JP2509884B2 - 油圧走行車両の走行速度切換装置 - Google Patents
油圧走行車両の走行速度切換装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/42—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic involving adjustment of a pump or motor with adjustable output or capacity
- F16H61/423—Motor capacity control by fluid pressure control means
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、低速,高速の切換走行ができる油圧走行
式建設・荷役車両の走行速度切換装置に関する。
式建設・荷役車両の走行速度切換装置に関する。
従来の技術 油圧走行式建設・荷役車両が近距離移動するときに
は、現場内移動のための強力な低速走行と、現場間移動
の高速走行とを切換えて、走行を行なっている。第2図
は、クローラ式油圧ショベルの従来技術走行モータ駆動
用油圧・電気回路図である。パイロット弁1,1′を単独
または同時操作すると、走行弁2,2′はそれぞれ単独ま
たは同時に切換作動する。そこで、油圧ポンプ3,3′か
らの吐出圧油は、走行モータ4,4′に送油されるので、
走行モータ4,4′は、同時またはいずれか一方が正転,
逆転する。次に、走行モータ4,4′を低速,高速に切換
える場合を、走行モータ4側について述べる。走行モー
タ4の1回転当り容量を、常時は、傾転角調整用シリン
ダ5内ばねのばね力により所定の大容量側に設定してい
る。しかし、上記シリンダ5に圧油が作用すると、ピス
トン6は移動し、容量可変レバを小容量側に傾動させ
る。シリンダ5より通じる油路7は、速度選択切換弁8
を経て、常時は油タンク9に連通している。また、速度
選択切換弁8のパイロット圧受圧部10とパイロットポン
プ11とを連通する油路に、電磁弁12を設けている。低速
走行を行うときには、電気回路内の速度選択用スイッチ
13をオフ操作にしておく。そのときには、シリンダ5
は、油路7、速度選択切換弁8のイ位置を経て、油タン
ク9に連通している。走行モータ4は大容量側に傾転さ
れているので、パイロット弁1を操作すると、走行モー
タ4は、強力な回転力を発して、低速回転を行う。
は、現場内移動のための強力な低速走行と、現場間移動
の高速走行とを切換えて、走行を行なっている。第2図
は、クローラ式油圧ショベルの従来技術走行モータ駆動
用油圧・電気回路図である。パイロット弁1,1′を単独
または同時操作すると、走行弁2,2′はそれぞれ単独ま
たは同時に切換作動する。そこで、油圧ポンプ3,3′か
らの吐出圧油は、走行モータ4,4′に送油されるので、
走行モータ4,4′は、同時またはいずれか一方が正転,
逆転する。次に、走行モータ4,4′を低速,高速に切換
える場合を、走行モータ4側について述べる。走行モー
タ4の1回転当り容量を、常時は、傾転角調整用シリン
ダ5内ばねのばね力により所定の大容量側に設定してい
る。しかし、上記シリンダ5に圧油が作用すると、ピス
トン6は移動し、容量可変レバを小容量側に傾動させ
る。シリンダ5より通じる油路7は、速度選択切換弁8
を経て、常時は油タンク9に連通している。また、速度
選択切換弁8のパイロット圧受圧部10とパイロットポン
プ11とを連通する油路に、電磁弁12を設けている。低速
走行を行うときには、電気回路内の速度選択用スイッチ
13をオフ操作にしておく。そのときには、シリンダ5
は、油路7、速度選択切換弁8のイ位置を経て、油タン
ク9に連通している。走行モータ4は大容量側に傾転さ
れているので、パイロット弁1を操作すると、走行モー
タ4は、強力な回転力を発して、低速回転を行う。
次に、高速走行を行う場合について述べる。スイッチ
13をオン操作すると、電磁弁12の励磁コイル16は通電す
るので、電磁弁12はハ位置よりニ位置に切換わる。そう
すると、パイロットポンプ11からの圧油は、油路17、1
8、19、電磁弁12のニ位置、油路15、14を経て、速度選
択切換弁8のパイロット圧受圧部10に作用する。速度選
択切換弁8は、イ位置よりロ位置に切換わる。そこで、
パイロット弁1を操作すると、油圧ポンプ3からの吐出
圧油は、油路20、21、走行弁2、油路22または23を経
て、走行モータ4に送油される。そのときに、油路22ま
たは23内の圧油の一部が、シャトル弁24、速度選択切換
弁8のロ位置、油路7を経て、シリンダ5のピストン6
に作用する。ピストン6は、ばねのばね力に抗して移動
し、走行モータ4を小容量側に傾転させるので、走行モ
ータ4は高速回転をする。なお、走行モータ4′側の低
速,高速切換は、上記走行モータ4の場合と同様であ
る。
13をオン操作すると、電磁弁12の励磁コイル16は通電す
るので、電磁弁12はハ位置よりニ位置に切換わる。そう
すると、パイロットポンプ11からの圧油は、油路17、1
8、19、電磁弁12のニ位置、油路15、14を経て、速度選
択切換弁8のパイロット圧受圧部10に作用する。速度選
択切換弁8は、イ位置よりロ位置に切換わる。そこで、
パイロット弁1を操作すると、油圧ポンプ3からの吐出
圧油は、油路20、21、走行弁2、油路22または23を経
て、走行モータ4に送油される。そのときに、油路22ま
たは23内の圧油の一部が、シャトル弁24、速度選択切換
弁8のロ位置、油路7を経て、シリンダ5のピストン6
に作用する。ピストン6は、ばねのばね力に抗して移動
し、走行モータ4を小容量側に傾転させるので、走行モ
ータ4は高速回転をする。なお、走行モータ4′側の低
速,高速切換は、上記走行モータ4の場合と同様であ
る。
この発明の解決すべき問題点 低速,高速に速度を切換操作できる油圧走行車両にお
いては、高速走行は、低速走行に比べて走行速度は速い
が、高速切換時走行モータの回転力が弱い。それで、高
速切換時車両の登はん力や操向力が弱いので、運転者は
現場の条件や目的などに応じて、低速走行と高速走行と
を切換操作していた。高速走行をしていて、たとえば坂
の登り道にさしかかった場合に、運転者が低速切換を行
わないと、坂が登れないで車両が停止することがある。
そのために、運転者は、高速走行中に走行負荷が大きく
増加する状態にさしかかると、その度に高速走行より低
速走行に切換操作し、その走行負荷の大きい場所を通過
した後に、再び低速走行より高速走行に切換操作しなけ
ればならなかった。したがって、その切換操作がわずら
わしく、運転者の疲労を増加させていた。
いては、高速走行は、低速走行に比べて走行速度は速い
が、高速切換時走行モータの回転力が弱い。それで、高
速切換時車両の登はん力や操向力が弱いので、運転者は
現場の条件や目的などに応じて、低速走行と高速走行と
を切換操作していた。高速走行をしていて、たとえば坂
の登り道にさしかかった場合に、運転者が低速切換を行
わないと、坂が登れないで車両が停止することがある。
そのために、運転者は、高速走行中に走行負荷が大きく
増加する状態にさしかかると、その度に高速走行より低
速走行に切換操作し、その走行負荷の大きい場所を通過
した後に、再び低速走行より高速走行に切換操作しなけ
ればならなかった。したがって、その切換操作がわずら
わしく、運転者の疲労を増加させていた。
この発明は上記の問題を解決し、高速走行中の車両の
走行負荷が大きくなったときに、自動的に低速走行に切
換作動し、かつ、上記走行負荷が軽減されると、再び高
速走行に自動復帰する油圧走行車両の走行速度切換装置
を提供することを目的とするものである。
走行負荷が大きくなったときに、自動的に低速走行に切
換作動し、かつ、上記走行負荷が軽減されると、再び高
速走行に自動復帰する油圧走行車両の走行速度切換装置
を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 イ.本発明では、可変容量形走行モータの傾転角調整用
シリンダに通じる油路に速度選択切換弁を連結し、その
速度選択切換弁を速度選択用スイッチで作動し、上記走
行モータを低速または高速回転させるようにした油圧走
行車両において、 ロ.速度選択用スイッチと、速度選択切換弁の励磁コイ
ルを連通する電気回路に圧力スイッチを設け、 ハ.また左右走行モータの作動回路に回路圧を導き出す
シャトル弁を設け、そのシャトル弁からの圧力信号を上
記圧力スイッチに導くようにし、 ニ.走行モータの回路圧が設定圧以上になった時点に上
記圧力スイッチが作動することによって走行モータの速
度を低速に切換えるようにした。
シリンダに通じる油路に速度選択切換弁を連結し、その
速度選択切換弁を速度選択用スイッチで作動し、上記走
行モータを低速または高速回転させるようにした油圧走
行車両において、 ロ.速度選択用スイッチと、速度選択切換弁の励磁コイ
ルを連通する電気回路に圧力スイッチを設け、 ハ.また左右走行モータの作動回路に回路圧を導き出す
シャトル弁を設け、そのシャトル弁からの圧力信号を上
記圧力スイッチに導くようにし、 ニ.走行モータの回路圧が設定圧以上になった時点に上
記圧力スイッチが作動することによって走行モータの速
度を低速に切換えるようにした。
作 用 イ.電気回路内に設けた圧力スイッチのスプリング設定
圧は、油圧ポンプ用メインリリーフ弁,走行モータ用走
行リリーフ弁のいずれか低い方のリリーフ設定圧より、
若干低圧に設定している。そのために、速度選択用スイ
ッチをオン操作して高速走行しているときに、走行負荷
が増大した状態になると、シャトル弁から導出された圧
力信号の圧力は、上記リリーフ弁がリリーフする直前の
高圧まで昇圧する。そこで、圧力スイッチは自動的にオ
フ作動し、走行モータは、高速回転から低速回転に切換
わる。したがって、走行モータは回転力の大きな低速回
転を行い、大きな走行負荷に対処する。
圧は、油圧ポンプ用メインリリーフ弁,走行モータ用走
行リリーフ弁のいずれか低い方のリリーフ設定圧より、
若干低圧に設定している。そのために、速度選択用スイ
ッチをオン操作して高速走行しているときに、走行負荷
が増大した状態になると、シャトル弁から導出された圧
力信号の圧力は、上記リリーフ弁がリリーフする直前の
高圧まで昇圧する。そこで、圧力スイッチは自動的にオ
フ作動し、走行モータは、高速回転から低速回転に切換
わる。したがって、走行モータは回転力の大きな低速回
転を行い、大きな走行負荷に対処する。
ロ.上記走行負荷を低速走行にて対処すると、走行負荷
は軽減される。そうすると、シャトル弁から導出されて
いた圧力信号の圧力は低下し、圧力スイッチは、そのば
ね力によりオンの状態に復帰しようとする。しかし、圧
力スイッチに作用していた圧力信号の作動圧が、スロー
リターン弁を経て戻るので、圧力スイッチは若干遅延し
てオン作動する。しかも、速度選択用スイッチはオン操
作のままにしているので、走行モータは、低速回転から
スムーズに高速回転に自動復帰する。
は軽減される。そうすると、シャトル弁から導出されて
いた圧力信号の圧力は低下し、圧力スイッチは、そのば
ね力によりオンの状態に復帰しようとする。しかし、圧
力スイッチに作用していた圧力信号の作動圧が、スロー
リターン弁を経て戻るので、圧力スイッチは若干遅延し
てオン作動する。しかも、速度選択用スイッチはオン操
作のままにしているので、走行モータは、低速回転から
スムーズに高速回転に自動復帰する。
実施例 以下、この発明にかかる走行速度切換装置を図面に基
いて詳細に説明する。第1図は、この発明にかかる油圧
・電気回路図である。第1図が従来技術第2図と異なる
点は、左走行モータ4の作動油路22,23を連通する油路
にシャトル弁25を、また、右走行モータ4′の作動油路
22′,23′を連通する油路にシャトル弁25′を設け、そ
のシャトル弁25,25′をさらにシャトル弁26を介して連
結した。一方、電気回路内に圧力スイッチ27を設け、そ
の圧力スイッチ27と電磁弁12用励磁コイル16,速度選択
用スイッチ13および電源28とを直列に接続した。それと
ともに、圧力スイッチ27とシャトル弁26とをスローリタ
ーン弁29を介して連通した。
いて詳細に説明する。第1図は、この発明にかかる油圧
・電気回路図である。第1図が従来技術第2図と異なる
点は、左走行モータ4の作動油路22,23を連通する油路
にシャトル弁25を、また、右走行モータ4′の作動油路
22′,23′を連通する油路にシャトル弁25′を設け、そ
のシャトル弁25,25′をさらにシャトル弁26を介して連
結した。一方、電気回路内に圧力スイッチ27を設け、そ
の圧力スイッチ27と電磁弁12用励磁コイル16,速度選択
用スイッチ13および電源28とを直列に接続した。それと
ともに、圧力スイッチ27とシャトル弁26とをスローリタ
ーン弁29を介して連通した。
この発明にかかる走行速度切換装置は上記のように構
成されているが、その作動機能について述べる。電気回
路内に設けた圧力スイッチ27内スプリング30のばね力
は、油圧ポンプ3,3′用メインリリーフ弁31,31′,走行
モータ4,4′用走行リリーフ弁32,32′のいずれか低い方
のリリーフ設定圧より、若干低圧に設定している。その
ために、速度選択用スイッチ13をオン操作して高速走行
しているときに、走行負荷が増大した状態になると、作
動油路22,23,22′,23′の内いずれか油路の油圧が昇圧
する。その圧力信号は、シャトル弁26、油路33、スロー
リターン弁29を経て、圧力スイッチ27に作用する。その
圧力信号の油圧が、圧力スイッチ27用スプリング30の設
定圧をこえると、圧力スイッチ27はオフ作動する。そこ
で、励磁コイル16は非通電となり、電磁弁12は、ニ位置
よりタンク連通ハ位置に切換わる。このようにして、走
行モータ4,4′は自動的に高速回転から低速回転に切換
わるので、回転力の大きな低速走行をして、上記の大き
な走行負荷に対処する。低速走行により、走行負荷対処
を終了すると、走行負荷は軽減される。シャトル弁26か
ら導出されていた圧力信号の圧力は低下し、圧力スイッ
チ27は、そのスプリング30のばね力によりオンの状態に
復帰しようとする。しかし、圧力スイッチ27に作用して
いた圧力信号の作動圧が、スローリターン弁29を経て戻
るので、圧力スイッチ27は若干遅延してオン作動する。
しかも、速度選択用スイッチ13はオン操作のままにして
いるので、走行モータ4,4′は、低速回転からスムーズ
に高速回転に自動復帰する。
成されているが、その作動機能について述べる。電気回
路内に設けた圧力スイッチ27内スプリング30のばね力
は、油圧ポンプ3,3′用メインリリーフ弁31,31′,走行
モータ4,4′用走行リリーフ弁32,32′のいずれか低い方
のリリーフ設定圧より、若干低圧に設定している。その
ために、速度選択用スイッチ13をオン操作して高速走行
しているときに、走行負荷が増大した状態になると、作
動油路22,23,22′,23′の内いずれか油路の油圧が昇圧
する。その圧力信号は、シャトル弁26、油路33、スロー
リターン弁29を経て、圧力スイッチ27に作用する。その
圧力信号の油圧が、圧力スイッチ27用スプリング30の設
定圧をこえると、圧力スイッチ27はオフ作動する。そこ
で、励磁コイル16は非通電となり、電磁弁12は、ニ位置
よりタンク連通ハ位置に切換わる。このようにして、走
行モータ4,4′は自動的に高速回転から低速回転に切換
わるので、回転力の大きな低速走行をして、上記の大き
な走行負荷に対処する。低速走行により、走行負荷対処
を終了すると、走行負荷は軽減される。シャトル弁26か
ら導出されていた圧力信号の圧力は低下し、圧力スイッ
チ27は、そのスプリング30のばね力によりオンの状態に
復帰しようとする。しかし、圧力スイッチ27に作用して
いた圧力信号の作動圧が、スローリターン弁29を経て戻
るので、圧力スイッチ27は若干遅延してオン作動する。
しかも、速度選択用スイッチ13はオン操作のままにして
いるので、走行モータ4,4′は、低速回転からスムーズ
に高速回転に自動復帰する。
発明の効果 本発明では、速度選択用スイッチと、速度選択切換弁
の励磁コイルを連通する電気回路に圧力スイッチを設
け、また左右走行モータの作動回路に回路圧を導き出す
シャトル弁を設け、そのシャトル弁からの圧力信号を上
記圧力スイッチに導くようにし、走行モータの回路圧が
設定圧以上になった時点に上記圧力スイッチが作動する
ことによって走行モータの速度を低速に切換えるように
した。すなわち本発明では走行モータの作動回路の回路
圧を圧力スイッチに導き、その圧力スイッチの作動によ
り速度選択切換弁を切換えることによって走行モータの
傾転角を調整し、油圧走行車両の走行速度を自動的に低
速または高速に切換えるようにしている。したがって本
発明における電気回路は、電気制御を行う複雑なコント
ローラなどを不要とし、簡単かつ安価に構成することが
できる。また速度選択用スイッチをオン状態にしておけ
ば走行速度は低速または高速に自動的に切換わるので、
手動の変速用レバーなどは不要である。本発明の走行速
度切換装置は、高速走行中の車両の走行負荷が大きくな
ったときに自動的に低速走行に切換作動し、かつ上記走
行負荷が軽減されると再び高速走行に自動復帰する。し
たがって油圧走行車両の走行機能を向上し、また運転者
の走行操作の疲労を軽減させることができる。
の励磁コイルを連通する電気回路に圧力スイッチを設
け、また左右走行モータの作動回路に回路圧を導き出す
シャトル弁を設け、そのシャトル弁からの圧力信号を上
記圧力スイッチに導くようにし、走行モータの回路圧が
設定圧以上になった時点に上記圧力スイッチが作動する
ことによって走行モータの速度を低速に切換えるように
した。すなわち本発明では走行モータの作動回路の回路
圧を圧力スイッチに導き、その圧力スイッチの作動によ
り速度選択切換弁を切換えることによって走行モータの
傾転角を調整し、油圧走行車両の走行速度を自動的に低
速または高速に切換えるようにしている。したがって本
発明における電気回路は、電気制御を行う複雑なコント
ローラなどを不要とし、簡単かつ安価に構成することが
できる。また速度選択用スイッチをオン状態にしておけ
ば走行速度は低速または高速に自動的に切換わるので、
手動の変速用レバーなどは不要である。本発明の走行速
度切換装置は、高速走行中の車両の走行負荷が大きくな
ったときに自動的に低速走行に切換作動し、かつ上記走
行負荷が軽減されると再び高速走行に自動復帰する。し
たがって油圧走行車両の走行機能を向上し、また運転者
の走行操作の疲労を軽減させることができる。
第1図はこの発明にかかる走行速度切換装置の油圧・電
気回路図、第2図は従来技術の油圧・電気回路図であ
る。 2,2′……左,右走行弁 4,4′……左,右走行モータ 5……傾転角調整用シリンダ 8……速度選択切換弁 12……電磁弁 13……速度選択用スイッチ 26,25,25′……シャトル弁 27……圧力スイッチ
気回路図、第2図は従来技術の油圧・電気回路図であ
る。 2,2′……左,右走行弁 4,4′……左,右走行モータ 5……傾転角調整用シリンダ 8……速度選択切換弁 12……電磁弁 13……速度選択用スイッチ 26,25,25′……シャトル弁 27……圧力スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】可変容量形走行モータの傾転角調整用シリ
ンダに通じる油路に速度選択切換弁を連結し、その速度
選択切換弁を速度選択用スイッチで作動し、上記走行モ
ータを低速または高速回転させるようにした油圧走行車
両において、速度選択用スイッチと、速度選択切換弁の
励磁コイルを連通する電気回路に圧力スイッチを設け、
また左右走行モータの作動回路に回路圧を導き出すシャ
トル弁を設け、そのシャトル弁からの圧力信号を上記圧
力スイッチに導くようにし、走行モータの回路圧が設定
圧以上になった時点に上記圧力スイッチが作動すること
によって走行モータの速度を低速に切換えるようにした
ことを特徴とする油圧走行車両の走行速度切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62069499A JP2509884B2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 油圧走行車両の走行速度切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62069499A JP2509884B2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 油圧走行車両の走行速度切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63235134A JPS63235134A (ja) | 1988-09-30 |
JP2509884B2 true JP2509884B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=13404473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62069499A Expired - Fee Related JP2509884B2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 油圧走行車両の走行速度切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509884B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02195074A (ja) * | 1989-01-23 | 1990-08-01 | Kubota Ltd | 車輌の油圧構造 |
JP2002179387A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-06-26 | Komatsu Ltd | 作業用車両の速度制御装置とその速度制御方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5695722A (en) * | 1979-12-28 | 1981-08-03 | Honda Motor Co Ltd | Automatic clutch controller for hydraulic transmission for vehicle |
JPS6078661U (ja) * | 1983-11-04 | 1985-06-01 | 株式会社小松製作所 | 油圧駆動車のネガテイブブレ−キの制御装置 |
JPS61256059A (ja) * | 1985-05-10 | 1986-11-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 油圧駆動系制御装置 |
-
1987
- 1987-03-23 JP JP62069499A patent/JP2509884B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63235134A (ja) | 1988-09-30 |
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