JP2914700B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2914700B2
JP2914700B2 JP4993090A JP4993090A JP2914700B2 JP 2914700 B2 JP2914700 B2 JP 2914700B2 JP 4993090 A JP4993090 A JP 4993090A JP 4993090 A JP4993090 A JP 4993090A JP 2914700 B2 JP2914700 B2 JP 2914700B2
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勉 祖母井
英樹 影山
秀世 吉川
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、管端防食機能を有するめじ込み式の管継手
に関する。
(従来の技術) 金属管の内周面に合成樹脂層が被覆された内面樹脂被
覆管同士を相互に接続するために使用される管継手とし
て、接続される管の端部の防食機能を有するねじ込み式
の管継手が、例えば、実開昭64−11492号公報等に開示
されている。この管継手は、接続すべき管体の端部が内
部にねじ込まれてねじ結合される筒状の継手本体と、該
継手本体内にねじ込まれる管体の端部内に挿入されるよ
うに設けられた合成樹脂製のスリーブと、該スリーブに
外嵌された環状の弾性シール部材と、を有している。接
続される管体は、継手本体とスリーブとの間に挿入され
て該継手本体の内周面にねじ結合される。管体が継手本
体内へとねじ送りされることにより、順次縮径され、弾
性シール部材が管体の内周面に液密状態で圧着される。
これにより、管体内を流通する液体は、継手本体内に挿
入された管体端部に到達せず、従って外部に漏洩するお
それがなく、さらには、合成樹脂が被覆されていない管
体端面が、確実に防食される。
(発明が解決しようとする課題) このような従来の管継手では、継手本体内に挿入され
る管体と該管体内に挿入される差込み部との間で、弾性
シール部材が十分に圧縮されなければ、シール機能が十
分に発揮されない。しかし、継手本体へ管体の端部をね
じ込む場合に、そのねじ込み量が不足すると、管体が十
分に縮径されず、その結果、弾性シール部材は、十分に
圧縮されない。この場合には、弾性シール部材により管
体端部とスリーブとの間のシール性が損なわれ、管体端
部の防食機能が十分に発揮されず、さらには、液体が外
部に漏洩するおそれがある。また、スリーブが樹脂製で
あれば、管体の端部をねじ込む場合に、該管体の端部が
過度に縮径すれば、スリーブが破損するおそれがある。
内部を流通する液体により、樹脂製のスリーブが変形す
るおそれもある。
本発明は上記従来の問題を解決するものであり、その
目的は、接続される管体のねじ込み量や、該管体の内径
および断面形状のばらつきによる影響を受けることな
く、該管体の端部を安定的に防食し得ると共に、管体が
過度にねじ込まれた場合のスリーブの破損を防止するこ
とができ、さらには、管体内に高温の液体が流通した場
合の管端防食機能の低下を防止し得る管継手を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の管継手は、接続すべき管体の端部外周面に設
けられた雄ねじ部にねじ結合されるように、雌ねじ部が
端部内周面に設けられた円筒状の継手本体と、該継手本
体の雌ねじ部を除く内周面を被覆する防食樹脂層と、一
方の端部に設けられたフランジ部が防食樹脂層内に埋め
込まれて、継手本体における雌ねじ部にねじ結合される
管体の端部内に挿入されるように継手本体の端部内に保
持されたスリーブと、を具備してなてり、そのことによ
り上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本発明の実施例について説明する。
本発明の管継手は、第1図に示すように、例えば、金
属管11の内周面に合成樹脂層12を被覆した管体10(内面
樹脂被覆管)と同様の内面樹脂被覆管とを相互に接続す
るために使用される。該管体10の端部外周面は、管端側
になるに連れて外径が順次減少するテーパー状の雄ねじ
部13になっている。
本発明の管継手は、該管体10が端部にねじ込まれる円
筒状の継手本体20を有する。該継手本体20は、金属にて
構成されており、その端部内周面には、管体10の雄ねじ
部13を螺合するテーパー状の雌ねじ部21が設けられてい
る。該継手本体20における雌ねじ部21の内奥側に隣接す
る内周面には、凹溝22が全周にわたって設けられてい
る。そして、雌ねじ部21を除く継手本体20内周面には、
内径が一定の防食樹脂層30が被覆されている。該防食樹
脂層30の端部は、継手本体20における凹溝22内に嵌入し
た状態になっている。
継手本体20における管体10の端部がねじ込まれる端部
内には、ステンレス鋼等の耐食性に優れた金属材料より
なるスリーブ40が設けられている。該スリーブ40の内周
面は、防食樹脂層30の内周面に連続するように、該防食
樹脂層30の内径と同径になっている。該スリーブ40は、
第2図に示すように、円筒部41と、その一端部に形成さ
れたフランジ部42とを有する。円筒部41の先端部外周面
には凹溝43が設けられており、フランジ部42には、複数
の透孔44が周方向に等しい間隔をおいて設けられてい
る。各透孔44は、周方向に沿った長孔状になっている。
該スリーブ40のフランジ部42は、継手本体20の凹溝22
内周面に被覆された防食樹脂層30における凹溝22内に嵌
入された端部内に埋め込まれている。そして、該スリー
ブ40の円筒部41が、継手本体20の端部内に、その内周面
の雌ねじ部21とは所定の間隙をあけた同心状態になるよ
うに、該スリーブ40全体が支持されている。該防食樹脂
層30内にフランジ部42の半径方向に嵌入したフランジ部
42の各透孔44内には、防食樹脂30の樹脂が充満してい
る。
スリーブ40の円筒部41は、管体10の内径よりも若干小
さい外径とされ、その先端部外周面に設けられた凹溝43
には、環状の弾性シール部材50が挿入されている。該弾
性シール部材50は例えばゴム製であり、円筒部41に外嵌
された管体10の端部内周面に圧着される。
本発明の管継手は、一対の管体10同士を相互に接続す
る場合には、他方の端部も、このような端部構造と同様
にされる。
このような構成の本発明の管継手に管体10を接続する
場合には、継手本体20の雌ねじ部21に管体10の雄ねじ部
13をねじ込む。このねじ込みにより、管体10の端部内に
スリーブ40の円筒部41が挿入され、該円筒部41の凹溝43
内に嵌合された弾性シール部材50が管体10の端部内周面
に圧着される。
このような状態になると、スリーブ40の円筒部41外周
面と管体10内周面との間が、圧縮された弾性シール部材
50にてシールされるために、管体10内を通流する液体
が、スリーブ40の先端部から管体10の端面にまで流入す
るおそれがなく、従って、管体10の端部および継手本体
20の雌ねじ部21に接触するおそれはない。従って、樹脂
にて被覆されていないこれらの部分が腐食するおそれが
ない。また、継手本体20の雌ねじ部21を除く内周面は、
防食樹脂層30にて被覆されているために、確実に防食さ
れる。
継手本体20の端部に管体10をねじ込むに際して、その
ねじ込み量が充分でない場合でも、管体10内周面に弾性
シール部材50が圧着される位置まで管体10がねじ込まれ
れば、継手本体20の雌ねじ部21内周面および管体10の端
面は確実に防食される。管体10の内周側の合成樹脂層12
が均一な厚さで被覆されていなくてその内径がばらつく
場合や、管体10の端部が偏平に変形している場合にも、
管体10の内周面全周に弾性シール部材50が圧着されるた
めに、継手本体20の雌ねじ部21内周面および管体10の端
面に対する防食機能が低下するおそれがない。継手本体
20に管体10が過度にねじ込まれて管体10の端部が縮径し
ても、スリーブ40の円筒部41外周面と管体10内周面との
間に若干の間隙があるために、スリーブ40の円筒部41が
管体10によって締め付けられるおそれがなく、従って、
金属製のスリーブ40が破損するおそれがない。
また、管体10内に温水等の高温の液体が通流されて
も、金属製のスリーブ40が変形するおそれがほとんどな
く、従って、スリーブ40の、円筒部41に嵌合されている
弾性シール部材50が緩むおそれはない。従って、弾性シ
ール部材50によるシール性能が低下するおそれがない。
なお、スリーブ40は、上記実施例では、フランジ付の
円筒体とし、フランジ部42に透孔44を設けた構成として
いるが、このような構成に限るものではなく、例えば、
第3図に示すように、フランジ部42が透孔を有していな
い状態であってもよい。
(発明の効果) 本発明の管継手は、スリーブは、継手本体内周面を被
覆する防食樹脂層内に埋め込まれた状態で保持されてい
るために、接続される管体の端部が変形している場合
や、該管体の内径が均一でない場合等のように、スリー
ブに過度の力が加わっても、スリーブが継手本体から離
脱するおそれがない。しかも、継手本体にねじ込まれた
管体に高温の液体が通流しても、スリーブが軟化して変
形するおそれがないために、管体に通流させる液体の温
度条件にかかわらず優れた管端防食機能が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の管継手の一実施例における要部の断面
図、第2図はスリーブの斜視図、第3図はスリーブの他
の例を示す斜視図である。 10…管体、20…継手本体、30…防食樹脂層、40…スリー
ブ 42…フランジ、44…透孔、50…弾性シール部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続すべき管体の端部外周面に設けられた
    雄ねじ部にねじ結合されるように、雌ねじ部が端部内周
    面に設けられた円筒状の継手本体と、 該継手本体の雌ねじ部を除く内周面を被覆する防食樹脂
    層と、 一方の端部に設けられたフランジ部が防食樹脂層内に埋
    め込まれて、継手本体における雌ねじ部にねじ結合され
    る管体の端部内に挿入されるように継手本体の端部内に
    保持されたスリーブと、 を具備する管継手。
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