JPH03502582A - 骨髄性白血病の治療方法 - Google Patents
骨髄性白血病の治療方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
骨髄性白血病の治療方法
発明の分野
本発明は、概して、顆粒球−マクロファージコロニー刺激性因子(GM−C5F
)の過度の産生によって引き起こされるまたは悪化する疾患を治療するための方
法に関し、詳細には、骨髄性白血病の治療方法に関する。
発明の背景
循環性血球は、新しく発生した細胞で絶えず置き換わっている。置換血球は、二
つの主要な系である少なくとも8種類の成熟血球種(1)赤血球(成熟赤血球)
、マクロファージ(単球)、好酸性顆粒球、巨核球(血小板)、好酸性顆粒球、
好酸性顆粒球(肥満細胞)を含む骨髄系;および(2) T ’)ンパ球および
Bリンパ球を含むリンパ糸;を産生ずる造血と呼ばれる過程で生成される〔バー
ジニス(Bbrg#ag)およびニコラ(NicoLa)、Growth Fa
ctors a%d Stem Ca11m (アカデミツク・プレス(Aca
demic Prgaa)、ニュー・ヨーク、xc+g3))。
血球形成の制御の多くは、コロニー刺激性因子<csp)と呼ばれる相互作用性
糖タンパク質の群によって仲介される。これらの糖タンパク質はその存在を検出
するのに用いられる生体内検定法および試験管内検定法のためにそのよ5に名付
げられている。半固形培地で造血細胞をクローン培養するための方法は、試験管
内検定法の展開に特に重要であった。このような培養では、個々の前駆細胞(す
なわち、発生上、特定の系に委ねられるが、なお増殖することが可能な細胞)は
増殖して、生体内での比較しうる過程と本質的に同じであると思われる方法で、
成熟する子孫のコロニーを形成することができる。造血におけるC5Fの役割が
、最近の多くの総説、例えばメStimulating Factors (
エルゼピル(Elsaviar)、1229巻、16〜22頁(1985);ニ
コラら、211頁(1986);クラーク(C1ark)およびカー7238巻
、1374〜1379頁(1987)に紹介されている。
これらの因子の検出、単離および精製は極めて困難であり、それらが典型的に存
在している体液の性質およびその極めて低い濃度によって複雑になることが多い
。更に多くのC5Fが、主として分子のクローニングを介して入手可能になるに
従い、そのための臨床的な用途を見出だすことに関心が高まってきた。ホルモン
との生理学的な類似性(例えば、可溶性因子であり、増殖媒介因子であり、細胞
受容体により作用すること)のために、C5Fの可能な利用は現在のホルモンに
ついての利用、例えば、デクスターCD#xtmr)、Nature、 32
1巻、198頁(1986)と同様視されている。その利用は、血球発生を刺激
することが望ましいと思われるいくつかの臨床的状態、例えば、腫瘍の化学療法
または放射線療法後の回復療法、骨髄発育不全の治療、好中球欠損症の治療、骨
髄移植に伴う造崩再生を促進させる治療、および立証された感染に対する宿主の
抵抗性を増加させる治療に対して提案された〔例えば(前記に引用した)デクス
ター、(前記に引用した)メトカーフ、 5cis%cg、および(前記に引用
した)クラークおよびカーメン〕。最近、ヒトのGM−C5Fの組換え体が、重
症の白血球減少性エイズ(AIDs)患者の循環性白血球数を投与量に依存して
増加させることが分かった〔グループマン(Groo−pman)、Cs1L、
50巻、5〜6頁(1987))。
更に、C5Fは骨髄性白血病の発病および進行にある役割を果たしていると思わ
れる。骨髄性白血病は、顆粒球−マクロファージ前駆細胞のクローン性新生物で
あり、二つの主要な群である、慢性骨髄性白血病(CML)および急性骨髄性白
血病(AML)に分けられる。CMLは、牌臓および血欣甲の造血集団の拡大を
伴なう成熟の全段階での顆粒球−単球集団の骨髄中での増大を特徴とする。
化学療法は白血病の細胞集団の過度の大きさを減少させることに成功してはいる
が、そのような療法は(未熟形または異常形細胞の比率が益々増加する)末期の
重大な変化を防止することまたは罹患患者の寿命を延長させることには成功して
いない(前記に引用したメトカーフ、1984)。
AMLは、成熟する顆粒球−単球細胞の形跡がほとんどまたは全くないことが多
い未熟顆粒球−単球幼若細胞の蓄積を特徴とする。この疾患は、主として骨髄に
現われ、通常、勝臓の拡大はごくわずかである。血中の総有核細胞数は増加する
ことがあるしまたはしないこともあるが、比較的に少ない成熟細胞に対して未熟
な幼若細胞が高比率で存在する。通常、付随した貧血、血小板減少症、および骨
髄および末梢血液での成熟顆粒球および単球の相対的欠損がある。抑制不可能な
出血または重症感染の結果として死に致るのが一般的である(前記に引用したメ
トカーフ、1984)。
両形態の白血病共に、コロニー刺激性因子、特にGM−C5Fの産生またはそれ
に対する応答性の異常によって進行すると思われる。特に、多くのAML患者か
らの白血病細胞は、それらが本質的にGM−C5Fを発現するので、試験管内で
の自発的な増殖が可能であることおよびそのような自発的な増殖を抗血清を中和
するGM−C5Fの添加によって阻害することができるということが分かった〔
ヤング(Yosc%g)ら、Blood、68巻、1178〜1181頁(19
86)l。
不発明は、GM−C5Fの細胞増殖を刺激する能力を阻止することによる骨髄性
白血病、特にAMLの治療に関する。このような阻止は、ヒトのGM−CSFに
特異的な単クローン性抗体の利用によって行なうことができる。したがって、G
M−C5F活性を阻止することが可能な単クローン性抗体の入手が可能になれば
骨髄性白血病を治療する新規な方法を得ることができると思われる。
したがって、本発明は、ヒトのGM−C5Fに対するアンタゴニストの効果的な
量を投与することによって有効なGM−C5F濃度を減少させる方法を提供する
。詳細には、本発明は、ヒトのGM−CSFに対するアンタゴニストの効果的な
量を投与することによる骨髄性白血病を1′8gするための方法に関する。好ま
しくは、GM−C5Fに対するアンタゴニストは、GM−C5Fの生物学的活性
を阻止することが可能な単クローン性抗体、その断片または標準的な方法によっ
てそれから誘導される結合性組成物である。最も好ましくは、GM−C5Fに対
するアンタゴニストは、ハイフ゛リドーマBVD2−5A24、BVD2−23
B6.4およびtjVD2−21C11,3によって生成された単クローン性抗
体またはその遺伝子から誘導される。これらのノ・イブリドーマはメリーランド
州、ロックビルのアメリカン・タイプ・カルチャー−コレクション(Ameri
ca%Type Cu1tureCollection) (ATCC)に、そ
れぞれ登録査号BB9567、HB956 BおよびHB9569としく寄託本
発明は、ヒトのGM−C5Fの生物学的活性を阻止することが可能な単クローン
性抗体の発見、およびある種の骨髄性白血病がGM−C5Fの自己分泌によって
引き起こされるという発見に基づいている。本発明の方法は、ヒトのGM−C5
Fに対するアンタゴニストの効果的なまたは疾患を回復させる量を投与すること
から成る。
好ましくは、本発明のアンタゴニストはヒトのGM−C5Fの生物学的活性を阻
止することが可能な抗体から誘導する。
抗体はジスルフィド架橋によって一緒に結合されたポリペプチド鎖の集合体から
成る。L−鎖およびI−鎖と呼ばれる2本の主要なポリペプチド鎖が抗体のあら
ゆる主要な構造種(インタイブ)を構成し1いる。さらに、H−鎖およびL−知
は共に、可変部および不変部と呼ばれる小部分に分けられる。B−知は1種類の
可変部および3種類の異なる不変部から成り、L−鎖はL種類の(H−鎖のもの
とは異なる)可変部および1種類の(H−鎖のものとは異なる)不変部から成る
。H−鎖およびL−鎖の可変部は抗体の結合%異性の原因となっている。
本明細書中で用いたrg−知可変部」という用語は。
(1)長さがアミノ酸110〜125伽であり、(2)そのアミノ酸配列が不発
明の単クローン性抗体のH−頌のアミノ酸配列に対応して、B−領のN−末端ア
ミノ酸から開始するポリペプチドを意味する。同様に、「L−鎖可変部」という
用語は、(1ン長さがアミノ酸95〜115個であり、(2)そのアミノ酸配列
が本発明の単クローン性抗体のL−鎖のアミノ酸配列に対応じて、L−鎖のN−
末端アミノ酸から開始するポリペプチドを意味する。
本明細書中で用いた「単クローン性抗体」という用語は、ヒトのGM−C5Fに
特異的に結合し且つその生物学的活性を阻止することが可能である免疫グロブリ
ンの均一集団を意味する。
本明細書中で用いた「結合性組成物」という用語は、2徨類のポリペプチド鎖即
ち、(1)機能的に関連させた場合、ヒトのGM−C5Fに対して結合親和性が
高いコンホーメーションをとるものと、(2)ヒトのGM −C5Fに特異的で
且つその生物学的活性を阻止することが可能な単クローン性抗体を生成するノ・
イブリドーマから誘導されるものとから成る組成物を意味する。「機能的に関連
させた」という用語は、2種類のポリペプチド鎖を、FabまたはFvのような
天然の抗体断片の結合などの様々な手段によって、またはカルボキシル末端で遺
伝子工学的に工学処理されたシスティン含有ペプチドリンカ−によって、抗原に
対する結合能力を持つように互いに相関的な位置におくことができるということ
を示すという意味である。通常、2種類のポリペプチド鎖はヒトのaM−C5F
tic%異的な単クローン性抗体のL−鎖可変部およびH−鎮可変部に対応して
いる。
好ましくは、本発明のアンタゴニストは、ヒトのGM−C5Fの生物学的活性を
阻止することが可能な単クローン性抗体から誘導される。このような単クローン
性抗体は二重スクリーニング法によって得られる。最初は、間接エンザイムーリ
ンクドイムノアブソーペントアツセイ(e%zyme−1inked immu
no−absorbent assay)(ELISA)またはイムノメトリッ
クエリザスクリーン(immsnomatric ELISA saream)
によってヒトのGM−C5Fに特異的な抗体を選択する。この集合体から第2の
スクリーンを用いてヒトのGM−C5Fの生物学的活性を阻止するかまたは中和
する抗体の能力を判断する。種々の生物学的検定法がGM−C5Fに対して利用
可能である。特に、例えばメトカーフによって〃区Hemopotattc C
o1ony StimslattnσFαccora (エルゼピル、アムステ
ルダム、1984)に開示されたように半固形培地での骨髄または*?!’の血
液検定法を用いることができるし、GM−C5F依存細胞系KG−1’lr:、
例えばケフラー(Koafflar)らによって5cience、200巻、1
153〜1154頁(1978)におよびルスイス(Luais)らによってP
roe、Natl、 Aaad、 Set、、77巻、5346〜5350頁(
1980)に開示されているような検定法で用いることができ、KG−1細胞系
はATCCf介して登録誉号CCL246として入手可能である。
骨髄および調帯の血液慣定法は下記のように行なう。
非血液病の患者から採取された骨髄細胞をフィコール[:400!、シグマ・ケ
ミカル・カンパニー(SigmaChemical Co、)、ミズーリ州、セ
ント・ルイス)上にノーにして、遠心分離しく600Xf、20分間)、そして
界面での細胞を除去した。これらの細胞を、10%ウシ胎児血fi(FC5)f
;l含むイスコブの修正ダルベツコ培地(Jacovm’s Modified
IJ)ulbsr:co’s Medium)で2回洗浄12、同じ培地に再
懸濁させ、そして付着細胞をプラスチック製ペトリ皿への付着によって除去した
(付着細胞はGM−C5F産生細胞であることが多く、前記に引用したメトカー
フを診照されたい)。非付着細胞を105の細胞数/ mtで、20%FC5と
、50μモル2−メルカフトエタノールと、0,9%メチルセルロースと、各種
濃度のコロニー刺激性活性を有することが知られている上澄みかまたは試験用上
澄みとを含むイスコブ培地に加える。その1mt分を35絹のペトリ皿にプレー
トし、空気中にCo、?:6%言む十分に加湿された雰囲気中、37℃で培養す
る。増養の開始後3日月に、エリスロポエチン1単位を各プレートに加える。顆
粒球−マクロファージコロニーおよび赤血球バーストを10〜14日目に倒日月
微鏡を用いて評価する。
ヘパリン中に採取された贋金血球を600Xfで6分間遠心回転させる。血漿と
赤血球最上部間の界面に集まった白血球’Y0.17#塩化アンモニウムおよび
6%FC5が入っている試験管に移す。氷上で5分後に、懸濁液はF CS 4
rlLtを下にして、600Xfで6分間遠心分離乞ン酸緩衝浴液で洗浄し、
骨髄細胞について前記に記載したフィコールおよびプラスチックによる付着段階
に通す。
低密度の非付着細胞を採取し、10ゝの細胞/培地で前記に記載の半固形培地に
置いた。
検定の最後に、個々のコロニーをガラス板に塗布し且つライト・ギムザCWri
ght −Gm 1tscaα)で染色した後、細胞性組成を測定する。好酸球
はルクソル・ファスト・ブルー(Luzol Fast Blue) で染色
することニヨッテ測定する〔例えばジョンソン・ジー(JOnlO%G、)およ
びメトカーフ奉ディー(Matcalf D、)、Ezp、 Hamatol、
、8巻、549〜561頁(1980))。
本発明のハイブリドーマは周知の方法によって製造す生ずるための非融合的方法
が可能であり、本発明の範囲内である、例えばウィルスに誘発される変化である
〔カサ+)CCαsat i )ら、FB=)ンパ球の抗原特異性選択およびE
BVでの形質転換によるヒト単クローン性抗体CBuman Monoclo
nals from Antigen−5pecificSelectSo
n of B Lympんcytas and Transform
ationbyEBV)」、Scimncg、234巻、476〜479頁(1
986))。通常、不滅性細胞系は哺乳類細胞、特に)類、ウシ、ヒト起源の骨
髄騰細胞を形質転換させたものである。ラットまたはマウス骨髄腫細胞系を、便
宜上および入手可能性上用いることが最も多い。
標的抗原で感作されだ哺乳類からの適当なリンパ球を得るための方法は周知であ
る。通常、ヒト起源の細胞が望ましい場合、末梢血液リンパ球(PBL)’に用
いるが、非ヒト哨乳類起源が望ましい場合、牌細胞またはリンパ節細胞を用いる
。宿主哺乳類を精製された抗原の繰り返しの投与で感作し、哺乳類に所望の抗体
産生細胞を生じることを可能にした後、これらを不滅性細胞系との融合のために
採取する。融合のための方法も当該技術分野において周知であり、一般に、細胞
を、ポリエチレングリコールのような融合剤と混合することを含む。ハイブリド
ーマをEAT選択のよ5な標準法によって選択する。
これらのハイブリドーマの中から、所望の抗体を分泌するものを標準免疫検定法
、例えばウェスタン法(1Fa m −1grx blotti%g)、ELI
SA、RIA等によってその冶堆を検定することによって選択する。抗体を、標
準タンパク貴精製法を用いて培地から回収する〔例えばテユ1985))。前記
のいずれかの方法を適用する場合の手引きは多くの文献で祷ることができ、例え
ばコーラ−(Kokjsr)ら、Hybridoma Tech%iq%es
(コールド−スプリング・ハーバ−・ラボラトリ−CCold Springl
larbor Laboratory )、ニュー・ヨーク、1980);カン
プベル(CampbalL)、hIonoclonal Antibodyプレ
ス(CRCPress)、フランドル、ポカ・ラドン、1982)等がある。
抗体の断片の机用および作成もまた周知であり、例えロン(Sharon)ら、
Biochgrnistry、 15巻、1591〜1594頁(1976)
およびエーリソヒ(Ehrlech)ら、米国特許第4.355,023号明
細書〕;および抗体%分子(antibody half molatxblg
s ) [オーディドアCAxditorg )−ハーグリーヴス(Iiarg
raavas )、米国特許第4,470,925号Ja14F )である。更
に、このような化合物および不発明の組成物乞用いて、既知の方法によって、例
えば、更にハイブリドーマの融合(すなわち、いわゆるクオドローマ(quad
romas )を形成すること)によって〔リーディング(R#αding)、
米1特許第4.474.493号明細曹〕、または為分子の化学的再結すること
ができる。
本発明のハイブリドーマおよび単クローン性抗体は、組換え法によって生成され
た成熟ヒトGM−C5Fのグリコジル化された形態かまたは非グリコジル化され
た形態に対して生産される。概して、ヒトGM−C5Fの非グリコジル化された
形態は大腸菌(E、 coli )で産生され、グリコジル化された形態は哺乳
類の細胞宿主、例えばCVliたはサルのCO5細胞、マウスL細胞等で産生さ
れる。組換え法により産生される成熟ヒ)GAf−C5Fは、標準プロトコルを
用いて発現ベクターを宿主細胞に導入することによって生産される〔例えばマニ
ア−・ラボラトリ−、ニュー・ヨーク、1982);オカヤマ(Okayama
)およびベルブ(fhrg)、Mo1.Ca1L。
Bsol−12巻、161〜170頁(1982)および3巻、280〜289
頁(1983);ハマー(Bα惧げ)、Ganatic bxginagrin
g、 2巷、83.100頁(1980)および米国特許第4,599,308
号明細誉;カウフマン(1:Jaxfman)ら、Mo1.Ca11.Biol
、、2巻、1304〜1319頁(1982)等〕。
細菌のまたは哺乳類の発現ベクターのIl或は、所望のタンパク*W暗号化する
そのヌクレオチド配列が分かりまたはさもなければ杓用可耗になると、当該技術
分野において周知であり、例えばデボア(1)gBogr)は米国特許第4,5
51,433号明細書で細菌の発現ベクターでの利用のためのプロモーターを開
示しており;ゲデル(Goeddal)らは米国特許第4,601.980号明
細書で、およびリッグス(R匂as)は米国特許第4,431.739号明細書
で大腸菌の発現系による哺乳類タンパク質の生成を開示しており;そして(前記
に引用した)リッグス、2959〜2977頁(1985)およびミュレンバツ
ク(Msllmnbach)らの7. Biol、 Chum、、261巻、7
19〜722頁(1986) では細菌での発現用合成遺伝子を構成する方法を
開示している。したがって、これらの文献を一照して本明細誉中に引用する。ヒ
) GM −CS Fに開示されており、そこで開示されたヒトGM−C5Fを
暗号化するcDNAを運搬するper)ベクターはATCCの81M貯蔵室で登
録査号57594および57595として寄託されている。ヒトam−C5Fの
酵母での生成はミャジマCMiyajima)らによって開示されている。ヒト
GM−C5Fの大腸菌での生成はリビー(Libhy)らによってDNA、6巻
、221〜229頁(1987)に開示されている。
本発明のハイブリドーマについて特徴的な抗体および抗体断片も、メツセンジャ
ーRNAを抽出し、c D # Aライブラリーを構成し、そして抗体分子のセ
グメントを暗号化するクローンな選択することによる組換え方法によって生成す
ることができる〔例えばウオール(77α11)81巻、3273〜3277頁
(1984);ボス(Boss)ら、thermic Aeid Re5ear
ch、 12巻、3791〜3806頁(1984);アムスター(Amgta
r)ら、N5cliic Ac1d Re5earch、 8巻、2055〜2
065頁(1980);およびモーア(hloora) ら、米国特許第4.
642,334号明細誉〕。特に、このような方法を用いて一つの動物種の結合
節分をもう一つの動物種の抗体の非結合部分と結合させた穐間率クローン性抗体
を生成して、免疫原性を減少させることができる〔例えばリュー(Lis)ら、
Proc、Natl、Acad、St仁、84巻、3439〜3443頁(19
87))。
本発明のアンタゴニストを、骨髄性白血病を治療するための薬剤組成物として投
与する。このような組成物は、薬剤担体中に不発明の少なくとも1種類の単クロ
ーン性抗体、またはその断片の効果的な童を含んでいる。薬剤担体は、本発明の
組成物を患者に与えるのに適当な無毒性物質のいずれの許容性の担体であること
もできる。概して、このよ5な薬剤の非経口的投与に有用な組成物は二CMac
k Publishing Company)、ペンシルベニア州、イーストン
、1980:l。或いは、本発明の組成物を、移他可能な薬剤供給系によって患
者体内に導入して非経口的に投与される場合、抗体または断片を薬学的に容認で
きる薬剤担体と一緒に注射可能な形態の単位投与量で配合する。このような担体
は本質的に無毒性且つ非治療性である。このような担体の例は、標準食塩水、リ
ンゲル浴液、デキストロース浴液およびハンクス液である。固定油およびオレイ
ン酸エチルのよ5な非水性担体も用いることができる。好ましい担体は5%デキ
ストロース/食墳水である。担体は、等張性および化学的安定性を増大させる物
質のような少量の添加剤、例えば緩衝剤および防腐剤を含んでいてもよい。抗体
は、凝集体および他のタンパク質を実質的に含まない精製された形態で、約5〜
30m9/rrLt、好ましくは10〜20mp/mJの1度で配合するのが好
ましい。
の因子に依存し、アンタゴニストの血清中の代謝速度、白血病に伴なう循環性の
GM−C5Fの細胞外濃度、アンタゴニストの免役原性、(例えば、非血清GA
i−C5Fが阻止されるべきである場合の)標的GM −C5Fへの接近可能性
、G、’d−C5Fの受容体に対するGM−C5Fの親和性対アンタゴニストに
対するGM−C5Fの相対的親和性の割合等が挙げられる。投薬処法は、患者に
与えられるアンタゴニストの量の上限は一貫して副作用が容認できる水準にする
のが好ましい。したがって、与えられるアンタゴニストの倉は、ある程度、特定
のアンタゴニストおよび治療される扶思の培酷さに依存する。適当な投与量を選
択する指標は、抗体の治療的利用についての文献で見出だされる〔例えばフエロ
ーネ(Fmrrong)ら監1参、Handbook of Aノonotlo
nal A?Itibodiaz (ノージス・パブリケー7ヨンズ<Noga
s Publications)、ニュー・シャーシー州、パーク・リッジ、1
985)中、バック(Ba、th)らの第22章;およびハーバ−ら監修、An
tibodies tn Human Diagnosis and Ther
apy(ラヴエン・プレス(Raven Press)、ニュー・ヨーク、19
77)中、ラッセル(Russirl)の303〜357頁、スミス(Smtt
h )らの365〜389頁〕。好ましくは、アンタゴニストが巣クローン性抗
体またはFα5の大きさにしたその断片から成る場合、その投与量は1日当り約
1〜201ny/に9の範囲でなければならない。更に好ましくは、その投与量
は1日当つ約1〜tomy/に9の範囲である。
多くの場合、抗体または断片の免役原性′?:適当な誘導化によって、例えばポ
リエチレングリコール等を用いて減少させることができる〔ビューチャンプ<B
mauchα−mp)ら、A>cLl、 Biocham、、131巻、25〜
33頁(1983);およびアブコラスキー(Abxchowtrki )ら、
J 、 Biol 、 Cham、、252巻、3578〜3581 頁および
3582〜3586頁〕。
本発明の前記の実施態様の説明は、例示および説明のために示したものである。
それらは本発明の全てを網羅するものではなく、また本発明を開示された厳密な
形態に制限するためのものではなく、前記に示したことを考慮して多くの変法お
よび変更が可能であることは当然のことである。本発明の原理およびその実際の
用途乞説明し、それによって当該技術者が、予想される特定の利用に適当である
ように、種々の実施態様で且つ種々の変法を用いて本発明を最もよく利用するこ
と馨可能にするために、実施態様を選択し且つ記載した。それは本発明の範囲が
これに関して添付される請求の範囲によって定義されることを意味するものであ
る。
本出願人はハイブリドーマBVD2−5A2.4、BVD2−23B6.4およ
びHVD2−21C11,3を米国、メリーランド州、ロックビルのアメリカン
・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)に、それツレ登録番号BB9
567、#E9568およびHE9569として寄託した。これらの寄託は、A
TCCの特許目的のための培養珈寄託に関する協定(ATCC’s Agrge
−mgnt for Cu1ture I)ipoait for Paten
t Prrposgs)に基づいて与えられる条件で行なったが、これは寄託乞
米1特許法(35U、S、C,)第122条および37 C,F、R。
1.14によって米国特許および商標局長に利用可能にし且つ米国特許明細書の
発行による公衆に入手可能にすることを保証するものであり、これは寄託を維持
すること乞必賛とするものである。寄託された菌株の利用可能性は、℃・ずれの
政府の代理権の下でもその特許法にしたがって認可された侑利に違反して本発明
を実施するための承諾として解釈すべきではない。
寄託は、微生物の寄託に関するブダペスト条約の要件にしたがって変更した。
国際調査報告
1*1mMll1@+vlA@*111N例−内N−PCT/υ5891022
06国際調査報告
US 8902206
Claims (7)
- 1.ヒトのGM−CSFに対するアンタゴニストの効果的な量を患者に投与する ことから成る患者の骨髄性白血病を治療する方法。
- 2.前記のヒトのGM−CSFに対するアンタゴニストを、ヒトのGM−CSF の生物学的活性を阻止することが可能な単クローン性抗体、ヒトのGM−CSF の生物学的活性を阻止することが可能な単クローン性抗体の断片、およびヒトの GM−CSFの生物学的活性を阻止することが可能な単クローン性抗体のH−鎖 可変部およびL−鎖可変部から成る結合性組成物から選択する、請求の範囲第1 項に記載の方法。
- 3.前記の単クローン性抗体を、BVD2−5A2.4、BVD2−23β6. 4およびBVD2−210C11.3から選択されたハイブリドーマによって生 成する、請求の範囲第2項に記載の方法。
- 4.前記の投与する段階が、約1mg/ml〜20mg/mlの範囲の濃度での 前記のアンタゴニストの静脈内投与を含む、請求の範囲第2項に記載の方法。
- 5.前記の投与する段階が、−日当り約1mg/kg〜20mg/kg(前記の 患者の体重)の範囲の量の前記のアンタゴニストの静脈内投与を含む、請求の範 囲第4項に記載の方法。
- 6.前記の骨髄性白血病が急性骨髄性白血病である、請求の範囲第5項に記載の 方法。
- 7.請求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記載の方法を行なうのに利用す る薬剤組成物の製造におけるヒトのGM−CSFに対するアンタゴニストの利用 。
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