JP3813711B2 - 合体コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、2以上のコネクタを合体させることによって使用される合体コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
図11及び図12は、従来の合体コネクタを示す。図11の合体コネクタは、複数のコネクタ1、1を上下に積み重ねて合体させるものであり、それぞれのコネクタのハウジング2、2は同一形状に成形されている。それぞれのハウジング2、2の外側面には、フック3及びフック溝4が対向するように設けられており、ハウジング2、2を上下に重ね合わせることによって相互に係合してハウジング2、2が外れることを防止し、合体状態の保持がなされるようになっている。5は、ハウジング2、2内に収容された端子、6は、端子5に接続されるワイヤハーネスである。
【0003】
図12の合体コネクタは、複数のコネクタ7、7、…を横方向に並べて合体コネクタとするものである。複数のコネクタ7、7、…は、異なった数の端子収容室8を有したハウジング9、9、…からなり、このハウジング9、9、…をカバー10内に横並び状に挿入する。カバー10は、所定数のコネクタ7、7、…が挿入される矩形状に成形されており、その挿入口10aからコネクタ7、7、…を挿入することにより、各コネクタ7、7、…はカバー10によって相対移動が拘束されて合体コネクタとなる。この従来構造では、コネクタ7、7、…は個々に合体する手段を有しておらず、単にカバー10内に組み込まれることによって合体コネクタとなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図11の構造では、フック3及びフック溝4が係合することによってコネクタが合体し、図12の構造では、カバー10内に挿入することによってコネクタ7、7、…が合体状態となる。
【0005】
ところが従来の合体コネクタでは、コネクタ2、2及び7、7、…が完全に合体しているか否かを確認する手段を備えていない。このため、完全合体、不完全合体の区別ができず、不完全合体のままで相手側コネクタと嵌合させた場合、コネクタが合体状態から脱落したり、分離する。このため、信頼性のある使用ができないものとなっている。
【0006】
又、従来の構造では、コネクタ相互の結合力が弱く、完全合体の状態で組み付けても、振動や電線に作用する引っ張り力、その他の外力によって合体状態から分解する問題も有している。
【0007】
そこで、本発明は、コネクタ相互の合体状態を確認できる構造とすることにより、不完全合体のままでの使用を防止することができる合体コネクタを提供することを目的とする。
【0008】
又、本発明は、コネクタ相互を強固に結合させることができる構造とすることにより、外力によって分解することのない合体コネクタを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、第1のコネクタに設けたコネクタ収容室に第2のコネクタを挿入することにより複数のコネクタが合体して相手コネクタに嵌合される合体コネクタであって、前記第2のコネクタを前記コネクタ収容室に完全挿入した状態で前記相手コネクタとの嵌合が許容され、前記第2のコネクタを前記コネクタ収容室に不完全挿入した状態で前記相手コネクタとの嵌合が阻止されることにより、前記第2のコネクタの前記コネクタ収容室への挿入状況に基づいて判断可能な構造であり、前記第1のコネクタが相手側コネクタと嵌合可能となっており、前記第2のコネクタ及びコネクタ収容室の対向部位に、相手側コネクタとの嵌合方向と交差する方向に沿って配置され、相互に嵌合する抜け止め溝及び抜け止めリブが設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の合体コネクタであって、前記第1のコネクタが相手側コネクタと嵌合可能となっており、前記第2のコネクタ及びコネクタ収容室の対向部位に、相手側コネクタとの嵌合方向と交差する方向に沿って配置され、相互に嵌合する抜け止め溝及び抜け止めリブが設けられていることを特徴とする。
【0023】
この構造では、相互に係合する抜け止め溝及び抜け止めリブが、相手側コネクタとの嵌合方向と交差する方向に形成されているため、相手側コネクタとの嵌合や嵌合からの離脱の際の応力が作用したり、電線に引っ張り力が作用しても、第2のコネクタが第1のコネクタから外れることを防止する。このため、コネクタの合体強度を強固とすることができ、安定した合体を行うことができる。
【0024】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の合体コネクタであって、前記抜け止めリブを切断する係合溝部が形成されており、前記第2のコネクタのコネクタ収容室への挿入によって前記係合溝部に係合する係合突起部が前記抜け止め溝に形成されていることを特徴とする。
【0025】
この構造では、第2のコネクタをコネクタ収容室に挿入することにより、係合突起部が係合溝部に係合する。この係合は、第2のコネクタが挿入される方向であり、係合により第2のコネクタと第1のコネクタとが結合する。従って、第2のコネクタは挿入方向でも、第1のコネクタと強固に結合し、第1のコネクタから抜け出ることがなく、安定した合体状態となる。
【0026】
請求項4の発明は、第1のコネクタに設けたコネクタ収容室に第2のコネクタを挿入することにより複数のコネクタが合体して相手コネクタに嵌合される合体コネクタであって、前記第2のコネクタを前記コネクタ収容室に完全挿入した状態で前記相手コネクタとの嵌合が許容され、前記第2のコネクタを前記コネクタ収容室に不完全挿入した状態で前記相手コネクタとの嵌合が阻止されることにより、前記第2のコネクタの前記コネクタ収容室への挿入状況に基づいて判断可能な構造であり、前記第1のコネクタが嵌合する相手側コネクタに当接可能であり、且つ相手側コネクタへの嵌合の際の押し付け力を第2のコネクタのコネクタ収容室への挿入力に変換するカム面が前記第2のコネクタに形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の合体コネクタであって、
前記第1のコネクタが嵌合する相手側コネクタに当接可能であり、且つ相手側コネクタへの嵌合の際の押し付け力を第2のコネクタのコネクタ収容室への挿入力に変換するカム面が前記第2のコネクタに形成されていることを特徴とする。
【0027】
この構造におけるカム面は、第1のコネクタが嵌合する相手側コネクタに当接し、相手側コネクタへの嵌合のための押し付け力を第2のコネクタの挿入力に変換する。このため、第1のコネクタを相手側コネクタに嵌合する際に、第2のコネクタを第1のコネクタのコネクタ収容室に押し込むことができる。これにより、第2のコネクタが完全挿入状態となる。従って、第2のコネクタが不完全挿入状態であっても、相手側コネクタとの嵌合と同時に完全挿入状態とすることができ、挿入操作が簡単となる。
【0028】
請求項6の発明は、第1のコネクタに設けたコネクタ収容室に第2のコネクタを挿入することにより複数のコネクタが合体して相手コネクタに嵌合される合体コネクタであって、前記第2のコネクタを前記コネクタ収容室に完全挿入した状態で前記相手コネクタとの嵌合が許容され、前記第2のコネクタを前記コネクタ収容室に不完全挿入した状態で前記相手コネクタとの嵌合が阻止されることにより、前記第2のコネクタの前記コネクタ収容室への挿入状況に基づいて判断可能な構造であり、前記第1のコネクタが相手側コネクタと嵌合可能となっており、前記第2のコネクタ及びコネクタ収容室の対向位置に、相手側コネクタとの嵌合方向に沿って配置され、相互に係合する抜け止めフック及びフック受が設けられていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明であって、前記第1のコネクタが相手側コネクタと嵌合可能となっており、前記第2のコネクタ及びコネクタ収容室の対向位置に、相手側コネクタとの嵌合方向に沿って配置され、相互に係合する抜け止めフック及びフック受が設けられていることを特徴とする。
【0029】
この構造の抜け止めフック及びフック受は、相手側コネクタとの嵌合方向に沿って設けられており、相互に係合することにより、第1及び第2のコネクタを強固に合体させる。従って、相手側コネクタとの嵌合や嵌合からの離脱の際の応力が作用したり、電線に引っ張り力が作用しても、第2のコネクタが第1のコネクタから抜け出ることがない。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施形態により具体的に説明する。
【0031】
第1の実施形態
図1〜図4は、本発明の第1の実施形態を示し、図1はその分解斜視図である。図1において、11は、第1のコネクタとしてのベースコネクタ、12は、第2のコネクタとしてのサブコネクタであり、いずれも絶縁性樹脂によって成形されている。本実施形態の合体コネクタは、サブコネクタ12をベースコネクタ11に合体させることによって形成されるものである。
【0032】
ベースコネクタ11には、端子(図示省略)が収容される端子収容室13が、中央部分に上下2段、左右2列で形成されている。又、端子収容室13の左右には、サブコネクタ12が挿入されるコネクタ収容室14が形成されている。
【0033】
それぞれのコネクタ収容室14は、端子収容室13との境となる側壁部15と、側壁部15の上下端部から左右方向に延びる上壁部16及び下壁部17と、上壁部16及び下壁部17の後端部を連設する後壁部18によって囲まれることによって形成されている。このコネクタ収容室14における側壁部15と対向した側面部分及び後壁部18と対向した前面部分は開口されており、開口されている側面部分がサブコネクタ12が挿入される挿入口19となっている。
【0034】
サブコネクタ12は、単位コネクタ20、21を上下2段で積み重ねて、合体させることによって形成されている。図2は、サブコネクタ12の分解状態を示し、20は下側単位コネクタ、21は上側単位コネクタであり、いずれも後面部分が開口された矩形ボックス状に形成されている。
【0035】
下側単位コネクタ20の左右の側面部34の後側には、上側単位コネクタ21を受ける受部22が突出するように形成されている。又、受部22の上方には、上側単位コネクタ21が係合するフック突起23が形成されている。なお、下側単位コネクタ20の上面部は部分的に開口されているが、この開口部24は上側単位コネクタ21を積み重ねることにより、上側単位コネクタ21の底面部25によって封鎖されるようになっている。
【0036】
上側単位コネクタ21の左右の側面部35の前側には、下方に延びるフック片26が形成されている。フック片26は、上側単位コネクタ21を下側単位コネクタ20に重ねたとき、下側単位コネクタ20の受部22上に当接する。この当接及び下側単位コネクタ20の側面部34が上側単位コネクタ21の底面部25に当接することにより、図1に示すように上側単位コネクタ21が下側単位コネクタ20に支持される。
【0037】
上側単位コネクタ21のフック片26には、下側単位コネクタ20のフック突起23が係合するフック孔27が形成されている。フック孔27及びフック突起23は、相互に係合するフック部材を構成するものであり、フック孔27とフック突起23とが係合することにより、下側単位コネクタ20及び上側単位コネクタ21が相互に強固に合体して外れることがなくなる。このため、上下の単位コネクタ20、21は、安定した合体状態となることができる。
【0038】
上側単位コネクタ21の上面部28は、部分的に開口されているが、この開口部31は蓋体29によって閉じられる。蓋体29は、ヒンジ部30を介して上側単位コネクタ21の上面部28に回動可能に設けられ、その回動によって開口部31を封鎖する。
【0039】
蓋体29の左右の先端側には、係止孔32を有した係止片33が屈曲して連設している。これに対して、係止孔32と対向する係止突起36が側面部35に形成されている。従って、蓋体29を閉じ方向に回動させると、係止突起36と係止孔32とが係合して、蓋体29の閉じ状態が固定され、蓋体29が不用意に開くことが防止される。
【0040】
サブコネクタ12は、このような下側単位コネクタ20及び上側単位コネクタ21を積み重ね、フック突起23とフック孔27とを係合させて上下の単位コネクタ20、21を合体させることにより組み立てられる。そして、蓋体29を閉じることにより、図1に示すように上下2段の端子収容室37がサブコネクタ12に形成される。
【0041】
このように、上下の単位コネクタ20、21を合体させることによってサブコネクタ12を形成し、このサブコネクタ12をベースコネクタ11のコネクタ収容室14に挿入して合体させる構造では、2段階の合体によって合体コネクタが形成されるため、コネクタの合体数を増加させることができるメリットがある。
【0042】
さらに、サブコネクタ12には、抜け止め溝39が形成されている。抜け止め溝39は、下側単位コネクタ20の底面部40を左右方向に沿って部分的に窪ませることによって形成されるものであり、後述するベースコネクタ11の抜け止めリブ38が嵌合する。
【0043】
この実施形態において、ベースコネクタ11は相手側コネクタ42(図4参照)に嵌合することによってコネクタ相互の接続が行われる。ベースコネクタ11は、図1及び図4に示すように、前面部分43側から相手側コネクタ42に嵌合するものである。この嵌合に先立って、サブコネクタ12がベースコネクタ11のコネクタ収容室14に挿入される。
【0044】
ベースコネクタ11のコネクタ収容室14の内部には、図1に示すように、抜け止めリブ38及び係合溝部41が設けられている。
【0045】
抜け止めリブ38は、コネクタ収容室14の下壁部17から上方に突出するように設けられている。この抜け止めリブ38は、ベースコネクタ11が相手側コネクタ42と嵌合する嵌合方向と直交する交差方向に沿って形成されるものであり、サブコネクタ12をコネクタ収容室14に挿入することにより、抜け止めリブ38とサブコネクタ12の抜け止め溝39とは相手側コネクタ42との嵌合方向と直交状に交差する方向で嵌合する。
【0046】
このような抜け止めリブ38と抜け止め溝39との嵌合方向は、相手側コネクタ42との嵌合やその離脱の際の応力及び電線に作用する引っ張り力と交差する方向であるため、これらが作用しても、サブコネクタ12はベースコネクタ11から外れることがなくなる。このため、安定した合体状態とすることができる。又、抜け止めリブ38及び抜け止め溝39は、サブコネクタ12をコネクタ収容室14に挿入する方向に沿っているため、サブコネクタ12挿入の際のガイドとしても作用する。このため、サブコネクタ12をコネクタ収容室14に簡単に挿入することができる。
【0047】
以上の抜け止めリブ38及び抜け止め溝39に加えて、この実施形態では、抜け止め凸部43が形成されている。抜け止め凸部43は、図1に示すように、上壁部16の前端部を下方に延ばすことによって形成されており、コネクタ収容室14に挿入されたサブコネクタ12の上部に当接する。この当接によって、サブコネクタ12は上部々分側の抜け止めがなされるため、安定した合体状態となることができる。
【0048】
上述した係合溝部41は、抜け止めリブ38を部分的に切断することによって形成されている。この係合溝部41に対応して、サブコネクタ12には、係合突起部44が形成されている。
【0049】
係合突起部44は、図3に示すように、サブコネクタ12の下側単位コネクタ20に設けた抜け止め溝39内に形成されている。この係合突起部44は、サブコネクタ12をコネクタ収容室14に挿入する方向に沿って斜めに傾斜した後、水平状となる形状に成形されている。このような形状に成形されることにより、抜け止めリブ38と抜け止め溝39とが嵌合しながらコネクタ収容室14に挿入されるサブコネクタ12の挿入の支障となることがない。
【0050】
かかる係合突起部44は、サブコネクタ12をコネクタ収容室14に挿入することにより、抜け止めリブ38の係合溝部41と係合する。この係合によって、サブコネクタ12はコネクタ収容室14への挿入方向においても、ベースコネクタ11と強固に結合する。このため、サブコネクタ12がベースコネクタ11から外れることがなく、安定した合体を行うことができる。
【0051】
本実施形態では、サブコネクタ12とコネクタ収容室14との寸法関係が以下のように設定される。すなわち、サブコネクタ12がコネクタ収容室14に完全に挿入された場合、サブコネクタ12の全体がコネクタ収容室14内に収容されて外部に突出することがない反面、不完全に挿入された場合、サブコネクタ12がコネクタ収容室14から部分的に突出するように、サブコネクタ12、コネクタ収容室14の寸法が相対的に設定される。
【0052】
このような寸法関係に設定することにより、サブコネクタ12が完全にコネクタ収容室14に挿入されると、サブコネクタ12が突出していないため、ベースコネクタ11を相手側コネクタ42に嵌合させても、サブコネクタ12が相手側コネクタ42と干渉したり、引っ掛かることがない。このため、相手側コネクタ42との嵌合を円滑に行うことができる。
【0053】
図4は、サブコネクタ12がコネクタ収容室14に不完全に挿入された状態を示す。同図において、45は相手側コネクタ42のハウジングであり、ベースコネクタ11が嵌合する側に嵌合室46が形成されている。47は、嵌合室46内に突出する端子である。嵌合室46の幅及びベースコネクタ11の前面部分43の長さが略同一に設定されることにより、ベースコネクタ11が嵌合室46に嵌合することができる。
【0054】
コネクタ収容室14への不完全挿入の場合、サブコネクタ12は、ベースコネクタ11の側面から突出した状態となる。この状態では、ベースコネクタ11が嵌合室46に嵌合することができない。従って、サブコネクタ12が完全挿入又は不完全挿入されているかは、ベースコネクタ11が相手側コネクタ42と嵌合できるか否かによって判断することができる。しかも、この相手側コネクタ42と嵌合できるか否かは、サブコネクタ12がベースコネクタ11から突出しているか否かによって決定される。このため、サブコネクタ12の突出の有無によって、サブコネクタ12が完全挿入であるか、不完全挿入であるかを判断することができ、完全挿入及び不完全挿入の判断を簡単に行うことができる。これにより、誤って不完全挿入のままで使用することを未然に防止することができ、不完全挿入に起因したサブコネクタ12の脱落や分離がなくなり、信頼性のある使用を行うことができる。
【0055】
図1において、48は、ベースコネクタ11の上壁部16に形成されたロックアームである。このロックアーム48は、ベースコネクタ11を相手側コネクタ42と嵌合させた場合に、相手側コネクタ42のロック部材(図示省略)と係合してコネクタの結合状態を保持するように作用する。
【0056】
第2の実施形態
図5及び図6は、本発明の第2の実施形態を示し、第1の実施形態と同一の部分は同一の符号によって対応させてある。この実施形態では、サブコネクタ12にカム面47が形成されている。カム面47は、相手側コネクタ42に当接可能な部位に形成されるものであり、サブコネクタ12における相手側コネクタ42側の側面に設けられている。このカム面47は、相手側コネクタ42側の側面を斜めに切除することによって形成されており、相手側コネクタ42への嵌合の際の押し付け力をサブコネクタ12のコネクタ収容室14への押し込み力に変換する。
【0057】
コネクタ収容室14への挿入が不完全の場合、サブコネクタ12のカム面46はベースコネクタ11の側面から突出した状態となる。この状態でベースコネクタ11を相手側コネクタ42に嵌合させると、カム面47が相手側コネクタ42のハウジング45端面に当接して嵌合させることができない。
【0058】
さらに、ベースコネクタ11を、矢印Cで示すように相手側コネクタ42に押し付けると、カム面47が相手側コネクタ42の端面と滑りを生じる。このため、矢印Dで示すように、サブコネクタ12はコネクタ収容室11内に押し込まれる。従って、サブコネクタ12が不完全挿入状態であっても、ベースコネクタ11を相手側コネクタ42に嵌合させる際に、ベースコネクタ11に完全に挿入することができる。
【0059】
第3の実施形態
図7〜図9は、本発明の第3の実施形態を示し、第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して対応させてある。この実施形態におけるベースコネクタ11の中央部分は、上下2段に区切られており、上段部分が端子収容室13となっている。この端子収容室13の上部には、カバー蓋51がヒンジ部52を介して回動可能に設けられており、閉じ方向への回動によって、カバー蓋51は端子収容室13の上部を閉鎖する。
【0060】
カバー蓋51の先端の左右側には、挟み片53が形成されている。左右の挟み片53は、それぞれ間隔を有して対向する一対からなり、カバー蓋51の閉じ方向への回動によって端子収容室13の左右の側壁体54を挟むようになっている。又、左右の挟み片53のそれぞれには、孔部55が形成されており、端子収容室13の左右の側壁体54に形成されている突起部56に係合することができる。この係合によってカバー蓋51は、端子収容室13の上部を安定して閉じることができる。
【0061】
端子収容室13よりも下方のの下段部分は窪んでおり、窪んだ内部には、相手側コネクタ(図示省略)と係合するロックアーム48が設けられている。
【0062】
端子収容室13の左右両側には、コネクタ収容室14が設けられている。各コネクタ収容室14は、下壁部17、上壁部16及び左右の側壁部57、58によって囲まれることによって形成されており、前面側が開放されている。この開放された前面側がサブコネクタ12が挿入される挿入口59となっている。従って、この実施形態では、サブコネクタ12はベースコネクタ11の前後方向に沿ってコネクタ収容室14内に挿入される。又、ベースコネクタ11は、挿入口59側が相手側のコネクタに嵌合する。
【0063】
コネクタ収容室14内には、フック受60が設けられている。フック受60は、サブコネクタ12の挿入方向、すなわち相手側コネクタとの嵌合方向に沿うように、側壁部57、58の内面に対向して突出することにより設けられている。このフック受60には、サブコネクタ12の抜け止めフック61が係合する。
【0064】
サブコネクタ12は、第1の実施形態と同様に、上下の単位コネクタ20、21が積み重ねられて合体することによって形成されている。図8は、サブコネクタ12を示す。
【0065】
上述した抜け止めフック61は、下側単位コネクタ20の左右の側面部34の下部に設けられている。左右の側面部34の下部には、下側単位コネクタ20の幅方向に窪んだ段部からなるガイドレール部65が形成されている。ガイドレール部65は、サブコネクタ12の挿入方向に沿って延びており、サブコネクタ12をコネクタ収容室14に挿入すると、ガイドレール部65がコネクタ収容室14のフック受60に沿って摺動する。この摺動により、サブコネクタ12を円滑にコネクタ収容室14内に挿入することができる。
【0066】
抜け止めフック61は、かかるガイドレール部65の上方側から傾斜するように設けられている。抜け止めフック61の傾斜方向は、サブコネクタ12の挿入方向に沿っており、このためサブコネクタ12をコネクタ収容室14に挿入する際の支障となることがない。又、サブコネクタ12をコネクタ収容室14に挿入すると、抜け止めフック61とコネクタ収容室14のフック受60とが相互に係合する。この係合によってサブコネクタ12はベースコネクタ11と強固に合体する。このため、相手側コネクタとの嵌合やその解除の際の応力、さらには電線への引っ張り力が作用しても、サブコネクタ12がベースコネクタ11から抜け出ることがなく、安定した合体状態を保持することができる。
【0067】
下側単位コネクタ20の上面部62には、凸部63が形成されている。この凸部63と対向するように、上側単位コネクタ21の下面部には、凹部64が形成されている。本実施形態では、凸部63及び凹部64によって、単位コネクタ20、21の完全合体状態及び不完全合体状態を判断するものである。
【0068】
すなわち、これらの凸部63及び凹部64は、上下の単位コネクタ20、21を確実に重ね合わせることによって、相互に嵌合する。この嵌合によって上下の単位コネクタ20、21は、上下方向で密着した完全合体状態となる。一方、上下の単位コネクタ20、21が位置ズレした状態で重ね合わされたとき、凸部63及び凹部64は嵌合することがない。
【0069】
これに加えて、単位コネクタ20、21の合体状態のサブコネクタ12が挿入されるコネクタ収容室14の挿入口59は、完全合体状態のサブコネクタ12は挿入可能であるが、不完全合体状態のサブコネクタ12は挿入不可能なように、高さ方向の間口寸法が設定されている。従って、上下の単位コネクタ20、21が完全合体状態では、サブコネクタ12は円滑にコネクタ収容室14に挿入されて、ベースコネクタ11と合体する。
【0070】
図9は、上下の単位コネクタ20、21が不完全に合体した状態でのコネクタ収容室14への挿入を示す。不完全合体では、凸部63、凹部64が嵌合しないため、上下の単位コネクタ20、21は密着することができず、上側単位コネクタ21は幾分、浮き上がっている。従って、下側単位コネクタ20及び上側単位コネクタ21を合わせた高さは、コネクタ収容室14の挿入口59の間口よりも大きくなっている。このようなサブコネクタ12をコネクタ収容室14に挿入しようとしても、サブコネクタ12の端面と挿入口59の端面とが干渉或いは衝突するため、挿入することができない。
【0071】
このように実施形態では、サブコネクタ12がコネクタ収容室14に挿入できるか否かによって、単位コネクタ20、21の完全合体及び不完全合体を判断することができる。これにより、単位コネクタ20、21が不完全合体のままで使用することを未然に防止することができ、不完全合体に起因した単位コネクタ20、21の脱落、分離がなくなり、信頼性のある使用を行うことができる。
【0072】
図10は、第3の実施形態におけるベースコネクタ11の変形形態を示す。このベースコネクタ11は、2段、2列の端子収容室13が中央部分に設けられており、端子収容室13の両側にコネクタ収容室14が設けられている。コネクタ収容室14の内部には、相手側コネクタとの嵌合方向に沿ったフック受60が形成されており、図8に示す構造のサブコネクタ12を挿入することにより、同コネクタ12の抜け止めフック61が係合して抜け止めされて合体する。
【0079】
【発明の効果】
請求項1、2の発明によれば、相互に係合する抜け止め溝及び抜け止めリブによって、第2のコネクタが第1のコネクタから外れることを防止するため、コネクタの合体強度を強固とすることができ、安定した合体を行うことができる。
【0080】
請求項3、4の発明によれば、係合突起部が係合溝部に係合することにより、第2のコネクタと第1のコネクタとが結合するため、安定した合体状態となる。
【0081】
請求項5の発明によれば、カム面が相手側コネクタへの嵌合のための押し付け力を第2のコネクタの挿入力に変換するため、第1のコネクタを相手側コネクタに嵌合する際に、第2のコネクタを第1のコネクタのコネクタ収容室に押し込むことができ、第2のコネクタを完全挿入状態とすることができる。
【0082】
請求項6、7の発明によれば、抜け止めフック及びフック受が相互に係合することにより、第1及び第2のコネクタを強固に合体させ、安定した合体を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の全体斜視図である。
【図2】第1の実施形態のサブコネクタの分解斜視図である。
【図3】抜け止め溝及び係合突起部を示す単位コネクタの部分斜視図である。
【図4】第1の実施形態の不完全挿入状態での相手側コネクタとの嵌合を説明する平面図である。
【図5】第2の実施形態の部分平面図である。
【図6】図5の部分拡大平面図である。
【図7】第3の実施形態の全体斜視図である。
【図8】第3の実施形態のサブコネクタの分解斜視図である。
【図9】第3の実施形態の不完全合体の作用を示す平面図である。
【図10】第3の実施形態の変形形態を示す斜視図である。
【図11】従来の合体コネクタの斜視図である。
【図12】従来の別の合体コネクタの分解斜視図である。
【符号の説明】
11 ベースコネクタ(第1のコネクタ)
12 サブコネクタ(第2のコネクタ)
14 コネクタ収容室
20 下側単位コネクタ
21 上側単位コネクタ
23 フック突起
27 フック孔
38 抜け止めリブ
39 抜け止め溝
42 相手側コネクタ
47 カム面
59 挿入口
60 フック受
61 抜け止めフック
63 凸部
64 凹部
Claims (7)
- 第1のコネクタに設けたコネクタ収容室に第2のコネクタを挿入することにより複数のコネクタが合体して相手コネクタに嵌合される合体コネクタであって、
前記第2のコネクタを前記コネクタ収容室に完全挿入した状態で前記相手コネクタとの嵌合が許容され、前記第2のコネクタを前記コネクタ収容室に不完全挿入した状態で前記相手コネクタとの嵌合が阻止されることにより、前記第2のコネクタの前記コネクタ収容室への挿入状況に基づいて判断可能な構造であり、前記第1のコネクタが相手側コネクタと嵌合可能となっており、前記第2のコネクタ及びコネクタ収容室の対向部位に、相手側コネクタとの嵌合方向と交差する方向に沿って配置され、相互に嵌合する抜け止め溝及び抜け止めリブが設けられていることを特徴とする合体コネクタ。 - 請求項1に記載の合体コネクタであって、
前記第1のコネクタが相手側コネクタと嵌合可能となっており、
前記第2のコネクタ及びコネクタ収容室の対向部位に、相手側コネクタとの嵌合方向と交差する方向に沿って配置され、相互に嵌合する抜け止め溝及び抜け止めリブが設けられていることを特徴とする合体コネクタ。 - 請求項1又は2に記載の合体コネクタであって、
前記抜け止めリブを切断する係合溝部が形成されており、前記第2のコネクタのコネクタ収容室への挿入によって前記係合溝部に係合する係合突起部が前記抜け止め溝に形成されていることを特徴とする合体コネクタ。 - 第1のコネクタに設けたコネクタ収容室に第2のコネクタを挿入することにより複数のコネクタが合体して相手コネクタに嵌合される合体コネクタであって、
前記第2のコネクタを前記コネクタ収容室に完全挿入した状態で前記相手コネクタとの嵌合が許容され、前記第2のコネクタを前記コネクタ収容室に不完全挿入した状態で前記相手コネクタとの嵌合が阻止されることにより、前記第2のコネクタの前記コネクタ収容室への挿入状況に基づいて判断可能な構造であり、前記第1のコネクタが嵌合する相手側コネクタに当接可能であり、且つ相手側コネクタへの嵌合の際の押し付け力を第2のコネクタのコネクタ収容室への挿入力に変換するカム面が前記第2のコネクタに形成されていることを特徴とする合体コネクタ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の合体コネクタであって、
前記第1のコネクタが嵌合する相手側コネクタに当接可能であり、且つ相手側コネクタへの嵌合の際の押し付け力を第2のコネクタのコネクタ収容室への挿入力に変換するカム面が前記第2のコネクタに形成されていることを特徴とする合体コネクタ。 - 第1のコネクタに設けたコネクタ収容室に第2のコネクタを挿入することにより複数のコネクタが合体して相手コネクタに嵌合される合体コネクタであって、
前記第2のコネクタを前記コネクタ収容室に完全挿入した状態で前記相手コネクタとの嵌合が許容され、前記第2のコネクタを前記コネクタ収容室に不完全挿入した状態で前記相手コネクタとの嵌合が阻止されることにより、前記第2のコネクタの前記コネクタ収容室への挿入状況に基づいて判断可能な構造であり、前記第1のコネクタが相手側コネクタと嵌合可能となっており、前記第2のコネクタ及びコネクタ収容室の対向位置に、相手側コネクタとの嵌合方向に沿って配置され、相互に係合する抜け止めフック及びフック受が設けられていることを特徴とする合体コネクタ。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の発明であって、
前記第1のコネクタが相手側コネクタと嵌合可能となっており、
前記第2のコネクタ及びコネクタ収容室の対向位置に、相手側コネクタとの嵌合方向に沿って配置され、相互に係合する抜け止めフック及びフック受が設けられていることを特徴とする合体コネクタ。
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