JPH04155022A - 油圧式掘削機械の作業機装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、折り畳み式ブームを備えてなる油圧式掘削機
械の作業機装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の従来技術としては、本発明者が先に提案の特開
平１−１４２１３５号に開示されたものがある。これは
、図示しないが、下部走行体と、第１ブームと第２ブー
ムとからなる折り畳み式ブーム、アーム及びパケット並
びにこれらを俯仰せしめる各油圧シリンダを備える作業
機を搭載する上部旋回体とからなる油圧式掘削機械にお
いて、前記下部走行体は前部にパケット保持器を備える
と共に、前記作業機は、ブームの折り畳み開閉時の回動
角度内において第１ブームの回動点と同第１ブームシリ
ンダのｒ４端ピン結合部とが死点になる関係を備え、か
つ、第１ブームと第２ブームとの離合部位にこれらを自
在に繋止するピン結合部を備える構成となっている。上
記死点とは、第１ブームの回動点と同第１ブームシリン
ダの両端ピン結合部との力ベクトルが直線上に位置する
ときを指し、この死点では、第１ブームシリンダの伸縮
力は第１ブームの回動に寄与しないようになる、かかる
従来構成における作動は、パケット保持器にパケットを
引っ掛は又は把持せしめ、ブームシリンダ、アームシリ
ンダ及びパケットシリンダを浮き状態又は伸縮状態に切
替え操作又は同時操作せしめたときに生ずるパケット保
持器からの反力を利用することにより、第１ブームを死
点に対して通過せしめ、第１ブームと第２ブームとの折
り畳み開閉を行わせしめるものである。この結果、該油
圧式掘削機械の格納姿勢を容易に小さくせしめ、これに
より、格納時や輸送時における該油圧式掘削機械の場積
を小さくせしめる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかるに上記従来の構成では、ブームの折り畳み開閉時
の死点通過は、上述のとおり、ブームシリンダ、アーム
シリンダ及びパケットシリンダの３本のシリンダを浮き
状態にしたり又は伸縮状態にするための切替え操作又は
同時操作を煩雑に行わなければならないという欠点があ
る。

本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、操作性の良い
油圧式掘削機械の作業機装置を提供することを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕　゛ 上記目的を達成するため二本発明に係わる油圧式掘削機
械の作業機装置は、第１図を参照して説明すれば、下部
走行体】と、第１ブーム２と第２ブーム３とからなる折
り畳み式ブーム及びアーム４並びにこれらを俯仰せしめ
る各油圧シリンダ２１．４１を備える作業機を搭載する
上部旋回体６とからなる油圧式掘削機械において、下部
走行体１は前部にアーム保持！Ｓ７を備えると共に、前
記作業機は、ブーム２．３の折り畳み開閉時の回動角度
内において第１ブーム２の回動点Ｓｌと同第１ブームシ
リンダ２１の両端ピン結合部Ｓ２、Ｓ３とが死点Ｓにな
る関係を備え、かつ、第１ブーム２と第２ブーム３との
離合部位にこれらを自在に繋止可能なるピン結合部２２
．３２を備える構成とした。

〔作　用〕

上記構成によれば、アーム４をアーム保持５７に引っ掛
は又は把持せしめ、ブームシリンダ２１及びアームシリ
ンダ４１を浮き状態又は伸縮状態に同時に又は切替えて
作動せしめることにより、アーム保持器７から反力を得
て、この反力により、死点Ｓに対して第１ブーム２を通
過せしめ、第１ブーム２と第２ブーム３との折り畳み開
閉を行わせしめるようになる。

〔実施例〕

本発明の実施例とその作動とを第１図〜第４図を参照し
て以下説明する。実施例は、同図に示すとおり、ホイー
ル式油圧式掘削機械に採用し−てみたものである。勿論
、ホイール式に限る必要はなく、履帯式油圧式ｍ削機械
に採用してもよい、第１図において、油圧式掘削機械は
下部走行体１と上部旋回体６とからなる。この上部旋回
体６には運転席や作業機が装着されている。後者作業機
は、順に、折り畳み式の第１ブーム２及び第２ブーム３
、アーム４、アタッチメント５（本例ではパケットであ
るが、ブレーカやクランプなどであってもよい）並びに
これらを俯仰せしめる各油圧シリンダ４１．５１．６１
などから構成されている、かかる構成において、下部走
行体１は前部にアーム保持５７を備えている。このアー
ム保持ｒ５７は単にアーム４を引っ掛けるだけの構成の
ものから、アーム４を自在に繋止するピン結合の構成の
もの、又は把持機構のものと各種準備することができる
。他方上部旋回体６の作業機は、ブーム２．３の折り畳
み開閉時の所定回動角度において第１ブーム２の回動点
Ｓｌと同第１ブームシリンダの両端のピン結合部Ｓ２、
Ｓ３とが死点Ｓになる関係を備えると共に、第１ブーム
２とＷ４２ブーム３との離合部位にこれらを自在に腎止
するピン結合８２２．３２を備える構成となっている。

上記死点Ｓの意味は従来の技術で説明したものと同義で
ある１次に作動を説明する。第１図は実ｋｆＨの格納姿
勢を示す図、第２図はブーム折り畳み開閉姿勢において
第１ブームが死点位置に在るときを示す図、第３図はブ
ーム折り畳み開閉姿勢における第１ブームの死点通過後
又は死点通過前を示す図、第４図は該実施例の作業姿勢
を示す図である、先ず、格納姿勢から作業姿勢（第１図
呻第４図）への移行操作を説明する。該実施例の格納姿
勢は、第１図に示されるように、アーム保持器７にアー
ム４が保持された状態で、ブーム２．３が折り畳まれて
いる。そこで作業姿勢に移行するには、ブームシリンダ
′２１を伸長せしめつつ、アームシリンダ４１を伸長又
は浮きの状態にすることにより、第１ブーム２を死点状
態にせしめる（第２図）０次にアームシリンダ４１を伸
長せしめつつ、ブームシリンダ２１を浮きの状態にする
ことにより、第１ブーム２を死点通過（第２図→第３図
）せしめる。次に、ブームシリンダ２１とアームシリン
ダ４１とを微調整伸縮せしめて、第１ブーム２のピン結
合部２２と第２ブーム３のピン結合部３２とを合わせて
後、これらにピン８を嵌挿せしめて第１ブーム２と第２
ブーム３とを一体化する０次に図示しないがアーム４を
アーム保持器７から外した後、作業を開始する０次に作
業姿勢から格納姿勢（第４図に）第１図）への移行操作
を説明する。アーム４をアーム保持器７に繋止せしめた
後、ピン８をピン結合部２２．３２から抜取り、ブーム
シリンダを浮き状態にしつつ、アームシリンダ４１を縦
めて作業姿勢を格納姿勢にする（第４図悼第１図）、上
記実施例から分かるように、従来技術のように、パケッ
トシリンダ５１を使用することなく、ブームシリンダ２
１とアームシリンダ４１との２本のシリンダを操作する
だけで８昌に該油圧式掘削機械の作業機装置を格納姿勢
から作業姿勢又は作業姿勢から格納姿勢へと移行するこ
とが可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、折り畳み式ブームの第１ブームが
回動角度内において死点を備え、かつ、下部走行体にア
ーム保持器を備えるという本発明の油圧式掘削機械の作
業機装置によれば、該油圧式掘削機械の作業機装置を格
納姿勢から作業姿勢又は作業姿勢から格納姿勢へと移行
するに、単にアームシリンダとブームシリンダとの２本
のシリンダを操作するだけで実施することができるよう
になる。この結果、オペレータの操作習熟性の向上を促
進することができるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の格納姿勢を示す図、第２図は実施例の
ブーム折り畳み開閉姿勢において第１ブームが死点位置
に在るときを示す図、第３図は実施例のブーム折り畳み
開閉姿勢における第１ブームの死点ｉｌｌｌｌ過信死点
通過的を示す図、第４図は実施例の作業姿勢を示す図で
ある。 １・・・・下部走行体、　　　２・・・・第１ブーム３
　、、、、第２ブーム、　　　４・・・・アーム５・・
・・アタッチメント、 ２１．４１．５１・・・・油圧シリンダ、６・・・・上
部旋回体 ７・・・・アーム保持器 ｓｌ・・・・第１ブームの回動点 Ｓ２．　Ｓ３・・・・第１ブームシリンダのピン結合部
Ｓ・・・・死点

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下部走行体１と、第１ブーム２と第２ブーム３とからな
   る折り畳み式ブーム及びアーム４並びにこれらを俯仰せ
   しめる各油圧シリンダ２１、４１を備える作業機を搭載
   する上部旋回体６とからなる油圧式掘削機械において、
   下部走行体１は前部にアーム保持器７を備えると共に、
   前記作業機は、ブーム２、３の折り畳み開閉時の回動角
   度内において第１ブーム２の回動点Ｓ１と同第１ブーム
   シリンダ２１の両端ピン結合部Ｓ２、Ｓ３とが死点Ｓに
   なる関係を備え、かつ、第１ブーム２と第２ブーム３と
   の離合部位にこれらを自在に繋止可能なるピン結合部２
   ２、３２を備えた構成を特徴とする油圧式掘削機械の作
   業機装置。