、前記リンクプ
レート22,22をブレーキ側へ引くブレーキスプリン
グ24とからなる。23,23はブレーキ開放シリンダ
である。
【0012】ブレーキ解放シリンダ23,23に圧縮空
気を供給することで、ブレーキ解放状態になり、ロータ
リドラム5を自由に回転することができる。ブレーキ解
放シリンダ23,23から圧縮空気を排出すると、ブレ
ーキスプリング24がブレーキシュ21,21をロータ
リドラム5に強く押付け、摩擦力でロータリドラム5は
静止する。ブレーキ機構20は、停電やコンプレッサー
故障などでブレーキ解放シリンダ23,23への供給圧
がゼロになっても、ブレーキ側に作動するので安全であ
る。
【0013】図4は本発明に係る枠首振り機構の分解斜
視図であり、枠首振り機構30は、旋回板6に取付けた
ブラケット31,31と、これらのブラケット31,3
1に渡した第1軸32と、この第1軸32の一端から延
ばしたL字形のスイング部材33と、このスイング部材
33の先端(下端)と第1軸32とに渡した第2軸34
とからなる。第2軸34は第1軸32に直交する。第2
軸34を吸盤支持枠8の中間枠8dに接合することで、
旋回板6に対して吸盤支持枠8を第1軸32回りに傾け
ること及び第2軸34回りに傾けることができるように
したものが、枠首振り機構30である。
【0014】図5(a),(b)は本発明に係る吸盤支
持枠の背面図であり、図面が複雑になるので便宜上
(a),(b)に分けて記載した。(a)はエジェクタ
ー式真空発生器41、第1真空室42、第2オンオフ弁
43、第2真空室44の配置を示す。45,46は真空
ホース、47,47はフィルタである。オンオフ弁はオ
ンで流路を開き、オフで流路を閉じる形式の弁である。
以下同様。(b)は第2真空室44と吸盤9・・・とを真
空ホース48・・・で連結したことを示す。
【0015】図から明らかなように第1真空室42及び
第2真空室44を吸盤支持枠8の横枠8e,8fに形成
したことを特徴とする。横枠8e,8fを角パイプ又は
丸パイプで構成し、管端を気密構造にすれば容易に強度
メンバーに真空室を形成することができる。すなわち、
一般にこの種の真空室は球形容器を採用するが、球形容
器を吸盤支持枠8に取付けると重くなり、且つ邪魔にな
り、見栄えも悪くなる。この点において、本実施例によ
れば、重くならず、邪魔にならず、見栄えも悪くならな
い。
【0016】図6は本発明に係る吸着のための真空系統
図であり、5kg/cm2の圧縮空気をロータリジョイ
ント51を介して供給すると、第1オンオフ弁52が連
通していれば圧縮空気はエジェクター式真空発生器41
に至り、サイレンサ53を通じて吹出す。この過程で真
空発生器41では真空が発生する。そのため、第1真空
室42は時間とともに真空度が高まる。なお、真空発生
器41の発生真空最大値は−90kPa(−は大気圧を
基準にした負圧を示す。他も同様。)である。このとき
には、第2オンオフ弁43が大気開放状態になっている
ので、第2真空室44は大気圧である。第1真空室42
の真空度が所定値(例えば−60kPa)に達したら、
パイロットライン54を通じてパイロット弁55を切替
える。
【0017】図7は図6の作用図であり、前記パイロッ
ト弁55を切替えたことにより、パイロットライン56
を通じて第1オンオフ弁52が「閉」側に切換わり、真
空発生器41の運転を止める。従って、第2真空室44
が一定の圧より大気圧に近づくと、パイロット弁55及
び第1オンオフ弁52の作用で自動的に真空発生器41
を運転して、常に第1真空室42の真空度を保つ。ま
た、吸着作業をするには、作業員の手で手動操作弁57
を切替える。すると、パイロットライン58を通じて、
圧が第2オンオフ弁43に至り、この第2オンオフ弁4
3が図の様に切換わる。すると、第2真空室44が第1
真空室42に連通し、吸盤9・・・で板状体60を吸着す
ることができる。手動操作弁57を更に切替えれば(図
6参照)吸着を解消することができる。
【0018】ここで重要なことは、制御に圧縮空気の
みを使用すること、第1真空室42を介在させたこと
の2点である。 一般にこの種の制御は電磁弁を使用する。しかし、電
磁弁を使うと当然電気配線工事を要し、給電のためにハ
ンドリング装置に長いケーブルを引出さなければならな
い。更に、板状体を揮発性溶剤で清掃する工程を含む場
合には、引火の危険性もある。本実施例では圧縮空気の
みを使用するので、電気配線は不要であり、引火の危険
性もなく、溶剤を扱う塗装ラインや清掃ラインでも安心
して作業ができる。
【0019】真空発生器41で第2真空室44を直接
引く構造にすると、コンプレッサーが故障したり、ロー
タリジョイントが外れるなどのトラブルがあると、吸着
中の板状体が落下する。これに対して本実施例では真空
発生器41とは実質的に独立した第1真空室42を用い
て吸着するようにしたので、上記した圧縮空気系のトラ
ブルが発生しても、板状体60が落下する心配はない。
【0020】図8は本発明に係る吸盤支持枠のロック機
構の配置図であり、吸盤支持枠8は第1軸32及び第2
軸34を中心に回転可能な構造にした。このままでは吸
盤支持枠8は安定しない。そこで、吸盤支持枠8の中間
枠8cに枠押出し具61とストッパ62とを設けた。図
9(a),(b)は本発明に係るロック機構の詳細図で
ある。(a)は図8のa−a線断面図であり、枠押出し
具61は、例えば偏心カムであり、この偏心カムを回す
ことにより、中間枠8cを矢印の如く押出す。(b)
は図8のb−b線断面図であり、ストッパ62は、例え
ば旋回板6に取付けた鈎部材63と、中間枠8cに取付
けた鈎部材64とからなり、前記偏心カムの押出し作用
で中間枠8cが図面下方へ移動することを、鈎部材6
3,64の係りにより制限するものである。
【0021】この結果、図8において、吸盤支持枠8は
見掛け上、枠押出し具61とストッパ62と第1軸32
の右端部32aとの三点で支持されていることになり、
二点を結ぶ線を中心に傾こうとしても残りの一点が支え
となるために、吸盤支持枠8は図面表裏方向へ揺れる心
配はない。
【0022】以上に述べた板状体のハンドリング装置の
作用を次に説明する。図10(a),(b)は本発明に
係るハンドリング装置の作用説明図(前半)である。 (a)において、入口側の複層ガラス運搬具65に載っ
ている板状体としての複層ガラス60を取りにいく。こ
のときには吸盤支持枠8をスイング可能にしておき、5
゜程度傾いている複層ガラス60を吸盤9・・・で吸着
し、図示せぬロッドレス型エアシリンダにて複層ガラス
60を上昇させる。吸盤支持枠8は水平軸回りに旋回自
在であるから、入口側の複層ガラス運搬具65上の複層
ガラス60が横長/縦長の何れの向きであっても容易に
取扱うことができ、便利である。 (b)において、作業エリアに台車13を横引きし、そ
こで作業のしやすい高さに複層ガラス60を上昇又は下
降する。図では便宜上、複層ガラス60を上昇させた。
その位置で複層ガラス60の周囲にパッキン66を巻
き、更にサッシュ67を打込む。
【0023】図11(a),(b)は本発明に係るハン
ドリング装置の作用説明図(後半)である。 (a)で、吸盤支持枠8を90゜単位で回すことによ
り、複層ガラス60の各辺を上位にすることができる。
特に、サッシュ67の打込みは、「上向き作業」では負
担が大きいので、楽な「下向き作業」に替えることがで
きる。 (b)で、完成したガラス戸68を出口側のガラス戸運
搬具69に載せる。このときに出口側のガラス戸運搬具
69の形式に応じて、ガラス戸68を横長/縦長のいづ
れの姿勢にも向きを変えることができるので便利であ
る。
【0024】図10及び図11から明らかな如くサッシ
ュの取付作業は複層ガラス60を縦向き姿勢で行なう。
従って、複層ガラス60は搬入→作業→搬出の全てが縦
向きのままであることを特徴とする。この結果、作業エ
リアが複層ガラスを水平にする場合に比べて、小さくな
る。
【0025】図12は本発明の昇降手段の作用図であ
り、昇降手段としてのロッドレス型エアシリンダを便宜
上、エアシリンダ71,72とワイヤ73とアタッチメ
ント16とで模式図的に示した。サッシュ67は、かな
り強くハンマー74(ハンマーはゴムハンマー、木ハン
マーが好ましい。)で打込まなければならない。この衝
撃力はエアシリンダ71,72のエアクッションで吸収
することができる。昇降手段を、スクリューやボールス
クリューを基本としたメカニカルジャッキや電動シリン
ダとした場合には、衝撃吸収のためにスプリングやラバ
ーを別途介在させなければならないが、本実施例ではそ
の必要はない。
【0026】図13は本発明に係るハンドリング装置の
別実施例図であり、このハンドリング装置1Bは、機枠
2をトロリー式クレーン76に吊り下げたものである。
他の構成は図2と同じであるから、符号を準用して説明
を省略する。トロリー式クレーン76は、搬送経路が決
まっているため、大量生産に好適である。この様に本発
明のリフト枠2を取付ける移動手段は、台車、オーバヘ
ッドコンベア、フォークリフト、クレーンのいづれでも
よく、要はリフト枠2を水平及び上下に移動する手段で
あればよい。
【0027】尚、板状体は、複層ガラスの他、合せガラ
ス、普通の板ガラス、金属板、樹脂板、木質板のいづれ
であってもよい。また、真空発生器は電動モータを駆動
源としたロータリポンプ式、往復動ポンプ式、プランジ
ャポンプ式の真空ポンプであってもよい。
【0028】請求項1におけるハンドリング装置は、台
車又はクレーンなどの移動手段13に取付ける機枠2
と、この機枠2に水平軸回りに回転可能に取付けた旋回
板6と、この旋回板6にスイング可能に取付けたスイン
グ部材33と、このスイング部材33が第1軸32回り
にスイングするとき、この第1軸32に直交する第2軸
34回りにスイングするようにスイング部材33に取付
けた吸盤支持枠8と、この吸盤支持枠8に取付けた吸盤
9と、この吸盤9を吸着状態にする真空発生器41とか
らなるものであり、前記移動手段に昇降機能を持たせれ
ば、実施例に示したガイドロッド3,3、昇降板4、昇
降手段15は不要である。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、台車又はクレーンなどの移動手段に
取付ける機枠と、この機枠に水平軸回りに旋回可能に取
付けたロータリドラムと、このロータリドラムを前記機
枠に対して旋回自在/旋回不能にすることのできるブレ
ーキ機構と、前記ロータリドラムに取付けた旋回板と、
この旋回板にスイング可能に取付けたスイング部材と、
このスイング部材が第1軸回りにスイングするとき、こ
の第1軸に直交する第2軸回りにスイングするようにス
イング部材に取付けた吸盤支持枠と、この吸盤支持枠に
取付けた吸盤と、この吸盤を吸着状態にする真空発生器
、前記吸盤支持枠のスイング角度を制限するストッパ
と、このストッパに吸盤支持枠を押しつけることで吸盤
支持枠のスイングを制限する枠押出し具と、からなり、
この枠押出し具でスイングを制限したときに前記吸盤支
持枠はほぼ鉛直になり、スイング自在にしたときに前記
吸盤支持枠はその下部が機枠に接近して5°程度傾斜す
るように、前記スイング部材並びに吸盤支持枠を第1軸
並びに第2軸に取付けたことを特徴とする板状体のハン
ドリング装置である。
【0030】第1軸若しくは第2軸回りに吸盤支持枠を
スイングさせて傾けることにより入口側の運搬具上の傾
斜板状体を吸盤で吸着する。吸盤支持枠を水平軸回りに
回すことにより板状体を自在に回わし、必要により板状
体に加工を施す。必要なら板状体を水平軸回りに回した
のち出口側の運搬具に受け渡せばよい。長方形の板状体
を縦横気にせずに自由に取扱うことができるから本発明
のハンドリング装置は少量生産ラインに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板状体のハンドリング装置の正面
【図2】本発明に係る板状体のハンドリング装置の側面
【図3】本発明に係る板状体のハンドリング装置の背面
【図4】本発明に係る枠首振り機構の分解斜視図
【図5】本発明に係る吸盤支持枠の背面図
【図6】本発明に係る吸着のための真空系統図
【図7】図6の作用図
【図8】本発明に係る吸盤支持枠のロック機構の配置図
【図9】本発明に係るロック機構の詳細図
【図10】本発明に係るハンドリング装置の作用説明図
(前半)
【図11】本発明に係るハンドリング装置の作用説明図
(後半)
【図12】本発明の昇降手段の作用図
【図13】本発明に係るハンドリング装置の別実施例図
【符号の説明】
1…板状体のハンドリング装置、2…機枠、5…ロータ
リドラム、6…旋回板、8…吸盤支持枠、9…吸盤、1
3…移動手段、32…第1軸、33…スイング部材、3
4…第2軸、41…真空発生器(エジェクター式真空発
生器)、60…板状体(複層ガラス)、65…入口側の
運搬具、69…出口側の運搬具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B66F 9/06 B66F 9/06 A 9/14 9/14 Q 9/18 9/18 E (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68 B25J 15/00 - 15/12 B66F 9/00 - 9/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車又はクレーンなどの移動手段に取付
    ける機枠と、この機枠に水平軸回りに旋回可能に取付け
    ロータリドラムと、このロータリドラムを前記機枠に
    対して旋回自在/旋回不能にすることのできるブレーキ
    機構と、前記ロータリドラムに取付けた旋回板と、この
    旋回板にスイング可能に取付けたスイング部材と、この
    スイング部材が第1軸回りにスイングするとき、この第
    1軸に直交する第2軸回りにスイングするようにスイン
    グ部材に取付けた吸盤支持枠と、この吸盤支持枠に取付
    けた吸盤と、この吸盤を吸着状態にする真空発生器と
    前記吸盤支持枠のスイング角度を制限するストッパと、
    このストッパに吸盤支持枠を押しつけることで吸盤支持
    枠のスイングを制限する枠押出し具と、からなり、この
    枠押出し具でスイングを制限したときに前記吸盤支持枠
    はほぼ鉛直になり、スイング自在にしたときに前記吸盤
    支持枠はその下部が機枠に接近して5°程度傾斜するよ
    うに、前記スイング部材並びに吸盤支持枠を第1軸並び
    に第2軸に取付けたことを特徴とする板状体のハンドリ
    ング装置。
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