JP2866782B2 - 防食管継手 - Google Patents

防食管継手

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厚雄 溝口
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内径が異なる粉体ライ
ニング鋼管と、樹脂ライニング鋼管の二種類のライニン
グ鋼管を水密的に接続して鋼管端部の腐食を確実に防止
できる防食管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に給水管、ガス管等の配管分野で
は、鋼管の内周面をポリエチレン等の粉体樹脂で被覆し
た粉体ライニング鋼管と、鋼管の内周面を塩化ビニル樹
脂等の合成樹脂で被覆した樹脂ライニング鋼管とが使用
されており、実開平2ー119584号公報には内径が
異なる二種類のライニング鋼管を接続できる防食管継手
が提案されている。
【0003】この防食管継手は、金属継手の内周面を被
覆している合成樹脂層から延出して筒状部を設け、該筒
状部の外径を粉体ライニング鋼管の内径と樹脂ライニン
グ鋼管の内径との間の径に設けると共に、筒状部の端部
側外面に断面くさび状の環状ゴムパッキンを装着したも
のであって、内径が大きい粉体ライニング鋼管を接続す
る場合には、管端部内面と筒状部の外面との隙間にくさ
び状のゴムパッキンを入り込ませて接続する。また、内
径が小さい樹脂ライニング鋼管を接続する場合には、管
端部内面で筒状部の外径を縮径させつつ奥部までねじ込
んで管端面と筒状部の外面との間にゴムパッキンを圧着
させて接続するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この防
食管継手は粉体ライニング鋼管を接続したときに管端部
内周面と筒状部の外周面との隙間にくさび状のゴムパッ
キンを入り込ませてシールするだけであるので、充分な
水密性が得られないことがあった。また、この管継手は
筒状部の外径が樹脂ライニング鋼管の内径よりもやや大
きくなっているため、該管継手に樹脂ライニング鋼管を
ねじ込んだとき、管端部が筒状部の先端に衝突して該筒
状部が変形したり、管端部内周面が筒状部の外周面に圧
接したとき該筒状部が過度に縮径して破損する危険性が
あった。
【0005】また、従来から配管ラインの中間水圧テス
トを行なう場合は、管継手に一旦接続したライニング鋼
管を取外してからもう一度接続をやり直しているが、こ
の管継手の場合には最初の接続によってゴムパッキンが
筒状部の奥側に移動しているため、再度ライニング鋼管
をねじ込んだとき、ねじ込みの度合が最初のねじ込みよ
りも浅い場合には、充分な水密性が得られないことがあ
った。
【0006】本発明はかかる課題を解決したものであっ
て、内径が異なる二種類のライニング鋼管を水密的に接
続して鋼管端部の腐食を確実に防止できる防食管継手を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の防食管継手は、
金属継手の内周面を被覆している合成樹脂層から延出し
て筒状部を設け、該筒状部の外径を樹脂ライニング鋼管
の内径とほぼ同径に形成してその外周面にシールリング
を装着したものである。前記シールリングはオレフイン
系エラストマーで形成し、該シールリングの外周面を粉
体ライニング鋼管の内径とほぼ同径に形成すると共に、
その外周面に軸方向に所定間隔をもって複数条の環状突
起を設ける。そして、前記間隙に粉体ライニング鋼管を
嵌挿したとき、その管端部内周面をシールリングの環状
突起に圧接させて接続し、また樹脂ライニング鋼管を嵌
挿したときその管端面と間隙の奥壁との間でシールリン
グを強圧して接続するようになしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成からなるので、管継手の雌ねじに粉
体ライニング鋼管を螺合したとき、その管端部内周面が
筒状部の外周面に装着したシールリングの環状突起と圧
接する。一方、金属継手の雌ねじに樹脂ライニング鋼管
を螺合したとき、その管端面がシールリングと圧接す
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にて詳細に説明
する。図1は本発明の一実施例を示す防食管継手の縦断
面図、図2は防食管継手の要部拡大断面図、図3は防食
管継手に粉体ライニング鋼管を螺合した状態の要部拡大
断面図、図4は防食管継手に樹脂ライニング鋼管を螺合
した状態の要部拡大断面図である。
【0010】図中1は金属継手であって、該金属継手1
の両端部には雌ねじ11が設けられている。この金属継
手1の雌ねじ11を除く継手内周面を塩化ビニル樹脂、
ポリエチレン等の合成樹脂層2で被覆し、該合成樹脂層
2から延出して筒状部21を設ける。そして、この筒状
部21の外周面と雌ねじ11との間に間隙22を設け、
該間隙22に粉体ライニング鋼管M1と樹脂ライニング
鋼管M2を嵌挿できるようにする。
【0011】前記粉体ライニング鋼管M1は鋼管4の内
周面をポリエチレン等の粉体樹脂41で被覆したもので
ある。また、樹脂ライニング鋼管M2は鋼管4の内周面
を塩化ビニル樹脂、ポリエチレン等の合成樹脂42で被
覆したものであって、鋼管4内に合成樹脂管を挿通して
から加熱膨張させて製造したものである。樹脂ライニン
グ鋼管M2の合成樹脂42は粉体ライニング鋼管M1の
粉体樹脂41よりも肉厚となっており、このため樹脂ラ
イニング鋼管M2の内径D2 は粉体ライニング鋼管M1
の内径D1 よりも若干小さくなっている。
【0012】本発明の防食管継手は粉体ライニング鋼管
M1と樹脂ライニング鋼管M2のいずれをも接続できる
ようにしたものであって、筒状部21の外径D0 を樹脂
ライニング鋼管M2の内径D2 とほぼ同径に形成すると
共に、該筒状部21の外周面にオレフイン系エラストマ
ーからなるシールリング3を装着したものである。尚、
シールリング3は筒状部21の外径D0 よりも2〜3%
程度小径に形成したものを拡径して筒状部21の外周面
に装着するとよい。
【0013】前記シールリング3は本体部30の外周面
に軸方向に所定間隔をもって複数条の環状突起31を設
けたものである。本体部30の外周面は間隙22の開口
側から奥に向かって若干径が大きくなるテーパ面に形成
されており、該テーパ面の中間部の外径が粉体ライニン
グ鋼管M1の内径D1 とほぼ同径となっている。また、
それぞれの環状突起31の先端部の外径は粉体ライニン
グ鋼管M1の内径D1より2〜4%程度大きくなるよう
に形成されている。
【0014】尚、図1及び図2にはシールリング3の外
周面に軸方向に対してほぼ等間隔に環状突起31を4本
設けたものを例示したが、接続する粉体ライニング鋼管
M1の径寸法に応じて3本あるいは4本以上設けること
もできる。また、環状突起31はヒレ状等適宜の形状と
することができ、それぞれの環状突起31の高さ寸法は
多少変えてもよい。
【0015】本発明の防食管継手は以上の構成からなる
ものであって、次にこの管継手にライニング鋼管を接続
する手順を説明する。まず、内径が大きい粉体ライニン
グ鋼管M1を接続する場合には、粉体ライニング鋼管M
1の端部に雄ねじを設け、該雄ねじにシールテープを巻
回するか、またはシール剤を塗布してから管継手の雌ね
じ11にねじ込む。すると、粉体ライニング鋼管M1の
管端部が間隙22の奥側に移動し、粉体ライニング鋼管
M1の雄ねじが雌ねじ11と完全に螺合した状態では、
図3に示した如く管端部内周面がシールリング3の環状
突起31と強固に圧接して水密的に接続する。
【0016】また、内径が小さい樹脂ライニング鋼管M
2を接続する場合には、前記と同様にして樹脂ライニン
グ鋼管M2の端部に設けた雄ねじを管継手の雌ねじ11
にねじ込む。すると、樹脂ライニング鋼管M2の管端部
内周面が筒状部21の外周面に当接しつつ間隙22の奥
側に移動し、これと共に筒状部21の外周面に装着した
シールリング3が管端面で押圧されて間隙22の奥側に
移動する。そして、樹脂ライニング鋼管M2の雄ねじが
雌ねじ11と完全に螺合した状態では、図4に示した如
く管端面と間隙22の奥壁との間でシールリング3が強
圧されて水密的に接合する。
【0017】この様にしてライニング鋼管を接続したの
ち、配管ラインの中間水圧テストを行なう場合には、ラ
イニング鋼管を取外してからもう一度接続をやり直すこ
とになる。このとき、本発明の防食管継手は弾性復元性
に優れたオレフイン系エラストマーからなるシールリン
グ3を使用しているので、いずれのライニング鋼管に対
しても水密的に接続することができる。即ち、管継手に
接続したライニング鋼管を取外したときに圧縮変型して
いたシールリング3は元の70%程度まで復元して最初
の状態に戻るため、ねじ込みの度合が最初のねじ込みよ
りも浅い場合でも充分な水密性が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は内径が異な
る粉体ライニング鋼管と、樹脂ライニング鋼管の二種類
のライニング鋼管を水密的に接続することができる。即
ち、内径が大きい粉体ライニング鋼管の場合は、管端部
内周面をシールリングの外周面に設けた環状突起に圧接
させて水密的に接続することができ、内径が小さい樹脂
ライニング鋼管の場合は管端面をシールリングに圧接さ
せて水密的に接続することができる。また、本発明は弾
性復元性に優れたオレフイン系エラストマーからなるシ
ールリングを使用しているので、配管施工のやり直しを
行っても充分な水密性が確保でき、鋼管端部の腐食を防
止して赤水の発生を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を防食管継手の縦断面
図である。
【図2】図2は防食管継手の要部拡大断面図である。
【図3】図3は防食管継手に粉体ライニング鋼管を螺合
した状態の要部拡大断面図である。
【図4】図4は防食管継手に樹脂ライニング鋼管を螺合
した状態の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 金属継手 2 合成樹脂層 3 シールリング 21 筒状部 22 間隙 31 環状突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に雌ねじ(11)を有する金属継手
    (1)の内周面を前記雌ねじ(11)を除いて合成樹脂
    層(2)で被覆し、該合成樹脂層(2)から延出して筒
    状部(21)を設けると共に、該筒状部(21)の外周
    面と前記雌ねじ(11)との間に粉体ライニング鋼管
    (M1)と樹脂ライニング鋼管(M2)を嵌挿できる間
    隙(22)を設け、また筒状部(21)の外径を樹脂ラ
    イニング鋼管(M2)の内径とほぼ同径に形成してその
    外周面にシールリング(3)を装着した防食管継手であ
    って、前記シールリング(3)はオレフイン系エラスト
    マーで形成し、該シールリング(3)の外周面を粉体ラ
    イニング鋼管(M1)の内径とほぼ同径に形成すると共
    にその外周面に軸方向に所定間隔をもって複数条の環状
    突起(31)を設け、前記間隙(22)に粉体ライニン
    グ鋼管(M1)を嵌挿したときその管端部内周面をシー
    ルリング(3)の環状突起(31)に圧接させて接続
    し、また樹脂ライニング鋼管(M2)を嵌挿したときそ
    の管端面と間隙(22)の奥壁との間でシールリング
    (3)を強圧して接続するようになしたことを特徴とす
    る防食管継手。
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