JP2538128Y2 - めっき用ハンガーへのワーク装着装置 - Google Patents

めっき用ハンガーへのワーク装着装置

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JP2538128Y2
JP2538128Y2 JP1600992U JP1600992U JP2538128Y2 JP 2538128 Y2 JP2538128 Y2 JP 2538128Y2 JP 1600992 U JP1600992 U JP 1600992U JP 1600992 U JP1600992 U JP 1600992U JP 2538128 Y2 JP2538128 Y2 JP 2538128Y2
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work
clamper
clamp
hanger
clamp table
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JP1600992U
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幸一 増田
茂 佐々木
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Chuo Seisakusho KK
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Chuo Seisakusho KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、めっき用ハンガーへ平
板状のワークを自動的に装着することができるめっき用
ハンガーへのワーク装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】めっき槽の上面に一定間隔でめっき用ハ
ンガー受け台を配設し、ワークが装着されためっき用ハ
ンガーをキャリヤにより順次移動させつつめっきを行う
自動めっきラインにおいては、めっき用ハンガーへワー
クを装着するラインを併設している。ところがこの種の
めっき用ハンガーへのワーク装着装置はテーブル上のワ
ークの下端を受けた状態でワークをテーブルごと回転起
立させ、上方のハンガーのクランパにワークの上端をク
ランプさせるようにしているため、ワークの長さが異な
るとクランプ位置が変わってクランプできないという問
題があり、ワークの長さを変える場合にはワーク装着装
置全体を改造しなければならず、コストが増大するとい
う問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、ワークの長
さが変わってもハンガーにワークをクランプさせること
ができるめっき用ハンガーへのワーク装着装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、クランプテー
ブルの一端にワークの上端をクランプするクランパを取
り付けるとともに、上端をクランパにクランプされたワ
ークが略垂直状態に吊下保持される位置までクランプテ
ーブルを傾動させる傾動機構を前記クランプテーブルに
取り付け、また該クランプテーブルのクランパにクラン
プされて吊下保持されているワークをクランパ開閉装置
により開放されているハンガーのクランパ位置まで移動
させる進退動機構をクランプテーブルに取り付け、さら
にクランプテーブルのクランパとハンガーのクランパと
を互い違いに配置したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】クランプテーブル上にワークを載置したうえ、
クランプテーブル上のワークを開かれているクランパ間
に送り込んでワークの上端をクランプしたうえ傾動機構
を作動させてクランパ側が上となるようクランプテーブ
ルを回転起立させる。
【0006】クランプテーブルが起立されてワークが略
垂直状態に吊下保持されたら進退動機構を作動させ、ク
ランパ開閉装置により開放されたハンガーのクランパま
でクランプテーブルを移動させる。この時ハンガーのク
ランパとクランプテーブルのクランパは互い違いに配置
されているから、クランプテーブルのクランパはハンガ
ーのクランパに干渉されることなくワークをハンガーの
クランパ内に送り込むこととなる。そしてハンガーのク
ランパを閉じてワークの上端をクランプし、ワークがハ
ンガーにクランプされたらクランプテーブルのクランパ
を開いてワークを放す。ワークを放したクランプテーブ
ルはハンガーのクランパ間を通り抜けて後退し、旧状に
復帰される。このようにしてハンガーにクランプされた
ワークはハンガーを搬送するキャリヤによってめっき処
理工程へ移送されることとなる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図1、図2に示す第1の実施
例に基づいて詳細に説明する。1はめっき槽の前部に設
けられるクランプテーブルであり、該クランプテーブル
1の一端にはワークWの上端をクランプするクランプ爪
2aが設けられたクランパ2が取り付けられている。3は
クランプテーブル傾動用の傾動機構であり、該傾動機構
3は可動台4に中間を軸支されたクランプテーブル1の
アーム6に可動台4に枢着されたシリンダ5のロッドを
枢着したものである。該シリンダ5の作動によりクラン
プテーブル1はワークWの上端をクランプした水平状態
から、ワークWを略垂直状態に吊下保持する位置まで傾
動されるようになっている。
【0008】7はクランプテーブル1を前後動させる進
退動機構であり、該進退動機構7は基台8に設けられた
案内レール9に係合案内される可動台4と、該可動台4
を進退動させるシリンダ10とよりなるものである。
【0009】11はめっき槽の前部上方に設けられるク
ランパ開閉装置であり、該クランパ開閉装置11には後
記するクランパ13a をばね12のばね力に抗して開放す
る左右一対のシリンダ14が設けられている。13はワ
ークWを搬送するハンガーであり、該ハンガー13のク
ランパ13a とクランプテーブル1のクランパ2とは干渉
しないように互い違いに配置されている。またハンガー
13は図示しないキャリヤにフック15を係合されてめ
っき処理工程へ移送されるようになっている。
【0010】このように構成されたものは、クランプテ
ーブル1上にワークWを載置したうえ、ワークWを開放
されているクランパ2のクランプ爪2a間に送り込む。ワ
ークWがクランプされたら傾動機構3のシリンダ5を作
動させてワークWが垂直状態となるまでクランプテーブ
ル1を傾動させる。そしてワークWが垂直状態に吊下保
持されたらクランプテーブル1の進退動機構7でめっき
槽の前面で待機しているハンガー13のクランパ13a の
位置までクランプテーブル1を移動させる。
【0011】この時クランプテーブル1のクランパ2と
ハンガー13のクランパ13a とは互い違いに配設されて
いるので干渉することなく、ワークWはクランパ13a の
クランプ爪内に介入される。ワークWがクランプ爪内に
介入されたら、クランパ開閉装置11のシリンダ14を
逆作動させ、シリンダ14によって開かれていたクラン
パ13a はばね12のばね力で閉じワークWをクランプす
る。ワークWがハンガー13のクランパ13a でクランプ
されたらクランプテーブル1のクランパ2を開いてワー
クWを放したうえクランプテーブル1を後退させる。そ
の後ワークWをクランプしたハンガー13はキャリヤに
支持されてめっき処理工程へ移送されていく。そして旧
状に復帰されたクランプテーブル1上には再びワークW
が載置され、以下前記と同様の操作が繰り返されてワー
クWの装着が連続して行われることとなる。
【0012】また、第2の実施例はハンガーにワークの
下部を保持する下部保持部を設けたものであり、以下図
3から図9に示される実施例に基づいて詳細に説明す
る。21はめっき槽の前部に設けられるクランプテーブ
ルで、該クランプテーブル21の一端にはワークWの上
端をクランプするクランプ爪22a を設けたクランパ22
が取り付けられている。23はクランプテーブル傾動用
の傾動機構であり、該傾動機構23の複合シリンダ24
は後記する昇降機構20の昇降台20a に基端を枢着する
とともに他端を昇降台20a に枢着されるクランプテーブ
ル21のブラケット25に枢着されている。また複合シ
リンダ24は大小のストロークをもつ2種のシリンダ24
a 、24b を組み合わせたものである。
【0013】20はクランプテーブル21を昇降動させ
る昇降機構で、該昇降機構20は可動台26の側面に取
り付けられた案内レール27に係合案内される昇降台20
a と、該昇降台20a を昇降動させる複合シリンダ28と
よりなるもので、該複合シリンダ28は大小のストロー
クをもつ2種のシリンダ28a 、28b を組み合わせたもの
である。29は複合シリンダ28のロッドに枢着される
アームで、該アーム29により回動される軸30には先
端のローラ31を昇降台20a に嵌合させた昇降台昇降用
のアーム32が固着されている。
【0014】33はクランプテーブル21の進退動機構
で、該進退動機構33の複合シリンダ34は大小のスト
ロークをもつ2種のシリンダ34a 、34b とから組み合わ
せられている。39は基台40に設けられた可動台案内
用レール。11及び13はクランパ開閉装置及びハンガ
ーで、該ハンガー13のワークWの下部を支持する下部
保持部36を保持枠37に設けた点以外クランパ開閉装
置11及びハンガー13は前記第1の実施例と同様の構
成のため同一符号を付して説明を省略する。またハンガ
ー13のクランパ13aとクランプテーブル21のクラ
ンパ22とは第1の実施例と同様干渉しないように互い
違いに配設されている。
【0015】このように構成されたものは、クランプテ
ーブル21にワークWを載置したうえ、クランプテーブ
ル21上のワークWを開放されているクランパ22のク
ランプ爪22a 間に送り込んだうえクランプする。ワーク
Wがクランプされたら傾動機構23の複合シリンダ24
を作動させてクランプテーブル21を図3に鎖線で示さ
れるように垂直状態を若干越える位置まで起立させる。
【0016】クランプテーブル21にワークWが吊下保
持された状態で進退機構33のストロークの大きいシリ
ンダ34a を逆作動させて図 5に示すようにハンガー13
の開かれたクランパ13a間の若干下方にワークWの上
端を位置させる。そして昇降機構20のストロークの大
きいシリンダ28a を作動して図6に示すようにワークW
の上端がクランパ爪内に介在された状態とする。この上
昇によりワークWの下端はハンガー13の下部保持部3
6より上方に位置することとなるから、傾動機構23の
ストロークの小さいシリンダ24b を逆作動させて、ワー
クWを垂直状態としたうえ、進退機構33のストローク
の小さいシリンダ34b を逆作動させて一方のクランプ爪
にワークを添わせる。次に昇降機構20のストロークの
小さいシリンダ28b を逆作動させて図7に示されるよう
にワークWを若干下降させ下端をハンガー13の保持枠
37に設けられた下部保持部36に係止させる。
【0017】ワークWの下端が下部保持部36に係止さ
れたらクランパ開閉装置11のシリンダ14を逆作動さ
せて図8に示すようにクランパ13aをばね12の弾発
力で閉じ、ワークWの上部をクランパ13aでクランプ
する。ワークWがハンガー13に保持されたらクランプ
テーブル21のクランパ22を開いたうえ昇降機構20
のストロークが小さいシリンダ28b を作動させて図9に
示すようにクランプ22がワークWに引っ掛からないよ
うクランプテーブル21を若干上昇させたうえ進退動機
構33のストロークの小さいシリンダ33b を作動させ、
クランプテーブル21を若干後退させる。
【0018】次に昇降機構20のストロークの小さいシ
リンダ28b を逆作動させてクランプテーブル21を下降
させたうえ傾動機構23のシリンダ23a を逆作動させて
図9に鎖線で示すようにクランプテーブル21を水平状態
に回転させる。その状態で進退動機構33の複合シリン
ダ34を作動させてクランプテーブル21を旧状に復帰
させる。以下、水平状態のクランプテーブル21にワーク
Wを再び載置して前記と同様の操作をしてワークWの装
着を繰り返すものである。なお、第2の実施例の場合に
はハンガー13に下部保持部36を設けているためワー
クWの長さを変える際にはハンガー13の保持枠37の
みを交換してワークWの長さに対応することができる。
【0019】また第1及び第2の実施例において、ワー
クWは水平状態のクランプテーブル1、21に載置され
たうえクランプされているが、クランプテーブル1、2
1を傾動機構3、23で一旦逆方向に傾動させ、ワーク
Wをクランプテーブル1、21上で滑動させてワークW
の上端をクランパ2、22に当接させて位置決めしたう
えクランパ2、22にクランプさせるようにすれば、ワ
ークWの上端は自動的に位置決めされて人手による位置
決め作業や複雑な位置決め装置が不要となり、ランニン
グコストの低減や装置を安価に提供できることなる。
【0020】
【考案の効果】本考案は前記説明によって明らかなよう
に、クランプテーブル上のワークの上端をクランパにク
ランプするようにしたから、ワークの長さが変わっても
ハンガーのクランプ位置とクランプテーブルのワークを
クランプしたクランプ位置は常に一定となり、長さの異
なるワークでもワークの上端を支障なくクランプして装
着できる。またワークを略垂直状態に吊下保持したうえ
クランプテーブルを進退動させるようにしているから、
ワークの長さが大きく異なっても対応でき、さらにワー
クが長くても装置に干渉することなくワークをクランプ
位置まで容易に移動させることができるもので、従来の
問題点を解決して小さなワークから大きなワークまで自
由に装着できるめっき用ハンガーへのワーク装着装置と
して実用的価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す正面図である。
【図2】本考案の第1の実施例のハンガーの側面図であ
る。
【図3】本考案の第2の実施例を示す正面図である。
【図4】本考案の第2の実施例のハンガーの側面図であ
る。
【図5】本考案の第2の実施例においてワークを装着す
る直前を示す正面図である。
【図6】本考案の第2の実施例においてワークをクラン
プ爪間に位置させた状態を示す正面図である。
【図7】本考案の第2の実施例においてワークを下部保
持部に係止させた状態を示す正面図である。
【図8】本考案の第2の実施例においてワークをクラン
プした状態を示す正面図である。
【図9】本考案の第2の実施例においてワークのクラン
プ後クランクテーブルを離脱させた状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 クランプテーブル 2 クランパ 3 傾動機構 7 進退動機構 11 クランパ開閉装置 13 ハンガー 13a クランパ 21 クランパテーブル 22 クランパ 23 傾動機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプテーブル(1) の一端にワークW
    の上端をクランプするクランパ(2) を取り付けるととも
    に、上端をクランパ(2) にクランプされたワークWが略
    垂直状態に吊下保持される位置までクランプテーブル
    (1) を傾動させる傾動機構(3) を前記クランプテーブル
    (1) に取り付け、また該クランプテーブル(1) のクラン
    パ(2) にクランプされて吊下保持されているワークWを
    クランパ開閉装置(11)により開放されているハンガー(1
    3)のクランパ(13a) 位置まで移動させる進退動機構(7)
    をクランプテーブル(1) に取り付け、さらにクランプテ
    ーブル(1) のクランパ(2) とハンガー(13)のクランパ(1
    3a) とを互い違いに配置したことを特徴とするめっき用
    ハンガーへのワーク装着装置。
JP1600992U 1992-03-26 1992-03-26 めっき用ハンガーへのワーク装着装置 Expired - Lifetime JP2538128Y2 (ja)

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JPH0577265U JPH0577265U (ja) 1993-10-22
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JP4653633B2 (ja) * 2005-11-02 2011-03-16 株式会社太洋工作所 ワーク取付け装置
JP3174475U (ja) * 2012-01-10 2012-03-22 揚博科技股▲ふん▼有限公司 直立式回路板加工輸送装置
TWI561683B (en) * 2012-10-18 2016-12-11 Process Automation Int Ltd A hanger and an electroplating system with such a hanger

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Effective date: 19970131