JPS6354187A - 電気バリカン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】

本発明は電気バ１ノカン、殊に毛髪の切断（λを可変と
している電気バリカン（こ関するものである。

【背景技術］ 特公昭６０−３７７５３号公報に見られるように、カッ
ト状態と毛髪を間引くようにして切断するすき刈り状態
とに刃の構成を切り換えることができるものが提供され
ている。用途に応じて刃の状態を切り換えるられるよう
になっているこの踵の１２バリカンは、ユーザーの評判
もよいが、カット状態に設定している時に、切り過ぎて
しまうことが多々あるという問題が発生している。これ
は、電気バリカンの設計に際して、カット状態において
は、できるだけ良く切れるようにとの配慮がなされてい
ることがら、不慣れな人が使用すると、切れ味の良さ故
に、切り過ぎという４￥想を招くと考えられる。また、
丸刈り時に比して、さゎ刈りの際に失敗が多いのも特徴
である。 【発明の目的】 本発明はこのような、αに鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは不慣れな人でも切り過ぎの失敗を
招くことなく、カット、殊にされ刈ワを行なうことがで
きる電気バリカンを提供するにある。

【発明の開示】

しかして本発明に係る電気バリカンは、横歯状の固定刃
と、櫛歯状であり且つ固定刃に対して往？！１摺接駆動
される可動刃とを備元ている電気バリカンにおいて、固
定刃及び可動刃の全力）ｔの全域が有効切断領域とされ
る！＠１状想状態上記全刃溝の特定領域のみが有効切断
領域とされるｆｔ５２状態と、全刃溝のうちの特定の刃
溝のみが有効切断領域とされる第３状態とに切換自在と
されていることに特徴を有して、全刃溝の全域が有効切
断領域となる第１状態（カット状！りと、特定の刃溝の
みが有効切断領域となる第３状！３（すき刈り状態）と
に加えて、全刃溝の特定領域のみが有効切断領域となる
ために毛髪の切断量がカット状態よりも少なくなる第２
状態を選択することができるようにしだらのである。 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、第１
図乃至ｆＩＳ７図は本発明の一実施例を示すもので、直
方体状のハウジング１の長手力向一端に刃ブロック２が
着脱自在に取り付けられているこの電気バリカンは、ｔ
ｌｒＪ３図に示すように、そのハウジング１内にモータ
１０と蓄電池１１、充電回路等を実装した基板１２、そ
してハウジングｌの外面にハウジング１の技手方向に沿
ってスライド自在に配設されているハンドル３の操作に
伴なって、同じくハウジング１の技手方向に摺動する切
換プレート１３を備えており、上記モータ１０の出力軸
には偏心軸１４が取り付けられている。図中１５は刃ブ
ロック２の着脱用銅である。 ハウジング１の長手力向一端の一面に装ｙａされている
刃ブロック２は、基板２０とこの基板２゜に固着された
固定刃４、固定刃４に摺接する可動刃５、可動刃５に固
着されている案内板２３、可動刃５を固定刃４に押し付
ける押さえばね２４、そして基＆２１に紬２６によって
装着された回動板２５とからなるもので、ねじりコイル
ばねにて形成されているとともに、一端を可動刃５に連
結し且つ他端を基板２０にスライド自在に係合させてい
る押さえばね２４は、そのコイル部が回動板２５に取り
付けられたものとなっている。 そしてモータ１０の回軟は、偏心軸１４とこれに係合す
る案内板２３とによって、往復動に変換されて可動刃５
を固定刃４上において往復！ｌＪすせるものであり、共
に横歯状とされている固定力４及び可動刃５において、
その刃溝に導入される毛髪の切断がなされる。 ここにおいて、モータ１０への通電制御は、ハンドル３
と共に摺動する可動プレート１３に設けられた接点ばね
１６と基板１２との間に形成されるスイッチで行なわれ
るのであるが、このスイッチがオフの時と、ハンドル３
を一段だけ前進させてスイッチをオンとした時には、第
１図（ｃ）に示すように、固定力４の刃先と可動刃５の
刃先との間には図中Ｃで示す間隔がおいており、固定刃
４に形成されている浅溝状の刃溝４０と深溝状の刃溝４
１とのうち、可動刃５は深溝状の刃溝４１に対してだけ
重なるようになっている。すき刈り状態とされているわ
けである。 しかし、ハンドル３を更にもう一段前進させたならば、
可動プレート１３がら突設されている係合片１８が回動
板２５を回動させ、押さえばね１６のコイル部の位置を
前方側へと移動させるために、これに伴なって可動刃５
も前進して、第１図（ｂ）及び第４図に示すように、固
定刃４の刃先と可動刃５の刃先との間隔を図中Ｂで示す
ように短くするものであり、この結果、可動刃５は固定
刃４における深溝状の刃溝・ｔｌだけでなく、浅溝状の
刃溝４０の奥部とも重なる状態となる。 そしてハンドル３を更に前進させた時には、この時には
第１図（ａ）及び第５図に示すように、固定刃４の刃先
と可動刃５の刃先との間隔を図中Ａで示すようにごく短
いものとし、固定刃４における深溝状の刃溝４１及びｉ
ｊ！溝状の刃溝４０のほぼ全域に可動刃５が重なる状態
となる。 第１図（ａ）に示す状態が通常のカットに適した状態で
あるが、第１図（ｂ）に示した状態では、上記カット状
態と同じく、固定刃４の全刃溝でとらえた毛髪をカット
することがでさるとはいえ、可動刃５と固定刃４の刃溝
の大半を占める浅溝状の刃溝４０との重なりが浅く、刃
溝４０，４１にとらえられた毛髪の一部しかカットしな
い、このために、カット状態に比して、毛髪の切断量が
少なく、ゆっくりと刈れるものとなっているわけであり
、不慣れな使用者が慇わ刈りを行なっても、失敗するこ
とはまずない、尚、この状態における固定刃４刃先と可
動力５刃先との開隔Ｂは１　、５　ｚｘ以下である。こ
れ以上大さくすると、きわ刈りを行なう際に、切り残し
を生ずるおそれが高くなるからである。また本実施例で
は可動刃５を動かすことで、固定刃４との重なり具合を
変えるようにしているが、固定刃４の方を動かすように
してもよい。 第６図（、）はすき刈りを行なう際の電気バリカンの使
用状態を、同図（ｂ）はカットを行なう際の使用状態を
示している。ハウジング１の一面と平行となるように設
置されている固定刃４を下側とし、すき刈り時には固定
刃４と毛髪とが直角となるように、そして毛髪を撫でる
ようにして電気バリカンを下方に動かす、カット時には
同じく固定刃４が下側となるようにするものの、刃ブロ
ツク２側を起こして、逆に上へと電気バリカンを動かす
、固定刃４の刃先の下面側は、！＠７図に示すように、
可動刃５が摺接する上面側が二ツノ４２として形成され
ているのに対し、滑らかな面４３に形成されており、す
き刈りに際して電気バリカンを下方に動かすにあたり、
固定刃４と毛髪との開に引っ掛かりが生じないようにさ
れている。 第８図及び第９図あるいは第１０図は、可動刃５を動か
すのではなく、ハウジング１に装着したアタッチメント
６によって、カット状態とすき刈り状態、そしてこの両
状態の中間状態に相当する状！’！！！（きわ刈り状！
りを切り換えることができるようにしたものを示してい
る。第８図及び第９図に示す例では、ハウジング１の一
端に刃ブロック２を覆うようにしてアタッチメント６を
スライド自在に装着しており、第１０図に示す例では、
刃ブロック２における基板２０と固定力４との開にアタ
ッチメント６をスライド自在に装着している。 ６１はアタッチメント６のスライド掻作用のつまみであ
る。 ここにおけるアタッチメント６は、上記両側の場合のい
ずれにおいても、少数の４６０が前縁に設けられたもの
で、その動作状態を第１０図に示゛すアタッチメント６
で説明すると、第１１図（、）に示すように、７タツナ
メント６を最も引っ込めた状態においては、アタッチメ
ント６は固定刃４の各刃溝４０に重なることがなく、可
動刃５と固定刃４とはその全刃溝のほぼ全域において毛
髪の切断を行なう。アタッチメント６を一段前方へスラ
イドさせたならば、同図（ｂ）に示すように、固定刃４
及び可動刃４の刃溝の大半がアタッチメント６で覆われ
てしまい、毛髪の切断は各刃溝４０の開口部近傍におい
てのみ行なわれる。更にアタッチメント６を前進させた
時には、同図（ｅ）に示すように固定刃４の刃溝４０は
殆ど覆われてしまい、アタッチメント６（こ設置すられ
ている＠６０と合致する刃溝４０のみが毛髪の切断に寄
与する。すき刈り状態にセットされたわけである。尚、
アタッチメント６は可動刃５側に設けて、可動刃５の刃
溝５０を桓うようにしてもよい。 以上のいずれの実施例においても、可動刃５の振動数を
可変とすることは、カット状態と“きわ刈り“状態との
切断量の差を大きくすることに有効である。すなわち、
第１２図に示すように、定電圧回路ｖ、ｖ’やダイオー
ドＤあるいは抵抗Ｒを介してモータ１０に給電して低速
で作動させるか、バイパスさせてモータ１０を高速に作
動させるかを選択するスイッチＳを設けて、カット状態
とする時には可動刃５の振動数を高く、され刈ワ状態と
する時には可動刃５の振動数を低くすると、両状態にお
ける毛髪切断量の差が広がり、され刈り状態とした時に
、更にゆっくりと切断作業を行なうことができる。 尚、このスイッチＳは、第３図に示すところの可動プレ
ート１３と基板１２との間に設ければ、刃の植成の変更
に応じて自動的に可動刃５の振動数も変化させることが
できるが、第１３図に示すように、別途ハンドル１９に
て開１１’！されるものとして設けてもよい。この場合
は、刃の構成の変更と、振動数の変更とを個々に行なえ
るために、きわ刈ワ状態とした時の毛髪切断量の設定を
多段に行なうことができる。 皓１４図以下に更に他の実施例を示す、ここでは可動刃
５の振幅を変化させることによって、上記のカット、き
わ刈り、すき刈りの３状態を設定することができるよう
にしている。まず振幅の変更ｎｈｔについて説明すると
、第１５図に示すように、回転運動を往復運動に変換す
る部材である偏心軸１４を、その根元はど偏心量が大さ
く、先端はど偏心量が少なくなる形状とし、そしてハン
ドル３と共にハウソング１内でスライドする可動プレー
ト１３の係合片１８先端を、可動力５に対して前後に摺
動自在であり且つ押さえばね２４にて後方へと付勢され
ている案内板２３に当接させている。尚、可動刃５は前
後に移動することがないようにされている。 ハンドル３が後方にある時には、ｆｊＳ１７図（ａ）に
示すように、偏心軸１４における最も偏心ｔｅｌの大き
い部分が案内板２３と係合するために、可動刃５の振幅
は第１４図（、）にＤｌで示すように大きく、可動刃５
は一度の往復で多量の毛髪の切断を行なう、ハンドル３
を一段前方に移動させて、可動プレート１３を介し、案
内板２３を前方へ動かせば、この時には第１７図（ｂ）
に示すように偏心軸１４において偏心量が中間の値ｅ２
とされている部分が案内板２３と係合するために、可動
刃５の振幅は１１１１４図（ｂ）にＤ２で示すようにや
や小さくされる。可動刃５のある刃溝５０がその一往復
にて横切る固定刃４の刃溝４０の総数は、実質上、有効
切断領域の犬ささを現わすことになるために、この場合
においても、上記カット状態よりも、毛髪の切断量が少
なくされたことになる。 更にハンドル３を前方へ移動させて、案内板２３を最も
前進させた時には、第１７図（ｃ）に示すように偏心軸
１４における最も小さな値ｅ、の偏心量を持つ部分が案
内板２３と係合するために、可動刃５の振幅はｆｊＳ１
４図（ｃ）にり、で示すようにきわめて小さいものとな
る。そして、固定刃４の刃溝４０のピッチと可動刃５０
の刃溝５０のピンチとが異なるものとされているために
、Ｄ、で示される振幅で動く可動刃５は、図中Ｅで示す
部分においてのみ、固定刃４との間で毛髪の切断を行な
うものであり、他の部分では刃溝４０に毛髪が導入され
ていても、この毛髪は切断されない。従って、すき刈り
状態にセットされたことになる。 τ発明の効果】 以上のように本発明においてはカット状態及びすき刈り
状態に加えて、カット状態と同じく、固定刃及び可動刃
の全刃溝で毛髪の切断を行なうものの、有効切断ｇＲ域
が狭く、毛髪切断１が少ない状態も設定することができ
るものであり、不偵れな使用者がきわ刈りという最も難
しい操作を行なう場合でも、−度に切断される毛髪の量
が少なくて、ゆっくりと切断作業を行なうことが′″ｃ
！！するために、従来問題となっていた切り過ぎという
事態を招くことがないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）（ｂＨｃ）は本発明一実施例における乍用
説明図、ｐｌＳ２図は同上の斜視図、第３図は同上の破
断側面図、ＰＩ３図及び！Ｒ５図は同上の可動刃を前後
に動かした時の破断側面図、第６図（ａ）（ｂ）は使用
状態を示す側面図、第７図は同上の固定刃の刃先を示す
斜視図、ｔｔＳ８図は他の実施例の斜視図、第９図は同
上の縦断面図、第１０図は更に他の実施例の縦断面図、
第１１図（ａ）（ｂ）（ｃ）は同上の作用説明図、ｔｌ
Ｓ１２図（ａ）〜（ｄ）は可動刃の振動数変更用回路の
各側を示す回路図、第１３ＵＩＩは別の実施例の破断側
面図、第１・を図（ａＨｂＨｃ）は更に別の実施例の作
用説明図、第１５図及び第１６図は同上の断面図、第１
７図（ａＨｂ）（Ｃ）は同上の振幅切換動作を示す断面
図であって、４は固定刃、５は可動刃、６はアタッチメ
ント、４０，４１．５０は刃溝を示す。 代理人　弁理士　石　１）艮　七 第１図 第４図 第６図 第７図 第８図 第１１図 第１２図 第１４図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）櫛歯状の固定刃と、櫛歯状であり且つ固定刃に対
   して往復摺接駆動される可動刃とを備えている電気バリ
   カンにおいて、固定刃及び可動刃の全刃溝の全域が有効
   切断領域とされる第１状態と、上記全刃溝の特定領域の
   みが有効切断領域とされる第２状態と、全刃溝のうちの
   特定の刃溝のみが有効切断領域とされる第３状態とに切
   換自在とされていることを特徴とする電気バリカン。
2. （２）各状態の切換は、固定刃と可動刃との間の相対的
   移動にてなされることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の電気バリカン。
3. （３）固定刃と可動刃との各刃先の間隔が１．５ｍｍ以
   下の範囲内に、第１状態と第２状態とが設定されている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の電気バリ
   カン。
4. （４）各状態の切換は、固定刃または可動刃の刃溝を覆
   う量が可変とされているアタッチメントにてなされるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電気バリカ
   ン。
5. （５）各状態の切換は、可動刃の振幅が可変とされるこ
   とでなされることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の電気バリカン。