JPS6332876A - コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電線の接続を行なうコネクタに関し、さらに詳
しくは主としてダブルロックタイプのコネクタに関する
ものである。

（従来の技術） 自動車用配線等の接続を行なうコネクタとして、ダブル
ロックタイプのコネクタが従来から良く用いられている
。ダブルロックタイプコネクタは、コネクタハウジング
のコンタクト保持孔内に弾性変形可能なランスを有する
とともに、コネクタハウジング側面にヒンジ結合された
ロックプレートを有する。このため、一端に電線が接続
されたコンタクトをコンタクト保持孔内に挿入すると、
ランスの弾性力によりランスがコンタクトの肩に係合し
てコンタクトをロック保持しコンタクトの抜は防止が図
られ、さらにロックプレートをヒンジ部を中心に回動さ
せ、ロックプレートに設けられたロック突起をハウジン
グ側面に形成されたロック孔からコンタクト保持孔内に
突出させてロック突起とコンタクトの肩を係合させ、コ
ンタクトを二重にロック保持するようになっている。こ
のように二重ロックすることにより、コンタクトの扱は
防止を確実に行なうことができるので、自動車用配線等
のように配線が引張られる可能性のある場所でのコネク
タとして数多く用いられている。

なお、このようなダブルロックコネクタの具体例として
は、例えば特公昭５７−５２７１５号、特公昭５４−１
９１２号に開示されているものがある。

上記のようなダブルロックコネクタにおいて、ハウジン
グ側面にヒンジ結合されたロックプレートによりコンタ
クトのロック保持を行なう場合には、ヒンジ結合部を中
心にロックプレートを回動させてロックプレートに設け
られたロック突起をハウジングのコンタクト保持孔内に
突出させコンタクトのロック保持を行なうのであるが、
このときロックプレートをこの状態（ロック状態）で保
持する必要がある。このため、従来のダブルロックコネ
クタにおいては、ロックプレートおよびハウジングに係
合部を設けておき、ロックプレートを回動させてロック
状態にしたときに再係合部を係合させ、ロックプレート
をハウジング本体に係止保持させ、ロック状態を維持さ
せるようにしている。

（発明が解決しようとする問題点） ここで、ハウジング内に縦方向に２列にコンタクトを並
べて配するようなコンタクトを用いる場合等において、
上記ロックプレートをハウジングの左右両側面に設ける
場合がある。このような場合、各ロックプレートをハウ
ジングに係合させてロック状態に保持する必要があるの
であるが、自動車用の配線等に用いるコンタクトは小さ
いものが多くコネクタハウジングも小さいので、このよ
うな小さなハウジング上に両ロックプレートについてそ
れぞれ係合部を設けるのは、係合部の形状も小さくなり
その製造が難しく、ざらに係合部の形状が小さくなると
、この係合が浅く且つ外れ易くなるという問題がある。

（問題点を解決するための手段） このようなことから、本発明においてはハウジングの左
右両側面にヒンジ結合されたロックプレートが設けられ
る場合に、両ロックプレートを確実にロック状態に保持
できるようにしようとするもので、そのための手段とし
て本発明のコネクタは次のように構成される。

このコネクタは、そのハウジングが前後に延びたコンタ
クト保持孔を有するとともに、ハウジングの左右両側面
にはそれぞれコンタクト保持孔に連通するロック孔が形
成されており、ざらにこのハウジングの左右両側面には
それぞれ上記ロック孔を開閉自在に覆うロックプレート
が回動自在にヒンジ結合されており、このロックプレー
トにはロック突起が設けられており、ロックプレートが
ヒンジ結合部を中心に回動されてロック孔を閉止すると
きには、ロックプレートに設けられたロック突起がロッ
ク孔からコンタクト保持孔内に突出し、コンタクト保持
孔内に挿入されたコンタクトと係合してこれをロック保
持するようになっており、一方、ロックプレートの一方
には係合孔を有する第１舌片が設けられるとともに、他
方には係合突起を有する第２舌片が設けられており、両
ロックプレートがそれぞれヒンジ結合部を中心に回動さ
れてロック孔を閉止するとき、第１および第２舌片はロ
ックプレートとともに回動されてコンタクト保持孔の外
側において各舌片の少なくとも一部が重なり、係合突起
が係合孔に入り込んで係合し、両舌片が重なった状態で
係合保持され、両ロックプレートはそれぞれロック孔を
閉止した状態で保持されるように構成されている。

（作用） このようなコネクタを用いると、ハウジングの左右両側
にヒンジ結合されたロックプレートによりコンタクト保
持孔内に挿入されたコンタクトをロック状態に保持させ
るときに、両ロックプレートに設けられた第１および第
２舌片の係合によって両ロックプレートをロック状態に
保持させるので、ロックプレートとハウジングの係合は
必要なく、且つ２枚のロックプレートのロック状態での
保持を１か所の係合により行なうことができる。

このため、係合部の形状を大きくしてロックプレートを
確実にロック状態に保持することが可能になる。

（実施例〉 以下、図面により、本発明の好ましい実施例について説
明する。

第１図は本発明の１例に係るダブルロックタイプのコネ
クタをハウジングとコンタクトとに分けて示す斜視図で
、第２図にはこのハウジングにコンタクトを挿入してロ
ック保持した状態でのコネクタを示す。

このコネクタは、コネクタハウジング１０と、それぞれ
電線１，１が接続された第１および第２レセプタタルコ
ンタクト２，６とから構成される。

コネクタハウジング１０はリブ１９によって縦に並んで
一体に結合された第１および第２ハウジング１１．１５
を有し、第１および第２ハウジング１１．１５にはそれ
ぞれ前後（矢印へ方向）に貫通する第１および第２コン
タクト保持孔１２．１６が形成されている。さらに、第
１ｉＢよび第２ハウジング１１．１５の左右両側面には
、それぞれ第１および第２コンタクト保持孔１２．１６
に連通ずる第１０ツク孔１３ａ、１３ｂおよび第２０ツ
ク孔１７ａ、１７ｂ　　（１３ｂおよび１７ｂは図示せ
ず）が形成されており、これらのロック孔の侵側には縦
方向に延びるヒンジ部２５．３５を介してロックプレー
ト２０．３０が回動自在に取付けられており、このロッ
クプレート２０．３０によりロック孔１３ａ、Ｔ３ｂ、
１γａ、１７ｂが開閉自在となっている。

なお、ロックプレート２０．３０の詳細については後述
する。

本コネクタは第２図に示すように第１および第２コンタ
クト保持孔１２．１６内に第１および第２レセプタクル
コンタクト２．６を後８Ｉｉ側から挿入して構成される
のであるが、このときの状態を矢印■−■およびＩＶ　
−ＩＶに沿った断面を示す第３図および第４図により説
明する。

まず、第１コンタクト保持孔１２内に挿入される第２レ
セプタクルコンタクト２は、第１図に示すように、後端
側に設けられた電線接合片５ａ、５ｂによりそれぞれ電
１１の芯線および被覆を挾持し、前端側の中央舌片３お
よび左右挾持片４，４により相手プラグの接続端子先端
を受入れ挟持するようになっている。中央舌片３は第３
図に示すように中央部板材が他方に折返されて形成され
るものでその後端３ｂは上方に延びて押し下げレバー１
４の下面と対向する。押し下げレバー１４は、第１ハウ
ジング１１に対し片持ち支持され上下に弾性変形して揺
動可能となっており、この押し下げレバー１４を押し下
げると、中央舌片３の後端３ｂも押し下げられるように
なっている。さらに、中央舌片３の前後方向中間部に係
止突起３ａが形成され、図示のように第１コンタクト保
持孔１２に前端側から挿入され、中央舌片３と左右挾持
片４，４との間に挿入挟持される相手プラグ５０の接続
端子先端に形成された係止孔５１にこの係止突起３ａが
入り込んで係合され、相手プラグ５０が抜けないように
保持される。なお、この相手プラグ５０を扱くには、押
し下げレバー１４を下方に押し下げて、中央舌片の後端
３ｂを押し下げ、係止突起３ｂを係止孔５１から外して
プラグ５０を引張ればよい。また、第４図に示すように
第１コンタクト保持孔１２の左右上面にはこの内部にお
いて前方に向かって突出する一対の第１弾性ランス１２
ａが設けられており、このようにして、第１コンタクト
保持孔１２内に挿入された第２レセプタクルコンタクト
２はその左右挾持片４゜４の後端４ａが弾性ランス１２
ａの先端と当接係合し、これによって第２レセプタクル
コンタクト２の抜は防止が図られる。

一方、第２コンタクト保持孔１６内に挿入される第２レ
セプタクルコンタクト６は、第１図に示すように、後端
側に設けられた電線接合片９ａ、９ｂによりそれぞれ電
線１の芯線および被覆を挾持し、前端側の左右挾持片７
，７および底面８により相手プラグの接続端子先端を挾
持するようになっている。この第２レセプタクルコンタ
クト６が挿入される第２コンタクト保持孔１６内には第
３図に示すように中央部上面から前方に突出する第２弾
性ランス１６ａが設けられており、第２コンタクト保持
孔１６内に第２レセプタクルコンタクト６が後端側から
挿入されると、第２レセプタクルコンタクト６の左右挾
持片７，７の後端７ａが第２弾性ランス１６ａの先端と
当接係合し、これによって第２レセプタタルコンタクト
６の抜は防止が図られるようになっている。

以上のように、第１および第２弾性ランスによって１つ
のロック構造が構成されるのであるが、次にもう１つの
ロック構造をなすロックプレート２０．３０について説
明する。このロックプレート　２０．３０についてはコ
ネクタハウジング１０の前面および上面を見て示す第５
図および第６図を併用して説明する。第５図および第６
図は、コネクタハウジング１０にヒンジ２５，３５を介
して回動自在に結合されたロックプレート２０．３０が
開放位置にある状態を示し、このロックプレート　２０
．３０をヒンジ２５．３５を中心に矢印Ｂ方向（第６図
）に回動させると、第２図に示すように第１および第２
０ツク孔１３ａ、１３ｂ、１７ａ、１７ｂを覆う閉止位
置に位置せしめることができる。各ロックプレート２０
．３０はそれぞれ上下に第１０ツク突起２１．３１およ
び第２０ツク突起２２．３２を有し、この突起はロック
プレート２０．３０が閉止位置に位置せしめられると、
第１および第２０ツク孔１３ａ、１３ｂ、１７ａ、１７
ｂを通って第１および第２コンタクト保持孔１２．１６
内に突出するようになっている。そして、このように第
１および第２コンタクト保持孔１２．１６内に突出した
各ロック突起２１，３１，２２．３２は各前端面が、こ
れら保持孔１２．１６内に挿入された第１および第２レ
セプタクルコンタクト２．６の挾持片４，７の後端４ａ
、７ａと当接係合し、各レセプタクルコンタクトの抜は
防止が図られる。

このように第１および第２０ツクプレート２０゜３０を
閉止位置に回動せしめれば、第２のロックを行なわせる
ことができるのであるが、このロック状態を保つために
は第１および第２０ツクプレート２０．３０を閉止位置
に保持させる必要がある。このため、第１および第２０
ツクプレート２０．３０にはそれぞれ係合突起２３ａを
有する第１舌片２３および係合突起を有する第２舌片３
３が一体に設けられている。両舌片２３，３３はロック
プレート２０．３０が開放位置から閉止位置へ回動され
ると、第１および第２ハウジング１１．１５を繋ぐリブ
１９に設けられた開口１９ａ内に突出し、第７Ａ図に示
すように、この間口１９ａ内において両舌片２３，３３
の先端部が重なるとともに、係合突起２３ａが係合孔３
３ａ内に入り込んで互いに係合し合う。この両舌片２３
，３３の係合によって、第１および第２０ツクプレート
２０．３０は閉止位置に保持される。

なお、第８Ａ図には従来のコネクタにおいて採用した方
法の場合のロックプレート２０’　、　３０’　の係止
保持を示すが、この図から分かるようにロックプレート
２０’　、　３０’　に設けた舌片２３’　　、３３’
の係止孔２３ａ　’　、３３ａ’　とハウジング１５′
　に設けた係止突起１８’　　、１８’　とを係合させ
る構造であるため、舌片２３’　　、３３’が小さくな
り、係止突起１８’　　、１８′をあまり大きくできな
いのでこの係合は本発明の係合に比べ外れやすい。すな
わち、本発明では係合箇所が１か所なので係合孔および
係合突起を大きくすることができ、両舌片を確実に係合
させることができる。また、ハウジングが外力、熱等に
より歪んだ場合には、本発明の場合は舌片２３゜３３と
ハウジング１５との係合はないので、第７Ｂ図に示すよ
うに係合間係はそのまま維持されるのであるが、従来の
場合は第８Ｂ図に示すように舌片２３’　　、３３’が
係合突起１８’　　、１８’から外れるおそれがある。

なお、本実施例においては、コンタクトを２個有するコ
ネクタについて説明したが、コンタクトが３個以上の場
合でも、１個の場合でも同様である。また、本実施例で
はコンタクト保持孔に挿入されたコンタクトは弾性ラン
スによるロックがなされるとともに、ロックプレートに
よるロックもなされるダブルロックタイプのコネクタに
ついて説明したが、弾性ランスによるロックがない場合
についても本発明を適用できるのは熱論のことである。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、ハウジングの左
右両側に回動自在にヒンジ結合されたロックプレートを
閉止位置に位置せしめて、ロックプレートに形成したロ
ック突起によりコンタクトのロック保持を行なわせる場
合において、各ロックプレートに設けた第１および第２
舌片の係合孔と係合突起との係合によりロックプレート
を閉止位置に保持せしめるようにしているので、ロック
プレートとハウジングとの係合が不要であり、ハウジン
グのひずみ等による係合外れのおそれがなく、且つ左右
一対のロックプレートを１か所の係合で閉止位置に保持
できるので、舌片の係合孔および係合突起を大きくでき
、確実な係合を行なわせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明に係るコネクタの例を示す
斜視図、 第３図および第４図は第２図の矢印■−■およびｒＶ−
ＩＶに沿った上記コネクタの断面図、第５図および第６
図は上記コネクタを構成するコネクタハウジングを示す
正面図および平面図、第７Ａ図および第７Ｂ図は上記コ
ネクタのロックプレートを閉止位置に係合保持する係合
舌片の係合を示す断面図、 第８Ａ図および第８Ｂ図は従来のコネクタにおけるロッ
クプレートの係合保持方法を示す断面図である。 １・・・１ｌｉｉ　　　　　　　　２．６・・・コンタ
クト１０・・・コネクタハウジング １１．１５・・・第１および第２ハウジング１２．１６
・・・コンタクト保持孔 １３ａ、１３ｂ、１７ａ、１７ｂ　−・・第１および第
２０ツク孔２０．３０・・・第１および第２０ツクプレ
ート２３・・・第１舌片　　　　　２３ａ・・・係合突
起３３・・・第２舌片　　　　　３３ａ・・・係合孔２
５．３５・・・ヒンジ １口 第２　図 第５図 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一端に電線が接続されるコンタクトと、該コンタクトを
   後端側から挿入可能な前後に延びたコンタクト保持孔を
   有するハウジングとからなるコネクタにおいて、 上記ハウジングの左右両側面にはそれぞれ、上記コンタ
   クト保持孔に連通するロック孔が形成されるとともに、
   該ロック孔を開閉自在に覆うロックプレートが回動自在
   にヒンジ結合されており、該ロックプレートにはそれぞ
   れ、該ロックプレートが上記ヒンジ結合部を中心に回動
   されて上記ロック孔を閉止したとき、該ロック孔から上
   記コンタクト保持孔内に突出して上記コンタクト保持孔
   に挿入された上記コンタクトと係合し、該コンタクトを
   ロック保持するロック突起が設けられており、 上記ロックプレートの一方には係合突起を有する第１舌
   片が一体的に設けられるとともに他方には係合孔を有す
   る第２舌片が一体的に設けられ、上記両ロックプレート
   がそれぞれ上記ヒンジ結合部を中心に回動されて上記ロ
   ック孔を閉止するとき、上記第１および第２舌片は上記
   ロックプレートとともに回動されて上記コンタクト保持
   孔の外側において各舌片の少なくとも一部が重なり、上
   記係合突起が上記係合孔に入り込んで係合し、上記両舌
   片が重なった状態で係合保持され、上記両ロックプレー
   トはそれぞれ上記ロック孔を閉止した状態で保持される
   ようにしたことを特徴とするコネクタ。