JPS6314627Y2 - - Google Patents

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JPS6314627Y2
JPS6314627Y2 JP1984115883U JP11588384U JPS6314627Y2 JP S6314627 Y2 JPS6314627 Y2 JP S6314627Y2 JP 1984115883 U JP1984115883 U JP 1984115883U JP 11588384 U JP11588384 U JP 11588384U JP S6314627 Y2 JPS6314627 Y2 JP S6314627Y2
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JP
Japan
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bread
container
dough
kneading
air
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JP1984115883U
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JPS6130385U (ja
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  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はパンを焼くために用いられ、パン材
料を容器内に入れてこれをこねてパン生地を作る
ためのパン材料こね器に関する。
「従来技術」 パンを作るには、パン材料をこねた後、これを
発酵、ガス抜きをくり返し、その後焼きあげる。
そのパンの材料をこねてパン生地を作る場合に、
パン材料をこねるに従つてパン材料(パン生地)
の温度が徐々に上昇し、例えば15分位こねてパン
生地の温度が28℃程度になつたところでこね動作
を停止すると、パン生地にグルテンが発生してつ
やのあるものとなり、おいしいパンを作ることが
できることがわかつた。パン材料をこねる前はそ
のパン材料、水も含めて例えば10℃以下の状態か
らこねることが好ましい。夏季のように気温が高
い場合は、氷で水冷しておくか、何らかの手段で
冷たい水を用いてパン材料をこねればグルテンが
発生したパン生地が得られる。
しかしそのような冷した水や氷がない場合にお
いて、気温が24℃以上の場合は、材料温度もその
ようになつている状態でパン材料を練り始める
と、すぐにパン材料は28℃程度になり、更に30℃
以下、33℃或は36℃程度にもなり、これより温度
は上昇しないが、更にパン生地をいくらこねても
グルテンが発生せず、表面がブツブツとなり、こ
のパン生地に対し所定の発酵ガス抜きを行つた後
焼きを入れても、出来上つたパンはまずいものと
なる。
この考案は冷やした水を用いることなく、気温
が24℃のように比較的高い場合においても、グル
テンが発生するようにパン生地をこねることがで
きるパン材料こね器を提供することにある。
「考案の構成」 この考案によればパン材料をこね容器に入れ、
そのこね容器内の回転羽根を回転させてパン材料
をこねるこね器において、回転羽根の回転円と接
近してその上部に固定棒が設けられ、その固定棒
は上記回転円の半径方向に延長し、回転羽根と固
定棒とが共動してパン材料がこねられ、送風器を
用い、パン材料をこねてる間にその送風によつて
こね容器内を冷却するようにする。
「実施例」 第1図はこの考案のこね器を用いた自動製パン
機の一例を示す。製パン機匣体11内にオーブン
室(むし器)12が設けられてオーブン室12内
に、こね容器13が配置されている。オーブン室
12の基板14に固定具15が取り付けられ、容
器13の底板13aの下に固定台16が取り付け
られ、固定台16を固定具15に取り外し自在に
取り付けられ、つまり容器13は基板14に取り
外し自在に取り付けられている。
容器13内においてその中心部を中心に回転羽
根17が回転自在に配される。回転羽根17は容
器13の底板13aの近くにおいてこれに沿つて
回転するようにされる。底板13aの中心部に回
転軸18が挿通され、その内端に回転羽根17が
取り付けられ、回転軸18はその固定台16の下
側に延長されると共に、固定台16に軸受けさ
れ、回転自在に保持される。回転軸18の下端は
クラツチ19を介して駆動軸21に回転方向に結
合し、上下方向にその結合を外すことができる。
駆動軸21は固定具15に軸受け保持されてい
る。駆動軸21は基板14の下側に延長され、そ
の下端部にプーリ22が取り付けられ、プーリ2
2はプーリ23とベルト24を介して回転的に結
合されている。プーリ23はモータ25の回転軸
上に固定されている。モータ25を回転すること
によつて回転羽根17が回転駆動される。
こね容器13の側壁13bに外部より取り外す
ことができるように固定棒27が容器13内に挿
入固定されている。固定棒27は回転羽根17の
回転円と比較的接近し、その回転円の半径方向に
延長されている。固定棒27内に温度検出素子2
8が挿入されており、温度検出素子28はリード
線29を通じて外部に導出されている。図に示し
てないが、容器13内に小麦粉、バター、砂糖な
ど、更に水、つまりパン材料を入れて回転羽根1
7を回転させるとそのパン材料は固定棒27にか
らみつくと共に回転羽根17によつて、固定棒2
7に押しつけられてパン材料がパン生地としてこ
ねられる。
モータ25の上部に水槽31が設けられ、水槽
31内に入れた水をパイプ32とポンプ33を通
じて容器13の上側から容器13内に供給するこ
とができる。
更に図に示してないが、制御器が設けられ、設
定した時間になると水槽31から水を容器13内
に供給した後、モータ25を回転駆動してパン材
料をこね、そのこねたパン生地の温度を温度検出
素子28によつて検出し、その温度が例えば28℃
になると、そのこねる動作を停止して、オーブン
室12内に設けたヒーター34に通電して所定の
温度にオーブン室12を制御して発酵及びガス抜
きを繰り返して所定の発酵をした後に、ヒーター
34に通電して容器13内のパンを所定の温度に
上げて焼き上げる。これらの制御を制御器によつ
て自動的に行つている。
この考案においては送風器35が設けられる。
図においては匣体11の上板に容器13と対向し
て送風器35を設けた場合である。送風器35は
送風用モータ36によつてフアン37を回転し、
そのフアン37は容器13の上側より下側に風を
送るようにされている。送風器35の風によつて
容器13内の冷却するようにする。
このためこの例においては容器13の上板に蓋
38が取り付けられ、蓋38にはほぼ全面にわた
つて小さな孔39が分布形成されると共にその小
孔39が形成された蓋39上にそのほぼ全面にわ
たつて水を含ませることができる耐熱性の目のあ
らい通気性の良い布41が設けられている。従つ
て水槽31より水を容器13内に供給するとその
布41に水が保持されると共に小孔39を通じて
容器13内に水が供給される。その後パン材料を
こねると同時に送風器35より風を送ると、その
風によつて布41に含まされた水が気化され、気
化熱が奪われ、このため容器13内の熱が奪わ
れ、その内部が対流して容器13内が冷却され
る。
或は第2図に示すように送風器35をオーブン
室12の側部においてモータ25の上側に設ける
と共にその送風器35からの風をダクト42を通
じて容器13の上側より容器13内に送り込むよ
うにされる。ダクト42の途中に、水を含ませた
布43を配置する。送風器35からの風は、水を
含ませた布43上を通る際に水を蒸発させ、従つ
て気化熱が奪われ風が冷やされて容器13内に導
かれる。この時容器13の上側は開放面とされ、
その一部より風が容器内に送られるため、その内
部に送られた風は容器13内のパン生地に達す
る。この場合冷やされた空気が固定棒27上に直
接送られるようにすることが好ましい。固定棒2
7上にはパン生地がからみついており、これが冷
やされることになる。
第3図は送風器35中のモータを、回転羽根1
7を回転させるためのモータ25と兼用し、つま
りフアン37をモータ25によつて回転するよう
にした場合である。また送風器35よりの風を導
くダクト43の途中に弁44を設け、またこの弁
44と連動する弁45を設け、弁44はダクト4
2の風の通路を閉じたり開けたりすることがで
き、弁45はダクト42の側壁に形成した孔46
を塞いだり、それを開放したりすることができ
る。これら弁44,45は一体に形成され、弁4
4が閉じてるときは、弁45を開き、逆に弁45
が閉じた時に、弁44が開くようにされる。これ
ら弁44,45は例えばプランジヤソレノイド4
7のプランジヤが出入して駆動片48を介して回
転駆動させて開閉される。
「考案の効果」 以上述べたようにこの考案によるパン材料こね
器によれば、固定棒27の存在によりパン生地が
固定棒27にからみ付き、そのパン生地が回転羽
根17により押されて固定棒27のまわりを回転
しながらこねられ、良好なこねが行われるがこの
時このこね摩擦によりパン生地の温度が上昇す
る。しかし例えば気温が30℃の時に送風器35に
よつて風を送ることにより第1図の例では気化熱
によつて水を含んだ布41が冷却され、よつて蓋
39の下底の空気が冷却され、容器13内に対流
が生じ、容器13が冷却され、このためパン生地
の温度は28℃程度より上昇しなくなる。この状態
で25分ないし28分くらいパン生地をこねるとグル
テンが発生してきれいな生地のパン生地が得られ
る。
第2図及び第3図の実施例では送風器35より
の風が直接パン生地に吹きつけられ、パン生地中
の水分が幾分蒸発してパン生地を28℃程度に保つ
ことができ、この実施例のように水分を含ませた
布43上に風を通して送る風を冷やした上でパン
生地にその風を吹きつけることによつて一層冷却
効果を上げることができる。
なお気温が30℃より低く、例えば24℃程度の場
合においては、送風器35を常時動かすことなく
間歇的に送ることによつて、こね時間をある程度
長くして上等なパン生地を得ることができる。パ
ン生地温度が28℃になつた場合は最も好ましい状
態でグルテンができあがるが、これよりも高い場
合はグルテンの発生は良いものとならないが、低
めの場合はやはり良好にグルテンを得ることがで
きる。
以上述べたようにこの考案によれば、特に冷や
した水を用いることなく、気温が高い状態におい
てもその送風器を用いることによつて良好なパン
生地を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はそれぞれこの考案によるパ
ン材料こね器を適用した自動製パン機の一部を示
す断面図である。 11:製パン機匣体、12:オーブン室、1
3:材料容器、17:回転羽根、25:回転羽根
駆動用モータ、27:固定棒、31:水槽、3
5:送風器、41:耐熱性の水を含ませた布、4
2:ダクト、43:水を含ませた布。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パン材料を入れるこね容器と、そのこね容器内
    に回転自在に配された回転羽根と、その回転羽根
    を外部から回転させる回転駆動手段と、上記回転
    羽根の回転円と接近して、その上部に設けられ、
    その回転円の半径方向に延長した固定棒と、送風
    により上記この容器内を冷却する送風器とを具備
    するパン材料こね器。
JP11588384U 1984-07-27 1984-07-27 パン材料こね器 Granted JPS6130385U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11588384U JPS6130385U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 パン材料こね器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11588384U JPS6130385U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 パン材料こね器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6130385U JPS6130385U (ja) 1986-02-24
JPS6314627Y2 true JPS6314627Y2 (ja) 1988-04-23

Family

ID=30674839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11588384U Granted JPS6130385U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 パン材料こね器

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS6130385U (ja) 1986-02-24

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