JPH0246456Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0246456Y2 JPH0246456Y2 JP7653485U JP7653485U JPH0246456Y2 JP H0246456 Y2 JPH0246456 Y2 JP H0246456Y2 JP 7653485 U JP7653485 U JP 7653485U JP 7653485 U JP7653485 U JP 7653485U JP H0246456 Y2 JPH0246456 Y2 JP H0246456Y2
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- JP
- Japan
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- oil
- passage
- oil pump
- engine
- power
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- Expired
Links
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 claims description 7
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 33
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 6
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案はパワーステアリング装置に関する。
〈従来の技術〉
パワーステアリング装置は、操舵力を軽減する
ために倍力装置を備えたステアリングシステムで
あり、油圧式のものは、エンジンによつて駆動さ
れるオイルポンプから油が送られるようになつて
いる。
ために倍力装置を備えたステアリングシステムで
あり、油圧式のものは、エンジンによつて駆動さ
れるオイルポンプから油が送られるようになつて
いる。
このようなパワーステアリング装置の従来例を
第3図に示す。
第3図に示す。
このものは、ラツクピニオン式のものであり、
ピニオン1軸部にコントロールバルブとしてのロ
ータリバルブ2を、ラツク3軸部にパワーシリン
ダ4を設け、ロータリバルブ2とパワーシリンダ
4の間をパイプ5等で結合してある。
ピニオン1軸部にコントロールバルブとしてのロ
ータリバルブ2を、ラツク3軸部にパワーシリン
ダ4を設け、ロータリバルブ2とパワーシリンダ
4の間をパイプ5等で結合してある。
尚、ラツク3軸部とパワーシリンダ4のピスト
ンロツド4Aとは、ステアリングリンケージ8の
タイロツド8Aにより構成されるものである。
ンロツド4Aとは、ステアリングリンケージ8の
タイロツド8Aにより構成されるものである。
ロータリバルブ2は、ステアリングホイール6
による操舵力が伝達される入力軸に連結された図
示しないロータと出力軸に連結されたスリーブと
によつて構成され、ロータがスリーブに対して相
対回転することによりバルブ機能を与えるように
なつている。
による操舵力が伝達される入力軸に連結された図
示しないロータと出力軸に連結されたスリーブと
によつて構成され、ロータがスリーブに対して相
対回転することによりバルブ機能を与えるように
なつている。
そして、オイルポンプ7から送られる油は、運
転者が操舵することによつて作動する前記ロータ
リバルブ2の機能に従つて、右又は左の操作方
向,操作速度に応じた油量,操舵負荷に応じた油
圧が決められアクチユエータとしてのパワーシリ
ンダ4に導かれ、操舵出力を倍力するようになつ
ている。
転者が操舵することによつて作動する前記ロータ
リバルブ2の機能に従つて、右又は左の操作方
向,操作速度に応じた油量,操舵負荷に応じた油
圧が決められアクチユエータとしてのパワーシリ
ンダ4に導かれ、操舵出力を倍力するようになつ
ている。
〈考案が解決しようとする問題点〉
しかしながら、このような従来の油圧式のパワ
ーステアリング装置においては、前記エンジン駆
動のオイルポンプ7が回り放しであるため、エネ
ルギーロスが大なるものであり、エンジンの燃費
にも影響を与えていた。
ーステアリング装置においては、前記エンジン駆
動のオイルポンプ7が回り放しであるため、エネ
ルギーロスが大なるものであり、エンジンの燃費
にも影響を与えていた。
本考案はこのよような従来の問題点に鑑みなさ
れたもので、パワーアシスト源として機関潤滑用
のオイルポンプによる油圧を使用する構成によ
り、エネルギーロスを低減することのできるパワ
ーステアリング装置を提供することを目的とす
る。
れたもので、パワーアシスト源として機関潤滑用
のオイルポンプによる油圧を使用する構成によ
り、エネルギーロスを低減することのできるパワ
ーステアリング装置を提供することを目的とす
る。
〈問題点を解決するための手段〉
このため本考案は、ピストンにより画成された
2室を有するパワーシリンダと、機関潤滑用オイ
ルポンプと、前記ピストンを中立位置若しくは一
方に移動させた位置に動作させるように、前記オ
イルポンプから潤滑部に至る通路から分岐してな
る通路よりの油圧をパワーシリンダの2室に導く
通路及び該2室をオイルタンクに連通する通路を
夫々操舵入力に応じて開閉制御するコントロール
バルブと、を備えて構成した。
2室を有するパワーシリンダと、機関潤滑用オイ
ルポンプと、前記ピストンを中立位置若しくは一
方に移動させた位置に動作させるように、前記オ
イルポンプから潤滑部に至る通路から分岐してな
る通路よりの油圧をパワーシリンダの2室に導く
通路及び該2室をオイルタンクに連通する通路を
夫々操舵入力に応じて開閉制御するコントロール
バルブと、を備えて構成した。
〈作用〉
そして、オイルポンプの駆動により、機関に潤
滑油が循環されると共にコントロールバルブを介
してパワーシリンダに油圧が導かれる。
滑油が循環されると共にコントロールバルブを介
してパワーシリンダに油圧が導かれる。
パワーステアリング装置専用のオイルポンプが
不要になり、エネルギーロスを低減できる。
不要になり、エネルギーロスを低減できる。
〈実施例〉
以下、本考案の実施例を第1図及び第2図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
尚、第1図において第3図と同一要素のものに
は同一符号を付して説明を簡単にする。
は同一符号を付して説明を簡単にする。
第1図において、機関21により駆動される機
関潤滑用オイルポンプ10から潤滑部に至る通路
11から分岐してなる通路12は、ロータリバル
ブ2の供給ポート13に接続される。尚、ロータ
リバルブ2において、14はパイプ15を介して
パワーシリンダ4の一方の室のポート4aに連結
されたポート、16はパイプ17を介してパワー
シリンダ4の他方の室のポート4bに連結された
ポート、18はパイプ19を介して図示しないオ
イルタンクに連結されたポートである。
関潤滑用オイルポンプ10から潤滑部に至る通路
11から分岐してなる通路12は、ロータリバル
ブ2の供給ポート13に接続される。尚、ロータ
リバルブ2において、14はパイプ15を介して
パワーシリンダ4の一方の室のポート4aに連結
されたポート、16はパイプ17を介してパワー
シリンダ4の他方の室のポート4bに連結された
ポート、18はパイプ19を介して図示しないオ
イルタンクに連結されたポートである。
そして、前記通路12の分岐部にはレギユレー
タ20が介装され、潤滑部に供給する油圧とパワ
ーシリンダ4に供給する油圧を夫々調整するよう
になつている。
タ20が介装され、潤滑部に供給する油圧とパワ
ーシリンダ4に供給する油圧を夫々調整するよう
になつている。
かかる構成において、機関潤滑用オイルポンプ
10の駆動により、オイルは通路11を介して潤
滑部に供給されると共に通路12を介してロータ
リバルブ2に供給される。そして、ロータリバル
ブ2が中立の状態の時は、オイルポンプ10から
供給されるオイルは供給ポート13から供給され
るが、ポート18を通つてオイルタンクに戻り、
出力は生じない。ロータリバルブ2が操舵入力に
従つて操作されると、オイルポンプ10からのオ
イルは供給ポート13からパワーシリンダ4の一
方の室に供給されて図示しないピストンを動か
す。他方の室から吐き出された油は、ポート18
を通つてオイルタンクに戻る。これにより、操舵
リンクが動かされる。
10の駆動により、オイルは通路11を介して潤
滑部に供給されると共に通路12を介してロータ
リバルブ2に供給される。そして、ロータリバル
ブ2が中立の状態の時は、オイルポンプ10から
供給されるオイルは供給ポート13から供給され
るが、ポート18を通つてオイルタンクに戻り、
出力は生じない。ロータリバルブ2が操舵入力に
従つて操作されると、オイルポンプ10からのオ
イルは供給ポート13からパワーシリンダ4の一
方の室に供給されて図示しないピストンを動か
す。他方の室から吐き出された油は、ポート18
を通つてオイルタンクに戻る。これにより、操舵
リンクが動かされる。
ここで、第2図のグラフに示すように、機関回
転数に対する機関潤滑油要求量とパワーステアリ
ング装置への供給油要求量とは、機関潤滑油要求
量が大の時は高速時の操舵フイーリングを良好に
する理由からパワーステアリング装置への供給油
要求量が小で良い等相反するため、オイルポンプ
10はその能力を若干高くすれば、潤滑油供給と
パワーステアリング装置へのオイル供給との2つ
の機能に充分に対処できる。
転数に対する機関潤滑油要求量とパワーステアリ
ング装置への供給油要求量とは、機関潤滑油要求
量が大の時は高速時の操舵フイーリングを良好に
する理由からパワーステアリング装置への供給油
要求量が小で良い等相反するため、オイルポンプ
10はその能力を若干高くすれば、潤滑油供給と
パワーステアリング装置へのオイル供給との2つ
の機能に充分に対処できる。
かかる構成によれば、パワーアシスト源を機関
潤滑用のオイルポンプ10による油圧とすること
により、機関から余分な動力を取り出すことのな
い構成とすることができ、機関駆動のパワーステ
アリング装置が回り放しである従来のもののよう
に、エネルギーロスが大とならずに済み、機関の
燃費向上等を図ることが可能となる。
潤滑用のオイルポンプ10による油圧とすること
により、機関から余分な動力を取り出すことのな
い構成とすることができ、機関駆動のパワーステ
アリング装置が回り放しである従来のもののよう
に、エネルギーロスが大とならずに済み、機関の
燃費向上等を図ることが可能となる。
〈考案の効果〉
以上説明したように、本考案によれば、パワー
アシスト源を機関潤滑用のオイルポンプによる油
圧とすることにより、機関から余分な動力を取り
出すことのない構成とすることができ、エネルギ
ーロスを軽減でき、機関の燃費向上等を図ること
が可能となる等実用的効果大なるものである。
アシスト源を機関潤滑用のオイルポンプによる油
圧とすることにより、機関から余分な動力を取り
出すことのない構成とすることができ、エネルギ
ーロスを軽減でき、機関の燃費向上等を図ること
が可能となる等実用的効果大なるものである。
第1図は本考案に係わるパワーステアリング装
置の一実施例を示す概略図、第2図は機関回転数
に対する機関潤滑油要求量とパワーステアリング
装置への供給油要求量との関係を示すグラフ、第
3図は従来例の概略図である。 2……ロータリバルブ、4……パワーシリン
ダ、10……機関潤滑用オイルポンプ、11,1
2……通路、13……供給ポート、14,16,
18……ポート。
置の一実施例を示す概略図、第2図は機関回転数
に対する機関潤滑油要求量とパワーステアリング
装置への供給油要求量との関係を示すグラフ、第
3図は従来例の概略図である。 2……ロータリバルブ、4……パワーシリン
ダ、10……機関潤滑用オイルポンプ、11,1
2……通路、13……供給ポート、14,16,
18……ポート。
Claims (1)
- ピストンにより画成された2室を有するパワー
シリンダと、機関潤滑用オイルポンプと、前記ピ
ストンを中立位置若しくは一方に移動させた位置
に動作させるように、前記オイルポンプから潤滑
部に至る通路から分岐してなる通路よりの油圧を
パワーシリンダの2室に導く通路及び該2室をオ
イルタンクに連通する通路を夫々操舵入力に応じ
て開閉制御するコントロールバルブと、を備えて
構成されることを特徴とするパワーステアリング
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7653485U JPH0246456Y2 (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7653485U JPH0246456Y2 (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61191977U JPS61191977U (ja) | 1986-11-29 |
JPH0246456Y2 true JPH0246456Y2 (ja) | 1990-12-07 |
Family
ID=30618766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7653485U Expired JPH0246456Y2 (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0246456Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-24 JP JP7653485U patent/JPH0246456Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61191977U (ja) | 1986-11-29 |
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