JPH0348938Y2 - - Google Patents

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JPH0348938Y2
JPH0348938Y2 JP1985021948U JP2194885U JPH0348938Y2 JP H0348938 Y2 JPH0348938 Y2 JP H0348938Y2 JP 1985021948 U JP1985021948 U JP 1985021948U JP 2194885 U JP2194885 U JP 2194885U JP H0348938 Y2 JPH0348938 Y2 JP H0348938Y2
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hydraulic
steering
pressure
valve
circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、前輪の操舵軸に設けた舵角センサの
信号を後輪の油圧制御装置に伝えて後輪を油圧に
よつて操舵する4輪操舵車の油圧制御装置に関す
る。
〔従来技術〕
自動車の走行輪を前後輪とも操舵するいわゆる
4輪操舵車は、操舵を油圧により制御するものが
一般的である。
油圧制御による4輪操舵機構としては、例えば
実開昭59−102568号公報として提案されている
が、従来の油圧回路では、操舵に必要な高圧の圧
油が常時操舵用の油圧回路に供給されていた。
第3図は従来の油圧制御装置の一例を示すもの
であつて、ステアリングホイール10を回動する
と、ギヤボツクス11を介してピツトマンアーム
12が動き、ドラツクリンク13を介して前輪1
4を操舵する。両側の前輪はタイロツド16で連
結されている。その舵角は舵角センサ15で検知
されて、後輪の制御用油圧回路に伝えられて、ス
テツプモータ40を前輪の舵角に応じて回動し、
油圧シリンダ17を制御して後輪18を所定の角
度操舵する。両方の後輪はタイロツド19で連結
されている。
この操舵用の油圧はエンジン30により駆動さ
れる油圧ポンプ20により発生され、油圧は絞り
弁21、フイルタ25を介して制御弁23に供給
される。この供給油圧は圧力調整弁22により設
定されるが、操舵に必要な油圧の最大値である、
いわゆる据切り時の油圧をまかなうだけの圧力に
設定される。この圧力は例えば120Kg/cm2といつ
た高圧であつて、この高圧は常時発生するための
動力も大きく、エンジン負担、動力損失も大きな
ものである。
なお、後輪の操舵方向は前輪と同じ方向に操舵
する場合と、前輪とは逆の方向に操舵する場合
が、これは制御弁23を切り換えて圧油の供給ラ
インを反転することで行う。いずれの方向に操舵
する場合でも、前輪の操舵に追従して迅速に後輪
を操舵することが必要であるので、油圧回路に高
圧をかけておく必要があるが、操舵力は据切時が
最大であつて、走行時には軽減する。しかし、第
3図に示す従来の油圧回路にあつては、常時高圧
をかけておくために動力損失も多く、機器の負担
も重いものであつた。
その他の従来技術としては、例えば実願昭50−
171878号(実開昭52−85236号)には、後輪操舵
モードを同相或いは逆相に切り換えるための切換
弁を有し、圧力調整弁によつて前輪の操舵力に応
じた操舵角を後輪に付与する技術が示されてい
る。
しかし、第3図を参照して説明した従来技術と
同様に、この従来技術においても油圧回路を流れ
る圧油の圧力は一定であり、いわゆる据切りに対
処するだけの圧力に設定すると、必要な動力が大
きくなり、エンジン負荷、動力損失が大きくなつ
てしまうという問題が存在する。
〔考案の目的〕
そこで本考案の目的は、操舵に必要な圧力が車
両の走行速度に応じて変化することに着目して、
走行速度に応じて制御回路の油圧を変化させるこ
とによつて動力損失等を軽減した油圧制御装置を
提供するものである。
〔考案の構成〕
本考案の4輪操舵車の油圧制御装置は、前輪の
操舵軸に設けた舵角センサの信号を後輪の油圧制
御装置に伝えて後輪を油圧によつて操舵する4輪
操舵車の油圧制御装置において、油圧ポンプと操
舵用の油圧を制御する制御弁との間の油圧回路に
電磁弁と複数の圧力調整弁とを介在させ、車速セ
ンサからの車速信号に応答して、低速時には電磁
弁を高圧側の圧力調整弁回路に切換え、高速時に
は電磁弁を低圧側の圧力調整弁回路に切換える制
御装置を含んでいる。
〔作用〕
本考案においては、後輪の操舵を制御する油圧
制御回路へ供給する油圧を高低に切り換える電磁
弁を介在させ、車速信号によつて、低速時には高
圧を、高速時には低圧を供給するようにしたか
ら、大きな操舵力等が必要となる停車時の据切り
や駐車時の操舵には、これに必要な高圧を供給
し、高速時には小さな操舵力で済むので、低圧を
供給でき、もつて油圧ポンプを駆動する動力損失
も少なくでき、また油圧機器の寿命も延長するこ
とができる。
〔実施例〕
第1図は本考案を適用した油圧回路を持つ操舵
装置を示すもので、ハンドル10を操作すること
によつて、ギヤボツクス11、ピツトマンアーム
12、ドラツクリンク13を介して前輪14を操
舵し、その操舵角をセンサ15で検知する。
前輪の操舵角信号は後輪の油圧制御回路へ送ら
れるが、全体を符号1で示す操舵装置は、油圧シ
リンダ17、ステツプモータ40、制御弁23等
を含んでいて、前輪の操舵角に応じて油圧シリン
ダ17を制御し、後輪の操舵を行う。
後輪の操舵方向は、制御弁23を切り換えるこ
とで、前輪と同一方向又は逆方向に操舵されるよ
うに油圧シリンダ17への圧油の供給方向を選択
する。
圧油の発生にはエンジン30で駆動される油圧
ポンプ2を用いるが、油圧ポンプ2はギヤポンプ
31、絞り弁32、圧力調整弁33等から構成さ
れている。絞り弁は規定の圧力以上の油圧をカツ
トする機能を有しており、又圧力調整弁33は、
例えば120Kg/cm2の高圧を発生するように調整さ
れている。
油圧ポンプ2の吐出側に設けられた電磁弁3
は、A,B,Cの3つのポジシヨンを持ち、図の
Bの位置においては、圧油は操舵回路へは送られ
ずに、オイルクーラー7を介してリザーバ8へ還
流している。
いま、電磁弁3をAの位置に切り換えると、圧
油はチエツク弁6、フイルタ5を介して操舵回路
1の制御弁23へ送られる。この状態で前輪が操
舵されてセンサ15の信号が発生すると、この信
号はステツプモータ40に伝えられて、制御弁2
3を操作し、圧油を油圧シリンダ17へ送つて後
輪の操作を制御する。油圧シリンダ17を駆動し
た後の圧油は、制御弁23からチエツク弁9を通
つてリザーバ8へ戻る。次に電磁弁3をCの位置
に切り換えると、油圧ポンプ2からの吐出油は、
チエツク弁6cの回路へ切り換えられる。この回
路では圧力調整弁4は例えば80Kg/cm2の圧力に設
定されていて、調整弁33の120Kg/cm2より低く
設定されている。したがつて、この状態で制御弁
23が操作されると、油圧シリンダ17へは80
Kg/cm2の圧力が供給されて後輪の操舵を行う。
後輪の操舵力は、車両の走行状態により変化
し、停車中に操舵する、いわゆる据切り時や駐車
時等の低速で大きな舵角をとる場合に最大の操舵
力を必要とし、車両が一定速度以上で操向してい
るときの操舵力は小さくて済む。
そこで、第2図aおよびbに示すように、速度
センサSで車速Vを検知し(ステツプS1)、この
信号を制御装置Cに送つて車速Vを判断して(ス
テツプS2)、その車速Vが規定速度V0以下の場合
には、電磁弁3を高圧回路6A側に切り換えて
(ステツプS3)、高圧油を操舵制御回路へ送る。車
速V0が規定速度以上になると、電磁弁3を低圧
回路6C側へ切り換えて(ステツプS4)、低圧油
を制御回路へ供給することができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、4輪操舵車の油圧制御
装置において、操舵力が車速に応じて変化するこ
とに着目し、低速時には高圧を操舵回路へ供給
し、高速時にはより低い圧力を操舵回路へ供給す
るようにしたから、油圧ポンプの負担も軽くなつ
て動力損失を低減し、また油圧制御機器の寿命も
延長することができるものである。なお、実施例
においては、高低の2段階に油圧を切り換える機
構を示したが、3段以上に切り換えるようにして
もよいことは当然である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す油圧回路図、第
2図aは制御機構を示すブロツク図、第2図bは
フローチヤートを示す図、第3図は従来装置の油
圧回路図である。 1……後輪操舵制御回路、2……油圧ポンプ、
3……電磁弁、4……低圧力調整弁、5……フイ
ルタ、6A……高圧チエツク弁、6C……低圧チ
エツク弁、7……オイルクーラー、8……リザー
バ、10……ハンドル、15……舵角センサ、1
7……油圧シリンダ、23……制御弁、30……
エンジン、31……ギヤポンプ、33……高圧力
調整弁、40……ステツプモータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前輪の操舵軸に設けた舵角センサの信号を後輪
    の油圧制御装置に伝えて後輪を油圧によつて操舵
    する4輪操舵車の油圧制御装置において、油圧ポ
    ンプと操舵用の油圧を制御する制御弁との間の油
    圧回路に電磁弁と複数の圧力調整弁とを介在さ
    せ、車速センサからの車速信号に応答して、低速
    時には電磁弁を高圧側の圧力調整弁回路に切換
    え、高速時には電磁弁を低圧側の圧力調整弁回路
    に切換える制御装置を含むことを特徴とする4輪
    操舵車の油圧制御装置。
JP1985021948U 1985-02-20 1985-02-20 Expired JPH0348938Y2 (ja)

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JP1985021948U JPH0348938Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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JPS61138774U JPS61138774U (ja) 1986-08-28
JPH0348938Y2 true JPH0348938Y2 (ja) 1991-10-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5285236U (ja) * 1975-12-22 1977-06-25

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JPS61138774U (ja) 1986-08-28

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