JP2589755B2 - 製パン機 - Google Patents

製パン機

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はパン材料を収納する容器を複数備えた製パン
機に関するものである。
従来の技術 近年、容器にパン材料を入れて運転を開始すると、自
動的にパンを焼き上げる製パン機が普及してきている。
しかも、容器の個数を増やし、一度に多くのパンを焼き
上げることのできる製パン機が要望されてきている。
従来のこの種の製パン機は第6図に示すような構成と
なっていた。すなわち、本体1内に収納庫2を設け、こ
の収納庫2内に2つの容器3a,3bが配設されている。こ
の容器3a,3bの内底部には、投入されるパン材料を混練
するための羽根5a,5bが回転自在に配設され、この羽根5
a,5bにモータ8の回転力がプーリー6a,6bおよびベルト
7を介して伝達される構成となっている。以上の羽根5
a,5b、プーリー6a,6b、ベルト7およびモータ8で混練
手段を構成している。また容器3a,3bの下方には、ヒー
タ4a,4bが配設され、容器3aの側壁には、その容器3aの
温度を検知する温度センサ9が当接している。そしてこ
の温度センサ9は温度検知手段10に接続され、そしてこ
の温度検知手段10から容器3aの温度信号を制御手段11に
出力する構成となっている。制御手段11は温度信号に基
づいてモータ駆動手段12,ヒータ駆動手段13を動作さ
せ、モータ8、ヒータ4a,4bを制御している。
次に、制御手段11の制御について説明する。まず、運
転を開始すると、一定時間もしくは、容器3a,3bの温度
が発酵温度に達するまで、モータ駆動手段12を動作させ
て、容器3a,3b内のパン材料を羽根5a,5bによって混練す
る(練り工程)。この練り工程が終了すると、ヒータ駆
動手段13を動作させて、容器3a,3bの温度を発酵温度に
制御する(発酵工程)。この発酵工程が終了すると、パ
ン焼き温度まで容器3a,3bの温度を上昇させる焼成工程
に移行する。上記練り工程において、パン材料を混練す
ると、自己発熱して発酵温度を越えてしまうことがあ
る。次の工程の発酵工程で良く発酵させるために、練り
工程であまり温度が上がりすぎないように、容器3aの温
度を温度検知手段10で検知して、発酵温度に達したら発
酵工程に移行させている。このときの温度検知手段10の
温度信号は容器3a側のみの温度情報であるが、制御手段
11は、容器3b側の温度も容器3a側の温度とほぼ等しいと
みなして、ヒータ4a,4bの加熱制御をするものである。
そして発酵工程が終了すれば、パン焼き温度まで容器
3a,3bの温度を上昇させる焼成工程に移行する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の構成では、ヒータ4a,4bを
容器3a側の温度信号のみにより制御しているため、たと
えば、容器3a側に多量のパン材料を投入し、容器3b側に
定格量のパン材料を投入した場合、容器3a側の温度上昇
は容器3bの温度上昇より少ないため、容器3a側が発酵温
度に達した時には、容器3b側はすでに発酵温度を越えて
しまい、そのまま発酵工程に移行することにより、うま
く発酵できず、パンの出来が悪くなるという問題点を有
していた。
本発明は上記問題点に鑑み、複数の容器に異なった量
のパン材料を投入した場合にも、パンの出来が極端に悪
くなるのを防止することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、パン材料を収納
する複数の容器の温度を検知するために各容器に対応し
て設けられた温度検知手段と、前記温度手段の信号を入
力し、加熱手段,混練手段を制御してパン製造工程を進
行させる制御手段とを備え、前記制御手段が、一定時間
もしくは温度検知手段が発酵温度になるまでパン材料を
混練手段によってパン材料を混練する練り工程におい
て、前記温度検知手段の検知温度のうち、最も早く発酵
温度幅の上限付近に達したいずれか1つの信号により、
練り工程を終了させるように制御する構成としたもので
ある。
また本発明は、制御手段が、練り工程において、各温
度検知手段の検知温度の平均値が発酵温度幅の中心値に
達した場合、練り工程の終了させるように制御する構成
としたものである。
さらに本発明は、制御手段が、練り工程において、各
温度検知手段の検知温度のうち、最も遅く発酵温度幅の
下限付近に達したいずれか1つの信号により、練り工程
を終了させるように制御する構成としたものである。
作用 上記の構成によれば、パン材料の量が異なる複数の容
器の各温度を温度検知手段により検知し、その検知した
温度のうち、最も早く温度上昇するもの、すなわちパン
材料の少ないものの温度が発酵温度幅の上限付近に達し
た場合、練り工程を終了させるもので、この場合、他の
容器の温度は発酵温度付近になっているため、発酵不良
でパンの出来が極端に悪くなることはない。また同様
に、各温度検知手段の検知温度の平均値が発酵温度幅の
中心値に達した場合、練り工程を終了させたり、各温度
検知手段の検知温度のうち、最も遅く温度上昇するもの
が発酵温度幅の下限付近に達した場合、練り工程を終了
させると、他容器の温度は、発酵温度付近に達している
ため、発酵不良でパンの出来が極端に悪くなることはな
くなる。
実 施 例 以下、本発明の実施例を第1図〜第4図にもとづいて
説明する。
本実施例における製パン機の構成を第1図に示すが、
従来の構成と同一部分には同一番号を付し、その説明は
省略する。
第1図において、10a,10bは容器3a,3bに当接した温度
センサ9a,9bが接続される温度検知手段で、この温度検
知手段10a,10bの温度信号は判定手段14および比較手段1
5に出力されている。前記比較手段15は設定値記憶手段1
6からの設定温度値と、温度検知手段10a,10bからの温度
信号とを比較し、本発明の請求項1の場合は最も早く発
酵温度幅の上限付近に達する温度検知手段10aあるいは1
0bを判定する。また請求項3の場合は最も遅く発酵温度
幅の下限付近に達する温度検知手段10aあるいは10bを判
定する。この判定結果にもとづいて判定手段14は、温度
検知手段10aあるいは10bからの温度信号を切替え、制御
手段11に出力する。そしてまた請求項2の場合は、判定
手段14は温度検知手段10aと10bの平均値が発酵温度幅の
中心値に達したかどうかを判定し、その温度信号を制御
手段11に出力する。そして制御手段11は判定手段14から
の温度信号にもとづいて、練り工程を終了させる。また
制御手段11は設定時間手段18で設定されたある一定の設
定時間になっても、判定手段14からの終了出力がない時
は、練り工程を終了させる。
上記制御手段11,判定手段14,比較手段15,設定値記憶
手段16,設定時間手段18はマイクロコンピュータ17で構
成されている。
次に、マイクロコンピュータ17の制御フローを第2図
〜第4図により説明する。第2図は、本発明の請求項1
についてのフローチャートであり、また第3図は、請求
項2についてのフローチャートであり、さらに第4図は
請求項3についてのフローチャートである。
まず、第2図について説明する。運転を開始すると、
ステップ21でパン材料を混練するため、モータ駆動手段
12にモータ駆動の制御を開始する。次にステップ22で容
器3aの温度が設定値に達したかどうかを判定し、もし容
器3aが達していれば、ステップ25でモータ駆動の制御を
終了させる。一方、達していない時は、ステップ23で容
器3bの温度が設定値に達したかどうかを判定し、もし容
器3bが達していれば、ステップ25でモータ駆動の制御を
終了させる。一方、達していない時は、ある一定の設定
時間が経過したかどうかをステップ24で判定する。も
し、その設定時間が経過していれば、ステップ25でモー
タ駆動の制御を終了させる。一方、経過していなけれ
ば、ステップ22に戻る。ステップ25でモータ駆動の制御
を停止させると、次にステップ26,27で発酵工程,焼成
工程を行ない、運転を終了する。
次に第3図について説明する。運転を開始すると、ス
テップ31でパン材料を混練するため、モータ駆動手段12
にモータ駆動の制御を開始する。次にステップ32で容器
3aの温度Taと容器3bの温度Tbをステップ32で入力する。
ステップ33でTaとTbの平均値Tcを求める。その平均値Tc
が設定値に達したかどうかをステップ34で判定し、もし
達していれば、ステップ36でモータ駆動の制御を終了さ
せる。一方、達していなければ、ステップ35である一定
の設定時間が経過したかどうかを判定し、もし経過して
いなければ、ステップ32に戻る。一方、経過していれ
ば、ステップ36でモータ駆動の制御を終了させる。そし
てステップ36でモータ駆動の制御を終了させると、次に
ステップ37,38で発酵工程,焼成工程を行ない、運転を
終了する。
さらに第4図について説明する。運転を開始すると、
ステップ41で設定温度フラグA,Bの初期値を「0」にす
る。ステップ42でパン材料を混練するため、モータ駆動
手段12にモータ駆動の制御を開始する。次にステップ43
で容器3aの温度が設定値に達したかどうかを判定し、も
し達していれば、ステップ44で設定温度フラグAを
「1」にしてステップ45に進む。一方、達していなけれ
ば、そのままステップ45に進み、このステップ45で容器
3bの温度が設定値に達したかどうかを判定し、もし達し
ていれば、ステップ46で、設定温度フラグBを「1」に
してステップ47に進む。一方達していなければ、そのま
まステップ47に進み、このステップ47で設定温度フラグ
AとBが「1」であるかどうかを判定する。もしA=B
=「1」であれば、ステップ49でモータ駆動の制御を終
了させる。一方、A=B=「1」でなければ、ステップ
48である一定の設定時間が経過したかどうかを判定し、
もし経過していなければ、ステップ43に戻る。一方、経
過していれば、ステップ49でモータ駆動の制御を終了さ
せる。そしてステップ49でモータ駆動の制御を終了させ
ると、次にステップ50,51で発酵工程,焼成工程を行な
い、運転を終了する。
次に練り工程における各容器3a,3bの温度変化を第5
図により説明する。図中の曲線Aは多量のパン材料を投
入した容器の温度変化を示し、曲線Bは定格量のパン材
料を投入した容器の温度変化を示している。パン材料を
混練しはじめると自己発熱により温度が上昇しはじめ
る。曲線Aの容器の方が多量の材料を有するため、その
温度上昇は曲線Bの容器より遅くなる。請求項1の実施
例のひとつとして、発酵温度幅の上限値を設定値とする
と、曲線Bが上限値に達した時点で練り工程から発酵工
程に移行させることにより、曲線Aは、発酵温度により
近づくため、2つの容器のパンの出来をより良好にする
ことができる。また請求項2の実施例のひとつとして、
発酵温度幅の中心値を設定値とすると、曲線Aと曲線B
の平均値の曲線Cが設定値に達した時、曲線Aと曲線B
はそれぞれ発酵温度により近づいており、2つの容器の
パンの出来をより良好にすることができる。さらに請求
項3の実施例のひとつとして、発酵温度幅の下限値を設
定値とすると、曲線Aと曲線Bの両方が設定値を越えた
時、練り工程から発酵工程に移行させることにより、曲
線Aと曲線Bは、より発酵温度に近づくため、2つの容
器のパンの出来をより良好にすることができる。
なお、上記実施例においては、容器が2つの場合を示
しているが、3つ以上の容器を備えたものにおいても、
本発明を適用できることはいうまでもない。
発明の効果 上記の実施例の説明から明らかなように、本発明によ
れば、練り工程において、全体の容器の温度をより発酵
温度に近づけた状態で次工程の発酵工程に移行できるた
め、発酵不良で、パンの出来が極端に悪くなるというこ
とはなくなるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例における製パン機の構成図、
第2図〜第4図は同製パン機におけるマイクロコンピュ
ータの制御を示すフローチャート、第5図は同製パン機
の各容器の温度変化を示すグラフ、第6図は従来例を示
す製パン機の構成図である。 3a,3b……容器、4a,4b……ヒータ、5a,5b……羽根、8
……モータ、9a,9b……温度センサ、10a,10b……温度検
知手段、11……制御手段、14……判定手段、15……比較
手段、16……設定値記憶手段、18……設定時間手段。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パン材料を収納する複数の容器と、前記各
    容器内のパン材料を混練する混練手段と、前記各容器に
    対応して設けられた加熱手段と、前記各容器の温度を検
    知するために前記各容器に対応して設けられた温度検知
    手段と、前記温度検知手段の信号を入力し、前記加熱手
    段、前記混練手段を制御してパン製造工程を進行させる
    制御手段とを備え、前記制御手段が、一定時間もしくは
    温度検知手段が発酵温度になるまでパン材料を混練手段
    によって混練する練り工程において、前記温度検知手段
    の検知温度のうち、最も早く発酵温度幅の上限付近に達
    したいずれか1つの信号により、練り工程を終了させる
    ように制御する構成とした製パン機。
  2. 【請求項2】パン材料を収納する複数の容器と、前記各
    容器内のパン材料を混練する混練手段と、前記各容器に
    対応して設けられた加熱手段と、前記各容器の温度を検
    知するために前記各容器に対応して設けられた温度検知
    手段と、前記温度検知手段の信号を入力し、前記加熱手
    段、前記混練手段を制御してパン製造工程を進行させる
    制御手段とを備え、前記制御手段が、練り工程におい
    て、各温度検知手段の検知温度の平均値が発酵温度幅の
    中心値に達した場合、練り工程を終了させるように制御
    する構成とした製パン機。
  3. 【請求項3】パン材料を収納する複数の容器と、前記各
    容器内のパン材料を混練する混練手段と、前記各容器に
    対応して設けられた加熱手段と、前記各容器の温度を検
    知するために前記各容器に対応して設けられた温度検知
    手段と、前記温度検知手段の信号を入力し、前記加熱手
    段、前記混練手段を制御してパン製造工程を進行させる
    制御手段とを備え、前記制御手段は、練り工程におい
    て、前記温度検知手段の検知温度のうち、最も遅く発酵
    温度幅の下限付近に達したいずれか1つの信号により、
    練り工程を終了させるように制御する製パン機。
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