JPH0111588Y2 - - Google Patents

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JPH0111588Y2
JPH0111588Y2 JP4339184U JP4339184U JPH0111588Y2 JP H0111588 Y2 JPH0111588 Y2 JP H0111588Y2 JP 4339184 U JP4339184 U JP 4339184U JP 4339184 U JP4339184 U JP 4339184U JP H0111588 Y2 JPH0111588 Y2 JP H0111588Y2
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JP
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valve
steering
wheel steering
switching valve
pressure
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JP4339184U
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は低速および据え切り時は4輪転舵がで
き、中高速走行時は自動的に2輪転舵に切換わる
ようにした特殊車両のステアリング装置に関す
る。
従来の一般車両のパワーステアリング装置は、
第1図に示すように、ハンドル1からの入力回転
に基づいて切換作動するパラレル接続すなわちR
位置、クロス接続すなわちL位置、中立すなわち
N位置を有する4ポート3位置切換弁である制御
弁2を介して、前軸3の車輪4,4にステアリン
グアーム5、ドラグリング6、ピツトマンアーム
7、セクターシヤフト8等を介して連係するパワ
ーシリンダすなわち油圧シリンダ9に、ポンプ1
0からの圧油を第2図に示すようにエンジン回転
数NにかかわらずアイドリングN1以降は流量Q
を一定に調整する可変流量調整弁34とシーケン
ス弁35からなる流量圧力調整弁11を経て選択
的に供給することにより、ハンドル操作力を軽減
するようになつている。また、本出願人は、先に
実願昭57−72551号において、パワーアシスト力
を運転者の好みに応じて自由に調整できるように
したパワーステアリング装置を提案している。と
ころで、これらの装置は前軸3の車輪4,4しか
転舵しないので、最小回転半径が大きすぎ、据え
切り操作や極低速走行時に、車両の移動が困難で
あるという問題があり、殊に、クレーン車等の特
殊大型車両にとつては、大きな問題となつてい
る。これに関し本出願人は先に、実願昭57−
181771号において、前軸および後軸の車輪を転舵
させて4輪転舵を可能とする大型特殊車両のステ
アリング装置を提案している。
4輪転舵には後軸の車輪が前軸の車輪と反対方
向を向き、もつて回転半径を小さくする通常の4
輪転舵と、後軸の車輪が前軸の車輪と同じ方向を
向いて斜め又は横方向に走行できるカニ足転舵と
があるが、いずれにしろ高速走行時にそのような
転舵が行われることは安全上好ましくない。
したがつて本考案の目的は、低速および据え切
り時は4輪およびカニ足転舵ができ、中高速走行
時は自動的に2輪転舵に切換わるようにして安全
性を向上した特殊車両のステアリング装置を提供
するにある。
本考案によれば、車速を検知し一定車速以上の
とき流量を絞る流量調整弁およびシーケンス弁よ
りなる流量制御弁と後輪転舵用のパワシリンダと
4輪転舵用の切換弁を備え、4輪転舵が可能な特
殊車両のステアリング装置において、前記切換弁
の上流側に前記シーケンス弁の下流側圧力をパイ
ロツト圧とし一定車速以上のとき4輪転舵を2輪
転舵に切換える切換弁を介装するとともに、その
パイロツト圧を導く回路にパイロツト圧力が所定
圧力以上のときドレンする逃し弁を設けている。
従つて、一定車速すなわち中速以上になると、
チエツク弁の上流圧が4輪転舵を2輪転舵に切換
える切換弁にパイロツト圧として作用するので、
該切換弁は作動し4輪転舵を2輪転舵に切換え
る。この結果、安全性が向上する効果がある。ま
た4輪転舵を2輪転舵に切換える切換弁にパイロ
ツト圧を導く回路に逃し弁を設けたので、該切換
弁の応答性が向上する効果がある。また流量制御
弁を設けたので高速時の操作の安全性が向上する
効果がある。
以下第3図以下の図面を参照して本考案の実施
例を説明する。
第3図において第1図に対応する部分について
は、同じ符号で示し、重複説明は省略する。
第3図において、ポンプ10と制御弁2とを接
続する回路12の流量圧力調整弁11の後流側に
は、車速を検知し流量を絞る流量制御弁13が介
装されている。その流量制御弁13は、回路12
に介装された可変流量調整弁14と、後出のパイ
ロツト圧力回路15に介装されたシーケンス弁1
7とよりなつている。そのうち、可変流量調整弁
14は、車速センサ18の出力信号を入力するコ
ントローラ19に連結されており、車速が一定値
すなわち中速すなわち第4図に示すV1例えば20
Km/h以上になると流量を同図に斜線で示すよう
に絞るようになつている。またシーケンス弁17
には、可変流量調整弁14の上流および下流圧力
がパイロツト圧として作用しており、両圧力の差
圧が一定値になると、すなわち車速がV1以上に
なると、前記パイロツト圧力回路15に可変流量
調整弁14の上流圧力を導くようになつている。
この回路15には、パイロツト圧力が所定圧力以
上のときタンク36に回路30を介しドレンする
逃し弁22が介装されている。
一方、制御弁2と油圧シリンダ9を接続する回
路の一方の回路23には、後軸24側から順に、
車輪25,25を転舵する油圧シリンダ26と、
4輪カニ足転舵用の切換弁27と、4輪カニ足転
舵を2輪転舵に切換える切換弁28が介装されて
いる。
油圧シリンダ26には、ピストン32により左
右の圧力室26a,26bが画成され、ピストン
32の両側には連結された連結ロツド32a,3
2bにより、車輪25,25を転舵し得るように
なつている。
切換弁27は、4輪転舵用のパラレル接続すな
わち4位置とカニ足転舵用のクロス接続すなわち
カ位置を有する4ポート2位置切換弁であつて、
常態では4位置にあり、必要時に4輪とカニ足の
切換スイツチ29により手動でカ位置に切換える
ようになつている。
切換弁28は、4輪転舵用のクロス接続すなわ
ち4位置と中立すなわち2位置を有する4ポート
2位置切換弁であつて、流量制御弁13のシーケ
ンス弁17の下流圧力がパイロツト圧力回路15
を介してパイロツト圧として作用し、常態では4
位置にある切換弁28を、一定車速すなわち中速
以上のときに2位置に切換えるようになつてい
る。
次に作用について説明する。
低速および低速時においてハンドル1が中立の
ときは、制御弁2はNの位置にあり、回路12の
油は回路31を介しドレンされるとともに、油圧
シリンダ9の左右の圧力室9a,9bも連通され
た状態となる。
今、ハンドル1を左に操作すると、制御弁2は
Lの位置に変位し、回路12の油は回路23を介
して回路15のパイロツト圧が作用してなくて4
の位置にある切換弁28に導かれる。
次いで、常時4の位置にある切換弁27を介し
て油圧シリンダ26の左方の圧力室26aに導か
れ、ピストン32を図において右行させる。これ
により車輪25,25は右に転舵される。このと
き、圧縮された右方の圧力室26bの油は、切換
弁27および28を介して油圧シリンダ9の左方
の圧力室9aに導かれ、ピストン33を図におい
て、上方すなわち右方に移動させる。これにより
前輪4,4は1点鎖線で示すように、左に転舵さ
れる。このようにして、前輪4,4に左に転舵さ
れるとともに、後輪25,25は右に転舵され4
輪転舵の状態となり、最小回転半径が縮少される
のである。このとき、圧縮された右方の圧力室9
bの油は、制御弁2を介し回路31からタンク3
6にドレンされる。この状態から、切換スイツチ
29を入力で操作して切換弁27を4の位置から
カ位置へ切換えると、4の位置にある切換弁28
を通つた回路23の油は、油圧シリンダ26の右
方の圧力室26bに導かれ、ピストン32を左行
させる。これにより後輪25,25は、1点鎖線
で示すように左に転舵される。このようにして、
前輪4,4と後輪25,25はともに左に転舵さ
れカニ足転舵の状態となり、カニ走行することが
できるのである。ハンドル1を右に切つたとき
は、制御弁2はRの位置に変位し、4輪転舵、カ
ニ足転舵とも前述と逆の方向に転舵される。
これら4輪あるいはカニ足転舵の状態におい
て、車速が一定値すなわち中速すなわち第4図に
示すV1例えば20Km/h以上になると、流量制御
弁13の可変流量調整弁14は、車速センサ18
の出力信号で作動したコントローラ19に駆動さ
れて流量を第4図に斜線で示すように絞る。これ
により、シーケンス弁17にかかる両パイロツト
圧すなわち可変流量調整弁14の上流および下流
圧力の差が一定値以上になり、シーケンス弁17
が開弁し、シーケンス弁17の下流圧力は、パイ
ロツト圧力回路15を介して切換弁28にパイロ
ツト圧として作用する。このため、4位置にある
切換弁28は、2位置に切換えられ、第5図の左
側フローにあるように4輪転舵は2輪転舵に、あ
るいは同図の右側フローにあるようにカニ足転舵
は2輪転舵に切換えられる。この結果、安全性が
向上されるのである。またパイロツト圧力回路1
5にパイロツト圧が一定圧以上のときドレンする
逃し弁22を設けたので、切換弁28の応答性が
向上する。また流量制御弁13を設けたので、高
速時にはパワーアシスト力が低減され、その結
果、操作安全性が向上される。
以上説明したように本考案によれば、後輪の4
輪転舵用の切換弁の上流側に一定車速以上のとき
4輪転舵を2輪転舵に切換える切換弁を介装する
ようにしたので、一定車速すなわち中途以上にな
ると、4輪転舵は2輪転舵に切換えられ、その結
果、安全性が向上される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両のステアリング装置の全体
構成図、第2図は第1図における流量調整特性
図、第3図は本考案の1実施例を示す全体構成
図、第4図はこの実施例の車速に対する流量制御
特性図、第5図はこの実施例の作動説明図であ
る。 13……流量制御弁、14……可変流量調整
弁、17……シーケンス弁、20……パイロツト
圧力回路、22……逃し弁、26……油圧シリン
ダ、27……4輪カニ足転舵用の切換弁、28…
…4輪カニ足転舵を2輪転舵に切換える切換弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車速を検知し一定車速以上のとき流量を絞る流
    量調整弁およびシーケンス弁よりなる流量制御弁
    と後輪転舵用のパワシリンダと4輪転舵用の切換
    弁を備え、4輪転舵が可能な特殊車両のステアリ
    ング装置において、前記切換弁の上流側に前記シ
    ーケンス弁の下流側圧力をパイロツト圧とし一定
    車速以上のとき4輪転舵を2輪転舵に切換える切
    換弁を介装するとともに、そのパイロツト圧を導
    く回路にパイロツト圧力が所定圧力以上のときド
    レンする逃し弁を設けたことを特徴とする特殊車
    両のステアリング装置。
JP4339184U 1984-03-28 1984-03-28 特殊車両のステアリング装置 Granted JPS60156077U (ja)

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JP4339184U JPS60156077U (ja) 1984-03-28 1984-03-28 特殊車両のステアリング装置

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JP4339184U JPS60156077U (ja) 1984-03-28 1984-03-28 特殊車両のステアリング装置

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Publication Number Publication Date
JPS60156077U JPS60156077U (ja) 1985-10-17
JPH0111588Y2 true JPH0111588Y2 (ja) 1989-04-05

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JP4339184U Granted JPS60156077U (ja) 1984-03-28 1984-03-28 特殊車両のステアリング装置

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