JPS6197429A - 糸を製造する方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は摩擦紡績方法およびその装置に関する。

よυ詳しくは複数の繊維が繊維ストランドから分離開繊
されて、糸を形成するために少くとも１個の摩擦紡績手
段に移され、その摩擦紡績手段において糸は少くとも１
個の糸形成位置で形成され、紡績された糸が所定方向に
引出され、前記摩擦紡績手段がそれを通って空気流が吸
引によって引かれる孔明き表面を有し、前記吸引によっ
て繊維が孔明き表面に移される糸又はそれに類する物を
製造する方法と、それぞれの繊維引渡し位置を有する少
くとも２個の繊維開繊装置と；糸形成位置において糸の
形成のために互いに協働する第１と第２の摩擦紡績手段
と：所定の方向で糸を引出す手段と；空気流を作るため
の手段とを含んで成シ；複数の繊維がそれぞれの空気流
によって繊維引渡し位置から摩擦紡績手段の繊維取上げ
位置に移され且摩擦紡績手段上で糸形成位置に運ばれる
糸製造装置に関する。

〔従来の技術〕

スイス特許明細書第６２３３６２号により低圧に保たれ
た２個の孔明き摩擦紡績ドラムが２個の通路でドラムに
供給された個々の複数の繊維から糸を紡績する、オープ
ンエンド型摩擦紡績原理に基づいて糸を紡績する装置が
知られている。複数の繊維は紡績ドラムの移動の方向で
それぞれの紡績ドラムにそれぞれの通路内で供給される
。すなわち複数の繊維は両方の収斂する空間に引渡され
る。この事は、糸形成位置が２本のローラ間の最も狭い
位置に必然的に配置されなければならず、この最も狭い
位置における自由空間は連続して変動を受けることにな
シ、その結果その中に置かれた糸端の厚さを連続的に変
えるという欠点を与える。

この装置の他の欠点は両方の摩擦紡績ドラムに孔を設け
ることが必要であり、両方のドラムに引渡された複数の
繊維を対応する収斂空間内で糸形成位置に案内するため
に両方のドラムを負圧にし々ければなら々い。

さらに前記装置は、両側から複数の繊維を引渡すために
、非常に嵩高になると共に高価である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しだがって本発明の目的は糸形成ごとに１個以上の繊維
供給が最も簡単な方法で行うことのできる方法と装置を
提供することにある。

以下余白 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の目的は複数の繊維が２個以上の繊維引渡し位置
で前記摩擦紡績手段に同じ方向で移されることを特徴と
する糸を製造する方法と、繊維引渡し位置が糸引出し方
向で互いに前後して配置され且つ複数の繊維が第１摩擦
紡績手段の繊維取上げ位置に引渡されるように、繊維開
繊手段が配置されていることを特徴とする糸製造装置に
よって達成される。

本発明によって達成される利点は、例えばメトリック番
手（Ｎｅ）１６−ｉＩより太い糸の生産の際でも、開繊
装置に供給された繊維スライバの開繊が、摩擦紡績手段
内の配置以前に、紡績プロセスで有利であるように、複
数の繊維の個別分離化を可能にすることができるという
ことに実質的に見られる。

さらに糸端部から見て前後して複数の繊維取上げ位置が
配置されているために、例えば短かいステープル繊維長
を有する繊維を内側に、長いステープル繊維長を有する
繊維を糸の周辺部に配置された摩擦紡績糸を生産するこ
とができ、又かかる糸において短かいステープル繊維長
を有する繊維よりも大きい傾斜角を長いステープル繊維
長を有する繊維に与えることあるいはその逆を行うこと
ができる。さらに合成繊維を摩擦紡績糸の内側に配置し
、糸の外周部に天然繊維を配置することができ、さらに
又意匠糸を作ることができる。

〔実施例〕

本発明の実施例を示す添付図面を参照して、本発明を以
下に詳述する。

第１図にはロータ型オープンエンド紡績として知られ、
それぞれの繊維スライバ３，４が供給されているそれぞ
れの開繊装置１，２が示されている。繊維スライバの供
給のために、それぞれの供給シー一部材５，６および供
給ロール７．８が用いられる。前記した各機素は公知の
タイプのものであり、繊維供給機素としてまとめて引用
される。

開繊装置１．２はそれぞれ複数の針あるいは、歯状部材
が設けられた開繊ローラ（図示）を含んで成り、前記針
あるいは歯状部材はそれぞれスライバ３，４から繊維を
引出し、それぞれの開繊装ｆ１，２に接して設けられて
いる繊維供給通路９゜１０に繊維を移す。

繊維供給通路９，１００出口開口部１１．１２において
、それぞれ繊維１３が１３．１で示された位置でその表
面が矢印Ｕの方向に移動している公知の第１摩擦紡績ド
ラム１４０表向に引渡される。

この８ｇｌ摩擦紡績ドラム１４には多数の孔が設けられ
（図示せず）、その内側には公知の吸引ダクト１５（第
２図ンが設けられており、吸引ダクト１５は連結部材１
６を用いて負圧源に連結される。この吸引ダクト１５を
用いて、空気はダクト壁１５ａ　、１５ｂによって規定
されている区域Ｓ内において、孔明き第１紡績ドラムを
通って吸引され、その結果一方において繊維空気輸送用
の空気が繊維供給通路９を通って吸引によって引かれ、
他方において位置１３．１にある繊維１３は吸引によっ
て引かれている空気によって、紡績ドラム表面上に保た
れ、糸形成位置１８に置かれた糸端１７に運ばれ、その
結果これらの繊維は糸端部１７によって取上けられて糸
端部の中に踏込まれることができる。

紡績された糸１９は引出しローラ２０において引出し方
向Ｇの方向に引出される。

第２図において、繊維供給機素５，６　：　７，８と繊
維スライバ３，４は図示されずに、それぞれの開繊装置
１，２においてそれぞれの繊維スライバを受は入れてい
る（第１図では単に位置が示されている）それぞれの開
口部２１．２２が図示されている。この図には第１の摩
擦紡績ドラム１４と協働する第２の公知の摩擦紡績ドラ
ムが示される。

この第２摩擦紡績ドラム２３にも多数の孔を設けること
ができ、且つ公知の吸引ダクト２４が設けられる。

摩擦紡績ドラム１４．２３は、第１図で一点鎖線Ｍで指
示され、第２図において十字Ｍ、Ｎでそれぞれ指示され
たように回転駆動可能である公知の方法でそれぞれ配置
される。開繊装置１，２の図示してない開繊ローラの回
転駆動能力および供給ローラ７．８と引出しロー２２０
の回転駆動能力も又公知であり、下記の記載においては
、符号Ｋを付けた十字あるいは符号Ｋを付けた軸線を示
す一点鎖線の何れかによって示される。

第１図において、開口部での同じ長さに対して角度αで
示すような異った傾斜角が複数の繊維移送通路に対して
与えることができることを破線あるいは一点鎖線で示さ
れる。傾斜角度αを変えることによって、（角度γで示
された）繊維１３．１の傾斜は運動Ｕの速度および開口
部の区域内の空気あるいは繊維１３の速度を考慮したあ
る予備条件のもとに変えることができる。複数の繊維の
傾斜は、角度αが小さくなると角度γも又小さくなるよ
うに変えることができる。糸の製造に際して、例えば繊
維配置の角度γについてのこれらの変動を基にし、又図
示されたダブル供給と後で説明される第１４図〜第１８
図に示されるような変動に基づいて下記のような変った
タイプの糸を製造することが可能である。

■　少くとも２種類の実質的に異った繊維長の繊維から
成る糸。その糸の中で短いステープル繊ｔ１７′Ｘ 維長の繊維が糸断面の内側区域に配置され、長いステー
プル繊維長の繊維が糸断面の外側区域に配置される。

■　糸断面の内側区域に合成繊維が、外側区域に天然繊
維が配置されている糸。

■　内側区域の複数の繊維が外側区−〇複数の繊維に対
して異った傾斜角を有する糸。

■　外側繊維の供給を周期的に中断することによって、
意匠糸を作れる可能性がある。

第３図および第４図は第１図および第２図に図示された
装置の変形例を示す。同じ機素あるいは同じように機能
する機素には、対応するように、同じ参照番号が付され
る。

開繊装置１，２が、第１摩擦紡績ドラム１４の軸線方向
に見た時に互いにずれて配置されているところに差があ
り、その結果繊維スライ−Ｚ３．４を開繊装置１，２上
で実質的に同じ高さに運び込むことができる。　。

それにもかかわらず、第１摩擦紡績ドラム１４の軸線方
向に児た時に、この変形例の繊維移送通路９，１０の開
口部１１．１２を互いに前後して配置することができる
ために、これら移送通路は第４図に示したように互いに
対して傾斜して配置される。開繊装置１に組合されて第
４図において見られるように右方に傾いている繊維移送
通路は９．１で示され、開繊装置２に組合され、対応す
るように左方に傾いている繊維移送通路は１０．１で示
される。

図示してない第４図の変形例において、繊維移送通路は
第２図に示されたように互いに相手側に対して傾くこと
なしに配置することができ、その結果開口部は第１摩擦
紡績ローラの軸線方向で見て互いに間隔をあけて配置さ
れる。このような変形例において、第１開繊装置ｌによ
って供給された繊維の摩擦紡績ローラ１４への移送距離
は、必然的に開繊装置２によって供給された繊維の移送
距離より大きい。

第５図および第６図は開繊装置１，２（この実施例では
結合されている）の開繊ローラが同軸ニ装置されている
２番目の変形例を示す。対応して参照番号９．２　、１
０．２が付された繊維供給通路は互いにずれて且つ互い
に傾斜程度を変えて配置され、その結果開口部１１．１
２は摩擦紡績ドラム１４の軸線方向で見て実質的に前後
して配置される。これらの図面における他の機素は第１
図および第２図の装置の機素に対応し、したがって同じ
参照番号が与えられている。

第６図において引出しローラ２０と糸１９は図面を簡単
にするために図示されてない。

第４図に対して説明されているように、図示してない変
形例において、開口部が第１摩擦紡績ローラの軸線方向
に見て互いに間隔をあけて配置されるように互いに相手
側に対して傾斜なしに配置することができる。

第７図は第１摩擦紡績手段が摩擦紡績円盤５０であり、
第２摩擦紡績手段が截頭円錐ロール５１である他の変形
例を示す。摩擦紡績円盤５０には複数の孔が設けられ（
図示せず）、軸５２を用いて駆動可能に支えられ（図示
せず）そしてＱ方向に回転可能である。さらに截頭円錐
ロール５１は切れ目の力い外側表面を有し、軸５３を用
いて駆動可能に支えられ（図示されず）、そしてＲ方向
に回転可能である。

２個の繊維移送通路５４．５５（第７図には通路５５の
み示す）は前述の開繊装置１，２（ただし第７図〜第９
図には図示せず）にそれぞれ連結され、且つそれらの開
口部５６．５７（第８図においては一点鎖線で示される
）が摩擦紡績円盤５０の表面から間隙Ｈを持つように延
びる。角度βで示されるように（第７図）、繊維移送通
路５４．５５は、摩擦紡績円盤５０の上方で、方向Ｑで
見た時に後方に傾斜した位置で配置される。

角度βは繊維移送通路５４．５５の対称な仮想平面Ｅと
摩擦紡績円盤５０の表面とによって規定される。

吸引ダクト５８は摩擦紡績円盤５０の（第７図の図面上
の方向として見て）下側に設けられて、円盤を通って空
気が流れる結果として開口部５６゜５７から引渡された
繊維は方向Ｑで動く円盤上で、截頭円錐台形ローラと摩
擦紡績円盤５０との間の収斂空間に置かれた糸形成位置
５９に運ばれる。

この糸形成位置５９において、繊維は糸１９に撚られて
引出しロー２２０によって引出される。

吸引通路５８は負圧源（図示せず）へ連結管６１によっ
て連結される。

前述の装置において、開繊装置によって供給されて繊維
は繊維移送通路を用いて第１摩擦紡績手段上に空気方式
で通過させられている。しかしながらこれから第１０図
〜第１３図を参照して記載される装置においては、繊維
は既にその先行部分において、第１摩擦紡績手段によっ
て把持されておシ、一方繊維の後方部分は未だに開繊ロ
ーラの複数の針あるいは複数の歯状部材によって保たれ
ている。したがって繊維は全処理工程を通して自由に浮
遊するととけたい。

第１０図および第１１図において、第１摩擦紡績ドラム
１４の直上で、２個の開繊装置１，２がドラムの軸線方
向で見て前後して設けられておシ、したがって開繊ロー
ラ（図示せず）の回転軸線には互いに平行に配置される
。

それぞれの開繊装置１，２上に設けられた出口孔７０．
７１は開繊装置と第１摩擦紡績ドラム１４間の繊維・空
気案内連結機素を形成する。この第１摩擦紡績ドラム１
４において、吸引ダクト１５．１は第１図から第６図を
参照し記載された装置と同様に設けられ、ダク）１５．
１は摩擦紡績ドラム１４における吸引域５．１をダクト
の壁１５．１ａと壁１５．ｌｂによってその輪郭を定め
る。繊維は摩擦紡績ドラム１４上で糸形成位置１８にお
ける糸端１４へ運ばれる。

既に前に述べたように、第２摩擦紡績ドラムに（第１１
図において一点鎖線で示されているように）吸引ダクト
２４を設けることができ、この場合には摩擦紡績ドラム
に複数の孔が設けられている。この吸引ダクト２４がな
い場合に、第２摩擦紡績ドラム２３は連続した外側表面
を有する。

吸引ダク）１５．１は吸引管１６を用いて負圧源（図示
せず）に連結される。

第１２図および第１３図には、第７図から第９図の装置
と比較して、繊維移送通路５４．５５の代りに開繊装置
１，２が摩擦紡績円盤５０の表面上に直接配置されてい
る装置を示す。出口部分８０．８１は開繊装置１，２の
それぞれの開口部を摩擦紡績円盤５００表面にそれぞれ
形成する。

出口部分８０．８１と、摩擦円盤５０との間の間隔は多
くて１爛であり、図中ではＨで示される。

他の機素は第７図から第９図を参照して記載された装置
の機素に対応し、したがって対応して同じ参照番号が付
される。簡略化するために、それぞれの供給ローラ７．
８および供給シー一部材５゜６を含んで成る繊維スライ
バ供給機素から、開繊装置１，２の供給開口部２１．２
２のみが図示される。

作動する際に、摩擦紡績円盤５０は、吸引ダクト５８．
１の吸引域において、開繊装置１，２の開繊ローラ（図
示せず）のそれぞれの周速と同じか僅かに大きい表面速
度を有し、それによって繊維は第１３図において番号１
３．２で示された配置を実質的に取シ、この配置にいる
間に糸形成位置５９に供給される。

開繊装置の開繊ローラの軸線には放射方向の配置を取ら
なければなら々い必要はなく、第１３図で一点鎖線で示
されるように、千鳥足状に配置することもできる。

截頭円錐ローラ５１の円錐線は摩擦紡績円盤５００表面
速度における半径方向減少に対応するように作られ、そ
の結果截頭円錐ローラの周速は円盤５０の表面速度に対
応する。

截頭円錐ローラ５１と摩擦紡績円盤５０間の収斂空間に
おける糸形成位置５９で紡績された糸１９は一対の引出
しローラ２０によって引出される。

さらに第１４図は第１図および第２図の装置の変形例を
示し、そこでは第１摩擦紡績ドラムを第２摩擦紡績ドラ
ムが互いに独立して回転駆動可能な２つの摩擦紡績ドラ
ムにそれぞれ分割されている。なお第１４図では２個の
第１摩擦紡績ドラム９０．９１のみが図示されている。

さらに、２個の第１摩擦紡績ドラム９０．９１のそれぞ
れの内側には、第２図で示されたダクト１５と同様に作
用するそれぞれの吸引ダクト（図示せず）が設けられて
いる。同様に、第１図と第２図を参照して図示して説明
したように、２本の第１ドラムと協働する（第１４図で
は図示していない）第２摩擦紡績ドラムに複数の孔を設
けて、吸引ダク）２４（ｉ２図）に対応するように作用
する吸引ダクトをそれぞれにはめ込むこともできる。

摩擦紡績ドラム用駆動とドラム９０とドラム９１間の軸
線方向の間隔は、前記吸引ダクトを負圧源（図示せず）
に連結することができるように（図示せず）、形成され
る。

他の機素は第１図と第２図の装置の機素に対応し、した
がって同じ参照番号が付される。

第１４図による変形例の作動において、開繊装置１は引
出しロー２２０に近く配置されている摩擦紡績ドラム９
０に繊維移送通路９を用いて繊維を供給し、開繊装置２
は引出しローラ２０から遠い方に配置されている摩擦紡
績ドラム９１に繊維移送通路１０を用いて繊維を供給す
る。

摩擦紡績ドラム９０．９１の個別の駆動と個別の吸引ダ
クトのために、一方において回転を異った速度にし、他
方において異った負圧を与えることができる可能性があ
υ、それによって情況に応じて糸１９の断面における内
側区域の繊維と外側区域の繊維に異った撚を与えるとと
ができる。これは摩擦紡績ドラム９０．９１の速度だけ
でなくそれらの内側における負圧が糸端における繊維に
撚を与えるのに重要な影響を与えるからである。

さらに、２個の摩擦ドラム対間の間隔の幅は変動可能且
つ調節可能に作ることができる。

糸を形成する間に、より遠い摩擦紡績ドラム９１上の繊
維が糸形成位置９３で内側系区域を形成し、近い摩擦紡
績ドラム９０上の繊維が糸形成位置９２で外側系区域を
形成する。

第１４図の装置の変形例が第１５図に示される。

この変形例において、引出しローラ２０からより遠い摩
擦ドラム対（第１５図ではその対の第１ドラム９１のみ
示される）は、第１５図の図面上で見て、互いに軸線を
平行にして上方にずらされておシ、その結果この糸形成
位置９３で作られた糸部分は、糸引出方向Ｇにおける引
出しの間に、ドラム端縁（第１５図において第１摩擦紡
績ドラム９１のドラム端縁１００のみが示される）を越
えて引かれる。

糸案内機素９５を、糸引出し方向Ｇで見て次に摩擦紡績
ドラム上で前記糸部分が部分的に持上がるのを防ぐため
に、２つのドラム対の間に設けることができる。（第１
５図において、第１摩擦紡績ドラム９０のみが図示され
る）。

他の機素は第１４図に図示した機素に対応し、しだがっ
て対応して同じ参照番号が付されている。

このように「ドラム端縁を越えて引くこと」を用いるこ
とによって、糸張力の増加が糸引出しロー２対２０とよ
り遠い摩擦紡績ドラム対間の糸部分に発生され、この事
は糸構造を強化するために好ましい。しかしながらこの
よう々装置は糸引出し方向Ｇで見てドラム端縁１００の
直ぐ下流の糸部分の引裂きに耐えることができる繊維の
混合物に対してのみ適していることは明らかである。し
たがってこのよう力先の混合すなわちブレンドの適合性
はその場合に応じて確立されなければ力ら々い。

図示していない変形例ではあるが、ある情況下において
、より遠い摩擦紡績ドラム対を第１５図の図において見
て、より近接した摩擦紡績ドラム対よりも低く配置する
ことができ、その結果引出しロー２対２０に近接して配
置されたドラム対の、糸引出し方向Ｇで見て手前側ドラ
ム端縁においてブレーキ効果が発生する。この方法にお
いては、より遠い糸形成位置９３において生ずる糸部分
には糸方向で見て付加的に力が加えられない。

さらに、前述の「ドラム端縁を越えて引くこと」は２種
類の前述の変形例を用いてのみ実施できるものではない
ことは明らかでおる。前述の２つのブレーキ効果の１つ
が生ずるように、多様な他の図示していかい方法で２個
のドラム対を互いに対してずらすことは全く可能である
。ドラム対の回転軸線には常に互いに平行に配置されな
ければなら力い訳ではガい。

最後に第１６図から第１８図に示した装置は、その糸の
内側区域中の繊維が、糸の外側区域に配置された繊維の
撚方向と反対である撚方向を有する糸を製造する。

後述する付加的な部分を除いて、この装置は第１４図を
参照して記載された複数の部材を含んで成る。対応して
同じ機素には同じ参照番号が付される。

第１４図に既に説明された複数の部材に加えて、第１８
図は引出しローラ対に近接して配置されている第１摩擦
紡績ドラム９０と協働する第２摩擦紡績ドラム９６を示
す。そして第２摩擦紡績ドラム９７は引出しローラ対２
０からより離れて配置されている第１摩擦紡績ドラム９
１と協働する。

さらに、近接して配置されている摩擦紡績ドラム９０．
９６の回転方向Ｐはより遠く配置された摩擦紡績ドラム
の回転方向に対して逆である。対応して、繊維移送通路
は、収斂空間に繊維を移送している摩擦紡績ドラム９０
．９１に向って常に開いているので、開口部９８．９９
は第１８図において見て互いに位置を変えて配置される
。近接して配置されている第１摩擦紡績ドラム９０に向
って開口している繊維移送通路には番号９．３が付され
、その開口部には番号９８が付される。そしてより離れ
て配置されている第１摩擦紡績ドラム９１に向って開口
している繊維通路には番号１０．３が付され、その開口
部には番号９９が付される。

前記反対方向の回転のために、それぞれの糸形成位置９
２．９３へ渡される繊維は反対の撚方向で撚られて糸１
９になる。

このようにして作られた糸はスナールになる傾向を示さ
々いか、あるいは低いスナール傾向しか示さ々い。

系中の内側区域および外側区域における繊維の数は変更
可能な繊維供給装置の助けを借シて調節することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の一実施例の長手方向におけ
る略示部分図であり、第２図は第１図の矢印■の方向に
見た第１図の装置の部分側面図であり、第３図および第
５図は第１図の装置の変形例をそれぞれ示す略示部分図
でアわ、第４図は第３図の矢印■の方向に見た第３図の
装置の部分側面図であり、第６図は第５図の装置の平面
図であり、第７図は本発明による装置の他の実施例を示
す略示斜視図であり、第８図は第７図の装置の部分平面
図であり、第９図は第７図の線■−■による断面図であ
り、第１０図は本発明による装置のさらに他の実施例の
長手方向における略示部分図であり、第１１図は第１０
図の矢印■の方向に見た第１０図の装置の部分側面図で
あり、第１２図は本発明による装置のさらに他の実施例
の略示斜視図であり、第１３図は第１２図の装置の部分
平面図であり、第１４図は本発明による装置のさらに他
の実施例の長手方向における略示図であり、第１５図は
第１４図の装置の変形例を示す図であり、第１６図は第
１７図における矢印Ｖの方向に見た第１４図の装置の変
形例を示す側面図でちシ、第１７図は第１６図の装置を
さらに詳細に説明している第１６図における矢印■の方
向に見た長手方向における図であυ、第１８図は第１７
図の装置の部分平面図である。 ３．４・・・繊維ストランド、９　、１０　：　９．１
　。 １０．１　：　９．２．１０．２　：　９．３．１０．
３　；　５４゜５５・・・繊維移送通路、１１．１２：
５６，５７：７０．７１；８０，８１：９８．９９・・
・繊維引渡し位置、１３　、１３．１　、１３．２・・
・繊維、１４゜２３：５０，５１　：９０，９６：９１
．９７・・・摩擦紡績手段、１８．５９．９２．９３・
・・糸形成位置、１９・・・糸。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の繊維（１３、１３．１、１３．２）が繊維ス
   トランド（３、４）から分離開繊されて、糸を形成する
   ために少くとも１個の摩擦紡績手段（１４、５０、９０
   、９１）に移送され、該摩擦紡績手段において糸は少く
   とも１個の糸形成位置（１８、５９、９２、９３）で形
   成され、紡績された糸が所定方向（Ｇ）に引出され、前
   記摩擦紡績手段がそれを通って空気流が吸引によって引
   かれる孔明き表面を有し、前記吸引によって繊維が孔明
   き表面に移される糸又はそれに類する物を製造する方法
   において、複数の繊維が２個以上の繊維引渡し位置（１
   １、１２；５６、５７；７０、７１；８０、８１；９８
   、９９）で前記摩擦紡績手段に同じ方向で移されること
   を特徴とする糸を製造する方法。 ２、複数の繊維が、糸引出し方向で見て、互いに前後に
   配置されている繊維引渡し位置で移されることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３、複数の繊維（１３、１３．２）が繊維ストランド（
   ３、４）から摩擦紡績手段（１４、５０）によって取り
   上げられる迄完全な軌道に沿って実質的に機械的に案内
   されることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の方
   法。 ４、複数の繊維が実質的にオープンエンド方法による分
   離解繊手段（１、２）によって繊維ストランド（３、４
   ）から分離解繊され、繊維の移送方向で見て、繊維の先
   行端部が既に摩擦紡績手段の表面によって捕捉されてい
   る時に繊維の後方端部が未だに分離解繊手段によって保
   たれるような方法で、分解解繊手段によって直接機械的
   に摩擦紡績手段（１４、５０）に移されることを特徴と
   する特許請求の範囲第３項記載の方法。 ５、複数の繊維が繊維ストランドから分離解繊した後に
   摩擦紡績手段の表面に向って移送用空気流によって移さ
   れることを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項
   に記載の方法。 ６、複数の繊維が前記表面上で糸形成位置（１８）に引
   渡され、その間中で、実質的に引延ばされた配置で且つ
   糸の引出し方向で見て後方に傾斜した配置で前記表面上
   に置かれていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   から第５項迄の何れか１項に記載の方法。 ７、１個の繊維引渡し位置における複数の繊維が他の繊
   維引渡し位置における繊維の配置から異っている後方に
   傾斜した配置（８）で糸形成位置（１８）へ引渡される
   ことを特徴とする特許請求の範囲第６項記載の方法。 ８、摩擦紡績手段（１４、５０）が取上げられる繊維（
   １３．２）よりも高速であることを特徴とする特許請求
   の範囲第４項記載の方法。 ９、複数の繊維が糸形成位置（９２、９３）に向って異
   った速度で運ばれることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項から第８項迄の何れか１項に記載の方法。 １０、個々の糸形成位置（９２、９３）における複数の
   繊維が異った回転方向で形成された糸端に撚り込まれる
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項から第９項迄の
   何れか１項に記載の方法。 １１、それぞれの繊維引渡し位置（１１、１２；５６、
   ５７；７０、７１；８０、８１；９８、９９）を有する
   少くとも２個の繊維開繊装置（１、２）と；糸形成位置
   （１８；５９；９２、９３）において糸（１９）の形成
   のために互いに協働する第１と第２の摩擦紡績手段（１
   ４、２３；５０、５１；９０、９６：９１、９７）と：
   所定の方向（Ｇ）で糸（１９）を引出す手段（２０）と
   ；空気流を作るための手段（１５；２４；５８）とを含
   んで成り；複数の繊維（１３、１３．１、１３．２）が
   それぞれの空気流によって繊維引渡し位置から摩擦紡績
   手段の繊維取上げ位置に移され且摩擦紡績手段上で糸形
   成位置に運ばれる糸製造装置において： 前記繊維引渡し位置（１１、１２；５６、５７；７０、
   ７１；８０、８１；９８、９９）が糸引出し方向（Ｇ）
   で互いに前後して配置され且つ複数の繊維が第１摩擦紡
   績手段（１４；５０；９０、９１）の繊維取上げ位置に
   引渡されるように、繊維開繊手段（１、２）が配置され
   ていることを特徴とする糸製造装置。 １２、前記繊維開繊装置が、ロータ式オープンエンド紡
   績用として知られ且つその繊維出口部分（７０、７１、
   ８０、８１）が繊維引渡し位置を形成する開繊ローラを
   有する開繊装置（１、２）を含んで成ることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１１項記載の装置。 １３、それぞれの開繊装置において繊維移送通路（９、
   １０；９．１、１０．１；９．２、１０．２；９．３、
   １０．３；５４、５５）が繊維出口に付加的に連結され
   、繊維移送通路の出口開口部（１１、１２；５６、５７
   ）が繊維引渡し位置を形成していることを特徴とする特
   許請求の範囲第１２項の装置。 １４、前記開繊装置が、繊維の移動の方向で見て繊維（
   １３．２）の先行部分が繊維取上げ位置で摩擦紡績手段
   によって既に捕捉され、一方繊維（１３．２）の後方端
   部が未だに開繊ローラに保持されるように配置されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１２項記載の装置
   。 １５、それぞれの開繊装置に連結された繊維移送通路が
   空気式移送通路であり、該空気式移送通路を用いること
   によって複数の繊維（１３、１３．１）が対応する繊維
   取上げ位置に自由に浮遊する状態で移されることを特徴
   とする特許請求の範囲第１３項記載の装置。 １６、前記開繊ローラの回転軸線の方向で見て複数の開
   繊ローラが互いに前後して配置されることを特徴とする
   特許請求の範囲第１１項から第１５項迄の何れか１項に
   記載の装置。 １７、前記開繊ローラの回転軸線の方向で見て複数の開
   繊ローラが次々に配置されていることを特徴とする特許
   請求の範囲第１１項から第１５項迄に記載の装置。 １８、前記複数の繊維移送通路が関連した繊維取上げ位
   置に対して同じ傾斜角（α）で配置されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１７項記載の装置。 １９、前記複数の繊維移送通路が関連した繊維取上げ位
   置に対して異る傾斜角（α）で配置されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１６項又は第１７項記載の装
   置。 ２０、１番目と２番目の摩擦紡績手段（１４、２３；９
   ０、９６；９１、９７）がドラムであり、２つのドラム
   は軸線方向を平行にして配置され且つ互いにほとんど係
   合しており、１番目の摩擦紡績ドラム（１４、９０、９
   １）は吸引ダクト（１５）を内蔵する孔明き吸引ドラム
   であり前記吸引ダクトが前記空気流を作ることを特徴と
   する特許請求の範囲第１１項記載の装置。 ２１、前記１番目の摩擦紡績手段が孔明き円盤であり、
   前記２番目の摩擦紡績手段が前記孔明き円盤にほとんど
   接触している截頭円錐ローラ（５１）であり、前記空気
   流を作る吸引ダクトが前記截頭円錐ローラに向合った円
   盤の側面に設けられていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１１項記載の装置。 ２２、前記摩擦紡績ドラム（９０、９６；９１、９７）
   が分割されて、１個の繊維引渡し位置（１１、１２；９
   １、９９）がドラム対に対して設けられていることを特
   徴とする特許請求の範囲第２０項記載の装置。 ２３、前記ドラム対が異った速度で駆動可能であること
   を特徴とする特許請求の範囲第２２項記載の装置。 ２４、前記ドラム対が互いに相手側に対してずれて配置
   されていることを特徴とする特許請求の範囲第２２項記
   載の装置。 ２５、糸案内機素（９５）が前記ドラム対に設けられて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第２４項記載の装
   置。 ２６、前記ドラム対が互いに反対方向で駆動可能であり
   、それぞれの繊維取上げ位置が糸形成位置に向って繊維
   を運ぶ吸引ドラム上に設けられていることを特徴とする
   特許請求の範囲第２２項記載の装置。 ２７、短かいステープル繊維長を有する繊維が内側に設
   けられ、長いステープル繊維長を有する繊維が糸断面の
   周辺部にあることを特徴とする少くとも２種類の実質的
   に異なるステープル繊維長の繊維を含んで成る摩擦紡績
   糸。 ２８、長いステープル繊維長を有する複数の繊維が短か
   いステープル繊維長を有する複数の繊維より大きい撚角
   度を有することを特徴とする特許請求の範囲第２７項記
   載の摩擦紡績糸。 ２９、長いステープル繊維長を有する複数の繊維が短か
   いステープル繊維長を有する複数の繊維より小さい撚角
   度を有することを特徴とする特許請求の範囲第２７項記
   載の摩擦紡績糸。 ３０、糸の内側にある複数の繊維が糸の周辺部にある複
   数の繊維の撚方向と反対である撚方向を有することを特
   徴とする特許請求の範囲第２７項から第２９項迄の何れ
   か１項に記載の摩擦紡績糸。 ３１、合成繊維が内側に設けられ、天然繊維が糸の周辺
   部に設けられていることを特徴とする少くとも１種類の
   合成繊維と少くとも１種類の天然繊維から成る摩擦紡績
   糸。