JPH075016Y2 - 自動車の後輪転舵装置 - Google Patents

自動車の後輪転舵装置

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JPH075016Y2
JPH075016Y2 JP2092088U JP2092088U JPH075016Y2 JP H075016 Y2 JPH075016 Y2 JP H075016Y2 JP 2092088 U JP2092088 U JP 2092088U JP 2092088 U JP2092088 U JP 2092088U JP H075016 Y2 JPH075016 Y2 JP H075016Y2
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JP
Japan
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control valve
rear wheel
valve
pipe
steering
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JP2092088U
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友良 関口
稔 鈴木
敏朗 市川
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は四輪自動車の後輪を操舵することができる後輪
転操舵装置に関する。
従来の技術 自動車の高速時における操縦安全性を向上させ、低速時
における旋回性能を向上させるために、前輪の操舵角に
応じて後輪を操舵できるようにした技術が知られている
(特開昭62-88668号公報参照)。
この種の技術は、前輪を操舵するために使用されるパワ
ーステアリングの作動油を後輪操舵用のシリンダに導入
し、前輪操舵に連動して後輪が操舵されるように構成さ
れている。
考案が解決しようとする課題 ところが、このような従来例にあつては、路面摩擦抵抗
の小さな雪路の低速走行時に小回り旋回する場合、パワ
ーステアリングの作動油の油圧が高くならない。そのた
め、後輪を操舵するのに十分な油圧力(操舵力)が得ら
れず、後輪が操舵できなくなるという問題があつた。
課題を解決するための手段 本考案は上記課題に鑑みて案出された後輪転舵装置であ
り、パワーステアリング用ポンプとパワーステアリング
用シリンダとを接続する主管路の途中に設けられて、方
向切換弁によつて主管路に連通.遮断される迂回管路
と、この迂回管路の途中に介装されて、迂回管路内圧が
所定圧以上になると開弁するリリーフバルブと、このリ
リーフバルブと方向切換弁との間の迂回管路から分岐し
て、制御弁に接続された後輪用管路と、制御弁からリザ
ーバタンクへ配設された排出管路と、後輪転舵用シリン
ダの左右各ポートから制御弁に接続され、制御弁の作動
に伴つて前記後輪用管路と排出管路とに切換連通する一
対の連通管路と、前記方向切換弁の切換作動を制御する
と共に、前記制御弁の作動を制御する後輪制御装置とを
備えたことを特徴としている。
作用 本考案は上記特徴的な構成を備える結果、後輪制御装置
により方向切換弁及び制御弁を作動させて、パワーステ
アリング用ポンプから圧送される作動油をリリーフバル
ブの開弁圧以上に圧力上昇した場合に迂回管路を通過さ
せることができる。これによつて、リリーフバルブの上
流の高圧の作動油が後輪用管路を介して後輪転舵用シリ
ンダに供給される。そのため、路面摩擦抵抗の小さな雪
道の低速走行時に、前輪はもちろんのこと、後輪も確実
に転舵される。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述する。
第1図は本考案の一実施例を示す後輪転舵装置の配管系
統図を示すものである。この図によれば、パワーステア
リング用ポンプ1とパワーステアリング用シリンダ2と
が主管路3により接続され、この主管路3の途中に方向
切換弁4が配設されている。又、主管路3には、方向切
換弁4により主管路3に連通.遮断される迂回管路5が
付設されている。そして、この迂回管路5の途中には、
迂回管路5内の圧力が所定圧以上になると開弁するリリ
ーフバルブ6が配設されており、このリリーフバルブ6
の下流が主管路3に接続されている。9はパワーステア
リング用シリンダ2とリザーバタンク7とを接続する管
路8に接続された管路である。10aは後輪用管路であ
り、この後輪用管路10aは方向切換弁4とリリーフバル
ブ6との間の迂回管路5から分岐され、制御弁11に接続
されている。又、制御弁11からリザーバタンク7へ排出
管路13が配設されている。後輪転舵用シリンダ12の左右
のポートから一対の後輪用管路10b,10cが制御弁11に延
設され、制御弁11によつて後輪用管路10aと排出管路13
に選択的に連通される。14はマニユアルスイツチであ
り、このマニユアルスイツチ14がオン作動されると方向
切換弁4に励磁電流が入力され、主管路3と迂回管路5
とを連通する。15は制御弁11を操作するために使用され
る左右作動スイツチである。そして、この左右作動スイ
ツチ15とマニユアルスイツチ14とにより後輪制御装置16
が構成されている。尚、図中17a,17bは車体の左右にそ
れぞれ配設される前輪であり、18a,18bは後輪である。
第2図はリリーフバルブ6の一例を示す断面図である。
この図においてバルブケーシング19には、二つの油室2
0,21が形成され、一方の油室20がポート22を介して方向
切換弁4に接続され、他方の油室21がポート23を介して
主管路3に接続されて迂回管路5を構成している。迂回
管路5からは制御弁11に接続される後輪用管路10aが分
岐している。そして、油室20及び油室21を連通する弁孔
24が弁体25によつて閉塞されている。この弁体25は、迂
回管路5の圧力が所定の圧力より大きくなつたときに開
弁するようにスプリング26によつて押圧されている。従
つて、リリーフバルブ6によつて、迂回管路5内の圧力
は後輪転舵用シリンダ12を作動するのに十分な圧力にな
り、所定圧力より大きくなると開弁して、リリーフされ
た作動油が主管路3を介してパワーステアリング用シリ
ンダ2側に供給される。そのため、後輪転舵用シリンダ
12を作動させる場合にも前輪の操舵性能を損うことがな
い。尚、ポート27は管路9を介してリザーバタンク7に
接続されている。
以上の実施例構造によれば、マニユアルスイツチ14及び
左右作動スイツチ15がオフ状態の場合(第1図の状態)
には、パワーステアリング用ポンプ1から圧送される作
動油が主管路3を介してパワーステアリング用シリンダ
2に供給され、操舵操作に応じて前輪17a,17bのみが助
勢されて転舵される。
後輪18a,18bを転舵する場合には、マニユアルスイツチ1
4をオンすると共に、左右作動スイツチ15をオンする。
これによつて、方向切換弁4に励磁電流が流れ、主管路
3が迂回管路5を介して接続されると共に、制御弁11の
左右いづれかのソレノイドに通電して、後輪用管路10a
及び排出管路13がそれぞれ一対の後輪用管路10b又は10c
のいづれかに接続される。この際、迂回管路5内にパワ
ーステアリング用ポンプ1から作動油が圧送されるが、
リリーフバルブ6は迂回管路5の内圧即ち、油室20(第
2図参照)の内圧が所定圧以上にならないと開弁しない
ようになつている。そのため、後輪転舵用シリンダ12に
は、少なくともリリーフバルブ6の上流の高い圧力の作
動油が供給されることとなる。これによつて、路面摩擦
抵抗の小さな雪道の低速走行時においても、後輪18a,18
bの転舵が可能になる。又、前輪17a,17bを転舵しない場
合でも、左右作動スイツチ15を操作して制御弁11を作動
させることにより、後輪18a,18bのみの転舵方向及び転
舵角を適宜変えることができる。
第3図は本考案の他の実施例を示す後輪転舵装置の配管
系統図である。本実施例は、舵角センサや車速センサ等
の各種センサ28が使用されると共に、これらセンサ28か
らの検出信号を演算し、方向切換弁4及び制御弁11に制
御信号を出力する後輪制御装置としてのコントローラ29
が使用されている。この場合、制御弁11に電流制御型の
制御弁を使用することにより、制御弁11に供給される電
流値に比例する油圧を後輪転舵用シリンダ12に作用させ
ることができ、電流値に比例して後輪18a,18bの転舵角
を変えることができる。そのため、走行状態に応じて後
輪18a,18bを自動的に転舵することが可能となる。又、
制御弁11には、サーボ弁を使用し、後輪18a,18bの転舵
量をポテンシヨメータ等で検出して、検出信号をコント
ローラ29にフイードバツクさせて、後輪18a,18bの転舵
量を制御することも可能である。
考案の効果 以上述べたように本考案は、後輪制御装置により方向切
換弁及び制御弁を作動させて、リリーフバルブが配設さ
れた迂回管路を介して所定圧の作動油が後輪転舵用シリ
ンダに供給されるように構成されているため、路面摩擦
抵抗の小さな雪道の低速走行時にも、前輪の転舵はもち
ろんのこと、後輪の転舵をも確実に行なうことができ、
自動車の運動性を格段に向上できるという実用上多大な
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す後輪転舵装置の配管系
統図、第2図は同リリーフバルブの断面図、第3図は本
考案の他の実施例を示す配管系統図である。 1…パワーステアリング用ポンプ、2…パワーステアリ
ング用シリンダ、3…主管路、4…方向切換弁、5…迂
回管路、6…リリーフバルブ、7…リザーバタンク、10
a…後輪用管路、10b,10c…連通管路、11…制御弁、12…
後輪転舵用シリンダ、13…排出管路、16…後輪制御装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パワーステアリング用ポンプとパワーステ
    アリング用シリンダとを接続する主管路の途中に設けら
    れて、方向切換弁によつて主管路に連通.遮断される迂
    回管路と、この迂回管路の途中に介装されて、迂回管路
    内圧が所定圧以上になると開弁するリリーフバルブと、
    このリリーフバルブと方向切換弁との間の迂回管路から
    分岐して、制御弁に接続された後輪用管路と、制御弁か
    らリザーバタンクへ配設された排出管路と、後輪転舵用
    シリンダの左右各ポートから制御弁に接続され、制御弁
    の作動に伴つて前記後輪用管路と排出管路とに切換連通
    する一対の連通管路と、前記方向切換弁の切換作動を制
    御すると共に、前記制御弁の作動を制御する後輪制御装
    置とを備えたことを特徴とする自動車の後輪転舵装置。
JP2092088U 1988-02-19 1988-02-19 自動車の後輪転舵装置 Expired - Lifetime JPH075016Y2 (ja)

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JP2092088U JPH075016Y2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 自動車の後輪転舵装置

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JPH01125264U JPH01125264U (ja) 1989-08-25
JPH075016Y2 true JPH075016Y2 (ja) 1995-02-08

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