JP2729381B2 - 自動製パン機 - Google Patents
自動製パン機Info
- Publication number
- JP2729381B2 JP2729381B2 JP12910888A JP12910888A JP2729381B2 JP 2729381 B2 JP2729381 B2 JP 2729381B2 JP 12910888 A JP12910888 A JP 12910888A JP 12910888 A JP12910888 A JP 12910888A JP 2729381 B2 JP2729381 B2 JP 2729381B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- kneading
- motor
- heater
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭において使用する自動製パン機に関
するものである。
するものである。
従来の技術 一般にパン作りを行なう場合、練り工程終了時におけ
るパン生地の温度管理は重要であり、温度が高すぎた
り、低すぎたりすると、発酵、ガス抜き、焼成を良くし
ても良いパンは作れない。従来は、室温センサーを設け
ヒーターの設定温度や練り時間を変化させる方式や練り
開始数分後にパン生地の温度センサーによって得られた
温度を基にしてヒーターや練り時間を何段階かのどれか
に固定するように制御させていた。
るパン生地の温度管理は重要であり、温度が高すぎた
り、低すぎたりすると、発酵、ガス抜き、焼成を良くし
ても良いパンは作れない。従来は、室温センサーを設け
ヒーターの設定温度や練り時間を変化させる方式や練り
開始数分後にパン生地の温度センサーによって得られた
温度を基にしてヒーターや練り時間を何段階かのどれか
に固定するように制御させていた。
発明が解決しようとする課題 前記従来の技術によれば、室温、水温、材料の温度、
製パン機体の予熱の有無により練り終了時に理想的な生
地温にできないという問題があった。
製パン機体の予熱の有無により練り終了時に理想的な生
地温にできないという問題があった。
課題を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するものであり、あらゆる
条件下においてもパン生地の練り終了時の温度を一定に
することのできる自動製パン機を提供するものである。
条件下においてもパン生地の練り終了時の温度を一定に
することのできる自動製パン機を提供するものである。
これらの問題点を解決する為、本発明は練り工程初期
に一定時間モーターのみを駆動させた後休止し、休止中
に温度センサーにて得られた信号に基づき本練り時のパ
ン生地の設定温度がある設定温度となるようにヒーター
とファンモーターとの通電率とを制御し、又本練り時間
を可変自在とする機能をマイコンに備えたものである。
に一定時間モーターのみを駆動させた後休止し、休止中
に温度センサーにて得られた信号に基づき本練り時のパ
ン生地の設定温度がある設定温度となるようにヒーター
とファンモーターとの通電率とを制御し、又本練り時間
を可変自在とする機能をマイコンに備えたものである。
作用 上記手段により、練り時初期に材料と水が混ざり、休
止工程中にパン生地の水和が促進されると共に、練り容
器にパン生地が密着してパン生地の温度が練り容器に伝
わり温温度検知が正確となる。そこで最終的に得られた
温度センサーの信号に応じて、本練り時のパン生地の設
定温度を選定し、その温度となるようにヒーターの通電
とファンモーターの通電率とが制御される。本練り工程
ではある時間経過後からの温度センサーの信号に基づい
て一次発酵工程へ移るまでモーターが制御される。
止工程中にパン生地の水和が促進されると共に、練り容
器にパン生地が密着してパン生地の温度が練り容器に伝
わり温温度検知が正確となる。そこで最終的に得られた
温度センサーの信号に応じて、本練り時のパン生地の設
定温度を選定し、その温度となるようにヒーターの通電
とファンモーターの通電率とが制御される。本練り工程
ではある時間経過後からの温度センサーの信号に基づい
て一次発酵工程へ移るまでモーターが制御される。
実施例 以下本発明の一実施例を添付図面により説明する。
第1図において1は本体ケース、2はふたであり、ふ
た2を開いて本体ケース1上面を開口できる。3は本体
ケース1内に装着した中ケースで、この中ケース3とふ
た2とで加熱室を構成する。更に中ケース3の内部中央
には練り容器4が着脱自在に載置されている。5は練り
容器4の底部に貫通したシャフト上である。6はシャフ
ト上5に着脱自在にはめ合した練り羽根である。7はヒ
ーターで練り容器下面から側面にかけてL字型に固定さ
れ、かつ側面部のみヒーターカバー8においておおわれ
ている。9は温度センサーで中ケース3の底部よりバネ
にて付勢し、練り容器4底部に圧接している。10は中ケ
ース3の前部側壁に装着したファンケーシングで吸入口
10aはヒーター7側面の近傍に設けられている。11は送
風路の吸入口10aに対応して回転自在にファンモーター1
2の先端部に固定されたファンであり、吸入口10aから吸
い込んだ空気を吐出口10bから吐き出す。12はモーター
で回転力をプーリー小14、ベルト15、プーリー大16を介
してシャフト下17に伝達して練り羽根6に伝える。18は
スイッチ(図示せず)の入力及び温度センサー9の入力
信号を基にモーター13、ファンモーター12、ヒーター7
を制御するマイコンである。マイコン18には第2図のフ
ローチャートに示すプログラムが備えられている。
た2を開いて本体ケース1上面を開口できる。3は本体
ケース1内に装着した中ケースで、この中ケース3とふ
た2とで加熱室を構成する。更に中ケース3の内部中央
には練り容器4が着脱自在に載置されている。5は練り
容器4の底部に貫通したシャフト上である。6はシャフ
ト上5に着脱自在にはめ合した練り羽根である。7はヒ
ーターで練り容器下面から側面にかけてL字型に固定さ
れ、かつ側面部のみヒーターカバー8においておおわれ
ている。9は温度センサーで中ケース3の底部よりバネ
にて付勢し、練り容器4底部に圧接している。10は中ケ
ース3の前部側壁に装着したファンケーシングで吸入口
10aはヒーター7側面の近傍に設けられている。11は送
風路の吸入口10aに対応して回転自在にファンモーター1
2の先端部に固定されたファンであり、吸入口10aから吸
い込んだ空気を吐出口10bから吐き出す。12はモーター
で回転力をプーリー小14、ベルト15、プーリー大16を介
してシャフト下17に伝達して練り羽根6に伝える。18は
スイッチ(図示せず)の入力及び温度センサー9の入力
信号を基にモーター13、ファンモーター12、ヒーター7
を制御するマイコンである。マイコン18には第2図のフ
ローチャートに示すプログラムが備えられている。
上記構成からなる本実施例の作用について説明する。
中ケース3内に練り容器4と練り羽根6をセットし、
練り容器4内に小麦粉等の材料と水を所定量入れ、ふた
2を閉じた後、マイコン18のスイッチ(図示せず)を入
力すると自動的にスタートする。まずモーター13が回転
することにより練り羽根6が回転し、材料と水が混練さ
れる。しかし、中ケース3内の雰囲気や材料および水の
温度、練り容器4の温度は季節を問わず一定していない
ことから、単純に練り容器4の温度を温度センサー9に
て検知し、その後の工程を固定してしまうと練り終了時
にパン生地の温度が低すぎたり、高すぎたりしてパンの
できが悪くなってしまう。
練り容器4内に小麦粉等の材料と水を所定量入れ、ふた
2を閉じた後、マイコン18のスイッチ(図示せず)を入
力すると自動的にスタートする。まずモーター13が回転
することにより練り羽根6が回転し、材料と水が混練さ
れる。しかし、中ケース3内の雰囲気や材料および水の
温度、練り容器4の温度は季節を問わず一定していない
ことから、単純に練り容器4の温度を温度センサー9に
て検知し、その後の工程を固定してしまうと練り終了時
にパン生地の温度が低すぎたり、高すぎたりしてパンの
できが悪くなってしまう。
そこで練り工程の初期6分間は前練りとし、材料と水
とを練り容器4の温度になじませつつ混練する。この工
程ではヒーター7及びファンモーター12を無通電とす
る。前練り終了後は5分間の休止工程を設け、パン生地
の水和を促進させると共に、ねり容器4にパン生地を密
着させる。そこで温度センサーにて正確なパン生地温度
を測定させマイコン18に入力し、第2図のフローチャー
トのごとく、ヒーター7の通電とファンモーター12の通
電率とパン生地の設定温度とを3段階の制御として本練
り工程を行なう。
とを練り容器4の温度になじませつつ混練する。この工
程ではヒーター7及びファンモーター12を無通電とす
る。前練り終了後は5分間の休止工程を設け、パン生地
の水和を促進させると共に、ねり容器4にパン生地を密
着させる。そこで温度センサーにて正確なパン生地温度
を測定させマイコン18に入力し、第2図のフローチャー
トのごとく、ヒーター7の通電とファンモーター12の通
電率とパン生地の設定温度とを3段階の制御として本練
り工程を行なう。
上記休止中の温度センサー9の信号がある温度域内の
例えば18℃〜25℃間の時本練り工程のパン生地の温度が
ある設定温度例えば25℃となるようにヒーター7をファ
ンモーター12を30%通電率で制御し、また同信号が上記
のある温度域より低い時本練り工程のパン生地の温度が
上記のある設定温度25℃より高い温度例えば30℃となる
ようにヒーター7を通電し、ファンモーター12を30%の
通電率で制御し、更にまた同信号が上記のある温度域よ
り高い時練り工程時初期の温度を本練り工程のパン生地
の温度とするようにヒーター7を無通電としファンモー
ター12を100%通電率で制御し、本練り開始してある時
間例えば12分経過後同信号が所定の温度例えば32℃であ
る時一次発酵工程に移り、同信号が上記の所定の温度以
下である時短時間例えば1分毎の温度センサー9の入力
が上記の所定の温度になるまで本練りを続行し、更に一
定時間例えば20分経過後は一次発酵工程に移るようにモ
ーター13を各制御する。
例えば18℃〜25℃間の時本練り工程のパン生地の温度が
ある設定温度例えば25℃となるようにヒーター7をファ
ンモーター12を30%通電率で制御し、また同信号が上記
のある温度域より低い時本練り工程のパン生地の温度が
上記のある設定温度25℃より高い温度例えば30℃となる
ようにヒーター7を通電し、ファンモーター12を30%の
通電率で制御し、更にまた同信号が上記のある温度域よ
り高い時練り工程時初期の温度を本練り工程のパン生地
の温度とするようにヒーター7を無通電としファンモー
ター12を100%通電率で制御し、本練り開始してある時
間例えば12分経過後同信号が所定の温度例えば32℃であ
る時一次発酵工程に移り、同信号が上記の所定の温度以
下である時短時間例えば1分毎の温度センサー9の入力
が上記の所定の温度になるまで本練りを続行し、更に一
定時間例えば20分経過後は一次発酵工程に移るようにモ
ーター13を各制御する。
上記実施例ではファンモーター12の通電率制御で設定
温度を保持するのでパン生地の温度保持が均一化され
る。
温度を保持するのでパン生地の温度保持が均一化され
る。
以上のような練り工程により最適な練りを行なった
後、一次発酵、ガス抜き、整形発酵、焼成、冷却という
一連のパン製造工程を終える。
後、一次発酵、ガス抜き、整形発酵、焼成、冷却という
一連のパン製造工程を終える。
すなわち一連の工程中は温度センサー9の入力を基に
したマイコン18の機能によりヒーター7とモーター13と
ファンモーター12が制御され、パン生地の最適温度が得
られるのである。
したマイコン18の機能によりヒーター7とモーター13と
ファンモーター12が制御され、パン生地の最適温度が得
られるのである。
発明の効果 以上の様に本発明によれば、雰囲気温度や、水温に関
係なく常に最適な練りが行なえるように練り時間とパン
生地の設定温度を制御できるので良好なパンを自動的に
焼き上げるという効果が得られる。
係なく常に最適な練りが行なえるように練り時間とパン
生地の設定温度を制御できるので良好なパンを自動的に
焼き上げるという効果が得られる。
第1図は本発明の一実施例の自動製パン機の構成説明
図、第2図は同練り工程の制御手段を示すフローチャー
トである。 4……練り容器、6……練り羽根、 7……ヒーター、9……温度センサー、 12……ファンモーター、13……モーター、 18……マイコン。
図、第2図は同練り工程の制御手段を示すフローチャー
トである。 4……練り容器、6……練り羽根、 7……ヒーター、9……温度センサー、 12……ファンモーター、13……モーター、 18……マイコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿崎 久 千葉県柏市新十余二3番地1 日立熱器 具株式会社内 審査官 種村 慈樹
Claims (1)
- 【請求項1】本体の加熱室内に着脱自在に装着した焼型
兼用の練り容器(4)と、この練り容器(4)底部にモ
ーター(13)により伝達駆動される練り羽根(6)と、
練り容器(4)下面及び側面に設けたヒーター(7)及
びファンモーター(12)と、練り容器(4)外面に圧接
した温度センサー(9)と、温度センサー(9)で検知
した信号によりモーター(13)、ヒーター(7)及びフ
ァンモーター(12)を制御するマイコン(18)とを備え
た自動製パン機において、練り工程時初期に一定時間モ
ーター(13)を運転した後、短時間休止させ、その休止
中の温度センサー(9)の信号が通常の温度域内の時本
練り工程のパン生地の温度が中間の設定温度となるよう
にヒーター(7)とファンモーター(12)とを通電率制
御し、また同信号が冬期などにおいてあまり上昇せず、
低い温度の時、本練り工程のパン生地の温度が上記設定
温度より高い温度となるようにヒーター(7)とファン
モーター(12)とを通電率制御し、更にまた同信号が夏
期などにおいて上昇しすぎて高い温度になった時、練り
工程時初期の温度を本練り工程のパン生地の温度とする
ようにヒーター(7)を無通電とし、かつファンモータ
ー(12)を通電させ、本練りを開始してある時間経過後
同信号が上記設定温度より少し高い所定の温度に達して
いる時に、一次発酵工程に移り、同信号が所定の温度以
下である時短時間毎の温度センサー(9)の力が所定の
温度になるまで本練りを続行し、更に一定時間経過後は
同信号が所定の温度に達していなくても一次発酵工程に
移るようにモーター(13)を各制御する機能をマイコン
(18)に備えたことを特徴とする自動製パン機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12910888A JP2729381B2 (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | 自動製パン機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12910888A JP2729381B2 (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | 自動製パン機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01297021A JPH01297021A (ja) | 1989-11-30 |
JP2729381B2 true JP2729381B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=15001264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12910888A Expired - Fee Related JP2729381B2 (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | 自動製パン機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2729381B2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-26 JP JP12910888A patent/JP2729381B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01297021A (ja) | 1989-11-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |