JP3620549B2 - ブレーカ内蔵アーム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は掘削作業機(以下ショベルという)と破砕作業機(以下ブレーカという)とを一緒に備えたブレーカ内蔵アーム付油圧ショベルの作業機の構造に関するものである。
【従来の技術】
従来のブレーカ内蔵アーム付油圧ショベルにおける作業機は図7に示すような構造のものを使用していて、図7では水平にブレーカを打てる範囲hと、垂直に打てる範囲vとを同時に1つの図に表示した。
図において、aはブレーカ内蔵アーム、bはバケット、cはチゼル、dは油圧ショベル、eはブーム、fはアームシリンダ、gはバケットリンク、hは水平打ち範囲、vは垂直打ち範囲を示す。
なおこの種のブレーカ内蔵アーム付油圧ショベルの技術は、本出願人が既に実願平3−31050 号(実開平4−119847号公報)として提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記従来の作業機では、ブレーカ内蔵アームまたはブレーカ本体を、ショベルとしてのバケットの動きを創成するリンク装置のアームとして兼用しているため、ブレーカを使う場合には、ブームの力をかける角度位置が決まってしまい、ブレーカに取り付けたチゼルの方向を、アームにより調節することができず、垂直に打てる範囲が極めて少なく、チゼル先端位置の移動には車両を移動させなければならず、破砕面に対して角度調整ができず、作業の的確な対応に機能が不十分というような不具合がある。
この発明はこのような不具合を解決することをその課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の課題に対してなさたもので、大アームと小アームを一体に固定する2個のピンの内、固定ピンを脱着可能とし、該固定ピンを第1ピン穴に取り付けて大アームと小アームとが一体のアームを構成している時は、ショベルとして、バケットシリンダによりバケットを回動するが、該固定ピンを第2ピン穴または第3ピン穴に取りつけて、バケット回転固定手段としてバケットの動きを停止した時は、ブレーカとして、バケットシリンダにより他の1個の支点ピンを回転中心として大アームを回動すると共に、アームシリンダにより小アームを回動して、チゼルを取付けたブレーカを、一定範囲にわたり平行移動可能とした。
【0005】
【作用】
上述の構成により、ブレーカ内蔵アームとしては当然、バケットとブレーカを交換する必要なしに、バケットを付けたままチゼルをブレーカに取付け、ブレーカ作業を必要に応じて適宜行うことができると共に、アームシリンダやバケットシリンダは、全く同じままの部品を使用できるほか、ブレーカが回動可能となるため、チゼルの角度の調整が可能で、垂直打ちにおける作業可能範囲が拡大すると共に、水平打ちにおいては作業可能範囲が大幅に拡大することになる。
【0006】
【実施例】
以下この発明の実施例について、図面により説明する。
図1はブレーカ内蔵アーム作業機の第1実施例の側面図、図2は図1の作業機のアーム部分の正面図、図3は作業機の第2実施例の側面図、図4は図3のブレーカを回動した状態の側面図である。
図1において、油圧ショベル1(図示せず)のブーム16の先端に取付けられた小アーム8には、吊り下げられるように大アーム7が連結されている。
大アーム7にはブレーカ12が固定されていて、ブレーカ12の先端部にバケット4やバケットリンク6、プッシュリンク5が配置されていて、バケットシリンダ3によりショベルとしてのバケット掘削状態E、バケットダンプ状態Dの動きを創成している。
【0007】
作業機をショベルとして使用する場合、チゼル19を外して、支点ピン9と第1ピン穴Aに固定ピン10などの固定手段とによって、大アーム7と小アーム8とが連結し、両者が一体のアームとなって、バケットの回動が可能となっている。
バケットシリンダ3を伸長して、バケット4をバケット掘削状態Eにして、チゼル19をブレーカ12に取り付けた状態で、ブレーカとして作業を行う場合は従来のブレーカ内蔵アームと全く同じ機能となるが、この発明の場合は固定ピン10を第1ピン穴Aからオペレータが取外し、バケット4の動きを停止するバケット固定手段13の第2ピン穴Bに取り付けて、バケットシリンダ3を縮めることにより、ブレーカ12が支点ピン9を中心に前方へ回動可能となり、チゼル19の先端を最大状態Cの位置まで移動することができる。
【0008】
このバケット3による回動と、アームシリンダ15とブーム16を操作して、小アーム8の回動とを組合せることで、チゼル19の位置の移動が容易となる。
固定ピン10を取り付けてバケット4の動きを停止するバケット固定手段13の第2ピン穴Bは、バケット4とプッシュリンク5に限らず、例えばバケットリンク6とブレーカ12の先端部の第3ピン穴B’等に設けても、同様にバケット4を固定することができる。
【0009】
図2は図1の作業機のアーム部分の正面図で、アームシリンダ15に連結した小アーム8に対して、支点ピン9を介して大アーム7が連結され、その内部にブレーカ12が取付けられている。、
ブレーカ12の先端部には、バケットリンク6等が取付けられている。
【0010】
図3はブレーカ内蔵アーム作業機の第2実施例の側面図を示し、図4は図3のブレーカを回動した状態を示す側面図である。
図3はバケットシリンダ3を伸ばしてバケット4を掘削状態にして、ブレーカ12にチゼル19を取付けている。
ブレーカ12は小アーム8に、支点ピン9と固定ピン10とにより一体に固定されている。
図4は小アーム8にブレーカを固定しているピンのうち、固定ピン10を取外しバケット固定手段13に取付け換えて、バケットシリンダ3を短縮して、支点ピン9を中心にブレーカ12本体を回動した状態を示している。
すなわち図1における大アーム7の役割をブレーカ12本体そのものに担わせた構造となっている。
【0011】
図5は垂直打ちの範囲Vを示す側面図で、油圧ショベル1のブーム16の先端に取り付けられた小アーム8と、ブレーカ12を固定した大アーム7とを、各々アームシリンダ15とバケットシリンダ3とを操作し、併せて回動することにより、作業機の操作のみで垂直方向のブレーカ作業可能範囲Vを広くすることができる。
【0012】
図6は水平打ちの範囲Hを示す側面図で、ブレーカチゼル19をほぼ水平位置に保ちながら、小アーム8と大アーム7とを、各々アームシリンダ15とバケットシリンダ3とを操作し、水平方向のブレーカ作業可能範囲Hを大幅に拡大することができる。
【0013】
角度調整を行う場合、従来のブレーカ内蔵アームにおいては、アームシリンダ15を使用して行うため、アームシリンダ15の動きとブレーカチゼル先端の動きの倍率が大きく、調整が困難であったが、この発明においてはブレーカチゼル先端の動きをバケットシリンダ3を使用して行うために、倍率が小さく微調整が容易にできるので、オペレータの操作性が格段に向上して、ブレーカの作業能率が上がると共に、疲労も少なくなる。
【0014】
【発明の効果】
この発明は以上詳述したように、垂直打ちの範囲が広くなる他に、ブレーカの角度調整が可能となり、水平打ちの作業範囲が大幅に拡大する効果も併せて持つことに加えて、バケットシリンダによりブレーカチゼルの角度調整をするので微調整が容易となり、垂直打ちの場合に作業中のブレーカチゼルの角度変化の修正が容易で、オペレータの操作が楽になり、疲労が少なく作業能率の向上に寄与することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のブレーカ内蔵アーム作業機の第1実施例の側面図である。
【図2】図1の作業機のアーム部分の正面図である。
【図3】この発明の第2実施例の側面図である。
【図4】図3のブレーカを回動した状態の側面図である。
【図5】垂直打ちの範囲を示す側面図である。
【図6】水平打ちの範囲を示す側面図である。
【図7】従来のブレーカ内蔵アーム作業機の側面図である。
【符号の説明】
1 ブレーカ内蔵アーム付油圧ショベル
3 バケットシリンダ
4 バケット
6 バケットリンク
7 大アーム
8 小アーム
9 支点ピン
10 固定ピン
12 ブレーカ
13 バケット回転固定手段
19 チゼル
A 第1ピン穴
B 第2ピン穴
B’ 第3ピン穴

Claims (4)

  1. ブレーカ内蔵アーム付油圧ショベル(1) において、
    ブレーカ(12)を固定した大アーム(7) と小アーム(8) との2個のアームを、支点ピン(9) と第1ピン穴(A)に取り付けた固定ピン(10)とにより一体に形成して、バケットシリンダ(3) 及びバケット(4)による掘削作業機のアームとして使用すると共に、
    固定ピン(10)を、第1ピン穴(A)から取り外してバケット回転固定手段(13)の第2 ピン穴(B)に取り付けることによりバケット(4) の動きを停止して、バケットシリンダ(3)により大アーム(7) と小アーム(8) を、支点ピン(9) を介したリンク装置として形成して、チゼル(19)を取り付けたブレーカ(12)を、支点ピン(9) を中心に回動可能な破砕作業機とした
    ことを特徴とするブレーカ内蔵アーム
  2. ブレーカ(12)本体が大アームとなり、小アーム(8) と共に、支点ピン(9) を介してバケットシリンダ(3) によりリンク装置を構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のブレーカ内蔵アーム
  3. バケットリンク(6) に第3ピン穴(B')を設けて、第1ピン穴(A) から取り外した固定ピン(10)を第3ピン穴(B')に取付け可能とし、バケット固定手段(13)に代えた
    ことを特徴とする請求項1記載のブレーカ内蔵アーム
  4. バケットリンク(6) に第3ピン穴(B')を設けて、第1ピン穴(A) から取り外した固定ピン(10)を第3ピン穴(B')に取付け可能とし、バケット固定手段(13)に代えた
    ことを特徴とする請求項2記載のブレーカ内蔵アーム。
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