JPH0755202B2 - 自動製パン機 - Google Patents
自動製パン機Info
- Publication number
- JPH0755202B2 JPH0755202B2 JP14470787A JP14470787A JPH0755202B2 JP H0755202 B2 JPH0755202 B2 JP H0755202B2 JP 14470787 A JP14470787 A JP 14470787A JP 14470787 A JP14470787 A JP 14470787A JP H0755202 B2 JPH0755202 B2 JP H0755202B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kneading
- temperature
- container
- amount
- automatic bread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動的にパンを焼き上げる自動製パン機に関す
るものである。
るものである。
従来の技術 現在、市販されている自動製パン機は、投入された材料
の量にかかわらず、練りから焼成までを同一条件で行う
ものであった。
の量にかかわらず、練りから焼成までを同一条件で行う
ものであった。
発明が解決しようとする問題点 しかし、投入された材料の量が少ない場合と多い場合で
は当然のことながら、練り上げる時間もかわるはずであ
り、パン生地の内部まで熱の伝わる速度もかわつてくる
はずである。そのため、材料の少ない時は練り過ぎてし
まったり、発酵し過ぎたり、焼きぎたりし、逆に多いと
きは練り不足になったり、発酵不足になったり、焼き不
足になったりするおそれがあった。
は当然のことながら、練り上げる時間もかわるはずであ
り、パン生地の内部まで熱の伝わる速度もかわつてくる
はずである。そのため、材料の少ない時は練り過ぎてし
まったり、発酵し過ぎたり、焼きぎたりし、逆に多いと
きは練り不足になったり、発酵不足になったり、焼き不
足になったりするおそれがあった。
本発明はこのような問題点を解決するものであり、材料
の量を検知することにより、材料の多少にかかわらず常
に良好なパンが出来る自動製パン機を提供することを目
的とするものである。
の量を検知することにより、材料の多少にかかわらず常
に良好なパンが出来る自動製パン機を提供することを目
的とするものである。
問題点を解決するための手段 このような目的を達成するために、本発明の自動製パン
機は、ヒータを有する焼成室と、この焼成室内に装着す
る練り容器と、この練り容器内の材料の温度を検知する
温度検知部とを有し、材料の練り開始の温度と、練り開
始時より一定時間経過後の温度勾配を検知することによ
り投入材料の量を判別する手段を有する自動製パン機と
するものである。
機は、ヒータを有する焼成室と、この焼成室内に装着す
る練り容器と、この練り容器内の材料の温度を検知する
温度検知部とを有し、材料の練り開始の温度と、練り開
始時より一定時間経過後の温度勾配を検知することによ
り投入材料の量を判別する手段を有する自動製パン機と
するものである。
作用 このような構成により、投入された材料の量によって、
投入量の多い時は練りによる材料の温度上昇は遅く温度
勾配が緩やかになり、逆に投入量の少ない時は勾配がき
つくなる。また、この温度勾配が練り開始時の材料の温
度の違いによって変化し、練り開始温度が高い方が勾配
は緩やかになる。この温度勾配と開始温度の関係より、
投入材料の量を判別することができるものである。そし
て、その情報によりパン造りの各行程の時間や制御温度
等をその材料の量における最適条件に変えることによ
り、常に良好なパンが出来るようにしたものである。
投入量の多い時は練りによる材料の温度上昇は遅く温度
勾配が緩やかになり、逆に投入量の少ない時は勾配がき
つくなる。また、この温度勾配が練り開始時の材料の温
度の違いによって変化し、練り開始温度が高い方が勾配
は緩やかになる。この温度勾配と開始温度の関係より、
投入材料の量を判別することができるものである。そし
て、その情報によりパン造りの各行程の時間や制御温度
等をその材料の量における最適条件に変えることによ
り、常に良好なパンが出来るようにしたものである。
実施例 以下本発明の一実施例について第１図，第２図をもとに
説明する。図において１は自動製パン機の本体、２は本
体１内に設けられたシャーシ、３はこのシャーシ２上に
取付けられたモータ、４はモータ３のシャフト５の一端
に設けたモータ冷却用ファン、６はシャフト５の他端に
取付けた小プーリ、７は上記モータ冷却用ファン４の周
囲に設けたファンガイド、８は軸受９により支持された
シャフト10の一端に取付けた大プーリ、11はシャフト10
の他端に取付けたコネクター、12は小プーリ６と大プー
リ８との間に掛け渡したベルト、13はシャーシ２上に設
けた容器固定ガイド、14は容器固定ガイド13に案内され
て設置される練り容器、15は練り容器14の内底部に突出
したシャフト16の端部に着脱自在に設けた練り羽根、17
はシャフト16を支持した軸受、18はシャフト16の他端に
取付けコネクター11と着脱自在にに結合される練り容器
側のコネクター、19は練り容器14の下方周囲に設けたヒ
ータ、20はヒータ19を収容し練り容器14が着脱自在に装
着される焼成室、21は本体１の容器蓋、22は容器蓋21の
中央に設けたイースト容器、23はイースト容器22の蓋、
24はその投入蓋、25は練り容器14を焼成室20に装着した
ときに練り容器14の側壁に当接して内部の材料温度を検
知する温度検知部、26は自動製パン機の制御装置で、パ
ンの焼き上り時刻等が入力できるものである。またこの
置26は温度検知部25により材料の練り開始時の温度情報
と、練り開始時より一定時間経過後の温度の温度勾配情
報をもとにモータ３、ヒータ19等の制御条件を決定し、
パン造りの各工程を制御するものである。
説明する。図において１は自動製パン機の本体、２は本
体１内に設けられたシャーシ、３はこのシャーシ２上に
取付けられたモータ、４はモータ３のシャフト５の一端
に設けたモータ冷却用ファン、６はシャフト５の他端に
取付けた小プーリ、７は上記モータ冷却用ファン４の周
囲に設けたファンガイド、８は軸受９により支持された
シャフト10の一端に取付けた大プーリ、11はシャフト10
の他端に取付けたコネクター、12は小プーリ６と大プー
リ８との間に掛け渡したベルト、13はシャーシ２上に設
けた容器固定ガイド、14は容器固定ガイド13に案内され
て設置される練り容器、15は練り容器14の内底部に突出
したシャフト16の端部に着脱自在に設けた練り羽根、17
はシャフト16を支持した軸受、18はシャフト16の他端に
取付けコネクター11と着脱自在にに結合される練り容器
側のコネクター、19は練り容器14の下方周囲に設けたヒ
ータ、20はヒータ19を収容し練り容器14が着脱自在に装
着される焼成室、21は本体１の容器蓋、22は容器蓋21の
中央に設けたイースト容器、23はイースト容器22の蓋、
24はその投入蓋、25は練り容器14を焼成室20に装着した
ときに練り容器14の側壁に当接して内部の材料温度を検
知する温度検知部、26は自動製パン機の制御装置で、パ
ンの焼き上り時刻等が入力できるものである。またこの
置26は温度検知部25により材料の練り開始時の温度情報
と、練り開始時より一定時間経過後の温度の温度勾配情
報をもとにモータ３、ヒータ19等の制御条件を決定し、
パン造りの各工程を制御するものである。
次に上記実施例の動作について説明する。焼成室20に、
練り羽根15を装着し小麦粉・水等のイースト以外の材料
を入れた練り容器14をセットし、容器蓋21を閉めイース
ト容器22に所定量のイーストを入れておく。この状態で
制御装置26よりパンの出来上り時刻を入力しスタートさ
せる。すると、所定時刻がくるとモータ３の運転が始ま
りプーリ６が回転しベルト12を介して大プーリ８および
コネクター11が回転を行う。コネクター11はコネクター
18に駆動伝達を行ない、練り容器14内の練り羽根15を回
転させ材料を練る。このとき、第２図に示すように練り
容器14側壁に当接する温度検知部25の温度は、投入され
た材料の温度によって練り開始時にある所定温度（Ta,T
b）を示し、練りが進むにつれて徐々にその温度は上昇
していく。この温度の上昇カーブは、材料の投入量が少
ない場合は温度勾配が大きくなり、投入量が多い場合は
温度勾配は緩やかになる。すなわち、練り開始後のある
一定時間ｔ後の温度をTa1,Tb1（投入材料が多い場合）,
Ta2,Tb2（投入材料が少ない場合）とすると、（Ta2−T
a）/t＞（Ta1−Ta）/t,（Tb2−Tb）/t＞（Tb1−Tb）/t
である。また、練り開始時の材料温度の状態によっても
この温度勾配がかわってくるため（TaのときよりTbのと
きの方が温度勾配はきつくなる）、練り開始時の温度情
報と、ある一定時間後の温度情報により材料の投入量を
判定し制御装置26によりモータ３、ヒータ19等の制御条
件をその投入量に最適な条件となるように決定し、パン
造りの各工程を制御するものである。
練り羽根15を装着し小麦粉・水等のイースト以外の材料
を入れた練り容器14をセットし、容器蓋21を閉めイース
ト容器22に所定量のイーストを入れておく。この状態で
制御装置26よりパンの出来上り時刻を入力しスタートさ
せる。すると、所定時刻がくるとモータ３の運転が始ま
りプーリ６が回転しベルト12を介して大プーリ８および
コネクター11が回転を行う。コネクター11はコネクター
18に駆動伝達を行ない、練り容器14内の練り羽根15を回
転させ材料を練る。このとき、第２図に示すように練り
容器14側壁に当接する温度検知部25の温度は、投入され
た材料の温度によって練り開始時にある所定温度（Ta,T
b）を示し、練りが進むにつれて徐々にその温度は上昇
していく。この温度の上昇カーブは、材料の投入量が少
ない場合は温度勾配が大きくなり、投入量が多い場合は
温度勾配は緩やかになる。すなわち、練り開始後のある
一定時間ｔ後の温度をTa1,Tb1（投入材料が多い場合）,
Ta2,Tb2（投入材料が少ない場合）とすると、（Ta2−T
a）/t＞（Ta1−Ta）/t,（Tb2−Tb）/t＞（Tb1−Tb）/t
である。また、練り開始時の材料温度の状態によっても
この温度勾配がかわってくるため（TaのときよりTbのと
きの方が温度勾配はきつくなる）、練り開始時の温度情
報と、ある一定時間後の温度情報により材料の投入量を
判定し制御装置26によりモータ３、ヒータ19等の制御条
件をその投入量に最適な条件となるように決定し、パン
造りの各工程を制御するものである。
例えば、投入材料の量が多い場合は、練り、発酵、焼成
等の所要時間を長くしたり、制御温度を高くしたり、さ
らに、ヒータ19の容量を大きくするような制御を行うよ
うにしている。さらに、所定時刻が来ると容器蓋21内部
の駆動装置（図示せず）に通電され投入蓋24を開きイー
スト容器22内に入れられていたイーストを練り容器14内
へ投入する。練り容器14内に投入されたイーストは他の
材料と共に所定時間混練された後、制御装置26のプロセ
ス制御にもとづき温度検知部25の情報を入力しつつ、ヒ
ータ19で練り容器14の温度を調整しながら一次発酵、二
次発酵、ガス抜き、成形発酵、焼成の各行程を自動的に
行ない、設定した時刻にパンが焼き上ものである。
等の所要時間を長くしたり、制御温度を高くしたり、さ
らに、ヒータ19の容量を大きくするような制御を行うよ
うにしている。さらに、所定時刻が来ると容器蓋21内部
の駆動装置（図示せず）に通電され投入蓋24を開きイー
スト容器22内に入れられていたイーストを練り容器14内
へ投入する。練り容器14内に投入されたイーストは他の
材料と共に所定時間混練された後、制御装置26のプロセ
ス制御にもとづき温度検知部25の情報を入力しつつ、ヒ
ータ19で練り容器14の温度を調整しながら一次発酵、二
次発酵、ガス抜き、成形発酵、焼成の各行程を自動的に
行ない、設定した時刻にパンが焼き上ものである。
発明の効果 上記の実施例からあきらかなように本発明の自動製パン
機は、混練開始時において温度検知部により材料の温度
を検知し、さらに、ある一定時間後の温度の検知により
その温度勾配を求め、練り開始時の温度情報と温度勾配
情報により投入材料の量を判別できるようにしたもの
で、これによりモータ、ヒータ等の制御条件をその投入
量に最適な条件となるように決定し、投入量が変わって
もその量を検知し常に最良のパンが焼き上るように制御
するものである。
機は、混練開始時において温度検知部により材料の温度
を検知し、さらに、ある一定時間後の温度の検知により
その温度勾配を求め、練り開始時の温度情報と温度勾配
情報により投入材料の量を判別できるようにしたもの
で、これによりモータ、ヒータ等の制御条件をその投入
量に最適な条件となるように決定し、投入量が変わって
もその量を検知し常に最良のパンが焼き上るように制御
するものである。
第１図は本発明の一実施例を示す自動製パン機の縦断面
図、第２図は本発明の自動製パン機の温度検知部の温度
検知特性を示す図である。 14……練り容器、15……練り羽根、19……ヒータ、20…
…焼成室、25……温度検知部、26……制御装置、
図、第２図は本発明の自動製パン機の温度検知部の温度
検知特性を示す図である。 14……練り容器、15……練り羽根、19……ヒータ、20…
…焼成室、25……温度検知部、26……制御装置、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 財前 克徳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 靖彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】ヒータを有する焼成室と、この焼成室内に
装着する練り容器と、この練り容器内の材料の温度を検
知する温度検知部とを有し、材料の練り開始の温度と、
練り開始時より一定時間経過後の温度勾配を検知するこ
とにより投入材料の量を判別する手段を有する自動製パ
ン機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14470787A JPH0755202B2 (ja) | 1987-06-10 | 1987-06-10 | 自動製パン機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14470787A JPH0755202B2 (ja) | 1987-06-10 | 1987-06-10 | 自動製パン機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63309215A JPS63309215A (ja) | 1988-12-16 |
| JPH0755202B2 true JPH0755202B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=15368417
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14470787A Expired - Lifetime JPH0755202B2 (ja) | 1987-06-10 | 1987-06-10 | 自動製パン機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0755202B2 (ja) |
-
1987
- 1987-06-10 JP JP14470787A patent/JPH0755202B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63309215A (ja) | 1988-12-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |