JPH0525551Y2 - - Google Patents
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- JPH0525551Y2 JPH0525551Y2 JP1986138341U JP13834186U JPH0525551Y2 JP H0525551 Y2 JPH0525551 Y2 JP H0525551Y2 JP 1986138341 U JP1986138341 U JP 1986138341U JP 13834186 U JP13834186 U JP 13834186U JP H0525551 Y2 JPH0525551 Y2 JP H0525551Y2
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- JP
- Japan
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- bread
- container
- temperature
- dough
- kneading
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
本考案は容器内のパン材料の混練、発酵及び焼
上げを自動的に行なつてパンを製造するパン製造
器に関する。
上げを自動的に行なつてパンを製造するパン製造
器に関する。
(従来の技術)
従来のパン製造器は、上面が開口する容器内底
部に混練翼を配設して、この混練翼の回転により
前記容器内に投入された小麦粉、イースト菌及び
水等のパン材料を混練してパン生地を生成させ、
その後、パン生地の発酵及び焼上げを行なつてパ
ンを自動的に製造する構成である。
部に混練翼を配設して、この混練翼の回転により
前記容器内に投入された小麦粉、イースト菌及び
水等のパン材料を混練してパン生地を生成させ、
その後、パン生地の発酵及び焼上げを行なつてパ
ンを自動的に製造する構成である。
(考案が解決しようとする課題)
従来の構成によると、パン材料を混練してパン
生地を生成する際にその混練による摩擦熱により
パン生地の温度が次第に上昇するようになり、特
に、夏期等のように周囲温度が高い場合には、パ
ン生地の温度が40℃近くまで上昇してイースト菌
が過剰発酵する状態となり、このため、パン生地
がべとべとしたものとなつて良好なパン生地を得
ることができなくなり、このようなパン生地を焼
上げて製造されたパンはかすかすの不味いものと
なる。
生地を生成する際にその混練による摩擦熱により
パン生地の温度が次第に上昇するようになり、特
に、夏期等のように周囲温度が高い場合には、パ
ン生地の温度が40℃近くまで上昇してイースト菌
が過剰発酵する状態となり、このため、パン生地
がべとべとしたものとなつて良好なパン生地を得
ることができなくなり、このようなパン生地を焼
上げて製造されたパンはかすかすの不味いものと
なる。
逆に、冬期等のように周囲温度が低い場合に
は、パン生地の温度が設定温度たる30℃より低く
なつて、イースト菌の発酵が促進されなくなるば
かりでなく混練に時間がかかり、この場合も良好
なパン生地を得ることができなくなる。
は、パン生地の温度が設定温度たる30℃より低く
なつて、イースト菌の発酵が促進されなくなるば
かりでなく混練に時間がかかり、この場合も良好
なパン生地を得ることができなくなる。
しかも、パンの焼上げ終了後に容器内にそのま
まパンを放置しておくと、焼上げ時の残存熱及び
パンの自重によりパンの表面に皺が生ずる問題が
ある。
まパンを放置しておくと、焼上げ時の残存熱及び
パンの自重によりパンの表面に皺が生ずる問題が
ある。
従つて、本考案の目的は、夏期等の周囲温度の
高い場合には、混練時におけるパン生地の温度上
昇を極力抑制し得るとともに、冬期等の周囲温度
の低い場合には、混練時におけるパン生地の温度
を設定温度にすることができることから混練を短
時間で行なうことができて、良好なパン生地を生
成することができ、更に、焼上げ後のパンの表面
に皺が発生することを防止できるパン製造器を提
供するにある。
高い場合には、混練時におけるパン生地の温度上
昇を極力抑制し得るとともに、冬期等の周囲温度
の低い場合には、混練時におけるパン生地の温度
を設定温度にすることができることから混練を短
時間で行なうことができて、良好なパン生地を生
成することができ、更に、焼上げ後のパンの表面
に皺が発生することを防止できるパン製造器を提
供するにある。
[考案の構成]
(課題を解決するための手段)
本考案のパン製造器は、容器内のパン材料の混
練、発酵及び焼上げを行なう各行程を自動的に制
御する制御装置と、前記焼上げ用の熱源と、前記
容器の外周側壁に向けて送風するフアンと、前記
容器内のパン材料の温度を検出する温度検出素子
とを備えたものにおいて、前記制御装置を、前記
混練行程時及び焼上げ行程終了後に前記フアンを
作動させるとともに、前記混練行程において前記
温度検出素子が検出するパン材料の温度が設定温
度未満の時には前記熱源を作動させるように構成
するところに特徴を有する。
練、発酵及び焼上げを行なう各行程を自動的に制
御する制御装置と、前記焼上げ用の熱源と、前記
容器の外周側壁に向けて送風するフアンと、前記
容器内のパン材料の温度を検出する温度検出素子
とを備えたものにおいて、前記制御装置を、前記
混練行程時及び焼上げ行程終了後に前記フアンを
作動させるとともに、前記混練行程において前記
温度検出素子が検出するパン材料の温度が設定温
度未満の時には前記熱源を作動させるように構成
するところに特徴を有する。
(作用)
本考案のパン製造器によれば、夏期等の外気温
度の高い場合には、混練行程においてフアンから
の送風により容器を介して内部のパン生地が冷却
され、以て、パン生地の混練中の摩擦熱による温
度上昇が極力抑制されるのであり、又、冬期等の
外気温度が低い場合には、パン生地を設定温度ま
で加熱することができて短時間で混練を行なうこ
とができるものであり、そして、焼上げ行程終了
後は、フアンからの送風により容器を介して内部
のパンが略常温まで冷却され、以て、残存熱等に
よるパン表面の皺の発生が防止される。
度の高い場合には、混練行程においてフアンから
の送風により容器を介して内部のパン生地が冷却
され、以て、パン生地の混練中の摩擦熱による温
度上昇が極力抑制されるのであり、又、冬期等の
外気温度が低い場合には、パン生地を設定温度ま
で加熱することができて短時間で混練を行なうこ
とができるものであり、そして、焼上げ行程終了
後は、フアンからの送風により容器を介して内部
のパンが略常温まで冷却され、以て、残存熱等に
よるパン表面の皺の発生が防止される。
(実施例)
以下本考案の一実施例につき図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
1は上面が開口する外ケースであり、その内底
部にはモータ支持台2がねじ止めされており、こ
のモータ支持台2には回転軸3が上方に指向する
ようにして混練用モータ4が支持されている。5
は上面が開口する内ケースであり、その上面開口
部には外方に突出するフランジ部5aが形成され
ている。そして、この内ケース5は外ケース1内
に配置されて、フランジ部5aが外ケース1の上
端部に固定されている。又、内ケース5の底部中
央部には上面が開口する容器状の受け器6が装着
されており、この受け器6の底部中心部を前記混
練用モータ4の回転軸3が貫通して該受け器6内
に突出されており、その突出端部には継手部材7
が嵌着固定されている。8は有底円筒状をなす容
器であり、その外底部には受け具9が固定され、
該受け具9には駆動軸10が支承されていて、そ
の駆動軸10の上端部には容器8の内底部に位置
するようにして混練翼11が該駆動軸10と回転
可能で且つ着脱自在に装着されており、前記駆動
軸10の下端部には前記継手部材7と連結される
継手部材12が嵌着固定されている。13,13
は容器8の上端部に固定された取手部材である。
而して、容器8は内ケース5内に配置されて、そ
の受け具9が受け器6の上面開口部にバヨネツト
機構により着脱可能に装着されるようになつてお
り、その装着により継手部材12が前記継手部材
7に着脱可能に連結されるようになつている。1
4は内ケース5内底部に配設された熱源たる電気
ヒータ例えば焼上げ用のシーズヒータであり、こ
れは内ケース5内に装着された容器8の下部外周
を包囲する略環状に形成されている。15は内ケ
ース5の上面開口部にこれを閉塞すべく着脱自在
に装着された蓋板であり、これには通気孔16が
形成されているとともに把手17が取付けられて
いる。18は外ケース1の右側板に取付けられた
マイクロコンピユータからなる制御装置であり、
これは後述するようにパン製造動作を制御するよ
うになつている。
部にはモータ支持台2がねじ止めされており、こ
のモータ支持台2には回転軸3が上方に指向する
ようにして混練用モータ4が支持されている。5
は上面が開口する内ケースであり、その上面開口
部には外方に突出するフランジ部5aが形成され
ている。そして、この内ケース5は外ケース1内
に配置されて、フランジ部5aが外ケース1の上
端部に固定されている。又、内ケース5の底部中
央部には上面が開口する容器状の受け器6が装着
されており、この受け器6の底部中心部を前記混
練用モータ4の回転軸3が貫通して該受け器6内
に突出されており、その突出端部には継手部材7
が嵌着固定されている。8は有底円筒状をなす容
器であり、その外底部には受け具9が固定され、
該受け具9には駆動軸10が支承されていて、そ
の駆動軸10の上端部には容器8の内底部に位置
するようにして混練翼11が該駆動軸10と回転
可能で且つ着脱自在に装着されており、前記駆動
軸10の下端部には前記継手部材7と連結される
継手部材12が嵌着固定されている。13,13
は容器8の上端部に固定された取手部材である。
而して、容器8は内ケース5内に配置されて、そ
の受け具9が受け器6の上面開口部にバヨネツト
機構により着脱可能に装着されるようになつてお
り、その装着により継手部材12が前記継手部材
7に着脱可能に連結されるようになつている。1
4は内ケース5内底部に配設された熱源たる電気
ヒータ例えば焼上げ用のシーズヒータであり、こ
れは内ケース5内に装着された容器8の下部外周
を包囲する略環状に形成されている。15は内ケ
ース5の上面開口部にこれを閉塞すべく着脱自在
に装着された蓋板であり、これには通気孔16が
形成されているとともに把手17が取付けられて
いる。18は外ケース1の右側板に取付けられた
マイクロコンピユータからなる制御装置であり、
これは後述するようにパン製造動作を制御するよ
うになつている。
さて、19はフアン装置であり、これはフアン
ケース20にフアン用モータ21が取付けられ、
そのフアン用モータ21の回転軸21aにフアン
ケース20内に位置するようにしてフアン22が
取付けられて構成され、フアンケース20の吐出
口部は前記内ケース5の周側壁下部にその内ケー
ス5内と連通するように固定されている。そし
て、フアンケース20の吐出口部にはフイルタ2
3が装着されている。一方、24は内ケース5の
周側壁に取付けられた保持部材であり、その先端
部は容器8の周側壁外面に接触されていて、その
先端部内にサーミスタ等の温度検出素子25が配
設されている。
ケース20にフアン用モータ21が取付けられ、
そのフアン用モータ21の回転軸21aにフアン
ケース20内に位置するようにしてフアン22が
取付けられて構成され、フアンケース20の吐出
口部は前記内ケース5の周側壁下部にその内ケー
ス5内と連通するように固定されている。そし
て、フアンケース20の吐出口部にはフイルタ2
3が装着されている。一方、24は内ケース5の
周側壁に取付けられた保持部材であり、その先端
部は容器8の周側壁外面に接触されていて、その
先端部内にサーミスタ等の温度検出素子25が配
設されている。
次に、本実施例の作用につき説明する。
今、容器8内に所望量の小麦粉及びこれに応じ
た量のイースト菌、水等のパン材料を収納し、制
御装置18をスタート操作すると、制御装置18
は、先ず混練用モータ4に通電するようになり、
従つて、回転軸3が回転して継手部材7,12及
び駆動軸10を介して混練翼11を回転させ、以
て、混練翼11によりパン材料を混練してパン生
地を生成する混練行程が開始される。この場合、
制御装置18はこの混練行程においてはフアン用
モータ21にも通電するようになつており、従つ
て、フアン22が回転されてフイルタ23を通し
て内ケース5内に、即ち、容器8の外周側壁に向
けて送風する。この送風により容器8内のパン生
地はその容器8を介して冷却されることになり、
パン生地の温度は略30℃程度に保たれるようにな
る。尚、容器8内のパン生地の温度はその容器8
の周側壁を介して温度検出素子25によつて検出
されており、制御装置18はこの温度検出素子2
5の検出信号に基づいて例えば冬期等のように周
囲温度が極端に低くてパン生地の温度が設定温度
たる30℃未満の時にはシーズヒータ14を断続的
に通電して小発熱容量で発熱させるようになつて
おり、従つて、容器8の外周側壁にはフアン22
の送風との協働により温風が供給されるようにな
る。これにより、容器8内のパン生地は混練行程
中は夏期、冬期にかかわらず常に設定温度たる略
30℃程度に制御されることになる。このような混
練行程が所定時間行なわれると、制御装置18は
混練用モータ4及びフアン用モータ21への通電
を切り、代りにシーズヒータ14に通電して小発
熱容量で発熱させるようになる。従つて、容器8
内のパン生地はその容器8を介して加熱される。
この場合、前述したように温度検出素子25は容
器8の周側壁を介して内部のパン生地の温度を検
出しているので、制御装置18はその検出信号に
応じてシーズヒータ14を通断電制御し、以て、
パン生地の温度はイースト菌の発酵に好適する略
34℃程度に保たれるようになり、発酵行程が行な
われる。このような発酵行程が所定時間行なわれ
ると、制御装置18は今度シーズヒータ14を大
発熱容量で発熱させるようになり、これによつて
パン生地が200℃程度に加熱されるようになり、
焼上げ行程が行なわれる。その後、この焼上げ行
程が所定時間行なわれると、パンが焼上り、制御
装置18はシーズヒータ14への通電を切る。而
して、制御装置18はこの焼上げ行程が終了する
とフアン用モータ21に一定時間だけ通電するよ
うになり、フアン22が回転されて容器8の外周
側壁に送風する。従つて、パンの焼上げ終了後に
容器8内にパンがそのまま放置されていても、フ
アン22の一定時間の送風により容器8を介して
内部のパンが略常温まで冷却されるようになる。
た量のイースト菌、水等のパン材料を収納し、制
御装置18をスタート操作すると、制御装置18
は、先ず混練用モータ4に通電するようになり、
従つて、回転軸3が回転して継手部材7,12及
び駆動軸10を介して混練翼11を回転させ、以
て、混練翼11によりパン材料を混練してパン生
地を生成する混練行程が開始される。この場合、
制御装置18はこの混練行程においてはフアン用
モータ21にも通電するようになつており、従つ
て、フアン22が回転されてフイルタ23を通し
て内ケース5内に、即ち、容器8の外周側壁に向
けて送風する。この送風により容器8内のパン生
地はその容器8を介して冷却されることになり、
パン生地の温度は略30℃程度に保たれるようにな
る。尚、容器8内のパン生地の温度はその容器8
の周側壁を介して温度検出素子25によつて検出
されており、制御装置18はこの温度検出素子2
5の検出信号に基づいて例えば冬期等のように周
囲温度が極端に低くてパン生地の温度が設定温度
たる30℃未満の時にはシーズヒータ14を断続的
に通電して小発熱容量で発熱させるようになつて
おり、従つて、容器8の外周側壁にはフアン22
の送風との協働により温風が供給されるようにな
る。これにより、容器8内のパン生地は混練行程
中は夏期、冬期にかかわらず常に設定温度たる略
30℃程度に制御されることになる。このような混
練行程が所定時間行なわれると、制御装置18は
混練用モータ4及びフアン用モータ21への通電
を切り、代りにシーズヒータ14に通電して小発
熱容量で発熱させるようになる。従つて、容器8
内のパン生地はその容器8を介して加熱される。
この場合、前述したように温度検出素子25は容
器8の周側壁を介して内部のパン生地の温度を検
出しているので、制御装置18はその検出信号に
応じてシーズヒータ14を通断電制御し、以て、
パン生地の温度はイースト菌の発酵に好適する略
34℃程度に保たれるようになり、発酵行程が行な
われる。このような発酵行程が所定時間行なわれ
ると、制御装置18は今度シーズヒータ14を大
発熱容量で発熱させるようになり、これによつて
パン生地が200℃程度に加熱されるようになり、
焼上げ行程が行なわれる。その後、この焼上げ行
程が所定時間行なわれると、パンが焼上り、制御
装置18はシーズヒータ14への通電を切る。而
して、制御装置18はこの焼上げ行程が終了する
とフアン用モータ21に一定時間だけ通電するよ
うになり、フアン22が回転されて容器8の外周
側壁に送風する。従つて、パンの焼上げ終了後に
容器8内にパンがそのまま放置されていても、フ
アン22の一定時間の送風により容器8を介して
内部のパンが略常温まで冷却されるようになる。
このような本実施例によれば、次のような効果
を得ることができる。即ち、混練用モータ4によ
り混練翼11を回転させることにより容器8内の
パン材料を混練してパン生地を生成している時に
おいて、例えば、夏期等のように周囲温度が高い
場合には、フアン用モータ21によりフアン22
も回転作動されて、このフアン22により容器8
の外周側壁に送風するようにしたので、容器8を
介して内部のパン生地が冷却されて温度上昇が略
30℃程度となるように極力抑制されるようにな
り、従つて、従来とは異なり、混練行程において
イースト菌が過剰発酵することはなく、良好なパ
ン生地を生成することができる。この場合、フア
ン22からの風は容器8の外周側壁に吹当てられ
るので、その風が容器8内のパン生地に直接吹当
たることはなく、従つて、パン生地が乾燥してし
まう虞れもなく、これによつても良好なパン生地
を得ることができる。しかも、前述したように、
フアン22からの風が容器8の外周側壁に吹当て
られることから、容器8に対する風の接触面積を
広くすることができ、従つて、内部のパン生地を
むらなく効率よく冷却することができる。これに
より、このような良好なパン生地によつてパンを
焼上げれば、従来とは異なり、ふつくらとした美
味なパンを製造することができる。又、上述した
ような混練行程において、冬期等のように周囲温
度が極端に低くて容器8内のパン生地の温度が設
定温度たる30℃未満の場合には、シーズヒータ1
4が断続通電されて小発熱容量で発熱し、以て、
容器8内のパン生地の温度を略30℃程度に保つよ
うにしたので、夏期、冬期等にかかわらず混練行
程時には常にパン生地を設定温度に保つことがで
きて短時間で混練を行なうことができ、従つて、
常にふつくらとした美味なパンを製造することが
できる。更に、焼上げ行程終了後は一定時間だけ
フアン用モータ21が通電されてフアン22を回
転作動させるようにしたので、フアン22の送風
により容器8内の焼上つたパンが冷却されるよう
になり、従つて、焼上つたパンがそのまま容器8
内に放置されたままとなつてもそのパンは略常温
まで冷却されるようになり、焼上げ時の残存熱及
びパンの自重によりパンの表面に皺が生ずること
を防止できるものである。しかも、パンの焼上げ
終了後にフアン22により内ケース5内に送風す
れば、容器8は勿論のこと、内ケース5及び蓋板
16も冷却されるので、容器8とともにパンを内
ケース5内から取出す時に使用者が手指等に火傷
をする危険もない。
を得ることができる。即ち、混練用モータ4によ
り混練翼11を回転させることにより容器8内の
パン材料を混練してパン生地を生成している時に
おいて、例えば、夏期等のように周囲温度が高い
場合には、フアン用モータ21によりフアン22
も回転作動されて、このフアン22により容器8
の外周側壁に送風するようにしたので、容器8を
介して内部のパン生地が冷却されて温度上昇が略
30℃程度となるように極力抑制されるようにな
り、従つて、従来とは異なり、混練行程において
イースト菌が過剰発酵することはなく、良好なパ
ン生地を生成することができる。この場合、フア
ン22からの風は容器8の外周側壁に吹当てられ
るので、その風が容器8内のパン生地に直接吹当
たることはなく、従つて、パン生地が乾燥してし
まう虞れもなく、これによつても良好なパン生地
を得ることができる。しかも、前述したように、
フアン22からの風が容器8の外周側壁に吹当て
られることから、容器8に対する風の接触面積を
広くすることができ、従つて、内部のパン生地を
むらなく効率よく冷却することができる。これに
より、このような良好なパン生地によつてパンを
焼上げれば、従来とは異なり、ふつくらとした美
味なパンを製造することができる。又、上述した
ような混練行程において、冬期等のように周囲温
度が極端に低くて容器8内のパン生地の温度が設
定温度たる30℃未満の場合には、シーズヒータ1
4が断続通電されて小発熱容量で発熱し、以て、
容器8内のパン生地の温度を略30℃程度に保つよ
うにしたので、夏期、冬期等にかかわらず混練行
程時には常にパン生地を設定温度に保つことがで
きて短時間で混練を行なうことができ、従つて、
常にふつくらとした美味なパンを製造することが
できる。更に、焼上げ行程終了後は一定時間だけ
フアン用モータ21が通電されてフアン22を回
転作動させるようにしたので、フアン22の送風
により容器8内の焼上つたパンが冷却されるよう
になり、従つて、焼上つたパンがそのまま容器8
内に放置されたままとなつてもそのパンは略常温
まで冷却されるようになり、焼上げ時の残存熱及
びパンの自重によりパンの表面に皺が生ずること
を防止できるものである。しかも、パンの焼上げ
終了後にフアン22により内ケース5内に送風す
れば、容器8は勿論のこと、内ケース5及び蓋板
16も冷却されるので、容器8とともにパンを内
ケース5内から取出す時に使用者が手指等に火傷
をする危険もない。
尚、本考案は上記し且つ図面に示す実施例にの
み限定されるものではなく、例えば制御装置とし
てはタイマーモータ式のタイマー装置を用いても
よい等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変形して
実施し得ることは勿論である。
み限定されるものではなく、例えば制御装置とし
てはタイマーモータ式のタイマー装置を用いても
よい等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変形して
実施し得ることは勿論である。
[考案の効果]
本考案のパン製造器は以上説明したように、パ
ンを製造するための容器の外周側壁に混練行程時
及び焼上げ行程後にフアンにより送風するととも
に、混練行程においてパン生地が設定温度未満の
時には焼上げ用の熱源を作動させるようにしたの
で、夏期等の周囲温度が高い場合には容器内のパ
ン生地をむらなく高率よく冷却し得て混練による
パン生地の温度上昇を抑制し得、且つ、冬期等の
周囲温度が低い場合にはパン生地を設定温度まで
加熱することができて短時間で混練を行なうこと
ができるとともに、フアンからの風によるパン生
地の乾燥も防止することができて、常に良好なパ
ン生地を生成することができ、しかも、パンが焼
上つた後そのまま放置されても残存熱等によりパ
ンの表面に皺が発生することを防止することがで
き、そして、パンを取出す時に使用者が手指等に
火傷をすることもないという実用的効果を奏する
ものである。
ンを製造するための容器の外周側壁に混練行程時
及び焼上げ行程後にフアンにより送風するととも
に、混練行程においてパン生地が設定温度未満の
時には焼上げ用の熱源を作動させるようにしたの
で、夏期等の周囲温度が高い場合には容器内のパ
ン生地をむらなく高率よく冷却し得て混練による
パン生地の温度上昇を抑制し得、且つ、冬期等の
周囲温度が低い場合にはパン生地を設定温度まで
加熱することができて短時間で混練を行なうこと
ができるとともに、フアンからの風によるパン生
地の乾燥も防止することができて、常に良好なパ
ン生地を生成することができ、しかも、パンが焼
上つた後そのまま放置されても残存熱等によりパ
ンの表面に皺が発生することを防止することがで
き、そして、パンを取出す時に使用者が手指等に
火傷をすることもないという実用的効果を奏する
ものである。
図は本考案の一実施例を示す縦断側面図であ
る。 図中、1は外ケース、4は混練用モータ、5は
内ケース、8は容器、11は混練翼、14はシー
ズモータ(熱源)、18は制御装置、21はフア
ン用モータ、22はフアン、25は温度検出素子
を示す。
る。 図中、1は外ケース、4は混練用モータ、5は
内ケース、8は容器、11は混練翼、14はシー
ズモータ(熱源)、18は制御装置、21はフア
ン用モータ、22はフアン、25は温度検出素子
を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 容器内のパン材料の混練、発酵及び焼上げを行
なう各行程を自動的に制御する制御装置と、前記
焼上げ用の熱源と、前記容器の外周側壁に向けて
送風するフアンと、前記容器内のパン材料の温度
を検出する温度検出素子とを備え、 前記制御装置は、前記混練行程時及び焼上げ行
程終了後に前記フアンを作動させるとともに、前
記混練行程において前記温度検出素子が検出する
パン材料の温度が設定温度未満の時には前記熱源
を作動させるように構成されていることを特徴と
するパン製造器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986138341U JPH0525551Y2 (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986138341U JPH0525551Y2 (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6342345U JPS6342345U (ja) | 1988-03-19 |
JPH0525551Y2 true JPH0525551Y2 (ja) | 1993-06-28 |
Family
ID=31043234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986138341U Expired - Lifetime JPH0525551Y2 (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525551Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63226317A (ja) * | 1987-03-14 | 1988-09-21 | 船井電機株式会社 | 製パン器における製パン方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6130385B2 (ja) * | 1977-08-15 | 1986-07-12 | Yunaitetsudo Tekunorojiizu Corp |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6130385U (ja) * | 1984-07-27 | 1986-02-24 | ホシデン株式会社 | パン材料こね器 |
-
1986
- 1986-09-09 JP JP1986138341U patent/JPH0525551Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6130385B2 (ja) * | 1977-08-15 | 1986-07-12 | Yunaitetsudo Tekunorojiizu Corp |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6342345U (ja) | 1988-03-19 |
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