JPH09242104A - パワーショベル - Google Patents

パワーショベル

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JPH09242104A
JPH09242104A JP8054751A JP5475196A JPH09242104A JP H09242104 A JPH09242104 A JP H09242104A JP 8054751 A JP8054751 A JP 8054751A JP 5475196 A JP5475196 A JP 5475196A JP H09242104 A JPH09242104 A JP H09242104A
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JP
Japan
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boom
swing body
upper swing
excavation work
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Application number
JP8054751A
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English (en)
Inventor
Rinta Denda
林太 伝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeuchi Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takeuchi Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/38Cantilever beams, i.e. booms;, e.g. manufacturing processes, forms, geometry or materials used for booms; Dipper-arms, e.g. manufacturing processes, forms, geometry or materials used for dipper-arms; Bucket-arms
    • E02F3/382Connections to the frame; Supports for booms or arms
    • E02F3/384Connections to the frame; Supports for booms or arms the boom being pivotable relative to the frame about a vertical axis

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Shovels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘削作業装置をシフトした際に、作業者が身
体を大きく捩じらなくてもバケットの動きを見ることが
できるパワーショベルを提供する。 【解決手段】 上部旋回体9と別体に設けられ、掘削作
業装置22のブーム1の後端部に軸着されたブームブラ
ケット4と、一端がブームブラケット4の幅方向の一方
側に軸着され、他端が上部旋回体9の幅方向の一方側に
軸着され、上部旋回体9の旋回面と平行な面上で回動す
る第1リンク5と、一端がブームブラケット4の幅方向
の他方側に軸着され、他端が上部旋回体9の幅方向の他
方側に軸着され、上部旋回体9の旋回面と平行な面上で
回動する第2リンク6と、一端が第1リンク5または第
2リンク6と回動可能に連結され、他端が上部旋回体9
に軸着されたスイングシリンダ12とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパワーショベルに関
する。さらに詳細には、下部走行体と、該下部走行体上
に設けられた旋回軸を中心に走行面と平行な面上で旋回
する上部旋回体と、該上部旋回体に装着されてバケッ
ト、アームおよびブームを有して掘削作業をする掘削作
業装置とを備え、機体の右または左の側溝の掘削作業を
安全な視野で行うことができるよう、掘削作業装置を好
適に側方へオフセットすることが可能なパワーショベル
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、前記上部旋回
体30に走行面と直交するように固定された縦軸ピン3
1に、ブームブラケット32が回動可能に軸着され、そ
のブームブラケット32に前記ブーム33の後端である
ブームフート部が、ブーム33が上下方向に回動できる
ように軸着されているブームスイング式パワーショベル
がある。このパワーショベルによれば、一端がブームブ
ラケット32に軸着され、他端が上部旋回体30に軸着
されたシリンダ装置(スイングシリンダ34)によっ
て、ブームブラケット32を介して掘削作業装置35を
縦軸ピン31を中心に左右に回動できる。すなわち、前
記縦軸ピン31は、パワーショベルの上部旋回体30の
前部に上部旋回体の旋回中心から適当な距離を離して設
けられており、推軸として作用する。そして、前記スイ
ングシリンダ34の伸縮作動によって掘削作業装置35
を左右に回動できるが、その作動角度は、右または左に
略90度程度(想像線で示した位置A)、反対側に略5
0度程度(中心線で示した位置B)を回動させているの
が現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブームスイ
ング式のパワーショベルの側溝掘削作業の性能は車幅の
外側からどれだけ離れた位置を好適に掘削できるかで決
まる。側溝の掘削作業では、パワーショベルの下部走行
体の走行方向と平行(道路なり)に掘削を進めて行くこ
とが通常である。すなわち、走行方向と掘削作業装置の
中心線とが平行になった状態で掘削作業が行われる。従
って、どれだけ側方へ離れた位置を掘削できるかは、前
記ブームブラケットの回動角度の大きさと、上部旋回体
の旋回中心とブームブラケットが回動する縦軸ピンとの
距離によって決まる。その上部旋回体の旋回中心と縦軸
ピンとの距離は、車体の大きさによって略決まり、同程
度の機械では90度回動した場合が最も大きくなる。ま
た、
【0004】前述した掘削方法を図6に基づいて具体的
に述べると掘削作業装置すなわちブームブラケット32
を上部旋回体30に対して最大の場合は90度を左(ま
たは右)に回動して、さらに上部旋回体30を前記と逆
の方向の右(または左)に90度旋回して、下部走行体
36と掘削作業装置35を平行な状態にして道路なりに
側溝の掘削作業を進めて行く。その場合に運転者は予め
設けられた運転席37で上部旋回体30の前方にむかっ
て操縦しているので、このときの操作は首または体を掘
削作業装置35(特にバケット38)の方向へねじ曲げ
て行うこととなる。そのような作業が続くと身体は必要
以上に疲労する。また、掘削作業装置35の動きは各部
分の動作方向と合わせて作動操作できるように設定され
ている。90度曲がった変態の状態では、ときには操作
のミスを招き、思わぬ事故を起こすこともあり、安全に
操作のできる機械の要望がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、掘削作業装置を
シフトした際に、作業者が身体を大きく捩じらなくても
バケットの動きを見ることができるように、運転席とバ
ケットとを好適な位置関係にすることができるパワーシ
ョベルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するに次の構成を備える。すなわち、本発明は、下部
走行体と、該下部走行体上に設けられた旋回軸を中心に
走行面と平行な面上で旋回する上部旋回体と、該上部旋
回体に装着されてバケット、アームおよびブームを有し
て掘削作業をする掘削作業装置とを備えるパワーショベ
ルにおいて、前記上部旋回体と別体に設けられ、前記掘
削作業装置の前記ブームの後端部に軸着されたブームブ
ラケットと、一端が前記ブームブラケットの幅方向の一
方側に軸着され、他端が上部旋回体の幅方向の一方側に
軸着され、上部旋回体の旋回面と平行な面上で回動する
第1リンクと、一端が前記ブームブラケットの幅方向の
他方側に軸着され、他端が上部旋回体の幅方向の他方側
に軸着され、上部旋回体の旋回面と平行な面上で回動す
る第2リンクと、一端が前記第1リンクまたは前記第2
リンクと回動可能に連結され、他端が上部旋回体に軸着
され、第1リンク、第2リンクおよび前記ブームブラケ
ットを介して前記掘削作業装置を側方へオフセットさせ
るべく駆動するシリンダ装置とを具備する。
【0007】また、前記第1リンクと前記第2リンクの
一端が前記ブームブラケットに軸着されている間隔より
も、第1リンクと第2リンクの他端が上部旋回体に軸着
されている間隔の方が大きいことで、左右に位置する側
溝をどちらも好適に掘削することができるよう、掘削作
業装置をバランスよく装着できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる好適な実施
例を添付図面と共に詳細に説明する。図1は本発明によ
るパワーショベルの一実施例を示す平面図であり、図2
は図1の実施例の側面図、図3および図4は図1の実施
例の使用状態を示す平面図である。20は下部走行体で
あり、クローラ等を駆動させてパワーショベルを走行さ
せるよう、車体の下部に設けられている。また、9は上
部旋回体であり、下部走行体20上に設けられた旋回軸
を中心に走行面と平行な面上で旋回する。下部走行体2
0の駆動機構および上部旋回体9を回転させる回転駆動
機構については公知の機構が採用されており、詳細な説
明を省略する。22は掘削作業装置であり、上部旋回体
9に装着されてバケット3、アーム2およびブーム1を
有して掘削作業をする。なお、各部材を作動させる動力
源は図2に示すように油圧シリンダによっている。
【0009】4はブームブラケットであり、上部旋回体
9と別体に設けられており、掘削作業装置22のブーム
1の後端部1aに軸着されている。ブーム1は、ブーム
ブラケット4にブーム1の長手方向と直交する方向に平
行に設けられた回動軸に軸着されており、その回動軸を
中心にして上下方向に回動する。
【0010】5は第1リンクであり、一端がブームブラ
ケット4の幅方向の一方側(走行方向の右側)に第1リ
ンクピン7によって軸着され、他端が上部旋回体9の幅
方向の一方側(走行方向の右側)に第2リンクピン8に
よって軸着され、上部旋回体9の旋回面と平行な面上で
回動する。また、6は第2リンクであり、一端がブーム
ブラケット4の幅方向の他方側(走行方向の左側)に第
3リンクピン10によって軸着され、他端が上部旋回体
9の幅方向の他方側(走行方向の左側)に第4リンクピ
ン11によって軸着され、上部旋回体9の旋回面と平行
な面上で回動する。
【0011】本実施例では、第1リンク5および第2リ
ンク6の他端は、上部旋回体9の前後方向に平行な中心
線について線対称となる位置(第1リンクピン8および
第4リンクピン11の位置)に軸着されている。第1リ
ンク5と第2リンク6は、同一の長さに設けられてい
る。また、第1リンク5と第2リンク5の一端が軸着さ
れた第1リンクピン7と第3リンクピン10の間隔より
も、第1リンクと第2リンクの他端が軸着された第2リ
ンクピン8と第4リンクピン11の間隔の方が大きく設
定されている。このように設けられていることで、左右
に位置する側溝をどちらも好適に掘削することができ
る。但し、本発明はこれに限らず、第1リンク5および
第2リンク6の上部旋回体9への軸着位置は限定されな
い。また、第1リンク5および第2リンク6とを同一の
長さに設けなくとも良いのは勿論である。むしろ、掘削
作業装置を左右の一方側のみへ好適にオフセットできれ
ば良い場合は、第1リンク5と第2リンク6の上部旋回
体9へ軸着位置を非対称にしたり、第1リンク5と第2
リンク6の長さを違えた方が良い場合がある。
【0012】12はスイングシリンダであり、一端(ロ
ッドの先端12a)が第1リンク5に一体に突起して設
けらえた連結部5aと回動可能に連結され、他端(シリ
ンダの後端12b)が上部旋回体9に軸着されている。
このスイングシリンダ12は、第1リンク5、第2リン
ク6およびブームブラケット4を有するリンク機構を介
して掘削作業装置22を左右にオフセットさせるシリン
ダ装置として駆動する。なお、スイングシリンダ12は
第2リンク6側に連結するように配設されても、上記の
リンク機構を好適に駆動できるのは勿論であり、さらに
は複数のシリンダ装置を駆動源とすることも可能であ
る。また、駆動装置としては、他の動力源例えばモータ
を利用することができるが、機構の簡略化のためと、油
圧源を利用できる油圧ショベルにあっては、シリンダ装
置が好適である。
【0013】本実施例のリンク構成は、ブームブラケッ
ト4と、上部旋回体9の取付部との間に、二つのリンク
5、6を介設しており、いわゆる四節リンクになってい
る。また、その四節リンクは四節平行リンクとせず、線
対称に形成したが変則的な長さとし、ブームブラケット
4が、上部旋回体9の中心近傍では上部旋回体9と平行
状態となり、右に移動したときは若干左に回動するよう
に、左に移動したときは若干右に回動するようなリンク
比率で構成した。
【0014】以下に本発明の構成を従来技術と比較して
説明する。ブームブラケット4に二つの支点及び上部旋
回体9に二つの支点をそれぞれ設けて第1リンク5、第
2リンク6をリンクピン7、8、10、11で連結して
スイングシリンダ12を第1リンクに連結して構成し
た。すなわち、図5の従来構造のブームシリンダ方式の
パワーショベルに比較して第1リンク5、第2リンク
6、リンクピン7、8、10、11が追加され、スイン
グシリンダ12の取り合わせを置き換えた構成とした。
【0015】上部旋回体9の前部に設けられたブームブ
ラケット4は、二つのリンク5、6によって上部旋回体
9に連結支持されている。ブームブラケット4が上部旋
回体9の中心近傍にあるときは、上部旋回体9の中心線
と掘削作業装置9の中心線は一致する状態または平行の
状態であって、従来のブームスイング式の機械の中央部
に掘削作業装置33を保持している場合と同様の形態
(図5参照)である。本実施例にあっては、その状態
は、第1リンク5に連結しているスイングシリンダ12
によって好適に維持できる。
【0016】スイングシリンダ12を伸縮作動させる
と、第1リンク5は第2リンクピン8を中心にして左右
方向に回動する。それと同時に、第1リンク5の一端に
第1リンクピン7によって取り付けられたブームブラケ
ット4は左右に移動する。このとき、ブームブラケット
4はその他方側に連結している第2リンク6とも連動す
る。上記二つのリンク5、6のリンク作用により、ブー
ムブラケット4は上部旋回体9の中心線から左右に回動
し、所望する距離を移動することができる。
【0017】この場合に各部材の寸法関係が四節平行リ
ンク機構になっていると、ブームブラケットの左右への
移動は上部旋回体の中心線と平行に移動する。その場合
の側溝の掘削に有効な距離は前記移動による移動量と等
しい。本実施例では、四節平行リンクとせず、前述した
ように、右に移動したときには掘削作業装置の中心線が
若干左に向くように回動し、左に移動したときには反対
に若干右に向くように回動するリンク機構の構成にし
た。このリンク機構の構成は、左右への移動量と回動角
度の関係、または所望する側溝の範囲と掘削作業装置の
姿勢の関係で定める設計者の意図によって決定されるも
のであるが、四節平行リンクとしないことで、オフセッ
トの距離を大きくとることができると共に、掘削作業装
置による掘削部分が正常な視界に収まるように好適に設
定できる。すなわち、掘削作業装置の最も重要な部分の
バケットを直視できるように、バケットと運転席とを好
適な位置関係にすることができるのである。
【0018】次に上記実施例の使用状態について図1、
図3および図4に基づいて具体的に説明する。先ず、図
1に示すように、スイングシリンダ12を略中間位置で
保持した状態では、掘削作業装置22およびブームブラ
ケット4の基準線(中心線)と上部旋回体との基準線
(中心線)は一致する状態または平行の状態にある。
【0019】図3はスイングシリンダ12を伸長した状
態であり、第1リンク5を左に回動させることで四節リ
ンクの作用によって、ブームブラケット4を左に移動す
る共に掘削作業装置22を右に振った状態となってお
り、上部旋回体を左に旋回して下部走行体20の中心線
と掘削作業装置22の中心線とが平行になっている。す
なわち、スイングシリンダ12を伸長方向に作動すると
第1リンク5は第2リンクピン8を中心に回動してその
第1リンク5の基端部にブームブラケット4を第1リン
クピン7で連結してあるのでブームブラケット4も連動
して上部旋回体9の左側に移動する。そのとき、ブーム
ブラケット4のもう一方の支点に第2リンク6を第3リ
ンクピン10で連結、上部旋回体9に第4リンクピン1
1で連結しているのでブームブラケット4は、図3に示
すように若干右に回動した位置関係になり、掘削作業装
置22およびブームブラケット4の中心線P−Pと、走
行方向が平行になっており、掘削作業装置22が好適に
左側方へオフセットされている。
【0020】図4はスイングシリンダ12を収縮した状
態であり、第1リンク5を右に回動させることで四節リ
ンクの作用によって、ブームブラケット4を右に移動す
る共に掘削作業装置22を左に振った状態となってお
り、上部旋回体を右に旋回して下部走行体20の中心線
と掘削作業装置22の中心線とが平行になっている。す
なわち、掘削作業装置およびブームブラケット4の中心
線Q−Qと、走行方向が平行になっており、掘削作業装
置22が好適に右側方へオフセットされている。
【0021】次に従来のブームスイング式パワーショベ
ルと比較して本発明にかかるパワーショベルの作用効果
について説明する。従来技術のブームスイング式パワー
ショベルでは、掘削作業装置すなわちブームブラケット
を上部旋回体に対して最大の効果の場合は90度右また
は左に回動して、さらに上部旋回体を前記と逆の方向の
左または右に90度旋回して掘削作業装置を下部走行体
と平行な位置にして道路なりに側溝の掘削作業を行う。
その場合は運転者は上部旋回体の前方に向かって操縦し
ているので、このときの操作姿勢は首または体を掘削作
業装置の方向へねじ曲げて行うことになる。
【0022】これに対して、本発明においては、ブーム
ブラケット4が上部旋回体9の右または左に移動して、
右に移動したときは若干左に掘削作業装置22の中心線
が向くように回動して、左に移動したときは若干右に向
く回動をするようリンクを構成している。運転席は機械
の大きさにもよるが、小型の機械では略中央に、中型の
機械でも中央付近に位置しているので、掘削作業装置2
2はあたかも運転席14を中心にして左右に移動、回動
して掘削作業装置22の最も重要な部分のバケット3を
直視できるので、通常姿勢のパワーショベルと同等また
はそれ以上の視界が確保できる形態であり、首または体
をねじ曲げるなどで疲労することもなく、掘削作業装置
22の回動角度も若干に止めているために操作方向と作
業装置の動きが一致しているので違和感もなく、誤操作
による思わぬ事故を起こすこともない。操作に気を使う
ことなく安心して安全な作業ができるパワーショベルと
なっている。
【0023】また、本実施例のような変則的なリンクの
構成としたため、ブームブラケット4が上部旋回体9の
右または左に移動したとき、掘削作業装置22の中心線
が若干左または右に向くように回動する。これにより、
掘削作業装置22の側方へのシフトを大きくすることが
できる。単純な四節平行リンク機構の場合は有効な側方
への移動距離がL1(図3参照)程度であるのに対し、
本発明によれば、図3に示すように掘削作業装置22の
側方への移動距離L2を大きく確保できるのである。但
し、四節平行リンクでも、さらに片側だけに好適にオフ
セットできるようなリンク構成(例えば第1リンクと第
2リンクの長さが異なる構成)でも、上記のような操作
性の向上や安全性の向上ができるという効果を得ること
は勿論である。以上、本発明につき好適な実施例を挙げ
て種々説明してきたが、本発明はこの実施例に限定され
るものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多く
の改変を施し得るのは勿論のことである。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、ブームブラケットと第
1リンクおよび第2リンクとによって構成されるリンク
機構によって掘削作業装置をオフセットできるため、掘
削作業装置をオフセットした際に、作業者が身体を大き
く捩じらなくてもバケットの動きを見ることができ、運
転席とバケットとを好適な位置関係にすることができる
という著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるパワーショベルの一実施例を示
す平面図である。
【図2】図1の実施例の側面図である。
【図3】掘削作業装置を左側にシフトした状態を示す平
面図である。
【図4】掘削作業装置を右側にシフトした状態を示す平
面図である。
【図5】従来技術を示す平面図である。
【図6】図5の従来技術の使用状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ブーム 2 アーム 3 バケット 4 ブームブラケット 5 第1リンク 6 第2リンク 7 第1リンクピン 8 第2リンクピン 9 上部旋回体 10 第3リンクピン 11 第4リンクピン 12 スイングシリンダ 14 運転席 20 下部走行体 22 掘削作業装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体と、該下部走行体上に設けら
    れた旋回軸を中心に走行面と平行な面上で旋回する上部
    旋回体と、該上部旋回体に装着されてバケット、アーム
    およびブームを有して掘削作業をする掘削作業装置とを
    備えるパワーショベルにおいて、 前記上部旋回体と別体に設けられ、前記掘削作業装置の
    前記ブームの後端部に軸着されたブームブラケットと、 一端が前記ブームブラケットの幅方向の一方側に軸着さ
    れ、他端が上部旋回体の幅方向の一方側に軸着され、上
    部旋回体の旋回面と平行な面上で回動する第1リンク
    と、 一端が前記ブームブラケットの幅方向の他方側に軸着さ
    れ、他端が上部旋回体の幅方向の他方側に軸着され、上
    部旋回体の旋回面と平行な面上で回動する第2リンク
    と、 一端が前記第1リンクまたは前記第2リンクと回動可能
    に連結され、他端が上部旋回体に軸着され、第1リン
    ク、第2リンクおよび前記ブームブラケットを介して前
    記掘削作業装置を側方へオフセットさせるべく駆動する
    シリンダ装置とを具備することを特徴とするパワーショ
    ベル。
  2. 【請求項2】 前記第1リンクと前記第2リンクの一端
    が前記ブームブラケットに軸着されている間隔よりも、
    第1リンクと第2リンクの他端が上部旋回体に軸着され
    ている間隔の方が大きいことを特徴とする請求項1記載
    のパワーショベル。
JP8054751A 1996-03-12 1996-03-12 パワーショベル Pending JPH09242104A (ja)

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JP (1) JPH09242104A (ja)

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