JPS6131793A

JPS6131793A - 管継手

Info

Publication number: JPS6131793A
Application number: JP15348884A
Authority: JP
Inventors: 政延久保
Original assignee: HIGASHIO KEISHIYU KK
Current assignee: HIGASHIO KEISHIYU KK
Priority date: 1984-07-24
Filing date: 1984-07-24
Publication date: 1986-02-14
Anticipated expiration: 2009-05-18
Also published as: JPH0637953B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は管継手に関するものである。

一般に、ねじ込み形管継手は端部開口にテーバ雌ネジ部
を有し、該雌ネジ部に接続すべき管の端部テーパ雄ネジ
が螺嵌される。このような管継手において、従来では第
７図及び第８図に示す如く管継手ａの雌ネジ部す又は管
ｄの雄ネジ部ｅの螺合しない管内露出部分子、ｇが管内
を流れる流体のために錆びを生じて腐食し易いという問
題があり、また、管ｄの端面りの腐食を防止するだめの
ステンレス製のコアｋを管ｄの端部開口に取付けていた
が、作業性が悪く、しかも取付漏れの可能性もある。さ
らに、このコアには管ｄ内面の防蝕被覆層ｍが厚肉で高
価な塩化ビニールライニングの場合には該被覆層ｍ面に
接着することはできても、粉体塗装により薄肉で比較的
安価なポリエチレンライニングの場合には被覆ｆｆ１ｍ
面に接着できないという問題があった。

本発明はこのような従来の問題を解決するもので、接続
部における管内露出部分の防蝕が完全になされると共に
、施工が容易な管継手を提供することを目的とする。

そこで、本発明の特徴とするところは、内面に防蝕樹脂
層を有する管の雄ネジ形成端部が螺嵌する雌ネジ部を継
手本体の端部開口に有し、かつ該雌ネジ部を除く継手本
体の内面に防蝕樹脂層を有する管継手において、該樹脂
層を上記雌ネジ部との間に所定の隙間を設けて筒状部を
延伸成型し、該隙間に上記管の雄ネジ形成端部が該端部
の樹脂層内周面と上記筒状部外周面の間を密封状として
進入可能に構成された点にある。

以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳説する。

第１図において、１は管継手であり、エルボを例示して
いる。該管継手１は鋳鉄製の継手本体２の両端部開口３
，３にテーパ雌ネジ部４を有し、かつ該雌ネジ部４，４
を除く継手本体２の内面に防蝕樹脂層５を有する。６，
６は管継手１を介して接続される２本の金属製管であり
、端部７外周には継手本体２の雌ネジ部４に螺合するテ
ーパ雄ネジ８を有すると共に、内面には継手本体２同様
防蝕樹脂Ｎ９が施されている。

管継手１の上記樹脂層５は雌ネジ部４の奥部側から該雌
ネジ部４との間に所定の隙間Ｓを設けて軸方向に筒状に
延伸成型され、かつ該筒状部１０の基端部側には雌ネジ
部４と連続する雌ネジ１１が形成されている。さらに、
樹脂層５の先端５ａは継手本体２の端部から所定寸法Ａ
突出すると共に、先端部外周はテーパ面１２に形成され
、しかも、先端５ａからはテーパ面１２部に対応する深
さでもって複数本のスリット１３が周方向等角度置きに
設けられている。この樹脂層５は継手本体２の内部に射
出成型にて施工され、これにより雌ネジ部４と連続する
樹脂層５側の上記雌ネジ１１の形成が容易に行える。

しかして、樹脂層５の筒状部１０の外径りは管６の内径
Ｅよりも若干小さく設定され、管６の雄ネジ８形成端部
７を管継手１の雌ネジ部４に螺合した場合に該端部７が
隙間Ｓに進入して管６の樹脂層９内周面１４が筒状部１
０の外周面１５に密嵌するようになされている。

そこで、管継手１に管６を接続するには、図に示す如く
管６の端部７を筒状部１０の先端突出部に外嵌して管６
を矢印Ｂ方向に押し込み、雄ネジ８を管継手ｌの雌ネジ
部４に螺合させてねじ込む。

この接続作業において、樹脂層５の先端部がテーパ面２
１２であるため管６の挿入が容易であり、しかも、スリ
ット１３・・・により該先端部が縮径可能であるため管
６の押し込み及び螺合がスムーズに行える利点があり、
このようにテーパ面１２及びスリット１３・・・は管６
の挿入を誘導案内する作用をなす。

そして、接続状態では筒状部１０の外周面１５と管６の
樹脂層９内周面１４が密嵌状態となって該両周面１５、
１４間が密封され、水等の流体が管６の端面１６部に侵
入することが確実に防止される。

第２図に示す他の実施例は、筒状部１０の外周面１５に
凹形の周溝１７を形成して該周溝１７にＯリング等のシ
ール部材１８を装入したものであり、該シール部材１８
により筒状部１０の外周面１５と管６の内周面１４の間
が密封される。シール部材１８としては０リングの他に
も種々の形状のものを使用でき、例えば第３図に示す如
く断面が山形状で内周面に半円状の内周溝１９を有する
形状のものも好ましい。

なお、この実施例では管６の内径Ｅが筒状部ＩＯの外径
りと同一かもしくはそれよりも若干大きく設定され、従
って、上記実施例における先端テーパ面１２部のスリッ
ト１３は省略される。

第４図はさらに他の実施例を示し、筒状部１０の先端５
ａが継手本体２の端部と略一致すると共に、外周面１５
の全体がテーパ状をなし、この外周面１５に断面略半円
形のシール用突条２０を一体に周設したものであり、該
突条２０に管６の内′周面１４が密接して密封がなされ
る。この実施例においても筒状部１０がテーパ状である
ため管６の挿入が容易に行える。また、この実施例では
樹脂層５に上記各実施例における雌ネジ１１が形成され
ておらず、従って、この場合には管６の端面１６及び雌
ネジ部４の非螺合部分４ａが防蝕されることとなる。

次に第５図と第６図に示す別の実施例は全体がほぼ第１
図と第４図の実施例に夫々対応すると共に、同一符号は
同様の構成である。そして、相違する第１の点は、隙間
Ｓの奥部２Ｉに、塑性変形可能なコーキング剤２２を挿
入する点である。このコーキング剤２２は、粘土状、チ
ューインガム状若しくはパテ状の固体であって、矢印Ｂ
方向に管６を管継手１に螺進接続前に、奥部２１に挿入
しておくものとする。

相違する第２の点は、この矢印Ｂ方向への蝮進接続時に
、奥部２１内の上記コーキング剤２２か、圧縮されつつ
押出されるための逃げ部２３を、筒状部１０の外周面１
５と、樹脂層９の内周面１４との間に形成した点である
。

具体的には、第５図の実施例に於て、筒状部１０の外周
面１５に雄ネジ部２４を形成し、この雄ネジ部２４を、
管６の樹脂層９の内周面１４に接触させて上記逃げ部２
３とする。さらに、第６図では、複数本の独立した突条
２０・・・を、筒状部１０の外周面１５に形成して、こ
の突条２０・・・を内周面１４に接触させて、逃げ部２
３とする。また、図示省略するが、ラビリンス溝をこの
筒状部１０の外周面１５に形成するも好ましい。

この第５図と第６図のように構成すれば、次のような作
用効果が得られる。つまり、管継手１の雌ネジ部４及び
管６の雄ネジ８の製作寸法誤差、ネジ結合時の締力の強
弱に伴って、雄ネジ８の螺進深さが相違するが、どのよ
うな場合にもコーキング剤２２によって確実に流体が奥
部２１へ浸入するのを防止出来る。

なお、上記第２図と第４図の各実施例におけるシール部
材１８及び突条２０の装着数及び本数は２以上とするも
自由である。そして、本発明は図示のエルボ以外にチー
ズ、ソケット、ユニオン等の各種管継手に実施可能であ
る。

本発明は以上詳述した構成にて所期目的を有効に達成し
た。特に、管継手１の継手本体２の樹脂層５を雌ネジ部
４との間に所定の隙間Ｓを設けて筒状に延伸成型し、該
隙間Ｓに管６の雄ネジ８形成端部７を該端部７の樹脂層
９内周面１４と上記延伸成型の筒状部１０外周面１５が
密封当接ずべく進入可能に構成したから、管継手ｌと管
６の接続状態において、樹脂被覆が施されていない管継
手１と管６のネジ形成部及び管６の端面１６等の露出部
分への管内流体の侵入が確実に阻止され、従って、これ
らの部分を完全に防蝕できる。特に、管継手１に対する
管６のねじ込み深さがテーパネジであるために一定しな
いが、このねじ込み深さに関係なく確実に密封すること
ができる。さらに、管６の端面１６に従来のようなステ
ンレス製のコアを接着する必要がな（なって部品点数を
減少できると共にコアの取付漏れの心配もなく、施工が
容易である。しかも、管６の防蝕樹脂層９が塩化ビニー
ルライニングは勿論のこと、粉体塗装による安価なポリ
エチレンライニングの場合にも対応できる。

また、管内圧力が筒状部１０の内面に作用することで該
筒状部１０外周面１５における密封性がより良好となり
、しかも、管６の端部７には筒状部ＩＯにより管内圧力
が直接作用しないため、該管６と管継手１との接続に悪
影響を受けることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は他の
実施例を示す断面図、第３図はシール部材の他の形状を
示す断面図、第４図と第５図と第６図はさらに他の実施
例を示す断面図である。第７図と第８図は夫々従来例を
示す断面図である。２・・・継手本体、３・・・端部開口、４・・・雌ネジ
部、５．９・・・樹脂層、６・・・管、７・・・端部、
８・・・雄ネジ、１０・・・筒状部、１４・・・内周面
、１５・・・外周面、２２・・・コーキング剤、Ｓ・・
・隙間。特　許　出　願　人　　東尾継手株式会社第７図ｅ第８図

Claims

【特許請求の範囲】１、内面に防蝕樹脂層９を有する管６の雄ネジ８形成端
部７が螺嵌する雌ネジ部４を継手本体２の端部開口３に
有し、かつ該雌ネジ部４を除く継手本体２の内面に防蝕
樹脂層５を有する管継手において、該樹脂層５を上記雌
ネジ部４との間に所定の隙間Ｓを設けて筒状部１０を延
伸成型し、該隙間Ｓに上記管６の雄ネジ８形成端部７が
該端部７の樹脂層９内周面１４と上記筒状部１０外周面
１５の間を密封状として進入可能に構成されたことを特
徴とする管継手。２、隙間Ｓの奥部２１に塑性変形可能なコーキング剤２
２を挿入し、樹脂層９の内周面１４と、筒状部１０の外
周面１５の間に、該コーキング剤２２が圧縮されつつ押
出されてゆく逃げ部２３を形成した特許請求の範囲第１
項記載の管継手。