JP2800215B2 - 自動製パン機 - Google Patents

自動製パン機

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JP2800215B2
JP2800215B2 JP63333320A JP33332088A JP2800215B2 JP 2800215 B2 JP2800215 B2 JP 2800215B2 JP 63333320 A JP63333320 A JP 63333320A JP 33332088 A JP33332088 A JP 33332088A JP 2800215 B2 JP2800215 B2 JP 2800215B2
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time
kneading
baking
bread
fermentation
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博 野々口
克文 西尾
恒雄 柴田
和範 武智
啓治 石川
郁子 田中
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、材料をセットするだけで家庭で自動的にパ
ンをつくることができる自動製パン機に関するものであ
る。
従来の技術 従来のこの種の自動製パン機は、例えば特開昭56−30
28号公報に示されるように、第3図に示すような構成に
なっていた。すなわち、焼成室101内に着脱自在に装備
され、かつ所定材料を入れるパン焼き型102の中に練り
羽根103が装備されており、そしてこの練り羽根103はモ
ータ104により伝達駆動されてパン焼き型102の中に入れ
た所定材料を環境温度とは無関係にスタートと同時に練
り始めるもので、この練りが終了すると、焼成室101の
外側に設けたヒータ105に通電して、制御回路106で温度
と時間を制御してパン107の焼成を行うようにしてい
た。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の構成では、ライ麦パ
ンをつくるとき、パンづくり標準工程よりも長い時間を
かけて時間調整(タイマーセット)を行うパンづくり工
程の場合には、ライ麦パン(本来ライ麦に限らず)のよ
うに生地中に色々なバクテリアや野生酵母、その他の微
生物が含まれているものにおいては、これらが充分な混
練りにより、水,酸素,養分と適温を得ると、繁殖を始
め、勢力を増大するにつれて乳酸,酢酸,炭酸ガス,窒
素,水素などを生産するようになる。したがって、ライ
麦パン生地の状態やライ麦粉と水が混ざった状態を長時
間続けると、酸を生じる乳酸菌の力が強くなり、その結
果、弱酸性を好む野生酵母の勢力も大きくなるため、醗
酵時や焼成時に過醗酵状態になり、パンのなかに空洞が
できたり、パンの天面が凹状になるという問題点を有し
ていた。
本発明はこのような問題点を解決するもので、パンづ
くり標準工程よりも長い時間をかけて時間調整(タイマ
ーセット)を行うパンづくり工程の場合においても、安
定したパンのできを維持することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、ヒータを有する
焼成室と、この焼成室内に着脱自在に装着されるパン焼
型と、このパン焼型の内底部に装着され、かつモータに
より駆動される練り羽根と、前記パン焼型の温度を感知
するセンサーと、前記モータとヒータを制御する制御装
置とを備え、前記制御装置はタイマーを有し、タイマー
の設定時間がパンづくり標準工程よりも長い場合は、練
り工程を行った後に時間調整を行い、その後発酵工程に
移る前に再度練り工程を行い、かつ練り工程の合計時間
は標準工程における練り時間よりも短くなるように動作
する自動製パン機とするものである。
作用 この技術的手段による作用は次のようになる。すなわ
ち、ライ麦パン生地の状態やライ麦粉と水が混ざった状
態を長時間続けると、生地中に色々なバクテリアや野生
酵母、その他の微生物が繁殖を始め、そして勢力を増大
するものであるが、本発明は、タイマーの設定時間がパ
ンづくり標準工程よりも長い場合は、練り工程を行った
後に時間調整を行い、その後発酵工程に移る前に再度練
り工程を行い、かつ練り工程の合計時間は標準工程にお
ける練り時間よりも短くなるように動作するため、生地
中の色々なバクテリアや野生酵母、その他の微生物は繁
殖しにくくなり、また醗酵時間を短くすることにより、
醗酵を抑えることができるため、過醗酵状態も回避する
ことができるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。
第1図において、本体ボディ1内にはシャーシ2が設
けられ、このシャーシ2にはモータ3が固定されてい
る。そしてこのモータ3のシャフト4には小プーリ5が
固定され、ベルト6を介して大プーリ7に動力が伝達さ
れる。さらに、シャーシ2にはヒータ8を断熱絶縁部材
9で取り付けた焼成ケース10が遮熱板11と共に固定され
ている。またこの焼成ケース10の内部には底部に着脱自
在な練り羽根12を設けたパン焼き型13が着脱自在に装備
されており、このパン焼き型13の底のパン焼き型台14に
羽根軸15と上部コネクタ16が軸支されている。また、練
り羽根12は羽根軸15に挿入されるボス部17と翼部19とで
構成されている。
前記パン焼き型13はシャーシ2に固定されたパン型受
け台22に着脱自在に嵌合し、かつパン型受け台22は、大
プーリ7と下部コネクタ23を取り付けたプーリ軸24を軸
支している。また、焼成ケース10内の側面には、弾性的
に支持された温度検知部25が突出しており、この温度検
知部25はパン焼き型13に圧接するものである。
さらに前記焼成ケース10の上面は、開閉自在な蓋体26
とこの蓋体26の下面に設けた内蓋27により密閉されるも
のである。そして上記した各構成物、特に焼成ケース1
0,パン焼き型13および練り羽根12等が主体となって混練
り、焼成装置を構成しているもので、さらに、前記蓋体
26には、内蓋27に固定され、かつ蓋体26に支持されたイ
ースト容器28の開閉弁29を開閉し、イースト容器28内の
イーストを落下させるためのソレノイド30が設置されて
いる。なお、31は焼き上がり時刻等の入力設定用のスイ
ッチパネル、32はスイッチパネル31の入力および温度検
知部25の入力情報を基に、モータ3,ヒータ8,ソレノイド
30などを制御するための制御装置で、この制御装置32に
よる制御条件に従って混練りからパン焼き上げまでを自
動的に行うものである。
次に、本実施例の動作について説明する。ある所定時
刻にパンを焼きあげようとする場合は、まず、パン焼き
型13内に小麦粉や水などのイースト以外の材料を入れ、
そしてこのパン焼き型13を焼成ケース10内にセットして
蓋体26を閉じるとともに、イースト容器28に所定量のイ
ーストを入れる。そして、電源を入れ、焼き上げ時刻を
スイッチパネル31より入力すると、所定時刻に自動的に
スタートするものである。
第2図はパンづくりの標準工程と長い時間をかけて時
間調整(タイマーセット)を行うパンづくり工程の場合
を比較して示したもので、時間調整(タイマーセット)
を行うパンづくり工程の場合は、標準工程よりも最初の
練り(これは必要無い場合もある)と時間調整後の練り
の時間を短くして生地中の色々なバクテリアや野生酵
母、その他の微生物が繁殖しにくい状態となるように練
りの時間を制御しているものである。また、醗酵時間を
短くすることにより、醗酵を抑えて過醗酵状態にならな
いように制御している。そして、醗酵工程後に焼成が行
われ、適切な醗酵状態を経たパンが焼き上がるものであ
る。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれ
ば、長い時間をかけて時間調整(タイマーセット)を行
うパンづくり工程の場合においても、過醗酵状態になら
ずにソフトでなめらかな内相のパンができるという効果
が得られるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示す自動製パン機の縦断面
図、第2図は同自動製パン機のパンづくりの工程図、第
3図は従来例を示す自動製パン機の縦断面図である。 3……モータ、8……ヒータ、10……焼成ケース、12…
…練り羽根、13……パン焼き型、25……温度検知部、32
……制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武智 和範 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 石川 啓治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 田中 郁子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−270825(JP,A) 特開 平1−297018(JP,A) 特開 平1−141627(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 37/00 301 A47J 43/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータを有する焼成室と、この焼成室内に
    着脱自在に装着されるパン焼型と、このパン焼型の内底
    部に装着され、かつモータにより駆動される練り羽根
    と、前記パン焼型の温度を感知するセンサーと、前記モ
    ータとヒータを制御する制御装置とを備え、前記制御装
    置はタイマーを有し、タイマーの設定時間がパンづくり
    標準工程よりも長い場合は、練り工程を行った後に時間
    調整を行い、その後発酵工程に移る前に再度練り工程を
    行い、かつ練り工程の合計時間は標準工程における練り
    時間よりも短くなるように動作する自動製パン機。
JP63333320A 1988-12-29 1988-12-29 自動製パン機 Expired - Lifetime JP2800215B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN113069014B (zh) * 2021-05-14 2022-06-24 深圳市三利达电器科技有限公司 一种具有揉面功能的家用面包机

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