JPH0295322A - 製パン機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭で用いられる製パン機に関するもの
である。

従来の技術 従来のこの種の製パン機では、パンケースに材料を入れ
ずに運転したとしても、パン生地の練り上げ１発酵、焼
成と一連のプロセス通りに進むものであった。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような制御方法のものではパンケー
スに材料を入れ忘れて運転すると、焼成工程まで進んで
しまい、そしてこの焼成工程まで進んだときには、パン
ケースが熱のために劣化するという問題があった。

つまり、焼成工程に入って焼成室内やパンケースの温度
が上がるとき、パンケース内にパン材料がないとパンケ
ース底部の温度が異常に上がり、これによってパンケー
スの底部に設けた軸受等が熱で劣化してパンケースの寿
命を縮めるものであった。

本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、パンケース内が空であった場合は、焼成工程でパ
ンケースを高温に上げな層ようにすることを目的とする
ものである。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の製パン機は、パンケ
ースの温度を検知する温度センサーによりパンケース温
度の上昇速度を検出し、この検出された温度の上昇速度
をある基準値と比較してそれ以下であれば、前記パンケ
ース内が空であると判定し、そしてそれ以降の運転条件
の変更により焼成工程でパンケースを高温に上げないよ
うにしたものである。

作　　用 一般に、製パン機でパン生地を練るとき、パン材料がパ
ンケース内に正常に入れられている場合には、混練羽根
がパン生地を練るにしたがって、摩擦熱等によシバン生
地の温度が上がシパンケーヌの温度も上がる。ところが
、パンケース内にパン材料がなくて空の場合は、混練羽
根がパンケースの中で空転するだけであるため、摩擦熱
の発生がなく、パンケースの温度はほとんど上がらない
。

シタ力って、パンケースが空のときは、練シ工程におい
てパンケース温度の上昇速度は小さく、方、パンケース
内にパン材料があるときは、ノ々ンケース温度の上昇速
度が大きく、この中間の値をパンケース内の材料有無を
判定する境界値とすれば、本発明の製パン機は、上記構
成にょシ、練り工程におけるパンケース温度の上昇速度
から空運転を検知することができるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

第１図において、１は基台で、この基台１は電電動機２
を下面に取り付け、かつ焼成室３を上面に取シ付けてお
シ、さらに外箱６と底板７および脚８を底面にそれぞれ
固定している。また前記焼成室３には下部にヒータ４お
よび台座６を固定しておシ、さらにこの焼成室３の外側
には支持部材１ｏを介して遮熱板９を取り付けている。

また前記外箱６と支持部材１０で上枠１２を間に挟み込
んで固定しており、上枠１２には蓋１１が開閉自在に取
シ付けられている。

前記台座６の下部には下軸受１６を設けて主軸１７を回
転自在に軸支しており、かつ主軸１７の上端部分は焼成
室３内の中心部へ貫通し、その先端にはコネクタ下１８
が設けられており、また主軸１７の下端部分には大プー
リ−１４が設けられている。一方、電動機２の回転軸に
は小プーリ−１３が設けられており、この小プーリ−１
３と大プーリ−１４この間にはベルト１５が掛けられて
いて電動機２の回転を主軸１７に伝えるようにしている
。

１９はパンケースで、このパンケース１９の底部には貫
通孔を設けて上軸受２０を取り付け、これにより軸２１
を回転自在に軸支している。そして軸２１の下端部分に
はコネクタ上２２が固定して取シ付けられており、さら
に軸２１の上端部分には混練羽根２３が着脱自在に装着
されている。

前記パンケース１９は焼成室３内の台座６に着脱自在に
装着されており、コネクタ上２２がコネクタ下１８に嵌
合することによシミ動機２の回転に伴って混練羽根２３
が回転するものである。また２４は製パンのプロセスに
従ってヒータ４および電動機２への通電を制御する制御
回路である。

上記構成の製パン機でパンを作る場合は、パンケース１
９を焼成室３内の台座６に装着し、小麦粉、水などのパ
ン材料をパンケース１９の中に入れ、始動させると、制
御回路２４が電動機２およびヒータ４への通電を記憶さ
れている製パンのプロセス通電に制御してパンを自動的
に焼き上げる１、すなわち、まず、電動機２によシ、小
ブーｊＪ−１３゜ベルト１５．大プーリー１４．主軸１
７．コネクタ下１８．コネクタ上１３および軸２１を介
して混練羽根２３を回転させてパン生地を練り上げ、制
御回路２４がパンケース１９の温度を温度センサー（図
示せず）で検知しなからヒ・−夕４への通電を制御し、
パンケース１９の温度制御を行ってパン生地を発酵させ
、そして焼き上げるものである。

第２図は、温度センサーによって制御回路２４に取シ込
まれるパンケース１９の練り工程での温度変化を示した
ものである。縦軸にパンケース温度が、横軸に時間がと
ってあり、第２図中、Ａがパンケース１９の中にパン材
料があるときの扁度変化全示し、Ｂがパンケース１９の
中にパン材料がないときの温度変化を示している。

制御回路２４は、練り工程中の適当な時間ｔ１〜ｔ２で
のパンケース温度の上昇値を計測して判定値ΔＴｏと比
較するようにしている。判定値ΔＴｏは、パンケース１
９の中にパン材料があるトキの上昇値ΔＴ１とパンケー
ス１９の中にパン材料がないときの上昇値ΔＴ２の中間
値としてあらかじめ設定されているものである。制御回
路２４は、計測したパンケース温度の上昇値ΔＴが判定
値ΔＴＯよシ大きければ、それ以降正規のパン作りのプ
ロセスにそって運転を続行し、一方、判定値ΔＴＯよシ
小さければここで運転を中止するようにプログラムされ
ている。

上記一実施例の構成においで、次にその作用を説明する
。

丑ず、パンケース１９の中に材料が正常に入れられて運
転された場合には、練り工程で混練羽根２３がパン生地
を練るにしたがって、摩擦熱等によりパン生地の温度が
上がるとともに、パンケース１９の温度も上がって、パ
ンケース温度の上昇値ΔＴが判定値ΔＴｏを越す。この
場合、それ以降正規のパン作りのプロセスにそって運転
を続行する条件に入りパンが焼き上がる。

一方、パンケース１９内にパン材料がなく空の場合は、
練り工程で混練羽根２３がパンケース１９の中で空転す
るだけであるため、摩擦熱の発生はなく、その結果、パ
ンケース１９の温度はほとんど上がらないため、パンケ
ース温度の上昇値ΔＴは判定値ΔＴ○より小さくなって
、ここで運転を中止する条件に入る。したがって、一連
のパン作りのプロセスの最初にある練り工程で運転が中
止されるため、本発明の製パン機は材料を入れ忘れて運
転してしまったときでも運転が自動的に止まることにな
る。これによシ、焼成工程でパンケース１９が空焼きさ
れてその底部に設けた軸受２０や混練羽根２３が高熱に
さらされて劣化し、軸２１を固着させたり混練羽根２３
が折れたシするのを未然に防止できるものである。

発明の効果 」二記実施例の説明から明らかなように本発明によれば
、パンケースの温度を検知する温度センサーによりパン
ケース温度の上昇速度を検出し、それを判定値と比較し
てそれ以下であれば前記パンケース内が空であると判定
し、以降の運転条件の変更により焼成工程でパンケース
を高温に上げな−ようにしているため、使用者の材料の
入れ忘れによるパンケースの空焼きを未然に防止するこ
とができるものである。また、材料の欠品の判定をした
ときにブザー等によって報知するようにすることもでき
、これによれば、空運転に気づかずにいる時間の無駄を
省くことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す製パン機の縦断面図、
第２図は同製パン機の練シ工程でのパンケース温度変化
を示す特性図である。 ２・・・・・・電動機、３・・・・・・焼成室、４・・
・・・・ヒータ、１９・・・・・・パンケース、２３・
・・・・・混練羽根、２４・・・・・・制御回路１゜ 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名？−
電動機 ３−　続六鼠 ４−　ヒータ ／９−ハンケース

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヒータによって加熱される焼成室と、この焼成室内に設
   置され、かつパン材料を収納するパンケースと、このパ
   ンケース内のパン材料を混練する混練羽根と、この混練
   羽根を回転駆動させる電動機と、前記パンケースの温度
   を検知する温度センサーを備え、前記ヒータおよび電動
   機を制御する制御回路とを有し、パン材料を混練する工
   程において前記温度センサーの検知温度の上昇速度があ
   る一定値以下であれば、前記パンケース内が空であると
   判定するようにした製パン機。