JPH0811146B2 - バリカン - Google Patents
バリカンInfo
- Publication number
- JPH0811146B2 JPH0811146B2 JP18998286A JP18998286A JPH0811146B2 JP H0811146 B2 JPH0811146 B2 JP H0811146B2 JP 18998286 A JP18998286 A JP 18998286A JP 18998286 A JP18998286 A JP 18998286A JP H0811146 B2 JPH0811146 B2 JP H0811146B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- movable blade
- comb
- pruning
- hair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
本発明は、固定刃の上を可動刃が往復摺動して毛髪を
刈る散髪用のバリカンに関する。
刈る散髪用のバリカンに関する。
従来のバリカンにあっては、第６図に示すように固定
刃１の櫛刃部３に溝の深さの浅いカット部４を数ピッチ
づつ設け、カット部４の数ピッチ毎に溝の深いすき刈り
部５を１ピッチづつ設けてあり、また可動刃２の櫛刃部
３には溝の浅い櫛刃状のカット部７を設けてあった。そ
して、可動刃２をモータの動力で左右に往復摺動できる
ようにしてある他、手動で可動刃２を前後に位置調整で
きるようにしてあり、第６図（ａ）に示すように可動刃
２を前進させて可動刃２のカット部７が溝の浅い固定刃
１のカット部４と重複した状態で可動刃２を左右に往復
させて通常のカットを行なえるようにし、また第６図
（ｂ）のように可動刃２を後退させて可動刃２のカット
部７が固定刃１のすき刈り部５とのみ重複するように
し、可動刃２を往復させてすき刈り部５ですき刈りでき
るようにしてあった。このように可動刃２を前後にスラ
イドさせるための機構としては、例えば第７図に示すよ
うなものがある。即ち、バリカン本体８内にモータ16と
駆動子12を内蔵し、モータ16と駆動子12の中間において
バリカン本体８内面のピン10にレバー11の基端を回動自
在に枢支してあり、バリカン本体８内に前後方向にスラ
イド自在に保持された駆動子12後端のベース部17に突設
されたピン状の枢支部13をレバー11の中央部に枢着して
ある。また、駆動子12の先部には横振動部18が設けられ
ていてベース部17と横振動部18との間は可撓性脚部19を
介して一体に形成されており、横振動部18の溝21にはモ
ータ16の軸に設けられた偏心軸20が嵌入されている。更
に、振動子12の先端に穿孔されている一対の透孔15には
可動刃２の上面に突設された突起14が嵌合されている。
しかして、レバー11の先端をつかんでいる切換えハンド
ル９をスライドさせるとレバー11が回動して駆動子12が
前後に移動させられ、駆動子12に押し引きされて可動刃
２が前後に摺動し、カット用とすき刈り用とに切換えら
れるのである。また、モータ16が回転すると可撓性脚部
19が撓み、偏心軸20の偏心運動が横振動部18の往復運動
に変換され、可動刃２が往復運動して固定刃１と可動刃
２とにより毛髪を刈るのである。 このように従来のバリカンであると、モータの動力に
より往復振動する可動刃２をモータとの接続状態を維持
したままで前後方向にもスライドできるようにしなけれ
ばならず、機械的構造が複雑になるという欠点があっ
た。また、機械的な機構により通常のカットとすき刈り
とを切り替えるようにしているので、故障の発生する可
能性も高かった。
刃１の櫛刃部３に溝の深さの浅いカット部４を数ピッチ
づつ設け、カット部４の数ピッチ毎に溝の深いすき刈り
部５を１ピッチづつ設けてあり、また可動刃２の櫛刃部
３には溝の浅い櫛刃状のカット部７を設けてあった。そ
して、可動刃２をモータの動力で左右に往復摺動できる
ようにしてある他、手動で可動刃２を前後に位置調整で
きるようにしてあり、第６図（ａ）に示すように可動刃
２を前進させて可動刃２のカット部７が溝の浅い固定刃
１のカット部４と重複した状態で可動刃２を左右に往復
させて通常のカットを行なえるようにし、また第６図
（ｂ）のように可動刃２を後退させて可動刃２のカット
部７が固定刃１のすき刈り部５とのみ重複するように
し、可動刃２を往復させてすき刈り部５ですき刈りでき
るようにしてあった。このように可動刃２を前後にスラ
イドさせるための機構としては、例えば第７図に示すよ
うなものがある。即ち、バリカン本体８内にモータ16と
駆動子12を内蔵し、モータ16と駆動子12の中間において
バリカン本体８内面のピン10にレバー11の基端を回動自
在に枢支してあり、バリカン本体８内に前後方向にスラ
イド自在に保持された駆動子12後端のベース部17に突設
されたピン状の枢支部13をレバー11の中央部に枢着して
ある。また、駆動子12の先部には横振動部18が設けられ
ていてベース部17と横振動部18との間は可撓性脚部19を
介して一体に形成されており、横振動部18の溝21にはモ
ータ16の軸に設けられた偏心軸20が嵌入されている。更
に、振動子12の先端に穿孔されている一対の透孔15には
可動刃２の上面に突設された突起14が嵌合されている。
しかして、レバー11の先端をつかんでいる切換えハンド
ル９をスライドさせるとレバー11が回動して駆動子12が
前後に移動させられ、駆動子12に押し引きされて可動刃
２が前後に摺動し、カット用とすき刈り用とに切換えら
れるのである。また、モータ16が回転すると可撓性脚部
19が撓み、偏心軸20の偏心運動が横振動部18の往復運動
に変換され、可動刃２が往復運動して固定刃１と可動刃
２とにより毛髪を刈るのである。 このように従来のバリカンであると、モータの動力に
より往復振動する可動刃２をモータとの接続状態を維持
したままで前後方向にもスライドできるようにしなけれ
ばならず、機械的構造が複雑になるという欠点があっ
た。また、機械的な機構により通常のカットとすき刈り
とを切り替えるようにしているので、故障の発生する可
能性も高かった。
本発明は叙上のような技術的背景に鑑みて為されたも
のであり、その目的とするところは機械的な機構を用い
ることなく簡単な構造で通常のカットとすき刈りとを切
り替えることができるようにすることにある。
のであり、その目的とするところは機械的な機構を用い
ることなく簡単な構造で通常のカットとすき刈りとを切
り替えることができるようにすることにある。
本発明のバリカンは、固定刃１と可動刃２とに夫々櫛
刃状の櫛刃部３を形成し、この両櫛刃部３のうち少なく
とも一方の櫛刃部３の一方側半部にピッチの小さなカッ
ト部４を設けると共に他方側半部にピッチの大きなすき
刈り部５を設け、固定刃１及び可動刃２のカット部４側
の半分もしくはすき刈り部５側の半分のいずれかをハー
フカバー６により覆うことができるようにして成ること
を特徴とするものである。しかして、固定刃１と可動刃
２の櫛刃部３にカットを行なう部分とすき刈りを行なう
部分とを同時に設けてあり、使用しない部分をハーフカ
バー６で覆って毛髪を刈らないようにして使い分けをす
るだけであるので、カットとすき刈りとの切換のための
機械的構造が必要なく、バリカンの機械的構造が簡単に
なると共に故障の恐れも少ないものである。 以下本発明の実施例を添付図に基いて詳述する。第１
図及び第４図に示すようにバリカン本体８の先端部には
固定刃１が固定されており、固定刃１の上には可動刃２
が左右に往復摺動可能に配設されている。第３図に示す
ように、固定刃１の前縁の櫛刃部３には一定ピッチの櫛
刃状のカット部４が形成されており、可動刃２の櫛刃部
３の一方側半部には固定刃１のピッチと同じピッチでピ
ッチの小さな櫛刃状のカット部４を設けてあり、可動刃
２の他方側半部にはカット部4,7のピッチよりも大きな
ピッチ（第２図では４倍のピッチ）の櫛刃状のすき刈り
部５が設けられている。なお、このカット部４とすき刈
り部５との溝の深さはほぼ等しいものである。また、可
動刃２の上面には一対の突片22が突設されていて突片22
間に嵌合溝23が形成されており、バリカン本体８内に内
蔵されたモータ16の軸24に取着された偏心カム25の偏心
軸20が嵌合溝23内に摺動可能に嵌合されている。しかし
て、モータ16を回転させると、偏心軸20と嵌合溝23の働
きでモータ16の回転運動は可動刃２の往復運動に変換さ
れるのである。 バリカン本体８の先端部には第５図に示すような略筒
状をしたアタッチメント26を嵌着できるようになってお
り、このアタッチメント26の先端の開口部分にはハーフ
カバー６を取り付けることができるようになっている。
ハーフカバー６は第５図に示すようにバリカン本体８の
櫛刃部３の幅の略二分の一程度の幅を有している。ハー
フカバー６の両端縁の内面には係合突起27が突設されて
おり、一方アタッチメント26の先端部の上面及び下面に
はアタッチメント26の略全幅に亘り、前記係合突起27を
スライド自在に嵌合させる係合溝28が凹設されている。
しかして、両係合突起27をバリカン本体８に嵌着された
アタッチメント26の係合溝28に嵌合させることによりハ
ーフカバー６をバリカン本体８の前端部に取り付けて固
定刃１及び可動刃２の片側半分だけを覆うことができる
ものであり、ハーフカバー６を係合溝28に沿ってスライ
ドさせることによりハーフカバー６により覆う側を変え
ることができるのである。第１図はカット部４側をハー
フカバー６により覆った状態を示しており、この状態で
バリカンを使用するカット部４側へはハーフカバー６に
より妨げられて毛髪は導入されず、刃の荒いすき刈り部
５側でのみ毛髪をカットできて毛髪のすき刈りを行なえ
るのである。逆に、ハーフカバー６ですき刈り部５側の
みをカバーして使用するとすき刈り部５へは毛髪が導入
されず、カット部４側でのみ毛髪の通常のカットを行な
えるのである。
刃状の櫛刃部３を形成し、この両櫛刃部３のうち少なく
とも一方の櫛刃部３の一方側半部にピッチの小さなカッ
ト部４を設けると共に他方側半部にピッチの大きなすき
刈り部５を設け、固定刃１及び可動刃２のカット部４側
の半分もしくはすき刈り部５側の半分のいずれかをハー
フカバー６により覆うことができるようにして成ること
を特徴とするものである。しかして、固定刃１と可動刃
２の櫛刃部３にカットを行なう部分とすき刈りを行なう
部分とを同時に設けてあり、使用しない部分をハーフカ
バー６で覆って毛髪を刈らないようにして使い分けをす
るだけであるので、カットとすき刈りとの切換のための
機械的構造が必要なく、バリカンの機械的構造が簡単に
なると共に故障の恐れも少ないものである。 以下本発明の実施例を添付図に基いて詳述する。第１
図及び第４図に示すようにバリカン本体８の先端部には
固定刃１が固定されており、固定刃１の上には可動刃２
が左右に往復摺動可能に配設されている。第３図に示す
ように、固定刃１の前縁の櫛刃部３には一定ピッチの櫛
刃状のカット部４が形成されており、可動刃２の櫛刃部
３の一方側半部には固定刃１のピッチと同じピッチでピ
ッチの小さな櫛刃状のカット部４を設けてあり、可動刃
２の他方側半部にはカット部4,7のピッチよりも大きな
ピッチ（第２図では４倍のピッチ）の櫛刃状のすき刈り
部５が設けられている。なお、このカット部４とすき刈
り部５との溝の深さはほぼ等しいものである。また、可
動刃２の上面には一対の突片22が突設されていて突片22
間に嵌合溝23が形成されており、バリカン本体８内に内
蔵されたモータ16の軸24に取着された偏心カム25の偏心
軸20が嵌合溝23内に摺動可能に嵌合されている。しかし
て、モータ16を回転させると、偏心軸20と嵌合溝23の働
きでモータ16の回転運動は可動刃２の往復運動に変換さ
れるのである。 バリカン本体８の先端部には第５図に示すような略筒
状をしたアタッチメント26を嵌着できるようになってお
り、このアタッチメント26の先端の開口部分にはハーフ
カバー６を取り付けることができるようになっている。
ハーフカバー６は第５図に示すようにバリカン本体８の
櫛刃部３の幅の略二分の一程度の幅を有している。ハー
フカバー６の両端縁の内面には係合突起27が突設されて
おり、一方アタッチメント26の先端部の上面及び下面に
はアタッチメント26の略全幅に亘り、前記係合突起27を
スライド自在に嵌合させる係合溝28が凹設されている。
しかして、両係合突起27をバリカン本体８に嵌着された
アタッチメント26の係合溝28に嵌合させることによりハ
ーフカバー６をバリカン本体８の前端部に取り付けて固
定刃１及び可動刃２の片側半分だけを覆うことができる
ものであり、ハーフカバー６を係合溝28に沿ってスライ
ドさせることによりハーフカバー６により覆う側を変え
ることができるのである。第１図はカット部４側をハー
フカバー６により覆った状態を示しており、この状態で
バリカンを使用するカット部４側へはハーフカバー６に
より妨げられて毛髪は導入されず、刃の荒いすき刈り部
５側でのみ毛髪をカットできて毛髪のすき刈りを行なえ
るのである。逆に、ハーフカバー６ですき刈り部５側の
みをカバーして使用するとすき刈り部５へは毛髪が導入
されず、カット部４側でのみ毛髪の通常のカットを行な
えるのである。
本発明は、叙述のごとく固定刃と可動刃の櫛刃部に通
常のカットを行なう部分とすき刈りを行なう部分とを同
時に設けてあり、使用しない部分をハーフカバーで覆っ
て毛髪を刈らないようにして使い分けをするだけである
ので、カットとすき刈りとの切換のための機械的構造が
必要なく、バリカンの構造が簡単になり、このため故障
の恐れが少なくなると共に組立が容易になり、コストも
低廉にできるものである。
常のカットを行なう部分とすき刈りを行なう部分とを同
時に設けてあり、使用しない部分をハーフカバーで覆っ
て毛髪を刈らないようにして使い分けをするだけである
ので、カットとすき刈りとの切換のための機械的構造が
必要なく、バリカンの構造が簡単になり、このため故障
の恐れが少なくなると共に組立が容易になり、コストも
低廉にできるものである。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は第１
図のＸ部拡大図、第３図は同上の固定刃と可動刃の分解
平面図、第４図は同上のバリカン本体の先端部にアタッ
チメントとハーフカバーを取着した状態の断面図、第５
図は同上のアタッチメントとハーフカバーを示す分解斜
視図、第６図（ａ）（ｂ）は従来例の動作説明図、第７
図は同上の可動刃を前後方向にスライドさせるための機
構を示す平面図である。 １……固定刃、２……可動刃、３……櫛刃部、４……カ
ット部、５……すき刈り部、６……ハーフカバー。
図のＸ部拡大図、第３図は同上の固定刃と可動刃の分解
平面図、第４図は同上のバリカン本体の先端部にアタッ
チメントとハーフカバーを取着した状態の断面図、第５
図は同上のアタッチメントとハーフカバーを示す分解斜
視図、第６図（ａ）（ｂ）は従来例の動作説明図、第７
図は同上の可動刃を前後方向にスライドさせるための機
構を示す平面図である。 １……固定刃、２……可動刃、３……櫛刃部、４……カ
ット部、５……すき刈り部、６……ハーフカバー。
Claims (1)
- 【請求項１】固定刃と可動刃とに夫々櫛刃状の櫛刃部を
形成し、この両櫛刃部のうち少なくとも一方の櫛刃部の
一方側半部にピッチの小さなカット部を設けると共に他
方側半部にピッチの大きなすき刈り部を設け、固定刃及
び可動刃のカット部側の半分もしくはすき刈り部側の半
分のいずれかをハーフカバーにより覆うことができるよ
うにして成ることを特徴とするバリカン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18998286A JPH0811146B2 (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | バリカン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18998286A JPH0811146B2 (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | バリカン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6346188A JPS6346188A (ja) | 1988-02-27 |
| JPH0811146B2 true JPH0811146B2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=16250421
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18998286A Expired - Lifetime JPH0811146B2 (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | バリカン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0811146B2 (ja) |
-
1986
- 1986-08-13 JP JP18998286A patent/JPH0811146B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6346188A (ja) | 1988-02-27 |
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