JPH0341618Y2 - - Google Patents

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JPH0341618Y2
JPH0341618Y2 JP3738987U JP3738987U JPH0341618Y2 JP H0341618 Y2 JPH0341618 Y2 JP H0341618Y2 JP 3738987 U JP3738987 U JP 3738987U JP 3738987 U JP3738987 U JP 3738987U JP H0341618 Y2 JPH0341618 Y2 JP H0341618Y2
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temperature
heater
bread
dough
baking
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はヒータの加熱によりパン生地の発酵及
び焼上げを自動的に行なうパン製造器に関する。
(従来の技術) 従来のパン製造器は、制御装置により混練用の
モータと発酵用及び焼上げ用のヒータとを適宜作
動させることによつて、容器内に収容した小麦
粉、イースト菌及び水等のパン材料を混練する混
練行程、この混練により生成されたパン生地を低
温度で加熱してパン生地内のイースト菌を発酵さ
せる発酵行程及びこの発酵行程後のパン生地を高
温度で加熱して焼上げる焼上げ行程を自動的に行
なつてパンを製造するようになつており、この場
合、特に上記焼上げ行程ではヒータに連続的に通
電して高温度を得るようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ヒータに連続的に通電した場合、これによる加
熱温度は室温等の周囲温度の高低に左右されて変
化するので、従来のように焼上げ行程においてヒ
ータに連続的に通電するようにしたのでは、周囲
温度により生地の加熱温度が異なるようになり、
パンの焼上がり状態が違つてくる問題がある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、周囲温度に影響されずに常に最適な焼
上がり状態のパンを製造することができるパン製
造器を提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案のパン製造器は、パン生地の温度を検出す
る温度検出素子を設け、この温度検出素子の温度
検出信号に基づいて発酵特にパン生地が設定温度
となるようにヒータを通断電制御する制御装置を
設け、この制御装置を、発酵特におけるヒータの
通断電回数をカウントして、このカウント値に基
づいて焼上げ時におけるヒータの通電のデユーテ
イ比を設定して実行させるように構成するところ
に特徴を有する。
(作用) 本考案のパン製造器によれば、発酵特における
ヒータの通断電回数は周囲温度により異なつてく
るので、その通断電回数をカウントすればカウン
ト値は周囲温度情報を示すことになり、このカウ
ント値に基づいて焼上げ時のヒータの通電のデユ
ーテイ比を設定して実行すれば、ヒータによる加
熱温度は周囲温度に応じて制御されることにな
る。
(実施例) 以下本考案の一実施例につき図面を参照しなが
ら説明する。
先ず、第1図に従つて全体の構造について述べ
る。1は本体ケースであり、これは外ケース2及
び内ケース3並びにこれらの特に周側壁間に介装
された断熱材4からなつている。5は本体ケース
1の外ケース2及び内ケース3の底面部間に配置
されたモータである。6は本体ケース1の内ケー
ス3内底部に配置されたシーズヒータ等のヒータ
で、詳しく図示しないが全体として環状をなして
いる。7は有底円筒状の容器であり、その底部の
中心部に前記モータ5の内ケース3底部を貫通し
たシヤフト5aに嵌まる孔7aを有し、且つその
周囲部分の下面には固定脚8を有していて、これ
が上記内ケース3の内底面上に設けられた脚受け
9に所謂バヨネツト構造により着脱可能に取付け
られている。10は混練翼であり、これは容器7
内に位置して前記モータ5の回転軸5aの先端部
に取付られている。11は内ケース3の周側壁に
取付けられた感熱器であり、その内部には温度検
出素子たるサーミスタ12が配設されている。そ
して、この感熱器11は前記容器7の周側壁外面
に接触するようになつており、これによつて、サ
ーミスタ12は容器7を介して内部のパン生地の
温度を検出する。13は本体ケース1の上面開口
部を開閉する蓋である。14は外ケース2の周側
壁に取付けられたマイクロコンピユータ内蔵の制
御装置である。
以下、この制御装置14の構成について第2図
に従つて述べる。15はマイクロコンピユータで
あり、これには、前記サーミスタ12の温度検出
信号がA/D変換器16を介して与えられ、又、
スタートスイツチ17からのスタート信号が与え
られるようになつている。そして、このマイクロ
コンピユータ15は後述するように動作して、駆
動回路18を介してモータ5を作動させるととも
に、駆動回路19を介してヒータ6を作動させる
ようになつている。
次に、本実施例の作用につき第3図及び第4図
をも参照しながら説明する。
今、容器7内に所望量の小麦粉及びこれに応じ
た量のイースト菌、水等のパン材料を収容し、制
御装置14のスタートスイツチ17を操作する
と、周知のように、先ず、マイクロコンピユータ
15により混練用のモータ5が作動され、該モー
タ5の作動により混練翼10が回転され、この回
転によつて容器7内のパン材料が混練されてパン
生地が生成される混練行程が行なわれ、このよう
な混練行程が所定時間行なわれると、モータ5が
停止される。モータ5の停止により混練行程が終
了すると、マイクロコンピユータ15は第3図の
フローチヤートで示される発酵行程及び焼上げ行
程に順次移行する。即ち、マイクロコンピユータ
15は、「発酵時間終了か?」の判断ステツプイ
に移行し、ここでは予め設定された発酵時間が終
了したか否かを判断するもので、先ず、「NO」
と判断して「30℃未満か?」の判断ステツプロに
移行する。マイクロコンピユータ15は、この判
断ステツプロにおいてはサーミスタ12の温度検
出信号に基づいてパン生地の温度が設定温度たる
30℃未満か否かの判断を行なうもので、「NO」
(パン生地の温度が30℃以上)と判断した時には
「ヒータ断電」の出力ステツプハを経て判断ステ
ツプイに戻り、「YES」(パン生地の温度が30℃
未満)と判断した時には「ヒータ通電」の出力ス
テツプニに移行して駆動回路19を介してヒータ
6に通電して発熱作動させる。その後、マイクロ
コンピユータ15は、「カウント」の処理行程ホ
に移行し、内蔵のカウントのカウント値を「0」
から「1」にカウントアツプさせ、判断ステツプ
イに戻るようになる。従つて、ヒータ6の発熱作
動によりパン生地の温度が30℃以上になれば、判
断ステツプロで「NO」と判断されて「ヒータ断
電」の出力ステツプハでヒータ6が断電され、パ
ン生地の温度が30℃未満になれば、判断ステツプ
ロで「YES」と判断されて「ヒータ通電」の出
力ステツプニでヒータ6が通電され、「カウント」
の処理ステツプホでカウンタのカウント値が
「1」だけアツプされるようになる。即ち、ヒー
タ6がパン生地の温度が設定温度たる30℃になる
ように通断電制御されてパン生地内のイースト菌
を発酵させる発酵行程が実行されるのである。こ
の場合、この発酵行程におけるヒータ6の通断電
回数は室温等の周囲温度で左右されるものであ
り、例えば、周囲温度が高温度(30℃以上)の時
には第4図aで示すように通断電回数は3回未満
でカウンタのカウント値は「3」未満となり、周
囲温度が中温度(10〜30℃)の時には第4図bで
示すように通断電回数は3回以上10回未満でカウ
ントのカウント値は「3」以上「10」未満とな
り、周囲温度が低温度(10℃以下)の時には第4
図cで示すように通断電回数は10回以上となつて
カウンタのカウント値は「10」以上となる。尚、
第4図においてはヒータ6の通電期間を斜線を施
こして示している。このようにして、予め設定さ
れた発酵時間が終了すると、マイクロコンピユー
タ15は、「発酵時間終了か?」の判断ステツプ
イで「YES」と判断して、次の「焼上げ」の出
力ステツプヘに移行し、ヒータ6に通電させて焼
上げ行程を開始させる。マイクロコンピユータ1
5は、次いで「130℃か?」の判定ステツプトに
移行し、ここではサーミスタ12の温度検出信号
に基づいてパン生地の温度が一定温度たる130℃
になつたか否かを判断するものであり、先ず、
「NO」(130℃未満)と判断して「焼上げ」の出
力ステツプヘに戻るようになる。以下、マイクロ
コンピユータ15は出力ステツプヘ及び判断ステ
ツプトを繰返して行なうことになり、ヒータ6は
連続的に通電されることになる。そして、このよ
うなヒータ6の連続的通電によりパン生地の温度
が130℃になると、マイクロコンピユータ15は、
「130℃か?」の判定ステツプトで「YES」と判
断して次の「ヒータ通電のデユーテイ比の設定及
びその一定時間の実行」の処理及び出力ステツプ
チに移行する。この処理及び出力ステツプチにお
いては、マイクロコンピユータ15は、先ず、カ
ウンタのカウント値に基づいてヒータ6の通電率
即ち通電のデユーテイ比を設定するようになり、
例えば、第4図aで示すように周囲温度が30℃以
上でカウント値が「3」未満の場合には、ヒータ
6が断電時間40〃及び通電時間20〃を繰返す通電
のデユーテイ比を1/3に設定し、第4図bで示
すように周囲温度が10〜30℃でカウント値が
「3」以上「10」未満の場合には、ヒータ6が断
電時間30〃及び通電時間30〃を繰返す通電のデユ
ーテイ比を1/2に設定し、第4図cで示すよう
に周囲温度が10℃以下でカウント値が「10」以上
の場合には、ヒータ6が断電時間20〃及び通電時
間40〃を繰返す通電のデユーテイ比を2/3に設
定するようになり、これらのデユーテイ比に従つ
てヒータ6の通断電を実行させるようになり、パ
ン生地の温度は焼上げ最適温度たる140℃に収束
されるようになる。そして、このような焼上げ行
程が一定時間行なわれると、パン製造運転が終了
(エンド)となる。
このような本実施例によれば、次のような効果
を得ることができる。即ち、発酵行程時における
ヒータ6の通断電回数をマイクロコンピユータ1
5のカウンタによりカウントさせるようにしたの
で、そのカウント値は周囲温度情報を示すように
なり、このカウント値に基づいてマイクロコンピ
ユータ15は焼上げ行程時のヒータ6の通電のデ
ユーテイ比を1/3,1/2及び2/3に設定し
てこれに応じてヒータ6の通断電を実行させるよ
うにしたので、ヒータ6は周囲温度に応じて加熱
温度が最適温度(例えば140℃)となるように制
御されることになつて、パンを周囲温度に影響さ
れることになく常に最適な焼上がり状態で製造す
ることができる。しかも、焼上げ行程の開始当初
においては、サーミスタ12の温度検出信号に基
づいてマイクロコンピユータ15によりヒータ6
に連続的に通電して一定温度たる130℃まで上昇
させるようにしたので、例えば焼上げ行程の開始
当初から設定されたデユーテイ比でヒータ6を通
断電制御する場合に比し、焼上げ最適温度に収束
するまでの時間を短かくすることができる。
尚、上記実施例において、サーミスタ12の温
度検出信号に基づいて焼上げ最適温度たる140℃
を基準としてヒータ6を通断電制御することも考
えられるが、例えばパン生地の温度が140℃に達
してヒータ6を断電させた時にパン生地の温度は
徐々に下降するものの内ケース3内の温度は急激
に下降するものであり、従つて、サーミスタ12
は内ケース3内の温度には追従せずにヒータ6の
断電時間が長くなることが考えられ、これでは、
内ケース3内の温度と容器7の温度即ちパン生地
の温度とのバランスにおいてパンを焼上げるパン
製造器としては良好なパン製造が行なえなくなる
問題が生ずる。従つて、本実施例のようにヒータ
6を周囲温度に応じたデユーテイ比で通断電制御
することにより、最適な焼上がり状態のパンを得
ることができるのである。
尚、上記実施例では混練行程をも自動的に行な
わせるようにしたが、この混練行程は手作業で行
なつてもよいことは勿論である。
その他、本考案は上記し且つ図面に示す実施例
にのみ限定されるものではなく、例えば周囲温度
に応じたヒータの通電のデユーテイ比は種々設定
することが可能である等、要旨を逸脱しない範囲
内で適宜変形して実施し得ることは勿論である。
[考案の効果] 本考案のパン製造器は以上説明したように、発
酵時のヒータの通断電回数をいう周囲温度情報に
基づいて焼上げ時のヒータの通電のデユーテイ比
を設定するようにしたので、周囲温度に影響され
ることなく常に最適焼上がり状態のパンを製造す
ることができるという実用的効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は略左
半部を断面した状態の全体の側面図、第2図は制
御装置のブロツク線図、第3図は発酵行程及び焼
上げ行程を実行するためのフローチヤート、第4
図は作用説明用の通断電及び温度特性図である。 図面中、1は本体ケース、5はモータ、6はヒ
ータ、7は容器、10は混練翼、12はサーミス
タ(温度検出素子)、14は制御装置、15はマ
イクロコンピユータを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ヒータの加熱により容器内のパン生地の発酵
    及び焼上げを自動的に行なうものであつて、前
    記パン生地の温度を検出する温度検出素子と、
    この温度検出素子の温度検出信号に基づいて発
    酵時にパン生地の温度が設定温度となるように
    前記ヒータを通断電制御する制御装置とを備
    え、前記制御装置は、発酵時におけるヒータの
    通断電回数をカウントして、そのカウント値に
    基づいて焼上げ時におけるヒータの通電のデユ
    ーテイ比を設定して実行させるように構成され
    ていることを特徴とするパン製造器。 2 制御装置は、焼上げの開始当初においてパン
    生地が一定温度になるまでヒータに連続的に通
    電するように構成されていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載のパン製
    造器。
JP3738987U 1987-03-13 1987-03-13 Expired JPH0341618Y2 (ja)

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JPS63147126U JPS63147126U (ja) 1988-09-28
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