JP2595204Y2 - パワーショベル用掴みフォーク装置 - Google Patents

パワーショベル用掴みフォーク装置

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JP2595204Y2
JP2595204Y2 JP1992076824U JP7682492U JP2595204Y2 JP 2595204 Y2 JP2595204 Y2 JP 2595204Y2 JP 1992076824 U JP1992076824 U JP 1992076824U JP 7682492 U JP7682492 U JP 7682492U JP 2595204 Y2 JP2595204 Y2 JP 2595204Y2
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JP
Japan
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fork
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push
strap
power shovel
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JP1992076824U
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JPH0633885U (ja
Inventor
洋一 中村
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有限会社尾崎製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パワーショベルのアタ
ッチメントとして使用される両開き式の掴みフォーク装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両開き式の掴みフォーク装置とし
ては、本件出願人の出願に係る実開平1−78682号
公報に記載されたものが知られている。
【0003】この従来装置は、パワーショベルのブーム
の先端部に取り付けられる基台部を備え、この基台部に
1対のフォークの基端が独立して軸支され、前記ブーム
にストラップの基端が軸着されると共に、一方のフォー
クにプッシュリンクの一端が軸着され、このプッシュリ
ンクの他端とストラップの先端とプッシュシリンダの先
端が連結され、かつ両フォーク間に開閉同調手段が設け
られた構造となっていた。
【0004】そして、この従来装置の取り付けは、基台
部をブームの先端部に2ヵ所で固定すると共に、プッシ
ュリンクの他端をストラップの先端に連結することによ
り行われ、従って、合計3ヵ所止めとなっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来装置にあっては、その取り付けが3ヵ所止めとな
っているため、その着脱作業に多くの手間がかかる。ま
た、基台部を備えているため、重量が重くなるし、コス
ト的にも不利になるという問題があった。
【0006】本考案は、上記の問題点に着目して成され
たもので、その取り付けを2ヵ所止めにすることで着脱
作業を簡単にすると共に、パワーショベル用バケット等
の他のアタッチメントを装着する際にもブームに装着さ
れているストラップをそのまま利用して取り付けること
ができるようにする。また、基台部を取り除くことによ
り、軽量化及び低コスト化を図ることができ、また、両
フォークの開閉を簡単な手段で同調させることができる
ようにしたパワーショベル用掴みフォーク装置を提供す
ることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案のパワーショベル用掴みフォーク装置で
は、パワーショベルのブームの先端部に、1対のフォー
クの基端が同軸で軸支され、一端が前記ブームに軸着さ
れた状態でブームに装着されているストラップの他端に
プッシュシリンダの先端が連結され、一方のフォークに
第1プッシュリンクの一端が軸着され、この第1プッシ
ュリンクの他端と前記ストラップの他端とがプッシュシ
リンダの先端と共に連結され、前記第1プッシュリンク
に延長部が突設され、この延長部の先端と他方のフォー
クとが第2プッシュリンクで連結されている。
【0008】
【作用】本考案のパワーショベル用掴みフォーク装置
は、両フォークの基端がパワーショベルのブームの先端
部に同軸で軸支されているため、この軸支部の1ヵ所
と、第1プッシュリンクの他端がストラップの先端に連
結している連結部の1ヵ所との合計2ヵ所止めで取り付
けられる。従って、従来の3ヵ所止めに比べて、その着
脱作業が簡単になる。又、ストラップが一端を中間ブー
ムに軸着した状態で中間ブームに装着されたままになる
ため、次にアタッチメントとしてのパワーショベル用バ
ケット等を装着する際にも、このストラップをそのまま
利用して取り付けることができる。
【0009】又、両フォークがパワーショベルのブーム
に直接に軸支されているため、基台部が不要になり、そ
の分だけ軽量化及び低コスト化を図ることができる。
【0010】次に、両フォークの開閉動作を説明する
と、この両フォークの開閉は、プッシュシリンダの進退
により行われるもので、このプッシュシリンダの作動に
より第1プッシュリンクを介して一方のフォークが開閉
する。このとき、第1プッシュリンクは、その他端がス
トラップの先端に連結されているため、その移動時の軌
跡及び姿勢は、このストラップにより規制されて、一定
の軌跡及び一定の姿勢に保持される。
【0011】このようにして、第1プッシュリンクが一
定の軌跡及び一定の姿勢を保持しながら移動するするた
め、この第1プッシュリンクに第2プッシュリンクを介
して連結されている他方のフォークは、第1プッシュリ
ンクの移動に連動しながら、第2プッシュリンクを介し
て開閉する。
【0012】従って、プッシュシリンダの進退動作に伴
い、第1プッシュリンクを介して一方のフォークが開閉
し、同時に、第1プッシュリンク及び第2プッシュリン
クを介して他方のフォークが一方のフォークに同調して
開閉する。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面により詳述す
る。図1及び図2は実施例のパワーショベル用掴みフォ
ーク装置の側面図で、図1はフォークが閉じた状態を示
し、図2はフォークが開いた状態を示している。
【0014】図において、1はパワーショベルの中間ブ
ームで、その先端部に、1対をなす上側フォーク2aと
下側フォーク2bが取り付けられている。又、この中間
ブーム1には、先端よりやや基端寄り位置にストラップ
10の基端がピン11により軸着されており、このスト
ラップ10の先端にプッシュシリンダ12の先端が連結
される。尚、前記ストラップ10は、もともと基端がピ
ン11により中間ブーム1に軸着された状態で、この中
間ブーム1に備えられているもので、例えば、アタッチ
メントとしてのパワーショベル用バケットを装着する際
にも、このストラップ10を利用して取り付けることに
なる。
【0015】前記両フォーク2a,2bは、その基端が
共通のピン20により中間ブーム1の先端に同軸で軸支
されている。また、両フォーク2a,2bは、内向きに
湾曲して形成され、その外面の基端寄り位置にブラケッ
ト21,22が突設されている。なお、上側フォーク2
aは2本の爪が間隔を保持して並設され、下側フォーク
2bは3本の爪が間隔を保持して並設され、この下側フ
ォーク2bの爪の間隔内に上側フォーク2aの爪が位置
するように形成されている。
【0016】前記上側フォーク2aのブラケット21に
は、第1プッシュリンク3の一端がピン30により軸着
されている。この第1プッシュリンク3の他端は、前記
ストラップ10の先端にプッシュシリンダ12の先端と
共にピン31により連結されている。
【0017】前記第1プッシュリンク3の中ほどには、
両フォーク2a,2bの軸支部分を迂回するように湾曲
して延長部32が突設され、この延長部32の先端に第
2プッシュリンク4の一端がピン40により連結され、
この第2プッシュリンク4の他端が下側フォーク2bの
ブラケット22にピン41により連結されている。
【0018】次に、実施例の作用を説明する。まず、両
フォーク2a,2bの開閉動作を説明する。この両フォ
ーク2a,2bの開閉は、プッシュシリンダ12の進退
により行われるもので、このプッシュシリンダ12の進
出作動により第1プッシュリンク3を介して上側フォー
ク2aが開状態から図1のように閉じていく。
【0019】このとき、第1プッシュリンク3は、その
両端のピン30,31が、ストラップ10の基端側のピ
ン11を中心とした回動軌跡K1上と、上側フォーク2
aの軸支部のピン20を中心としたブラケット21の回
動軌跡K2上を通るように移動する。したがって、この
第1プッシュリンク3の移動時の軌跡及び姿勢は、この
両回動軌跡K1,K2により規制されて、中間ブーム1
の略軸心方向に向けた一定の軌跡及び一定の姿勢に保持
される。
【0020】このようにして、第1プッシュリンク3が
中間ブーム1の略軸心方向に向けた一定の軌跡及び一定
の姿勢を保持しながら移動するするため、この第1プッ
シュリンク3にその延長部32で連結された第2プッシ
ュリンク4を介して連結されている下側フォーク2b
は、第1プッシュリンク3の中間ブーム1の略軸心方向
に向けた移動に連動しながら、第2プッシュリンク4を
介して閉じていく。
【0021】従って、プッシュシリンダ12の進出動作
に伴い、第1プッシュリンク3を介して上側フォーク2
aが閉じていき、同時に、第1プッシュリンク3及び第
2プッシュリンク4を介して下側フォーク2bが上側の
フォーク2aに同調して図1のように閉じていく。
【0022】尚、プッシュシリンダ12が退入作動する
と、第1プッシュリンク3を介して上側フォーク2aが
閉状態から図2のように開いていき、これに同調して下
側フォーク2bが上述と同様の作用で開いていく。
【0023】又、本装置では、両フォーク2a,2bの
基端がパワーショベルの中間ブーム1の先端にピン20
によって同軸で軸支されているため、この軸支部の1ヵ
所と、第1プッシュリンク3の他端がストラップ10の
先端にピン31によって連結している連結部の1ヵ所と
の合計2ヵ所止めで取り付けられる。従って、従来の3
ヵ所止めに比べて、その着脱作業が簡単になる。この場
合、ピン20及びピン31による連結部で着脱されるた
め、ストラップ10は基端をピン11により中間ブーム
1に軸着した状態で中間ブーム1に装着されたままにな
る。従って、次にアタッチメントとしてのパワーショベ
ル用バケット等を装着する際にも、このストラップ10
をそのまま利用して取り付けることができる。
【0024】又、両フォーク2a,2bがパワーショベ
ルの中間ブーム1に直接に軸支されているため、基台部
が不要になり、その分だけ軽量化及び低コスト化を図る
ことができる。
【0025】以上、本考案の実施例を図面により説明し
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、例えば、両フォークの形状や本数等は任意である。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のパワーシ
ョベル用掴みフォーク装置にあっては、両フォークを同
軸で軸支したため、第1プッシュリンクとストラップと
の連結部を加えても、その取り付けが2ヵ所止めにな
り、着脱作業が簡単にできる。又、ストラップが一端を
中間ブームに軸着した状態で中間ブームに装着されたま
まになるため、次にアタッチメントとしてのパワーショ
ベル用バケット等を装着する際にも、このストラップを
そのまま利用して取り付けることができる。
【0027】また、従来と異なり、基台部が不要なた
め、軽量化及び低コスト化を図ることができる。
【0028】また、両フォークの開閉手段が、パワーシ
ョベルのブームに予め取り付けられているストラップに
加えて、第1プッシュリンクと第2プッシュリンクだけ
という簡単な構造でありながら、両フォークを同調して
開閉できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のパワーショベル用掴みフォーク装置の
フォークが閉じた状態を示す側面図である。
【図2】実施例のパワーショベル用掴みフォーク装置の
フォークが開いた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 中間ブーム 10 ストラップ 12 プッシュシリンダ 2a 上側フォーク 2b 上側フォーク 3 第1プッシュリンク 4 第2プッシュリンク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーショベルのブームの先端部に、1
    対のフォークの基端が同軸で軸支され、一端が前記ブー
    ムに軸着された状態でブームに装着されているストラッ
    プの他端にプッシュシリンダの先端が連結され、一方の
    フォークに第1プッシュリンクの一端が軸着され、この
    第1プッシュリンクの他端と前記ストラップの他端とが
    プッシュシリンダの先端と共に連結され、前記第1プッ
    シュリンクに延長部が突設され、この延長部の先端と他
    方のフォークとが第2プッシュリンクで連結されている
    ことを特徴としたパワーショベル用掴みフォーク装置。
JP1992076824U 1992-10-09 1992-10-09 パワーショベル用掴みフォーク装置 Expired - Lifetime JP2595204Y2 (ja)

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