JPS6341348B2 - - Google Patents

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JPS6341348B2
JPS6341348B2 JP57191605A JP19160582A JPS6341348B2 JP S6341348 B2 JPS6341348 B2 JP S6341348B2 JP 57191605 A JP57191605 A JP 57191605A JP 19160582 A JP19160582 A JP 19160582A JP S6341348 B2 JPS6341348 B2 JP S6341348B2
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JP
Japan
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steering
signal
wheel steering
speed
rear wheel
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Application number
JP57191605A
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JPS5981267A (ja
Inventor
Hirotaka Kanazawa
Teruhiko Takatani
Naoto Takada
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Matsuda KK
Original Assignee
Matsuda KK
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Publication date
Application filed by Matsuda KK filed Critical Matsuda KK
Priority to JP19160582A priority Critical patent/JPS5981267A/ja
Publication of JPS5981267A publication Critical patent/JPS5981267A/ja
Publication of JPS6341348B2 publication Critical patent/JPS6341348B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/148Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering provided with safety devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ステアリング操作によつて前輪とと
もに後輪をも転舵制御するようにした4輪操舵装
置の改良に関するものである。
従来より、この種の4輪操舵装置として、例え
ば特開昭57−11173号公報等に開示されているよ
うに、前輪に対する後輪の転舵比を車速に応じて
自動制御し、設定速度以下の低車速域では前輪の
転舵方向に対して後輪を逆方向(逆位相)に転舵
することにより、車両の最小回転半径を小さくし
て小回りや車庫入れ等を容易に行う一方、設定速
度より高い中、高車速域では後輪を前輪と同方向
(同位相)に転舵することにより、後輪の前輪に
対するコーナリングフオースの位相遅れを短縮し
て、レーンチエンジ(車線変更)や緩やかな旋回
を安定して行うようにしたものが知られている。
ところで、車両には上記の如き車庫入れ等の容
易化に加えて縦列駐車をも容易に行い得る機能が
要求される。そして、この要求を満足するために
は低車速域で後輪を比較的大きな転舵角比(後輪
転舵角/前輪転舵角)で前輪と同位相に転舵し
て、車両の斜め方向への移動を行い易くする必要
がある。しかしながら、上記従来のものでは、後
輪の同位相転舵の速度域が中、高車速域に限られ
ている。このため、上記要求を満足するためには
別途に、後輪が車速とは無関係に同位相となる固
定モードを付加し、これをマニユアルスイツチの
操作により選択するようにすることが考えられ
る。
しかるに、この場合には、固定モードが解除さ
れると、後輪は自動的に通常走行モードに基いた
転舵角位置に転舵されることになる。このため、
ステアリングがそのまま保持されている状態でも
後輪が大きく且つ唐突に姿勢変化することになつ
て、操縦安定性および走行上の安全性が低下する
ことになる。そしてこのことは後輪転舵角特性を
逆に通常走行モードから固定モードに切換えた場
合にも同様に発生する。
この現象は、上記のような通常走行モードと固
定モードとの切換え時のみに限らず、要は、前輪
に対する後輪転舵の転舵特性が異なる複数の特性
を有するものにおいて、この転舵特性を切換える
場合において発生する可能性があるものである。
そこで、本発明は斯かる点に鑑み、前輪に対す
る後輪の転舵特性が運転者のマニユアル操作又は
自動制御信号等により切換えられた時には、その
切換に伴う後輪の所定転舵角位置への移行を低速
度で行うようにすることにより、車両の姿勢変化
を緩やかにして、車両の通常走行を繰縦性良く安
全に行い得るようにすることを目的とするもので
ある。
以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に説
明する。
第1図は本発明の第1実施例である4輪操舵装
置の全体構成を示し、1は左右の前輪2a,2b
を転舵するステアリング装置であつて、該ステア
リング装置1はステアリング3と、ラツク&ピニ
オン機構4と、左右のタイロツド5,5と、左右
のナツクルアーム6,6とから成る。
また、7は左右の後輪8a,8bを転舵する後
輪転舵装置であつて、該後輪転舵装置7は、両端
が左右の後輪8a,8bにナツクルアーム9,9
およびタイロツド10,10を介して連結された
車体横方向に延びるロツド11aを有する油圧ア
クチユエータ11を備えている。該油圧アクチユ
エータ11は、ロツド11aに固着したピストン
11bにより車体横方向に仕切られた左転用油圧
室11cおよび右転用油圧室11dを備え、該各
油圧室11c,11dにはそれぞれリターンスプ
リング11e,11fが縮装されている。また、
後輪転舵装置7は、電動機12により駆動され油
溜め13内の油を吸入して上記油圧アクチユエー
タ11に供給する油圧ポンプ14と、該油圧ポン
プ14からの圧油供給方向を切換える切換弁15
とを備えている。該切換弁15は、油圧ポンプ1
4から油圧アクチユエータ11の左転用油圧室1
1cへの圧油供給および右転用油圧室11dから
油溜め13への油戻りを許容する左転位置15a
と、それとは逆方向の油流れを許容する右転位置
15bと、圧油供給および油戻りを共に阻止する
阻止位置15cとを有し、左転位置15aにある
ときは、油圧アクチユエータ11の左転用油圧室
11cの圧油供給によりピストン11bを介して
ロツド11aを図中下方に移動させることによ
り、左右の後輪8a,8bを左方向(図中反時計
方向)に転舵する一方、右転位置15bにあると
きには右転用油圧室11dへの圧油供給によりロ
ツド11aを上記とは逆方向に移動させて左右の
後輪8a,8bを右方向(図中時計方向)に転舵
し、また阻止位置15cに位置付けたときには油
流れを阻止してロツド11aの移動を停止させる
ことにより、左右の後輪8a,8bをその時の転
舵角に保持するようにしている。
さらに、16は上記後輪転舵装置7を作動制御
するコントローラであつて、該コントローラ16
には前輪2a,2bの転舵角を検出する前輪転舵
角センサ17と、車速を検出する車速センサ18
と、上記油圧アクチユエータ11のロツド11a
の左右移動量を検出する後輪転舵センサ19との
各検出信号が入力されており、また該コントロー
ラ16には上記切換弁15のスプール15dを吸
引移動せしめる励磁コイル15eが接続されてい
る。さらに、上記コントローラ16の内部には、
第2図に示すような前輪転舵角θFに対する油圧ア
クチユエータ11のロツド11aの移動量SA
特性、換言すれば前輪転舵角θFに対する後輪転舵
角θRの特性が予め2種類のモードで入力記憶され
ている。該一方の特性は図中実線で示すように車
速が速度Vo以下の速度域では逆位相となり、車
速Voより高い速度域では同位相となるよう、車
速に応じて変化する通常走行モードとしての自動
制御モードであり、他方の特性は図中一点鎖線で
示すように車速とは無関係に前輪転舵角θFの増大
に応じて後輪転舵角θRも同位相で増大する固定モ
ードとなつている。そして、後述するマニユアル
スイツチ20の操作により固定モードが選択され
たときには前輪転舵センサ17の検出信号のみに
応じ、また自動制御モードが選択されたときには
前輪転舵センサ17と車速センサ18との両検出
信号に応じて油圧アクチユエータ11のロツド1
1aの目標移動量(目標後輪転舵角)を上記特性
に基いて算出し、これを上記後輪転舵センサ19
からのロツド11aの実際移動量と比較して、そ
の差を縮める方向に油圧アクチユエータ11のロ
ツド11aを移動させるよう、切換弁15の励磁
コイル15eを励磁又は非励磁して切換弁15を
適宜位置に位置付けるように構成されている。
そして、20は上記コントローラ16内で固定
モードを選択するためのマニアルスイツチであつ
て、該マニユアルスイツチ20は第3図イに示す
ように、ON操作されると「H」レベルの固定モ
ード選択信号を発生するものである。また、21
は車速が設定速度より高くなると直ちにコントロ
ーラ16の固定モードの選択を強制的に解除する
自動解除装置であつて、該自動解除装置21は、
車速を検出する車速センサ21aと、該車速セン
サ21aからの車速信号を、基準値設定器21b
の設定速度に相当する基準値と比較して車速が設
定速度より高いときには第3図ロに示すような
「H」レベルの設定車速信号を発生するコンパレ
ータ21cと、該コンパレータ21cの出力信号
および上記マニユアルスイツチ20の出力信号を
受ける第1アンド回路21dと、マニユアルスイ
ツチ20の固定モード選択信号を受けてセツトさ
れ且つ該選択信号を反転した信号又は上記コンパ
レータ21cからの設定車速信号をオア回路21
eを介して受けてリセツトされるエツジトリガタ
イプのフリツプフロツプ回路21fと、上記第1
アンド回路21dからの第3図ハに示すような出
力信号および該フリツプフロツプ回路21fから
の第3図ニに示すような出力信号を受ける第2ア
ンド回路21gとから成る。該第2アンド回路2
1gの出力信号は第3図ホに示すように、マニユ
アルスイツチ20のON操作時(同図イ参照)に
「H」レベルとなり、その後、コンパレータ21
cで設定車速信号が発生した時(同図ロ参照)に
は強制的にリセツトされて「L」レベルとなり、
以後、設定車速信号の非発生に拘れらず(同図ロ
の(a)部参照)「L」レベルを保持するパルス信号
となつている。そして、該自動解除装置21の出
力信号(第2アンド回路25gの出力信号)は上
記コントローラ16に出力され、該出力信号が
「H」レベルのときにはコントローラ16は固定
モードに選択される一方、「L」レベルのときに
は自動制御モードに選択されるように構成されて
いる。よつて、マニユアルスイツチ20のON操
作によりコントローラ16は後輪転舵角特性が固
定モードに選択される一方、コンパレータ21c
からの設定車速信号に基いて上記固定モードの選
択が強制的に解除されるように構成されている。
そして、22はコントローラ16の固定モード
の解除時、すなわち自動制御モードへの切換時を
判定するための判定手段で、転舵特性切換指示手
段の一つを構成するものである。23は該判定手
段22からの判定信号を受けて上記後輪転舵装置
7の作動速度を遅くするための遅延手段であつ
て、上記判定手段22は2入力端子を有するアン
ド回路22aを備え、該アンド回路22aは、上
記自動解除装置21の出力信号をインバータ22
bで反転した第3図ヘに示すような信号と、自動
解除装置21の出力信号の立下りを遅延タイマ2
2cで設定時間tだけ遅延せしめた同図トに示す
ような信号とを受けて、同図チに示すような
「H」レベルの判定信号を発生するものである。
該判定信号は同図チからも判るように、自動解除
装置21の出力信号の立下り時、すなわち固定モ
ードの強制解除時に「H」レベルとなつてモード
切換時を判定表示するとともに、その後は「H」
レベルをタイマ時間tだけ保持する波形となつて
いる。上記遅延タイマ22cのタイマ時間tは、
モード切換時に後輪8a,8bが新たなモードに
基いて所定転舵角位置にまで転舵されるまでの時
間に相当する時間に設定されている。
一方、上記遅延手段23は油圧アクチユエータ
11の油供給路24と油戻り路25とを連通する
連通路26に介設された電磁切換弁より成り、該
遅延手段23は小開度の絞り23aを有する小開
度位置23bと、大開度の絞り23cを有する大
開度位置23dとの2位置を備えている。そし
て、該遅延手段23の位置制御部23eには上記
判定手段22の出力信号が入力されており、該出
力信号が「L」レベルのときには遅延手段23は
小開度位置23bに位置付けられる一方、「H」
レベルのとき(判定信号の発生時)には大開度位
置23dに位置付けられるように構成されてい
る。よつて、判定信号が発生しない通常時には、
遅延手段23の小開度位置23bへの切換により
連通路26に小開度の絞り23aを介設して、油
圧アクチユエータ11への油の圧力を所定作動速
度に対応する設定圧力とする一方、判定信号が発
生するモード切換時には、遅延手段23の大開度
位置23dへの切換により連通路26に大開度の
絞り23cを介設して、油圧アクチユエータ11
への油の圧力を設定圧力より低くすることによ
り、後輪転舵装置7の作動速度を所定速度より遅
くするようにしている。
尚、上記コントローラ16は、油圧アクチユエ
ータ11のロツド11aの実際移動量が目標移動
量に近づくに従つて油圧アクチユエータ11の作
動速度が遅くなるよう、すなわち油圧ポンプ14
から油圧アクチユエータ11への油の圧力上昇率
が漸次低くなるよう、電動機12を駆動制御する
ように構成されている。また、27は車載バツテ
リである。
次に、上記第1実施例の作動について説明する
に、例えば停車時、マニユアルスイツチ20を
ON操作すると、自動解除装置21の第2アンド
回路21gは出力信号が「H」レベルとなり(第
3図ハ参照)、コントローラ16は固定モードに
選択される。このため、ステアリング3を進行方
向に操舵すると、上記コントローラ16による切
換弁15の作動制御によつて油圧アクチユエータ
11のロツド移動量は、第2図に示すように固定
モードに基づき実際前輪転舵角(例えばθF0)に
対応する移動量(例えばSA0)となり、左右の後
輪8a,8bは固定モードに基いた転舵角(例え
ばθR0)の位置に転舵されることになる。その際、
判定手段22は出力信号が「L」レベルとなつて
おり(第3図チ参照)、遅延手段23は小開度位
置23bにある。このため、油圧アクチユエータ
11への油の圧力は設定圧力となつており、上記
後輪8a,8bの転舵は所定速度でもつて素速く
行われる。
そして、発進後、その状態を保持しながら車速
が設定速度(例えばVo)より高くなると、設定
車速信号の発生(同図ロ参照)に基づき自動解除
装置21の第2アンド回路21gの出力信号が
「L」レベルとなり、コントローラ16は固定モ
ードの選択が強制的に解除されて自動制御モード
に切換わる。このため、コントローラ16は油圧
アクチユエータ11のロツド移動量を自動制御モ
ードに基づき例えばS′A0と算出する。その結果、
左右の後輪8a,8bは固定モードに基づいた転
舵角θR0から自動制御モードに基づいた転舵角θ′R0
に転舵移行することになる。その際、判定手段2
2では自動制御モードへの切換と同時に判定信号
が発生して設定時間tだけ保持されており(同図
チ参照)、遅延手段23はその時間tのあいだ大
開度位置23dに切換えられている。このため、
設定時間tのあいだは油供給路24内の圧力が低
下して油圧アクチユエータ11の作動速度は遅く
なり、後輪8a,8bは所定転舵速度よりも遅い
速度で転舵されることになる。その結果、この後
輪8a,8bの緩やかな転舵移行によつて車両姿
勢は徐々に変化することになり、よつて運転者は
車両姿勢の変化に容易対処して車両を安全に且つ
操舵の不安なく走行させることができる。
尚、上記第1実施例では固定モードの強制解除
時にはコントローラ16は車速に応じて変化する
自動制御モードに切換えられるようにしたが、そ
の他、後輪転舵角が常に零となる自動制御モード
(すなわち通常の2輪操舵特性)に切換えられる
ようにした場合には、第4図および第5図に示す
ように変形することが可能である。すなわち、こ
の場合には判定手段22の機能としては後輪転舵
速度を所定時間だけ遅くするタイマ機能が不用で
あるため、第4図に示す第1変形例ではコントロ
ーラ16で判定手段を兼用するとともに、油圧ア
クチユエータ11の両油圧室11c,11dを、
絞り28aを有する連通路28で構成した遅延手
段23′で連通し、モード切換時にはコントロー
ラ16により切換弁15を阻止位置15cに位置
付けることにより、両油圧室11c,11dを絞
り28aを介して短絡して、油圧アクチユエータ
11を両リターンスプリング11e,11fの付
勢力により徐々に中立位置に復帰させるようにし
たものである。この場合、復帰速度は絞り28a
の開度により決定される。また、第5図に示す第
2変形例では上記第1変形例の絞り28aの開度
に代え、小開度位置23″bと大開度位置23″d
とを有する遅延手段23″により2段階に切換え
るようにしたものである。すなわち、判定手段を
兼ねる自動解除装置21の出力信号(第3図ホ参
照)が「H」レベルにある時(固定モードの選択
時)には、この「H」レベル信号により遅延手段
23″を小開度位置23″bに位置付ける一方、
「L」レベルにある時(自動制御モードの選択時)
には、この「L」レベル信号により大開度位置2
3″dに位置付けるようにしたものである。
また、第6図は、4個のマニユアルスイツチを
用いて4種の走行モードを適宜に選択切換しなが
ら走行し得るようにしたものに適用した第2実施
例を示す。尚、上記第1実施例と同一の部分につ
いては同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、第6図において、第1ないし第4の
マニユアルスイツチ29〜32の各出力信号はそ
れぞれ選択時に点灯する表示装置33〜36を介
してコントローラ16に出力されている。該コン
トローラ16内には第7図イに示すように前輪転
舵角θFとは無関係に後輪転舵角θRが常に零となる
転舵角一定自動制御モードと、同図ロに示すよう
に車速応動型自動制御モードと、同図ハに実線で
示すように前輪転舵角θFの増大に応じて後輪転舵
角θRも同位相で増大する同位相固定モードと、同
図ハに破線で示すように前輪転舵角θFの増大に応
じて後輪転舵角θRも逆位相で増大する逆位相固定
モードの4種の走行モードが入力記憶されてお
り、第1マニユアルスイツチ29がON操作され
ると転舵角一定自動制御モードが、また第2マニ
ユアルスイツチ30がON操作されると車速応動
型自動制御モードが、第3マニユアルスイツチ3
1がON操作されると同位相固定モードが、さら
に第4マニユアルスイツチ32がON操作される
と逆位相固定モードがそれぞれ選択されるように
構成されている。
また、上記4個のマニユアルスイツチ29〜3
2の出力信号は判定手段22′を介して速度遅延
信号発生回路37に出力されている。該判定手段
22′は第8図ホに示すようにマニユアルスイツ
チ29〜32の各ON操作時を検出して「H」レ
ベルの判定信号を発生するものである。また、速
度遅延信号発生回路37の内部には、油圧アクチ
ユエータ11の実際ロツド移動量を目標移動量と
比較してその偏差が後輪転舵速度の遅延を必要と
しない許容範囲内の時には「H」レベルとなる信
号を発生する偏差判別回路37aと、上記判定手
段22′の判定信号を受けてセツトされ且つ該偏
差判別回路37aからの第8図ヘに示すような
「H」レベル信号を受けてリセツトされるエツジ
トリガタイプのフリツプフロツプ回路37bと、
車速を検出する車速センサ37cと、該車速セン
サ37cからの車速信号を基準値設定器37dの
設定速度に相当する基準値と比較して車速が設定
速度より高いときに「H」レベル信号を出力する
コンパレータ37eと、上記フリツプフロツプ回
路37bからの同図トに示すような信号および該
コンパレータ37eからの同図チに示すような信
号を受けるアンド回路37fとが備えられてい
る。該アンド回路37fの出力信号は同図リに示
すように、コンパレータ37eの「H」レベル信
号の発生時において判定手段22′で判定信号が
発生すると「H」レベルとなり、その後偏差判別
回路37aで「H」レベル信号が発生すると
「L」レベルに戻る信号となつている。すなわち、
車速が設定速度より高い範囲内でモード切換が行
われると「H」レベルとなり、その後油圧アクチ
ユエータ11の実際ロツド移動量の偏差が許容範
囲内に入ると「L」レベルに戻る信号となつてい
る。そして、該アンド回路37fの出力信号は上
記第1実施例と同様の遅延手段23に出力されて
いる。
したがつて、上記実施例においては、遅延手段
23は常時は小開度位置23bにある一方、車速
が設定速度より高い範囲内で任意のマニユアルス
イツチがON操作されると、遅延手段23は大開
度位置23dに切換れる。その結果、後輪8a,
8bは新たなモードに基づく所定転舵角への転舵
速度が所定速度より遅くなる。そして、後輪8
a,8bの転舵移行に伴い油圧アクチユエータ1
1の実際ロツド移動量の偏差が許容範囲内に入る
と、遅延手段23は再び小開度位置23bに位置
付けられる。このため上記後輪8a,8bの転舵
速度は上昇して所定速度に戻ることになる。
よつて、上記第1実施例と同様に、モード切換
時における車両の姿勢変化を緩やかにすることが
できるので、車両を安全に且つ操縦性良く走行さ
せることができる。
また、第9図は本発明の第3実施例を示し、上
記第1実施例では後輪転舵装置7を油圧制御式の
もので構成したのに代え、ステアリング装置1に
連動するリンク機構で構成したものである(尚、
上記第1実施例と同一の部分については同一の符
号を付してその説明を省略する)。
すなわち、第9図において、ラツク&ピニオン
機構4のラツク4aにはL形リンク38を介して
車体前後方向に配置した第1のI形リンク39が
連結されており、該ラツク4aの車体横方向移動
に応じてL形リンク38をその支点38aを中心
として回動させることにより、I形リンク39を
車体前後方向に移動させるようにしている。ま
た、該I形リンク39の後端部には車体横方向に
配置したレバー比可変リンク40の一端40aが
連結されている。該レバー比可変リンク40に
は、該可変リンク40に沿つて摺動自在な可動支
点41が設けられており、該可動支点41の位置
を支点としてレバー比可変リンク40の一端40
aを上記第1のI形リンク39の動きに応じて車
体前後方向に移動させるようにしている。さら
に、該レバー比可変リンク40の中央部40bに
は車体前後方向に配置した第2のI形リンク42
が連結され、該I形リンク42の後端部にはL形
リンク43を介して左右の後輪8a,8bのタイ
ロツド10,10に連結した車体横方向のロツド
44が連結されており、第2のI形リンク42の
車体前後方向移動によりL形リンク43をその支
点43aを中心として回動させることにより、上
記ロツド44を車体横方向に移動させて左右の後
輪8a,8bを転舵するようにしている。以上に
より、後輪転舵装置7′を構成している。
そして、上記レバー比可変リンク40の可動支
点41は、電動機45により回転駆動される車体
横方向の螺棒46に螺合する螺合部材47と連結
されており、電動機45の回転駆動に伴う螺棒4
6の回転により螺合部材47を車体横方向に移動
させることにより、可動支点41をレバー比可変
リンク40上に沿つて車体横方向に摺動させ、該
可動支点41を図示の如き中央部40bより右方
に位置付けたときには、該可変リンク40の中央
部40bが、第1のI形リンク39に連動する一
端40aと同一方向に移動することにより、第2
のI形リンク42を第1のI形リンク39と同一
方向に移動させて、後輪8a,8bを前輪2a,
2bと同位相に転舵する一方、可動支点41を可
変リンク40の一端40aと中央部40bとの間
に位置付けたときには、中央部40bが一端40
aと逆方向に連動することにより第2のI形リン
ク42を第1のI形リンク39とは逆方向に移動
させて、後輪8a,8bを前輪2a,2bとは逆
位相に転舵し、また、可動支点41を中央部40
bに一致させて位置付けたときには、一端40a
の車体前後方向移動に拘わらず第2のI形リンク
42の動きが停止することにより、前輪2a,2
bの転舵とは無関係に後輪8a,8bの転舵角を
零に、すなわち後輪8a,8bを車体前後方向と
平行な方向に転舵するようにしている。
また、コントローラ16の内部には前輪転舵角
に対する後輪転舵角特性、すなわち前輪転舵角に
対する可動支点41の支点位置特性が予め入力記
憶されているとともに、該コントローラ16には
レバー比可変リンク40上の可動支点41の位置
を検出する後輪転舵センサ19′の検出信号が入
力されている。そして、該コントローラ16は、
上記可動支点41の支点位置特性に基いて算出し
た目標支点位置を、上記後輪転舵センサ19′か
らの実際支点位置と比較して、その差を縮めるよ
う電動機45を作動制御するように構成されてい
る。
さらに、遅延信号発生回路37の出力信号は、
コントローラ16への供給電力を増減切換する供
給電力切換装置48よりなる遅延手段23に出
力されている。該供給電力切換装置48は上記遅
延信号発生回路37の出力信号が「H」レベルの
ときには供給電力を減少させる一方、「L」レベ
ルのときには増大させるように構成されている。
その他の構成は上記第2実施と同様である。
したがつて、任意のマニユアルスイツチのON
操作によりモード切換が行われたときには、遅延
信号発生回路37の出力信号が「H」レベルに反
転し、供給電力切換装置48のコントローラ16
への供給電力が減少切換されるので、コントロー
ラ16による電動機45の作動制御は制御速度が
遅くなり、可動支点41はモード切換に伴う目標
支点位置への移動の際、その移動速度が遅くな
る。その結果、後輪8a,8bの目標転舵角への
転舵速度は遅くなり、よつて、上記第1および第
2の実施例と同様に、モード切換時における車両
の姿勢変化を緩やかにすることができるので、車
両を安全に且つ繰縦性良く走行させることができ
る。
以上説明したように、本発明によれば、転舵特
性切換指示手段の出力信号に基づいて遅延手段に
より後輪転舵装置の作動速度を遅くするようにし
たので、転舵特性切換時における車両の姿勢変化
を緩やかにでき、走行上の安全性および繰縦安定
性の向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は第1実
施例を示す全体概略構成図、第2図は第1図のコ
ントローラに入力記憶される前輪転舵角に対する
後輪転舵角特性を示す図、第3図イ〜チはそれぞ
れマニユアルスイツチの出力、自動解除装置の各
素子の出力および判定手段の各素子の出力の波形
を示す図、第4図および第5図は判定手段および
遅延手段の第1および第2の変形例を示す構成
図、第6図は第2実施例を示す全体概略構成図、
第7図イ〜ハは第6図のコントローラに入力記憶
される前輪転舵角に対する後輪転舵角特性を示す
図、第8図は各マニユアルスイツチの出力、判定
手段の出力および遅延信号発生回路の各素子の出
力の波形を示す図、第9図は第3実施例を示す全
体概略構成図である。 1……ステアリング装置、2a,2b……前
輪、7,7′……後輪転舵装置、8a,8b……
後輪、11……油圧アクチユエータ、14……油
圧ポンプ、15……切換弁、16……コントロー
ラ、22,22′……判定手段(転舵特性切換指
示手段)、22a……アンド回路、22b……イ
ンバータ、22c……遅延タイマ、23,23′
〜23……遅延手段、23a……小開度の絞
り、23b,23″b……小開度位置、23c…
…大開度の絞り、23d,23″d……大開度位
置、23e……位置制御部、24……油供給路、
28……連通路、28a……絞り、40……レバ
ー比可変リンク、41……可動支点、48……供
給電力切換装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 前輪を転舵するステアリング装置と、後輪を
    転舵する後輪転舵装置と、前輪転舵に対する後輪
    転舵の特性が異なる複数の転舵特性を有し、該転
    舵特性を選択して上記後輪転舵装置を制御する制
    御装置とを備える4輪操舵装置であつて、 上記転舵特性の切換えを指示する転舵特性切換
    指示手段と、 該転舵特性切換指示手段の出力信号を受けて、
    転舵特性切換え時、上記後輪転舵装置による転舵
    速度を遅くする遅延手段とを備えたことを特徴と
    する車両の4輪操舵装置。
JP19160582A 1982-10-30 1982-10-30 車両の4輪操舵装置 Granted JPS5981267A (ja)

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