JPH0733716Y2 - パン材料こね器 - Google Patents

パン材料こね器

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JPH0733716Y2
JPH0733716Y2 JP1988016061U JP1606188U JPH0733716Y2 JP H0733716 Y2 JPH0733716 Y2 JP H0733716Y2 JP 1988016061 U JP1988016061 U JP 1988016061U JP 1606188 U JP1606188 U JP 1606188U JP H0733716 Y2 JPH0733716 Y2 JP H0733716Y2
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JP
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bread
kneading
container
dough
temperature
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JP1988016061U
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JPS63136535U (ja
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震 尾島
秀明 神内
啓治 峯
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Hosiden Corp
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Hosiden Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はパンを焼くために用いられ、パン材料を容器
内に入れてこれをこねてパン生地を作るためのパン材料
こね器に関する。
「従来技術」 パンを作るには、その材料である小麦粉、イースト、少
量のバター、砂糖などを水と共にこね器内に入れてまず
こねる必要がある。このパン材料のこねは出来上がった
パンの品質に大きく影響し、適当なこねとしないと美味
しいパンは得られない。パン材料をこねている温度が上
昇し、これが28℃程度になった時が最適と云われ、その
時はパン生地にグルテンができてつやのあるパン生地と
なる。このようなパン生地を作るには材料のこねを時間
だけで制御することは気温に左右されて一定したこね状
態とならず、必ずしも良好なパン生地とならず、一定し
た良品質のパンを得ることができなかった。また使用者
が誤ってこね容器内に水を入れるのを忘れたり、小麦粉
やイーストの不良でこね温度が上昇しない場合には、分
からなかった。
この考案は、こねられているパン材料の温度を検出し、
その検出信号によりパン生地のこね動作を制御すること
により、良品質のパンを焼くことを可能とするパン材料
こね器を提供することにある。
「考案の構成」 この考案によればパン材料をこね容器に入れ、そのこね
容器内の回転羽根を回転させてパン材料をこねるこね器
において、28℃前後の温度を検出し得る温度検出素子
を、回転羽根によりこねられているパン生地が当接する
箇所近傍に設け、送風器を用い、パン材料をこねている
間にその送風器によってこね容器の上方空間部に風が供
給されて風がこね容器内に入ると共にこね容器の周囲及
び下方部にも流れてパン材料を冷却すると共にこね容器
の外周からも冷却し、かつこねたパン材料の温度を上記
温度検出素子で検出し、その検出信号により制御器がパ
ン生地のこね動作を制御する。
「実施例」 第1図はこの考案のこね器を用いた自動製パン機の一例
を示す。製パン機匣体11内にオーブン室(むし器)12が
設けられてオーブン室12内に、こね容器13が配置されて
いる。オーブン室12の基板14に固定具15が取り付けら
れ、容器13の底板13aの下に固定台16が取り付けられ、
固定台16を固定具15に取り外し自在に取り付けられ、つ
まり容器13は基板14に取り外し自在に取り付けられてい
る。
容器13内においてその中心部を中心に回転羽根17が回転
自在に配される。回転羽根17は容器13の底板13aの近く
においてこれに沿って回転するようにされる。底板13a
の中心部に回転軸18が挿通され、その内端に回転羽根17
が取り付けられ、回転軸18はその固定台16の下側に延長
されると共に、固定台16に軸受けされ、回転自在に保持
される。回転軸18の下端はクラッチ19を介して駆動軸21
に回転方向に結合し、上下方向にその結合を外すことが
できる。駆動軸21は固定具15に軸受け保持されている。
駆動軸21は基板14の下側に延長され、その下端部にプー
リ22が取り付けられ、プーリ22はプーリ23とベルト24を
介して回転的に結合されている。プーリ23はモータ25の
回転軸上に固定されている。モータ25を回転することに
よって回転羽根17が回転駆動される。
こね容器13の側壁13bに外部より取り外すことができる
ように固定棒27が容器13内に装入固定されている。固定
棒27は回転羽根17の回転円と比較的接近し、その回転円
の半径方向に延長されている。固定棒27内に温度検出素
子28が挿入されており、温度検出素子28はリード線29を
通じて外部に導出されている。図に示してないが、容器
13内に小麦粉、バター、砂糖など、更に水、つまりパン
材料を入れて回転羽根17を回転させるどそのパン材料は
固定棒27にからみつくと共に回転羽根17によって、固定
棒27に押しつけられてパン材料がパン生地としてこねら
れる。
モータ25の上部に水槽31が設けられ、水槽31内に入れた
水をパイプ32とポンプ33を通じて容器13の上側から容器
13内に供給することができる。
更に図に示してないが、制御器が設けられ、設定した時
間になると水槽31から水を容器13内に供給した後、モー
タ25を回転駆動してパン材料をこね、そのこねたパン生
地の温度を温度検出素子28によって検出し、その温度が
例えば28℃になると、そのこねる動作を停止して、オー
ブン室12内に設けたヒーター34に通電して所定の温度に
オーブン室12を制御して発酵及びガス抜きを繰り返して
所定の発酵をした後に、ヒーター34に通電して容器13内
のパンを所定の温度に上げて焼き上げる。これらの制御
を制御器によって自動的に行っている。
この考案においては送風器35が設けられる。第1図の実
施例では匣体11の上板に容器13と対向して送風器35を設
けた場合である。送風器35は送風用モータ36によってフ
ァン37を回転し、そのファン37は容器13の上側より下側
に風を送るようにされている。送風器35の風によって容
器13の周囲及び下方部も冷却するようにする。
このためこの例においては容器13の上板に蓋38が取り付
けられ、蓋38にはほぼ全面にわたって小さな孔39が分布
形成されると共にその小孔39が形成された蓋38上にその
ほぼ全面にわたって水を含ませることができる耐熱性の
目のあらい通気性の良い布41が設けられている。従って
水槽31より水を容器13内に供給するとその布41に水が保
持されると共に小孔39を通じて容器13内に水が供給され
る。その後パン材料をこねると同時に送風器35より風を
送ると、その風によって布41に含まされた水が気化あ
れ、気化熱が奪われ、このため容器13内の熱が奪われ、
その内部が対流して容器13内が冷却される。
或は第2図に示すように送風器35をオーブン室12の側部
においてモータ25の上側に設けると共にその送風器35か
らの風をダクト42を通じて容器13の上側より容器13内に
送り込むようにされる。ダクト42の途中に、水を含ませ
た布43を配置する。送風器35からの風は、水を含ませた
布43上を通る際に水を蒸発させ、従って気化熱が奪われ
風が冷やされて容器13内に導かれる。この時容器13の上
側は開放面とされ、その一部より風が容器内に送られる
ため、その内部に送られた風は容器13内のパン生地に達
する。この場合冷やされた空気が固定棒27上に直流送ら
れるようにすることが好ましい。固定棒27上にはパン生
地がからみついており、これが冷やされることになる。
第3図は送風器35中のモータを、回転羽根17を回転させ
るためのモータ25と兼用し、つまりファン37をモータ25
によって回転するようにした場合である。また送風器35
よりの風を導くダクト43の途中に弁44を設け、またこの
弁44と連動する弁45を設け、弁44はダクト42の風の通路
を閉じたり開けたりすることができ、弁45はダクト42の
側壁に形成した孔46を塞いだり、それを開放したりする
ことができる。これら弁44,45は一体に形成され、弁44
が閉じてるときは、弁45は開き、逆に弁45が閉じた時
に、弁44が開くようにされる。これら弁44,45は例えば
プランジャソレノイド47のプランジャが出入りして駆動
片48を介して回転駆動させて開閉される。
以上述べたパン材料こね器によれば、例えば気温が30℃
の時に送風器35によって風を送ることにより第1図の例
では気化熱によって水を含んだ布41が冷却され、よって
蓋38の下底の空気が冷却され、容器13内に対流が生じ、
容器13が冷却され、このためパン生地の温度は28℃程度
より上昇しなくなる。この状態で25分ないし28分くらい
パン生地をこねるとグルテンが発生してきれいな生地の
パン生地が得られる。このようにパン生地の温度は重要
であるが、温度検出素子28によりパン生地の温度を検出
しているから、例えばこの検出温度にもとずいて送風器
35による送風を制御して、パン生地の温度を28℃程度に
保持するなどの制御が可能である。
第2図及び第3図の実施例では送風器35よりの風が直接
パン生地に吹きつけられ、パン生地中の水分が幾分蒸発
してパン生地28℃程度に保つことができ、この実施例の
ように水分を含ませた布43上に風を通して送る風を冷や
した上でパン生地にその風を吹きつけることによって一
層冷却効果を上げることができる。
なお気温が30℃より低く、例えば24℃程度の場合におい
ては、送風器35を常時動かすことなく間歇的に送ること
によって、こね時間をある程度長くして上等なパン生地
を得ることができる。パン生地温度が28℃になった場合
は最も好ましい状態でグルテンができあがるが、これよ
りも高い場合はグルテンの発生は良いものとならない
が、低めの場合はやはり良好にグルテンを得ることがで
きる。
「考案の効果」 以上述べたようにこの考案によれば、回転羽根によりこ
ねられているパン生地が当接する箇所近傍に温度検出素
子を設けているので、こねられているパン生地の温度を
効果的に検出し得る。つまり、パン材料をこねている
と、粘り気が生じて塊り状のパン生地となるが、そのパ
ン生地が回転羽根により押圧されて上記当接箇所に圧接
され、しかもパン生地に粘り気があるため、パン生地が
こねられている間、上記塊り状のパン生地の異なった部
分が、上記当接箇所に順次付着、離脱していくことにな
り、回転羽根の押圧作用とパン生地の粘り気がうまく作
用し、上記当接箇所近傍に設けた温度検出素子によって
効果的にパン生地の温度を検出し得る。しかもこの考案
によれば、28℃前後の温度が検出し得る温度検出素子
を、回転羽根によりこねられているパン生地が当接する
箇所近傍に設け、その温度検出素子の検出信号によって
パン生地のこね動作を制御するので、美味しい良品質の
パンを作ることができ、従来、実現できなかった家庭用
として手軽に利用し得るパン材料こね器を提供すること
ができ、実用効果は極めて大である。また、使用者が誤
ってこね容器内に水を入れるのを忘れたり、小麦粉やイ
ーストの不良でこね温度が上昇しない場合には、一定時
間後にこね動作を停止し、警報または表示を出すように
することも可能となる。
またこの考案によれば、こね容器の周囲及び上方部に連
通した空間が形成されるようにこね容器を収容室に収容
することができ、送風器によって風をパン材料こね器の
上方に供給し、その風が下方部に流れ、パン材料こね器
内に入ると共にパン材料こね器の周囲及び下方部に流れ
て、パン材料こね器の内部のこねられているパン材料を
冷却すると共にこね容器を外周からも冷却し、気温が高
い状態においても効率的にパン材料を冷却することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はそれぞれこの考案によるパン材料こ
ね器を適用した自動製パン機の一部を示す断面図であ
る。 11:製パン機匣体、12:オーブン室、13:材料容器、17:回
転羽根、25:回転羽根駆動用モータ、27:固定棒、31:水
槽、35:送風機、41:耐熱性の水を含ませた布、42:ダク
ト、43:水を含ませた布。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 峯 啓治 大阪府八尾市北久宝寺1丁目4番33号 星 電器製造株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−117376(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パン材料を入れるこね容器と、そのこね容
    器内に回転自在に配された回転羽根と、その回転羽根を
    外部から回転させる回転駆動手段と、上記回転羽根によ
    りこねられているパン生地が当接する箇所近傍に設けら
    れ、28℃前後の温度が検出し得る温度検出素子と、その
    温度検出素子の検出信号によって上記パン生地のこね動
    作を制御する制御器と、上記こね容器を収容する収容室
    と、この収容室の上方部内に風を供給する送風器とを具
    備し、上記こね容器の周囲及び上方部に連通した空間が
    形成されるように上記こね容器が上記収容室に収容され
    ることを特徴とするパン材料こね器。
  2. 【請求項2】上記温度検出素子の検出信号によって、こ
    ね動作時の送風器の動作を制御する実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載のパン材料こね器。
JP1988016061U 1988-02-08 1988-02-08 パン材料こね器 Expired - Lifetime JPH0733716Y2 (ja)

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JPS63136535U JPS63136535U (ja) 1988-09-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59117376U (ja) * 1983-01-25 1984-08-08 三鈴工機株式会社 ミキサ−

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