JPH07106690B2 - 油圧走行車両の走行速度切換装置 - Google Patents
油圧走行車両の走行速度切換装置Info
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- JPH07106690B2 JPH07106690B2 JP6950087A JP6950087A JPH07106690B2 JP H07106690 B2 JPH07106690 B2 JP H07106690B2 JP 6950087 A JP6950087 A JP 6950087A JP 6950087 A JP6950087 A JP 6950087A JP H07106690 B2 JPH07106690 B2 JP H07106690B2
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- traveling
- pressure
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- switching
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/42—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic involving adjustment of a pump or motor with adjustable output or capacity
- F16H61/423—Motor capacity control by fluid pressure control means
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、低速,高速の切換走行ができる油圧走行式
建設・荷役車両の走行速度切換装置に関する。
建設・荷役車両の走行速度切換装置に関する。
従来の技術 油圧走行式建設・荷役車両が近距離移動するときには、
現場内移動のための強力な低速走行と、現場間移動の高
速走行とを切換えて、走行を行なっている。第2図は、
クローラ式油圧ショベルの従来技術走行モータ駆動用油
圧・電気回路図である。パイロット弁1,1′を単独また
は同時操作すると、走行弁2,2′はそれぞれ単独または
同時に切換作動する。そこで、油圧ポンプ3,3′からの
吐出圧油は、走行モータ4,4′に送油されるので、走行
モータ4,4′は、同時またはいずれか一方が正転,逆転
する。次に、走行モータ4,4′を低速,高速に切換える
場合を、走行モータ4側について述べる。走行モータ4
の1回転当り容量を、常時は、傾転角調整用シリンダ5
内ばねのばね力により所定の大容量側に設定している。
しかし、上記シリンダ5に圧油が作用すると、ピストン
6は移動し、容量可変レバを小容量側に傾動させる。シ
リンダ5より通じる油路7は、速度選択切換弁8を経
て、常時は油タンク9に連通している。また、速度選択
切換弁8のパイロット圧受圧部10とパイロットポンプ11
とを連通する油路に、電磁弁12を設けている。低速走行
を行うときには、電気回路内の速度選択用スイッチ13を
オフ操作にしておく。そのときには、シリンダ5は、油
路7、速度選択切換弁8のイ位置を経て、油タンク9に
連通している。走行モータ4は大容量側に傾転されてい
るので、パイロット弁1を操作すると、走行モータ4
は、強力な回転力を発して、低速回転を行う。
現場内移動のための強力な低速走行と、現場間移動の高
速走行とを切換えて、走行を行なっている。第2図は、
クローラ式油圧ショベルの従来技術走行モータ駆動用油
圧・電気回路図である。パイロット弁1,1′を単独また
は同時操作すると、走行弁2,2′はそれぞれ単独または
同時に切換作動する。そこで、油圧ポンプ3,3′からの
吐出圧油は、走行モータ4,4′に送油されるので、走行
モータ4,4′は、同時またはいずれか一方が正転,逆転
する。次に、走行モータ4,4′を低速,高速に切換える
場合を、走行モータ4側について述べる。走行モータ4
の1回転当り容量を、常時は、傾転角調整用シリンダ5
内ばねのばね力により所定の大容量側に設定している。
しかし、上記シリンダ5に圧油が作用すると、ピストン
6は移動し、容量可変レバを小容量側に傾動させる。シ
リンダ5より通じる油路7は、速度選択切換弁8を経
て、常時は油タンク9に連通している。また、速度選択
切換弁8のパイロット圧受圧部10とパイロットポンプ11
とを連通する油路に、電磁弁12を設けている。低速走行
を行うときには、電気回路内の速度選択用スイッチ13を
オフ操作にしておく。そのときには、シリンダ5は、油
路7、速度選択切換弁8のイ位置を経て、油タンク9に
連通している。走行モータ4は大容量側に傾転されてい
るので、パイロット弁1を操作すると、走行モータ4
は、強力な回転力を発して、低速回転を行う。
次に、高速走行を行う場合について述べる。スイッチ13
をオン操作すると、電磁弁12の励磁コイル16を通電する
ので、電磁弁12はハ位置よりニ位置に切換わる。そうす
ると、パイロットポンプ11からの圧油は、油路17、18、
19、電磁弁12のニ位置、油路15、14を経て、速度選択切
換弁8のパイロット圧受圧部10に作用する。速度選択切
換弁8は、イ位置よりロ位置に切換わる。そこで、パイ
ロット弁1を操作すると、油圧ポンプ3からの吐出圧油
は、油路20、21、走行弁2、油路22または23を経て、走
行モータ4に送油される。そのときに、油路22または23
内の圧油の一部が、シャトル弁24、速度選択切換弁8の
ロ位置、油路7を経て、シリンダ5のピストン6に作用
する。ピストン6は、ばねのばね力に抗して移動し、走
行モータ4を小容量側に傾転させるので、走行モータ4
は高速回転をする。なお、走行モータ4′側の低速,高
速切換は、上記走行モータ4の場合と同様である。
をオン操作すると、電磁弁12の励磁コイル16を通電する
ので、電磁弁12はハ位置よりニ位置に切換わる。そうす
ると、パイロットポンプ11からの圧油は、油路17、18、
19、電磁弁12のニ位置、油路15、14を経て、速度選択切
換弁8のパイロット圧受圧部10に作用する。速度選択切
換弁8は、イ位置よりロ位置に切換わる。そこで、パイ
ロット弁1を操作すると、油圧ポンプ3からの吐出圧油
は、油路20、21、走行弁2、油路22または23を経て、走
行モータ4に送油される。そのときに、油路22または23
内の圧油の一部が、シャトル弁24、速度選択切換弁8の
ロ位置、油路7を経て、シリンダ5のピストン6に作用
する。ピストン6は、ばねのばね力に抗して移動し、走
行モータ4を小容量側に傾転させるので、走行モータ4
は高速回転をする。なお、走行モータ4′側の低速,高
速切換は、上記走行モータ4の場合と同様である。
この発明の解決すべき問題点 低速,高速に速度を切換操作できる油圧走行車両におい
ては、高速走行は、低速走行に比べて走行速度は速い
が、高速切換時走行モータの回転力が弱い。それで、高
速切換状態で発進すると、その発進の力は弱い。また、
高速走行しているときに停止する場合には、その停止の
ショックが大きいので、車両のメンテナンス上好ましく
ないし、運転感覚も不快であった。一方、高速切換時車
両の登はん力や操向力が弱いので、運転者は現場の条件
や目的などに応じて、低速走行と高速走行とを切換操作
していた。すなわち、高速走行中に走行負荷が大きく増
加する状態、たとえば坂道などにさしかかると、その度
に高速走行より低速走行に切換操作していた。そして、
その走行負荷の大きい場所を通過した後に、再び、低速
走行より高速走行に切換えていた。したがって、その切
換操作がわずらわしく、運転者の疲労を増加させてい
た。
ては、高速走行は、低速走行に比べて走行速度は速い
が、高速切換時走行モータの回転力が弱い。それで、高
速切換状態で発進すると、その発進の力は弱い。また、
高速走行しているときに停止する場合には、その停止の
ショックが大きいので、車両のメンテナンス上好ましく
ないし、運転感覚も不快であった。一方、高速切換時車
両の登はん力や操向力が弱いので、運転者は現場の条件
や目的などに応じて、低速走行と高速走行とを切換操作
していた。すなわち、高速走行中に走行負荷が大きく増
加する状態、たとえば坂道などにさしかかると、その度
に高速走行より低速走行に切換操作していた。そして、
その走行負荷の大きい場所を通過した後に、再び、低速
走行より高速走行に切換えていた。したがって、その切
換操作がわずらわしく、運転者の疲労を増加させてい
た。
この発明は上記の問題を解決し、速度選択用スイッチを
オン操作しておけば、発進および停止直前には、自動的
に低速走行に切換わるとともに、高速走行中の車両の走
行負荷が大きくなったときに、自動的に低速走行に切換
作動し、かつ、上記走行負荷が軽減されると、再び、高
速走行に自動復帰する油圧走行車両の走行速度切換装置
を提供することを目的とするものである。
オン操作しておけば、発進および停止直前には、自動的
に低速走行に切換わるとともに、高速走行中の車両の走
行負荷が大きくなったときに、自動的に低速走行に切換
作動し、かつ、上記走行負荷が軽減されると、再び、高
速走行に自動復帰する油圧走行車両の走行速度切換装置
を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために講じたこの発明の手段は イ.可変容量形走行モータの傾転角調整用シリンダに通
じる油路に速度選択切換弁を連結し、その速度選択切換
弁を速度選択用スイッチで作動し、上記走行モータを低
速または高速回転させるようにした油圧走行車両におい
て、 ロ.左右走行モータのパイロット圧作用回路にパイロッ
ト圧を検出するパイロット圧用シャトル弁を設け、その
シャトル弁からの圧力信号を速度選択用スイッチ側に導
き、 ハ.かつ、左右走行モータの作動回路に回路圧を検出す
る回路圧用シャトル弁を設け、そのシャトル弁からの圧
力信号を速度選択切換弁と速度選択用スイッチとの間に
導き、 ニ.高速操作時の発進および停止直前には低速に切換え
るとともに、走行モータの回路圧が設定圧以上になった
とき、走行モータの速度を低速に切換えるように構成し
た。
じる油路に速度選択切換弁を連結し、その速度選択切換
弁を速度選択用スイッチで作動し、上記走行モータを低
速または高速回転させるようにした油圧走行車両におい
て、 ロ.左右走行モータのパイロット圧作用回路にパイロッ
ト圧を検出するパイロット圧用シャトル弁を設け、その
シャトル弁からの圧力信号を速度選択用スイッチ側に導
き、 ハ.かつ、左右走行モータの作動回路に回路圧を検出す
る回路圧用シャトル弁を設け、そのシャトル弁からの圧
力信号を速度選択切換弁と速度選択用スイッチとの間に
導き、 ニ.高速操作時の発進および停止直前には低速に切換え
るとともに、走行モータの回路圧が設定圧以上になった
とき、走行モータの速度を低速に切換えるように構成し
た。
作用 イ.油圧走行車両の発進および走行停止直前には、走行
弁のパイロット圧回路のパイロット圧は上昇しない。パ
イロット圧用圧力スイッチはオフ状態となっているの
で、速度選択用スイッチをオン操作していても、電気回
路は通電しない。したがって、発進および走行停止直前
には、走行モータは低速回転をする。
弁のパイロット圧回路のパイロット圧は上昇しない。パ
イロット圧用圧力スイッチはオフ状態となっているの
で、速度選択用スイッチをオン操作していても、電気回
路は通電しない。したがって、発進および走行停止直前
には、走行モータは低速回転をする。
ロ.速度選択用スイッチをオン操作して高速走行してい
るときに、走行負荷が増大した状態になると、回路圧用
シャトル弁から導出された圧力信号の圧力は上昇する。
そこで、回路圧用圧力スイッチは自動的にオフ作動し、
走行モータは、高速回転から低速回転に切換わる。
るときに、走行負荷が増大した状態になると、回路圧用
シャトル弁から導出された圧力信号の圧力は上昇する。
そこで、回路圧用圧力スイッチは自動的にオフ作動し、
走行モータは、高速回転から低速回転に切換わる。
ハ.上記走行負荷を低速走行にて対処すると、走行負荷
は軽減される。そうすると、回路圧用シャトル弁から導
出されていた圧力信号の圧力は低下し、回路圧用圧力ス
イッチは、オンの状態に復帰する。この場合に、速度選
択用スイッチはオン操作のままにしているので、走行モ
ータは、低速回転から高速回転に自動復帰する。
は軽減される。そうすると、回路圧用シャトル弁から導
出されていた圧力信号の圧力は低下し、回路圧用圧力ス
イッチは、オンの状態に復帰する。この場合に、速度選
択用スイッチはオン操作のままにしているので、走行モ
ータは、低速回転から高速回転に自動復帰する。
実施例 以下、この発明にかかる走行速度切換装置を図面に基い
て詳細に説明する。第1図は、この発明にかかる油圧・
電気回路図である。第1図が従来技術第1図と異なる点
は、左,右走行弁2,2′のパイロット圧受圧部34L・34R,
34′L・34′Rをそれぞれ連通するパイロット油路にシ
ャトル弁35,35′を設け、さらに、上記シャトル弁35,3
5′を連通するパイロット油路にシャトル弁36を設けて
いる。そして、電気回路内に設けたパイロット圧用圧力
スイッチ37とシャトル弁36とを連通した。また、走行モ
ータ4,4′の作動油路22・23,22′・23′をそれぞれ連通
する油路にシャトル弁25,25′を設け、さらに、上記シ
ャトル弁25,25′を連通する油路にシャトル弁26を設け
ている。一方、電気回路内に圧力スイッチ27を設け、そ
の圧力スイッチ27とパイロット圧用圧力スイッチ37,電
磁弁12用励磁コイル16,速度選択用スイッチ13および電
源28とを直列に接続した。それとともに、圧力スイッチ
27とシャトル弁26とをスローリターン弁29を介して連通
した。
て詳細に説明する。第1図は、この発明にかかる油圧・
電気回路図である。第1図が従来技術第1図と異なる点
は、左,右走行弁2,2′のパイロット圧受圧部34L・34R,
34′L・34′Rをそれぞれ連通するパイロット油路にシ
ャトル弁35,35′を設け、さらに、上記シャトル弁35,3
5′を連通するパイロット油路にシャトル弁36を設けて
いる。そして、電気回路内に設けたパイロット圧用圧力
スイッチ37とシャトル弁36とを連通した。また、走行モ
ータ4,4′の作動油路22・23,22′・23′をそれぞれ連通
する油路にシャトル弁25,25′を設け、さらに、上記シ
ャトル弁25,25′を連通する油路にシャトル弁26を設け
ている。一方、電気回路内に圧力スイッチ27を設け、そ
の圧力スイッチ27とパイロット圧用圧力スイッチ37,電
磁弁12用励磁コイル16,速度選択用スイッチ13および電
源28とを直列に接続した。それとともに、圧力スイッチ
27とシャトル弁26とをスローリターン弁29を介して連通
した。
この発明にかかる走行速度切換装置は上記のように構成
されているが、その作動機能について述べる。電気回路
内に設けたパイロット圧用圧力スイッチ37のスプリング
38は、パイロット圧が所定圧力まで上昇したときに、そ
の圧力スイッチ37がオン作動するように設定してある。
油圧走行車両の発進および走行停止直前には、パイロッ
ト弁1,1′用操作レバの傾動角度がきわめて小さいの
で、パイロット圧用シャトル弁36より導出されるパイロ
ット圧は、圧力スイッチ37内スプリング38の設定圧より
も低圧である。そのために、速度選択用スイッチ13をオ
ン操作して、車両を発進させると、パイロット圧用圧力
スイッチ37はオフ状態であるため、低速走行となる。し
かし、発進後パイロット圧が、上記スプリング38の設定
圧以上に上昇すると、そのパイロット圧は、シャトル弁
36、パイロット油路39を経て、圧力スイッチ37に作用す
る。圧力スイッチ37はオン作動するので、自動的に高速
走行に切換わる。また、高速走行をしているときに、パ
イロット弁1,1′の操作レバを中立位置付近に戻すと、
パイロット圧は、上記スプリング38の設定圧以下に低下
する。そこで、停止直前には、自動的に低速走行に切換
わる。一方、回路圧用圧力スイッチ27内スプリング30の
ばね力は、油圧ポンプ3,3′用メインリリーフ弁31,3
1′、走行モータ4,4′用走行リリーフ弁32,32′のいず
れか低い方のリリーフ設定圧より、若干低圧に設定して
いる。そのために、速度選択用スイッチ13をオン操作し
て高速走行しているときに、走行負荷が増大した状態に
なると、作動油路22,23,22′,23′の内いずれか油路の
油圧が昇圧する。その圧力信号は、シャトル弁26、油路
33、スローリターン弁29を経て、圧力スイッチ27に作用
する。その圧力信号の油圧が、圧力スイッチ27用スプリ
ング30の設定圧をこえると、圧力スイッチ27はオフ作動
する。そこで、励磁コイル16は非通電となり、電磁弁12
は、ニ位置よりタンク連通ハ位置に切換わる。このよう
にして、走行モータ4,4′は自動的に高速回転から低速
回転に切換わるので、回転力の大きな低速走行をして、
上記の大きな走行負荷に対処する。低速走行により、走
行負荷対処を終了すると、走行負荷は軽減される。シャ
トル弁26から導出されていた圧力信号の圧力は低下し、
圧力スイッチ27は、そのスプリング30のばね力によりオ
ンの状態に復帰しようとする。しかし、圧力スイッチ27
に作用していた圧力信号の作動圧が、スローリターン弁
29を経て戻るので、圧力スイッチ27は若干遅延してオン
作動する。しかも、速度選択用スイッチ13はオン操作の
ままにしているので、走行モータ4,4′は、低速回転か
らスムーズに高速回転に自動復帰する。
されているが、その作動機能について述べる。電気回路
内に設けたパイロット圧用圧力スイッチ37のスプリング
38は、パイロット圧が所定圧力まで上昇したときに、そ
の圧力スイッチ37がオン作動するように設定してある。
油圧走行車両の発進および走行停止直前には、パイロッ
ト弁1,1′用操作レバの傾動角度がきわめて小さいの
で、パイロット圧用シャトル弁36より導出されるパイロ
ット圧は、圧力スイッチ37内スプリング38の設定圧より
も低圧である。そのために、速度選択用スイッチ13をオ
ン操作して、車両を発進させると、パイロット圧用圧力
スイッチ37はオフ状態であるため、低速走行となる。し
かし、発進後パイロット圧が、上記スプリング38の設定
圧以上に上昇すると、そのパイロット圧は、シャトル弁
36、パイロット油路39を経て、圧力スイッチ37に作用す
る。圧力スイッチ37はオン作動するので、自動的に高速
走行に切換わる。また、高速走行をしているときに、パ
イロット弁1,1′の操作レバを中立位置付近に戻すと、
パイロット圧は、上記スプリング38の設定圧以下に低下
する。そこで、停止直前には、自動的に低速走行に切換
わる。一方、回路圧用圧力スイッチ27内スプリング30の
ばね力は、油圧ポンプ3,3′用メインリリーフ弁31,3
1′、走行モータ4,4′用走行リリーフ弁32,32′のいず
れか低い方のリリーフ設定圧より、若干低圧に設定して
いる。そのために、速度選択用スイッチ13をオン操作し
て高速走行しているときに、走行負荷が増大した状態に
なると、作動油路22,23,22′,23′の内いずれか油路の
油圧が昇圧する。その圧力信号は、シャトル弁26、油路
33、スローリターン弁29を経て、圧力スイッチ27に作用
する。その圧力信号の油圧が、圧力スイッチ27用スプリ
ング30の設定圧をこえると、圧力スイッチ27はオフ作動
する。そこで、励磁コイル16は非通電となり、電磁弁12
は、ニ位置よりタンク連通ハ位置に切換わる。このよう
にして、走行モータ4,4′は自動的に高速回転から低速
回転に切換わるので、回転力の大きな低速走行をして、
上記の大きな走行負荷に対処する。低速走行により、走
行負荷対処を終了すると、走行負荷は軽減される。シャ
トル弁26から導出されていた圧力信号の圧力は低下し、
圧力スイッチ27は、そのスプリング30のばね力によりオ
ンの状態に復帰しようとする。しかし、圧力スイッチ27
に作用していた圧力信号の作動圧が、スローリターン弁
29を経て戻るので、圧力スイッチ27は若干遅延してオン
作動する。しかも、速度選択用スイッチ13はオン操作の
ままにしているので、走行モータ4,4′は、低速回転か
らスムーズに高速回転に自動復帰する。
発明の効果 従来技術では、たとえば油圧ショベルが高速切換状態で
発進すると、その発進の力は弱い。また、高速走行して
いるときに停止する場合には、その停止のショックが大
きいので、車両のメンテナンス上好ましくないし、運転
感覚も不快であった。一方、高速切換時車両の登はん力
や操向力が弱いので、運転者は現場の条件や目的などに
応じて、低速走行と高速走行とを切換操作していた。し
たがって、その切換操作がわずらわしく、運転者の疲労
を増加させていた。
発進すると、その発進の力は弱い。また、高速走行して
いるときに停止する場合には、その停止のショックが大
きいので、車両のメンテナンス上好ましくないし、運転
感覚も不快であった。一方、高速切換時車両の登はん力
や操向力が弱いので、運転者は現場の条件や目的などに
応じて、低速走行と高速走行とを切換操作していた。し
たがって、その切換操作がわずらわしく、運転者の疲労
を増加させていた。
しかし、この発明にかかる走行速度切換装置は、速度選
択用スイッチをオン操作しておけば、発進および停止直
前には、自動的に低速走行に切換わるとともに、高速走
行中の車両の走行負荷が大きくなったときに、自動的に
低速走行に切換作動し、かつ、上記走行負荷が軽減され
ると、再び高速走行に自動復帰する。したがって、この
発明にかかる走行速度切換装置は、油圧走行車両のメン
テナンス性および走行機能を向上し、かつ、走行操作に
おける運転者の疲労を軽減させる。
択用スイッチをオン操作しておけば、発進および停止直
前には、自動的に低速走行に切換わるとともに、高速走
行中の車両の走行負荷が大きくなったときに、自動的に
低速走行に切換作動し、かつ、上記走行負荷が軽減され
ると、再び高速走行に自動復帰する。したがって、この
発明にかかる走行速度切換装置は、油圧走行車両のメン
テナンス性および走行機能を向上し、かつ、走行操作に
おける運転者の疲労を軽減させる。
第1図はこの発明にかかる走行速度切換装置の油圧・電
気回路図、第2図は従来技術の油圧・電気回路図であ
る。 2,2′……左,右走行弁 4,4′……左,右走行モータ 5……傾転角調整用シリンダ 8……速度選択切換弁 12……電磁弁 13……速度選択用スイッチ 26,25,25′……シャトル弁 36,35,35′……シャトル弁 27,37……圧力スイッチ
気回路図、第2図は従来技術の油圧・電気回路図であ
る。 2,2′……左,右走行弁 4,4′……左,右走行モータ 5……傾転角調整用シリンダ 8……速度選択切換弁 12……電磁弁 13……速度選択用スイッチ 26,25,25′……シャトル弁 36,35,35′……シャトル弁 27,37……圧力スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】可変容量形走行モータの傾転角調整用シリ
ンダに通じる油路に速度選択切換弁を連結し、その速度
選択切換弁を速度選択用スイッチで作動し、上記走行モ
ータを低速または高速回転させるようにした油圧走行車
両において、左右走行モータのパイロット圧作用回路に
パイロット圧を検出するパイロット圧用シャトル弁を設
け、そのシャトル弁からの圧力信号を速度選択用スイッ
チ側に導き、かつ、左右走行モータの作動回路に回路圧
を検出する回路圧用シャトル弁を設け、そのシャトル弁
からの圧力信号を速度選択切換弁と速度選択用スイッチ
との間に導き、高速操作時の発進および停止直前には低
速に切換えるとともに、走行モータの回路圧が設定圧以
上になったとき、走行モータの速度を低速に切換えるこ
とを特徴とする油圧走行車両の走行速度切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6950087A JPH07106690B2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 油圧走行車両の走行速度切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6950087A JPH07106690B2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 油圧走行車両の走行速度切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63235135A JPS63235135A (ja) | 1988-09-30 |
JPH07106690B2 true JPH07106690B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=13404502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6950087A Expired - Fee Related JPH07106690B2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 油圧走行車両の走行速度切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07106690B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH076523B2 (ja) * | 1988-02-05 | 1995-01-30 | 川崎重工業株式会社 | 車両走行用液圧モータの速度切換装置 |
JPH02195074A (ja) * | 1989-01-23 | 1990-08-01 | Kubota Ltd | 車輌の油圧構造 |
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