JPS645887B2 - - Google Patents

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JPS645887B2
JPS645887B2 JP28859785A JP28859785A JPS645887B2 JP S645887 B2 JPS645887 B2 JP S645887B2 JP 28859785 A JP28859785 A JP 28859785A JP 28859785 A JP28859785 A JP 28859785A JP S645887 B2 JPS645887 B2 JP S645887B2
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JP
Japan
Prior art keywords
kneading
bread
temperature
time
dough
Prior art date
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Expired
Application number
JP28859785A
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English (en)
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JPS62167517A (ja
Inventor
Hajime Ooyabu
Hiromi Hirota
Akihisa Nakano
Hirofumi Nakakura
Haruo Ishikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28859785A priority Critical patent/JPS62167517A/ja
Publication of JPS62167517A publication Critical patent/JPS62167517A/ja
Publication of JPS645887B2 publication Critical patent/JPS645887B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、所定材料を投入するだけで、所望時
刻に、焼き立てのパンが出来上る全自動製パン機
に関するものである。
従来の技術 家庭でパンを焼く場合、一般的には練り機、発
酵機、伸し棒、オーブン等の機器を使用している
が、温度と時間の管理が非常にむずかしく、季節
にかかわらず、おいしい焼き立てのパンを作るに
は相当の熟練が必要であつた。
これらの問題点を解決するため、練り機能、発
酵機能、オーブン機能を単品内に収納した構成の
製パン機(例えば特公昭59−6649号公報)や、第
3図に示すタイマーの設定で自動的にパンが焼き
上がる全自動製パン機(例えば特開昭56−3028号
公報)が考えられている。
前者の場合、ヒータを有するオーブン内に駆動
機構を設け、練り容器をオーブン内に設置し、材
料の練りと発酵を行なつた後、練り容器を取り出
し、ガス抜き、整形を手作業で行ない、再びオー
ブン内に入れて整形発酵、焼成を行なうものであ
る。
後者の構成は第3図に示すように、本体ケース
1の内部にフレーム2が設けられており、フレー
ム2にはモータ3と、ヒータ4と、断熱材5を外
周に装備した加熱槽6が固定され、加熱槽6の内
部には練り羽根7を有したパン型8が装置されて
いる。練り羽根7にはモータ3の回転力がベルト
9とプーリー10により減速されて伝達される。
さらに、加熱槽6には天板11および蒸気孔1
2を有した蓋体13が嵌合され、加熱槽6とパン
型8を覆つている。
またタイマーと温度調節と電圧調整を行なう制
御回路14が設けられている。温度センサー15
は加熱槽6の外側の面に固定されている。
以上のような構成で、パンを作る材料をパン型
8に投入し、タイマーをセツトすると所定時刻に
運転が始まり、タイマーと温度調節により各工程
が自動化され所定時刻にパンが焼き上がるもので
ある。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、前者の場合、練り
と発酵はタイマー設定により自動的に行なわれる
が、発酵終了後、一旦オーブンの外へ出して、手
作業でガス抜き及び整形を行ない、再びオーブン
に入れ、整形発酵と焼成を行なうため、例えば
朝、焼き立てのパンを食べる場合は、早朝から起
きて準備と作業をしなければならないという問題
点がある。
また後者の場合、材料を投入してタイマーを設
定すれば自動的にパンが焼き上がる構成ではある
が、季節により外気温が変化し、材料温度や水の
温度が変化した場合でも、いつも同じ温度、同じ
回転数および同じ練り時間、同じ発酵時間になる
ように制御されているため、例えば夏期の高温時
には生地の練り過ぎや過発酵が起こり、冬期の低
温時には生地の練り不足や発酵不足が起こる。こ
のように周囲条件が変わるとパンの出来上がりも
異なり、常に良好なパンが焼き上がらないという
問題点があつた。
また、練りは、生地を十分に練ることが望まし
いが、夏期は、雰囲気温度が粉温度が高くなるた
め、冷水を用いても、生地温度が上昇し易く、十
分に練り上げられる前に最適の練り上げ温度であ
る26〜28℃に達してしまう。
従つて、一定時間練るようなプログラムである
と、最適の練り上げ温度に達してもさらに練るの
で、生地の練り上げ温度が30℃以上になり、練ら
れた効果より生地の温度上昇によりグルテンの結
合がもろくなつたりだれたりするので好ましくな
い。
また練りの終了を生地温度が一定温度になつた
時に停止するようなプログラムであると、生地を
ほとんど練らずに発酵工程に移行ることになり、
満足なパンが得られない。また生地を練る時間が
長いと、練り中もイーストの発酵が起こつている
ので、以後の工程を同じような発酵工程にすると
過発酵になり、アルコール臭のする、きめの粗い
黄色く硬いパンしか出来ないという問題点があつ
た。
問題点を解決するための手段 これらの問題点を解決するため、本発明は、ヒ
ータを有する焼成室と、この焼成室内に着脱自在
に装置し得るパン焼き型と、このパン焼き型の内
底部に設けられ、かつモータにより駆動される練
り羽根と、前記パン焼き型の温度を検知する温度
検知手段と、前記ヒータおよびモータの制御条件
を可変させパンを焼き上げる制御装置とを有し、
前記制御装置は練り時間と発酵時間との和を一定
に保つように制御する構成としたものである。
作 用 上記の構成により、周囲温度や材料や水の温度
が変化しても、パン焼き型を介してパン生地温度
を検知し、その温度と最低および最高練り時間に
より、パン生地をその条件において最適の条件に
練り上げ、さらに発酵を含め以後の各工程を最適
のパン作りが出来る条件に変えるようにしたもの
である。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづい
て説明する。第1図において、本体ボデイ16内
にシヤーシ17が設けられており、このシヤーシ
17にはモータ18が固定されている。モータ1
8のシヤフトには小プーリ19が固定され、ベル
ト20を介して大プーリ21に動力が伝達され
る。さらにシヤーシ17には、下ヒータ22を設
けたヒータシヤーシ23を底面に固定し、外周に
断熱材24を装備した焼成室25が固定されてい
る。この焼成室25の内部には着脱自在の練り羽
根26を設けたパン焼き型27があり、このパン
焼き型27の底に固定されたパン型台28に羽根
軸29、上コネクター30が軸支されている。
さらにパン型台28は、焼成室25の底部に設
けられたシヤーシ17に固定されて大プーリ21
とプーリ軸31と下コネクター32を軸支するパ
ン型受け台33に着脱自在に嵌合されている。
また焼成室25の内側には、弾性的に支持され
た温度検知部34が突出しており、パン焼き型2
7の側面に圧接している。また焼成室25の上面
は、開閉自在な蓋体35とこの蓋体35の下面に
設けられた内蓋36により密閉することができ
る。
また、内蓋36の中央付近の上面に接して上ヒ
ータ37が設けられ、蓋体35の下面に固定され
ている。
さらに蓋体35には、着脱自在に水タンク38
が設けられており、この水タンク38の注水弁3
9を開閉し、蓋体35に設けられた注水口40よ
り水をパン焼き型27の内部に滴下させるための
注水用ソレノイド41が設置されている。
また蓋体35の内部には内蓋36に設けられた
蒸気抜き穴(図示せず)を開閉する蒸気抜き用ソ
レノイド42が設置されている。
本体ボデイ16には、焼き上がり時刻等の入力
設定用のスイツチパネル43と、スイツチパネル
43の入力及び温度検知部34の入力情報を基
に、モータ18、下ヒータ22、上ヒータ37、
注水用ソレノイド41、蒸気抜き用ソレノイド4
2の制御条件を決定して出力する制御装置44が
設けられている。
次に本発明の動作について説明する。
まず、ある所定時刻にパンを焼き上げようとす
る場合、パン焼き型27の内部に、例えば小麦粉
(強力粉)300g、ドライイースト3g、スキムミ
ルク6g、砂糖15g、塩6g、バター9gを投入
する。材料配合はこの組成に限らず種々の組み合
わせが可能である。
次にパン焼き型27を焼成室25の内部にセツ
トして蓋体35を閉じ、水タンク38に195c.c.の
水を入れ、蓋体35に装着する。
そして、電源を入れ、焼き上げ時刻をパネルス
イツチ43より入力すると、所定時刻に自動的に
スタートする。
このスタートにより、まず、モータ18が回転
し、この回転により練り羽根26が回転すると同
時に、注水用ソレノイド41が動作し、注水弁3
9を開けるので、注水口40より水タンク38の
中の水がパン焼き型27の内部に滴下し、小麦粉
や他の材料と混練され、そしてこの混練が終了す
ると一次発酵に移行する。
ところで、先にも説明したように、混練、発酵
は外気温及び外気温による諸材料の温度により、
また、混練中のパン生地の温度上昇により、その
時間を調節する必要がある。これについて、第2
図にもとづいて説明する。
図において、Tαは練り終了設定温度で、混練
中に温度上昇するパン生地がこの温度に到達した
時に混練を停止させるように設定した温度、
Lαminは最低練り時間で、パン生地を混練しな
ければならない最低限度の時間で、この時間に達
するまではパン生地の温度が前記練り終了設定温
度を超えても混練を継続しなければ練り不足とな
る時間、Lαmaxは最高練り時間で、この時間に
達すればパン生地の温度が前記練り終了設定温度
に到達しなくても混練を停止しなければ練り過剰
となる時間、Kは最高練り一次発酵時間で、前記
最低練り時間Lαmin及び前記最高練り時間
Lαmaxにそれぞれ一時発酵時間を加え、その和
を一定時間とした時間である。
まず、夏季で周囲温度や材料及び水の温度が高
い場合について考えてみる。
通常、パン生地は長時間練つた方が練りについ
ては良いのであるが、特に夏季で高温のときは練
りによる摩擦エネルギーによりパン生地の温度が
高温になりすぎ、パン生地がだれて膨れの悪いパ
ンが焼き上がることになり、長時間練ることは好
ましくない。しかし、材料と水とを混合し、パン
が出来るようにグルテンのつながりを出すために
は、第2図Aに示すように、パン生地の温度が練
り終了設定温度Tαを超えても最低練り時間
Lαminは練る必要がある。
次に冬期のように周囲温度が低い場合について
考えてみる。
冬季には夏季とは異り練りによるパン生地の温
度上昇は低く、第2図Cに示すように最高練り時
間Lαmax練つてもまだ練り終了設定温度Tαに到
達しない場合がある。このような場合、そのまま
長時間練り続けると、生地中のイーストの発酵が
練り工程中に進行することになり、好ましいパン
にならない。このため、最高練り時間Lαmaxで
練りを終了する必要がある。
また、春季、秋季のように平均的な周囲温度の
場合について考えてみる。第2図Bに示すよう
に、最低練り時間Lαmin練つてもまだ練り終了
設定温度Tαに到達しないことがあるが、このと
きは更に練りを継続する方がグルテンのつながり
が良くなり、きめの細かいパンが出来るため、温
度検知部34で練り工程中の任意の時点での温度
を検知し、これが練り終了設定温度Tαに到達す
るまで練り工程を継続する。この練り終了設定温
度Tαはパン生地の最適練り上げ温度であり、こ
の温度を超えるとグルテンが脆くなるので、この
温度で練りを終了する方が好ましい。従つて、春
秋の平均的な周囲温度の場合では、練り終了設定
温度Tαに到達するか、あるいは最高練り時間
Lαmaxに到達するかのいずれかにより練りを終
了する。
上記説明中の具体的数値は、例えば次の通りで
ある。練り終了設定温度Tαとしては25〜28℃が
好ましい。また練り時間は、パン焼き型27や練
り羽根26の形状や材料の量・配合によつても異
るが、最低練り時間Lαminとしては10〜15分、
最高練り時間Lαmaxとしては20〜35分が好まし
い。
次に最適発酵時間の設定について述べる。周囲
温度等によつて練り時間が変わるのであるが、練
り工程中にもイーストによる発酵が行なわれてい
るので、練り工程中の発酵を考慮した最適の発酵
条件を設定する必要がある。そこで各練り条件の
時の一次発酵条件を変えて実験を行つた結果、次
式に示すように、練り時間Lαと一次発酵時間Lβ
の合計が周囲温度等に拘らず一定であることが良
好なパンを作るための条件であることを見い出し
た。
K=Lα+Lβ Lα:練り時間 Lβ:一次発酵時間 K :最適練り一次発酵時間 そこで、第2図に示したように例A、B、Cの
いずれの場合も練り時間と一次発酵時間の合計が
最適練り一次発酵時間Kとなるように、すなわち
Aの場合はLαmin+Lβmax=K、Bの場合はLα
+Lβ=K、Cの場合はLαmax+Lβmax=Kとな
るように制御すると、練り時間が異つても最適の
発酵条件でパン生地を混練、二次発酵させること
ができる。以上、混練と一次発酵の条件について
説明したが、それ以後の工程は以下の通り行われ
る。
練り羽根27によりガス抜きが行われ、引き続
き二次発酵、ガス抜き、三次発酵、ガス抜き、整
形発酵が行なわれる。これらの発酵温度は、温度
検知部34の温度情報により、上ヒータ37と下
ヒータ22を加熱することにより最適温度に保た
れる。
さらに、焼成を上ヒータ37と下ヒータ22に
より行ない、パンが焼き上がる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、材料をセツトす
るだけで自動的においしいパンが焼き上がり、朝
でも焼き立てのパンが食べられるもので、特に周
囲温度や材料および水の温度に応じて最適の練り
時間に制御し、練り条件に応じさらに最適の一次
発酵条件に制御するものであり、常においしい良
好なパンが自動的に焼き上がるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全自動製パン
機の縦断面図、第2図は本発明による全自動製パ
ン機の練りと一次発酵工程の練り温度と練り時間
と一次発酵時間を表わす動作状態図、第3図は従
来の全自動製パン機の縦断面図である。 16……本体ボデイ、17……シヤーシ、18
……モータ、22……下ヒータ、25……焼成
室、26……練り羽根、27……パン焼き型、3
4……温度検知部、37……上ヒータ、38……
水タンク、43……スイツチパネル、44……制
御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ヒータを有する焼成室と、この焼成室内に着
    脱自在に装着し得るパン焼き型と、このパン焼き
    型の内底部に設けられ、かつモータにより駆動さ
    れる練り羽根と、前記パン焼き型の温度を検知す
    る温度検知手段と、前記ヒータおよびモータの制
    御条件を可変させパンを焼き上げる制御装置とを
    有し、前記制御装置は練り時間と第一次発酵時間
    の和を一定に保つように制御する全自動製パン
    機。
JP28859785A 1985-12-20 1985-12-20 全自動製パン機 Granted JPS62167517A (ja)

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JPH02190139A (ja) * 1989-01-18 1990-07-26 Misuzu Koki Kk パン等の製造工程の制御方法
JP4660284B2 (ja) * 2005-06-02 2011-03-30 エムケー精工株式会社 自動製パン機
JP2011125380A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Sanyo Electric Co Ltd 自動製パン器

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