JPS63501769A - ヒト多分化能性顆粒球コロニー刺激因子に対するモノクローナル抗体及び該抗体を用いる方法 - Google Patents
ヒト多分化能性顆粒球コロニー刺激因子に対するモノクローナル抗体及び該抗体を用いる方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ハイブリドーマ細胞株及びヒト多分化能性顆粒球コロニー刺激因子に対するそれ
らのモノクローナル抗体
発明の背景
本発明は、一般に、生物学的液体からの造血成長因子(hematopoiet
ic growth ractor )の単離及び定量的検出のための免疫学的
操作において利用される物質及び方法に関する。詳しくは、本発明は、新規ハイ
ブリドーマ細胞株(A、T、C1C,HB−8957、A、 T、 C。
C,HB−8958、A、T、C,C,HB−8959、A、T、C,C,HB
−8960、A、 T、C,C,HB−8961及びA、T、C,C0HB−8
962によって例示されるもの)により産生され造血成長因子と特異的に反応す
るモノクローナル抗体、並びにアフィニティー精製技術による造血成長因子の単
離、造血成長因子の検出アッセイ及びこのような成長因子の研究のための免疫学
的技術におけるこれら抗体の用途に関する。更に詳しくは、本発明は、天然及び
組換え体由来のヒト多分化能性顆粒球コロニー刺激因子(hpG−CSF)と特
異的に反応するモノクローナル抗体に関する。
ヒト血液形成(造血)系は、様々な白血球(好中球、マクロファージ及び好塩基
球/肥満細胞を含む)、赤血球(エリスロサイト)及び凝血形成細胞(巨核球/
血小板)を補給する。平均的ヒト男性の造血系は毎年顆粒球及び赤血球を4.5
X10”個のオーダーで産生ずると見積られており、この量は全体重を1年で入
れ替えた量に相当する。デクスターら、バイオエッセイズ、第2巻。
第154−158頁、1985年(Dexter at al、。
BloEssays、 2.154−158 (1985))参照。
ある造血成長因子は、少量で少数の前駆“幹細胞”から様々な血液細胞系への分
化、これらの系の著しい増殖、及びこれらの系からの成熟血液細胞の最終的分化
の原因をなしていると考えられている。造血成長因子は極端に少量で存在してい
るため、これら因子の検出及び確認はアッセイの仕方に依存していたが、現在ま
でのところでは人工的条件下での培養細胞への刺激作用に基づき様々な因子の中
から区別し得るにすぎなかった。その結果、多数の名称が非常に少数の因子を表
示するために用いられてきた。例えば、このような混乱のために、IL−3、B
PA、マルチ−C8F、HCGFSMCGF及びPSFという用語が用いられて
いるが、これらはすべて単一のマウス造血成長因子に該当すると現在では考えら
れている。メトカーフ、サイエンス、第229巻、第16−22頁、1985年
組換え遺伝子工学の利用により、この混乱から一定の秩序を見出すことができた
。例えば、赤血球産生を促進するヒトエリスロボエチンのアミノ酸及びDNA配
列が明らかにされた(リン′(Lln)、1985年6月20日公開のPCT公
開出願第85102610号明細書参照)。
組換え方法は、ヒト顆粒球−マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)
及びヒトマクロファージ特異的コロニー刺激因子(CSF−1)に関するcDN
Aの単離のためにも利用された〔リーら、プロシーディンゲス幸オブ争ナショナ
ルゆアカデミ−拳オブゆサイエンシズ(USA)、第82巻、第4360−43
64頁、1985年(Lee、 et al、+ Proc、 Natl、 A
cad、 Scf。
(USA)、82.4360−4364 (1985)、ウオン(Vong)ら
、サイエンス、第228巻、第810−814頁(1985)、およびコワサキ
(Kovasakl)ら、サイエンス、第230巻、第291−296頁(19
85))。
ヒト多分化能性コロニー刺激因子(hpCSF)又はプルリボエチン(plur
ipoletln)と称されるヒト造血成長因子は、A、 T、 C,C,寄託
番号HTB −9としてアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション、米国
、メリーランド州、ロックビルに制限的条件下で寄託されたヒト膀胱癌細胞株5
637の培地中に存在していることが示された。この細胞系から精製されたhp
CSFは、ヒト骨髄前駆細胞を用いたアッセイにおいて、すべての主な血液細胞
型の産生につながる多分化能性前駆細胞の増殖及び分化を促進することが報告さ
れた。ウェルト(Welte )ら、プロシーディンゲス・オブ・ナショナル・
アカデミ−、オブ・サイエンシズ(USA)、第82巻、第1526−1530
頁(1985)。
予備研究では、hl)CSFと確認された因子がヒトCFU−GMアッセイにお
いて最初の7日間にわたり主に顆粒球コロニー刺激活性を有することが示されて
いる。
ヒトC3F−βと称される別の因子も、ヒト膀胱癌細胞株5637から単離され
ており、未標識マウス顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)の場合と同一の用
量応答関係でWEHI−38D+細胞との結合性に関しマウス1251−標識G
−CSFの競合体であるとして記載されていた〔ニコラら、ネーチャー、第31
4巻、第625−628頁(Nicola、 et al、、 Nature、
314 。
825−828 (1985)) )。この用量応答関係は未標識マウスG−C
3Fに対して独特であると既に報告されており、M−CSFSGM−CSF、I
1−3のような因子では生じ得ない〔ニコラら、プロシーディンゲス・オブ・
ナショナルφアカデミー◆オブ・サイエンシズ(U S A)、第81巻、第3
765−3769頁(1984)。更に、メトカーフら、リューケミア・リサー
チ、第9巻、第5号、第521−527頁、1985年(LeukeIliaR
esearch、Vol、9.No、5.pp521−527 (1985))
参照。C3F−β及びG−C3Fは、それらがWEHI−38D+細胞の分化を
誘導する高い能力を有していることから、C5F類の中では同様に独特である〔
ニコラら、イムノロジー・トウデー、第5巻、第76−80頁(1984)(I
mmunology Today、5.76−80 (1984)) ) o高
濃度では、G−C3Fは混合顆粒球−マクロファージコロニー形成細胞を刺激す
るが〔ニコラら、1984年、同上〕、このことは予備結果がヒト骨髄培養物と
hpC8Fとの14日間のインキュベート後、顆粒球性、単球性、混合顆粒球性
/単球性及び好酸球性のコロニー(CFU−GEMM)の出現を示していること
と一致する。C3F−βもマウス骨髄細胞を用いたアッセイにおいて好中性顆粒
球性コロニーの形成を促進するとして記載されていたが、このような性質は因子
をG−C3Fとして確認するための基準となっていたものである。これらの類似
性に基づき、ヒトC3F−βはG−CSF (顆粒球性コロニー刺激因子)と同
一であることが確認された。ニコラら、ネーチャー、第314頁、第625−6
28頁、1985参照。
これらの共通の性質に基づくと、ニコラらの上記のヒ)C5F−β及びウェルト
らの上記のhpC3Fは適切にはヒト多分化能性顆粒球コロニー刺激因子(hp
G−CSF)と称される同一の因子であるらしい。
引用により本明細書に組入れられる“多分化能性顆粒球コロニー刺激因子の産生
″に関する1985年8月23日に出願された共同所有かつ同時係属中の米国特
許出願第768,959号明細書において、ヒト多分化能性顆粒球コロニー刺激
因子の一次構造コンホーメーションの一部もしくは全部及びその生物学的性質の
うち1つ以上を有する新規組換え産生ポリペプチド類が開示されている。このポ
リペプチド類をコードするDNA配列、このポリペプチド類をコードする形質転
換宿主細胞及び組換え法によるこの因子の合成方法も開示されている。
本発明の背景に関して重要なことは、選択された抗原物質に対して高度に特異的
なモノクローナル抗体を産生ずる腫瘍細胞株を製造するためのハイブリドーマ技
術に対して向けられている最近の研究である。モノクローナル抗体産生技術は当
該技術分野において一般に周知である。これらの操作の代表的解説は、ワンズ、
ジェイ・アール及びツラウスキー、ブイΦアール、ガストロエンテロロジー、第
80巻、第225頁、1981年(Wands。
J、R,、and Zuravski、 V、R,、Gastroentero
logy 80:225(1985)) 、マーシャク−ロートシュタインら、
ジャーナル・オブ・イムノロジー、第122巻、第2491頁。
1979年(Marshak−Rothstein、 et al、、J、 I
mmunol。
122: 2491 (1979)、オイ、ブイ・ティー及びエル・ニーΦヘル
ツエンベルグ、 “免疫グロブリン産生ハイブリッド”、ミツシェル、ビー・ビ
ー及びニス拳エム9シイギ(編集)、細胞免疫学における選択される方法、サン
フランシスコニダブリニー・エッチ・フリーマン、パブリッシング、1979年
(Ol、V、T、 and L、A、 Herzenberg。
”1mmunoglobulin Producing Hybrid、” M
lshell、 B、B。
and S、M、 Shiigi (eds、) 5elected Meth
ods 1nCellular lll1a+unology+ San Fr
anctsco: W、H,FreemanPublishing、 1979
) 、およびゴーディング、 “ハイブリドーマによる抗体産生2.ジャーナル
・オブ・イムノロジカル・メソッド、第39巻、第285−308頁。
1980年[Goding、 ”Antibody Production b
yHybridomas”、J、 Immunol、 Meth、 39.28
5−308 (1980))でみることができる。簡単に要約すると、所望抗原
を予め注射した動物の牌臓から摘出されるリンパ球は、ポリエチレングリコール
の存在下でミエローマ細胞と融合するよう誘導される。多数の“ハイブリッド2
ミエローマ細胞が融合により産生される。各々の“ハイブリドーマ。
細胞培養物の増殖液の上澄は望ましい抗体活性の存在に関して試験される。この
ような活性が一つの細胞培養上澄中に存在する場合には、限界希釈法によりクロ
ーニングされ、クローンは上澄活性について個別に試験される。
それらの免疫学的性質の高度に特異的な性質から、/%イブリドーマ技術に従っ
て製造されるモノクローナル抗体は、診断試薬、治療剤及び粗製源からの特異的
交叉反応性抗原タンパク質のアフィニティー精製用試薬としての用途が提案され
た。例えば、トレンズ・イン・バイオテクノロジー、第3巻、第7号、1985
年7月(Trends 1n Biotechnology、VolJ、No、
7(July、1985))並びに米国特許第4.465,624号、第4.5
14,505号及び第4,514,507号明細書参照。
ヒト多分化能性顆粒球コロニー刺激因子のような造血成長因子を検出、単離、精
製及び研究するために使用される特異的モノクローナル抗体の実質的必要性が存
在するにもかかわらず、hpG−C8Fに対するモノクローナル抗体を得る上で
ハイブリドーマ技術の適用が成功したという報告はなかった。
簡単な要約
本発明は、抗原/抗体反応によりヒト多分化能性顆粒球コロニー刺激因子と特異
的に免疫反応するモノクローナル抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞系を初めて
提供する。実例として、本発明は新規なマウス由来ハイブリドーマ細胞株、即ち
A、T、C,C,HB−8957、A、T、C,C,HB−8958、A、 T
、C,C。
HB−8959、A、T、C,C,HB−8960、A。
T、C,C,HB−8961及びA、 T、 C,C,HB−8962を提供す
るが、これらは各々その増殖した培地の上澄の成分としてhpG−CSFと特異
的に反応するモノクローナル抗体を産生ずるものである。ハイブリドーマ細胞株
たるA、T、C,C,HB−8957、A。
T、C,C,HB−8958、A、 T、C,C,HB−8959、A、T、C
,C,HB−8960、A、 T。
C,C,HB−8961及びA、 T、 C,C,HB−8962は、米国メリ
ーランド州20852、ロックビル、バークローンドライブ12301.アメリ
カン・タイプ・カルチア−・コレクションに寄託されている。
本発明の実施に際し、ハイブリッド腫瘍細胞株は、オイ及びヘルッンベルグ、
“免疫グロブリン産生ハイブリッド”、同上並びにゴーディング、 “ハイブリ
ドーマによる抗体生産”、ジャーナル・オブ・イムノロジカル・メソッド、第3
9巻、1980年、第285−308頁に記載されているような標準的免疫学的
技術を用いて製造される。天然hpG−CSFで高度免疫化されたマウス由来の
牌臓細胞は、ポリエチレングリコールの存在下でマウスミエローマ細胞系と融合
される。各“ハイプリドーマ′細胞培養増殖物の上澄は、望ましい抗体活性の存
否に関して試験される。選択されたハイブリドーマ細胞は、その培養上澄中に高
度に特異的な抗hpc−CSF活性をもつ抗体を産生ずる細胞株を増やすために
クローニングされる。
本発明のモノクローナル抗体は、天然又は組換え体からのhpG−CSF (及
び共通の又は類似のエピトープをもつ他の造血成長因子)のアフィニティー精製
及び単離のための免疫学的操作において用いられる。このような操作において、
選択され抗体は(例えばカラムに)固定され、供給源物質は固定された抗体と接
触せしめられる。hpG−C3F又は抗原的に類似の物質は、抗体と結合し、そ
の結果高度に精製された形で固定抗体から溶離せしめられる。本発明の抗体は、
hpG−C5Fの定量的検出用免疫学的操作(RIASELISAその他)にお
いて、単独で用いられるか又は互いに組合わせてもしくはポリモノクローナル抗
体と一緒に用いられる。本発明の抗体は、hpG−CSF又は類似因子の過剰産
生時にこのような因子と結合させるというイン・ビボでの利用性をも有している
。本発明の他の面は、下記の詳細な説明を考慮すれば明らかとなるであろう。
詳細な説明
下記の諸例は、A、T、C,C,HB−8957、A。
T、 C,C,HB−8958、A、 T、 C,C,HB−8959、A、
T、C,C,HB−8960、A、 T。
C,C,HB−8961、A、 T、 C,C,HB−株の製造、hpG−CS
Fに対する抗体の単離、並びにモノクローナル抗体の増幅及び特徴に関する本発
明の実施面について説明するものである。
更に詳しくは、例1は、hpG−C8Fに対するポリクローナル血清抗体の産生
に向けたマウス宿主の刺激、牌臓細胞とミエローマ細胞との融合、ハイブリドー
マ細胞のスクリーニング、クローニング及び増殖、並びにそれからのモノクロー
ナル抗体の単離に関する。例2は、EL I SA及びRIAアッセイ、並びに
競合的阻害及び中和アッセイによる産生されるモノクローナル抗体の特徴づけ、
腹水法によるモノクローナル抗体収量の増幅に関する。例3は、本発明のモノク
ローナル抗体の使用によるhpG−C5Fの単離及び精製のための操作について
記載する。例4は、本発明の抗体を用いたアッセイ技術の適用によるhpG−C
SFの定量的検出操作について記載する。
例I
A、ポリクローナル血清の製造
BALB/Cマウスの各々に、米国特許出願第768、.959号明細書の例1
(b)の操作に従いヒト膀胱癌細胞株5637 (サブクローンIA6)からH
PLCにより精製されたhpG−CSFを注射した。
この物質は純度85%以上までCJHPLCカラムで精製され、50%プロパツ
ール及び100mM酢酸アンモニウムからなる溶液(pH7)中において約60
μg/m1の濃度を有していた。10匹のマウスに各々、hpG−CSF溶液1
.2mlからなる接種原のうち総量で約0.1m1(vウス1匹当たりhpG−
C3F7.2tig)をまず複数箇所に皮下注射したが、この溶液は高速減圧に
より0.6mlまで濃縮され、次いでBACTO−フロイント完全アシュバン)
H37Ra (DIFCO311B −60) 0. 6mlと超音波処理によ
り混合されたものである。18日後、マウスに各々、0.75m1まで濃縮され
かつフロイント不完全アジュバント(DIFCO社製BACTO0639−60
−6)0.75m1と混合されたhpG−CSF溶液1.2mlからなる接種原
のうち総量で約0.15m1(マウス1匹当たりhpG−CSF7.2μg)を
複数箇所に皮下追加免疫注射した。
4日後、マウスから採血し、それらの血清を抗−hpG−CSF抗体の産生に関
してRIAでスクリーニングした。血清アッセイで用いられたhpG−CSFは
、4回濃縮された、100mM硫酸アンモニウム及び50%プロパツール含有溶
液中約100ur/mlの濃度でかつ純度80%のhpG−C3F約0.5ml
であった。上記溶液250u 1を150μll、:濃縮し、50mMCO32
−/HCO31−緩衝液5m1(pH9,2)と混合した。この物質50μlを
次いで96ウエルトレー中の各ウェルに供し、室温で2時間及び4℃−夜インキ
ユベートした。5%牛血清アルブミン(BSA)からなる阻止(ブロッキング)
化合物をウェル中で30分間インキュベートした。1:5.1:25.1 :
625及びに3125の比で希釈された試験血清並びに1:5及び1:125の
比で希釈されたコントロール(非接種)血清を50μl/ウエルの量でウェル中
に加え、室温で2時間インキュベートした。次いでウェルをウォッシュ・ソリュ
ーション(Wash 5olution ) (カークガード・アンド・ぺり−
・ラボラトリーズ(Kjrkeguard & PerryLaborator
ies、 KPL ) 、ゲイザースバ←グ、メリーランド州〕を用いて3回洗
浄した。125■で標識されたウサギ抗マウスIgG抗体を次いで約199,0
00カウント/分150μlウェルとなるように加え、室温で1.5時間インキ
ュベートした。次いでウェルをウォッシュ・ソリューションで5回洗浄し、それ
らの放射能をガンマカウンターで計測した。
追加免疫注射の21日後、抗hpG−CSF抗体の産生がRIAで検出された5
匹のマウスに3回目の注射を行なった。マウスを追加免疫注射の場合と同一の物
質で免疫し、hpG−C5F約10μg/マウスを投与した。
B、細胞融合
ハイブリドーマ産生操作において、接種マウスの肺臓細胞を破壊して、抗hpG
−CSF抗体産生リンパ球を懸濁させる。これらの肺臓細胞をS P 210ミ
工ローマ細胞株由来細胞と融合させ、ハイブリッド細胞を形成させる。膵臓及び
ミエローマ細胞の細胞膜は、融合し、最初は2個以上の核を含む共通の細胞質を
囲っている。細胞膜融合の数日後、核は融合し、同期有糸分裂し得るようになる
。これらの融合細胞が分裂すると、双方の融合相手6不定数の染色体はハイブリ
ッド細胞系が安定化するまで消失する。ヒボキサンチン−アミノプテリン−チミ
ジン(HAT)培地はハイブリッド形成操作により産生される5P210 :
5P210ハイブリツド又は未融合 S P 210細胞が増殖することを防止
するが、一方膵臓:膵臓細胞ハイブリッド又は未融合肺臓細胞は通常培養の2週
間後に死滅する。したがって、5P210:膵臓ハイブリッド細胞のみが培地中
で生存することになる。
二回目の追加免疫接種後3回目にマウスを頚部脱臼によって死亡させ、70%エ
タノールに浸漬させた。マウス牌臓を腹側から摘出し、ペニシリンG−ストレプ
トマイシン溶液(IX”溶液)が補給されたDMEM (ダルベツコ修正イーグ
ル培地、カタログに320−1885、GIBCO社ロットN(Li2に325
2)を入れた氷上の無菌ペトリ皿中に移した。この液は以後“1×PS”溶液〔
アービン・サイエンティフィック社(Irvine 5clentlf’ic
)カタログNo、93663と称され、1ml当たりペニシリンG100単位及
びストレプトマイシン100μgを含有する。膵臓に付着した脂肪組織を除去し
、膵臓を2XPS(1mt当たりペニシリンG200単位及びストレプトマイシ
ン200μg)含有DMEMで2回洗浄し、氷上の無菌ストマツチャーバッグ(
stomacher bag )に入れた。バッグにDMEM−2XPS含有溶
液を加えた。膵臓をストマツチャー装置で破壊し、次いで無菌ガーゼ4層に通し
て濾過し、50m1遠心管に入れた。バッグ及びフィルターをDMEM−2×P
S溶液からなる溶液40m1以内で洗浄した。次いで細胞をIECNH−Sn遠
心分離機[ダモン/I EC・ディビジョン(Dawon/IECDivisl
on)で11000rpで10分間遠心分離し、上澄を静かに吸引した。
次いで細胞をDMEM−2xPSからなる溶液で2回及び添加剤なしのDMEM
で1回洗浄した。しかる後細胞をDMEMに再懸濁した。
ミエローマ細胞(SP210)をIXPS及び1%牛脂児血清(FBS)(アー
ビン・サイエンティフィック社カタログNo、3000、ロットNα20960
8、加熱不活化)含有HBIOI培地中で増殖させ、対数増殖相中で3日間培養
した。S P 210細胞をIECNH−3II遠心分離機で1100Orpで
10分間ペレット化することにより回収した。細胞をDMEM溶液で洗浄し、次
いでDMEM溶液に懸濁した。
次いで肺臓細胞を50m1遠心管中ミエローマ細胞と4=1の比で混合し、11
000rpで10分間遠心分離し、上澄を吸引した。しかる後ベレットをフード
付37℃水浴中に入れた。ポリエチレングリコール〔分子量1500、エム・ニ
ー拳バイオプロダクツ(M、A、 Bio−products) 、カタログN
o、17−7802. oット魔4JO30)を融解し、DMEM溶液と1=1
の容量比で混合し、50%溶液をつくった。次いで、PEG溶液を下記操作に従
い細胞に加えた。最初の1分間において、50%PEG溶液1.0mlを加えた
。次の1分間では、溶液をピペットで静かに攪拌し、円状の動きで一定に攪拌し
たが、但し管の側部又は底部に触れることは避けた。
次の1分間では、DMEM、10%FCS及びIXPSからなる溶液1mlを加
えた。次の1分間では、同一溶液1.0mlを再び加えた。次の2分間では、同
一溶液8.0mlを再び加えた。次いで混合物をIECNH−8■遠心分離機で
1100Orpで10分間遠心分離した。遠心管中の上澄を吸引し、細胞を10
%FBS及び1xPS含有DMEMからなる培地100〜150 mlに静かに
再懸濁した。次いで細胞懸濁液をCO2インキュベーターで予め平衡化された8
、5個の96ウエルプレート上の約800個のウェル中に懸濁液0.1ml/ウ
ェルの割合で加えた。しかる後プレートを約7%CO2含有の37℃のCO2イ
ンキユベーターに戻した。。
1日後、DMEM及び10%FBS含有HAT培地100μmを各ウェルに加え
た。2日目、消費された培地100μmを各ウェルから吸引し、10%FBS含
有DMEM中の新鮮HAT培地100μlと交換した。この操作は、2日目、4
日目、7日目及び11日目に繰返した。14日目、消費された培地100μlを
各ウェルから除去し、ヒボキサンチン1.36a+g/di及びチミジン0.7
6■/dl含有HT培地100μlと交換した。
この操作を18日目、22日目及び26日目に繰返した。
28日目、培養物に10%FBS含有DMEMからなる完全培地で栄養補給した
。培養物にしがる後この完全培地で週2回再度栄養補給した。17日目、抗マウ
スIgG抗体を用いて、免疫グロブリンの産生に関して、各ウェルをスクリーニ
ングした。RIA及びEL I SAアッセイでは、800ウエル中の約260
がマウスIgGに関して有意に陽性であった。
鳳−l
A、モノクローナル抗体の初期的特徴
ELISAアッセイは、抗hpG−CSF抗体を産生ずるクローンの検出のため
に行なった。50mMCO32−/HCO3−緩衝液(pH9,2)で希釈した
90%純度のhpG−CSFloongを含む溶液的50μlを96ウエルトレ
ーの各ウェルに加え、室温で2時間、4℃で一夜インキユベートすることによっ
て被覆した。しかる後ウェルを5%BSA阻止溶液で処理し、30分間インキュ
ベートした。
ハイブリドーマ培養物の上澄を1%BSA含有PBS溶液(pH7,0)で希釈
し、次いで被覆ウェルに加えて室温で2時間インキュベートした。しかる後ウェ
ルをワラシュ・ソリューションで3回洗浄し、1:3oO希釈の西洋ワサビペル
オキシダーゼ標識抗マウスIgG抗体(BMB Nα605−250)で1.5
時間処理した。
ウェルを次いでウォッシュ・ソリューションで5回洗浄し、ペルオキシダーゼ基
質ABTS (KPL)を50μl/ウエルの割合で加えた。ウェルをティチル
チック・マルチスキャン(Titertek Multiscon)スペクトロ
フォトメーター〔フロー・ラプス(Flow Labs ) * マクリーン、
バージニア州〕で414nmの吸光度の値について読んだ。ウェルのうちの23
個(Nα3,4,5,20゜21.28,35,37,39,40.58,61
゜63.64,66.68,72,74,75,98゜151.182及び23
1)は還元hpG−CSFと顕著に反応することが見出された。
陽性ウェルから得たハイブリッド細胞の正式なりローニングは、ウェル3個当た
り細胞約1個となるような割合で他のウェルを使って細胞を希釈することにより
行なった。通常、活性ウェルからの正式なりローニングでは正式なりローンを産
生じ、この正式なりローンは同一のハイブリドーマ細胞のサブクローンとなって
いたようであるが、数例の場合において異なる抗体サブタイプ及び反応性を示す
異なるクローン群を発現していた。同一ウェルから得られるサブクローンを文字
で標識した(例えば、ウェル4から得られるクローンを4A、4B等のように標
識した)。
EL I SAアッセイは、天然hPG−CSF及び還元された天然hpG−C
3Fに対するモノクローナル抗体の反応性を調べるために行なった。hpG−C
SFと反応する抗体を産生ずることが判明したウェルから得られる上澄を、天然
hpG−CSF及びSDS/メルカブトエダノールで変性された天然hpG−C
SFの双方に対して試験した。クローンからの抗体はほぼ同等の特異性で双方の
物質と反応したが、このことは抗体がタンパク質のアミノ酸連続配列(−次構造
)から主に決定される抗原性エピトープと特異的に反応していることを示唆して
いる。
B、哺乳動物及び組換え体hpG−CSFに対するモノクローナル抗体の反応性
この例において、活性ウェルから得られるハイブリドーマ上澄の反応性を測定す
るための固相RIA及びEL I SAアッセイは、哺乳動物hpG−CSF及
び組換え大腸菌(Escheriehla coll)産生hpG−CSFに関
して行なわれた。1つのケースを除いてすべての場合に、哺乳動物産生(天然)
hpc−cspと反応したモノクローナル抗体は組換え体産生hpG−CSFと
も十分に等しく反応した。例外のケースとは、直接結合アッセイにおいて哺乳動
物由来物質よりも組換え物質の方が著しく低くしか反応しない抗体を産生ずるサ
ブクローン35B、35D及び351を用いた場合であった。
C1抗体サブタイプに関するスクリーニングこの例において、始めから活性であ
ることがわかっている23個のウェルから得た正式なりローンを、それらの抗体
サブタイプの決定のためにRIAでスクリーニングした。96ウエルトレーを異
なるサブタイプ特異性のウサギ抗マウス免疫グロブリン抗体で処理した。抗マウ
ス免疫グロブリン抗体としては、ウサギ抗マウス■gG1 〔マイルス・ラボラ
トリーズ(MILES Laborato−ries) 、ナバービル、イリノ
イ州、64−360−1)、ウサギ抗マウスI g G 2 a(マイルス、6
4361−1)、ウサギ抗マウスIgG2b(マイルス、64−362はい)、
ウサギ抗マウス■gG3(マイルス。
64−363−1)、ウサギ抗マウスIgM(マイルス。
64−365−1)及びウサギ抗マウスIgG(マイルス、65−157−2)
があった。各ウェルを、抗体的0.5μg含有CO2/HCO−(pH9,6)
緩衝液中の抗マウス免疫グロブリン抗体溶液50μlで被覆し、室温で2時間及
び4℃で一夜インキユベートした。
次いでウェルを5%BSA溶液で30分間インキュベートすることによりブロッ
キングした。しかる後各ウェルをハイブリドーマ組織培養上澄と室温で2時間イ
ンキュベートし、ウォッシュ・ソリューションで3回洗浄した。
抗1gG抗体で処理したウェルを125I−ウサギ抗マウスIgG抗体50μl
/ウェルで1.5時間インキュベートし、一方抗1gMで処理したウェルを12
5ニ一ウサギ抗マウスIgM抗体50μl/ウェルで1.5時間インキュベート
した。次いでウェルをウォッシュ・ソリューションで5回洗浄し、ガンマカウン
ターで計測した。
オリジナルの23個のクローンの分析結果は、2つのウェル(No、37及び1
82)がIgG合成を停止し、1つのウェルがIgG陽性であるものの初期スク
リーニングでhpG−C5Fとの反応性がなく(阻58)、15のウェルがI
g G 1に関し陽性である(Nα4C15,2訳39.40.61.63.6
4.66.68.72.74.75.98及び231)ことを示している。これ
らのうち1つのサブクローンは、抗I g G 3及び抗IgMの双方の抗体と
反応することが判明した。4つのウェルはIgG2a産生に関し陽性であり(k
3.4A。
21及び151)、1つのウェルはI g G 2 b産生に関し陽性であった
(No、35)。
D、3H−チミジン取込みにより測定されるhpc−C8F活性の中和
この例において、hpG−C3Fに対するモノクローナル抗体を、ヒト骨髄細胞
中への3H−チミジンの取込みを促進するhpG−C8Fの生物学的活性の中和
能力に関して試験した。3H−チミジン取込み中和に関して試験するために、組
換え又は天然hpG−CSFを本発明の様々な濃度の抗体と一緒に4℃で12時
間インキュベートした。次いで溶液を低密度非付着性ヒト骨髄細胞に加え、同時
係属米国特許出願第768,959号明細書の例7に記載された方法に従い操作
した。様々ある中で、Nα20A、35B、39B、40A、61D。
63D、75A及び151にのクローン由来の抗体を試験したところ、クローン
No、75Aの抗体は3H−チミジン取込みにおけるhpG−C8Fの作用を最
も有効に中和し、上記抗体のすべてが3H−チミジン取込み作用を様々な度合で
中和したが、但しクローンNa35Bから産生される抗体は例外であった。
E、細胞分化誘導により測定されるhpG−CSF活性の中和
この例において、hpG−CSFに対する抗体を、マウス骨髄単球白血病細胞系
WEHI−38D の分化を誘導するhpG−CSFの効力を中和する能力に関
して試験した。本発明に従い(クローンNo、20A、39B。
40A、61D、63D及び75Aから)産生される様々な濃度の抗体をhpG
−C3Fと一緒に4℃で12時間インキュベートした。次いで溶液を、同時係属
米国特許出願第768,959号明細書の例7に記載された方法に従い、寒天懸
濁液中のWEHI−38D 細胞に加えた。クローンN0.40A、61D及び
75Aから産生される抗体は、分化阻止能を示した。これらのモノクローナル抗
体はhpG−CSFに対して異なる沈降能を有していることから、あるものはh
pG−CSFの分化誘導能を阻止し一方他のものは阻止しないという事実は親和
性の強さのみによって説明することができない。特に、クローン75Aから産生
されるモノクローナル抗体はWEHI−38D 細胞の分化を阻止したのみなら
ず細胞増殖をも阻止したということは、このモノクローナル抗体はWEHI−3
8D 細胞から分泌されるマウス成長因子と交叉反応しかつhpG−C3Fに結
合するその効力とは別に抗増殖作用を有することを示唆している。
F、エピトープの特徴
この例において、競合的結合試験はクローン75A及び151に由来の125I
標識抗体並びに固定された組換え体産生hpG−CSFを用いて行なわれた。こ
れらの試験において、他のクローン由来の抗体は、組換え体産生hpG−CSF
に結合した75A及び151に放射線標識モノクローナル抗体に対して競合する
ことができた。
当該技術分野で周知の操作法に従いインキュベート及び洗浄した後、75A産生
抗体又は151に産生抗体がhpG−CSFから離脱された量を調べるために放
射線計測を行なった。
これらのアッセイの結果では、クローンNへ63D175A及び151Kから産
生される抗体がhpG−CSFタンパク質上において共通抗原エピトープの重複
部分を有することを示している。しがち結果は、クローンNo、4C,28A及
び35Bから産生される抗体は75A及び151に産生抗体が特異的に反応しな
いhpG−C3Fタンパク質のエピトープ又はエピトープ群と反応するらしいこ
とを示している。更に結果は、クローン40A及び61Dから産生された抗体の
hpc−C8F結合性がりo−ン4C,28A、35B、75A及び151Kか
ら産生される抗体のそれとは異なることを示唆している。
G、寄託された代表的細胞株由来の抗体の性質本発明により提供される抗体類を
代表するモノクローナル抗体を産生じ得る代表的な新規ハイブリドーマ細胞株は
、米国メリーランド州、ロックビル、バークローン拳ドライブ、12301 M
D20852、アメリカン拳タイプ・カルチア−・コレクションに寄託流である
。
これらの細胞系は、正式のクローニング操作中に開発された細胞系に下記のよう
に対応する。クローン4C(A。
T、C0C,HB−8962) 、クローン28A (A。
T、C,C,HB−8957)、クローン35B(A。
T、C,C,HB−8960) 、りo−>630 (A。
T、C,C,HB−8958) 、クローン75A(A。
T、C,C,HB−8959)及びクローン151K(A、T、C,C,HB−
8961)。これらのクローンから産生される抗体の性質は下記第1表に要約さ
れている。
H1腹水法による抗体収量の増幅
組織培養で産生されたものよりも高濃度の抗体を得るため、本発明のモノクロー
ナル抗体を、ケンネスら(編集)、モノクローナル抗体、ハイブリドーマ:生物
学的分析の新ししい次元、第403頁、ニューヨーク、ブレナム・プレス、19
81年[Kenneth、 et al、、 (eds)。
Monoclonal Antibodies、 Hybrldomas: A
New Dimensionin Blological Analysis
、 p、403. New York: PlenullPress (198
1))に一般的に記載された腹水法によって増幅させた。この操作法に従い、2
5または27ゲージ針で腹腔内に注射することにより、ブリスタン[2,6゜1
9.14−テトラメチルペンタデカン、アルドリッチ・ケミカル社(AIdrl
ch Cheiicol Co、)製] 0. 5mlでマウスを処置した。ブ
リスタン処理は、腹腔内において腹水型の腫瘍細胞を増殖させる。約1〜2週間
後、無血清ダルベツコ修正イーグル培地(DMEM)(アービン・サイエンティ
フィック社)又はHBIOI [ハンチ・バイオロジカルス(Hanna Bi
ologlcals ) 、バークレー。
カリフォルニア州〕中の約106個のハイブリドーマ細胞をマウス腹腔内に注射
する。各々のクローンに関する一連の注射をマウスで行なう。
ハイブリドーマ細胞の注射後的1〜3透口に、皮膚に小さな傷をつけ液体をピペ
ットで取出すことにより、腹水をマウス腹腔内から採取した。腹水を遠心分離及
び次いで凍結により清澄化した。腹水抗体は、45%硫酸アンモニウムでの沈降
及びプロティンA−セファロースクロマトグラフィーによって腹水アルブミンか
ら更に精製することができる。
例3
造血成長因子の単離及び精製
高底に特異的かつ高度に反応性の抗hpG−CSFモノクローナル抗体を用いる
ことにより、本発明では初めて当該技術分野で周知のアフィニティー精製操作に
より発酵培養物及び天然哺乳動物源からhpG−C8F及び造血成長因子を単離
することができる。簡単に述べると、好ましい単離操作では、本発明の抗体を固
体支持体(例えば、クロマトグラフィー用カラム)に固定化し、hpG−C5F
又は造血因子含有液体を固定抗体と接触させ、しかる後抗体との免疫複合結合体
から精製されたhpc−csi;’又は造血成長因子を溶離させる。使用される
特定の抗体を調整することにより、不正確に折重ねられた又は変性されたhpG
−C3Fから正確に折重ねられた構造をもつ天然hpG−CSFを単離すること
ができる。hpG−CSFの類似物も、造血成長因子分子の特異的抗原エピトー
プの場合と同様に、単離しかつ研究することができた。
匹−丘
造血成長因子の定量的検出
高度に特異的な抗hpG−C5Fモノクローナル抗体を用いることにより、本発
明では、2個以上の抗体を用いて液体サンプル中のhpG−C3F及び造血成長
因子の定量的検出用の新規な固相又は液相アッセイを可能にすることもできる。
固相アッセイは典型的には下記の工程からなる:
(1)液体中でhpG−C3Fの第一抗原決定基と反応する第一の固定抗体に液
体を接触させて、hpc−C3F及び第一抗体の免疫学的複合体を形成し、(2
)第一抗原決定基以外のhpG−CSFの抗原決定基と反応する第二の抗体に工
程(1)で形成された複合体を接触させて、hpG−C5Fと第二抗体の免疫学
的複合体を形成させる。次いで(3)工程(2)で形成された免疫学的複合体に
結合した第二抗体の量を定量する。
液相競合アッセイでは、hpG−CSFを標識しておき、それを本発明の1個以
上の抗体で沈降させる。未標識hpG−C5F又は類似因子の定性は次いで競合
的結合方式で行なうことができる。かかるアッセイ操作では好ましくは上記モノ
モノクローナル抗体を2種用いるが、しかしながら1種のモノクローナル抗体及
びhpc−CSFに対するポリクローナル血清由来抗体を用いても行なわれる。
本発明の実施に際して多数の改良及び変更は、その好ましい態様の前記記載に基
づき当業者であれば考え得ることが予想される。従って、下記の特許請求の範囲
に示されるような限定のみが本発明になされるべきである。
国際調査報告
Claims (14)
- 1.抗原/抗体反応により特異的にhpG−CSFと結合し得るモノクローナル 抗体をその増殖培地中で産生することができるマウス由来ハイブリドーマ細胞株 。
- 2.IgM、IgG1、IgG2a、IgG2b及びIgG3からなる群より選 択されるサブタイプのモノクローナル抗体を産生することができる、請求の範囲 第1項記載のハイブリドーマ細胞株。
- 3.A,T,C,C,HB−8957、HB−8958、HB−8959、HB −8960、HB−8961及びHB−8962からなる細胞株の群から選択さ れる、請求の範囲第1項記載のハイブリドーマ細胞株。
- 4.抗原/抗体反応により特異的にhpG−CSFと結合し得るモノクローナル 抗体をその増殖培地中で産生することができる細胞株によって産生されるモノク ローナル抗体。
- 5.IgM、IgG1、IgG2a、IgG2b及びIgG3からなる群より選 択されるサブタイプの、請求の範囲第4項記載のモノクローナル抗体。
- 6.細胞系がA,T,C,C,HB−8957、HB−8958、HB−895 9、HB−8960、HB−8961及びHB−8962からなる細胞株の群か ら選択される、請求の範囲第4項記載のモノクローナル抗体。
- 7.培養中でWEHI3BD+細胞の分化を誘導させるhpG−CSFの効力を 中和することができる、請求の範囲第4項、第5項又は第6項記載のモノクロー ナル抗体。
- 8.骨髄細胞によるチミジンの取込みを促進させるhpG−CSFの効力を中和 することができる、請求の範囲第4項、第5項又は第6項記載のモノクローナル 抗体。
- 9.hpG−CSFに特異的な抗体との選択的免疫反応に基づく生物学的液体か らの生物学的活性hpG−CSFの単離のための免疫学的方法において、抗原/ 抗体反応により特異的にhpG−CSFと結合し得るモノクローナル抗体を用い ることからなる改良。
- 10.モノクローナル抗体がIgM、IgG1、IgG2a、IgG2b及びI gG3からなる群より選択されるサブタイプのものである、請求の範囲第9項記 載の免疫学的方法。
- 11.モノクローナル抗体がA,T,C,C,HB−8957、HB−8958 、HB−8959、HB−8960、HB−8961及びHB−8962からな る群より選択される細胞株によって産生される、請求の範囲第9項記載の免疫学 的方法。
- 12.hpG−CSFに特異的な抗体との1以上の選択的免疫反応に基づく生物 学的液体中のhpG−CSFの定量的検出のための免疫学的方法において、抗原 /抗体反応により特異的にhpG−CSFと結合し得る1種以上のモノクローナ ル抗体を用いることからなる改良。
- 13.モノクローナル抗体がIgM、IgG1、IgG2a、IgG2b及びI gG3からなる群より選択されるサブタイプである、請求の範囲第12項記載の 免疫学的方法。
- 14.モノクローナル抗体がA,T,C,C,HB−8957、HB−8958 、HB−8959、HB−8960、HB−8961及びHB−8962からな る群より選択される細胞株によって産生される、請求の範囲第12項記載の免疫 学的方法。
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